目次第1 令和8年9月時点では「終了後」の確認が必要である第2 BUSINESSぷららと個人向けぷららを分ける第3 旧メールを失わないために先に保全する1 「件名が見える」と「本文が保存されている」は違う2 探索する保存場所を整理する3 Thunderbirdではバックアップと復元を別に確認する第4 同じメールアドレスを使えるか1 提供元のドメインを使うアドレス2 自分で管理権限を持つ独自ドメイン第5 新しい送受信経路の選び方と検収1 受信できても,正しいアドレスで返信できるとは限らない2 切替後の確認表第6 法律事務所で忘れやすい連絡先変更第7 出典
第1 令和8年9月時点では「終了後」の確認が必要である
BUSINESSぷららの公式案内では,メールサービスの提供終了日は令和8年8月31日であり,9月1日以降,顧客ごとに順次送受信が停止するとされている。
本記事の確認基準日は令和8年9月15日であり,これから終了前の準備をすれば間に合うという前提は採らない。
一方,すべての契約が9月1日の同時刻に停止したという意味でもないため,自分の契約と現時点の状態を確認する必要がある。
最初に行うべきことは,①対象契約の特定,②端末等に残る旧メールの保全,③現在の送受信状況の確認,④今後使用するアドレスと受入先の確保,⑤連絡先変更の周知である。
新しいメールソフトを入れるだけで,終了したメールサーバーや過去メールが復活するわけではない。
本記事は一般的な整理であり,特定の事務所の契約・端末設定・保存状況を確認した結果ではない。
出典:BUSINESSぷらら・メールサービス提供終了のお知らせ。
第2 BUSINESSぷららと個人向けぷららを分ける
確認対象
公表されている内容
利用者が確認すること
BUSINESSぷらら
対象メールサービスの提供終了
契約名,対象サービス,送受信停止状況,既存データ
個人向けぷらら
メールサーバー更改と,IMAP・Webメール等の変更
契約に適用される設定案内と,旧メールの移行状況
法律事務所で使っているからという用途だけで,BUSINESSぷららの契約であるとは判断できない。
請求書,契約名,サービスID及び管理画面の案内を照合し,対象の通知を選ぶ。
メールアドレスの文字列だけで全契約条件を推定することも避ける。
個人向けぷららの更改案内では,POP利用には更改による影響がない一方,IMAP・Webメールには変更があり,過去メールは自動では移行されないと説明されている。
過去メールの移行申込みは令和8年5月31日,旧サーバーの利用は6月30日という期限が案内されているため,9月時点で同じ申込手順を新たに実行できるとは扱わない。
未移行分の取扱いは,残存コピーの有無と提供元の回答を確認する問題である。
出典:ぷらら・メールサーバー更改の案内。
第3 旧メールを失わないために先に保全する
1 「件名が見える」と「本文が保存されている」は違う
メールソフトに古いメールの一覧が残っていても,本文・添付ファイルまで端末に保存されているとは限らない。
IMAPではヘッダーのみ取得されている場合があり,サーバーが停止した後に未取得の本文を読み出そうとしても,端末内の情報だけでは復元できないことがある。
下位フォルダーや保存期間・サイズによる同期対象の制限も確認する。
出典:Mozilla・IMAP同期。
そのため,確認前に古いアカウントを削除したり,現用プロファイルを新設定で上書きしたりしない。
メールソフトを終了し,既存の保存領域を保全した上で,別コピーを使って本文・添付の閲覧を試す。
保全コピーには依頼者情報や認証関係情報が含まれ得るため,誰でも見られる共有先へ置かず,アクセス権と暗号化を検討する。
(続きを読む...)BUSINESSぷららのメール提供終了後の対応―個人向けぷららとの違い,旧メール保存及び独自ドメイン移行(AI作成)