メインコンテンツへスキップ
       

大阪公立大学法科大学院の2026年度入学動向―総数の小幅減の内側で増えた未修者(AI作成)

第1 学校全体の動きと着目点

大阪公立大学法科大学院の2026年度入学者は28人であり,前年度は29人であった。
既修者が19人から16人へ減る一方,未修者は10人から12人へ増えた。
総数の1人減だけを見て両コースの受入れが縮小したと判断することはできない。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる

指標2025年度2026年度増減
入学定員30人30人0人
志願者数209人272人+63人
合格者数42人46人+4人
入学者数29人28人-1人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳

区分2025年度2026年度増減
法学既修者19人16人-3人
法学未修者10人12人+2人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 総数の小幅減の内側で増えた未修者

本記事の人数は文科省の令和8年4月1日現在の集計による。
資料1-4では,2026年度の入学者28人のうち,社会人は4人,法学以外の出身者は3人である。
未修者12人はこれらを上回るため,法学未修者の全員が社会人又は他学部出身者であるとはいえない。
未修者が増えた事実と,どのような経歴の人が増えたかという問いを分けて追うことが必要である。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が29÷42で約69.0%,2026年度が28÷46で約60.9%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,28÷30で約93.3%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,大阪公立大学行,令和8年4月1日現在)。

② 文部科学省・資料1-5:各法科大学院の令和6年度~令和8年度入学者選抜のうち特別選抜の実施状況(PDF1頁,大阪公立大学の学校全体の入学者数・既修/未修列)。