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司法試験・司法修習

令和8年司法試験の出題の趣旨の予想―主要7科目のPDF・参考答案・ファイル情報(AI作成)

目次

第1 主要7科目の予想PDF第2 科目別の開始頁と参考答案第3 予想PDFと参考答案の使い分け1 出題の趣旨の予想と答案は役割が異なる2 問題文,判例,自己の答案の順に確認する3 公式資料との関係第4 掲載PDFの識別情報とSHA-256第5 関連する学習資料第6 出典
第1 主要7科目の予想PDF

令和8年司法試験論文式試験について,山中弁護士AIが令和8年11月2日付けで作成した「主要7科目の出題の趣旨の予想」を掲載する。
問題文,参考答案及び判例等を踏まえた独自の予想であり,法務省が公表する公式の出題の趣旨ではない。
以下では,PDFの科目別の開始頁,参考答案へのリンク及びファイルの識別情報をまとめる。

主要7科目の出題の趣旨の予想PDFを開く

PDFは全33頁である。
参考答案と評価項目を一覧から選ぶ場合は,令和8年度主要7科目の参考答案・予想評価項目を参照されたい。

第2 科目別の開始頁と参考答案

下表の頁は,PDFファイルの先頭から数えた頁である。
「参考答案」からは,各科目の答案本文,予想される評価項目及び解説を読むことができる。

科目PDFの開始頁参考答案憲法1頁公法系第1問の参考答案・予想評価項目行政法4頁公法系第2問の参考答案・予想評価項目民法8頁民事系第1問の参考答案・予想評価項目商法15頁民事系第2問の参考答案・予想評価項目民事訴訟法20頁民事系第3問の参考答案・予想評価項目刑法24頁刑事系第1問の参考答案・予想評価項目刑事訴訟法30頁刑事系第2問の参考答案・予想評価項目

他の年度も含めて探す場合は,司法試験の過去問・参考答案一覧を参照されたい。

第3 予想PDFと参考答案の使い分け
1 出題の趣旨の予想と答案は役割が異なる

出題の趣旨の予想は,設問が何を検討させようとしているかを整理したものである。
これに対し,参考答案は,限られた答案の中で,どの法律構成を採り,どの事実を使って結論を導くかを文章にしたものである。
予想PDFに挙がる論点の全てを,同じ分量で答案に記載することを意味しない。

予想評価項目の数や5段階の重みも,本ブログ独自の整理である。
公式の配点や採点基準を示すものではなく,項目に触れた数から実際の得点を計算できるものでもない。
詳しくは,予想評価項目の作り方と読み方を参照されたい。

2 問題文,判例,自己の答案の順に確認する

まず,設問の対象となる請求,手続及び判断時点を確認する。
次に,問題文に明示された事実と,答案を書く側の推認を分け,判例の事案や判断の対象との相違を検討する。
その上で,自己の答案が採った法律構成と結論を,予想PDF及び参考答案と比較すると使いやすい。

今回の検討では,例えば,行政不服審査法3条の不作為の検討に絞り,行政事件訴訟法の不作為の違法確認の訴えと混同しないこと,民法で10月1日の所有権帰属と10月13日の引渡しを分けること,刑事訴訟法で令状発付時と採尿実施時を同じ基準時としないことが,説明の正確さに直結した。
結論が一致していても,制度,主体又は基準時が違っていれば,同じ理由付けによる答案とはいえない。

3 公式資料との関係

令和8年11月2日の作成時点では,公式の出題の趣旨が未公表であることを前提に,この予想を作成した。
公式資料が公表された後は,公表資料の説明と,事前に作成した予想の内容を分けて読むことになる。

(続きを読む...)令和8年司法試験の出題の趣旨の予想―主要7科目のPDF・参考答案・ファイル情報(AI作成)

神戸大学法科大学院の入試・学費―3年次生特別入試と法曹コース生入試の違い(AI作成)

目次

第1 神戸大学法科大学院の既修・未修第2 3年次生特別入試と法曹コース生入試の違い1 既修一般入試と4科目の入試2 5年一貫型と開放型第3 2027年度入試の日程と出願書類1 出願と試験の日程2 Web掲載PDFだけでは出願書類がそろわない第4 学費は2026年度実績と2027年度未定を分ける第5 入試についてのよくある疑問1 既修・未修や複数の入試を併願できるか2 4科目の入試なら行政法や訴訟法の履修は不要か3 法学部出身でも未修者コースを受験できるか第6 関連記事第7 出典
第1 神戸大学法科大学院の既修・未修

神戸大学法科大学院は,大学院法学研究科の実務法律専攻である。
2027年度の学生募集要項では,法学未修者コースは3年課程・20人程度,法学既修者コースは2年課程・60人程度とされている。
未修者コースには一般入試と社会人・他学部生特別入試があり,特別入試の募集人員は5人程度で,未修者全体の20人程度に含まれる。
既修者コースでは,一般入試,3年次生特別入試,法曹コース生特別入試の5年一貫型と開放型を区別する必要がある。
30人程度は既修一般入試と若干名の3年次生特別入試の枠,30人は法曹コース生特別入試(5年一貫型20人,開放型10人)の枠である。
正式な募集区分は2027年度学生募集要項の本文1頁に掲載されている。
以下の頁番号は冊子に印刷された本文頁であり,PDFビューアーの通し頁とは異なる。

第2 3年次生特別入試と法曹コース生入試の違い
1 既修一般入試と4科目の入試

既修一般入試の法律科目は,憲法・行政法・民法・会社法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法の7科目である。
3年次生特別入試と法曹コース生特別入試の開放型は,憲法・民法・会社法・刑法の4科目となる。
ただし,科目数が同じでも出願資格は同じではない。
3年次生特別入試は,2027年3月末時点の在籍期間が3年であること,卒業に必要な単位のうち90単位以上を修得し,そのうち60単位以上が「優(80点)」以上の評価であることなどを資格とする。
開放型は,法曹コースの修了見込み等に加え,同コースを設置する学部の卒業見込みなどを資格とする。
個別の資格は募集要項本文2~3頁と公式FAQで確認する必要がある。

2 5年一貫型と開放型

5年一貫型は協定校の法曹コースからの進学を対象とし,開放型は協定校以外の法曹コース修了予定者等も対象とする。
5年一貫型では書類審査と口頭試問,開放型では書類審査と法律科目の筆記試験が行われる。
法曹コースを修了すれば自動的に法科大学院へ進学できるわけではない。
神戸大学法学部の法曹コース案内も,入学試験に合格する必要があると説明している。
5年一貫型の詳細な募集要項は,在籍大学の担当窓口を通じて入手・確認する必要がある。

第3 2027年度入試の日程と出願書類
1 出願と試験の日程

2027年度入学のための入試は,主として2026年に実施される。
未修一般・既修一般・3年次生特別・開放型の出願期間は,2026年9月30日から10月7日までで,最終日の17時必着であった。
既修一般・3年次生特別・開放型の筆記試験は11月21日,未修一般の小論文と口頭試問は11月22日,合格発表は12月14日14時の予定である。
2026年11月2日の確認時点では,出願期間は終了しているが,これらの試験と最終合格発表はまだ先である。
これらの試験は書類審査による第一次選抜の合格者に行われ,第一次選抜の結果は11月4日に発送される予定である。

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大阪大学法科大学院の入試・学費―社会人等の特別選抜と既修・未修の違い(AI作成)

目次

第1 大阪大学法科大学院の課程第2 一般選抜と特別選抜を分ける1 一般選抜2 未修者の特別選抜3 法曹コースを対象とする特別選抜第3 2027年度入試の日程と変更点第4 入学料・授業料と別途費用第5 受験前に確認したい質問1 既修者と未修者を併願できるか2 全ての方式で英語の高得点が必要か3 大阪大学出身者が優遇されるか第6 入学動向・合格率を読む第7 出典
第1 大阪大学法科大学院の課程

大阪大学法科大学院は,大学院高等司法研究科である。
法学未修者コースは原則3年,法学既修者コースは2年の課程である。

本記事は2026年11月2日に確認した2027年度の募集要項と公式案内を基に,受験方式と費用を整理したものである。
2026年度の実際の入学者数は別記事で扱い,これからの入試の募集枠と混同しない。
出典:大学公式の募集要項案内及び公式Q&A。

第2 一般選抜と特別選抜を分ける
1 一般選抜

一般選抜の募集枠は,既修者が34人程度,未修者が13人程度である。
既修者は書類と法律科目試験,未修者は書類と小論文試験により選考する。

既修者の法律科目は,憲法・行政法・民法・商法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法の7科目である。
未修者の小論文は法律知識を問う試験ではない。
ただし,入学後の法律学修が不要になるわけではない。

2 未修者の特別選抜

社会人等の特別選抜は7人程度,グローバル法曹の特別選抜は5人程度で,いずれも未修者コースの枠である。
両方式とも書類と面接で選考する。
グローバル法曹では外国語能力が特に評価され,出願には検定試験の所定の成績(英検準1級以上,TOEIC(L&R)730点以上,TOEFL(iBT)79点以上又はスコア4以上,IELTS6.0以上のいずれか)が前提となる。

特別選抜(社会人等)の対象は,社会人又は他学部(他学科)卒業者である。
募集要項によれば,社会人は入学時点で通算3年以上の在職経験を有する者,他学部(他学科)卒業者は法律関係以外の学科を卒業した者又は2027年3月までに卒業見込みの者をいう。
公式Q&Aは,他学部(他学科)の要件について,法律系科目の修得単位数が過半を超えないことを目安とする一方,3年以上の社会人経験があれば出身学部を問わないと説明している。
名称だけで本人の出願資格を判断せず,募集要項とQ&Aの条件を確認する必要がある。

3 法曹コースを対象とする特別選抜

5年一貫型は13人程度,開放型は8人程度で,いずれも既修者コースの枠である。
5年一貫型は面接,開放型は法律科目試験を行う。

5年一貫型は連携協定を締結する大学の法曹コースが対象となるのに対し,開放型は連携大学だけに限定されない。
2027年度入試の5年一貫型の対象は,大阪大学法学部法曹コース及び香川大学法学部法曹プログラムの登録学生である。
いずれも法曹コースの修了と学部卒業の見込み等に関する条件がある。
法曹コースを既に修了していて同コース設置学部に在籍する者の扱いも,募集要項で確認する必要がある。

出典:募集枠・選抜日程,2027年度募集要項1~2頁・5頁・各選抜の出願資格と選考方法,公式Q&A「出願資格」。

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慶應義塾大学法科大学院の入試・学費―既修の選抜区分と未修コースの確認ポイント(AI作成)

目次

第1 法科大学院の対象を確認する第2 既修・未修と選抜方式1 修業年限と募集人員2 3つの既修者選抜を区別する3 未修者コース第3 2027年4月入学者向けの日程第4 学費は授業料以外も確認する第5 受験前に確認したい質問1 法学部出身でなくても受験できるか2 未修者と既修者は併願できるか3 奨学給付制度で学費が全て無料になるか第6 入学動向と合格率の関連記事第7 出典
第1 法科大学院の対象を確認する

慶應義塾大学法科大学院を検討するときは,法務研究科法曹養成専攻の案内を確認する必要がある。
法学研究科の修士課程や,同じ法務研究科にあるグローバル法務専攻とは,入試・学費の対象が異なる。

本記事は,2026年11月2日に確認した公式資料に基づき,入試方式と費用の確認点を整理したものである。
入試は2027年4月入学者向け,金額は2026年度の参考額として,年度を分けて読む必要がある。

出典:法務研究科の公式案内及び法曹養成専攻の入試情報。

第2 既修・未修と選抜方式
1 修業年限と募集人員

2027年4月入学者向けの募集要項では,法学未修者コースは3年・約50人,法学既修者コースは2年である。
既修者は5年一貫型が約45人(地方枠4人を含む。),開放型が約45人,一般選抜が約80人で,全体の募集人員は220人である。

2 3つの既修者選抜を区別する

一般選抜は,募集要項の出願資格を満たす者を対象とし,憲法・民法・刑法・商法・民事訴訟法・刑事訴訟法の6科目の筆記試験と提出書類で選考する。
出身学部だけで出願の可否が決まるわけではない。

開放型は,法曹コース修了予定の3年次学生を対象とし,連携協定の有無は問わない。
憲法・民法・刑法の筆記試験と提出書類で選考する。
商法・民事訴訟法・刑事訴訟法は,学部3年次終了の段階の筆記試験で既修者認定を行い,所定の水準に達しない科目は入学後に対応する1年次科目を履修する。
募集要項には早期卒業見込み等の条件があるため,「法曹コースに在籍している」という事情だけで出願できるとは限らない。

5年一貫型は,連携協定を締結する大学学部の法曹コース修了予定者等を対象とする選抜で,書面審査による。
地方枠を含め,この方式には別の入学試験要項が用意されている。
出願資格の詳細は,同要項で確認する必要がある。

3 未修者コース

未修者コースは,小論文試験と提出書類に基づいて選考する。
大学卒業等の要件を満たす者は,出身学部を問わず出願できる。
法律科目の試験がないことと,入学後の学修負担が小さいことは同じではない。

出典:選抜方式の公式説明及び2027年4月入学者向け募集要項4~7頁。

第3 2027年4月入学者向けの日程

一般選抜・開放型・未修者コースの出願登録,検定料支払及び書類郵送の期間は,2026年6月26日から7月7日までであった。
郵送書類は締切日消印有効である。
ネット登録だけで出願が完了するわけではない。

(続きを読む...)慶應義塾大学法科大学院の入試・学費―既修の選抜区分と未修コースの確認ポイント(AI作成)

一橋大学法科大学院の入試・学費―TOEICの変更点と既修・未修の選び方(AI作成)

目次

第1 既修・未修と選抜の区分第2 2027年度一般選抜の日程第3 TOEICを原則とする英語スコア第4 学費と費用計画第5 よくある質問1 TOEICの点数だけで合否が決まるのか2 既修者と未修者の両方に出願できるのか3 社会人向けのビジネスロー専攻と同じ課程なのか第6 入学実績・司法試験の結果と出典
第1 既修・未修と選抜の区分

一橋大学法科大学院への進学を検討するときは,学校全体の定員と,自分が出願する選抜の募集人員を分けて確認したい。
本記事は2026年11月2日を確認日とし,2027年度の一般選抜募集要項を中心に入試と学費を整理する。
同年度の一般選抜の出願受付は,確認時点では終了している。

大学が公表する入学定員は未修20人・既修65人の計85人である。
これに対し,2027年度の一般選抜の募集人員は未修者20人程度,既修者45人程度であり,5年一貫型教育選抜は別の募集要項で案内されている。
定員の65人を,そのまま一般選抜の既修者募集人員と読むことはできない。

一般選抜の募集要項は,未修者を3年修了予定,既修者を2年修了予定とし,どちらを選ぶかは志願者による一方,両方の併願は認めていない。
出身学部だけで判断せず,選抜区分,求められる学修の前提及び修了までの年数を併せて考えたい。

出典:一橋大学「法科大学院について」,2027年度の募集要項掲載ページ(一般選抜募集要項4頁)。

第2 2027年度一般選抜の日程

2027年度入学のための一般選抜は,2026年に実施される。
出願書類の受付は10月8日から10月21日17時必着で,期間後に到着した場合には10月19日以前の消印に関する取扱いがある。
これは既に終了した受付期間の説明であり,これから出願できるという案内ではない。

第2次選抜試験は11月14日,第3次選抜の面接は未修者が12月12日,既修者が12月13日であり,第3次選抜合格者の発表は12月22日とされている。
未修者と既修者では面接日が異なるため,試験区分と日付を一組にして確認する必要がある。
第1次選抜の合格者発表は11月9日,第2次選抜の合格者発表は12月10日とされている。
試験室及び受験上の注意は,大学の最新の案内を確認されたい。

出典:募集要項・一般選抜の日程表(募集要項10~13頁)。

第3 TOEICを原則とする英語スコア

大学は,2027年度入試以降の一般選抜について,英語スコアを原則としてTOEICで扱う変更を公表している。
同年度の募集要項では,日本国内で受験した第384回公開テスト(2025年3月16日実施)以降のTOEIC Listening & Readingのスコアを対象としている。
IPテストや,TOEIC Bridge,Speaking & Writingなどは,この出願書類の要件を満たさない。

TOEFL iBTが一切使えないと理解するのも正確ではない。
日本国外在住者でTOEICスコアを提出できない場合に限り,所定の事前申請により,TOEFL iBTによる出願が認められる場合がある。
その際の換算基準は公表されず,TOEFL ITP及びHome Editionは認められていない。
本人の判断でTOEICとTOEFLを自由に選べる制度ではなく,2027年度の申請期間は2026年10月7日で終了している。
受験する年度の募集要項にある条件と申請期限の確認が必要である。

出典:一般選抜募集要項(7~8頁),一般選抜実施方法の変更を含む入試情報。

(続きを読む...)一橋大学法科大学院の入試・学費―TOEICの変更点と既修・未修の選び方(AI作成)

東京大学法科大学院の入試・学費―既修・未修と英語資格の確認ポイント(AI作成)

目次

第1 既修・未修と募集人員第2 2027年度入試と英語資格1 入学年度と試験実施年を分ける2 英語資格の種類を確認する第3 学費はいくらか第4 倍率・司法試験合格率・修了率の違い第5 よくある質問1 法学部出身でも未修者として出願できるか2 TOEICやTOEFLは何点なら合格できるか3 定員割れなら入学しやすいといえるか第6 関連記事と出典
第1 既修・未修と募集人員

東京大学法科大学院を検討するときは,受験する入学年度と,既修・未修の区分を最初に決めたい。
2027年度入試の出願受付は2026年10月2日に終了しており,公表された試験日は同年11月14日である。
本記事は2026年11月2日に確認した大学公式情報を基に,入試と費用の確認順序を整理する。

東京大学法科大学院は,大学院法学政治学研究科の法曹養成専攻に当たる。
大学が公表する入学定員は230人で,受入予定人員は未修者が概ね65人,既修者が概ね165人である。
未修者は3年制,既修者は2年制とされている。
2027年度の募集要項は,同一年度に未修者と既修者の選抜を併願することを認めていない。

大学は,自大学の法学部出身者だけでなく,他大学・他学部出身者や社会人など,多様な背景の学生の入学を期待する方針を示している。
ただし,その方針と,個々の出願者が募集要項の出願資格を満たすかどうかは別の問題である。
進学先の候補にする段階で,課程の長さ,授業を受ける時間及び費用を併せて検討したい。

出典:東京大学「法科大学院概要」,入試関係情報。

第2 2027年度入試と英語資格
1 入学年度と試験実施年を分ける

2027年度入学のための試験は,2026年に実施される。
大学の案内では,出願期間が2026年9月28日から10月2日まで,第2段階選抜の筆記試験日が11月14日である。
第1段階選抜の結果は11月6日頃に通知される予定であり,出願者全員が筆記試験に進むとは限らない。
2026年11月2日時点で,この出願期間は終了している。
これから出願を考える場合は,次に受験する年度の募集要項を確認する必要がある。

10月30日公表の出願者数は,未修者237人,既修者575人,合計812人である。
これは出願段階の人数であり,受験者数・合格者数・最終的な入学者数とは区別する。
募集人員で単純に割った数字を,試験終了後の競争倍率や個人の合格確率として扱うべきではない。

2 英語資格の種類を確認する

募集要項は,英語,フランス語,ドイツ語,ロシア語,スペイン語,中国語又は韓国朝鮮語のうち1つを選択して能力の証明書を添付するものとしている。
英語を選ぶ場合は,TOEFL又はTOEICに限られる。
TOEICはListening & Reading Testが対象であり,IPテスト等は対象外とされている。
2027年度の募集要項では,出願時前2年以内に受験したものが有効とされている。
証明書の形式及び提出方法は,受験する年度の募集要項とQ&Aを照合して準備したい。

出典:東京大学「入試関係情報(法科大学院)」の入試日程・出願者数・外国語関連Q&A。

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平成26年司法試験刑事系第2問(刑事訴訟法)の模範解答と評価項目―出題の趣旨・採点実感から抽出した40項目と5段階の重み付け(AI作成)

目次

第1 この記事の対象と結論第2 評価項目の示し方と重み付けの基準1 評価項目の示し方2 5段階の重み付けの基準第3 本問の概要1 問題文と事実関係2 設問が求めること第4 評価項目と重み1 任意取調べ①②2 起訴後の取調べ③3 訴因変更4 重みの分布第5 模範解答1 答案の前提と表記2 答案3 出題の趣旨・採点実感を踏まえた解説第6 関連記事1 同じ年度の司法試験の記事2 同じ科目の別の年度の記事3 本問の論点に関連する記事第7 出典及び確認状態1 公式資料2 法令3 裁判例4 確認状態
第1 この記事の対象と結論

平成26年司法試験・刑事系科目第2問(刑事訴訟法)の解答例と評価表である。
宿泊を伴う任意取調べ,起訴後の被告人取調べ,主張・立証前の検察官による訴因変更を扱う。
評価項目は全40項目,重み5は5項目,重み合計は154であり,項目の分け方と重みは本記事独自の分析である。

