目次
第1 令和7年の法科大学院別最終合格率1 比較表の対象と計算方法2 合格者数が多い学校との違い第2 在学中受験と修了者を分けて比較する第3 既修者・未修者の実績を見る1 学校全体の率を自分の区分へ読み替えない2 大学院別の既修・未修の比較表第4 大学院別合格率の直近3年の推移第5 数字を進学先の判断に使うときの注意点1 少人数校では人数を先に確認する2 単年度の合格率と累積合格率を混ぜない3 学校の選び方と制度の説明4 令和8年の短答式結果は最終合格率と分けて読む第6 よくある質問1 司法試験の合格率が最も高い法科大学院はどこですか2 合格者数が最も多い法科大学院はどこですか3 在学中受験の合格率が高い学校を選べば有利ですか4 未修者は大学院全体の合格率で学校を選んでよいですか5 単年度と累積の合格率はどちらを見ればよいですか6 明治大学法科大学院の合格率は何%ですか7 法科大学院別の順位は出身学部別の順位ですか第7 出典と集計の範囲1 集計の範囲2 出典
第1 令和7年の法科大学院別最終合格率
令和7年司法試験の大学院別の最終合格率は,京都大学法科大学院が58.45%(受験者219人,合格者128人)で最も高い。
合格者数が最も多いのは早稲田大学法科大学院の150人であり,合格率の順位と合格者数の順位は異なる。
大学院別の数字を比べるときは,学校名だけでなく,試験年度,受験資格,既修・未修の区分及び元の人数をそろえる必要がある。
本記事では,法務省の令和7年の集計を文部科学省が公開した資料により,学校別の最終結果,修了者・在学中の内訳,既修・未修別の実績及び令和5年から令和7年までの推移を示す。
確認日は令和8年10月31日であり,令和8年司法試験の最終結果は本記事の集計に含めていない。
1 比較表の対象と計算方法
合格率は「最終合格者数÷受験者数×100」で計算した単年度の割合である。
受験者数には途中欠席者を含み,出願者数や短答式試験で必要な成績を得た者の数を分母にはしていない。
原表に記載された44校を掲載した。
そのうち受験者がいる学校は43校,最終合格者がいる学校は36校であり,この44校は現在の入学者募集実施校の一覧を意味しない。
合格者ゼロの学校も省略せず,受験者ゼロの学校の合格率は「―」とした。
順位は本表の最終合格率によるもので,公表値が同じ学校は同順位とし,次の順位はその校数分を飛ばす。
学校名を探す場合は,ブラウザーのページ内検索で「明治大」のように大学の略称を入力されたい。
順位法科大学院受験者数最終合格者数合格率1京都大法科大学院21912858.45%2愛知大法科大学院9555.56%3慶應義塾大法科大学院23611850.00%3東京大法科大学院23211650.00%5一橋大法科大学院1286147.66%6早稲田大法科大学院32515046.15%7東北大法科大学院1134943.36%8神戸大法科大学院1365641.18%9中央大法科大学院1907740.53%10関西学院大法科大学院481735.42%11北海道大法科大学院742635.14%12同志社大法科大学院1204033.33%13九州大法科大学院842630.95%14千葉大法科大学院541629.63%15大阪大法科大学院1684828.57%15名古屋大法科大学院1123228.57%17専修大法科大学院27725.93%18広島大法科大学院37924.32%19金沢大法科大学院22522.73%20福岡大法科大学院31722.58%21日本大法科大学院1042120.19%22岡山大法科大学院46919.57%22上智大法科大学院46919.57%22東京都立大法科大学院921819.57%25明治大法科大学院1112118.92%26筑波大法科大学院681217.65%27関西大法科大学院641117.19%28学習院大法科大学院42716.67%29立命館大法科大学院1402215.71%30創価大法科大学院39615.38%31甲南大法科大学院16212.50%31琉球大法科大学院32412.50%33大阪公立大法科大学院53611.32%34南山大法科大学院19210.53%34法政大法科大学院76810.53%36駒澤大法科大学院3026.67%37近畿大法科大学院400.00%37成蹊大法科大学院100.00%37西南学院大法科大学院200.00%37桐蔭横浜大法科大学院300.00%37北海学園大法科大学院300.00%37横浜国立大法科大学院600.00%37立教大法科大学院300.00%―京都産業大法科大学院00―
