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法科大学院

法科大学院の定員割れは何校?令和8年度の大学院別充足率・入試倍率(AI作成)

目次

第1 令和8年度は34校中21校で入学定員を下回った第2 全国34校の定員充足率一覧1 表の見方と計算方法2 国立・公立の法科大学院3 私立の法科大学院第3 定員割れと高い入試倍率が両立する理由1 充足率と競争倍率では分母が違う2 人数表だけで辞退理由や進学先を断定しない第4 全国の充足率と過年度の推移をどう読むか1 人数の充足率と学校数の割合は異なる2 同じ年度の定員と入学者数を併記する第5 定員割れに関するよくある質問1 定員割れの法科大学院なら誰でも入れるか2 同志社大学法科大学院は定員割れしているか3 定員割れと募集停止は同じか4 入学者が前年より減れば定員割れになるか第6 進学先を比べるときに確認したいこと第7 関連記事第8 出典
第1 令和8年度は34校中21校で入学定員を下回った

令和8年度(2026年度)の法科大学院について,文部科学省の学校別資料を集計すると,入学者選抜を実施した34校のうち21校で,入学者数が入学定員を下回っている。
本記事では,この状態を「定員割れ」と呼ぶ。
学校数の割合は約61.8%であり,文部科学省が公表した人数から本記事で計算したものである。

全国の入学定員は2157人,入学者数は2049人であり,人数で計算した入学定員充足率は約95.0%である。
全国の人数比が約95%であることと,半数を超える学校で定員割れが生じていることは両立する。
学校によって定員の大きさが違い,定員を超えて入学者を受け入れた学校もあるためである。

比較の基準は,文部科学省の資料1-4(各法科大学院の令和3年度から令和8年度までの入学者選抜実施状況等)に掲載された令和8年4月1日現在の人数である。
34校は当年度の入学者選抜実施校の数であり,募集停止校まで含む学校数とは区別する。
人数は当年度の入学者数であり,全学年の在籍者数ではない。

第2 全国34校の定員充足率一覧
1 表の見方と計算方法

入学定員充足率は,入学者数を入学定員で割って100を掛けた割合である。
以下の表は同じ文部科学省資料にそろえ,充足率を小数第2位で四捨五入して小数第1位まで示した。
定員割れの判定は丸めた充足率ではなく,元の人数の大小で行っている。

大学独自の公表資料と人数が異なる場合でも,全国比較表の一部だけを大学公表値に差し替えてはいない。
例えば同志社大学の入学者数は,文部科学省資料では74人,大学の2026年度入試結果では73人である。
両者の差の理由を推測で決めず,出典の違いを残す。

2 国立・公立の法科大学院
法科大学院入学定員入学者数充足率定員との関係北海道大学50人46人92.0%未充足東北大学50人52人104.0%超過筑波大学36人35人97.2%未充足千葉大学40人39人97.5%未充足東京大学230人202人87.8%未充足一橋大学85人83人97.6%未充足金沢大学15人18人120.0%超過名古屋大学50人48人96.0%未充足京都大学160人158人98.8%未充足大阪大学80人92人115.0%超過神戸大学80人80人100.0%同数岡山大学24人23人95.8%未充足広島大学20人21人105.0%超過九州大学45人56人124.4%超過琉球大学16人16人100.0%同数東京都立大学40人44人110.0%超過大阪公立大学30人28人93.3%未充足
3 私立の法科大学院
法科大学院入学定員入学者数充足率定員との関係学習院大学30人28人93.3%未充足慶應義塾大学220人201人91.4%未充足上智大学40人26人65.0%未充足専修大学28人22人78.6%未充足創価大学28人17人60.7%未充足中央大学160人122人76.3%未充足日本大学60人34人56.7%未充足法政大学30人39人130.0%超過明治大学40人44人110.0%超過早稲田大学200人214人107.0%超過愛知大学20人19人95.0%未充足南山大学20人19人95.0%未充足同志社大学70人74人105.7%超過立命館大学70人62人88.6%未充足関西大学40人37人92.5%未充足関西学院大学30人33人110.0%超過福岡大学20人17人85.0%未充足

集計すると,定員未充足が21校,定員と同数が2校,定員超過が11校となる。
入学定員の合計2157人と入学者数の合計2049人は,資料の合計欄と一致する。
学校全体の結果であり,この表だけから既修者・未修者それぞれの募集枠の充足状況は判断できない。

第3 定員割れと高い入試倍率が両立する理由
1 充足率と競争倍率では分母が違う

競争倍率は受験者数を合格者数で割った値であり,入学定員充足率は入学者数を入学定員で割った値である。
前者は選抜の受験・合格段階,後者は最終的な入学段階を表している。

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司法試験の合格率を法科大学院別に比較―ランキング・在学中受験・修了者の違い(AI作成)

目次

第1 令和7年の法科大学院別最終合格率1 比較表の対象と計算方法2 合格者数が多い学校との違い第2 在学中受験と修了者を分けて比較する第3 既修者・未修者の実績を見る1 学校全体の率を自分の区分へ読み替えない2 大学院別の既修・未修の比較表第4 大学院別合格率の直近3年の推移第5 数字を進学先の判断に使うときの注意点1 少人数校では人数を先に確認する2 単年度の合格率と累積合格率を混ぜない3 学校の選び方と制度の説明第6 よくある質問1 司法試験の合格率が最も高い法科大学院はどこですか2 合格者数が最も多い法科大学院はどこですか3 在学中受験の合格率が高い学校を選べば有利ですか4 未修者は大学院全体の合格率で学校を選んでよいですか5 単年度と累積の合格率はどちらを見ればよいですか6 明治大学法科大学院の合格率は何%ですか第7 出典と集計の範囲1 集計の範囲2 出典
第1 令和7年の法科大学院別最終合格率

令和7年司法試験の大学院別の最終合格率は,京都大学法科大学院が58.45%(受験者219人,合格者128人)で最も高い。
合格者数が最も多いのは早稲田大学法科大学院の150人であり,合格率の順位と合格者数の順位は異なる。

大学院別の数字を比べるときは,学校名だけでなく,試験年度,受験資格,既修・未修の区分及び元の人数をそろえる必要がある。
本記事では,法務省の令和7年の集計を文部科学省が公開した資料により,学校別の最終結果,修了者・在学中の内訳,既修・未修別の実績及び令和5年から令和7年までの推移を示す。
確認日は令和8年10月31日であり,令和8年司法試験の最終結果は本記事の集計に含めていない。

1 比較表の対象と計算方法

合格率は「最終合格者数÷受験者数×100」で計算した単年度の割合である。
受験者数には途中欠席者を含み,出願者数や短答式試験で必要な成績を得た者の数を分母にはしていない。

原表に記載された44校を掲載した。
そのうち受験者がいる学校は43校,最終合格者がいる学校は36校であり,この44校は現在の入学者募集実施校の一覧を意味しない。
合格者ゼロの学校も省略せず,受験者ゼロの学校の合格率は「―」とした。

順位は本表の最終合格率によるもので,公表値が同じ学校は同順位とし,次の順位はその校数分を飛ばす。
学校名を探す場合は,ブラウザーのページ内検索で「明治大」のように大学の略称を入力されたい。

順位法科大学院受験者数最終合格者数合格率1京都大法科大学院21912858.45%2愛知大法科大学院9555.56%3慶應義塾大法科大学院23611850.00%3東京大法科大学院23211650.00%5一橋大法科大学院1286147.66%6早稲田大法科大学院32515046.15%7東北大法科大学院1134943.36%8神戸大法科大学院1365641.18%9中央大法科大学院1907740.53%10関西学院大法科大学院481735.42%11北海道大法科大学院742635.14%12同志社大法科大学院1204033.33%13九州大法科大学院842630.95%14千葉大法科大学院541629.63%15大阪大法科大学院1684828.57%15名古屋大法科大学院1123228.57%17専修大法科大学院27725.93%18広島大法科大学院37924.32%19金沢大法科大学院22522.73%20福岡大法科大学院31722.58%21日本大法科大学院1042120.19%22岡山大法科大学院46919.57%22上智大法科大学院46919.57%22東京都立大法科大学院921819.57%25明治大法科大学院1112118.92%26筑波大法科大学院681217.65%27関西大法科大学院641117.19%28学習院大法科大学院42716.67%29立命館大法科大学院1402215.71%30創価大法科大学院39615.38%31甲南大法科大学院16212.50%31琉球大法科大学院32412.50%33大阪公立大法科大学院53611.32%34南山大法科大学院19210.53%34法政大法科大学院76810.53%36駒澤大法科大学院3026.67%37近畿大法科大学院400.00%37成蹊大法科大学院100.00%37西南学院大法科大学院200.00%37桐蔭横浜大法科大学院300.00%37北海学園大法科大学院300.00%37横浜国立大法科大学院600.00%37立教大法科大学院300.00%―京都産業大法科大学院00―

出典:令和7年司法試験法科大学院等別合格者数等(合格率順)・文部科学省掲載の資料1-4。

2 合格者数が多い学校との違い

合格率が高いことと,多くの合格者を出していることは,別の特徴である。
令和7年は,早稲田大学150人,京都大学128人,慶應義塾大学118人,東京大学116人の順に合格者数が多い。
合格者数を確認する場合も,受験者数と合格率を併記して比べるのがよい。

出典:令和7年司法試験法科大学院等別合格者数等(合格者数順)・資料1-3。

第2 在学中受験と修了者を分けて比較する

法科大学院全体では,修了者は受験者2013人,合格者441人で21.91%,在学中受験資格者は受験者1352人,合格者712人で52.66%である。
両者を合わせた大学院全体は,受験者3365人,合格者1153人で34.26%となる。

在学中と修了者の数字は,受験資格が異なる集団の比較である。
この差だけでは,在学中に受験することによる教育効果や,同じ人が修了後に受験した場合の合格確率は分からない。

次の表の各欄は「合格者数/受験者数(合格率)」である。
「―」は受験者がゼロであることを示し,受験者がいて合格者がゼロの場合の0.00%と区別した。

法科大学院修了者:合格者/受験者(率)在学中:合格者/受験者(率)京都大法科大学院30/93(32.26%)98/126(77.78%)愛知大法科大学院4/8(50.00%)1/1(100.00%)慶應義塾大法科大学院23/85(27.06%)95/151(62.91%)東京大法科大学院37/119(31.09%)79/113(69.91%)一橋大法科大学院20/57(35.09%)41/71(57.75%)早稲田大法科大学院56/160(35.00%)94/165(56.97%)東北大法科大学院25/84(29.76%)24/29(82.76%)神戸大法科大学院21/70(30.00%)35/66(53.03%)中央大法科大学院18/93(19.35%)59/97(60.82%)関西学院大法科大学院15/45(33.33%)2/3(66.67%)北海道大法科大学院15/39(38.46%)11/35(31.43%)同志社大法科大学院17/67(25.37%)23/53(43.40%)九州大法科大学院13/59(22.03%)13/25(52.00%)千葉大法科大学院10/46(21.74%)6/8(75.00%)大阪大法科大学院15/98(15.31%)33/70(47.14%)名古屋大法科大学院12/64(18.75%)20/48(41.67%)専修大法科大学院6/21(28.57%)1/6(16.67%)広島大法科大学院6/28(21.43%)3/9(33.33%)金沢大法科大学院4/17(23.53%)1/5(20.00%)福岡大法科大学院5/27(18.52%)2/4(50.00%)日本大法科大学院14/79(17.72%)7/25(28.00%)岡山大法科大学院2/22(9.09%)7/24(29.17%)上智大法科大学院2/30(6.67%)7/16(43.75%)東京都立大法科大学院10/67(14.93%)8/25(32.00%)明治大法科大学院15/79(18.99%)6/32(18.75%)筑波大法科大学院4/56(7.14%)8/12(66.67%)関西大法科大学院8/55(14.55%)3/9(33.33%)学習院大法科大学院2/33(6.06%)5/9(55.56%)立命館大法科大学院11/93(11.83%)11/47(23.40%)創価大法科大学院1/23(4.35%)5/16(31.25%)甲南大法科大学院2/16(12.50%)―(受験者0人)琉球大法科大学院3/27(11.11%)1/5(20.00%)大阪公立大法科大学院5/24(20.83%)1/29(3.45%)南山大法科大学院2/17(11.76%)0/2(0.00%)法政大法科大学院6/63(9.52%)2/13(15.38%)駒澤大法科大学院2/27(7.41%)0/3(0.00%)近畿大法科大学院0/4(0.00%)―(受験者0人)成蹊大法科大学院0/1(0.00%)―(受験者0人)西南学院大法科大学院0/2(0.00%)―(受験者0人)桐蔭横浜大法科大学院0/3(0.00%)―(受験者0人)北海学園大法科大学院0/3(0.00%)―(受験者0人)横浜国立大法科大学院0/6(0.00%)―(受験者0人)立教大法科大学院0/3(0.00%)―(受験者0人)京都産業大法科大学院―(受験者0人)―(受験者0人)

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京都大学法科大学院の入試・難易度・学費と司法試験合格率(AI作成)

目次

第1 京都大学法科大学院とは第2 入試の課程・募集人数と出願時の注意1 令和9年度の募集人数2 令和9年度の出願受付は終了している第3 他大学・非法学部・社会人から進学できるか第4 難易度と司法試験合格率の読み方1 入試の難易度と司法試験の成績を分ける2 令和7年の各年別実績第5 学費はいくらか第6 よくある質問1 京都大学には法科大学院がありますか2 京都大学法科大学院のレベルはどのくらいですか3 法科大学院で一番入りやすい大学はどこですか4 京都大学大学院の難易度も同じように判断できますか第7 関連記事第8 出典
第1 京都大学法科大学院とは

京都大学には,法曹養成のための専門職大学院である法科大学院がある。
法学未修者のための3年課程と,法学既修者のための2年課程が設けられている。
この記事では,令和8年(2026年)10月31日に確認した大学の公表資料に基づき,入試,費用及び司法試験実績を整理する。

学部・学科としての法学部への入学と,法科大学院への進学は別である。
また,京都大学の大学院全般の難易度を,法科大学院の入試結果だけで判断することはできない。

第2 入試の課程・募集人数と出願時の注意
1 令和9年度の募集人数

京都大学法科大学院の募集要項案内に掲載された令和9年度募集要項では,募集人員は合計160人である。

課程標準修業年限令和9年度募集人員法学未修者3年35人程度(特別選抜15人程度,一般選抜20人程度)法学既修者2年125人程度

既修者の募集には,3年次生出願枠30人以内及び法曹養成連携協定に基づく5年一貫型教育選抜20人程度が内数として含まれる。
これらを125人に足して募集人員を計算するものではない。