項目内容対象問題平成26年司法試験・刑事系科目第2問公式問題文法務省・刑事系問題PDFのPDF5~8頁の第2問答案の基準時平成26年の試験実施時。法令の確認版と範囲は第7に示す。資料の状態問題・出題趣旨・採点実感はいずれも対象範囲を実読済み。主要事項強制手段と相当性,起訴後取調べの根拠と限界,訴因変更の要否・可否項目数と重みN=40,重み5=5,W=154。法務省の配点ではない。主要裁判例最高裁昭和59年2月29日決定(昭和57年(あ)第301号,刑集38巻3号479頁)。最高裁昭和36年11月21日決定(刑集15巻10号1764頁)・最高裁平成13年4月11日決定(平成11年(あ)第423号,刑集55巻3号127頁)は公式資料の紹介による。答案分量改行除外3656字(見出し・空白を含む)。全設問合計5000字以内。試験後の法制度現行法の拘禁刑表記等を当時の答案へ置き換えない。同年度への導線第6の1に同年度の記事を示す。確認日令和8年11月2日

本答案は①を適法,②を違法,③を適法とし,検察官は殺人と窃盗の両公訴事実について訴因変更を請求すべきであるとする。
特に②の結論は公式資料が一つに限定しているものではなく,反対事情を含む具体的な理由付けが重要である。
第4の評価表,第5の答案・対応表・設問別解説を併せて参照されたい。

第2 評価項目の示し方と重み付けの基準
1 評価項目の示し方

一項目は一つの評価上の役割を単位とし,関連する判断を一行にまとめたものも含め,公式資料の記述が答案のどの判断に対応するかを示した。
「注意」は誤りの回避,「許容分岐」は一定の立場を採る場合だけに適用する事項であり,重みとは別の区分である。
番号14・15は②について強制手段の使用を否定する立場のための項目であり,本答案に累積して要求しない。

根拠欄の短抜粋は,PDF上の行折返し・空白を除いて示し,PDF頁と見出しを付した。
明示的な記述に対応するものと,一般的記述からの「間接」の抽出を区別した。
「記載なし」は本問の対象範囲を読んだ結果,当該点の明示がないという意味であり,その見解が誤りであるという意味ではない。
同じ不足を肯定形の項目と注意項目で二重に減点する趣旨ではない。

2 5段階の重み付けの基準
重み本記事の基準5設問の結論・論証構造を決める中核4主要な理由付け・当てはめ3通常の論点処理・事実評価2補助的な論点・細部・注意1周辺的な補充事項

重みは,各項目が答案で果たす役割から個別に判断した。
注意事項を一律に2とせず,両公式資料に登場することだけで4ともしない。
本問では重み1・2の行を置かず,各段階に一定数を割り当てることはしていない。
重み合計を公式得点,順位,合格確率や他科目との難易度比較に換算することはできない。

第3 本問の概要
1 問題文と事実関係

詳しくは公式問題PDFを参照されたい。
Vの殺害と指輪の窃盗について,指輪を質入れした甲が任意同行され,宿泊を挟んで①②の取調べを受ける。
一回目は甲が自費で単独宿泊し,二回目は警察官3名が襖を隔てた間に待機する。
逮捕・起訴後,乙の窃盗を裏付ける新証拠が現れ,Rは③の取調べを行い,殺害日と指輪の取得経緯について従来と異なる心証を得る。

(続きを読む...)平成26年司法試験刑事系第2問(刑事訴訟法)の模範解答と評価項目―出題の趣旨・採点実感から抽出した40項目と5段階の重み付け(AI作成)

平成26年司法試験刑事系第1問の模範解答と評価項目―38項目と5段階の重み付け(AI作成)

目次

第1 この記事の対象と結論第2 評価項目の示し方と重み付けの基準1 評価項目の示し方2 5段階の重み付けの基準第3 本問の概要1 問題文と事実関係2 設問が求めること第4 評価項目と重み1 甲の罪責2 丙の罪責3 乙の罪責4 答案全体5 重みの分布第5 模範解答1 答案の前提と表記2 答案3 出題の趣旨・採点実感を踏まえた解説第6 関連記事1 同じ年度の司法試験の別の模範解答2 同じ科目の別の年度の記事3 本問の論点と関連する記事第7 出典及び確認状態1 公式問題・出題の趣旨・採点実感2 法令3 裁判例4 確認状態と読み方
第1 この記事の対象と結論

平成26年司法試験刑事系第1問(刑法)について、法務省の出題の趣旨と採点実感から38の評価項目を整理し、5000字以内の答案例を示す。
乳児への授乳等をやめた母、これを知った同居人、乳児を連れ出した父の罪責を、行為と時点に分けて検討する問題である。

本答案は、甲に不作為による殺人未遂を認め、中止減免を否定する。
丙には当初の不作為による正犯・幇助を認めず、その後の祖母への虚偽説明を作為による殺人未遂とする。
乙には住居侵入と未成年者略取を認め、牽連犯とする。
これらは本記事が採用する論証であり、公式資料が唯一の結論として指定したものではない。

評価項目と重みは学習用の整理であり、法務省の配点や合否判定を再現しない。
問題は原本PDF2~3頁、出題趣旨は原本PDF10~12頁の刑事系第1問、採点実感は原本PDF33~36頁を対象とする。
答案原稿は見出し・空白・改行を含め約3900字である。
以下の答案例は読みやすさのため改行を追加しており、その掲載用テキストも約4000字で、5000字以内に収まる。

第2 評価項目の示し方と重み付けの基準
1 評価項目の示し方

各行は一つの評価対象を示す。
「通常」は積極的に検討する事項、「注意」は採点実感が指摘する誤りを避ける事項である。
「許容分岐」はその構成を採る答案に適用する条件を示す。
例えば片面的共同正犯を否定する答案に、同罪を肯定する構成を同時に要求するものではない。

出典欄は公式PDFの頁と短い原文を示し、PDFの折返し・改行だけを除いている。
評価項目の文章や切り分けは本記事による。
片方の資料に独立した対応記載がない場合は、その旨を表示する。
注意項目が通常項目と同じ不足を指摘する場合は対応番号を示し、学習用の採点でも同じ不足を二重に計上しない。

2 5段階の重み付けの基準

重み5は、本問の主要な犯罪成立や法的構成を分ける中心判断である。
重み4は、主要論点の理由付け・具体的当てはめ又は採用した分岐の中核を支える事項である。
重み3は、通常必要な構成要件・体系・罪数又は論述の整理である。
重み2は中心判断の補強、重み1は補足又は対象範囲に関する事項である。

注意事項という理由だけで一律に低い重みを付けない。
作為義務の欠落は犯罪成立の中核を損なうので重み5である。
他方、手書きの判読性は実体的な罪責判断とは異なる条件なので重み1とする。

(続きを読む...)平成26年司法試験刑事系第1問の模範解答と評価項目―38項目と5段階の重み付け(AI作成)

平成26年司法試験民事系第3問(民事訴訟法)の模範解答と評価項目―出題の趣旨・採点実感から抽出した22項目と5段階の重み付け(AI作成)

目次

第1 この記事の対象と結論第2 評価項目の示し方と重み付けの基準1 評価項目の示し方2 5段階の重み付けの基準第3 本問の概要1 問題文と事実関係2 設問が求めること第4 評価項目と重み1 設問12 設問23 設問34 重みの分布第5 模範解答1 答案の前提と表記2 答案3 出題の趣旨・採点実感を踏まえた解説第6 関連記事1 同じ年度の司法試験の記事2 同じ科目の別の年度の記事3 本問の論点に関連する山中弁護士ブログの記事第7 出典及び確認状態1 公式資料2 判例・法令と独自分析の範囲
第1 この記事の対象と結論

平成26年司法試験の民事系科目第3問(民事訴訟法)を対象に,公式の出題趣旨と採点実感から独自に整理した22項目を5段階で重み付けし,模範解答案と解説を示す。
評価項目と重みは本記事の分析であり,法務省の公式採点基準・配点・得点予測ではない。

項目内容対象平成26年司法試験・民事系第3問(民事訴訟法)問題文法務省の問題PDFの10頁~15頁(第3問の本文は11頁~15頁)法的基準時平成26年の試験実施時。後発の改正・判例を当時の答案要求へ持ち込まない。資料の状態両公式資料の対象範囲を読んだ。出題趣旨はPDF8頁~10頁の第3問,採点実感はPDF28頁~32頁の総論・設問別記述・末尾注記。主要な検討事項和解への表見法理,和解代理権と謝罪条項,予測外の後遺障害と既判力評価項目と重み公開22項目,重み5は5項目,重み合計87。非採用の許容分岐を全答案へ累積要求しない。主要判例最高裁第三小法廷昭和45年12月15日判決(昭和45年(オ)第112号,民集24巻13号2072頁,判例秘書の判例番号 L02510278),最高裁第一小法廷昭和38年2月21日判決(昭和35年(オ)第480号,民集17巻1号182頁),最高裁大法廷昭和33年3月5日判決(昭和24年(オ)第182号,民集12巻3号381頁)。原文確認の範囲は第7参照。答案の構成・分量設問1~3に対応し,答案本文は5000字以内。設問3は合意内容限定構成を採用。試験後の改正・判例本記事は試験当時の問題の検討を目的とし,現在の事件へのそのままの適用は想定しない。年度別の一覧確認日現在,平成26年の年度別の一覧記事は掲載していない。確認日令和8年11月1日

設問1では,和解の取引的性質と紛争終結という効果に着目し,表見法理で訴訟上の和解を維持する理由を示す。
設問2では互譲が代理権の範囲を画する規範となり,設問3では人身損害の予測困難を踏まえ,和解対象とその既判力の範囲を限定する。

第2 評価項目の示し方と重み付けの基準
1 評価項目の示し方

第4は答案の何を評価するかを項目ごとに示し,両公式資料の根拠を頁・設問で併記する。
条件付き項目はその構成を採る場合だけ対象とする。

2 5段階の重み付けの基準
重み判断基準5その設問の判断を大きく分ける核心4結論を理由付きで支える主要な論証・当てはめ3通常押さえる法的処理・事情の評価2論証を補強する説明・個別事情・誤りの注意1補充的な引用・記述範囲の確認

項目ごとに公式資料の位置と設問での役割を確認して重みを判断している。
両資料に登場したという件数だけで重みを決めず,注意という種別だけで一律の重みにもしない。

(1) 適用条件と注意の扱い

合理性基準・無制限授権説・既判力縮小構成などの項目は,その構成を選んだ場合だけ評価する。
本答案は互譲基準と合意内容限定構成を採っているため,別構成を答案へ併記すること自体を要求しない。
規範を置かず事情だけで権限内とする誤りの注意は,正しい規範を示す番号10にまとめている。
同じ理解や誤りを二重に評価しない。

(2) 重み5の事項

番号1は設問1の検討対象と到達点,番号6は私法面と訴訟面を分断する不都合,番号10は和解代理権を画する互譲の規範,番号16は人身損害の予測困難,番号20は合意限定構成における更改的効力と既判力の接続である。
これらは各設問の骨格又は採用構成の核心であり,それを支える主要論証・当てはめの重み4と区別している。

第3 本問の概要
1 問題文と事実関係

XはAの暴行による傷害について,Aと使用者B社を被告に330万円を請求し,150万円を支払う内容の訴訟上の和解をした。
B社側は登記上代表取締役のCが出頭しましたが,後にDはCが既に解任されていたと主張した。
また,Aの代理人L2は和解の特別授権を受け,Xの減額と引換えに謝罪・不再発誓約の条項を定めた。
和解が有効で履行された後,Xに新たな後遺障害が診断された。

2 設問が求めること

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早稲田大学法科大学院の入試対策―2027年度の民訴・憲法・刑訴の評価ポイント(AI作成)

目次

第1 公式の評価資料を答案対策に使う第2 民事訴訟法―二重起訴と確認の利益を混同しない1 まず,設問ごとに求められた立場を確認する2 論点の名前だけでなく,検討する位置を確かめる第3 憲法―判例に基づく判断と私見を書き分ける1 条例の問題と処分の問題を分ける2 二つの判決の事実関係と結論を比べる第4 刑事訴訟法―要証事実から伝聞性を考える1 同じ供述を,何の証明に使うのか2 心理状態という語だけで結論を決めない第5 答案を書いた後の点検表第6 よくある質問1 評価のポイントは模範解答そのものか2 判例と違う結論を書くと,直ちに評価が下がるのか3 この3科目だけで入試対策が完結するか第7 出典と整理の範囲
第1 公式の評価資料を答案対策に使う

早稲田大学法科大学院は,2026年10月12日の公表ページで,2027年度入学者選抜試験の法学既修者試験・論述試験について,問題,出題意図及び評価のポイントを案内している。
本記事では,そのうち民事訴訟法・憲法・刑事訴訟法の3科目を取り上げ,設問の読み方と答案の点検方法を整理する。

ここで扱うのは,2026年に実施された2027年度入学者選抜の資料である。
大学の評価資料に書かれた指摘と,それを踏まえて本記事が提案する学修方法を区別する。
以下の点検項目は,本記事による整理であり,大学が公表した独立の配点表や合否基準ではない。

志願者数・合格者数などの選抜結果は,早稲田大学法科大学院の2027年度選抜―志願増と未修者合格者の構成変化を参照されたい。
入試結果の集計と,個々の答案に求められる内容は,分けて読むことが大切である。

第2 民事訴訟法―二重起訴と確認の利益を混同しない
1 まず,設問ごとに求められた立場を確認する

大学の民事訴訟法の評価資料は,先に債務不存在確認の訴えが提起され,その後に同じ権利について給付の訴えが提起された事例を扱っている。
設問1では民事訴訟法142条の適用を肯定する立場,設問2では適用を否定する立場からの論証を求め,設問3ではそれらを踏まえた態度決定と裁判所の処理を問う,という構成が説明されている。

したがって,最初から自分が支持する見解だけを書けば足りる問題ではない。
学修時には,問題文にある当事者の主張と設問の要求を対応させ,どの立場から何を説明する段階なのかを整理するとよい。

2 論点の名前だけでなく,検討する位置を確かめる

評価資料が評価ポイントとして挙げているのは,当事者及び事件対象の同一性,原告と被告が入れ替わっている点,確認の訴えと給付の訴えは権利保護形態が異なるが同一の権利を目的とする点,給付訴訟には債務名義取得の利益もある点などである。
同資料は,これらの点をどう評価するかが評価ポイントになるとし,この問題をめぐる学説上の対立の議論を理解できているかも評価ポイントになるとしている。

同資料は,多くの受験答案が先行する債務不存在確認訴訟の確認の利益を論じ,それを二重起訴禁止原則の適用要件の問題として扱っていたことを批判している。
同資料によれば,先行訴訟の確認の利益は,後訴が二重起訴禁止原則に該当するか否かが確定した後に生じる問題である。
本記事は,この指摘を,確認の利益に一切触れてはいけないという意味ではなく,検討の順序を取り違えないためのものとして読む。

答案を書いた後は,論点名を拾えたかだけでなく,設問への答えになる位置でその論点を論じたかを点検したい。
反訴や別訴に関する一般的な整理と,この事例で問われた二つの訴えの関係は,同じ問題として一括処理しない。

第3 憲法―判例に基づく判断と私見を書き分ける
1 条例の問題と処分の問題を分ける

大学の憲法の評価資料は,集会のために会館を利用できなかった者の主張について,条例自体の憲法適合性と,個別の使用不許可処分の適否を分けて検討する構成を示している。
同資料は,審査基準を定立して当てはめれば足りるとする論証パターン的な解答から受験生が抜け出せていないとも指摘している。
本記事としては,何を対象にした主張・判断なのかが分からない答案にしないことが重要と考える。

同資料は,二つの事例が泉佐野市民会館事件と上尾市福祉会館事件を模したものであり,判例を踏まえた裁判所の判断と,その当否に関する私見の双方を述べる必要があると説明している。
判例の結論を紹介する部分と,自分がその結論を支持し,又は異なる結論を採る理由を述べる部分を区別して準備したい。

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予備試験廃止と受験資格制限の撤廃は同じか―2019年の司法試験法改正案(AI作成)

目次

第1 「予備試験廃止」だけでは制度の方向は分からない第2 2019年の法案は何を削除しようとしたか第3 試験や合格後の養成までなくす案ではない1 本試験の選抜は残す2 合格後の養成も変更する第4 廃止後の入口を比べる第5 法案の説明と政策評価を分ける第6 受験準備に使う場合の注意と関連記事第7 出典
第1 「予備試験廃止」だけでは制度の方向は分からない

予備試験を廃止するという提案を評価するときは,廃止後に誰が司法試験を受けられるのかを確認する必要がある。
予備試験という入口をなくすことと,司法試験を受けるための資格制限そのものをなくすことでは,志望者への影響が異なる。

この違いを具体的に示す資料が,2019年の第198回国会に提出された衆法第5号「司法試験法等の一部を改正する等の法律案」である。
本記事は,この法案に書かれた制度案を解説する。
施行された法律の説明ではない。

衆議院の審議経過情報によると,同法案は2019年4月17日に提出され,同年5月10日に衆議院で否決された。

第2 2019年の法案は何を削除しようとしたか

衆議院が公開する法案本文の第1条には,当時の司法試験法第4条と第5条を削除する規定がある。
受験資格を定める規定と,予備試験を定める規定を併せてなくす構成である。

法案の提出理由は,司法試験を広く受験しやすいものとするとともに,法曹の資質の維持向上を図るため,司法試験の受験者を法科大学院修了者及び司法試験予備試験合格者に限定する制度を廃止することを掲げている。

したがって,この法案の予備試験廃止を,法科大学院を経ない人の挑戦を排除する提案と読むのは正確でない。
本試験を受ける資格の制限をなくす案であるため,その前段階の資格取得試験もなくすという組合せになっている。

第3 試験や合格後の養成までなくす案ではない
1 本試験の選抜は残す

法案は,司法試験自体をなくすものではない。
短答式,論文式及び口述によって選抜する構成を提案していた。

短答式は憲法,行政法,民法,商法,民事訴訟法,刑法及び刑事訴訟法の7科目とし,論文式にはこれらの科目と法律実務基礎科目を置く。
さらに,筆記試験の合格者を対象に口述試験を行う内容だった。
法科大学院修了者には,申請によって法律実務基礎科目の論文式試験を免除する仕組みも置いていた。

受験の入口を広げることと,試験で必要な能力を確認することを,別の段階に置く設計だと整理できる。
受験資格制限の撤廃だけを取り上げて,能力確認まで廃止する法案だったと説明することはできない。

2 合格後の養成も変更する

法案第2条は,裁判所法に定める司法修習の期間を1年間から1年2月間へ改める内容である。
第3条には,弁護士会が法科大学院等と連携し,所属弁護士の資質の維持向上に資する研修機会を提供するよう努めること等についての規定もある。

法案第4条では法科大学院連携法を廃止するが,法科大学院そのものを廃止する規定とは区別しなければならない。
法案中には,法科大学院修了者の試験科目免除や,法科大学院等と連携する研修の規定が置かれている。

第4 廃止後の入口を比べる

「予備試験をなくす」という説明に接したときは,少なくとも次の二つを分けて考えるとよい。

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司法試験の新旧移行と合格者配分―2004年の法科大学院協会の要望を読む(AI作成)

目次

第1 新旧試験の併存を何から調べるか第2 2004年の要望に記載された数字第3 受験生の視点で読むと何が問題になるか第4 この資料から断定できないこと第5 当事者の回想と制度資料を併せて読む第6 出典と確認の範囲
第1 新旧試験の併存を何から調べるか

旧司法試験から新司法試験への移行を考えるときは,受験生の経験と,制度を動かす側が残した文書を併せて読む必要がある。
とりわけ重要なのが,新旧それぞれの合格者数をどう配分するかという問題である。

本記事では,法科大学院協会が公表した2004年10月29日の臨時理事会報告と要望を読む。
当時の協会の立場を知る一次資料であるが,政府の決定そのものではない。
この区別を置くことで,制度への評価と,資料によって確認できる事実を整理しやすくなる。

第2 2004年の要望に記載された数字

法科大学院協会の臨時理事会報告によると,会議の契機は,2006年の新旧試験の合格者数を各800人とする素案が検討されているとの新聞報道等だった。
協会は,合格者配分が法科大学院の存立に関わる問題だと位置付けた。

別紙の要望は,2006年について旧試験500~600人程度,新試験1000人程度以上を求め,2007年以降は旧試験を漸次ごく少数に抑え,法科大学院の教育の成果を見定めつつ新試験を大幅に増やす方向を示している。

これらの数字は,性質の異なる情報である。
各800人という数字は,報告が新聞報道等の内容として挙げる素案であり,その作成主体や報道の具体名は報告に書かれていない。
500~600人と1000人程度以上は協会の要望である。
いずれも,この文書だけを根拠に,最終的な政府の決定人数や実際の合格者数と扱うことはできない。

第3 受験生の視点で読むと何が問題になるか

制度を新しい経路へ移す側にとっては,新制度を機能させるために移行を進める必要がある。
一方,旧制度で学習を続けてきた受験生にとっては,自分が挑戦している経路にどれだけの機会が残されるかが問題になる。

この二つの視点は,同じ合格者配分を見ても評価が分かれ得る。
新しい教育制度を支える必要性を説明するだけでは,既に長期間学習してきた人にどのような経過措置が必要かという問いには答えきれない。

受験生の不安を検討するには,試験が形式上存続していたかだけでなく,残された期間,合格の機会,新しい経路へ移るための時間と費用を検討する必要がある。
反対に,厳しい経験の記述だけから,個々の政策決定者の意図まで確定することも避けるべきである。

第4 この資料から断定できないこと

協会の要望を読んだだけでは,それが政府の最終判断へどの程度影響したかは分からない。
政策への影響を論じるには,要望の前後の司法試験委員会資料,決定文書及び審議経過を突き合わせる必要がある。

同様に,法科大学院制度全体が大学の利益だけを目的として作られた,という結論も,この一文書からは導けない。
特定の時点の団体の要求と,制度創設の目的全体とは,検討の対象が異なる。