出典:令和7年司法試験法科大学院等別合格者数等(合格率順)・文部科学省掲載の資料1-4。
2 合格者数が多い学校との違い
合格率が高いことと,多くの合格者を出していることは,別の特徴である。
令和7年は,早稲田大学150人,京都大学128人,慶應義塾大学118人,東京大学116人の順に合格者数が多い。
合格者数を確認する場合も,受験者数と合格率を併記して比べるのがよい。
出典:令和7年司法試験法科大学院等別合格者数等(合格者数順)・資料1-3。
第2 在学中受験と修了者を分けて比較する
法科大学院全体では,修了者は受験者2013人,合格者441人で21.91%,在学中受験資格者は受験者1352人,合格者712人で52.66%である。
両者を合わせた大学院全体は,受験者3365人,合格者1153人で34.26%となる。
在学中と修了者の数字は,受験資格が異なる集団の比較である。
この差だけでは,在学中に受験することによる教育効果や,同じ人が修了後に受験した場合の合格確率は分からない。
次の表の各欄は「合格者数/受験者数(合格率)」である。
「―」は受験者がゼロであることを示し,受験者がいて合格者がゼロの場合の0.00%と区別した。
法科大学院修了者:合格者/受験者(率)在学中:合格者/受験者(率)京都大法科大学院30/93(32.26%)98/126(77.78%)愛知大法科大学院4/8(50.00%)1/1(100.00%)慶應義塾大法科大学院23/85(27.06%)95/151(62.91%)東京大法科大学院37/119(31.09%)79/113(69.91%)一橋大法科大学院20/57(35.09%)41/71(57.75%)早稲田大法科大学院56/160(35.00%)94/165(56.97%)東北大法科大学院25/84(29.76%)24/29(82.76%)神戸大法科大学院21/70(30.00%)35/66(53.03%)中央大法科大学院18/93(19.35%)59/97(60.82%)関西学院大法科大学院15/45(33.33%)2/3(66.67%)北海道大法科大学院15/39(38.46%)11/35(31.43%)同志社大法科大学院17/67(25.37%)23/53(43.40%)九州大法科大学院13/59(22.03%)13/25(52.00%)千葉大法科大学院10/46(21.74%)6/8(75.00%)大阪大法科大学院15/98(15.31%)33/70(47.14%)名古屋大法科大学院12/64(18.75%)20/48(41.67%)専修大法科大学院6/21(28.57%)1/6(16.67%)広島大法科大学院6/28(21.43%)3/9(33.33%)金沢大法科大学院4/17(23.53%)1/5(20.00%)福岡大法科大学院5/27(18.52%)2/4(50.00%)日本大法科大学院14/79(17.72%)7/25(28.00%)岡山大法科大学院2/22(9.09%)7/24(29.17%)上智大法科大学院2/30(6.67%)7/16(43.75%)東京都立大法科大学院10/67(14.93%)8/25(32.00%)明治大法科大学院15/79(18.99%)6/32(18.75%)筑波大法科大学院4/56(7.14%)8/12(66.67%)関西大法科大学院8/55(14.55%)3/9(33.33%)学習院大法科大学院2/33(6.06%)5/9(55.56%)立命館大法科大学院11/93(11.83%)11/47(23.40%)創価大法科大学院1/23(4.35%)5/16(31.25%)甲南大法科大学院2/16(12.50%)―(受験者0人)琉球大法科大学院3/27(11.11%)1/5(20.00%)大阪公立大法科大学院5/24(20.83%)1/29(3.45%)南山大法科大学院2/17(11.76%)0/2(0.00%)法政大法科大学院6/63(9.52%)2/13(15.38%)駒澤大法科大学院2/27(7.41%)0/3(0.00%)近畿大法科大学院0/4(0.00%)―(受験者0人)成蹊大法科大学院0/1(0.00%)―(受験者0人)西南学院大法科大学院0/2(0.00%)―(受験者0人)桐蔭横浜大法科大学院0/3(0.00%)―(受験者0人)北海学園大法科大学院0/3(0.00%)―(受験者0人)横浜国立大法科大学院0/6(0.00%)―(受験者0人)立教大法科大学院0/3(0.00%)―(受験者0人)京都産業大法科大学院―(受験者0人)―(受験者0人)
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