2 令和9年度の出願受付は終了している

令和9年度募集の出願期間は,未修者特別選抜が令和8年7月30日から8月5日,未修者一般選抜及び既修者枠が9月28日から10月5日であり,いずれも最終日午後5時必着とされていた。
令和8年10月31日の確認時点では,これらの出願受付は終了している。

大学は,参考用PDFだけでは出願手続を完了できず,冊子版の募集要項に同封された出願書類一式が必要である旨を案内している。
今後の受験では,前年の情報だけで準備を完結させず,志望する入学年度の募集要項と入試日程を確認する必要がある。

第3 他大学・非法学部・社会人から進学できるか

京都大学以外の大学の出身者も入学している。
大学の令和8年度入学試験結果では,入学者158人の出身大学は,京都大学87人,他大学71人とされている。

同じ資料の社会人は19人,大学資料の「非法学部出身者」(法律学以外の分野を専攻した者)は22人である。
両方に該当する人がいるため,重複を除いた人数は29人であり,19人と22人を単純に足した41人ではない。

未修者課程という区分と,非法学部出身という属性は同じではない。
大学の入試FAQによれば,法学部出身者も未修者一般選抜に出願でき,他学部出身でも独学などで法律学を修得した人は既修者枠に出願できる。
ただし,実際の出願資格は,当該年度の募集要項に照らして確認しなければならない。

未修者特別選抜は,他学部出身者又は社会人を対象とする選抜である。
この区分は学部名だけで決まるものではなく,法学部・法学科の出身者でも,法学以外の科目に重点を置いて学修したと認められる人は含まれ得る。
ここでいう社会人を会社員の職歴だけに限定して考えるのは適切ではなく,大学の定義及び提出資料の条件を確認する必要がある。

第4 難易度と司法試験合格率の読み方

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創価大学法科大学院の令和8年度公的支援―加算評価Eと法曹養成の機能強化構想(AI作成)

目次

第1 審査結果は何を評価しているのか第2 基礎額・加算・配分率の内訳第3 学校が掲げる機能強化構想第4 計画・目標・実績・総合評価を区別する第5 入学者の増減と別の角度から学校を見る第6 関連記事第7 出典
第1 審査結果は何を評価しているのか

創価大学の令和8年度公的支援見直し強化・加算プログラムでは,加算に係る総合評価はEとされた。
この評価は,学校が掲げた機能強化構想と取組の進捗を対象にするものであり,大学全体の教育の優劣を一つの文字で示したものではない。
入学者数だけの評価や,個人の進学先選びの順位に読み替えることも適切でない。

第2 基礎額・加算・配分率の内訳
項目公表値基礎額算定率70%加算率0%配分率70%

資料の配分率は基礎額算定率と加算率を合わせたものである。
加算率だけを見て公的支援全体の有無や,大学が受け取る補助金の総額を判断することはできない。
見直しの対象となる公的支援は,私立大学については,私立大学等経常費補助金の特別補助(法科大学院支援)における専任教員に係る補助額とされており,大学に対する補助金全体ではない(資料表示7頁(PDF8頁)の注記)。
資料には,予算の配分に当たっては予算の範囲内に収まるよう,必要に応じて一律の割合を乗じて加算額を調整する旨も注記されている。

第3 学校が掲げる機能強化構想

法曹コースとの一貫教育,未修者教育,女性法曹の輩出,司法修習との連携,海外大学出身者等に向けた入口という柱が示されている。
法曹コース教員との情報共有や学修カルテ,コンピューターによる文書作成の強化など,具体的な教育方法も構想に含まれる。

これらは提出された構想・取組の説明であり,全ての目標が既に達成されたことを示す記載ではない。

第4 計画・目標・実績・総合評価を区別する

同プログラムは,令和6年度から令和10年度までの構想に,検証できる目標であるKPIを設定して進捗を評価する仕組みであるが,文部科学省は,令和8年度評価(令和9年度予算分)をもって廃止することとしている。
目標値を実績値として紹介したり,個別の取組の記載だけから総合評価の理由を推測したりしないことが重要である。
評価の背景を検討する場合には,対象年度の目標,実績,取組の重要度及び審査上の説明を対応させる必要がある。

第5 入学者の増減と別の角度から学校を見る

入学者が増えた学校でも,設定した目標の達成度が同じように改善したとは限らない。
入学者が減った学校で教育上の取組が評価されることもあり得る。
創価大学についても,入学動向と構想の進捗を別々に確認することで,人数の増減だけでは分からない課題と教育の方向性を検討できる。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省高等教育局専門教育課「法科大学院の機能強化構想について~令和8年度法科大学院公的支援見直し強化・加算プログラム審査結果~」(資料1-12,令和8年3月10日,法科大学院等特別委員会第124回配布資料)(資料表示3~7頁(PDF4~8頁)の仕組み・評価・配分率,創価大学の構想は資料表示46頁(PDF47頁))。

学習院大学法科大学院の令和8年度公的支援―入学者増と加算評価Eをどう読み分けるか(AI作成)

目次

第1 審査結果は何を評価しているのか第2 基礎額・加算・配分率の内訳第3 学校が掲げる機能強化構想第4 計画・目標・実績・総合評価を区別する第5 入学者の増減と別の角度から学校を見る第6 関連記事第7 出典
第1 審査結果は何を評価しているのか

学習院大学の令和8年度公的支援見直し強化・加算プログラムでは,加算に係る総合評価はEとされた。
この評価は,学校が掲げた機能強化構想と取組の進捗を対象にするものであり,大学全体の教育の優劣を一つの文字で示したものではない。
入学者数だけの評価や,個人の進学先選びの順位に読み替えることも適切でない。

第2 基礎額・加算・配分率の内訳
項目公表値基礎額算定率60%加算率0%配分率60%

資料の配分率は基礎額算定率と加算率を合わせたものである。
加算率だけを見て公的支援全体の有無や,大学が受け取る補助金の総額を判断することはできない。
見直しの対象となる公的支援は,私立大学については,私立大学等経常費補助金の特別補助(法科大学院支援)における専任教員に係る補助額とされており,大学に対する補助金全体ではない(資料表示7頁(PDF8頁)の注記)。
資料には,予算の配分に当たっては予算の範囲内に収まるよう,必要に応じて一律の割合を乗じて加算額を調整する旨も注記されている。

第3 学校が掲げる機能強化構想

学部法曹コースとの連携,修了生法曹との連携,1年次未修者コースの教育改善が構想の柱とされる。
学部教育への関与や特設演習,修了生法曹との連携,入学前の準備などが挙げられ,学部段階から修了後までを対象とする構想になっている。

これらは提出された構想・取組の説明であり,全ての目標が既に達成されたことを示す記載ではない。

第4 計画・目標・実績・総合評価を区別する

同プログラムは,令和6年度から令和10年度までの構想に,検証できる目標であるKPIを設定して進捗を評価する仕組みであるが,文部科学省は,令和8年度評価(令和9年度予算分)をもって廃止することとしている。
目標値を実績値として紹介したり,個別の取組の記載だけから総合評価の理由を推測したりしないことが重要である。
評価の背景を検討する場合には,対象年度の目標,実績,取組の重要度及び審査上の説明を対応させる必要がある。

第5 入学者の増減と別の角度から学校を見る

入学者が増えた学校でも,設定した目標の達成度が同じように改善したとは限らない。
入学者が減った学校で教育上の取組が評価されることもあり得る。
学習院大学についても,入学動向と構想の進捗を別々に確認することで,人数の増減だけでは分からない課題と教育の方向性を検討できる。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省高等教育局専門教育課「法科大学院の機能強化構想について~令和8年度法科大学院公的支援見直し強化・加算プログラム審査結果~」(資料1-12,令和8年3月10日,法科大学院等特別委員会第124回配布資料)(資料表示3~7頁(PDF4~8頁)の仕組み・評価・配分率,学習院大学の構想は資料表示38頁(PDF39頁))。

② 文部科学省・各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(資料1-4)(学習院大学の入学者数は令和8年度が28人,令和7年度が20人)。

明治大学法科大学院の令和8年度公的支援―加算評価Aと入学者減を別の軸で読む(AI作成)

目次

第1 審査結果は何を評価しているのか第2 基礎額・加算・配分率の内訳第3 学校が掲げる機能強化構想第4 計画・目標・実績・総合評価を区別する第5 入学者の増減と別の角度から学校を見る第6 関連記事第7 出典
第1 審査結果は何を評価しているのか

明治大学の令和8年度公的支援見直し強化・加算プログラムでは,加算に係る総合評価はAとされた。
この評価は,学校が掲げた機能強化構想と取組の進捗を対象にするものであり,大学全体の教育の優劣を一つの文字で示したものではない。
入学者数だけの評価や,個人の進学先選びの順位に読み替えることも適切でない。

第2 基礎額・加算・配分率の内訳
項目公表値基礎額算定率70%加算率30%配分率100%

資料の配分率は基礎額算定率と加算率を合わせたものである。
加算率だけを見て公的支援全体の有無や,大学が受け取る補助金の総額を判断することはできない。
見直しの対象となる公的支援は,私立大学については,私立大学等経常費補助金の特別補助(法科大学院支援)における専任教員に係る補助額とされており,大学に対する補助金全体ではない(資料表示7頁(PDF8頁)の注記)。
資料には,予算の配分に当たっては予算の範囲内に収まるよう,必要に応じて一律の割合を乗じて加算額を調整する旨も注記されている。

第3 学校が掲げる機能強化構想

協定校法曹コースとの連携,未修者教育の改善,女性法曹の輩出拡大という3つの方向性が示されている。
未修者教育では導入教育,授業動画などのICT支援,教育補助講師,共通到達度確認試験データの活用が挙げられている。

これらは提出された構想・取組の説明であり,全ての目標が既に達成されたことを示す記載ではない。

第4 計画・目標・実績・総合評価を区別する

同プログラムは,令和6年度から令和10年度までの構想に,検証できる目標であるKPIを設定して進捗を評価する仕組みであるが,文部科学省は,令和8年度評価(令和9年度予算分)をもって廃止することとしている。
目標値を実績値として紹介したり,個別の取組の記載だけから総合評価の理由を推測したりしないことが重要である。
評価の背景を検討する場合には,対象年度の目標,実績,取組の重要度及び審査上の説明を対応させる必要がある。

第5 入学者の増減と別の角度から学校を見る

入学者が増えた学校でも,設定した目標の達成度が同じように改善したとは限らない。
入学者が減った学校で教育上の取組が評価されることもあり得る。
明治大学についても,入学動向と構想の進捗を別々に確認することで,人数の増減だけでは分からない課題と教育の方向性を検討できる。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省高等教育局専門教育課「法科大学院の機能強化構想について~令和8年度法科大学院公的支援見直し強化・加算プログラム審査結果~」(資料1-12,令和8年3月10日,法科大学院等特別委員会第124回配布資料)(資料表示3~7頁(PDF4~8頁)の仕組み・評価・配分率,明治大学の構想は資料表示54頁(PDF55頁))。

② 文部科学省・各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(資料1-4)(明治大学の入学者数は令和8年度が44人,令和7年度が58人)。

中央大学法科大学院の令和8年度公的支援―加算評価Eと基礎額算定率90%を分けて読む(AI作成)

目次

第1 審査結果は何を評価しているのか第2 基礎額・加算・配分率の内訳第3 学校が掲げる機能強化構想第4 計画・目標・実績・総合評価を区別する第5 入学者の増減と別の角度から学校を見る第6 関連記事第7 出典
第1 審査結果は何を評価しているのか

中央大学の令和8年度公的支援見直し強化・加算プログラムでは,加算に係る総合評価はEとされた。
この評価は,学校が掲げた機能強化構想と取組の進捗を対象にするものであり,大学全体の教育の優劣を一つの文字で示したものではない。
入学者数だけの評価や,個人の進学先選びの順位に読み替えることも適切でない。

第2 基礎額・加算・配分率の内訳
項目公表値基礎額算定率90%加算率0%配分率90%

資料の配分率は基礎額算定率と加算率を合わせたものである。
加算率だけを見て公的支援全体の有無や,大学が受け取る補助金の総額を判断することはできない。
見直しの対象となる公的支援は,私立大学については,私立大学等経常費補助金の特別補助(法科大学院支援)における専任教員に係る補助額とされており,大学に対する補助金全体ではない(資料表示7頁(PDF8頁)の注記)。
資料には,予算の配分に当たっては予算の範囲内に収まるよう,必要に応じて一律の割合を乗じて加算額を調整する旨も注記されている。

第3 学校が掲げる機能強化構想

正課外の短答演習と,正課内で起案・添削を行う基礎演習を組み合わせ,未修者の知識と答案作成力の双方を育てる構想が記載されている。
中大法曹会との連携による実務研修教育,リカレント教育,アジア等諸外国の法曹養成機関との連携強化も構想の対象に含まれる。

これらは提出された構想・取組の説明であり,全ての目標が既に達成されたことを示す記載ではない。

第4 計画・目標・実績・総合評価を区別する

同プログラムは,令和6年度から令和10年度までの構想に,検証できる目標であるKPIを設定して進捗を評価する仕組みであるが,文部科学省は,令和8年度評価(令和9年度予算分)をもって廃止することとしている。
目標値を実績値として紹介したり,個別の取組の記載だけから総合評価の理由を推測したりしないことが重要である。
評価の背景を検討する場合には,対象年度の目標,実績,取組の重要度及び審査上の説明を対応させる必要がある。

第5 入学者の増減と別の角度から学校を見る

入学者が増えた学校でも,設定した目標の達成度が同じように改善したとは限らない。
入学者が減った学校で教育上の取組が評価されることもあり得る。
中央大学についても,入学動向と構想の進捗を別々に確認することで,人数の増減だけでは分からない課題と教育の方向性を検討できる。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省高等教育局専門教育課「法科大学院の機能強化構想について~令和8年度法科大学院公的支援見直し強化・加算プログラム審査結果~」(資料1-12,令和8年3月10日,法科大学院等特別委員会第124回配布資料)(資料表示3~7頁(PDF4~8頁)の仕組み・評価・配分率,中央大学の構想は資料表示48頁(PDF49頁))。

福岡大学法科大学院の未修者教育―在籍者の96.1%を支える教育課程(AI作成)

目次

第1 在籍者の構成から教育を考える第2 未修者と非法学系出身者は同じではない第3 法律基本7科目を初年度に詰め込まない方針第4 地域の受入れと教育上の狙い第5 教育課程の工夫をどのように評価するか第6 関連記事第7 出典
第1 在籍者の構成から教育を考える