数字の読み方にも注意が必要である。
要望人数,決定された目安,実際の最終合格者数,論文式試験の合格者数を混ぜると,移行の経緯を誤って説明することになる。
年度別の増減を論じる場合は,それぞれの資料が何の人数を示すかを確認する必要がある。

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平成28年司法試験論文式試験の主要7科目の模範解答と評価項目(AI作成)

目次

第1 この記事の対象第2 7記事の一覧第3 各問題の概要と重み5の事項1 憲法2 行政法3 民法4 商法5 民事訴訟法6 刑法7 刑事訴訟法第4 7記事に共通する作り方1 評価項目の抽出2 5段階の重み付け3 模範解答と解説第5 重みの分布の比較第6 関連記事第7 出典1 公式資料2 確認状態
第1 この記事の対象

本記事は,平成28年司法試験論文式試験の主要7科目の模範解答記事を整理するものである。
令和8年11月1日に取得した7子記事の公開本文を基準とする。
条件付きの別構成を含む評価表の全表示行から再計算した項目数は307,重み5は75項目である。
選択科目及び短答式試験は対象外である。

項目内容対象年度平成28年司法試験対象公法系2問・民事系3問・刑事系2問の主要7科目評価項目全307項目,うち重み5は75項目集計資料7子記事の現行公開版の評価表確認日令和8年11月1日資料の位置付け子記事の分析を整理したものであり,公式の模範解答・採点基準ではない

評価項目と重みは各子記事独自の分析であり,法務省の公式配点ではない。
条件付きの項目は当該構成を採る場合のものであり,全分岐を一つの答案に累積して要求するものではない。
項目数や重みの合計を,科目間の難易度,予測得点又は合格可能性に換算しない。

第2 7記事の一覧
科目主な論点評価項目重み5憲法GPS継続監視とプライバシー286行政法原告適格,例外許可,違法性の承継,用途該当性329民法親権者の代理権濫用,転得者保護,債権譲渡,保証委託5512商法取締役会の招集通知,報酬,解任,内部統制437民事訴訟法総有権確認,共同訴訟,反訴,既判力と参加的効力5520刑法強盗致死,承継的共同正犯,共犯関係からの離脱,暗証番号の聴取558刑事訴訟法留め置き,初回接見,伝聞・非伝聞,整理手続後の被告人質問3913合計主要7科目30775
第3 各問題の概要と重み5の事項

以下の番号は,各子記事の現在の公開評価表の通し番号である。
評価項目の記述は子記事により,旧IDが併記されている場合はその表示を保持する。
各項目の根拠と適用条件は子記事の該当行と併せて読む。

1 憲法

子記事は,架空の性犯罪者継続監視法に基づき,Aについて継続監視決定が申し立てられた事例を扱う。
体内に埋設したGPS装置による位置情報の継続取得と,危険区域の指定・警告・禁止命令を区別して検討する。
設問1はAの付添人としての違憲主張,設問2は検察官の反論を想定した自分の見解を求める。
科学的・医学的仮定を維持し,憲法31条・39条の問題は別の付添人の担当として除外する。
申立て段階であり,後続の警告・禁止命令が既に出された事例として扱わない。

重み5は6項目である。

番号2:公権力による位置情報の強制的収集に対抗するプライバシーの利益を,憲法13条に基礎付ける
番号4:監視を意識した行動の抑制を,移動・行動等の実体的自由への制約として結び付ける
番号7:保障利益の性質・重要性と規制態様を踏まえ,採用する審査枠組みの理由を説明する
番号10:本件を,将来の害悪を防ぐため現在の自由を制約する予防的権力行使として捉える
番号12:【別構成】採用した結論に応じ,予測可能な被害を放置する国家の責任又は確率的危険だけによる過酷な監視の限界を,強い反対視点として織り込む
番号22:私見では,自らの判断枠組み,事実評価及び結論を示し,反論への応答だけで終わらない

記事:平成28年司法試験公法系第1問(憲法)の模範解答と評価項目―出題の趣旨・採点実感から抽出した28項目と5段階の重み付け

(続きを読む...)平成28年司法試験論文式試験の主要7科目の模範解答と評価項目(AI作成)

平成27年司法試験論文式試験の主要7科目の模範解答と評価項目(AI作成)

目次

第1 この記事の対象第2 7記事の一覧第3 各問題の概要と重み5の事項1 公法系第1問(憲法)2 公法系第2問(行政法)3 民事系第1問(民法)4 民事系第2問(商法)5 民事系第3問(民事訴訟法)6 刑事系第1問(刑法)7 刑事系第2問(刑事訴訟法)第4 7記事に共通する作り方1 評価項目の抽出2 5段階の重み付け3 模範解答と解説第5 重みの分布の比較第6 関連記事1 他年度のハブと過去問の索引2 公式資料の所在と答案の書き方第7 出典1 公式資料2 確認状態
第1 この記事の対象

平成27年司法試験論文式試験の主要7科目について,公開中のAI作成の模範解答・評価項目記事を案内する。
対象は公法系2問,民事系3問,刑事系2問の計7問であり,選択科目と短答式試験は含めない。

項目内容対象年平成27年(2015年)対象憲法・行政法・民法・商法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法の7記事評価項目216項目。うち各記事が重み5としたものは55項目資料と集計令和8年11月1日に取得した子記事の公開評価表の全行から再計算読み方各記事の独自の評価項目であり,公式配点・予測得点ではない。重みの定義差は第4に示す

本記事は子記事の整理であり,公式の模範解答又は採点基準ではない。
重みの数値が同じでも,子記事ごとの定義・設問・適用条件を確認して読む必要がある。

第2 7記事の一覧
科目主な論点評価項目重み5憲法条件付採用,信条による差別,意見表明と採用判断286行政法移転命令の差止め,裁量・内部基準,損失補償215民法加工・付合,即時取得,立木の対抗関係,留置権,監督義務と過失相殺3211商法競業と損害,事業譲渡,行使条件変更と新株予約権2712民事訴訟法相殺と反訴,控訴審の審判範囲,既判力と不当利得3310刑法書類・鞄の持出し,誤想防衛,共犯と錯誤,不法領得の意思325刑事訴訟法秘密録音,約束による自白,派生証拠と伝聞法則436合計主要7科目・7問21655
第3 各問題の概要と重み5の事項

以下の重み5の事項は,各子記事がその重みを付けた評価項目の内容を,適用条件を残して整理したものである。
番号は取得時の子記事の公開評価表の通し番号であり,本記事独自の番号ではない。
特定の構成を採る場合の項目を,全ての答案へ累積して要求するものではない。

1 公法系第1問(憲法)

天然ガス資源Yの採掘に関する部署で条件付採用されたBらについて,反対意見と正式採用の判断を扱う問題である。
BとCの同一取扱い,BとDらの異なる取扱い,Bの外部への意見表明を区別する。

設問1(1)はBの訴訟代理人としてBの主張にできる限り沿い,同(2)はA市の反論のポイントを示す。
設問2は双方の主張を踏まえた自分自身の見解である。
採用関連法規と職業選択の自由は論じず,C自身への救済や国家賠償法の全要件へ広げない。

重み5は6項目である。
番号1:BC同一取扱い,BD差別,発言による不利益の三点を区別し,各立場で検討する。
番号5:絶対的平等との対比で相対的平等を説明し,形式的・実質的平等等と混同しない。
番号7:Bの勤務実績がDらとほぼ同程度ないし上回る点と,反対の考えが不採用理由である点を結び付ける。
番号8:14条1項の信条による差別を指摘し,安全確保を重視するBの考えに即して検討する。
番号13:外部への意見表明を21条の問題として扱い,19条の検討で置き換えない。
番号15:発言自体の禁止でないことを踏まえ,不採用を理由に表現の自由の制約が生じる仕組みを示す。

記事:平成27年司法試験・憲法(公法系第1問)の模範解答と評価項目28個(AI作成)

2 公法系第2問(行政法)

灯油の一般取扱所の近隣に葬祭場が建築され,移転命令が発せられることが確実な状況を扱う。
子記事は,内部基準自体と個別事情の扱い,損失補償を分けて整理している。

(続きを読む...)平成27年司法試験論文式試験の主要7科目の模範解答と評価項目(AI作成)

平成26年司法試験民事系第1問(民法)の模範解答と評価項目―出題の趣旨・採点実感から抽出した56項目と5段階の重み付け(AI作成)

目次

第1 この記事の対象と結論第2 評価項目の示し方と重み付けの基準1 評価項目の示し方2 5段階の重み付けの基準第3 本問の概要1 問題文と事実関係2 設問が求めること第4 評価項目と重み1 設問12 設問2小問⑴3 設問2小問⑵4 設問2小問⑶5 設問36 答案全体7 重みの分布第5 模範解答1 答案の前提と表記2 答案3 出題の趣旨・採点実感を踏まえた解説第6 関連記事1 同じ年度の司法試験の記事2 同じ科目の別の年度の記事3 本問の論点に関連する山中弁護士ブログの記事第7 出典及び確認状態1 公式資料2 法令3 裁判例4 確認状態
第1 この記事の対象と結論

平成26年司法試験・民事系科目第1問(民法)の解答例と評価表である。
評価項目と重みは公式資料から本記事が独自に整理したものであり,法務省の公式配点・公式解答ではない。

本問は,契約上の性能と賃料の対価関係,流産後の相続と和解の拘束力,土地所有と建物所有に基づく占有の関係を問う。
評価項目は全56項目,重み5は15項目,重み合計は224である。

項目内容対象問題平成26年司法試験・民事系科目第1問(民法)公式問題文法務省・平成26年民事系問題PDFの第1問。PDF1頁は表紙,本文は2頁~4頁。答案の基準時平成26年の試験実施時。旧95条・旧611条・旧252条を用いる。資料の状態問題・趣旨・採点実感はいずれも対象範囲を確認した。趣旨は全科目PDF3頁~6頁の第1問部分,採点実感は全科目PDF14頁~24頁。詳細は第7参照。主要事項免震性能,賃料減額と相殺,886条の胎児,和解の効力,返還請求と登記項目数と重みN=56,重み5=15,W=224。公式の得点換算ではない。主要裁判例大阪高等裁判所平成19年3月23日判決・平成18年(ネ)第3265号。将来賃料の相殺の補足に用いる。最高裁判例と扱わない。最高裁判所第一小法廷平成25年2月28日判決(平成23年(受)第2094号,民集67巻2号343頁)は,相殺適状の要件の確認に用いる。答案の分量枠内本文は見出し・空白・句読点を含め,改行除外3476字,改行込み3593字。全小問合計5000字以内。試験後の改正旧95条の錯誤無効,旧611条の減額請求等を現行制度に置き換えない。確認日令和8年11月1日。

答案では,設問1は旧611条1項類推による当初からの月20万円と過払120万円の相殺により解除を否定する。
設問2はF2500万円,Dの返還4000万円,Bの追加2000万円という,和解の総額を維持する構成を採る。
設問3ではHのKに対する建物収去土地明渡請求を認める。
設問2の返還額は和解の解釈により別の構成も許される。

第4の評価表と,第5の答案・対応表・設問別解説を併せて参照されたい。

第2 評価項目の示し方と重み付けの基準
1 評価項目の示し方

一項目につき一つの判定対象を置き,条文名だけでなく,答案のどの判断を評価するかが分かる形に整理した。
頁数は法務省掲載の各PDFの通し頁であり,趣旨と採点実感では異なる。
明示されていない算定や補足は「間接」,読んだ対象範囲に記載がないものは「記載なし」と示す。

必須・高評価・誤りの回避・許容分岐と,重み1~5は別の軸である。
条件付き項目は,その構成を採った場合だけ適用する。
賃料減額と損害賠償,和解の一部維持と全部否定を,全答案への累積要求にしない。

2 5段階の重み付けの基準

重み5は主ルートの成立・結論を左右する中核,4は重要な要件や法理と効果の接続,3は補充理由・限定・分岐,2は周辺的な注意・記述改善,1は影響の小さい補足である。
どの段階にも一定数を割り当てる方法は採らず,本問での役割から判断した。
重み2の項目がないことも,その結果である。

公式資料にある「優秀」等の答案例は例示であり,機械的な加点表ではない。
ここでの重みも,公式得点,順位,合格確率を示すものではなく,同じ欠陥を重ねて減点する趣旨でもない。

第3 本問の概要
1 問題文と事実関係

詳細は第1の公式問題文を参照されたい。
設問1では,免震構造を理由に周辺より25%高い月25万円で借りた店舗が,通常耐震にとどまり免震化には建替えを要すると判明した。

(続きを読む...)平成26年司法試験民事系第1問(民法)の模範解答と評価項目―出題の趣旨・採点実感から抽出した56項目と5段階の重み付け(AI作成)

平成26年司法試験公法系第2問(行政法)の模範解答と評価項目―出題の趣旨・採点実感から抽出した54項目と5段階の重み付け(AI作成)

目次

第1 この記事の対象と結論第2 評価項目の示し方と重み付けの基準1 評価項目の示し方2 5段階の重み付けの基準第3 本問の概要1 問題文と事実関係2 設問が求めること第4 評価項目と重み1 設問12 設問23 設問34 答案全体5 重みの分布第5 模範解答1 答案の前提と表記2 答案3 出題の趣旨・採点実感を踏まえた解説第6 関連記事1 同じ年度の司法試験の記事2 同じ科目の別の年度の記事3 本問の論点に関連する山中弁護士ブログの記事第7 出典及び確認状態1 公式資料2 法令3 裁判例4 確認状態
第1 この記事の対象と結論

本稿は,平成26年司法試験公法系第2問(行政法)を対象とする。
採石認可における保証の要求,要綱と裁量基準の関係,認可後の採取停止手段,周辺の森林所有者による義務付け訴訟を検討する。

出題の趣旨・採点実感を,判定対象が分かる54項目に整理し,1〜5の独自の重みを付した。
これは法務省の公式採点基準・項目別配点・予測得点ではない。

項目内容対象問題平成26年司法試験・公法系科目第2問(行政法)公式問題文公法系科目・論文式試験問題答案の基準時平成26年5月14日の試験時点問題の確認範囲法務省PDFの6頁~12頁(第2問と資料1~3)趣旨の確認範囲PDF2頁の第2問見出しから3頁の民事系科目見出しの直前まで実感の確認範囲法務省PDF(全科目83頁)の9頁~13頁(公法系第2問)主要事項認可裁量・要綱の性質,保証と採取計画の区別,撤回,非申請型義務付け項目数・重みN=54,n5=23,W=225(全公開項目の重み合計)判例の扱い条文と本件事実による構成。個別の裁判例を名指しした引用はない。答案分量改行を除いて4156字関連記事・年度の案内第6を参照確認日令和8年11月1日

本稿の答案例は,設問1の拒否処分を違法と考える。
設問2では指定に従って拒否適法説を前提にし,法定の監督処分と一般法理による撤回を区別した上で,提示事実だけで直ちに採取をやめさせることには慎重な結論を採る。
設問3ではDの原告適格を肯定し,重大な損害のおそれの立証が補充されない限り訴えは不適法とする。

答案本文は第5の2,重み5・4及び条件付き項目との対応は第5の3に示す。
各結論は論証を伴う一例であり,公式資料が唯一の結論を指定したという意味ではない。

第2 評価項目の示し方と重み付けの基準
1 評価項目の示し方

各項目は,公式資料の文章をそのまま採点表にしたものではなく,何を充足したかを確認できる単位へ再構成したものである。
出典列にはPDF頁・節と短い抜粋又は要旨を示す。
「間接」は一般的な要求から当該項目へ具体化した部分,「記載なし」は公式資料の第2問部分に当該点を直接述べる記載が見当たらないことを示す。

「注意」は誤りを避ける観点であり,重みと別の性質を示す。
適用条件と採用構成を先に確認し,同じ誤りを肯定項目の不充足と注意項目の違反で重ねて評価しない。
複数の処分候補を検討することと,それらが同時に成立することも区別する。

2 5段階の重み付けの基準

5:その設問の判断を大きく分ける核心。
4:結論を理由付きで支える主要な論証・当てはめ。
3:通常押さえる法的処理・事情の評価。
2:論証を補強する説明・個別事情・誤りの注意。
1:補充的な引用・記述範囲の確認。

重みは各項目の役割から個別に判断し,段階別の件数を割り当てていない。
注意項目もNとWに含める。
手書き答案に関する項目は本電子テキストには非適用であり,別の答案へ適用するときはその条件を確認する。

第3 本問の概要

(続きを読む...)平成26年司法試験公法系第2問(行政法)の模範解答と評価項目―出題の趣旨・採点実感から抽出した54項目と5段階の重み付け(AI作成)

平成26年司法試験民事系第2問(商法)の模範解答と評価項目―出題の趣旨・採点実感から抽出した33項目と5段階の重み付け(AI作成)

目次

第1 この記事の対象と結論第2 評価項目の示し方と重み付けの基準1 評価項目の示し方2 5段階の重み付けの基準第3 本問の概要1 問題文と事実関係2 設問が求めること第4 評価項目と重み1 全体の前提と設問12 設問23 設問34 答案全体5 重みの分布第5 模範解答1 答案の前提と表記2 答案3 出題の趣旨・採点実感を踏まえた解説第6 関連記事1 同じ年度の司法試験の記事2 同じ科目の別の年度の記事3 本問の論点に関連する山中弁護士ブログの記事第7 出典及び確認状態1 公式資料2 法令3 裁判例4 確認状態
第1 この記事の対象と結論

平成26年司法試験の民事系第2問(商法)について,法務省の出題趣旨と採点実感から33個の評価項目を抽出し,5段階で重み付けした。
項目と重みは本記事独自の学習用整理であり,法務省の公式採点基準・項目別配点・予測得点ではない。

項目内容対象問題平成26年司法試験・民事系科目第2問(商法)公式問題文民事系科目の問題PDFの6頁~9頁答案の基準時平成26年5月の試験実施時。事例の評価時点は同年4月。問題・出題趣旨・採点実感いずれも第2問の該当頁を確認した。頁の範囲は第7に記載。主要事項新株発行の不存在,表見代表と不実登記,多額借財・濫用,代表訴訟評価項目33項目,重み5は20項目,重みの総和は148。主要判例最高裁平成15年3月27日判決(不存在確認の出訴期間),最高裁平成21年4月17日判決(重要業務の決議欠缺),最高裁平成21年3月10日判決(取引債務と代表訴訟)。答案分量3690字(見出し・末尾「以上」を含み,改行を1字として計数)。5000字以内。試験後の改正最低取締役員数は当時331条4項。現行の項番号や民法107条をそのまま用いない。年度別の案内法務省・平成26年司法試験問題確認日令和8年11月1日

本答案は,新株発行の不存在を認め,現物出資の清算には840条を類推する立場を採る。
借入れについては資格の外観保護を認めても,個別の多額借財の決議欠缺とHの過失から契約効果の帰属を否定する。
D・Eの損害賠償は会社に残る実損の限度で検討し,土地の売買契約上の登記義務は代表訴訟で追及できると解する。
第4に評価表,第5に答案と設問別解説,第7に資料と確認の限界を置く。

第2 評価項目の示し方と重み付けの基準
1 評価項目の示し方

一項目につき一つの判定対象になるよう整理し,根拠となる公式資料の実頁と短い引用を示した。
出題趣旨のみ・採点実感のみの事項も残し,対象範囲を読んだ上で根拠のない側は「記載なし」とした。
「注意」は誤った論述を避けるための基準を表し,重みと別の序列ではない。
不存在の肯定・否定や,現物出資清算の法的構成は許容される分岐であり,相容れない結論を同時に要求しない。

2 5段階の重み付けの基準
重み判断基準5その設問の判断を大きく分ける核心4結論を理由付きで支える主要な論証・当てはめ3通常押さえる法的処理・事情の評価2論証を補強する説明・個別事情・誤りの注意1補充的な引用・記述範囲の確認

公式資料に何回現れるかだけで重みを決めていない。
役員資格という共通前提,発行の実体,異なる認識対象,責任と損害をつなぐ理由など,各設問の結論を分ける役割を重視した。
重み1・2の件数を埋めるために項目を増やしていない。

第3 本問の概要
1 問題文と事実関係

問題文は法務省の民事系科目PDFの第2問である。
甲社は取締役会・監査役を置く全株式譲渡制限会社である。
創業者Aは300株,子Cは50株,妻Dは100株,Dの子Eは50株を保有していた。
A・DはEの取締役・代表取締役就任を相談し,Aが登記したが,Cへの説明も必要な選任・選定決議も欠いていた。

DがEへの400株発行を計画し,Cは反対,Aは態度を保留した。
Eは全員賛成との虚偽議事録を作り,4000万円相当の賃貸建物を現物出資して発行登記をした。
建物は毎年100万円の収益が見込まれ,弁護士の価額証明と不動産鑑定士の評価もあった。
Eは妻Fの提案でHから2億円を年10%で借り,同率で乙社に貸したが,回収不能が確実となった。

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第80期司法修習開始前の日程―採用申込み・研修・就職説明会(AI作成)

目次

第1 最初に区別する三つの日程第2 採用申込みから修習開始まで1 主な日程2 全員共通の締切と個別事情による提出を分ける第3 日弁連の就職活動支援と全国就職合同説明会1 11月21日の就職活動セミナー2 11月26日・27日の個別相談会3 11月26日~30日の全国就職合同説明会第4 各地の就職説明会第5 青法協の説明会・交流会・学習会第6 中部弁護士会連合会の事前研修と検察庁の進路説明会の確認状況1 中部弁護士会連合会の事前研修2 検察庁の進路説明会第7 予定表へ登録する際の確認事項第8 関連する記事第9 出典
第1 最初に区別する三つの日程

