目次
第1 この記事の対象第2 16記事の一覧第3 各問題の概要と重み5の事項1 倒産法2 租税法3 経済法4 知的財産法5 労働法6 環境法7 国際関係法(公法系)8 国際関係法(私法系)第4 16記事に共通する作り方1 評価項目の抽出2 5段階の重み付け3 模範解答と解説第5 重みの分布の比較第6 関連記事第7 出典1 公式資料2 確認状態
第1 この記事の対象
本記事は,令和元年司法試験論文式試験の選択科目8科目・16問について,公開済みの模範解答記事を案内するものである。
対象は,倒産法,租税法,経済法,知的財産法,労働法,環境法,国際関係法(公法系)及び国際関係法(私法系)の各第1問・第2問である。
主要7科目,短答式試験,予備試験及び旧司法試験は含めない。
確認事項内容対象年度・区分令和元年司法試験・論文式試験の選択科目試験実施日令和元年5月15日(選択科目)対象範囲8科目・各2問,計16問集計評価項目394項目,重み5は88項目,重みの合計1577資料の状態16記事はいずれも,出題の趣旨・採点実感から評価項目を抽出した記事として公開されている。各記事の資料の確認範囲は,各記事の第7に示されている。子記事の確認日令和8年10月23日他年度への案内第6の総合索引と他年度の選択科目の一覧を参照。
集計は,16記事の現在の評価表の各行から計算した。
重みは各記事の独自の分析であり,法務省の公式の採点基準・配点・予想得点ではない。
第2 16記事の一覧
科目・問題主な論点評価項目重み5倒産法第1問租税の第三者納付と代位,請負人破産と53条,現存額主義と査定20項目6項目倒産法第2問清算価値保障の基準時,平等原則の例外,計画外事業譲渡と決議29項目6項目租税法第1問低額譲渡の益金・損金,過大退職給与,雑損控除26項目6項目租税法第2問取得費の承継と譲渡所得,低額譲受けの益金,借用概念31項目5項目経済法第1問入札談合の基本合意,Bの離脱,Jの中途参加と終期18項目5項目経済法第2問水平合併の競争制限,問題解消措置,情報遮断24項目4項目知的財産法第1問職務発明と冒認,補償金請求と再警告,国外使用と間接侵害27項目6項目知的財産法第2問仏像の著作物性,絵はがきの譲渡権と消尽,死後の改変31項目7項目労働法第1問普通解雇の効力と予告,経歴詐称と理由の追加・再解雇24項目5項目労働法第2問協約に基づくビラ撤去,協約の解約とチェックオフ中止,支配介入23項目5項目環境法第1問環境基準の設定方法,県の水質対策と上乗せ,市の横出し条例27項目5項目環境法第2問廃棄物の不要物性と委託,有害使用済機器,措置命令と妨害予防26項目5項目国際関係法(公法系)第1問公海の立法・執行管轄権,海賊の私的目的,選択条項の留保19項目5項目国際関係法(公法系)第2問外交的保護,反政府勢力の行為帰属,集団的自衛権23項目6項目国際関係法(私法系)第1問養子縁組の準拠法と国内での実現,隠れた反致,保護条項の範囲20項目6項目国際関係法(私法系)第2問人格権侵害・翻訳権侵害の準拠法,懲罰的賠償判決,直接郵便送達26項目6項目
第3 各問題の概要と重み5の事項
以下の番号は,各記事の現在の公開評価表の通し番号であり,記事ごとに1から始まる。
16記事の評価表に旧IDの併記はないため,番号だけを示す。
各項目の根拠の頁・節及び適用条件の詳しい説明は,各記事の同じ番号の評価表と解説で確認できる。
1 倒産法
(1) 第1問
建設会社Aの破産を素材に,開始前にBが代位弁済した租税の扱い,請負人Aの破産における請負契約の処理,連帯保証人Fの開始前後の弁済と届出を扱う。
設問1はBの権利とXの主張,設問2(1)は管財人Xの契約処理,設問2(2)は解除後の完成費と撤去費に関するCの権利,設問3はFの届出に対する裁判所の判断を問う。
租税の納期限は開始後であり,設問2(1)ではAによる完成が可能で財団に利益があるとされている。
設問2(2)の完成費と撤去費は別契約であり,各設問は独立している。
設問3では開始前後の弁済を分け,査定決定で認める額まで示す。
重み5は6項目である。
番号2:求償権と代位取得する原債権を別の権利として検討する。
番号5:租税の公共的性格を踏まえて代位又は財団性の自説を理由付ける。
番号7:請負人破産にも53条を適用するかを理由付きで検討する。
番号11:完成費1000万円の損害性を未払800万円の負担免除を考慮して検討する。
番号13:撤去費の財団性を肯定する場合は,必要な148条各号の解釈と具体的な当てはめで根拠を示す。
番号19:開始後200万円について全額消滅がないため104条4項の参加制限を適用する。
記事:令和元年司法試験倒産法第1問の模範解答と評価項目―出題の趣旨・採点実感から抽出した20項目と5段階の重み付け
(2) 第2問