福岡大学の委員会提出資料によると,2026年5月1日現在の在籍学生51人のうち,法学未修者は49人,法学既修者は2人である。
49÷51は約96.1%となり,未修者教育が学校の教育全体に占める位置は大きい。
これは大学が公表した複数学年の在籍者構成であり,2026年度の新入学者だけを表す割合ではない。

第2 未修者と非法学系出身者は同じではない

資料は2026年度入学者を17人とし,社会人の割合を11.8%,非法学系の割合を17.6%としている。
在籍者の未修者割合96.1%とは対象も区分も異なる。
未修者というコースには法学系出身者も含まれ得るため,未修者の多い学校をそのまま他学部出身者だけの学校と表現することはできない。

第3 法律基本7科目を初年度に詰め込まない方針

大学は,未修者の割合が高いことを考慮し,法律基本科目の一部を2年次に配当すると説明している。
憲法,行政法,民法,商法,民事訴訟法,刑法,刑事訴訟法の全てを初年度の課程に組み込む構成とはしていない。
科目を学ぶ順序と時間の配分から,入学者の学修条件に対応しようとする教育設計を読むことができる。

第4 地域の受入れと教育上の狙い

同資料では,在籍学生の約88%が九州・沖縄地区出身者であり,地域に根ざす実務法曹の養成を教育の目的として説明している。
地域出身者の割合は,修了後に同じ地域で活動する法曹の割合を表すものではない。
大学の教育上の狙いと,実際にどの地域でどのような仕事に就いたかという成果を分けて確認する必要がある。

第5 教育課程の工夫をどのように評価するか

科目の配当を変えたことだけで,未修者の理解度や司法試験合格率が改善したと断定することはできない。
進級・修了の状況,学修支援の利用,入学時の学修歴などを併せて検討したい。
小規模校では数人の変化でも割合が大きく動くため,率だけでなく分子・分母と対象年度を示すことが重要である。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 福岡大学法科大学院における法学未修者教育の取組み(福岡大学提出資料)(PDF2~3頁の教育理念・概要,5~6頁の属性,9頁の教育の特色)。

東京大学法科大学院の未修者教育―進級率・修了率と個別の起案指導を読む(AI作成)

目次

第1 未修者教育を複数の段階に分けて見る第2 2025年度の1年次から2年次への進級第3 標準修業年限以内の修了率とは分母が異なる第4 修了生による個別の起案指導第5 課題の指摘と効果の検証を分ける第6 関連記事第7 出典
第1 未修者教育を複数の段階に分けて見る

東京大学大学院の前田健教授は,2026年7月10日の法科大学院等特別委員会に,未修者教育の現状と取組,課題についての資料を提出した。
資料には進級,修了,司法試験の結果が別々に示されている。
題名に「若干の私見」とあるとおり,課題に関する論評は提出者の見解として読む必要がある。

第2 2025年度の1年次から2年次への進級
指標2025年度進級判定対象者数60人進級者数47人原級留置者数13人進級率78.3%

資料の1年次から2年次への進級表では,47÷60が約78.3%となる。
13人は原級留置者として記載されており,退学者13人という意味ではない。
この判定対象60人を,同年度の新入学者数と同一視することもできない。

第3 標準修業年限以内の修了率とは分母が異なる
未修者の入学年度入学者標準修業年限以内修了者資料記載の修了率2022年度57人36人63.2%2023年度53人27人50.9%

この表は入学年度別の追跡であり,ある年度の進級判定対象者を分母にした表ではない。
進級率78.3%と修了率50.9%を掛け合わせて,ある入学年度の修了確率や脱落率を求めることはできない。
標準年限を超えてから修了する可能性もあり,標準年限内の未修了を最終的な中退と同義に扱わない。

第4 修了生による個別の起案指導

提出資料は,法科大学院同窓会と協力し,修了生の実務家・司法修習生・研究者を講師として,未修1年次全員と2年次希望者に個別の起案指導を行う取組を説明している。
2025年度は講師34人を委嘱し,1年次62人(休学中を除く)と2年次27人が指導を受けたとされる。
ここでいう指導対象者の人数も,進級判定対象者数とは別の集計である。

第5 課題の指摘と効果の検証を分ける

資料は,法学特有の思考形式,文書起案の技法,学修歴のばらつき,1年次に法律基本7科目の学修が求められることによる学修時間の制約及び社会人学生の時間的制約を課題として挙げている。
課題に対応する指導の存在は確認できるが,取組が修了率を何ポイント改善したかという因果的な効果まで,この資料から確定することはできない。
入学者の背景,指導の利用状況及びその後の成果を,同じ対象集団について追うことが評価の出発点となる。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 東京大学における未修者教育の現状・取組及び未修者コースの抱える課題についての若干の私見(前田委員提出資料)(PDF1頁の名義,5頁の進級,6頁の修了,9~10頁の指導と課題)。

早稲田大学法科大学院の2027年度選抜―志願増と未修者合格者の構成変化(AI作成)

目次

第1 入学者数が確定する前の選抜結果を読む第2 一般選抜の志願者と合格者の比較第3 未修者合格者が増えても社会人は減っている第4 社会人の定義と,この表にない分母第5 翌年度の受入れを評価するための視点第6 関連記事第7 出典
第1 入学者数が確定する前の選抜結果を読む

早稲田大学は,2026年9月18日の合格者発表のページで,2027年度入学者選抜試験の合格者の概要等(PDF)を示している。
一般選抜の志願者は既修・未修の両方で増えたが,ここで確認できるのは選抜と合格者の集計である。
2027年度の実際の入学者数が増えたと結論付けることはできない。

第2 一般選抜の志願者と合格者の比較
指標2026年度選抜2027年度選抜一般既修・志願者数989人1426人一般未修・志願者数248人367人一般既修・合格者数324人351人一般未修・合格者数40人53人

この表は大学の各年度の合格者概要に掲載された一般選抜区分を比較したものであり,特別選抜を含む学校全体の集計ではない。
既修と未修の数値を足して,重複のない志願者の実人数であると扱うこともしない。

第3 未修者合格者が増えても社会人は減っている
一般未修の合格者の最終経歴2026年度選抜2027年度選抜学部学生21人38人社会人14人9人院生・その他5人6人合計40人53人

未修者合格者全体は13人増えた一方,社会人は5人減少した。
合格者に占める社会人の割合は14÷40で35.0%から,9÷53で約17.0%となる。
割合は小数第2位を四捨五入した。

第4 社会人の定義と,この表にない分母

両年度の資料は,社会人を出願時点で勤務,自営業,主婦・主夫等を通算して2年以上経験した者と定義している。
現在の会社員だけを指す区分とは限らない。
また,この表だけでは社会人の志願者数が分からないため,社会人の合格率や,社会人志願者自体の増減は計算できない。

第5 翌年度の受入れを評価するための視点

志願者の増加,合格者の増加,社会人合格者の減少は別々の変化である。
社会人の進学先としての役割を評価するには,今後の入学手続後の人数や,学修を継続できる環境も確認したい。
当年度の選抜への関心と,実際の入学・修了につながった結果を,時点をそろえて検討する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 2027年度入学者選抜試験 特別選抜(開放型)・一般選抜 合格者発表(2026年9月18日)(大学公表ページ。合格者の概要等のPDFへのリンクを掲載)。

② 2027年度入学者選抜試験・合格者の概要等(PDF1頁・一般選抜と最終経歴,社会人定義)。

③ 2026年度入学者選抜試験・合格者の概要等(PDF1頁・対応する一般選抜と最終経歴,社会人定義)。

福岡大学法科大学院の2026年度入学動向―17人の入学者と未修者中心の受入れ(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 17人の入学者と未修者中心の受入れ第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

福岡大学法科大学院の2026年度入学者は17人であり,前年度は15人であった。
既修者1人は変わらず,未修者が14人から16人へ増えたため,総数では2人増となった。
2026年度の受入れも未修者が中心である。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員20人20人0人志願者数68人97人+29人合格者数27人32人+5人入学者数15人17人+2人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者1人1人0人法学未修者14人16人+2人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 17人の入学者と未修者中心の受入れ

大学の委員会提出資料は,2026年5月1日現在の在籍者51人のうち未修者49人・既修者2人と説明している。
在籍者51人は複数学年の集計であり,当年度入学者17人とは分母が異なる。
未修者教育の方法を検討する際には,この受入れ構成を踏まえつつ,教育の取組と実際の成果も分けて確認したい。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が15÷27で約55.6%,2026年度が17÷32で約53.1%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,17÷20で約85.0%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,福岡大学行,令和8年4月1日現在)。

(続きを読む...)福岡大学法科大学院の2026年度入学動向―17人の入学者と未修者中心の受入れ(AI作成)

関西学院大学法科大学院の2026年度入学動向―未修者の増加と区分の読み分け(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 未修者の増加と区分の読み分け第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

関西学院大学法科大学院の2026年度入学者は33人であり,前年度は31人であった。
既修者20人は維持され,総数の2人増は未修者が11人から13人へ増えたことによる。
2026年度の受入れは,未修者側の変化から確認することができる。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員30人30人0人志願者数435人488人+53人合格者数90人93人+3人入学者数31人33人+2人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者20人20人0人法学未修者11人13人+2人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 未修者の増加と区分の読み分け

文科省の学校別集計では,2026年度入学者33人のうち,法学以外の出身者は2人,社会人は1人とされる。
未修者13人と非法学系出身者2人は別の区分であり,未修者全員を法律の学修経験がない人と表現しない。
区分の定義をそろえることが,他校との比較の前提となる。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が31÷90で約34.4%,2026年度が33÷93で約35.5%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,33÷30で約110.0%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,関西学院大学行,令和8年4月1日現在)。

(続きを読む...)関西学院大学法科大学院の2026年度入学動向―未修者の増加と区分の読み分け(AI作成)

関西大学法科大学院の2026年度入学動向―志願増が入学増につながらなかった年(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 志願増が入学増につながらなかった年第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

関西大学法科大学院の2026年度入学者は37人であり,前年度は49人であった。
既修者が9人,未修者が3人減少し,総数では12人減となった。
志願者は増えているため,最終的な入学者減を志願者の減少で説明することはできない。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員40人40人0人志願者数235人378人+143人合格者数76人72人-4人入学者数49人37人-12人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者34人25人-9人法学未修者15人12人-3人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 志願増が入学増につながらなかった年

大学の2026年度結果も志願378人・合格72人・入学37人を公表し,日程別の入学者をS日程13人・A日程19人・B日程5人と示している。
一方,受験者数は大学345人・文科省326人と異なるため,本記事では受験者数を使う競争倍率の比較を行わない。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が49÷76で約64.5%,2026年度が37÷72で約51.4%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,37÷40で約92.5%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,関西大学行,令和8年4月1日現在)。

② 文部科学省・資料1-5:各法科大学院の令和6年度~令和8年度入学者選抜のうち特別選抜の実施状況(PDF1頁,関西大学の学校全体の入学者数・既修/未修列)。

(続きを読む...)関西大学法科大学院の2026年度入学動向―志願増が入学増につながらなかった年(AI作成)

立命館大学法科大学院の2026年度入学動向―志願増と入学者減を定員から読む(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 志願増と入学者減を定員から読む第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

立命館大学法科大学院の2026年度入学者は62人であり,前年度は83人であった。
入学定員70人に対し,2025年度入学者は83人,2026年度は62人となった。
減少率だけを取り出すより,前年が定員を超えた水準であったことと,今年度は定員を下回ったことを併せて読む必要がある。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員70人70人0人志願者数709人934人+225人合格者数184人146人-38人入学者数83人62人-21人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者63人49人-14人法学未修者20人13人-7人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 志願増と入学者減を定員から読む

志願者数は,文科省表では2026年度934人だが,大学の公表PDFでは933人となっている。
合格者146人・入学者62人は一致しており,本記事の比較表は文科省の値に統一した。
志願者1人の差の理由は未確定であり,合格基準を意図的に厳しくしたとの判断も人数だけからは導けない。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が83÷184で約45.1%,2026年度が62÷146で約42.5%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,62÷70で約88.6%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,立命館大学行,令和8年4月1日現在)。

(続きを読む...)立命館大学法科大学院の2026年度入学動向―志願増と入学者減を定員から読む(AI作成)

同志社大学法科大学院の2026年度入学動向―入学者増と公表数値の違いをどう読むか(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 入学者増と公表数値の違いをどう読むか第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

同志社大学法科大学院の2026年度入学者は74人であり,前年度は63人であった。
以下の比較表は文科省集計に統一している。
一方,確認時点の大学公式2026年度結果は入学者73人(既修55人・未修18人)と掲載しており,文科省の74人(既修56人・未修18人)とは一致しない。
大学ページとの数値の差は第4で確認する。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員70人70人0人志願者数723人768人+45人合格者数152人156人+4人入学者数63人74人+11人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者44人56人+12人法学未修者19人18人-1人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 入学者増と公表数値の違いをどう読むか

大学ページは志願者768人・合格者156人とする点では文科省と一致するが,受験者も大学626人・文科省643人と異なる。
差が生じた理由や訂正の有無は確定していない。
学校別比較では出典と基準日をそろえ,どちらか一方の数値が誤りであると推測で決めないことが大切である。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が63÷152で約41.4%,2026年度が74÷156で約47.4%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,74÷70で約105.7%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

(続きを読む...)同志社大学法科大学院の2026年度入学動向―入学者増と公表数値の違いをどう読むか(AI作成)

愛知大学法科大学院の2026年度入学動向―未修者17人の受入れと他学部出身者の実像(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 未修者17人の受入れと他学部出身者の実像第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

愛知大学法科大学院の2026年度入学者は19人であり,前年度は15人であった。
既修者は2人減り,未修者は6人増えたため,総数は4人増となった。
未修者が受入れの大部分を占めるが,それだけで入学前の専攻や社会経験まで特定されるわけではない。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員20人20人0人志願者数100人128人+28人合格者数35人46人+11人入学者数15人19人+4人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者4人2人-2人法学未修者11人17人+6人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 未修者17人の受入れと他学部出身者の実像

大学の2026年度結果では,入学者19人のうち法学部等の出身者12人,それ以外の出身者7人,社会人3人である。
未修者17人と法学部等以外の7人は同じ集団ではない。
社会人という属性との重複もあり得るため,各区分の人数を足して入学者の実人数を求めない。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が15÷35で約42.9%,2026年度が19÷46で約41.3%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,19÷20で約95.0%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,愛知大学行,令和8年4月1日現在)。

(続きを読む...)愛知大学法科大学院の2026年度入学動向―未修者17人の受入れと他学部出身者の実像(AI作成)

早稲田大学法科大学院の2026年度入学動向―214人への微増と未修者21人への減少(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 214人への微増と未修者21人への減少第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