第80期司法修習の開始前には,採用申込みの期限,該当する人だけが行う追加手続の期限,任意に参加する研修・就職説明会の日程がある。
本記事は令和8年11月1日現在の公開資料に基づき,令和9年3月19日の採用発令までに関係する予定を整理する。
説明会の開催日と参加申込期限は別であり,定員による早期締切や予定変更にも注意が必要である。

まず優先したいのは,裁判所の採用手続である。
受付フォームの入力は令和8年11月18日正午まで,本申込フォームの入力と書類データの提出は同月27日午後3時までであり,受付フォームに入力しただけでは申込みは完了しない。
就職説明会や交流会への参加を,この採用手続の代わりにすることはできない。

最高裁判所は,申込手続の手引きを令和8年10月30日に再掲載している。
最新の入口は裁判所「司法修習生採用選考」であり,以下は同ページから案内される第80期の選考要項と申込手続の手引きを基準とする。

第2 採用申込みから修習開始まで
1 主な日程

表中の「頃」は,資料自体が幅を持たせている予定である。
採用内定通知の発送期間を,実務修習地の通知日や全員の到着日と読み替えないようにしたい。

時期予定・期限対象と注意点令和8年11月11日午後4時予定司法試験合格発表法務省の受験案内による予定11月11日午後5時~11月18日正午採用選考の受付フォームへの入力本申込みとは別の段階サインイン可能となった時点~11月27日午後3時本申込フォームへの入力・書類データの提出必要書類のアップロードまで行う12月1日~令和9年1月29日兼学許可の申請兼学を希望する該当者。申請により当然に許可されるものではない令和8年12月10日頃~令和9年1月15日頃採用内定通知の発送個人ごとに時期が異なり得る令和8年12月22日まで大学等の成績証明書等の提出申込時に既に卒業・修了・退学している場合の遅くともこの日までという期限令和9年1月15日頃内定留保通知書の送付留保通知と面接対象者であることは同義ではない1月25日~27日面接面接を受けるよう通知された人2月5日まで申込みの取下げの連絡取下げを希望する場合の連絡期限。担当係へ連絡し,取下書提出の指示を受ける3月18日まで大学等の成績証明書等,資格の登録抹消・業務廃止に関する証明書の追完発行手続を理由として提出が遅れる該当者の原則的な追完期限。直前の卒業等・届出の例外は次項参照3月19日採用発令導入修習は3月19日~4月9日,実務修習は4月13日からの予定

合格発表の予定は法務省「令和8年司法試験受験案内」1頁,採用手続の日程は前掲選考要項及び申込手続の手引きによる。

2 全員共通の締切と個別事情による提出を分ける

提出対象となる成績証明書は,入学したすべての大学・大学院・法科大学院のものであり,卒業・修了・退学の年月の記載が必要とされている。
その年月の記載がない場合の別途の証明書や,成績証明書が発行されない場合等の扱いは,手引き7頁で確認する必要がある。

在学中の大学等の成績証明書等は,卒業・修了・退学の後,速やかに提出する扱いである。
発行手続を理由として提出が遅れる場合の追完期限は,原則として令和9年3月18日までであり,採用日直前に卒業等をする場合には同月26日までとされている。
申込時に既に卒業等をしている場合は,遅くとも令和8年12月22日までの提出が必要であり,誰でも翌年3月まで提出を待てるという意味ではない。

法科大学院在学中の受験資格に基づいて合格し,採用申込時に当該課程を修了していない人については,その法科大学院の成績証明書は申込時に取得できるものを提出すれば足りるとされている。
このような対象別の扱いも含め,自分に必要な書類を手引きで確認したい。

手引き8頁記載の資格について,採用日までに登録抹消又は業務廃止の届出を行う場合には,その受理を証明する書面を速やかに提出する扱いである。
発行手続により提出が遅れる場合の追完期限は原則として3月18日まで,採用日直前に届出をする場合は3月26日までとされている。
証明資料の追完に関する例外を,登録抹消等の届出自体を一律に後へ延ばせる制度と理解しないようにしたい。

本申込期限後,採用までの間に氏名,本籍,筆頭者,現住所又は電話番号に変更が生じた場合には,手引き8頁に従い,当該事由の発生から14日以内に届け出る扱いとなっている。
入力要領等の個別の案内と,当期の連絡を併せて確認する必要がある。

修習専念資金貸与関係の案内は令和8年11月上旬,修習給付金関係の案内は令和9年1月中旬に掲載される予定とされている。

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予備試験の大学別合格率・合格者数―令和7年の全体・大学生比較(AI作成)

目次

第1 大学別の合格率を見る前に1 本記事で比較する二つの集計2 合格率の計算方法と基準時点第2 主な12大学の合格者数・合格率を比較する第3 合格率順と合格者数順は一致しない1 比較する12大学を合格率順に並べる2 人数条件を付けずに「合格率1位」といえない理由第4 大学生表の個別表示校一覧第5 数字を読むときの注意点1 未掲載校を受験者ゼロとしない2 大学の教育効果や個人の合格確率とは区別する3 複数年を比較するときは同じ区分にそろえる第6 よくある質問1 予備試験の合格率が高い大学はどこですか2 予備試験で大学別の合格者数はどのくらいですか3 同じ大学の合格率が記事によって違うのはなぜですか4 表に載っていない大学は合格者ゼロですか5 予備試験に1年で合格するのは難しいですか6 大学別合格率は法学部だけの数字ですか第7 制度・採点・合格後の進路を調べる第8 出典
第1 大学別の合格率を見る前に
1 本記事で比較する二つの集計

令和7年の予備試験について,本記事で比較する「大学別・全体」の最終合格者6人以上の12大学では,東京大学が受験者802人・最終合格者97人で,合格率は12.09%である。
同じ東京大学でも,「出願時大学生」に限ると受験者441人・最終合格者76人で,17.23%となる。
大学名だけでなく,どの集団の数字かを確認する必要がある。

本記事は,中央教育審議会大学分科会法科大学院等特別委員会(第123回,令和8年3月4日)の配布資料として文部科学省が掲載する法務省の資料「令和7年司法試験予備試験受験状況(大学別・全体)」と「令和7年司法試験予備試験受験状況(大学生)」を用いる。
前者は最終合格者について大学卒業・大学(1年)~(4年)・大学中退の内訳を示し(出願者・受験者にこの内訳はない),後者は出願時の大学生を対象とする別表である。
「大学別・全体」の合計は受験者8,999人・最終合格者388人であり,法務省の最終学歴別集計の大学卒業・大学在学中・大学中退の人数の和と一致する。
令和7年予備試験全体の受験者12,432人・最終合格者452人とは一致せず,法科大学院修了者等は各大学の数字に入っていないとみられる。

2 合格率の計算方法と基準時点

本記事の合格率は,「最終合格者数÷受験者数×100」で計算し,小数第3位を四捨五入して小数第2位まで表示したものである。
出願者数を分母にはせず,短答式・論文式・口述の各段階だけの合格率とも区別する。

原資料の属性は令和7年3月の出願時点によるものであり,データは出願者の自己申告に基づく。
大学生の学年も出願時点の学年であり,原表の注記によれば,令和7年7月~令和8年1月の受験時には年度が1年加わる。

出典:大学別・全体の公式資料及び大学生の公式資料。

第2 主な12大学の合格者数・合格率を比較する

以下は,「大学別・全体」表で最終合格者が6人以上の12大学を取り出し,同じ大学の大学生表の数字を並べたものである。
掲載順は全体の最終合格者数が多い順であり,同数の大学は合格率の高い順に置いた。
同数の大学に優劣を付けるものでもない。

大学名全体・受験者全体・最終合格者全体・合格率大学生・受験者大学生・最終合格者大学生・合格率東京大学8029712.09%4417617.23%慶應義塾大学878586.61%511458.81%早稲田大学818425.13%306309.80%京都大学299299.70%1592113.21%中央大学901262.89%449163.56%一橋大学210157.14%1211310.74%大阪大学163127.36%9066.67%名古屋大学12297.38%74912.16%同志社大学22094.09%8455.95%明治大学33082.42%11743.42%上智大学11565.22%3812.63%法政大学19463.09%6945.80%

単位は人数欄が人,合格率欄が%である。
この12大学に載らない大学でも合格者はおり,この表は全大学の一覧ではない。
出典は大学別・全体表1頁と大学生表1頁である。

第3 合格率順と合格者数順は一致しない
1 比較する12大学を合格率順に並べる

第2の12大学について,「大学別・全体」の合格率が高い順に並べると,次のとおりとなる。
この順位の対象は,あくまで第2の掲載条件を満たした12大学である。

順位大学名合格率最終合格者数/受験者数1東京大学12.09%97/8022京都大学9.70%29/2993名古屋大学7.38%9/1224大阪大学7.36%12/1635一橋大学7.14%15/2106慶應義塾大学6.61%58/8787上智大学5.22%6/1158早稲田大学5.13%42/8189同志社大学4.09%9/22010法政大学3.09%6/19411中央大学2.89%26/90112明治大学2.42%8/330

例えば,慶應義塾大学は最終合格者58人,京都大学は29人である一方,合格率はそれぞれ6.61%,9.70%である。

(続きを読む...)予備試験の大学別合格率・合格者数―令和7年の全体・大学生比較(AI作成)

法科大学院の定員割れは何校?令和8年度の大学院別充足率・入試倍率(AI作成)

目次

第1 令和8年度は34校中21校で入学定員を下回った第2 全国34校の定員充足率一覧1 表の見方と計算方法2 国立・公立の法科大学院3 私立の法科大学院第3 定員割れと高い入試倍率が両立する理由1 充足率と競争倍率では分母が違う2 人数表だけで辞退理由や進学先を断定しない第4 全国の充足率と過年度の推移をどう読むか1 人数の充足率と学校数の割合は異なる2 同じ年度の定員と入学者数を併記する第5 定員割れに関するよくある質問1 定員割れの法科大学院なら誰でも入れるか2 同志社大学法科大学院は定員割れしているか3 定員割れと募集停止は同じか4 入学者が前年より減れば定員割れになるか第6 進学先を比べるときに確認したいこと第7 関連記事第8 出典
第1 令和8年度は34校中21校で入学定員を下回った

令和8年度(2026年度)の法科大学院について,文部科学省の学校別資料を集計すると,入学者選抜を実施した34校のうち21校で,入学者数が入学定員を下回っている。
本記事では,この状態を「定員割れ」と呼ぶ。
学校数の割合は約61.8%であり,文部科学省が公表した人数から本記事で計算したものである。

全国の入学定員は2157人,入学者数は2049人であり,人数で計算した入学定員充足率は約95.0%である。
全国の人数比が約95%であることと,半数を超える学校で定員割れが生じていることは両立する。
学校によって定員の大きさが違い,定員を超えて入学者を受け入れた学校もあるためである。

比較の基準は,文部科学省の資料1-4(各法科大学院の令和3年度から令和8年度までの入学者選抜実施状況等)に掲載された令和8年4月1日現在の人数である。
34校は当年度の入学者選抜実施校の数であり,募集停止校まで含む学校数とは区別する。
人数は当年度の入学者数であり,全学年の在籍者数ではない。

第2 全国34校の定員充足率一覧
1 表の見方と計算方法

入学定員充足率は,入学者数を入学定員で割って100を掛けた割合である。
以下の表は同じ文部科学省資料にそろえ,充足率を小数第2位で四捨五入して小数第1位まで示した。
定員割れの判定は丸めた充足率ではなく,元の人数の大小で行っている。

大学独自の公表資料と人数が異なる場合でも,全国比較表の一部だけを大学公表値に差し替えてはいない。
例えば同志社大学の入学者数は,文部科学省資料では74人,大学の2026年度入試結果では73人である。
両者の差の理由を推測で決めず,出典の違いを残す。

2 国立・公立の法科大学院
法科大学院入学定員入学者数充足率定員との関係北海道大学50人46人92.0%未充足東北大学50人52人104.0%超過筑波大学36人35人97.2%未充足千葉大学40人39人97.5%未充足東京大学230人202人87.8%未充足一橋大学85人83人97.6%未充足金沢大学15人18人120.0%超過名古屋大学50人48人96.0%未充足京都大学160人158人98.8%未充足大阪大学80人92人115.0%超過神戸大学80人80人100.0%同数岡山大学24人23人95.8%未充足広島大学20人21人105.0%超過九州大学45人56人124.4%超過琉球大学16人16人100.0%同数東京都立大学40人44人110.0%超過大阪公立大学30人28人93.3%未充足
3 私立の法科大学院
法科大学院入学定員入学者数充足率定員との関係学習院大学30人28人93.3%未充足慶應義塾大学220人201人91.4%未充足上智大学40人26人65.0%未充足専修大学28人22人78.6%未充足創価大学28人17人60.7%未充足中央大学160人122人76.3%未充足日本大学60人34人56.7%未充足法政大学30人39人130.0%超過明治大学40人44人110.0%超過早稲田大学200人214人107.0%超過愛知大学20人19人95.0%未充足南山大学20人19人95.0%未充足同志社大学70人74人105.7%超過立命館大学70人62人88.6%未充足関西大学40人37人92.5%未充足関西学院大学30人33人110.0%超過福岡大学20人17人85.0%未充足

集計すると,定員未充足が21校,定員と同数が2校,定員超過が11校となる。
入学定員の合計2157人と入学者数の合計2049人は,資料の合計欄と一致する。
学校全体の結果であり,この表だけから既修者・未修者それぞれの募集枠の充足状況は判断できない。

第3 定員割れと高い入試倍率が両立する理由
1 充足率と競争倍率では分母が違う

競争倍率は受験者数を合格者数で割った値であり,入学定員充足率は入学者数を入学定員で割った値である。
前者は選抜の受験・合格段階,後者は最終的な入学段階を表している。

(続きを読む...)法科大学院の定員割れは何校?令和8年度の大学院別充足率・入試倍率(AI作成)

司法試験の合格率を法科大学院別に比較―ランキング・在学中受験・修了者の違い(AI作成)

目次

第1 令和7年の法科大学院別最終合格率1 比較表の対象と計算方法2 合格者数が多い学校との違い第2 在学中受験と修了者を分けて比較する第3 既修者・未修者の実績を見る1 学校全体の率を自分の区分へ読み替えない2 大学院別の既修・未修の比較表第4 大学院別合格率の直近3年の推移第5 数字を進学先の判断に使うときの注意点1 少人数校では人数を先に確認する2 単年度の合格率と累積合格率を混ぜない3 学校の選び方と制度の説明4 令和8年の短答式結果は最終合格率と分けて読む第6 よくある質問1 司法試験の合格率が最も高い法科大学院はどこですか2 合格者数が最も多い法科大学院はどこですか3 在学中受験の合格率が高い学校を選べば有利ですか4 未修者は大学院全体の合格率で学校を選んでよいですか5 単年度と累積の合格率はどちらを見ればよいですか6 明治大学法科大学院の合格率は何%ですか7 法科大学院別の順位は出身学部別の順位ですか第7 出典と集計の範囲1 集計の範囲2 出典
第1 令和7年の法科大学院別最終合格率

令和7年司法試験の大学院別の最終合格率は,京都大学法科大学院が58.45%(受験者219人,合格者128人)で最も高い。
合格者数が最も多いのは早稲田大学法科大学院の150人であり,合格率の順位と合格者数の順位は異なる。

大学院別の数字を比べるときは,学校名だけでなく,試験年度,受験資格,既修・未修の区分及び元の人数をそろえる必要がある。
本記事では,法務省の令和7年の集計を文部科学省が公開した資料により,学校別の最終結果,修了者・在学中の内訳,既修・未修別の実績及び令和5年から令和7年までの推移を示す。
確認日は令和8年10月31日であり,令和8年司法試験の最終結果は本記事の集計に含めていない。

1 比較表の対象と計算方法

合格率は「最終合格者数÷受験者数×100」で計算した単年度の割合である。
受験者数には途中欠席者を含み,出願者数や短答式試験で必要な成績を得た者の数を分母にはしていない。

原表に記載された44校を掲載した。
そのうち受験者がいる学校は43校,最終合格者がいる学校は36校であり,この44校は現在の入学者募集実施校の一覧を意味しない。
合格者ゼロの学校も省略せず,受験者ゼロの学校の合格率は「―」とした。

順位は本表の最終合格率によるもので,公表値が同じ学校は同順位とし,次の順位はその校数分を飛ばす。
学校名を探す場合は,ブラウザーのページ内検索で「明治大」のように大学の略称を入力されたい。

順位法科大学院受験者数最終合格者数合格率1京都大法科大学院21912858.45%2愛知大法科大学院9555.56%3慶應義塾大法科大学院23611850.00%3東京大法科大学院23211650.00%5一橋大法科大学院1286147.66%6早稲田大法科大学院32515046.15%7東北大法科大学院1134943.36%8神戸大法科大学院1365641.18%9中央大法科大学院1907740.53%10関西学院大法科大学院481735.42%11北海道大法科大学院742635.14%12同志社大法科大学院1204033.33%13九州大法科大学院842630.95%14千葉大法科大学院541629.63%15大阪大法科大学院1684828.57%15名古屋大法科大学院1123228.57%17専修大法科大学院27725.93%18広島大法科大学院37924.32%19金沢大法科大学院22522.73%20福岡大法科大学院31722.58%21日本大法科大学院1042120.19%22岡山大法科大学院46919.57%22上智大法科大学院46919.57%22東京都立大法科大学院921819.57%25明治大法科大学院1112118.92%26筑波大法科大学院681217.65%27関西大法科大学院641117.19%28学習院大法科大学院42716.67%29立命館大法科大学院1402215.71%30創価大法科大学院39615.38%31甲南大法科大学院16212.50%31琉球大法科大学院32412.50%33大阪公立大法科大学院53611.32%34南山大法科大学院19210.53%34法政大法科大学院76810.53%36駒澤大法科大学院3026.67%37近畿大法科大学院400.00%37成蹊大法科大学院100.00%37西南学院大法科大学院200.00%37桐蔭横浜大法科大学院300.00%37北海学園大法科大学院300.00%37横浜国立大法科大学院600.00%37立教大法科大学院300.00%―京都産業大法科大学院00―

出典:令和7年司法試験法科大学院等別合格者数等(合格率順)・文部科学省掲載の資料1-4。

2 合格者数が多い学校との違い

合格率が高いことと,多くの合格者を出していることは,別の特徴である。
令和7年は,早稲田大学150人,京都大学128人,慶應義塾大学118人,東京大学116人の順に合格者数が多い。
合格者数を確認する場合も,受験者数と合格率を併記して比べるのがよい。

出典:令和7年司法試験法科大学院等別合格者数等(合格者数順)・資料1-3。

第2 在学中受験と修了者を分けて比較する

法科大学院全体では,修了者は受験者2013人,合格者441人で21.91%,在学中受験資格者は受験者1352人,合格者712人で52.66%である。
両者を合わせた大学院全体は,受験者3365人,合格者1153人で34.26%となる。

在学中と修了者の数字は,受験資格が異なる集団の比較である。
この差だけでは,在学中に受験することによる教育効果や,同じ人が修了後に受験した場合の合格確率は分からない。

次の表の各欄は「合格者数/受験者数(合格率)」である。
「―」は受験者がゼロであることを示し,受験者がいて合格者がゼロの場合の0.00%と区別した。

法科大学院修了者:合格者/受験者(率)在学中:合格者/受験者(率)京都大法科大学院30/93(32.26%)98/126(77.78%)愛知大法科大学院4/8(50.00%)1/1(100.00%)慶應義塾大法科大学院23/85(27.06%)95/151(62.91%)東京大法科大学院37/119(31.09%)79/113(69.91%)一橋大法科大学院20/57(35.09%)41/71(57.75%)早稲田大法科大学院56/160(35.00%)94/165(56.97%)東北大法科大学院25/84(29.76%)24/29(82.76%)神戸大法科大学院21/70(30.00%)35/66(53.03%)中央大法科大学院18/93(19.35%)59/97(60.82%)関西学院大法科大学院15/45(33.33%)2/3(66.67%)北海道大法科大学院15/39(38.46%)11/35(31.43%)同志社大法科大学院17/67(25.37%)23/53(43.40%)九州大法科大学院13/59(22.03%)13/25(52.00%)千葉大法科大学院10/46(21.74%)6/8(75.00%)大阪大法科大学院15/98(15.31%)33/70(47.14%)名古屋大法科大学院12/64(18.75%)20/48(41.67%)専修大法科大学院6/21(28.57%)1/6(16.67%)広島大法科大学院6/28(21.43%)3/9(33.33%)金沢大法科大学院4/17(23.53%)1/5(20.00%)福岡大法科大学院5/27(18.52%)2/4(50.00%)日本大法科大学院14/79(17.72%)7/25(28.00%)岡山大法科大学院2/22(9.09%)7/24(29.17%)上智大法科大学院2/30(6.67%)7/16(43.75%)東京都立大法科大学院10/67(14.93%)8/25(32.00%)明治大法科大学院15/79(18.99%)6/32(18.75%)筑波大法科大学院4/56(7.14%)8/12(66.67%)関西大法科大学院8/55(14.55%)3/9(33.33%)学習院大法科大学院2/33(6.06%)5/9(55.56%)立命館大法科大学院11/93(11.83%)11/47(23.40%)創価大法科大学院1/23(4.35%)5/16(31.25%)甲南大法科大学院2/16(12.50%)―(受験者0人)琉球大法科大学院3/27(11.11%)1/5(20.00%)大阪公立大法科大学院5/24(20.83%)1/29(3.45%)南山大法科大学院2/17(11.76%)0/2(0.00%)法政大法科大学院6/63(9.52%)2/13(15.38%)駒澤大法科大学院2/27(7.41%)0/3(0.00%)近畿大法科大学院0/4(0.00%)―(受験者0人)成蹊大法科大学院0/1(0.00%)―(受験者0人)西南学院大法科大学院0/2(0.00%)―(受験者0人)桐蔭横浜大法科大学院0/3(0.00%)―(受験者0人)北海学園大法科大学院0/3(0.00%)―(受験者0人)横浜国立大法科大学院0/6(0.00%)―(受験者0人)立教大法科大学院0/3(0.00%)―(受験者0人)京都産業大法科大学院―(受験者0人)―(受験者0人)

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京都大学法科大学院の入試・難易度・学費と司法試験合格率(AI作成)

目次

第1 京都大学法科大学院とは第2 入試の課程・募集人数と出願時の注意1 令和9年度の募集人数2 令和9年度の出願受付は終了している第3 他大学・非法学部・社会人から進学できるか第4 難易度と司法試験合格率の読み方1 入試の難易度と司法試験の成績を分ける2 令和7年の各年別実績第5 学費はいくらか第6 よくある質問1 京都大学には法科大学院がありますか2 京都大学法科大学院のレベルはどのくらいですか3 法科大学院で一番入りやすい大学はどこですか4 京都大学大学院の難易度も同じように判断できますか第7 関連記事第8 出典
第1 京都大学法科大学院とは

京都大学には,法曹養成のための専門職大学院である法科大学院がある。
法学未修者のための3年課程と,法学既修者のための2年課程が設けられている。
この記事では,令和8年(2026年)10月31日に確認した大学の公表資料に基づき,入試,費用及び司法試験実績を整理する。

学部・学科としての法学部への入学と,法科大学院への進学は別である。
また,京都大学の大学院全般の難易度を,法科大学院の入試結果だけで判断することはできない。

第2 入試の課程・募集人数と出願時の注意
1 令和9年度の募集人数

京都大学法科大学院の募集要項案内に掲載された令和9年度募集要項では,募集人員は合計160人である。

課程標準修業年限令和9年度募集人員法学未修者3年35人程度(特別選抜15人程度,一般選抜20人程度)法学既修者2年125人程度

既修者の募集には,3年次生出願枠30人以内及び法曹養成連携協定に基づく5年一貫型教育選抜20人程度が内数として含まれる。
これらを125人に足して募集人員を計算するものではない。

2 令和9年度の出願受付は終了している

令和9年度募集の出願期間は,未修者特別選抜が令和8年7月30日から8月5日,未修者一般選抜及び既修者枠が9月28日から10月5日であり,いずれも最終日午後5時必着とされていた。
令和8年10月31日の確認時点では,これらの出願受付は終了している。

大学は,参考用PDFだけでは出願手続を完了できず,冊子版の募集要項に同封された出願書類一式が必要である旨を案内している。
今後の受験では,前年の情報だけで準備を完結させず,志望する入学年度の募集要項と入試日程を確認する必要がある。

第3 他大学・非法学部・社会人から進学できるか

京都大学以外の大学の出身者も入学している。
大学の令和8年度入学試験結果では,入学者158人の出身大学は,京都大学87人,他大学71人とされている。

同じ資料の社会人は19人,大学資料の「非法学部出身者」(法律学以外の分野を専攻した者)は22人である。
両方に該当する人がいるため,重複を除いた人数は29人であり,19人と22人を単純に足した41人ではない。

未修者課程という区分と,非法学部出身という属性は同じではない。
大学の入試FAQによれば,法学部出身者も未修者一般選抜に出願でき,他学部出身でも独学などで法律学を修得した人は既修者枠に出願できる。
ただし,実際の出願資格は,当該年度の募集要項に照らして確認しなければならない。

未修者特別選抜は,他学部出身者又は社会人を対象とする選抜である。
この区分は学部名だけで決まるものではなく,法学部・法学科の出身者でも,法学以外の科目に重点を置いて学修したと認められる人は含まれ得る。
ここでいう社会人を会社員の職歴だけに限定して考えるのは適切ではなく,大学の定義及び提出資料の条件を確認する必要がある。

第4 難易度と司法試験合格率の読み方

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平成26年司法試験公法系第1問(憲法)の模範解答と評価項目―出題の趣旨・採点実感から抽出した53項目と5段階の重み付け(AI作成)

目次

第1 この記事の対象と結論第2 評価項目の示し方と重み付けの基準1 評価項目の示し方2 5段階の重み付けの基準第3 本問の概要1 問題文と事実関係2 設問が求めること第4 評価項目と重み1 保障と制約の実質2 複合目的と判断枠組み3 各許可条件の具体的な検討4 主張・反論・自説及び検討対象5 表現・用語等の注意6 重みの分布第5 模範解答1 答案の前提と表記2 答案3 出題の趣旨・採点実感を踏まえた解説第6 関連記事1 同じ年度の司法試験の記事2 同じ科目の別の年度の記事3 本問の論点に関連する山中弁護士ブログの記事第7 出典及び確認状態1 公式資料2 法令3 裁判例4 確認状態
第1 この記事の対象と結論

平成26年司法試験公法系科目第1問(憲法)は,自然保護地域におけるタクシーの運行許可条件を題材に,複合的な目的による職業の自由の制約を問う問題である。
出題の趣旨と採点実感から53の評価項目を抽出し,答案のどの処理を評価するかを5段階の重みで示す。
重みや項目数は本記事独自の整理であり,法務省の採点基準・配点ではない。

事項内容対象平成26年司法試験・公法系科目第1問(憲法)公式問題文平成26年司法試験論文式試験問題集[公法系科目第1問] PDF2頁~4頁(第1問)答案の基準時試験実施時の憲法・判例。条例は問題上の仮定として扱う。問題の確認問題PDF2頁~4頁を読んだ。第2問の本文は用いていない。出題の趣旨PDF1頁の第1問から2頁の第2問の直前までを読んだ。採点実感公法系科目第1問のPDF1頁~8頁を読んだ。主要事項職業選択と遂行,複合目的,各許可条件の個別審査,当事者の対立軸と自説項目数・重みN=53,重み5は8項目,重み合計W=195主要判例薬事法判決,酒販免許判決,司法書士法判決,農業共済当然加入制判決(裁判所名・裁判年月日・事件番号は第7の3)答案分量改行込み3561字,改行除外3460字(算定の方法は第5の1)。5000字以内である。試験後の法令等仮想の条例を現行の実在条例として扱わず,試験後の法令・判例を答案に用いない。確認日令和8年10月31日

本稿の私見は,EV・全席エアバッグ・知識試験の条件を合憲,AEDの全車搭載・営業所5年・勤務等10年・過去10年間の無事故無違反という条件を違憲とするものである。
ただし,残る有効なEV条件をC社が満たさないため,取消請求は棄却すべきと考える。
この結論だけが公式の正解であるという意味ではない。
重み5の中心事項は,目的分析(4・5),審査密度と一貫性(18・20),各枝の個別審査(22~24),条例自体の違憲性という対象の維持(42)である。
第4で全項目,第5で答案と対応関係を示す。

第2 評価項目の示し方と重み付けの基準
1 評価項目の示し方

同じ要求が繰り返される記載と,その裏返しである注意例は同一項目へ統合し,独立に判定できる処理を一項目とした。
両公式資料の関連範囲を読んだ上で,根拠の頁と短い記載を示す。
PDFの頁は,ファイルの先頭から数えた頁である。
「個別の明示なし」は当該項目の具体的な記載がないという意味で,一般論の不存在を意味しない。
「間接」は公式の各号・各枝の個別審査要求を,問題文の具体的な条件へ適用した本記事の整理である。

注意事項も,回避する誤りの影響に応じて重みを決めている。
条件付きの項目は,その理論や構成を選んだ場合に適用し,全答案へ累積して要求しない。
公式が結論を指定していない点について,本稿の合憲・違憲の選択を評価項目に置き換えていない。

2 5段階の重み付けの基準
重み役割本問での扱い5本問の中心構造・審査の成否を左右する事項複合目的,基準と結論の一貫性,各枝の個別審査等4主要な理由付け・具体的検討各許可条件,弱者性,消費者利益,AEDの比較・費用等3通常の論点処理・条件付き構成の理解人格的利益,平等論,理論を選ぶ場合の説明等2補助的な用語・表現上の注意立法裁量の用語,曖昧な審査密度表現等1補足的な表記・可読性の確認見出し・判読性・用紙の使い方等

重みは公式資料への登場回数で機械的に決めたものではない。
資料の明示と,本記事が評価した設問内での役割を区別する。
項目数や重み合計から難易度・合格可能性・公式得点を推測することはできない。

第3 本問の概要
1 問題文と事実関係

事実関係の原文は法務省の問題PDFで確認できる。
A県B市には自然保護地域があり,狭く崖に面する道路で交通事故が多く発生し,排気ガスによる原生林の損傷も深刻になりつつある。

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平成28年司法試験刑事系第2問(刑事訴訟法)の模範解答と評価項目―出題の趣旨・採点実感から抽出した39項目と5段階の重み付け(AI作成)

目次

第1 この記事の対象と結論第2 評価項目の示し方と重み付けの基準1 評価項目の示し方2 5段階の重み付けの基準第3 本問の概要1 問題文と事実関係2 設問が求めること第4 評価項目と重み1 設問1(留め置き)2 設問2(初回接見の指定)3 設問3(伝聞法則)4 設問4(被告人質問の制限)5 答案全体6 重みの分布第5 模範解答1 答案の前提と表記2 答案3 出題の趣旨・採点実感を踏まえた解説第6 関連記事1 同じ年度の司法試験の記事2 同じ科目の別の年度の記事3 本問の論点に関連する記事第7 出典及び確認状態1 公式資料2 法令3 裁判例4 確認状態
第1 この記事の対象と結論

本記事は,平成28年司法試験の刑事系科目第2問(刑事訴訟法)を対象とする。
法務省の出題の趣旨と採点実感の対象範囲を読み,評価項目を独自に整理して,模範解答と対応させた。
法務省が公表した模範解答・項目別配点ではない。

項目内容対象問題平成28年司法試験・刑事系科目第2問(刑事訴訟法)。公式問題文法務省公表の刑事系科目問題。第2問は同PDFの5頁~8頁で,その全部を読んだ。答案の基準時平成28年の試験実施時。試験後の法令を当時の法令として混用しない。出題の趣旨法務省公表の合冊PDFの15頁~18頁(第2問の見出しから選択科目の見出しの直前まで)を読んだ。採点実感法務省公表の刑事系科目PDFの7頁~12頁(第2問全体)を読んだ。採点方針,設問別の指摘,答案の水準及び末尾の教育上の指摘を含む。主要事項留め置きの強制処分該当性・任意捜査の限界,初回接見の指定,伝聞・非伝聞,公判前整理後の被告人質問。評価項目総数39,重み5は13,重み合計157。条件付きの4項目を含む。主要判例最高裁昭和51年3月16日第三小法廷決定,最高裁平成11年3月24日大法廷判決,最高裁平成12年6月13日第三小法廷判決,最高裁平成27年5月25日第二小法廷決定。事件番号等は第7参照。答案分量4291字(改行を除き,見出し・空白・末尾「以上」を含む)。答案全文は第5の2,評価項目との対応・留保は第5の3。試験後の法令・判例本記事の答案は試験時を基準とする。法令の版の確認範囲は第7に示す。後年の記事は学習上の関連案内として扱う。確認日令和8年10月31日。

本記事の答案は,設問1の事例2の措置及び事例3の13時より前の措置を適法とし,少なくとも13時以降の措置を違法とする。
設問2は①を適法,②を違法とし,設問3の③は非伝聞として証拠能力を認め,設問4の④の質問・供述は制限できないとする。
これらは本記事が採用する構成・事実評価による結論であり,公式資料が各結論を唯一のものとして指定しているという意味ではない。

第2 評価項目の示し方と重み付けの基準
1 評価項目の示し方

一項目につき一つの判断対象を置き,出題の趣旨・採点実感の記述を,答案のどの部分を確認するかが分かる表現へ言い換えた。
同じ理解を求める正しい処理と誤りの注意は,原則として同じ項目にまとめ,二重の評価を避けている。
独立の注意点は【注意】,特定の構成だけに適用されるものは【条件付】と表示した。

出典欄の頁は,法務省の公式PDFの先頭から数えた頁であり,リンクは該当頁を示す。
「明示」はその要求又は判断構造を公式資料が述べるもの,「間接」は一般的な要求や事実を評価する指示から本記事が具体化したものを表す。
「記載なし」は,対象の第2問の関連部分に対応する記載がないことを示すものであり,資料を確認していないという意味ではない。

【条件付】の項目は,その構成を採る場合に必要となる。
本記事の答案で採らない別構成を含めて,全39項目を一つの答案へ累積して要求するものではない。
本記事の通常の構成に適用するのは35項目で,その重み合計は145となる。

2 5段階の重み付けの基準
重み判断基準5その設問の判断を大きく分ける核心4結論を理由付きで支える主要な論証・当てはめ3通常押さえる法的処理・事情の評価2論証を補強する説明・個別事情・誤りの注意1補充的な引用・記述範囲の確認

重みは本記事の独自の重要度であり,法務省の採点基準・配点・予測得点ではない。
両資料に現れた件数や注意という区分だけで重みを決めず,その項目が設問の判断で果たす役割から個別に判断した。
段階ごとの件数の割当てはしていない。

第3 本問の概要
1 問題文と事実関係

詳細な事実関係と下線部①~④は,公式問題文を参照されたい。
警察官Pらは,覚せい剤使用等の疑いを抱いた甲に任意同行・尿提出を求め,車両と警察官を配置して留め置いた。
留め置きは,初期の約30分から,令状請求準備以降の5時間へと進み,13時と16時には甲を車の運転席前へ押し戻す行為も行われた。

(続きを読む...)平成28年司法試験刑事系第2問(刑事訴訟法)の模範解答と評価項目―出題の趣旨・採点実感から抽出した39項目と5段階の重み付け(AI作成)

平成27年司法試験刑事系第2問(刑事訴訟法)の模範解答と評価項目―秘密録音・約束による自白・伝聞法則(AI作成)

目次

第1 この記事の対象と結論第2 評価項目の示し方と重み付けの基準1 評価項目の示し方2 5段階の重み付けの基準3 本問で留意した点第3 本問の概要1 問題文と事実関係2 設問が求めること第4 評価項目と重み1 設問1・判断枠組み2 設問1・①の録音3 設問1・②の聴取録音4 設問2前段・証拠収集5 設問2後段・伝聞法則6 設問2後段・本件文書7 設問2後段・本件メモ8 設問2・共謀立証の前提に関する注意9 設問1・①を強制処分とする場合10 重みの分布第5 模範解答1 答案の前提と表記2 答案3 出題の趣旨・採点実感を踏まえた解説第6 関連記事1 同じ年度の司法試験の記事2 同じ科目の別の年度の記事3 本問の論点に関連する記事第7 出典及び確認状態1 公式資料2 法令3 裁判例4 確認状態
第1 この記事の対象と結論

本問は,隣室からの秘密録音と,約束による自白を端緒として得た物証の証拠能力,さらに二つの書面の伝聞性を扱う。
処分の性質と利用場面を分け,それぞれの判断を具体的事実へつなぐことが重要である。

項目内容対象平成27年司法試験・刑事系科目第2問(刑事訴訟法)基準時平成27年の出題を対象とし,試験当時の法令を前提とする。現行制度への一般化はしない。問題法務省の問題PDFの5頁~8頁(第2問)を読んだ。第1問は対象外である。出題の趣旨法務省の出題の趣旨PDFの15頁(第2問の見出し)から19頁(選択科目の直前)までを読んだ。採点実感法務省の採点実感PDFの7頁~18頁(刑事系科目第2問)を読んだ。採点方針,答案の評価区分及び法科大学院教育への意見を含む。判例・法令判例原文と試験当時の法令の確認範囲は第7に示す。評価項目43項目。重み5は6項目。表示上の重みの合計163(記事独自の整理であり,公式配点ではない)答案の分量3367字(見出し・空白・改行を含む。5000字以内)

第4で評価項目を確認し,第5で答案と対応表を読むことができる。
出典ごとの確認範囲と限界は第7に示す。

本答案は①を適法な任意捜査,②を検証に当たる強制処分として令状欠缺により違法とする。
収集過程による両物証の排除は否定し,文書は非伝聞として採用,メモは伝聞例外の特信情況の立証が現状では足りないとする。
これは公式解答を示すものではなく,公式資料を踏まえた一つの答案構成である。

第2 評価項目の示し方と重み付けの基準
1 評価項目の示し方

公式資料の記述を,一つずつ照合できる要求と注意に整理した。
両資料の根拠を別々に示し,一方にない場合は「記載なし」,全体の規律に関する記述から間接に導く場合は「間接」とした。
資料の所在はPDFの頁で示す。
注意も重要性を個別に判断し,重みを一律にしていない。

許容される別構成や,特定の構成を選んだときだけ必要となる項目を含む。
すべてを一つの答案に累積して書く趣旨ではない。
通常項目と同じ失敗を指摘する注意を,別枠の二重減点に使わない。

2 5段階の重み付けの基準

重み5は,答案の骨格又は結論を左右する分類・主要な判断を扱う。
重み4は主要な理由付け・適用である。
重み3は通常押さえる法的処理・事情の評価,重み2は論証を補強する説明・個別事情・誤りの注意,重み1は補充的な引用・記述範囲の確認とする。
本件では重み1に該当する項目はなく,件数を揃えるために設けてはいない。
資料の掲載回数や出題の趣旨・採点実感の双方にあることだけでは重みを決めない。

3 本問で留意した点

強制処分の認定から違法の結論へ飛ばず,既存の法定処分としての性質と必要な手続を確認する。
自白についても,甲自身の公判証拠,乙に関する令状資料,丙公判の物証を分ける。
メモについては,丙の発言とそれを記録した乙の供述を別々に捉える。

第3 本問の概要

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平成27年司法試験刑事系第1問(刑法)の模範解答と評価項目―出題の趣旨・採点実感から抽出した32項目と5段階の重み付け(AI作成)

目次

第1 この記事の対象と結論第2 評価項目の示し方と重み付けの基準1 評価項目の示し方2 5段階の重み付けの基準第3 本問の概要1 問題文と事実関係2 設問が求めること第4 評価項目と重み1 甲の書類持出し2 甲によるCの鞄の取戻し等3 乙の罪責4 丙の罪責5 重みの分布第5 模範解答1 答案の前提と表記2 答案3 出題の趣旨・採点実感を踏まえた解説第6 関連記事1 同じ年度の司法試験の記事2 同じ科目の別の年度の記事第7 出典及び確認状態1 公式資料2 法令3 裁判例4 確認状態
第1 この記事の対象と結論

平成27年司法試験刑事系第1問(刑法)は,書類の持出し,鞄の取戻し,持出しの依頼及び逮捕されるための持去りを素材に,財産犯の占有・故意・共犯と錯誤の処理を問う問題である。
本記事は,法務省の出題の趣旨及び採点実感の第1問を読み,32の評価項目と模範解答を独自に整理したものである。
重みは法務省の配点・採点基準の再現ではなく,記事独自の学習上の重要度である。
条文は試験当時のものにより,裁判例は第7の3に示す範囲で原文を確認した。

項目内容対象平成27年司法試験・刑事系第1問(刑法)公式問題文平成27年司法試験論文式試験問題・刑事系科目(PDF2頁~3頁)答案の基準時平成27年の試験実施時。現在の拘禁刑の表記を当時の答案に持ち込まない。読んだ資料問題(PDF2頁~3頁),出題の趣旨(PDF12頁~15頁の第1問),採点実感(PDF1頁~6頁の第1問)評価項目32項目。うち重み5は5項目。表示上の重みの合計121中心事項保護法益と242条,認識の区別,誤想防衛の故意責任,乙の錯誤,丙の利用処分意思答案分量4185字(答案本文の見出し・空白・末尾「以上」を含み,改行を除く)。上限5000字主要判例最高裁昭和45年12月22日決定(ひったくり),最高裁平成元年7月7日決定(242条),最高裁平成16年11月30日決定(不法領得の意思)等。確認の範囲は第7の3による試験後の改正現行刑法の拘禁刑の表記は当時の懲役と異なる。答案は当時の刑名による確認日令和8年10月31日

答案例は,甲の書類窃盗と建造物侵入,Cに関する誤想防衛による故意責任否定と過失傷害,乙の教唆,丙の不法領得意思及び器物損壊の否定を採る。
これは本記事の構成であり,公式資料が唯一の結論として指定したものではない。
第4で評価項目,第5で答案例と評価項目の対応を示す。
条件付きの項目は,採用しなかった構成を同時に要求するものではない。

第2 評価項目の示し方と重み付けの基準
1 評価項目の示し方

一行を一つの判定対象に分け,規範,理由,事実評価,効果,誤りの回避を区別した。
資料欄の頁は法務省の公式PDFの頁を示す。
「間接」は関連する記述から本記事が抽出した項目,「対象範囲に対応記載なし」は第1問の範囲を読んで対応する記述がなかった項目である。
適用条件は項目文の先頭に明示する。
別解の条件を満たさない行は,その答案の必須要件でも自動的な失点でもない。
注意項目を他の同一内容に重ねて二重に加点・減点しない。