早稲田大学法科大学院の2026年度入学者は214人であり,前年度は212人であった。
既修者は18人増え,未修者は16人減ったため,総数では2人増となった。
総数の安定の内側でコース構成が動いており,未修者の減少を見落とさないことが重要である。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員200人200人0人志願者数1474人1464人-10人合格者数359人444人+85人入学者数212人214人+2人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者175人193人+18人法学未修者37人21人-16人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 214人への微増と未修者21人への減少

本記事が扱うのは2026年度に実際に入学した集団である。
2026年秋に公表された2027年度選抜の合格者の概要とは段階も年度も異なり,両者をつないで翌年度の入学者が増えたとは書けない。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が212÷359で約59.1%,2026年度が214÷444で約48.2%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,214÷200で約107.0%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,早稲田大学行,令和8年4月1日現在)。

② 文部科学省・資料1-5:各法科大学院の令和6年度~令和8年度入学者選抜のうち特別選抜の実施状況(PDF1頁,早稲田大学の学校全体の入学者数・既修/未修列)。

(続きを読む...)早稲田大学法科大学院の2026年度入学動向―214人への微増と未修者21人への減少(AI作成)

法政大学法科大学院の2026年度入学動向―定員30人に対する39人の受入れとコース構成(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 定員30人に対する39人の受入れとコース構成1 法政大学法科大学院は定員割れしているか2 学校全体の充足率と既修・未修の構成はどう違うか第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

法政大学法科大学院の2026年度入学者は39人であり,前年度は38人であった。
総数は1人増だが,既修者が5人増え,未修者は4人減った。
総数がほぼ同じでも,受け入れるコースの比重は変化している。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員30人30人0人志願者数416人458人+42人合格者数75人62人-13人入学者数38人39人+1人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者23人28人+5人法学未修者15人11人-4人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 定員30人に対する39人の受入れとコース構成
1 法政大学法科大学院は定員割れしているか

令和8年度(2026年度)の法政大学法科大学院は,学校全体では定員割れしていない。
文部科学省の学校別資料では,入学定員30人に対して入学者39人であり,定員充足率は39÷30×100=130.0%となる。
ここでいう定員割れは,当年度の入学者数が入学定員を下回ることを指す。

2 学校全体の充足率と既修・未修の構成はどう違うか

令和8年度の入学者39人の内訳は,法学既修者28人,法学未修者11人である。
大学の2026年度結果でも同じ人数であり,定員は未修者10人・既修者20人,合計30人である。
学校全体の定員充足率だけでは,コース別の人数やその変化までは分からない。
第3の表に示すとおり,令和7年度(2025年度)の既修者23人・未修者15人から,既修者は5人増え,未修者は4人減っている。

この数値から教員の負担や教育効果を直接計測することはできず,教育体制は別の資料で確認する必要がある。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が38÷75で約50.7%,2026年度が39÷62で約62.9%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,39÷30で約130.0%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

(続きを読む...)法政大学法科大学院の2026年度入学動向―定員30人に対する39人の受入れとコース構成(AI作成)

日本大学法科大学院の2026年度入学動向―競争倍率9倍と定員充足率56.7%の読み方(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 競争倍率9倍と定員充足率56.7%の読み方1 日本大学法科大学院は定員割れしているか2 定員割れと競争倍率9倍はなぜ両立するか第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

日本大学法科大学院の2026年度入学者は34人であり,前年度は44人であった。
大学の統計情報でも,2026年度は受験者495人・合格者55人,入学者34人・入学定員60人である。
前者の受験者数を合格者数で割った競争倍率は9倍,後者の入学者数を入学定員で割った充足率は約56.7%となり,2つの指標は異なる問いに答える。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員60人60人0人志願者数447人525人+78人合格者数61人55人-6人入学者数44人34人-10人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者37人23人-14人法学未修者7人11人+4人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 競争倍率9倍と定員充足率56.7%の読み方
1 日本大学法科大学院は定員割れしているか

令和8年度(2026年度)は入学定員60人に対して入学者34人であり,入学者数が入学定員を下回るという意味では定員割れである。
入学定員充足率は約56.7%であるが,この割合から入試の合否や入りやすさを直接判断することはできない。

2 定員割れと競争倍率9倍はなぜ両立するか

競争倍率は受験者495人を合格者55人で割った値であり,充足率は入学者34人を入学定員60人で割った割合である。
比べている段階と分母が異なるため,競争倍率9倍と定員割れは両立する。
また,併願者を含む受験者数と合格者数の比から,個人ごとの合格確率をそのまま求めることはできない。

大学は,既修者として合格した併願者を未修者の合否判定から除くと注記しており,集計方法にも留意したい。

全国の大学院別の状況は,法科大学院の定員割れ・充足率と入試倍率の全国比較で確認できる。
学校全体の充足状況と,自分が受けるコース・選抜方式の結果を分けて比べることが有用である。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が44÷61で約72.1%,2026年度が34÷55で約61.8%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,34÷60で約56.7%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

(続きを読む...)日本大学法科大学院の2026年度入学動向―競争倍率9倍と定員充足率56.7%の読み方(AI作成)

創価大学法科大学院の2026年度入学動向―17人への小幅減と既修・未修の入替わり(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 17人への小幅減と既修・未修の入替わり第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

創価大学法科大学院の2026年度入学者は17人であり,前年度は19人であった。
既修者は4人増え,未修者は6人減った。
総数の2人減だけでは見えにくい受入れ構成の変化があり,既修者の比重が高まっている。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員28人28人0人志願者数47人49人+2人合格者数22人21人-1人入学者数19人17人-2人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者9人13人+4人法学未修者10人4人-6人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 17人への小幅減と既修・未修の入替わり

2025年度は未修者10人が既修者9人を上回っていたが,2026年度は既修者13人・未修者4人となった。
こうした単年の変化を教育方針の恒久的な変更と断定するには,募集方針や複数年の実績を別に確認する必要がある。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が19÷22で約86.4%,2026年度が17÷21で約81.0%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,17÷28で約60.7%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,創価大学行,令和8年4月1日現在)。

② 文部科学省・資料1-5:各法科大学院の令和6年度~令和8年度入学者選抜のうち特別選抜の実施状況(PDF1頁,創価大学の学校全体の入学者数・既修/未修列)。

(続きを読む...)創価大学法科大学院の2026年度入学動向―17人への小幅減と既修・未修の入替わり(AI作成)

専修大学法科大学院の2026年度入学動向―合格者増と入学者減を選抜区分別に読む(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 合格者増と入学者減を選抜区分別に読む第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

専修大学法科大学院の2026年度入学者は22人であり,前年度は25人であった。
合格者数が増える一方,入学者は減少した。
既修者8人は維持されており,総数の3人減は未修者の減少である。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員28人28人0人志願者数427人433人+6人合格者数36人49人+13人入学者数25人22人-3人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者8人8人0人法学未修者17人14人-3人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 合格者増と入学者減を選抜区分別に読む

大学の入試結果は,第一期から第四期までの各期と,スカラシップ入試の早期卒業,5年一貫型教育選抜及び開放型選抜に分かれている。
令和8年度(2026年度入学)の全区分を合計すると,志願者433人,合格者49人,入学者22人となり,文部科学省の学校別集計と一致する。
令和7年度(2025年度入学)も,志願者427人,合格者36人,入学者25人となり,一致する。

スカラシップ入試(早期卒業,5年一貫型教育選抜及び開放型選抜を含む)では,合格者が2025年度の22人から2026年度の25人へ増え,入学者は両年度とも19人である。
一般入試では,合格者が14人から24人へ増え,入学者は6人から3人へ減っている。
学校全体の合格者の13人増は,スカラシップ入試で3人,一般入試で10人であり,入学者の3人減は一般入試の区分で生じている。
これは大学が公表する期別・区分別の表を合計した人数であり,辞退の理由や奨学金の因果的な効果までは表から分からない。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が25÷36で約69.4%,2026年度が22÷49で約44.9%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,22÷28で約78.6%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

(続きを読む...)専修大学法科大学院の2026年度入学動向―合格者増と入学者減を選抜区分別に読む(AI作成)

上智大学法科大学院の2026年度入学動向―未修・既修各20人の定員と実際の構成(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 未修・既修各20人の定員と実際の構成第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

上智大学法科大学院の2026年度入学者は26人であり,前年度は34人であった。
既修者は1人,未修者は7人減った。
8人減の中心は未修者側にあるが,両コースで同じ減少幅が生じたわけではない。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員40人40人0人志願者数244人368人+124人合格者数46人46人0人入学者数34人26人-8人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者15人14人-1人法学未修者19人12人-7人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 未修・既修各20人の定員と実際の構成

大学の基本情報では,標準3年制と短縮2年制の入学定員は各20人,2026年度入学者は各12人・14人である。
コース別定員に対する人数は標準60%・短縮70%となり,学校全体の65%とは異なる。
入学者26人と,複数学年を合わせた在籍者81人も区別して読む。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が34÷46で約73.9%,2026年度が26÷46で約56.5%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,26÷40で約65.0%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,上智大学行,令和8年4月1日現在)。

(続きを読む...)上智大学法科大学院の2026年度入学動向―未修・既修各20人の定員と実際の構成(AI作成)

慶應義塾大学法科大学院の2026年度入学動向―201人への増加と未修者19人への減少(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 201人への増加と未修者19人への減少第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

慶應義塾大学法科大学院の2026年度入学者は201人であり,前年度は164人であった。
既修者は48人増えたが,未修者は11人減った。
両者の差し引きが総数の37人増であり,入学者回復と未修者受入れの変化を別々に評価する必要がある。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員220人220人0人志願者数1411人1524人+113人合格者数315人349人+34人入学者数164人201人+37人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者134人182人+48人法学未修者30人19人-11人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 201人への増加と未修者19人への減少

大学の2026年度結果によると,既修者の入学経路は5年一貫型46人・開放型11人・一般選抜125人で,合計182人となる。
未修者コースの19人と,入学者全体の非法学部出身者13人も別の区分であり,未修者数だけで多様な背景の受入れを代表させない。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が164÷315で約52.1%,2026年度が201÷349で約57.6%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,201÷220で約91.4%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,慶應義塾大学行,令和8年4月1日現在)。

② 文部科学省・資料1-5:各法科大学院の令和6年度~令和8年度入学者選抜のうち特別選抜の実施状況(PDF1頁,慶應義塾大学の学校全体の入学者数・既修/未修列)。

(続きを読む...)慶應義塾大学法科大学院の2026年度入学動向―201人への増加と未修者19人への減少(AI作成)

学習院大学法科大学院の2026年度入学動向―28人への増加を支えた既修者の受入れ(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 28人への増加を支えた既修者の受入れ第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

学習院大学法科大学院の2026年度入学者は28人であり,前年度は20人であった。
既修者が10人増える一方,未修者は2人減り,総数では8人増えた。
総数が増えた学校でも,未修者の入口が同時に広がったとは限らない。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員30人30人0人志願者数153人183人+30人合格者数31人38人+7人入学者数20人28人+8人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者11人21人+10人法学未修者9人7人-2人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 28人への増加を支えた既修者の受入れ

大学の結果表では,一般入試の合格者37人・入学者27人に加え,特別選抜の合格・入学が各1人ある。
一般入試の入学者27人だけを学校全体の入学者数としないことが重要である。
同じ一般入試の単願・併願別表では,合格者が各23人・14人,入学者が各17人・10人と区別されている。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が20÷31で約64.5%,2026年度が28÷38で約73.7%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,28÷30で約93.3%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,学習院大学行,令和8年4月1日現在)。

(続きを読む...)学習院大学法科大学院の2026年度入学動向―28人への増加を支えた既修者の受入れ(AI作成)

大阪公立大学法科大学院の2026年度入学動向―総数の小幅減の内側で増えた未修者(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 総数の小幅減の内側で増えた未修者第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

大阪公立大学法科大学院の2026年度入学者は28人であり,前年度は29人であった。
既修者が19人から16人へ減る一方,未修者は10人から12人へ増えた。
総数の1人減だけを見て両コースの受入れが縮小したと判断することはできない。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員30人30人0人志願者数209人272人+63人合格者数42人46人+4人入学者数29人28人-1人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者19人16人-3人法学未修者10人12人+2人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 総数の小幅減の内側で増えた未修者

本記事の人数は文科省の令和8年4月1日現在の集計による。
資料1-4では,2026年度の入学者28人のうち,社会人は4人,法学以外の出身者は3人である。
未修者12人はこれらを上回るため,法学未修者の全員が社会人又は他学部出身者であるとはいえない。
未修者が増えた事実と,どのような経歴の人が増えたかという問いを分けて追うことが必要である。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が29÷42で約69.0%,2026年度が28÷46で約60.9%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,28÷30で約93.3%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

(続きを読む...)大阪公立大学法科大学院の2026年度入学動向―総数の小幅減の内側で増えた未修者(AI作成)

東京都立大学法科大学院の2026年度入学動向―志願者減の一方で44人へ増えた受入れ(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 志願者減の一方で44人へ増えた受入れ第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

東京都立大学法科大学院の2026年度入学者は44人であり,前年度は38人であった。
既修者が4人,未修者が2人増え,総数では6人増加した。
両コースが増えた点が特徴であり,既修者だけの増加とは異なる動きである。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員40人40人0人志願者数351人307人-44人合格者数69人63人-6人入学者数38人44人+6人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者28人32人+4人法学未修者10人12人+2人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 志願者減の一方で44人へ増えた受入れ

入学定員40人に対して2026年度入学者は44人である。
学校の規模を見る際には,単年度の入学定員と複数学年を合わせた収容定員を区別する。
定員を超えたことだけから教育の質や将来の志願動向を判断することはできない。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が38÷69で約55.1%,2026年度が44÷63で約69.8%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,44÷40で約110.0%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,東京都立大学行,令和8年4月1日現在)。

(続きを読む...)東京都立大学法科大学院の2026年度入学動向―志願者減の一方で44人へ増えた受入れ(AI作成)

琉球大学法科大学院の2026年度入学動向―定員16人の充足と未修者中心の受入れ(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 定員16人の充足と未修者中心の受入れ第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

琉球大学法科大学院の2026年度入学者は16人であり,前年度は15人であった。
総数は1人増だが,既修者は2人減り,未修者は3人増えた。
2026年度は未修者14人・既修者2人であり,総数の充足とコースの比重を併せて読む必要がある。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員16人16人0人志願者数58人82人+24人合格者数17人20人+3人入学者数15人16人+1人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者4人2人-2人法学未修者11人14人+3人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 定員16人の充足と未修者中心の受入れ