2 5段階の重み付けの基準
重み基準件数5設問の結論を大きく分ける核心54結論を理由付きで支える主要な論証・当てはめ163通常押さえる法的処理・事情の評価102補強説明・個別事情・誤りの注意11補充的記述0

重みは資料への登場回数だけで決めず,本問での役割を基準にした。
両資料に記載があることを重み4の必須条件とはしない。
各段階に件数を割り当てておらず,重み1は0件である。

第3 本問の概要
1 問題文と事実関係

公式問題文は平成27年司法試験論文式試験問題・刑事系科目の第1問である。

甲はA社の新薬開発部の部長だったが,乙から300万円と地位の提供を受ける約束で製造方法の書類を渡すと承諾した。
その後,甲は財務部経理課へ異動し,後任の部長に引継ぎをして金庫の暗証番号を伝えた。
甲は,部内会議で無人になった部屋から書類10枚を持ち出した。

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平成27年司法試験民事系第3問(民事訴訟法)の模範解答と評価項目―出題の趣旨・採点実感から抽出した33項目と5段階の重み付け(AI作成)

目次

第1 この記事の対象と結論第2 評価項目の示し方と重み付けの基準1 評価項目の示し方2 5段階の重み付けの基準第3 本問の概要1 問題文と事実関係2 設問が求めること第4 評価項目と重み1 設問12 設問23 設問34 答案全体5 重みの分布第5 模範解答1 答案の前提と表記2 答案3 出題の趣旨・採点実感を踏まえた解説第6 関連記事1 同じ年度の司法試験の記事2 同じ科目の別の年度の記事3 本問の論点に関連する山中弁護士ブログの記事第7 出典及び確認状態1 公式資料2 法令3 裁判例4 確認状態
第1 この記事の対象と結論

本記事は,平成27年司法試験の民事系科目第3問(民事訴訟法)について,法務省公表の問題・出題の趣旨・採点実感等に関する意見を踏まえ,AI作成の模範解答と33項目の評価表を示す。
評価項目の切分けと5段階の重みは本記事独自の整理であり,法務省の公式採点基準・配点ではない。

事項内容対象平成27年司法試験・民事系科目第3問(民事訴訟法)公式問題文法務省公表の民事系問題PDFのPDF12頁~15頁答案の基準時平成27年5月14日(当該民事系科目の実施日)。当時の問題と判例を前提とする問題の確認範囲PDF12頁~15頁の全4頁を読んだ出題趣旨の確認範囲PDF10頁の第3問見出しから11頁の刑事系科目見出しの直前までを読んだ採点実感の確認範囲民事系PDF24頁~30頁の第3問部分の全体を読んだ主要事項相殺の抗弁と予備的反訴,不利益変更禁止,不当利得の要件事実と既判力の作用項目数と重みN=33,重み5は10項目,重み合計W=133主要判例最高裁平成3年12月17日,平成18年4月14日,昭和61年9月4日の各判決答案分量改行を含め3052字,改行を除き2970字。5000字以内試験後の法令等後発の法令・判例を答案の根拠に用いない。当時の参照条文と引用判例原文の確認範囲は第7に示す年度別ハブ確認日現在,平成27年の年度別の一覧記事は掲載していない確認日令和8年10月31日

結論として,設問1の相殺主張は,反訴を予備的反訴と解することにより許される。
設問2ではXに有利な既判力を失わせないよう控訴棄却にとどめる。
設問3では残代金債権不存在の既判力の積極的作用から,Yの不当利得返還請求の請求原因が失当であると説明する。

重み5の中心は,分離を許さない条件関係,Yの申立て意思,控訴後の既判力の比較及び不当利得の具体的要件事実への作用である。
全項目は第4,答案全文と対応表は第5,資料の範囲は第7を参照されたい。

第2 評価項目の示し方と重み付けの基準
1 評価項目の示し方

一行につき,答案の何を確かめるかが分かる一つの評価対象に整理した。
出題趣旨と採点実感の同じ要求は統合し,総括で繰り返されたことを理由に項目を増やしていない。
根拠欄の「記載なし」は本問の関連範囲を読んだ上で該当の記述がないという意味であり,資料を取得していないという意味ではない。
「間接」は一般的な記述又は論点構造から導いた整理である。

注意事項の重みは,回避する誤りの影響から決めた。
【条件付】は選択できる構成の一つを示す項目であり,採らなかった構成を欠落として扱わない。
手書きの字形はデジタル答案へ適用しない。

2 5段階の重み付けの基準
重み判断基準5設問の判断を大きく分ける核心4結論を理由付きで支える主要な論証・当てはめ3通常押さえる法的処理・事情の評価2論証を補強する説明・個別事情1補充的な引用・表現・記述範囲の確認

両公式資料への登場回数や各段階の件数割当てで重みを決めたものではない。
以下の重みは,その事項が本問の結論と説明の中で果たす役割に基づく。
本記事の項目数や重み合計から,公式得点や合格可能性を算出することはできない。

第3 本問の概要
1 問題文と事実関係

問題全文は法務省公表の問題PDFのPDF12頁~15頁を参照されたい。
XがYに依頼した住宅のリフォーム工事の代金は総額600万円で,頭金300万円を除く残代金300万円が問題となる。
Xは瑕疵修補に代わる損害賠償300万円を請求し,Yは残代金を反訴で請求するとともに,相殺の抗弁を主張する。

設問2はXのみが控訴したという仮定の問題であり,現実に第一審判決が確定した場面とは区別する。

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平成27年司法試験民事系第2問(商法)の模範解答と評価項目―競業・事業譲渡・新株予約権(AI作成)

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第1 この記事の対象と結論第2 評価項目の示し方と重み付けの基準1 評価項目の示し方2 5段階の重み付けの基準3 本問で補った点第3 本問の概要1 問題文と事実関係2 設問が求めること第4 評価項目と重み1 設問1(競業・引抜きと損害)2 設問2(二取引と事業譲渡)3 設問3(条件の設定・廃止と株式発行)4 重みの分布第5 模範解答1 答案の前提と表記2 答案3 出題の趣旨・採点実感を踏まえた解説第6 関連記事1 同じ年度の司法試験の記事2 同じ科目の別の年度の記事3 本問の論点に関連する山中弁護士ブログの記事第7 出典及び確認状態1 公式資料2 法令3 裁判例4 確認状態
第1 この記事の対象と結論

平成27年司法試験の民事系科目第2問(商法)について,法務省の出題の趣旨・採点実感から評価事項を整理し,5000字以内の模範解答を示す。
本記事の答案,27項目への分け方及び重みは独自の分析であり,法務省の模範解答・公式配点ではない。

確認事項内容対象平成27年司法試験・民事系第2問(商法),全3設問設問比問題文は設問1:設問2:設問3を4:4:2としている公式資料の範囲問題のPDF6頁~10頁,出題の趣旨のPDF7頁~10頁(第2問部分),採点実感のPDF15頁~23頁答案の基準時平成27年司法試験の問題として,本問の事実当時の会社法を前提とする主要判例最高裁平成24年4月24日第三小法廷判決(平成22年(受)第1212号,民集66巻6号2908頁)評価項目27項目。重み5は12項目,表示上の重みの合計117答案の分量4186字(見出し・空白・改行・末尾「以上」を含む)。5000字以内主な結論Bの競業・引抜き責任,両取引の無効,上場条件違反による株式発行の無効原因を認める構成条件付き評価立場に応じて適用する行を明示する。相互に代替する構成を一つの答案で全部書くことを求めるものではない確認日令和8年10月31日

設問1は乙社のための競業取引と構成し,乙社の利益増加分800万円を推定損害の中心とする。
設問2は両売買を一体の事業譲渡と評価し,総会承認を欠くため両取引を無効とする。
設問3は上場条件の当初設定の委任を認める一方,発行後の上場条件の廃止を授権の範囲外とし,株式発行に無効原因があるとする。

第2 評価項目の示し方と重み付けの基準
1 評価項目の示し方

評価項目は公式資料の評価対象を,答案で判定できる単位に言い換えたものである。
表の番号は記事全体の通し番号とし,頁はリンク先PDFの頁で示す。
「間接」は出題の趣旨の一般的な記述から導いた項目を意味する。
各行の適用条件は当該行が必要となる立場を示し,立場の異なる行同士を同時に満たす必要はない。

2 5段階の重み付けの基準

重み5は結論を支える骨格,又は採点実感が答案評価の分かれ目として重視する接続である。
重み4は具体的な要件・事実・数値に基づく重要な検討,重み3は補完的な分岐又は全体の論理,重み2は対象の取違えを避ける確認,重み1は軽微な補助事項とする。
重みの合計を試験の100点へ換算したり,合格可能性に読み替えたりするものではない。

3 本問で補った点

競業の「誰のために」と損害推定の利益帰属先,重要性の実質判断と5分の1の形式基準,当初の条件設定と発行後の変更をそれぞれ分けた。
出題の趣旨・採点実感が認める別の構成は,本答案に欠けた必須論点とは扱わず,適用条件とともに示した。
条文・制度趣旨・積極消極の事実・法律効果を論理的な順序で接続するという一般的な指摘は,本問固有の27項目へ重ねて数えていない。

第3 本問の概要
1 問題文と事実関係

法務省の公式問題PDFの民事系第2問を対象とする。
甲社は全株式に譲渡制限のある取締役会設置会社で,乳製品と洋菓子の事業を営む。
洋菓子事業部門の業務執行を担当する取締役Bは,乙社の発行済株式の90%を取得し,顧問として乙社の洋菓子事業を指揮した。
甲社は関西地方への進出を企図して市場調査を委託し,委託料500万円を支払っていたが,乙社がQ商標を付したチョコレートの販路拡大に成功したことを知り,進出を断念した。
Bが洋菓子工場の工場長Eを乙社へ引き抜いたため,工場は操業停止を余儀なくされ,甲社は3日間受注ができず,1日当たり100万円相当の売上げを失った。

その後,甲社は洋菓子事業を丙社へ売る交渉をし,工場土地建物とP商標を二つの契約で売却した。

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平成27年司法試験民事系第1問(民法)の模範解答と評価項目―出題の趣旨・採点実感から抽出した32項目と5段階の重み付け(AI作成)

目次

第1 この記事の対象と結論第2 評価項目の示し方と重み付けの基準1 評価項目の示し方2 5段階の重み付けの基準第3 本問の概要1 問題文と事実関係2 設問が求めること第4 評価項目と重み1 設問1⑴2 設問1⑵3 設問2⑴4 設問2⑵5 設問3⑴6 設問3⑵7 答案全体8 重みの分布第5 模範解答1 答案の前提と表記2 答案3 出題の趣旨・採点実感を踏まえた解説第6 関連記事1 同じ年度の司法試験の記事2 同じ科目の別の年度の記事3 本問の論点に関連する山中弁護士ブログの記事第7 出典及び確認状態1 公式資料2 法令3 裁判例4 確認状態
第1 この記事の対象と結論

本記事は平成27年司法試験の民事系科目第1問(民法)を対象とし,公式の出題の趣旨・採点実感から32の評価項目を整理したものである。
評価項目,重み及び答案は本記事の分析であり,法務省の公式配点・公式解答ではない。

項目内容対象問題平成27年司法試験・民事系科目第1問(民法)公式問題文法務省・民事系問題PDFのPDF1頁~5頁答案の基準時平成27年の出題当時。主な事実の発生時期は平成23年~24年。後の債権法改正等を遡及適用しない。資料の状態問題(PDF1頁~5頁),出題の趣旨(全科目のPDFのうち3頁~7頁の第1問部分),採点実感(民事系科目のPDFのうち第1問の1頁~14頁)は法務省掲載のPDFで読んだ。主要事項加工・付合・即時取得と償金,立木の公示,留置権,監督者責任,被害者側の過失項目数と重み全32項目,重み5は11項目,重み合計130。独自の重みであり得点換算ではない。答案の分量枠内答案は見出し・改行込み3730字,改行を除いて3636字。全小問合計5000字以内。主要裁判例最高裁第三小法廷昭和33年7月29日判決(昭和32年(オ)第42号,民集12巻12号1879頁),最高裁大法廷昭和39年6月24日判決(昭和36年(オ)第412号,民集18巻5号854頁),最高裁第一小法廷昭和41年6月9日判決(昭和39年(オ)第550号,民集20巻5号1011頁),最高裁第三小法廷昭和42年6月27日判決(昭和40年(オ)第1056号,民集21巻6号1507頁),最高裁第二小法廷昭和49年3月22日判決(昭和47年(オ)第1067号,民集28巻2号347頁),最高裁第一小法廷昭和51年3月25日判決(昭和47年(オ)第457号,民集30巻2号160頁)確認日令和8年10月31日。判例・条文の確認範囲は第7参照。

答案の結論は,材木①の返還を認め,材木②については付合時のDの間接占有を踏まえる価値即時取得構成により償金請求を否定する。
丸太③はFの確定取得によるEの所有権喪失を理由に返還請求を否定し,丸太④は本答案が採る牽連性を限定する見解から留置を否定する。
LのCに対する709条請求を認めつつ,Kの過失を被害者側の過失として減額に用いる。
これらは許容される構成の一例である。

第4で評価項目と重みを確認し,第5の答案と対応表を併せて読める。
重み5は,番号4・5・6・9・10・13・17・22・24・25・28であり,結論を分ける要件,制度間の接続及び具体的事情の評価を中心としている。

第2 評価項目の示し方と重み付けの基準
1 評価項目の示し方

一項目につき一つの判定対象とし,公式資料の検討事項を答案の評価に用いられる形に整理した。
頁は全科目又は全民事系を収めたPDFの通し頁である。
「直接」は当該事項を明示する記述,「間接」は関連記述から本記事が導くものを表す。
明示的な条文,補充説明,誤答への注意は,その出典ごとに分けて示す。

適用条件がある行は,その構成を採ったときに評価する。
Dの現存利益消滅構成と価値即時取得構成,Gの対抗要件の抗弁と所有権喪失の抗弁を,全ての答案へ累積要求しない。

2 5段階の重み付けの基準

重み5は主ルートを成立させる決定的な構成・規範・事実評価,4は重要な要件又は規範と効果の接続,3は補充的な理由・限定・分岐,2は周辺的な注意又は記述上の改善,1は影響の小さい補足を表す。
重みは,項目の件数ではなく,本問での役割を基準とする。
注意事項も,避ける誤りの影響に応じて評価する。

重みと必須性は別であり,重み5でも適用条件を付けた行がある。
同じ誤りを注意事項と実体項目で二重に減点しない。
合格率から項目数・配点・合格可能性を逆算するものでもない。

第3 本問の概要
1 問題文と事実関係

詳しい事実と設問は法務省の問題PDFを参照されたい。
設問1では,Aの所有権留保付き丸太をBが製材してCに売り,Cが一部をDの建物に用いた。

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平成27年司法試験公法系第2問(行政法)の模範解答と評価項目―出題の趣旨・採点実感から抽出した21項目と5段階の重み付け(AI作成)

目次

第1 この記事の対象と結論第2 評価項目の示し方と重み付けの基準1 評価項目の示し方2 5段階の重み付けの基準第3 本問の概要1 問題文と事実関係2 設問が求めること第4 評価項目と重み1 設問12 設問23 設問34 一般的な記述上の注意(重みの集計外)5 重みの分布第5 模範解答1 答案の前提と表記2 答案3 出題の趣旨・採点実感を踏まえた解説第6 関連記事1 同じ年度の司法試験の記事2 同じ科目の別の年度の記事3 本問の論点に関連する記事第7 出典及び確認状態1 公式資料2 法令3 裁判例4 確認状態
第1 この記事の対象と結論

本記事は平成27年司法試験公法系第2問(行政法)について,法務省の出題の趣旨・採点実感を基に,21の法的評価項目と5000字以内の答案例を示すものである。
一般的な記述上の注意6件は別に掲げ,法的評価項目の件数・重み合計へ加算しない。
評価単位の分け方,5段階の重み及び答案の結論は本記事独自の整理であり,法務省の公式採点基準・配点や合格可能性を示すものではない。

答案例は,設問1で移転命令の差止め訴訟を選び,移転の負担と直後の公表による信用損害を分けて訴訟要件を検討する。
設問2では内部基準の合理性と個別例外を区別し,危険物政令9条の距離短縮と23条の特例を比較する。
設問3では継続的な安全維持義務,設置時の予見・計画的回避可能性から補償を否定する構成を採る。
実体的な結論には別構成の余地があり,この答案だけが公式の正解という趣旨ではない。

項目内容対象平成27年司法試験公法系第2問(行政法)資料範囲問題PDF4頁~12頁。出題趣旨PDF2頁~3頁の第2問部分。採点実感PDF6頁~11頁。基準時平成27年の試験問題と付属法令抜粋・設問の仮定を基礎とする。現行事件への法律相談ではない。評価法的評価項目N=21,重み合計W=83。一般項目6件は別掲。重み5番号3・4・10・18・21の5件。答案分量3822字(題名・見出し・空白・改行・末尾「以上」を含む)。確認日令和8年10月31日。判例原文の確認範囲は第7に区別して記載する。
第2 評価項目の示し方と重み付けの基準
1 評価項目の示し方

公式資料の記述を,一つの判断対象ごとにまとめた。
同じ論点への肯定的要求と誤答指摘は原則として統合し,出題の趣旨と採点実感の双方にあることだけを理由に二重に数えない。
第4の引用は根拠位置を示す短い抜粋であり,評価項目の文章全体が公式資料の逐語引用という意味ではない。
記載なしは当該資料から直接の根拠を確認できないという意味であり,不要との判断を示すものではない。

【注意】は誤りを避けるための項目である。
注意項目を誤って積極的な主張の要求に変えたり,同じ不足を重複して減点したりしない。
複数の構成が許される場合は,各立場の規範・事実評価・結論が一貫しているかを検討し,相互に両立しない結論を累積要求しない。

2 5段階の重み付けの基準
重み本記事独自の基準5設問の結論に直結する中核の規範・判断操作・具体的当てはめ。4主要な法的理由,重要な事情,対立する構成への応答。3通常必要な訴訟選択・要件処理又は範囲の区別。2中核論証を支える補助的な前提の確認。1追加的な補足。本問の法的評価項目には該当なし。

重みは件数が均等になるよう割り当てたものではない。
番号3・4は重大損害の基準と二種類の不利益への適用,10は基準審査と個別事情審査の区別,18・21は安全維持義務と具体的な予見・回避可能性という各設問の核心なので,重み5とした。

第3 本問の概要
1 問題文と事実関係

Xは平成17年に許可を受けて灯油の一般取扱所を営んでいる。
取扱所所在地は工業地域であり,現在の危険物の倍数は55である。
設置当初から数量が増えていないという事実までは与えられていない。

本件取扱所の近隣にある葬祭場の所在地が平成26年に第一種中高層住居専用地域から第二種中高層住居専用地域へ指定替えされ,Aが建築確認を経て葬祭場の建築工事を完了させた。
葬祭場の営業が開始されればY市長が消防法12条2項の移転命令を発することは確実であり,Y市は同項の移転命令を発した場合に直ちにウェブサイトで公表する運用をとっている。

(続きを読む...)平成27年司法試験公法系第2問(行政法)の模範解答と評価項目―出題の趣旨・採点実感から抽出した21項目と5段階の重み付け(AI作成)

平成27年司法試験・憲法(公法系第1問)の模範解答と評価項目28個(AI作成)

目次

第1 この記事の対象と結論第2 評価項目の示し方と重み付けの基準1 評価項目の示し方2 5段階の重み付けの基準3 本問で補った点第3 本問の概要1 問題文と事実関係2 設問が求めること第4 評価項目と重み1 三つの問題の構成2 平等の規範と二つの比較3 表現の自由4 各設問の立場・射程と論証5 重みの分布第5 模範解答1 答案の前提と表記2 答案3 出題の趣旨・採点実感を踏まえた解説第6 関連記事1 同じ年度の司法試験の記事2 同じ科目の別の年度の記事第7 出典及び確認状態1 公式資料2 法令3 裁判例4 確認状態
第1 この記事の対象と結論

平成27年司法試験の憲法(公法系科目第1問)について,法務省の出題の趣旨と採点実感を踏まえた模範解答例と,独自に抽出した28の評価項目を示す。
BとCの同一取扱い,BとDらの異別取扱い,公の意見表明を理由とする不利益の三点を分けて検討することが,本問の出発点である。

項目内容対象平成27年司法試験・公法系科目第1問(憲法)。公式問題PDF。実施日・基準時平成27年5月13日。試験当時の憲法を基準とする。設問の配点設問1(1)は40点,(2)は10点,設問2は50点。評価項目28項目。重みは1~5で,重み5は6項目。単純合計107。公式配点ではない。解答例の方向職務上重要な差異と勤務実績を無視し,反対意見を不利益の基準にした点を14条・21条から検討する。答案の分量4159字(見出し及び空白を含み,改行を除く。上限5000字以内)。確認日令和8年10月31日。

本記事の解答例は,Bの正式不採用を憲法14条1項及び21条1項に反すると評価する。
この結論は本記事の構成例であり,公式資料が特定の結論だけを正解として指定したものではない。

第2 評価項目の示し方と重み付けの基準
1 評価項目の示し方

評価項目は,公式資料に示された検討課題を,答案から充足の有無を判断できる単位に整理したものである。
法務省の公式採点基準,項目別配点又は得点予測ではない。
根拠欄はファイルの先頭から数えたPDFの頁と見出し番号を示し,関連記載からの間接的な推論には(間接)と付して直接の明示と区別している。
「対象範囲に対応記載なし」は,第1問の関係部分を読んだ範囲での記録である。
【注意】の項目も同じ5段階で重みを付けているが,同じ誤りを通常項目と重ねて減点する趣旨ではない。
番号27と28は【条件付】の事項である。
採用していない構成を全答案へ累積して要求するものではない。