文科省集計では入学者16人のうち社会人5人,法学以外の出身者4人とされる。
両属性には重複があり得るため,単純に足して9人の異なる入学者がいるとは判断できない。
この集計は入学者数であり,修了後の進路や活動地域は示していない。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が15÷17で約88.2%,2026年度が16÷20で約80.0%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,16÷16で約100.0%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,琉球大学行,令和8年4月1日現在)。

(続きを読む...)琉球大学法科大学院の2026年度入学動向―定員16人の充足と未修者中心の受入れ(AI作成)

九州大学法科大学院の2026年度入学動向―志願減の年に入学者が56人へ増えた動き(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 志願減の年に入学者が56人へ増えた動き第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

九州大学法科大学院の2026年度入学者は56人であり,前年度は39人であった。
志願者が減る一方,合格者と入学者は増えた。
出願の数と最終的な進学先として選ばれた数は,同じ方向に動くとは限らない。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員45人45人0人志願者数246人233人-13人合格者数63人72人+9人入学者数39人56人+17人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者28人42人+14人法学未修者11人14人+3人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 志願減の年に入学者が56人へ増えた動き

大学公表では一般選抜の入学者が33人から38人,特別選抜が6人から18人へ増えている。
17人増の内訳は一般選抜5人増・特別選抜12人増であり,総数だけでなく経路別の変化も確認できる。
一般選抜だけの属性表を,全入学者の属性表として用いないことも必要である。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が39÷63で約61.9%,2026年度が56÷72で約77.8%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,56÷45で約124.4%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,九州大学行,令和8年4月1日現在)。

(続きを読む...)九州大学法科大学院の2026年度入学動向―志願減の年に入学者が56人へ増えた動き(AI作成)

広島大学法科大学院の2026年度入学動向―21人への増加と法曹コース修了者の広がり(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 21人への増加と法曹コース修了者の広がり第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

広島大学法科大学院の2026年度入学者は21人であり,前年度は17人であった。
未修者は4人で変わらず,総数の4人増は既修者が13人から17人へ増えたことによる。
既修者の受入れと,学部段階からの法曹養成との関係が着目点となる。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員20人20人0人志願者数116人146人+30人合格者数27人32人+5人入学者数17人21人+4人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者13人17人+4人法学未修者4人4人0人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 21人への増加と法曹コース修了者の広がり

大学公表では,認定連携法曹基礎課程を修了して入学した者は2025年度3人から2026年度10人へ増えた。
一方,2026年度の法曹コース特別選抜による入学者は5年一貫型3人・開放型0人である。
修了歴10人と特別選抜3人を混同すると,一般選抜を含む受入れの実像を見誤る。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が17÷27で約63.0%,2026年度が21÷32で約65.6%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,21÷20で約105.0%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,広島大学行,令和8年4月1日現在)。

(続きを読む...)広島大学法科大学院の2026年度入学動向―21人への増加と法曹コース修了者の広がり(AI作成)

岡山大学法科大学院の2026年度入学動向―23人の受入れを選抜方式とコースから読む(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 23人の受入れを選抜方式とコースから読む第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

岡山大学法科大学院の2026年度入学者は23人であり,前年度は29人であった。
既修者が3人,未修者も3人減り,総数は6人減少した。
志願者は増えているため,入学者減少を出願段階の人数減少と同じ出来事として扱うことはできない。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員24人24人0人志願者数121人150人+29人合格者数41人27人-14人入学者数29人23人-6人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者18人15人-3人法学未修者11人8人-3人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 23人の受入れを選抜方式とコースから読む

大学の2026年度選抜結果では,法曹コース特別入試(法学既修者入試)の入学者は8人,法学既修者15人のうち協定先法曹コース修了者は9人とされる。
選抜方式を経由した人数と,教育課程の修了歴による人数は別であり,一般入試での入学者を含み得る後者を特別入試の人数に読み替えない。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が29÷41で約70.7%,2026年度が23÷27で約85.2%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,23÷24で約95.8%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,岡山大学行,令和8年4月1日現在)。

② 文部科学省・資料1-5:各法科大学院の令和6年度~令和8年度入学者選抜のうち特別選抜の実施状況(PDF1頁,岡山大学の学校全体の入学者数・既修/未修列)。

(続きを読む...)岡山大学法科大学院の2026年度入学動向―23人の受入れを選抜方式とコースから読む(AI作成)

神戸大学法科大学院の2026年度入学動向―定員80人に達した入学者の構成(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 定員80人に達した入学者の構成第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

神戸大学法科大学院の2026年度入学者は80人であり,前年度は68人であった。
既修者が54人から65人へ,未修者が14人から15人へ増えた。
12人の増加のうち11人が既修者側にあり,両コースの増加幅は大きく異なる。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員80人80人0人志願者数729人662人-67人合格者数145人159人+14人入学者数68人80人+12人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者54人65人+11人法学未修者14人15人+1人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 定員80人に達した入学者の構成

入学定員は両年度とも80人である。
2026年度は人数が定員と一致するが,これだけで個人ごとの進学理由や,受験生の評価が変わった理由まで明らかになるわけではない。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が68÷145で約46.9%,2026年度が80÷159で約50.3%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,80÷80で約100.0%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,神戸大学行,令和8年4月1日現在)。

② 文部科学省・資料1-5:各法科大学院の令和6年度~令和8年度入学者選抜のうち特別選抜の実施状況(PDF1頁,神戸大学の学校全体の入学者数・既修/未修列)。

(続きを読む...)神戸大学法科大学院の2026年度入学動向―定員80人に達した入学者の構成(AI作成)

大阪大学法科大学院の2026年度入学動向―92人の入学者の選抜経路別の内訳(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 92人の入学者の選抜経路別の内訳第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

大阪大学法科大学院の2026年度入学者は92人であり,前年度は82人であった。
既修者は16人増え,未修者は6人減少した。
総数の10人増を,両コースの受入れが同じように広がった結果と説明するのは適切でない。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員80人80人0人志願者数660人788人+128人合格者数185人184人-1人入学者数82人92人+10人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者52人68人+16人法学未修者30人24人-6人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 92人の入学者の選抜経路別の内訳

大学の選抜実施状況によると,2026年度入学者は一般選抜の未修12人・既修56人,法曹コース5年一貫型11人・開放型1人,社会人等7人,グローバル法曹5人である。
選抜経路の「社会人等」と,全入学者の属性として公表される社会人10人は別の集計であり,同一視しない。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が82÷185で約44.3%,2026年度が92÷184で約50.0%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,92÷80で約115.0%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,大阪大学行,令和8年4月1日現在)。

② 文部科学省・資料1-5:各法科大学院の令和6年度~令和8年度入学者選抜のうち特別選抜の実施状況(PDF1頁,大阪大学の学校全体の入学者数・既修/未修列)。

(続きを読む...)大阪大学法科大学院の2026年度入学動向―92人の入学者の選抜経路別の内訳(AI作成)

京都大学法科大学院の2026年度入学動向―既修者128人の維持と未修者の小幅減(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 法学以外の出身者の増加とコース区分第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

京都大学法科大学院の2026年度入学者は158人であり,前年度は160人であった。
既修者は128人で変わらず,総数の2人減は未修者が32人から30人へ減ったことによる。
入学者数が大きく動かない学校でも,内訳を見ることで変化の場所を確認できる。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員160人160人0人志願者数627人577人-50人合格者数201人201人0人入学者数160人158人-2人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

京都大学法科大学院が公表した令和8年度入学試験結果では,入学手続者は160人とされているが,その後に辞退した2人を含む旨の注記がある。
出身大学の内訳も京都大学87人,他大学71人の合計158人である。
したがって,入学手続者160人と,この記事で扱う実際の入学者158人は,集計の段階が異なる数字として区別する必要がある。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者128人128人0人法学未修者32人30人-2人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 法学以外の出身者の増加とコース区分

文科省の学校別集計では,法学以外の出身者は2025年度16人から2026年度22人へ増えている。
未修者が減った年にも非法学系の出身者が増える場合があり,コース区分を出身学部の区分で置き換えることはできない。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が160÷201で約79.6%,2026年度が158÷201で約78.6%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,158÷160で約98.8%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

(続きを読む...)京都大学法科大学院の2026年度入学動向―既修者128人の維持と未修者の小幅減(AI作成)

金沢大学法科大学院の2026年度入学動向―18人への増加を支えた未修者の受入れ(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 18人への増加を支えた未修者の受入れ第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

金沢大学法科大学院の2026年度入学者は18人であり,前年度は13人であった。
総数の5人増のうち,未修者の増加が4人を占める。
既修者も1人増えているが,今回の増加を読み解く中心は未修者側にある。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員15人15人0人志願者数58人96人+38人合格者数25人30人+5人入学者数13人18人+5人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者7人8人+1人法学未修者6人10人+4人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 18人への増加を支えた未修者の受入れ

大学の2026年度結果では,標準コース(人数は文部科学省の未修者10人と一致する)10人の出身学部は法学9人・理系1人である。
学校全体の社会人は3人,法学以外の出身者は2人であり,未修者10人全員が大学で法律を学んでいない人という意味ではない。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が13÷25で約52.0%,2026年度が18÷30で約60.0%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,18÷15で約120.0%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,金沢大学行,令和8年4月1日現在)。

② 文部科学省・資料1-5:各法科大学院の令和6年度~令和8年度入学者選抜のうち特別選抜の実施状況(PDF1頁,金沢大学の学校全体の入学者数・既修/未修列)。

(続きを読む...)金沢大学法科大学院の2026年度入学動向―18人への増加を支えた未修者の受入れ(AI作成)

一橋大学法科大学院の2026年度入学動向―未修者の減少と未修者内の社会人の増加(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 未修者の減少と未修者内の社会人の増加第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

一橋大学法科大学院の2026年度入学者は83人であり,前年度は86人であった。
既修者は1人増え,未修者は4人減少したため,学校全体では3人減となった。
総数の減少を両コースに共通する動きとして説明することはできない。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員85人85人0人志願者数324人345人+21人合格者数97人93人-4人入学者数86人83人-3人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者68人69人+1人法学未修者18人14人-4人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 未修者の減少と未修者内の社会人の増加

大学の「法科大学院について」のページによると,未修者のうち社会人は2025年度2人から2026年度5人へ増えている。
未修者総数が18人から14人へ減ったことと,その内部で社会人が増えたことは両立する。
学校全体の社会人は10人から7人へ減っており,集団を切り替えずに比較することが重要である。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が86÷97で約88.7%,2026年度が83÷93で約89.2%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,83÷85で約97.6%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,一橋大学行,令和8年4月1日現在)。

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東京大学法科大学院の2026年度入学動向―202人への減少を既修・未修から読む(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 202人への減少を既修・未修から読む第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

東京大学法科大学院の2026年度入学者は202人であり,前年度は216人であった。
既修者が11人減り,未修者が3人減った結果,総数は14人減少した。
未修者だけでなく既修者側でも減少しており,学校全体の変化と各コースの変化を併せて見る必要がある。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員230人230人0人志願者数1184人1012人-172人合格者数304人300人-4人入学者数216人202人-14人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者158人147人-11人法学未修者58人55人-3人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 202人への減少を既修・未修から読む

前田健教授の委員会提出資料も,2026年度入学者を既修147人・未修55人と記載する。
入学時の受入れ規模と,入学後の進級・修了・司法試験の成果は別の集団・時点の指標である。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が216÷304で約71.1%,2026年度が202÷300で約67.3%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,202÷230で約87.8%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,東京大学行,令和8年4月1日現在)。

② 文部科学省・資料1-5:各法科大学院の令和6年度~令和8年度入学者選抜のうち特別選抜の実施状況(PDF1頁,東京大学の学校全体の入学者数・既修/未修列)。

(続きを読む...)東京大学法科大学院の2026年度入学動向―202人への減少を既修・未修から読む(AI作成)

千葉大学法科大学院の2026年度入学動向―未修者20人が既修者19人を上回った年(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 未修者20人が既修者19人を上回った年第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

千葉大学法科大学院の2026年度入学者は39人であり,前年度は40人であった。
総数の減少は1人だが,既修者は4人減り,未修者は3人増えた。
2026年度は未修者が既修者を1人上回り,総数の横ばいに近い動きの内側で構成が入れ替わっている。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員40人40人0人志願者数264人359人+95人合格者数65人60人-5人入学者数40人39人-1人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者23人19人-4人法学未修者17人20人+3人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 未修者20人が既修者19人を上回った年

大学の年度別入学等状況も,2026年度を未修者20人・既修者19人,2025年度を未修者17人・既修者23人としている。
未修者の増加を非法学部出身者の増加と同じ意味で捉えず,学修歴とコースを分けて読む必要がある。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が40÷65で約61.5%,2026年度が39÷60で約65.0%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,39÷40で約97.5%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,千葉大学行,令和8年4月1日現在)。

② 文部科学省・資料1-5:各法科大学院の令和6年度~令和8年度入学者選抜のうち特別選抜の実施状況(PDF1頁,千葉大学の学校全体の入学者数・既修/未修列)。

(続きを読む...)千葉大学法科大学院の2026年度入学動向―未修者20人が既修者19人を上回った年(AI作成)

東北大学法科大学院の2026年度入学動向―仙台・東京の2会場と入学者52人(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 仙台・東京の2会場と入学者52人第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

東北大学法科大学院の2026年度入学者は52人であり,前年度は49人であった。
志願者と合格者が減っても,実際の入学者は増えている。
未修者は13人で変わらず,総数の3人増は既修者の増加である。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員50人50人0人志願者数470人427人-43人合格者数98人79人-19人入学者数49人52人+3人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者36人39人+3人法学未修者13人13人0人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 仙台・東京の2会場と入学者52人

大学の2026年度結果概要では,出願者427人を仙台会場236人,東京会場191人に分けている。
東京で受験できる入口はあるが,会場別出願者数は入学者の出身地や,修了後に活動する地域を示すものではない。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が49÷98で約50.0%,2026年度が52÷79で約65.8%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,52÷50で約104.0%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,東北大学行,令和8年4月1日現在)。

② 文部科学省・資料1-5:各法科大学院の令和6年度~令和8年度入学者選抜のうち特別選抜の実施状況(PDF1頁,東北大学の学校全体の入学者数・既修/未修列)。

(続きを読む...)東北大学法科大学院の2026年度入学動向―仙台・東京の2会場と入学者52人(AI作成)

北海道大学法科大学院の2026年度入学動向―46人への小幅増と未修者の変化(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 46人への小幅増と未修者の変化第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

北海道大学法科大学院の2026年度入学者は46人であり,前年度は45人であった。
総数が1人増える一方で,既修者は3人増え,未修者は2人減った。
北海道大学の受入れが一様に拡大したと捉えるより,コースの構成が変わった点に注目したい。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員50人50人0人志願者数230人308人+78人合格者数63人66人+3人入学者数45人46人+1人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者31人34人+3人法学未修者14人12人-2人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 46人への小幅増と未修者の変化

大学の学生状況ページは,2026年度入学者46人のうち,他学部出身者又は社会人経験者を9人と公表している。
この「又は」の区分は,両方の属性を持つ人を含む集合であり,別々の属性の人数を単純に足したものとは限らない。
なお,文部科学省の資料1-4は,2026年度入学者46人のうち社会人を8人,法学以外の学部の出身者を7人と掲げるが,大学ページの9人とは区分の定義が異なり得るため,両者を足したり引いたりして比べることはしない。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が45÷63で約71.4%,2026年度が46÷66で約69.7%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,46÷50で約92.0%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,北海道大学行,令和8年4月1日現在)。

(続きを読む...)北海道大学法科大学院の2026年度入学動向―46人への小幅増と未修者の変化(AI作成)

南山大学法科大学院の入学者数の推移―4人から19人への回復と直近の動向(AI作成)

目次

第1 2026年度は19人,前年と同じ人数である第2 複数年で見る入学者数の変化第3 2025年度と2026年度の比較1 入学者数は同じでも志願者・受験者は増えた2 定員に対する入学者数は95%である第4 回復の事実と,その理由・成果を区別する1 人数表だけで回復の原因は断定できない2 入学者の回復と教育成果は別の指標である第5 南山大学の動向をどう捉えるか第6 関連記事第7 出典
第1 2026年度は19人,前年と同じ人数である

南山大学法科大学院の2026年度入学者は19人で,前年と同じである。
ただし,複数年の推移を見ると,2022年度の4人から2023年度12人,2024年度16人へ増え,2025年度と2026年度は19人となっている。

本記事では,南山大学法務研究科が公表する過去の入試状況を用い,人数の回復と直近年度の動きを分けて確認する。
対象は年度ごとの入学者選抜の結果であり,在籍者全体や司法試験の受験者・合格者の人数ではない。

第2 複数年で見る入学者数の変化
入学年度入学定員志願者数合格者数入学者数2021年度20人37人16人9人2022年度20人35人14人4人2023年度20人51人20人12人2024年度20人81人26人16人2025年度20人96人34人19人2026年度20人116人38人19人

上表の期間では,入学定員は20人で変わっていない。
2022年度から2026年度までの入学者増加は,定員の拡大によるものではない。

他方,2021年度の9人から2022年度の4人へは減少している。
したがって,長期間を一括して毎年増加と表現することは適切でない。
2022年度の低い水準から回復し,直近2年度は19人を維持した,という読み方が公表表に対応している。

第3 2025年度と2026年度の比較
1 入学者数は同じでも志願者・受験者は増えた
項目2025年度2026年度増減志願者数96人116人+20人受験者数74人91人+17人合格者数34人38人+4人入学者数19人19人0人大学公表の競争倍率2.18倍2.39倍+0.21倍

志願者数は約20.8%増え,受験者数と合格者数も増えている。
その一方,最終的な入学者数は変わっていない。
前年比の入学者数だけでは,選抜の入口から合格までの変化を捉え切れない。

大学は競争倍率を受験者数÷合格者数と定義し,既修者コースと標準修業コースを併願して既修者コースに合格した人を,標準修業コースの受験者数に含めない旨を注記している。
倍率は,大学が示したこの集計方法に沿って読む必要がある。

2 定員に対する入学者数は95%である

2026年度の入学者19人は,定員20人の95%である。
2022年度の4人は同じ定員の20%であり,その時点との比較では受入れ人数が大きく回復している。

もっとも,1学年20人規模では,入学者1人の違いが定員に対する割合を5ポイント動かす。
割合だけで大きな増減と評価せず,人数と併せて示すことが有用である。

第4 回復の事実と,その理由・成果を区別する
1 人数表だけで回復の原因は断定できない

公表された入試状況から確認できるのは,年度ごとの人数と倍率の推移である。
特定の教育改革,奨学金,入試日程又は他大学からの進学が回復をもたらしたとする因果関係までは,この表だけで特定できない。

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筑波大学法科大学院の2026年度入学者―平均41歳の構成と社会人の受入れ(AI作成)

目次

第1 35人の入学者を人数と属性から見る第2 未修者コースと出身学部は別の区分である1 コース別の入学者2 出身学部別の入学者第3 平均年齢と職種別の構成1 平均年齢41.0歳の意味2 職種別の構成第4 大学が求める人材像との関係第5 社会人が進学先を検討する際の読み方第6 関連記事第7 出典
第1 35人の入学者を人数と属性から見る

筑波大学法科大学院の2026年度入学者は35人であり,平均年齢は41.0歳である。
非法学部出身者は21人で,入学者の60%を占める。
入学者数の規模だけでなく,どのような人が学ぶ場なのかを確認することが,学校の特徴を理解する手掛かりになる。

本記事の人数と属性は,大学公表の令和8年度入学者状況一覧による。
人数は令和8年4月1日現在,平均年齢も同日を基準とした数値である。
2027年度向けの募集要項や,別年度の在籍者全体の統計とは区別して読む必要がある。

第2 未修者コースと出身学部は別の区分である
1 コース別の入学者
コース2026年度入学者法学既修者10人法学未修者25人合計35人

未修者コースの入学者は,25÷35で約71.4%である。
割合は小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。
未修者コースが入学者の多数を占めている。

2 出身学部別の入学者
出身学部の区分人数入学者に占める割合法学部出身者14人40%非法学部出身者21人60%合計35人100%

未修者コースの25人と,非法学部出身者の21人は,同じ人数ではない。
コース別集計と出身学部別集計を同一視せず,それぞれの表が何を数えているかを確認する必要がある。
公表されたこの2つの合計表だけから,個々の入学者のコースと出身学部の組合せまでは復元できない。

第3 平均年齢と職種別の構成
1 平均年齢41.0歳の意味

平均年齢41.0歳は,35人の集団の平均を示す数値である。
入学者全員が41歳前後であることや,最多の年齢層,年齢の中央値を示すものではない。
平均値だけから,年齢別の合格しやすさを計算することもできない。

この数値は,大学卒業直後の学生だけを想定して法科大学院を説明することでは捉えにくい入学者構成を示している。
社会経験を持つ人の進学先として検討する際に,参考になる情報である。

2 職種別の構成
大学公表の職種区分人数会社員24人公務員(団体職員等含む)8人その他3人合計35人

大学の公表表では,会社員24人,公務員(団体職員等含む)8人,その他3人という構成になっている。
その他という区分を無職と読み替えたり,この表から在学中の全員の勤務形態や就業継続を推定したりすることはできない。

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名古屋大学法科大学院の2026年度入学者―10人減の内訳と未修者の動向(AI作成)

目次

第1 入学者減少の内訳を確認する第2 既修者40人は維持され,未修者が減った第3 定員と実際の入学者数を分ける第4 未修者の人数から分かることと分からないこと1 未修者と他学部出身者は同じ区分ではない2 減少の原因や教育成果までは特定できない第5 名古屋大学の動向を捉える視点第6 関連記事第7 出典
第1 入学者減少の内訳を確認する

名古屋大学法科大学院の入学者は,2025年度の58人から2026年度の48人へ減少した。
既修者の入学者は両年度とも40人であり,未修者が18人から8人へ減っている。
総数の減少10人は,既修・未修の区分ではすべて未修者側の減少である。

本記事では,文部科学省の各法科大学院の令和6年度~令和8年度入学者選抜のうち特別選抜の実施状況の入学者数欄を用いる。
同資料は特別選抜の実施状況を扱うが,冒頭の入学者数欄には学校全体の既修・未修別人数が掲載されている。
ここでいう48人は特別選抜だけの入学者数ではない。

第2 既修者40人は維持され,未修者が減った
区分2025年度2026年度増減法学既修者40人40人0人法学未修者18人8人-10人合計58人48人-10人

既修者と未修者をまとめた総数だけを見ると,両コースで同じように受入れ人数が減ったように受け取るおそれがある。
しかし,この2年度間の人数表が示す変化は,未修者の入学者数の減少に集中している。

入学者全体に占める未修者の割合は,2025年度が18÷58で約31.0%,2026年度が8÷48で約16.7%である。
割合は小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。
人数だけでなく,入学者の構成も変化している。

第3 定員と実際の入学者数を分ける

文部科学省の各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等では,名古屋大学の入学定員は両年度とも50人である。
2026年度の入学者48人は,この定員の96%に当たる。
前年の58人は,定員を上回っていた。

そのため,前年比10人減という事実を,そのまま定員に対する10人の不足と読み替えることはできない。
また,学校全体の充足率が定員に近いことだけで,未修者側の構成変化が小さいともいえない。
総数とコース別内訳は,異なる面を示している。

第4 未修者の人数から分かることと分からないこと
1 未修者と他学部出身者は同じ区分ではない

名古屋大学の2026年度入試案内では,未修者コースと既修者コースを分けて募集し,社会人・他学部出身者を対象とする特別選抜も案内している。
コースの区分と,社会経験・出身学部という属性の区分は分けて確認する必要がある。

未修者の入学者が減ったという人数だけから,社会人や法学部以外の出身者の入学者も同じ人数だけ減ったと結論付けることはできない。
第3の文部科学省の資料では,入学者のうち社会人は10人から19人へ,法学以外の出身者は8人から9人へ,それぞれ増えている。
名古屋大学の2026年度及び2025年度の入学選抜試験のページでは,未修者のうち社会人は5人から1人へ,非法学部出身者は4人から2人へ減っている。
なお,同ページの社会人の総数は9人から14人とされており,文部科学省の資料の人数と一致しない理由は確認できなかった。

(続きを読む...)名古屋大学法科大学院の2026年度入学者―10人減の内訳と未修者の動向(AI作成)

明治大学法科大学院の2026年度入試―志願増・入学者減と既修・未修の変化(AI作成)

目次

第1 志願者増と入学者減が併存した年度第2 志願・合格・入学の3段階を分ける第3 既修者は減り,未修者は増えた第4 辞退増だけでは説明できないこと1 合格者数に対する入学者数の割合2 入学者減少と定員充足は異なる第5 進学先として確認したいこと第6 関連記事第7 出典
第1 志願者増と入学者減が併存した年度

明治大学法科大学院の2026年度入試では,志願者数が前年の689人から986人へ増えた一方,入学者数は58人から44人へ減少した。
ただし,コース別に見ると,既修者の入学者は減り,未修者の入学者は増えている。

本記事は,明治大学が2026年5月に発行した法科大学院の2027年度ガイドブックの入学者選抜データを用い,2025年度と2026年度を比較する。
案内冊子の年度と,そこに収録された入試結果の年度は区別する必要がある。
主な参照箇所は冊子30頁~31頁に当たるPDF16頁の見開きである。

第2 志願・合格・入学の3段階を分ける
項目2025年度2026年度増減志願者数689人986人+297人合格者数168人123人-45人入学者数58人44人-14人

総数は,冊子の既修者コースと未修者コースの各欄を合計したものであり,併願者の重複の有無は冊子からは分からない。
志願者数は約43.1%増え,入学者数は約24.1%減っている。
増減率は前年の人数を分母とし,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

志願者が増えたからといって,合格者や入学者も必ず増えるわけではない。
逆に,入学者が減ったという理由だけで,出願段階の関心も低下したと説明することもできない。
この年度は,入口の志願者数と最終的な入学者数が逆方向に動いている。

第3 既修者は減り,未修者は増えた
区分志願者数・2025→2026年度合格者数・2025→2026年度入学者数・2025→2026年度既修者493→673人139→96人48→29人未修者196→313人29→27人10→15人

既修者の入学者は19人減り,未修者は5人増えたため,合計では14人の減少となる。
総数の減少を両コースに一律に当てはめると,未修者側の増加を見落とす。

未修者は,合格者数が29人から27人へ減った一方,入学者数は10人から15人へ増えている。
同じ人数表でも,合格段階までの変化と,実際に入学した人数の変化は別々に捉える必要がある。

なお,冊子の入学者選抜データには,5年一貫型特別選抜入試の人数を含む旨の注記がある。
既修者欄の数値を,一般選抜だけの実績として紹介しないことが必要である。

第4 辞退増だけでは説明できないこと
1 合格者数に対する入学者数の割合

公表合格者数に対する入学者数の割合を計算すると,2025年度は58÷168で約34.5%,2026年度は44÷123で約35.8%である。
合計値で見る限り,この割合は低下していない。
コース別では,既修者が48÷139で約34.5%から29÷96で約30.2%へ低下し,未修者が10÷29で約34.5%から15÷27で約55.6%へ上昇している。

既修者では割合が低下しているものの,合格者数自体も139人から96人へ減っており,入学者減少を単に合格者の辞退増で説明することはできない。
コースごとの入学者の構成が変化したことも併せて確認する必要がある。

(続きを読む...)明治大学法科大学院の2026年度入試―志願増・入学者減と既修・未修の変化(AI作成)

中央大学法科大学院の2026年度入試―出願増と入学者減をどう読むか(AI作成)

目次

第1 出願者が増えても入学者は増えなかった第2 募集人数・出願・合格・入学の変化1 募集人数は両年度とも160人である2 合格者数に対する入学者数の割合も低下した第3 減少の中心は既修者である第4 人数だけで大学の評価や受験生の行動を断定しない1 合格者の減少と合格基準の変更は同じではない2 入学者数と教育成果は別に確認する第5 2026年度の数字から読み取れること第6 関連記事第7 出典
第1 出願者が増えても入学者は増えなかった

中央大学法科大学院の2026年度入学者は122人であり,2025年度の150人から28人減少した。
一方,出願者数は1309人から1380人へ増えている。
入学者の減少を,出願段階の関心の低下と同じ意味で受け止めることはできない。

本記事では,中央大学が公表した両年度の入学者選抜結果を比較し,募集人数,出願者数,合格者数及び実際の入学者数を分けて読む。
対象は2026年4月入学の選抜結果であり,2026年に実施する翌年度向けの入試や,同年の司法試験結果を示すものではない。
出典は,中央大学の入学者選抜データ及び2025年度入学者選抜結果である。

第2 募集人数・出願・合格・入学の変化
1 募集人数は両年度とも160人である
項目2025年度2026年度増減募集人数160人160人0人出願者数1309人1380人+71人合格者数474人432人-42人入学者数150人122人-28人

募集人数が同じである以上,この2年度間の入学者減少を募集人数の削減で説明することはできない。
出願者数が増えた一方,公表合格者数と入学者数は減っており,選抜の各段階で動きが異なっている。

2 合格者数に対する入学者数の割合も低下した

公表合格者数に対する入学者数の割合を計算すると,2025年度は150÷474で約31.6%,2026年度は122÷432で約28.2%である。
割合は小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。
募集人数に対する入学者数の割合も,同じ計算方法では約93.8%から約76.3%へ低下している。