2 5段階の重み付けの基準
重み判断基準5その設問の判断を大きく分ける核心。4結論を理由付きで支える主要な論証・当てはめ。3通常押さえる法的処理・事情の評価。2論証を補強する説明・個別事情・誤りの注意。1補充的な引用・記述範囲の確認。
3 本問で補った点

採用判断にも憲法上の限界があること,及び審査枠組みの具体化は,憲法の条文と公式資料を踏まえた本記事の法的構成である。
一般的な文章・答案作法は,設問固有の評価項目とは別に扱い,重みの集計に含めていない。
重み4は,両公式資料への登場を必須条件とせず,設問内の役割から個別に判断した。

第3 本問の概要
1 問題文と事実関係

A市は,新たな天然ガス資源Yの採掘を認め,安全監視,事業者への指導助言,市民への情報提供,意見交換会等を行うY対策課を設けた。
Bは安全性が不十分な現段階の計画に反対し,安全性を高めるために勤務を希望した。
Cは採掘に絶対反対し,甲市のシンポジウム中止を要求して職員を傷害している。
6か月の判定期間後,勤務実績がDらとほぼ同程度ないし上回るものだったBとCは正式採用されず,公に意見を述べていなかったDらだけが正式採用された。
市は,反対発言やそれぞれの考えを踏まえると能力・資質が認められないと説明している。

2 設問が求めること

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平成28年司法試験民事系第3問(民事訴訟法)の模範解答と評価項目―出題の趣旨・採点実感から抽出した55項目と5段階の重み付け(AI作成)

目次

第1 この記事の対象と結論第2 評価項目の示し方と重み付けの基準1 評価項目の示し方2 5段階の重み付けの基準第3 本問の概要1 問題文と事実関係2 設問が求めること第4 評価項目と重み1 設問12 設問23 設問3・下線①4 設問3・下線②5 設問3・下線③と結論6 答案全体及び学習上の指摘7 重みの分布第5 模範解答1 答案の前提と表記2 答案3 出題の趣旨・採点実感を踏まえた解説第6 関連記事1 同じ年度の司法試験の記事2 同じ科目の別の年度の記事3 本問の論点に関連する記事と資料索引第7 出典及び確認状態1 公式資料2 法令3 裁判例4 確認状態
第1 この記事の対象と結論

本記事は,平成28年司法試験民事系第3問(民事訴訟法)を対象に,法務省の出題趣旨と採点実感を踏まえた模範解答,評価項目,解説を整理するものである。
公式資料から抽出・整理した評価項目は55項目,重み5は20項目,重みの単純合計は210である。
項目の分け方,文言及び重みは本記事独自の分析であり,法務省の公式採点基準・配点・公式答案ではない。

確認事項内容対象問題平成28年司法試験・民事系第3問。設問1〜3の配点割合は3:3:4。問題文法務省の民事系科目問題のPDF10〜14頁(印刷頁2〜6)。答案の前提平成28年の試験当時の法令・判例による。法令の版は第7で示す。公式資料の状態問題,出題趣旨,採点実感はいずれも対象範囲を読んだ。出題趣旨はPDF10〜12頁の第3問部分,採点実感はPDF20〜29頁。主要事項固有必要的共同訴訟,確認の利益と反訴,既判力の主観的・客観的・時的範囲,訴訟告知と参加的効力。項目数と重み55項目,重み5は20項目,重みの合計は210。条件付きの代替構成・注意項目・学習上の指摘を含むため,全項目の充足を要求するものではない。主要判例最高裁平成6年5月31日判決(平成3年(オ)第1724号,民集48巻4号1065頁),最高裁平成20年7月17日判決(平成18年(受)第1818号,民集62巻7号1994頁),最高裁昭和28年12月24日判決(昭和26年(オ)第19号,民集7巻13号1644頁)。答案の分量3910字(改行を含む)。改行を除くと3816字。見出し・空白・句読点を含めても5000字以内。試験後の改正・判例後発の法令・判例の網羅的な調査は本記事の対象にしていない。関連記事第6に同じ科目の他年度の記事等を示す。確認日令和8年10月31日。

答案では,設問1は賛成者を原告・反対者を被告とする全員関与を認め,新加入者は参加又は別訴・併合等により補充する。
設問2は,訴訟外にも広がる会長地位の紛争を理由に確認の利益を認め,防御方法との関連と審理の重複から反訴を許容する。
設問3は,任意的訴訟担当の構成から対立するZへの拡張を否定し,時点差と訴訟告知の不行使も検討して,後訴での再審理を認める。

第4に全評価項目,第5に答案と項目別の対応表・解説,第7に資料の版と確認範囲を置いている。

第2 評価項目の示し方と重み付けの基準
1 評価項目の示し方

一項目につき一つの判定対象を基本に,答案のどの判断・理由・事実評価を見るのかが分かる形へ言い換えた。
二つの資料が同じ事項を取り上げている場合には,一つの項目に両方の根拠を付けている。
「間接」は,出題趣旨が検討の対象を示し,その具体的な理由や誤りの型を採点実感が詳しく説明している場合である。

「記載なし」は,本問の関連範囲を読んだ上で,その具体的な指摘を当該資料には確認できなかったという意味である。
未公表の意味には使わない。
〔注意〕は誤りの回避を評価する項目であり,重みとは別の区分である。
適用条件を付した項目は,その構成や媒体を選んだ場合に検討するものであり,互いに異なる結論を一つの答案へ累積させる趣旨ではない。

2 5段階の重み付けの基準

重み5は,設問が求める中心的判断又はその不可欠な前提である。
重み4は,中心的判断を支える重要な理由・事例適用,又は重要な誤りの回避である。
重み3は,基本的処理の精度や選択した構成の理由を担う事項である。
重み2は,補足的な手続・表記・配分又は任意構成の説明である。
重み1は,答案内容の中核とは別の形式又は学習上の補助事項である。

両資料に登場するかだけで重みを決めず,本問で果たす役割から判断した。
重みは公式の点数ではなく,重み合計から合格可能性や科目間の難易度を推定することもできない。

第3 本問の概要
1 問題文と事実関係

権利能力のない甲街振興会Xでは,不動産の取得後,元会長Zの名義で登記がされ,Xの事務所として使用されてきた。

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平成28年司法試験公法系第2問(行政法)の模範解答と評価項目―出題の趣旨・採点実感から抽出した32項目と5段階の重み付け(AI作成)

目次

第1 この記事の対象と結論第2 評価項目の示し方と重み付けの基準1 評価項目の示し方2 5段階の重み付けの基準第3 本問の概要1 問題文と事実関係2 設問が求めること第4 評価項目と重み1 設問12 設問23 設問34 設問45 答案全体6 重みの分布第5 模範解答1 答案の前提と表記2 答案3 出題の趣旨・採点実感を踏まえた解説第6 関連記事1 同じ年度の司法試験の記事2 同じ科目の別の年度の記事3 本問の論点に関連する記事第7 出典及び確認状態1 公式資料2 法令3 裁判例4 確認状態
第1 この記事の対象と結論

本記事は平成28年司法試験公法系科目第2問(行政法)について,法務省の出題の趣旨と採点実感を読み,32個の評価項目と5000字以内の答案例を示すものである。
評価単位の分け方と重みは記事独自の整理であり,法務省の公式配点・得点や合格可能性ではない。

項目内容対象平成28年司法試験公法系科目第2問(行政法)公式問題文公法系問題PDFのPDF6~18頁(第2問)基準時試験実施日は平成28年5月11日。適用法は問題付属の抜粋と仮定による。一般的な出題法令基準日を確認したものではない公式資料出題の趣旨:PDF2~3頁の第2問/採点実感:PDF5~8頁の第2問。ともに確認済み評価N=32,重み5は9件,重み合計W=126主要論点住民の原告適格,除斥違反,裁量基準,違法性の承継,公衆浴場と飲食部分主要判例最高裁平成21年12月17日第一小法廷判決(平成21年(行ヒ)第145号,民集63巻10号2631頁),最高裁昭和50年5月29日第一小法廷判決(昭和42年(行ツ)第84号,民集29巻5号662頁)答案分量4268字(見出しを含み空白・改行を除く)試験後の法改正現行法の事案ではなく試験問題への解答。現行条文と試験当時の全条文の同一性を保証しない確認日令和8年10月31日関連記事第6で関連記事を案内

答案例はX1らの原告適格を肯定し,X2らは道路交通による一般的被害にとどまる限り否定する。
許可の手続・実体違法を指摘し,確認取消訴訟での違法性承継を肯定する構成を採る。
公衆浴場は文言上該当することを認めた上で,Xらの側から限定解釈と飲食部分の附属性を争う。
これらの実体的結論は記事の分析であり,公式資料が唯一の結論を指定したとする趣旨ではない。

重み5は第4の番号1・3・5・9・13・14・17・18・22の9項目である。
第4で全項目を確認し,第5の答案と解説で対応及び留保を確認できる。

第2 評価項目の示し方と重み付けの基準
1 評価項目の示し方

公式資料の記述を一つの判断対象ごとに整理し,出題の趣旨と採点実感の根拠頁・節を分けた。
明示のない事項は記載なし,一般的記述から導くものは間接と表示す。
注意項目は答案全体の品質として整理し,同一の不足を設問別項目と二重に減点する趣旨ではない。
承継や用途解釈の複数の立場は,規範・事実評価・結論が一貫しているかを評価し,対立する結論を累積要求しない。

2 5段階の重み付けの基準
重み記事独自の基準5設問の結論を決める中核の規範・判断操作・当てはめ4主要な理由付けや反対構成3通常必要な処理や個別事情の評価2中心論証を支える補助的品質・事項1追加的な補足事項。本問では該当項目なし

重みの件数を均す割当てはしていない。
各項目は設問内の役割に応じて重みを定め,記事上は通し番号で示す。
重み5の9件は,原告適格の枠組み(1),利益の個別保護(3),二群の当てはめ(5),手続瑕疵の取消基準(9),要綱から裁量違法への媒介(13),具体的裁量審査(14),承継の実体面(17)・手続面(18),公衆浴場の文言解釈(22)である。

第3 本問の概要
1 問題文と事実関係

Aは第一種低層住居専用地域にスーパー銭湯と附属車庫を計画する。
車庫は約1500㎡,130台の1層2段で,屋上は金網フェンスのみである。
休日の利用は約1500人,車両約550台,営業時間は24時までが予定される。
X1らは車庫から約6mの隣接地,X2らは本件敷地から約45m離れた接続道路沿いに居住する。

市長の例外許可に先立つ審査会では,除斥されるべきA代表者の兄弟Bが参加し,7人中5人が賛成した。
その後,指定確認検査機関Y2が浴場と車庫の建築確認をした。

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平成28年司法試験公法系第1問(憲法)の模範解答と評価項目―出題の趣旨・採点実感から抽出した28項目と5段階の重み付け(AI作成)

目次

第1 この記事の対象と結論第2 評価項目の示し方と重み付けの基準1 評価項目の示し方2 5段階の重み付けの基準第3 本問の概要1 問題文と事実関係2 設問が求めること第4 評価項目と重み1 被侵害利益・審査枠組みと各手段2 設問への応答と注意事項3 重みの分布第5 模範解答1 答案の前提と表記2 答案3 出題の趣旨・採点実感を踏まえた解説第6 関連記事1 同じ年度の司法試験の記事2 同じ科目の別の年度の記事3 本問の論点に関連する山中弁護士ブログの記事第7 出典及び確認状態1 公式資料2 法令3 裁判例4 確認状態
第1 この記事の対象と結論

本記事は,平成28年司法試験公法系科目第1問(憲法)を対象に,法務省の出題の趣旨と採点実感から評価項目を整理し,模範解答の一例を示すものである。
評価項目の分け方と重みは本記事独自の分析であり,法務省の配点や公式の模範解答ではない。

項目内容対象問題平成28年司法試験公法系科目第1問(憲法)。公式問題PDF。答案の基準時試験実施日である平成28年5月11日。問題の確認確認済み。PDF1〜5頁(表紙と第1問本文・参考法令)。出題の趣旨の確認確認済み。PDF1頁の第1問見出しから2頁の第2問見出し直前まで。採点実感の確認確認済み。公法系PDF1〜4頁の第1問。中心となる問い収集型プライバシー,継続監視による行動の萎縮,身体侵襲,予防的制約と被害保護の調整。項目数と重みN=28,重み5は6項目,重み合計W=101。条件付き項目を含む一覧の値であり,全答案への累積要求ではない。判例と答案分量個別判例の判旨は採用しておらず,番号28の判例比較は本答案では満たしていない(第5の3(4)参照)。答案本文は改行込み3272字,改行除外3161字。上限5000字以内。確認日・年度別の入口令和8年10月31日。司法試験・司法修習の記事一覧。

本答案は,長期間の包括的監視と埋設の一律強制を違憲とする。
これは複数あり得る結論の一例であり,公式資料がこの結論だけを正解としているという趣旨ではない。

本問の概要,評価表,答案,答案の解説の順に参照できる。

第2 評価項目の示し方と重み付けの基準
1 評価項目の示し方

原資料の文章を,一つの判定対象が分かる評価項目へ整理した。
第4の二つの資料欄は根拠となるPDF・見出しと短い抜粋を示す。
「個別の明示なし」は関連範囲を読んだ結果であり,未取得を不存在とした表示ではない。

通常項目,注意項目及び別構成は重みとは別に扱う。
身体侵襲を独立の権利として論じるか手段審査で扱うか,どの審査枠組みを選ぶかについて,許容される論証を全部重ねて要求するものではない。
番号14・16は専門家関与や期間調整に着目する場合の具体化,番号26は平等を追加する場合の注意である。

2 5段階の重み付けの基準

重みは本記事による学習上の重要度であり,法務省の採点基準・配点ではない。

重み本記事での基準5その設問の判断を大きく分ける核心。4結論を理由付きで支える主要な論証・当てはめ。3通常押さえる法的処理・事情の評価。2論証を補強する説明・個別事情・誤りの注意。1補充的な引用・記述範囲の確認。

本問では個別の重み付けに分析上の判断が含まれる。
例えば番号14・16は採点実感の具体例として重み2とし,番号27は設問の担当除外を守る中核の注意として重み3とした。
段階ごとの件数を先に割り当ててはいない。
重み4に両公式資料への登場を必須条件とはせず,設問内の役割から個別に判断した。
注意項目の重みも,その誤りが判断へ及ぼす影響によって決めている。

第3 本問の概要
1 問題文と事実関係

公式問題PDFの第1問は,架空の性犯罪者継続監視法を素材とする。
性犯罪を繰り返したAについて,検察官が継続監視決定を申し立てた場面である。

本法は,再犯危険が高い者を裁判所の決定で対象とし,出所後20年以内の期間,体内に埋設したGPS装置により現在位置を継続的に取得する仕組みを置く。
一般的危険区域の指定に加え,警告・禁止命令にはそれぞれ別の要件がある。

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平成28年司法試験民事系第2問(商法)の模範解答と評価項目―出題の趣旨・採点実感から抽出した43項目と5段階の重み付け(AI作成)

目次

第1 この記事の対象と結論第2 評価項目の示し方と重み付けの基準1 評価項目の示し方2 5段階の重み付けの基準第3 本問の概要1 問題文と事実関係2 設問が求めること第4 評価項目と重み1 設問1⑴――通知を欠く解職決議2 設問1⑵――報酬減額3 設問2⑴――解任と損害賠償4 設問2⑵――解任の訴えと流会5 設問3――内部統制と取締役の責任6 重みの分布第5 模範解答1 答案の前提と表記2 答案3 出題の趣旨・採点実感を踏まえた解説第6 関連記事1 同じ年度の司法試験の記事2 同じ科目の別の年度の記事3 本問の論点に関連する山中弁護士ブログの記事第7 出典及び確認状態1 公式資料2 法令3 裁判例4 確認状態
第1 この記事の対象と結論

平成28年司法試験の民事系第2問(商法)を対象に,会社の機関決定と取締役の契約上の権利,解任訴訟の手続及び内部統制上の責任を検討する。
法務省の出題の趣旨・採点実感から整理した評価項目は43件,重み5は7件,重み合計は155である。
項目化と重みは本記事の分析であり,法務省の公式配点ではない。

項目内容対象問題平成28年司法試験・民事系第2問(商法)公式問題文民事系科目の問題PDFの実頁6〜8答案の基準平成28年の本問。試験後の法を前提に現行実務を説明する記事とは区別する。資料の状態問題文は実頁6〜8,出題趣旨は実頁7〜9,採点実感は実頁11〜19の第2問部分を確認した。主要事項通知を欠く決議,役職連動報酬,解任の正当理由と長期残任期,流会後の解任訴訟,C・Dの内部統制責任評価項目・重み総数43,重み5は7,重み合計155。答案分量改行込み3738字,改行除外3625字。見出し・空白を含め5000字以内。判例の扱い出題趣旨・採点実感が挙げる最高裁判決4件と関連する最高裁判決1件を裁判所HPの判決全文で確認した(第7の3)。法令版・試験後の改正参照した条文版と確認の限界は第7に示す。改正履歴全体の網羅確認をしたものではない。年度別の案内法務省資料の年度別所在一覧確認日令和8年10月31日

採用した結論は,初回の代表取締役解職決議は無効,解職を前提とするAの報酬請求は月額50万円,海外事業の失敗によるAの解任には正当な理由がないというものである。
Bの解任訴訟は意図的な欠席工作による流会へ規律を類推して認め,内部統制についてはCの責任を否定し,Dに3000万円の賠償責任を認める。
残任期8年による賠償額の減額,役職連動への同意及び流会の解釈には議論の余地があり,別の結論も理由を検討して評価する。

通知欠缺の原則と例外,Aの説明が決議へ与える影響,報酬減額への同意,海外事業の判断過程,流会と否決の関係,Dの通報後の義務及び支払回避との因果関係が,重み5の7事項である。
第4の評価表,第5の答案及び同節の解説を対応させて読むことができる。

第2 評価項目の示し方と重み付けの基準
1 評価項目の示し方

一つの項目には,一つの判定対象を置いた。
根拠欄の頁は,それぞれのPDFの先頭を1頁とした実頁である。
公式文をそのまま採点表とみなしたものではなく,記述を本問の答案から判断できる形に整理している。

「記載なし」は,本問の関連範囲を読んだ結果,その事項に固有の記述を確認できない場合に用いる。
一般的な制度の趣旨又は誤りの指摘から整理したものは「間接」とする。
許容される別説と通常の処理を区別し,適用条件の異なる項目を全答案へ累積して要求しない。
注意事項も重みと別の属性であり,同じ内容の正方向の項目と逆方向の注意を重ねて評価しない。

2 5段階の重み付けの基準
重み基準5答案の骨格,又は採点実感が評価の分かれ目とした事項。4主要な理由付け・当てはめ。出題趣旨が検討を求め,採点実感も評価又は具体的な誤りの指摘を通じて取り上げた事項を含む。3通常の法的処理又は中核となる理由付け。2補助的な事項,補強又は典型的な誤りへの注意。1補充的な参照・範囲の説明。

重みごとの件数を先に割り当てることはしない。
本問では重み1は0件である。
重み合計を公式得点,順位又は合格可能性へ換算することはできない。

第3 本問の概要
1 問題文と事実関係

公式問題文の第2問を対象とする。
前半の甲社は全株式に譲渡制限があり,Aが株式・議決権の25%,Bが20%を有する。
取締役6人のうち,代表取締役社長Aと代表取締役専務Bが海外事業をめぐって対立し,BはAに通知せず取締役会を開いた。

(続きを読む...)平成28年司法試験民事系第2問(商法)の模範解答と評価項目―出題の趣旨・採点実感から抽出した43項目と5段階の重み付け(AI作成)

平成28年司法試験民事系第1問(民法)の模範解答と評価項目―出題の趣旨・採点実感から抽出した55項目と5段階の重み付け(AI作成)

目次

第1 この記事の対象と結論第2 評価項目の示し方と重み付けの基準1 評価項目の示し方2 5段階の重み付けの基準第3 本問の概要1 問題文と事実関係2 設問が求めること第4 評価項目と重み1 設問1⑴2 設問1⑵3 設問2⑴4 設問2⑵5 設問2⑶6 重みの分布第5 模範解答1 答案の前提と表記2 答案3 出題の趣旨・採点実感を踏まえた解説第6 関連記事1 同じ年度の司法試験の記事2 同じ科目の別の年度の記事3 本問の論点に関連する山中弁護士ブログの記事第7 出典及び確認状態1 公式資料2 法令3 裁判例4 確認状態
第1 この記事の対象と結論

本記事は,平成28年司法試験の民事系科目第1問(民法)について,出題の趣旨と採点実感を照合し,55の評価項目と5段階の重み,模範解答を示すものである。
項目と重みは記事独自の分析であり,法務省の項目別配点や予測得点ではない。