これらは公表人数を用いた比較指標であり,個々の受験生が合格又は入学する確率を示すものではない。
また,合格後に入学しなかった人の進学先や理由までは,この集計から分からない。

第3 減少の中心は既修者である
コース2025年度の入学者2026年度の入学者増減法学既修者127人101人-26人法学未修者23人21人-2人合計150人122人-28人

総数の減少28人のうち26人は,既修者コースの減少である。
両コースが同じ程度に縮小したわけではない。

既修者の出願者数は1067人から1173人へ増え,合格者数は416人から385人へ,入学者数は127人から101人へ減っている。
未修者では,出願者数が242人から207人へ,合格者数が58人から47人へ,入学者数が23人から21人へ減っている。
既修者と未修者では,出願段階から異なる動きが生じている。

第4 人数だけで大学の評価や受験生の行動を断定しない
1 合格者の減少と合格基準の変更は同じではない

合格者数が減ったという事実だけでは,大学が合格基準を変更したことや,意図的に選抜を厳しくしたことまでは分からない。
入試方式,受験者の構成,答案の成績等が関係し得るが,個別の事情を人数表だけで特定することはできない。

(続きを読む...)中央大学法科大学院の2026年度入試―出願増と入学者減をどう読むか(AI作成)

法科大学院の学費はいくらか―2年・3年の総額,奨学金及び授業料後払い制度(AI作成)

目次

第1 学費の総額に含まれるもの1 初年度と修了までの総額2 調査の総額と生活費を分ける第2 2年・3年の学費総額の例1 文部科学省の令和8年度調査の掲載額2 年額80万4000円の授業料を例にした計算第3 授業料減免と奨学金の確認方法1 給付・貸与・減免を分ける2 入学時だけでなく継続条件も見る第4 JASSOの授業料後払い制度1 授業料が無料になる制度ではない2 支援対象授業料の上限と自己資金3 申込条件と生活費奨学金第5 自分の費用を見積もる順序第6 よくある質問1 国公立の法科大学院なら全て同じ学費ですか2 未修者コースは既修者コースよりいくら高くなりますか3 授業料後払い制度だけで全ての学費を賄えますか第7 関連記事と出典

法科大学院の費用は,授業料だけでなく,入学料,施設費等の諸経費と,修了までの生活費を合わせて考える必要がある。
一般に既修者コースは2年,未修者コースは3年であるため,同じ学校でも修了までの学費総額は異なる。
本記事では,文部科学省の令和8年度調査に掲載された費用の例と,JASSOの授業料後払い制度を整理する。

第1 学費の総額に含まれるもの
1 初年度と修了までの総額

文部科学省の「授業料,入学料その他の徴収する費用」は,令和8年4月1日現在の調査であり,初年度経費,既修者コース2年,未修者コース3年の修了までの経費を分けて示している。
各区分には,入学料,授業料,施設整備費その他諸経費の欄がある。
授業料の年額に年数を掛けるだけでは,入学料や諸経費を含む総額にならない。
また,減免制度の適用,出身大学や住所に応じた特例などにより,実際の負担が変わる場合がある。

2 調査の総額と生活費を分ける

調査に掲載された学校納付金の総額だけで,進学に必要な資金が全て分かるわけではない。
住居費,食費,通学費,教材費,転居費,試験の受験費用及び就業を減らすことによる収入減も,自分の生活条件に応じて見積もる。
留年,休学,長期履修等の扱いは,学校の規程と費用の説明を確認する。

第2 2年・3年の学費総額の例
1 文部科学省の令和8年度調査の掲載額

次の表は,各校の費用を一律の条件に補正したランキングではなく,文部科学省の調査の主表に掲載された合計額の例である。
初年度欄も同じ主表の値を示し,年度や免除条件の異なる別シートの数字は混ぜていない。

大学初年度既修2年の総額未修3年の総額東京大学1,086,000円1,890,000円2,694,000円大阪大学1,086,000円1,890,000円2,694,000円神戸大学1,086,000円1,890,000円2,694,000円東京都立大学945,000円1,608,000円2,271,000円学習院大学1,451,200円2,752,400円4,053,600円中央大学1,600,000円2,600,000円3,600,000円早稲田大学1,573,000円3,141,000円4,709,000円

原資料の備考には,出身大学,住所,選抜区分等に関する特例や,保険料等の追加説明がある。
支払額を確定するときは,各校の志望年度の学費案内と募集要項を優先して照合する必要がある。
上表の数字は令和9年度以降の学費を保証するものではない。

2 年額80万4000円の授業料を例にした計算

入学料28万2000円,授業料年額80万4000円を,2年又は3年とも同額で納める場合,入学料と授業料の合計は2年で189万円,3年で269万4000円となる。
これは28万2000円+80万4000円×年数という計算であり,東京大学,大阪大学,神戸大学の調査掲載額とも対応する。
全ての国公立大学がこの費用であるという意味ではなく,諸経費や特例がある学校は別途確認する。
未修者コースを比較する際は,授業料1年分の差だけでなく,生活費と収入減の1年分も考える必要がある。

第3 授業料減免と奨学金の確認方法
1 給付・貸与・減免を分ける

奨学金という名称でも,返還が不要な給付と,返還が必要な貸与では性質が異なる。

(続きを読む...)法科大学院の学費はいくらか―2年・3年の総額,奨学金及び授業料後払い制度(AI作成)

法科大学院の選び方―全国一覧,入試倍率・司法試験合格率及び未修者支援の比較(AI作成)

目次

第1 比較するときにそろえる六つの条件第2 令和8年度の法科大学院一覧1 国立・公立・私立の一覧2 関西で進学先を探す場合第3 入試倍率の読み方1 志願倍率と競争倍率を分ける2 どの選抜を比べているか第4 司法試験合格率の読み方1 単年と累積,在学中と修了者を分ける2 入学からの見通しには修了率も必要第5 未修者・社会人が確認したい学修支援1 支援の名称だけでなく利用条件を見る2 働きながら学べるかは時間割で確認する第6 よくある質問1 一番入りやすい法科大学院はどこですか2 法科大学院のレベルは何で比較できますか3 名門の法科大学院はどこですか第7 関連記事と主な出典

法科大学院を選ぶときは,入試の競争,入学後の学修,司法試験への準備,費用と通学の条件を分けて比べることが大切である。
「入りやすい」「名門」といった評価だけでは,自分が修了まで学び続けられるかを判断できない。
本記事では,文部科学省の令和8年度資料に基づく全国一覧と,進学先を比較するための確認項目を示す。

第1 比較するときにそろえる六つの条件
比較する項目確認する内容入試志望年度,既修・未修,選抜区分,試験科目,受験者・合格者学修授業時間,予習・復習,演習,進級・修了認定未修者支援入学前学修,基礎教育,個別指導,起案指導,学修相談司法試験単年・累積,在学中・修了者,既修・未修,対象人数費用初年度,修了までの総額,減免の条件と継続要件,生活費進路・環境学びたい分野,地域,通学,キャリア支援,仕事との両立

文部科学省のパンフレットも,司法試験合格率だけでなく,カリキュラム,学修環境,経済的支援やキャリア支援など,多様な観点から学校を選ぶことを案内している。
以下の確認項目は,公表資料を読む際の整理方法であり,各校の教育効果を独自に順位付けしたものではない。

第2 令和8年度の法科大学院一覧
1 国立・公立・私立の一覧

文部科学省の「法科大学院の設置状況(令和8年度)」は,令和8年4月1日現在,入学者選抜実施校を国立15校,公立2校,私立17校の計34校とし,入学定員を合計2157人と示している。
その一覧に基づく大学名は次のとおりである。

区分大学名国立15校北海道,東北,千葉,筑波,東京,一橋,金沢,名古屋,京都,大阪,神戸,岡山,広島,九州,琉球公立2校東京都立,大阪公立私立17校学習院,慶應義塾,上智,専修,創価,中央,日本,法政,明治,早稲田,愛知,南山,同志社,立命館,関西,関西学院,福岡

原資料には,これらとは別に入学定員が「-」と表示された駒澤大学も記載されている。
この一覧は原資料の入学者選抜実施校の分類に合わせたものであり,学校の設置歴や募集停止校を含む歴史的な全校一覧ではない。
令和9年度以降に出願する場合は,次年度の募集実施,募集人数及び選抜区分を各校で確認する。

2 関西で進学先を探す場合

上記の一覧のうち,京都・大阪・兵庫に所在する大学として,京都,大阪,大阪公立,神戸,同志社,立命館,関西,関西学院がある。
名称や所在地だけでなく,実際に授業を受けるキャンパス,時間割,通学時間及び転居の要否を比べる。
未修者・既修者の募集区分や,授業時間に関する条件は大学ごとに確認する必要がある。

第3 入試倍率の読み方
1 志願倍率と競争倍率を分ける

志願者数を募集人数で割る倍率と,受験者数を合格者数で割る競争倍率は,同じ数字ではない。
たとえば,受験者100人,合格者50人なら競争倍率は2.0倍となるが,これは説明用の計算例であり,特定の学校の実績ではない。
文部科学省の令和8年度調査には,募集人数,志願者数,受験者数,合格者数及び入学者数が掲載されており,元の人数に戻って比較できる。
合格者数と実際の入学者数も,入学辞退などによって異なる。

2 どの選抜を比べているか

同じ大学でも,既修者・未修者,一般選抜・特別選抜で,応募条件と受験者の構成が異なる。
大学全体の倍率を,自分が受験する選抜区分の倍率と読み替えてはいけない。
過去の倍率が低いことから,次年度も容易に合格できるとはいえない。

(続きを読む...)法科大学院の選び方―全国一覧,入試倍率・司法試験合格率及び未修者支援の比較(AI作成)

法科大学院とは―既修・未修,入試,学費及び司法試験・予備試験との違い(AI作成)

目次

第1 法科大学院で何を学ぶか1 法学部・研究大学院との違い2 既修者と未修者の違い第2 法科大学院に入るには1 募集要項から確認すること2 法曹コースとの関係第3 司法試験・予備試験との違い1 法科大学院ルートの受験資格2 予備試験ルートとの比較3 司法試験合格後の流れ第4 学費と進学先をどう考えるか1 学費は修了までの総額で確認する2 合格率だけで進学先を決めない第5 よくある質問1 法科大学院は難しいですか2 法学部以外の出身者や社会人でも進学できますか3 法科大学院を修了すれば弁護士になれますか第6 主な出典

法科大学院は,裁判官・検察官・弁護士を目指す人が,法律の理論と実務を体系的に学ぶ専門職大学院である。
一般に法学既修者コースは2年,法学未修者コースは3年であり,修了時の学位は法務博士(専門職)である。
進学を考えるときは,入試に合格できるかに加え,修了までの学修,司法試験の受験資格,学費と生活費を一緒に確認する必要がある。

第1 法科大学院で何を学ぶか
1 法学部・研究大学院との違い

法学部が学部段階の教育を行うのに対し,法科大学院は法曹養成のための専門職大学院である。
法律基本科目だけでなく,法律実務基礎科目や展開・先端科目などを学び,事例に即して問題を分析し,法的な議論を組み立てる力を養う。
文部科学省の案内は,少人数での双方向・多方向の授業,理論と実務の架橋,実務家教員による教育などを特徴として挙げている。
法務博士(専門職)の取得と司法試験合格は別であり,修了だけで弁護士資格を取得するわけではない。

2 既修者と未修者の違い
項目法学既修者コース法学未修者コース標準的な年限2年3年学び始める位置一定の法律知識を有すると認められることを前提とする法律の基礎から学ぶ出身学部との関係法学部卒という肩書だけで認定が決まるものではない法学部以外の出身者だけを意味するものではない出願時の確認既修者認定の方法,法律科目,選抜区分小論文・面接等の選抜方法,入学前学修,基礎教育

既修者・未修者の区分と,法学部出身・他学部出身・社会人という属性を混同しないことが大切である。
各校の募集要項により,出願資格,既修者認定の方法及び選抜内容を確認する。
未修者の進級・修了・司法試験合格率については,法学未修者の司法試験合格率と未修者教育で資料の対象を分けて説明している。

第2 法科大学院に入るには
1 募集要項から確認すること

入学者選抜の方法は法科大学院や選抜区分によって異なる。
大学卒業等の出願資格,出願期間,必要書類,法律科目・小論文・面接等の内容,合格後の入学手続期限を,志望年度の募集要項で確認する。
一般選抜と法曹コースに関連する特別選抜の条件も分けて読む必要がある。
前年の募集要項や入試結果は準備の参考になるが,次年度の出願条件そのものとは限らない。

例えば,京都大学法科大学院では,課程別の募集人数や選抜区分が公式募集要項に示されている。
他大学出身者や非法学部出身者の進学実績,学費及び司法試験の数字を検討する際も,入試年度と集計対象をそろえて確認する必要がある。
具体例は,京都大学法科大学院の入試・難易度・学費と司法試験合格率(AI作成)に整理している。

2 法曹コースとの関係

法曹コースは,大学の学部段階と法科大学院の教育を連携させる仕組みである。
文部科学省の案内でいう「3+2」は,学部の早期卒業と既修者コース2年を組み合わせる進路を表す。
法曹コースへの所属だけで司法試験受験資格を取得したり,法科大学院への入学が保証されたりするものではない。
進学先との連携関係,特別選抜の対象,早期卒業や既修者認定の条件を確認する。

(続きを読む...)法科大学院とは―既修・未修,入試,学費及び司法試験・予備試験との違い(AI作成)

司法試験の作問・採点と法科大学院教育―考査委員の回想を制度資料で読む(AI作成)

目次第1 回想と制度資料を区別して読む第2 試験が評価するのは知識とその応用である第3 作問と採点方針の共有から学べること第4 大々問の見直しと分野横断の思考力1 回想だけで変更の時期を確定しない2 意見の相違と正式な日程決定を分ける3 形式の変更と学習の目標は別である第5 採点方針と得点調整を混同しない1 評価区分は点数の機械的な割当てではない2 評価内容の共有と統計処理は役割が違う3 最低ラインと通知得点にも区別が必要である第6 公表資料と内部採点基準とAIの予想第7 事例演習を実務の文書作成へつなげる第8 考査委員の教育活動と守秘・公正第9 CBT化と法的能力の評価第10 確認範囲と出典
第1 回想と制度資料を区別して読む

司法試験の作問・採点を理解するには,考査委員経験者の回想から実際の工夫を学び,制度の一般則は法令と司法試験委員会等の公表資料で確かめる必要がある。
本記事は,立命館法学2025年5・6号に掲載された松岡久和教授オーラルヒストリーのうち,学習,法科大学院教育及び司法試験に関する部分を,令和8年10月4日に確認した制度資料と照合したものである。

回想は,当時の経験や認識を知る一次的な証言である。ただし,委員会の正式決定,現在の全科目に共通する手順,又は制度変更の効果を測定した資料とは性質が異なる。
また,同教授の大学での成績評価の説明と,司法試験答案の採点区分は別の制度である。前者の割合を後者へ転用してはならない。

確認する対象適した根拠読み方の注意試験の目的・能力の評価司法試験法,委員会決定等施行時点と適用年度を確認する。過去の作問・採点の経験回想,公表されたヒアリング記録発言者の経験と制度全体の事実を分ける。特定問題の評価・配点当該年度の公式資料公表された説明から内部基準の全文を推定しない。学習・研修への応用根拠を踏まえた学習上の提案公式の採点基準又は効果の実証として扱わない。

司法試験考査委員とは,司法試験法15条に基づき,問題の作成,採点及び合格者の判定を担当する者である。
考査委員は,司法試験委員会の推薦に基づき,法務大臣が試験ごとに任命する。
7人の委員から成る司法試験委員会と,個々の考査委員は区別される。

委員会の役割,委員長・委員の名簿及び考査委員名簿への入口は,司法試験委員会とは―メンバー・委員長,考査委員との違いと問い合わせ先(AI作成)を参照されたい。
本記事は,その制度上の区別を前提に,回想から分かる経験と現在の公表資料の内容を読み分けるものである。

第2 試験が評価するのは知識とその応用である

司法試験法1条及び3条は,法曹に必要な学識と応用能力の判定を試験の目的とする。短答式では専門的法律知識と法的推論,論文式では専門的学識と法的な分析・構成・論述の能力を判定する。
同法3条4項は,知識の有無の判定に偏らず,理論的かつ実践的な理解力,思考力及び判断力等にも意を用いるよう求めている。同法1条3項は,法科大学院教育及び司法修習との有機的連携を定める。

したがって,暗記した論点名を列挙することと,事実を選び,法的な問題を構成し,理由を付して結論へ進むことは区別すべきである。ただし,応用を重視することは,基本的な条文や判例を知らなくてもよいという意味ではない。
平成30年8月3日決定「司法試験の方式・内容等の在り方について」も,長文の事例によって過度に事務処理能力を求めるのではなく,事例解析,法令の解釈・適用,論理的な思考及び論述等を試す方針を示している。

こうした評価の考え方は,新司法試験の開始前に既に制度として設計されていた。
平成15年12月11日の新司法試験実施に係る研究調査会報告書は,論文式について,比較的長文の具体的な事例を出題し,法的な分析,構成及び論述の能力を試すことを中心とした。
採点についても,形式的に多くの論点に触れているか否かではなく,問題点を的確に抽出・分析し,法の解釈・適用を論理的かつ適切に行っているかを判定し,全体的な論理的構成力及び文章表現力等を総合的に評価するとしている。

同報告書は,採点評価基準の設定や採点方針会議により考査委員間で答案評価の考え方を統一する方策,考査委員間の採点格差の偏差値等による調整,1通の答案を複数の考査委員が採点する方式及び選択科目間の難易度格差の調整も提案した。
第3で紹介する回想は,こうした制度設計を背景とする実施段階の経験談として読むと位置付けやすい。
ただし,同報告書は試験開始前の制度設計であり,現在の日程,科目又は配点の根拠ではない。
「最終報告(案)」との違いを含む報告書の内容は,新司法試験実施に係る研究調査会報告書とはで整理している。

受験資格,受験期間及び合格後の流れは,司法試験とは―受験資格,5年間の受験期間,試験科目,合格判定及び合格後の流れを参照されたい。

第3 作問と採点方針の共有から学べること

回想の710~713頁では,問題案の選択と修正,採点基準案の準備,答案を試しに採点して方針を調整する経験が語られている。約100頁に及ぶ基準案や20通程度の試し採点の話は,その経験の具体性を示すものである。
しかし,この頁数や通数を,現在のすべての問題に義務付けられた手順として扱うことはできない。複数の答案を見て評価の意味をすり合わせるという発想と,毎年の具体的な実施手順を分けて読む必要がある。

法律事務所の研修に応用するなら,答案や起案を評価する前に,①課題が求める成果物,②欠けると法的経路が成立しない事項,③複数の構成や結論を認める範囲,④事実評価と理由付けの水準を共有するとよい。

(続きを読む...)司法試験の作問・採点と法科大学院教育―考査委員の回想を制度資料で読む(AI作成)

令和8年度法曹コースの実態調査-42コース・74協定,進学者数の読み方と実務家教育(AI作成)

目次第1 本記事の資料と読み方第2 42コース・74協定の意味第3 登録から法科大学院進学まで第4 実務家が関わる教育第5 進路相談・教育企画での使い方第6 未確認事項と関連記事第7 出典
第1 本記事の資料と読み方

文部科学省は,令和8年9月29日の法科大学院等特別委員会第125回に,資料1-1「令和8年度法曹コースの実態調査」を配付した。
本記事は,同調査と同回議事録を基に,法曹コースの仕組み,人数の読み方及び実務家教育を整理する。
初稿の資料確認日は令和8年9月30日であり,第125回議事録を踏まえた追記の確認日は同年10月24日である。

調査の対象は42大学であり,基準日は令和8年5月1日である。
ただし,各表には令和7年度の実績,令和8年度の進学者数及び過年度との比較が混在する。
議事録の三木係長の説明によれば,教育の工夫や学生の様子等の自由記述は,過年度回答を累積し,今年度の回答を追記したものである。
数値も事例も,すべて令和8年度に新たに生じた実績と扱わない。
調査は個別大学の募集要項・選抜基準の代わりにはならない。

第2 42コース・74協定の意味

資料1-1によれば,令和8年4月1日現在,法曹コースは42コース,法曹養成連携協定は74件である。コース数と協定件数は異なる単位である。自大学に法科大学院がない大学のコースは10,地方大学枠の対象となるコースは7と記載されている(同資料PDF2頁,6~10頁)。

したがって「法曹コースがある」ことから,自大学の法科大学院への進学や,特定の法科大学院への入学が保証されるとはいえない。志望者は,所属学部がどの法科大学院と協定を結び,どの選抜方式が適用されるかを,各大学の当該年度の公式資料で確認する必要がある。

第3 登録から法科大学院進学まで

文部科学省の法曹コースの案内は,学部3年と法科大学院既修者課程2年を組み合わせる「3+2」を基本的な経路として紹介している。
法曹コースに入れば必ず3年で学部を卒業できるわけではなく,早期卒業の要件を満たさず4年で卒業する場合もある。
コースへの登録,早期卒業,特別選抜への出願・合格,法科大学院への進学・修了及び司法試験合格は,それぞれ別の段階である。

5年一貫型の特別選抜と開放型の特別選抜では選考方法が異なる。
5年一貫型では学部成績等を重視し,法律科目の論文式試験を課さない仕組みが示されているが,入学の無条件の保証ではない。
出願資格,早期卒業との関係,選考方法及び一般選抜等の選択肢を,志望先の当該年度の募集要項で確認する必要がある。

資料1-1の在籍数は概数であり,登録制でないコースでは希望者数等による回答が含まれる。
また,法科大学院進学者数は学部が把握した人数で,実際の進学者数と異なる可能性があると注記されている(同資料PDF9頁)。
学年別在籍者数と進学者数をそのまま割って「進学率」又は「離脱率」を算出すると,母集団と時点の違いを無視することになる。

集計表の相互関係にも注意が必要である。
PDF9頁の令和7年度修了者の3年次306人・4年次501人を合計すると807人になる一方,PDF20頁の合計欄は3年次305人・4年次514人で計819人,PDF13頁の同年度の修了者数も819人である。
この差が生じる理由は同資料と議事録から確定できないため,一方を正しい総数と決めたり,異なる表の数値を組み合わせて進学率を算出したりしない。

進路相談では,①登録の条件,②3年早期卒業の要件,③協定先と特別選抜の出願資格・選考方法,④学費・奨学金と通学・転居費用,⑤進路変更時の選択肢を,志望先ごとに確認するのが実務的である。調査の自由記述には,経済面,厳格な早期卒業基準,進学後の学修状況のフィードバックに関する課題も記録されている(同資料PDF50頁,55~56頁)。これは回答校の報告であり,全大学に共通する事情又は効果が独立に検証されたという意味ではない。

第4 実務家が関わる教育

42コース中,連携先の法科大学院教員が担当する科目を置くコースは31,それ以外に法律実務家が参画する授業を置くコースは34と報告されている(資料1-1・PDF37~38頁)。
前者のうち実務家教員が担当するコースは11であり,授業外の活動に法律実務家が参画するコースは23と記載されている(同37頁,39頁)。

(続きを読む...)令和8年度法曹コースの実態調査-42コース・74協定,進学者数の読み方と実務家教育(AI作成)

法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援(AI作成)

目次

第1 本記事の対象と「本音」の意味1 調査対象と確認範囲2 「本音」は内心の断定ではないこと第2 第1回から第78回までに既に語られていた難問1 制度開始時から未修者の時間不足が見えていたこと2 厳格な評価が学生の行動を狭めること3 認証評価と学校間格差の可視化4 再編と地域配置を同時に求めたこと5 予備試験への率直な危機感6 発言本文のない第70回から第73回第3 第79回から第102回のWARP議事録が示す改革の前史1 定員削減を「目標達成」と呼べるのか2 法曹コースは予備試験との時間競争でもあったこと3 既修改革の陰で未修者が「アウェー」になったこと4 社会人に法科大学院ではなく予備試験を勧める逆転5 KPIが学生と大学の行動を変えること6 支援策を増やすほど学生が苦しくなる場合7 共通教材と大学間連携の実装上の壁第4 未修者を短期間で既修者に追い付かせることの難しさ1 1年間で追い付くという制度設計への疑問2 速さを重視する制度と未修者教育の緊張3 未修者は一様な集団ではないこと第5 在学中受験と早期就職が法科大学院教育を圧縮すること1 高度な教育に使える時間の縮小2 就職活動の前倒し第6 地方で学び,地方で働く経路の細さ1 法科大学院の減少と地域偏在2 人口と弁護士数で見た供給密度3 事件数は供給密度と同じ分布ではないこと4 法科大学院所在地と需要指標の重なり5 企業内弁護士と新規登録の大都市集中6 相談件数とゼロワン支部の限界第7 認証評価に対する「評価疲れ」1 小規模校に重い実務負担2 評価が改善につながっていないとの不満第8 公的支援見直し強化・加算プログラムの副作用1 司法試験合格実績と予算の結び付き2 毎年度の変動と「数字合わせ」3 廃止によって終わる問題と終わらない問題第9 法学研究者の養成が「崖っぷち」にあるとの危機感1 研究者養成の持続可能性第10 議事録から見える三つの対立軸1 司法試験合格実績と教育の多様性2 競争と教育基盤の維持3 短期の成果と長期の成果4 第125回で表れた評価と教育改善の緊張第11 関連記事1 制度の位置付けと個別論点第12 出典・参考資料1 公文書・歴史資料2 統計・データ
第1 本記事の対象と「本音」の意味
1 調査対象と確認範囲

本記事は,中央教育審議会大学分科会の旧「法科大学院特別委員会」第1回から第78回,国立国会図書館のインターネット資料収集保存事業(WARP)に保存された「法科大学院等特別委員会」第79回から第102回及び文部科学省の現行サイトに掲載された第119回から第124回を対象に,法科大学院関係者が制度運用について述べた率直な評価をAIで横断整理したものである。
初稿の調査基準日は令和8年9月27日である。
第10の4には,第125回議事録を令和8年10月24日確認分として追記している。

第1回から第78回は平成17年6月から平成29年2月まで,第79回から第102回は平成29年3月から令和3年2月まで,第119回から第124回は令和7年2月から令和8年7月までの会議である。
これにより,制度開始直後の教育上の難問,学校間格差と再編,平成29年以降の改革の副作用及び令和7年以降に再び表面化した問題を対照できる。

第1回から第78回の公開状態は,議事録本文73回,議事概要1回及び配付資料だけで発言本文のない4回である。
第70回から第73回は議題と配付資料名までしか確認できず,発言内容を復元していない。
また,第103回から第118回は今回の本文精読の対象にしていないため,本記事は第1回から第124回までの全発言を切れ目なく追跡したものではない。

2 「本音」は内心の断定ではないこと

本記事にいう「本音」とは,発言者の内心を推測したものではなく,公開議事録に記録された,制度上の建前だけでは捉えにくい率直な評価をいう。
個々の委員の発言は,委員会の決定又は所属大学・所属団体の公式見解と同一ではない。

発言者が自ら経験した事実,他者から聞いた事情,制度評価及び将来予測も区別して読む必要がある。
とりわけ初期の議事録には発言者名が付されていない箇所があるため,委員名簿等から発言者を推定していない。

第2 第1回から第78回までに既に語られていた難問
1 制度開始時から未修者の時間不足が見えていたこと

第1回議事録では,初めて法律を学ぶ者を前提にすれば,修了時の教育目標を当時の司法修習前期修了程度に置くことは「とんでもない話」であるとの発言があった。
第5回議事録でも,完全未修者に刑事訴訟法等を短期間で教える困難と,法科大学院教育が試行錯誤の中にあることが語られた。

第13回議事録では,学生も学校も司法試験合格率を意識するため,基礎法学や隣接科目が圧迫されること,何を最低限教えればよい法曹になるのか教員自身にも確信がないことが率直に述べられた。
未修者を短期間で司法試験合格水準へ導きつつ,法理論,実務,幅広い教養及び職業倫理を教えるという時間配分の問題は,制度開始直後から存在したことになる。

2 厳格な評価が学生の行動を狭めること

第15回議事録では,GPAによる進級制度が,学生に点数を取ることを優先させる逆効果を生むとの発言があった。
質保証のための指標が,測定対象である学生及び学校の行動を変えるという問題は,第79回以降のKPI及び公的支援評価の議論より前から認識されていた。

3 認証評価と学校間格差の可視化

第28回議事録では,当時までに認証評価を終えた68校中,適格46校,不適格22校と説明された。
その一方で,評価が過度に詳細又は形式的ではないか,三つの評価機関で基準を共有すべきではないかという問題も示された。

第42回議事録で説明された平成22年司法試験の合格率は25.4%であり,合格者50人以上の11校が全合格者の59%を占め,合格者5人以下は18校,そのうち0人が2校であった。
既修者の合格率37.02%に対し,未修者は17.30%であった。

(続きを読む...)法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援(AI作成)