項目内容対象平成28年司法試験・民事系第1問(民法)。設問1⑴⑵・設問2⑴⑵⑶。公式問題文平成28年司法試験問題・法務省の民事系科目PDF2~4頁。答案の基準時平成28年出題当時。主な事実の発生時期は平成24~27年。後の成年年齢・債権法改正を遡及適用しない。資料の状態問題,出題の趣旨(全科目のPDFのうち3~7頁の第1問部分),採点実感(民事系科目PDFのうち第1問の1~10頁)は法務省掲載のPDFで読んだ。主要事項親権者の代理権濫用,共同相続,転得者保護,公序良俗と債権譲渡,不当利得,保証委託。評価項目全55項目,重み5は12項目,重み合計207。答案の分量枠内答案は見出し・改行込み4035字。全小問合計5000字以内。主要裁判例最高裁第二小法廷昭和36年12月15日判決(昭和33年(オ)第517号,民集15巻11号2865頁),最高裁第三小法廷昭和42年4月18日判決(昭和40年(オ)第1499号,民集21巻3号671頁),最高裁第一小法廷平成4年12月10日判決(平成元年(オ)第759号,民集46巻9号2727頁),最高裁第一小法廷平成5年1月21日判決(昭和63年(オ)第1733号,民集47巻1号265頁),最高裁第二小法廷昭和44年11月14日判決(昭和42年(オ)第694号,民集23巻11号2023頁),最高裁第三小法廷平成9年11月11日判決(平成7年(オ)第2025号,民集51巻10号4077頁)。いずれも公式試験資料が紹介している。確認日令和8年10月31日。判例・条文の確認範囲は第7参照。

以下の答案は,甲の登記請求を否定し,DからFへの物的請求を認める構成を採る。
Mの契約上の請求と法定債権に基づく請求は否定し,Lには650条3項による584万円の請求を認める。
公式資料は理由を伴う複数の構成を許容しており,本答案と結論が違うことだけで誤答とはならない。

第4に全評価項目,第5に答案と設問別解説を置く。

第2 評価項目の示し方と重み付けの基準
1 評価項目の示し方

各項目は,趣旨又は採点実感の該当記述から,一つの判断対象を取り出したものである。
資料のPDF頁と節を示し,該当部分を読んで記載がない側は「記載なし」とする。
注意は誤りを避ける方向の項目であり,別枠の自動減点ではない。
正しい処理の裏返しは同じ項目にまとめ,二重に評価しない。
条件付きの項目はその構成を採る場合に適用し,非採用の別解をすべて答案に累積するものではない。

2 5段階の重み付けの基準
重み判断基準5その設問の判断を大きく分ける核心4結論を理由付きで支える主要な論証・当てはめ3通常押さえる法的処理・事情の評価2論証を補強する説明・個別事情・誤りの注意1補充的な引用・記述範囲の確認

両資料に現れたという件数だけで重みを決めず,各項目の役割から判断した。
重み合計を公式得点・難易度・合格可能性に換算しない。

第3 本問の概要
1 問題文と事実関係

親権者Aは,子Cの母からの相続財産である甲乙土地を,自分の遊興債務の返済のためEへ売却した。
乙は登記と支払が先行し,甲は未登記のまま,婚姻したCが死亡してAとDが相続した。
Eから乙を買ったFは丙建物を建てている。
別にEは,賭博資金のためHとKから借入れを企て,Lへ保証を委託した。
Hの貸付けは実行されMへ債権譲渡されたが,Kは金銭を交付せず,LがEへの事前確認を経てKに支払った。

2 設問が求めること
設問立場・対象指定・除外到達点1⑴E→A・D/甲売買・濫用・共同相続登記請求の根拠・内容・当否1⑵D→F/乙・丙金銭請求を除外収去・明渡し・抹消とF保護2⑴M→E/契約上の債権元本500万円と付帯金公序良俗・譲渡承諾と履行請求2⑵M→E/法定債権500万円と付帯金Hの清算債権の帰属・行使構成2⑶L→E/584万円不法行為を除外主債務不存在と保証委託上の救済
第4 評価項目と重み

(続きを読む...)平成28年司法試験民事系第1問(民法)の模範解答と評価項目―出題の趣旨・採点実感から抽出した55項目と5段階の重み付け(AI作成)

平成28年司法試験刑事系第1問(刑法)の模範解答と評価項目―出題の趣旨・採点実感から抽出した55項目と5段階の重み付け(AI作成)

目次

第1 この記事の対象と結論第2 評価項目の示し方と重み付けの基準第3 本問の概要1 事実関係2 設問の要求第4 評価項目と重み1 乙2 丙3 甲4 丁5 答案全体6 注意事項第5 模範解答1 前提・表記2 答案3 出題の趣旨・採点実感を踏まえた解説第6 関連記事第7 出典及び確認状態
第1 この記事の対象と結論

本記事は,平成28年司法試験の刑事系第1問(刑法)について,法務省の出題の趣旨及び採点実感を読み,評価項目と模範解答を整理したものである。
重みは記事独自の学習用整理であり,法務省の配点や合否の基準を再現するものではない。

項目内容対象平成28年司法試験・刑事系第1問(刑法)評価項目55項目。表示上の重みの合計193中心論点共犯関係からの離脱,承継的共犯,暗証番号を聞き出す行為の評価答案の立場甲の離脱を否定。丙は基本犯の強盗の限度で共同正犯。丁は2項強盗答案の分量3787字(見出し・空白・改行・末尾「以上」を含む)資料法務省の公式PDF(出題の趣旨は12頁~15頁,採点実感は1頁~6頁)を読んだ

乙には住居侵入及び強盗致死,甲にはその共同正犯を認める。
丙には住居侵入の単独犯と基本犯の強盗の共同正犯を認め,加入前の暴行に由来する死亡結果は帰責しない。
丁はカードの窃盗,暗証番号を聞き出す2項強盗,銀行の管理する現金の窃盗等を分けて検討する。
これは本記事の採用する答案構成であり,他の見解を一律に排斥する趣旨ではない。

第2 評価項目の示し方と重み付けの基準

出題の趣旨及び採点実感の評価可能な記述を,規範,事実の評価,結論,条件付きの検討及び注意点に分けた。
各行の出典欄は,法務省の公式PDFの頁を示す。
出典の要約と項目の切り分けは本記事によるものである。

重み意味項目数5本問の中心となる規範・因果関係・利益性等84中心論点を具体化する重要な事実評価・接続203各罪の成立や分岐に必要な通常の論証202簡潔に処理すべき前提・配分上の事項61適用場面を限って確認する補助事項1

【条件付】は記載された立場・場面を採る場合の項目である。
相互に両立しない分岐を全部答案に書くという意味ではない。
【注意】は誤りや不要な記述を避けるための項目であり,通常項目と重なる内容を再加点するものではない。
55項目・重み合計193は表示行の集計である。
条件を満たさない行や注意行を含むため,答案の得点の分母にはそのまま用いない。

重み5は死亡結果の因果関係,承継的共犯の処罰根拠と効果利用,離脱の基準,財産上の利益性及び丁の脅迫の程度に付けた。
重み4はそれらに接続する時系列・参加関係・反対方向の事実等に付けた。
個別の罪名・罪数は原則3,争いの小さい住居侵入や記述配分は2,手書きの判読性は1とした。
注意項目にも問題の重大性に応じた重みを表示している。

第3 本問の概要
1 事実関係

甲は組の資金調達のため,乙にV方の金庫から現金を奪うよう指示し,道具購入の資金を提供した。
甲は組長から中止を命じられていたものの,乙から実行直前の電話を受けた時に初めて中止を伝えた。
乙は了承したように装い,実行を続けた。

乙はV方に侵入し,ナイフを示し,顔面を数回蹴り,下腿を刺してVを反抗できない状態にした。
当初は誘いを断っていた丙は,その後V方へ入り,乙の説明を受けて合意し,共に現金500万円を持ち出した。

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創価大学法科大学院の令和8年度公的支援―加算評価Eと法曹養成の機能強化構想(AI作成)

目次

第1 審査結果は何を評価しているのか第2 基礎額・加算・配分率の内訳第3 学校が掲げる機能強化構想第4 計画・目標・実績・総合評価を区別する第5 入学者の増減と別の角度から学校を見る第6 関連記事第7 出典
第1 審査結果は何を評価しているのか

創価大学の令和8年度公的支援見直し強化・加算プログラムでは,加算に係る総合評価はEとされた。
この評価は,学校が掲げた機能強化構想と取組の進捗を対象にするものであり,大学全体の教育の優劣を一つの文字で示したものではない。
入学者数だけの評価や,個人の進学先選びの順位に読み替えることも適切でない。

第2 基礎額・加算・配分率の内訳
項目公表値基礎額算定率70%加算率0%配分率70%

資料の配分率は基礎額算定率と加算率を合わせたものである。
加算率だけを見て公的支援全体の有無や,大学が受け取る補助金の総額を判断することはできない。
見直しの対象となる公的支援は,私立大学については,私立大学等経常費補助金の特別補助(法科大学院支援)における専任教員に係る補助額とされており,大学に対する補助金全体ではない(資料表示7頁(PDF8頁)の注記)。
資料には,予算の配分に当たっては予算の範囲内に収まるよう,必要に応じて一律の割合を乗じて加算額を調整する旨も注記されている。

第3 学校が掲げる機能強化構想

法曹コースとの一貫教育,未修者教育,女性法曹の輩出,司法修習との連携,海外大学出身者等に向けた入口という柱が示されている。
法曹コース教員との情報共有や学修カルテ,コンピューターによる文書作成の強化など,具体的な教育方法も構想に含まれる。

これらは提出された構想・取組の説明であり,全ての目標が既に達成されたことを示す記載ではない。

第4 計画・目標・実績・総合評価を区別する

同プログラムは,令和6年度から令和10年度までの構想に,検証できる目標であるKPIを設定して進捗を評価する仕組みであるが,文部科学省は,令和8年度評価(令和9年度予算分)をもって廃止することとしている。
目標値を実績値として紹介したり,個別の取組の記載だけから総合評価の理由を推測したりしないことが重要である。
評価の背景を検討する場合には,対象年度の目標,実績,取組の重要度及び審査上の説明を対応させる必要がある。

第5 入学者の増減と別の角度から学校を見る

入学者が増えた学校でも,設定した目標の達成度が同じように改善したとは限らない。
入学者が減った学校で教育上の取組が評価されることもあり得る。
創価大学についても,入学動向と構想の進捗を別々に確認することで,人数の増減だけでは分からない課題と教育の方向性を検討できる。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省高等教育局専門教育課「法科大学院の機能強化構想について~令和8年度法科大学院公的支援見直し強化・加算プログラム審査結果~」(資料1-12,令和8年3月10日,法科大学院等特別委員会第124回配布資料)(資料表示3~7頁(PDF4~8頁)の仕組み・評価・配分率,創価大学の構想は資料表示46頁(PDF47頁))。

学習院大学法科大学院の令和8年度公的支援―入学者増と加算評価Eをどう読み分けるか(AI作成)

目次

第1 審査結果は何を評価しているのか第2 基礎額・加算・配分率の内訳第3 学校が掲げる機能強化構想第4 計画・目標・実績・総合評価を区別する第5 入学者の増減と別の角度から学校を見る第6 関連記事第7 出典
第1 審査結果は何を評価しているのか

学習院大学の令和8年度公的支援見直し強化・加算プログラムでは,加算に係る総合評価はEとされた。
この評価は,学校が掲げた機能強化構想と取組の進捗を対象にするものであり,大学全体の教育の優劣を一つの文字で示したものではない。
入学者数だけの評価や,個人の進学先選びの順位に読み替えることも適切でない。

第2 基礎額・加算・配分率の内訳
項目公表値基礎額算定率60%加算率0%配分率60%

資料の配分率は基礎額算定率と加算率を合わせたものである。
加算率だけを見て公的支援全体の有無や,大学が受け取る補助金の総額を判断することはできない。
見直しの対象となる公的支援は,私立大学については,私立大学等経常費補助金の特別補助(法科大学院支援)における専任教員に係る補助額とされており,大学に対する補助金全体ではない(資料表示7頁(PDF8頁)の注記)。
資料には,予算の配分に当たっては予算の範囲内に収まるよう,必要に応じて一律の割合を乗じて加算額を調整する旨も注記されている。

第3 学校が掲げる機能強化構想

学部法曹コースとの連携,修了生法曹との連携,1年次未修者コースの教育改善が構想の柱とされる。
学部教育への関与や特設演習,修了生法曹との連携,入学前の準備などが挙げられ,学部段階から修了後までを対象とする構想になっている。

これらは提出された構想・取組の説明であり,全ての目標が既に達成されたことを示す記載ではない。

第4 計画・目標・実績・総合評価を区別する

同プログラムは,令和6年度から令和10年度までの構想に,検証できる目標であるKPIを設定して進捗を評価する仕組みであるが,文部科学省は,令和8年度評価(令和9年度予算分)をもって廃止することとしている。
目標値を実績値として紹介したり,個別の取組の記載だけから総合評価の理由を推測したりしないことが重要である。
評価の背景を検討する場合には,対象年度の目標,実績,取組の重要度及び審査上の説明を対応させる必要がある。

第5 入学者の増減と別の角度から学校を見る

入学者が増えた学校でも,設定した目標の達成度が同じように改善したとは限らない。
入学者が減った学校で教育上の取組が評価されることもあり得る。
学習院大学についても,入学動向と構想の進捗を別々に確認することで,人数の増減だけでは分からない課題と教育の方向性を検討できる。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省高等教育局専門教育課「法科大学院の機能強化構想について~令和8年度法科大学院公的支援見直し強化・加算プログラム審査結果~」(資料1-12,令和8年3月10日,法科大学院等特別委員会第124回配布資料)(資料表示3~7頁(PDF4~8頁)の仕組み・評価・配分率,学習院大学の構想は資料表示38頁(PDF39頁))。

② 文部科学省・各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(資料1-4)(学習院大学の入学者数は令和8年度が28人,令和7年度が20人)。

明治大学法科大学院の令和8年度公的支援―加算評価Aと入学者減を別の軸で読む(AI作成)

目次

第1 審査結果は何を評価しているのか第2 基礎額・加算・配分率の内訳第3 学校が掲げる機能強化構想第4 計画・目標・実績・総合評価を区別する第5 入学者の増減と別の角度から学校を見る第6 関連記事第7 出典
第1 審査結果は何を評価しているのか

明治大学の令和8年度公的支援見直し強化・加算プログラムでは,加算に係る総合評価はAとされた。
この評価は,学校が掲げた機能強化構想と取組の進捗を対象にするものであり,大学全体の教育の優劣を一つの文字で示したものではない。
入学者数だけの評価や,個人の進学先選びの順位に読み替えることも適切でない。

第2 基礎額・加算・配分率の内訳
項目公表値基礎額算定率70%加算率30%配分率100%

資料の配分率は基礎額算定率と加算率を合わせたものである。
加算率だけを見て公的支援全体の有無や,大学が受け取る補助金の総額を判断することはできない。
見直しの対象となる公的支援は,私立大学については,私立大学等経常費補助金の特別補助(法科大学院支援)における専任教員に係る補助額とされており,大学に対する補助金全体ではない(資料表示7頁(PDF8頁)の注記)。
資料には,予算の配分に当たっては予算の範囲内に収まるよう,必要に応じて一律の割合を乗じて加算額を調整する旨も注記されている。

第3 学校が掲げる機能強化構想

協定校法曹コースとの連携,未修者教育の改善,女性法曹の輩出拡大という3つの方向性が示されている。
未修者教育では導入教育,授業動画などのICT支援,教育補助講師,共通到達度確認試験データの活用が挙げられている。

これらは提出された構想・取組の説明であり,全ての目標が既に達成されたことを示す記載ではない。

第4 計画・目標・実績・総合評価を区別する

同プログラムは,令和6年度から令和10年度までの構想に,検証できる目標であるKPIを設定して進捗を評価する仕組みであるが,文部科学省は,令和8年度評価(令和9年度予算分)をもって廃止することとしている。
目標値を実績値として紹介したり,個別の取組の記載だけから総合評価の理由を推測したりしないことが重要である。
評価の背景を検討する場合には,対象年度の目標,実績,取組の重要度及び審査上の説明を対応させる必要がある。

第5 入学者の増減と別の角度から学校を見る

入学者が増えた学校でも,設定した目標の達成度が同じように改善したとは限らない。
入学者が減った学校で教育上の取組が評価されることもあり得る。
明治大学についても,入学動向と構想の進捗を別々に確認することで,人数の増減だけでは分からない課題と教育の方向性を検討できる。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省高等教育局専門教育課「法科大学院の機能強化構想について~令和8年度法科大学院公的支援見直し強化・加算プログラム審査結果~」(資料1-12,令和8年3月10日,法科大学院等特別委員会第124回配布資料)(資料表示3~7頁(PDF4~8頁)の仕組み・評価・配分率,明治大学の構想は資料表示54頁(PDF55頁))。

② 文部科学省・各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(資料1-4)(明治大学の入学者数は令和8年度が44人,令和7年度が58人)。

中央大学法科大学院の令和8年度公的支援―加算評価Eと基礎額算定率90%を分けて読む(AI作成)

目次

第1 審査結果は何を評価しているのか第2 基礎額・加算・配分率の内訳第3 学校が掲げる機能強化構想第4 計画・目標・実績・総合評価を区別する第5 入学者の増減と別の角度から学校を見る第6 関連記事第7 出典
第1 審査結果は何を評価しているのか

中央大学の令和8年度公的支援見直し強化・加算プログラムでは,加算に係る総合評価はEとされた。
この評価は,学校が掲げた機能強化構想と取組の進捗を対象にするものであり,大学全体の教育の優劣を一つの文字で示したものではない。
入学者数だけの評価や,個人の進学先選びの順位に読み替えることも適切でない。

第2 基礎額・加算・配分率の内訳
項目公表値基礎額算定率90%加算率0%配分率90%

資料の配分率は基礎額算定率と加算率を合わせたものである。
加算率だけを見て公的支援全体の有無や,大学が受け取る補助金の総額を判断することはできない。
見直しの対象となる公的支援は,私立大学については,私立大学等経常費補助金の特別補助(法科大学院支援)における専任教員に係る補助額とされており,大学に対する補助金全体ではない(資料表示7頁(PDF8頁)の注記)。
資料には,予算の配分に当たっては予算の範囲内に収まるよう,必要に応じて一律の割合を乗じて加算額を調整する旨も注記されている。

第3 学校が掲げる機能強化構想

正課外の短答演習と,正課内で起案・添削を行う基礎演習を組み合わせ,未修者の知識と答案作成力の双方を育てる構想が記載されている。
中大法曹会との連携による実務研修教育,リカレント教育,アジア等諸外国の法曹養成機関との連携強化も構想の対象に含まれる。

これらは提出された構想・取組の説明であり,全ての目標が既に達成されたことを示す記載ではない。

第4 計画・目標・実績・総合評価を区別する

同プログラムは,令和6年度から令和10年度までの構想に,検証できる目標であるKPIを設定して進捗を評価する仕組みであるが,文部科学省は,令和8年度評価(令和9年度予算分)をもって廃止することとしている。
目標値を実績値として紹介したり,個別の取組の記載だけから総合評価の理由を推測したりしないことが重要である。
評価の背景を検討する場合には,対象年度の目標,実績,取組の重要度及び審査上の説明を対応させる必要がある。

第5 入学者の増減と別の角度から学校を見る

入学者が増えた学校でも,設定した目標の達成度が同じように改善したとは限らない。
入学者が減った学校で教育上の取組が評価されることもあり得る。
中央大学についても,入学動向と構想の進捗を別々に確認することで,人数の増減だけでは分からない課題と教育の方向性を検討できる。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省高等教育局専門教育課「法科大学院の機能強化構想について~令和8年度法科大学院公的支援見直し強化・加算プログラム審査結果~」(資料1-12,令和8年3月10日,法科大学院等特別委員会第124回配布資料)(資料表示3~7頁(PDF4~8頁)の仕組み・評価・配分率,中央大学の構想は資料表示48頁(PDF49頁))。

福岡大学法科大学院の未修者教育―在籍者の96.1%を支える教育課程(AI作成)

目次

第1 在籍者の構成から教育を考える第2 未修者と非法学系出身者は同じではない第3 法律基本7科目を初年度に詰め込まない方針第4 地域の受入れと教育上の狙い第5 教育課程の工夫をどのように評価するか第6 関連記事第7 出典
第1 在籍者の構成から教育を考える

福岡大学の委員会提出資料によると,2026年5月1日現在の在籍学生51人のうち,法学未修者は49人,法学既修者は2人である。
49÷51は約96.1%となり,未修者教育が学校の教育全体に占める位置は大きい。
これは大学が公表した複数学年の在籍者構成であり,2026年度の新入学者だけを表す割合ではない。

第2 未修者と非法学系出身者は同じではない

資料は2026年度入学者を17人とし,社会人の割合を11.8%,非法学系の割合を17.6%としている。
在籍者の未修者割合96.1%とは対象も区分も異なる。
未修者というコースには法学系出身者も含まれ得るため,未修者の多い学校をそのまま他学部出身者だけの学校と表現することはできない。

第3 法律基本7科目を初年度に詰め込まない方針

大学は,未修者の割合が高いことを考慮し,法律基本科目の一部を2年次に配当すると説明している。
憲法,行政法,民法,商法,民事訴訟法,刑法,刑事訴訟法の全てを初年度の課程に組み込む構成とはしていない。
科目を学ぶ順序と時間の配分から,入学者の学修条件に対応しようとする教育設計を読むことができる。

第4 地域の受入れと教育上の狙い

同資料では,在籍学生の約88%が九州・沖縄地区出身者であり,地域に根ざす実務法曹の養成を教育の目的として説明している。
地域出身者の割合は,修了後に同じ地域で活動する法曹の割合を表すものではない。
大学の教育上の狙いと,実際にどの地域でどのような仕事に就いたかという成果を分けて確認する必要がある。

第5 教育課程の工夫をどのように評価するか

科目の配当を変えたことだけで,未修者の理解度や司法試験合格率が改善したと断定することはできない。
進級・修了の状況,学修支援の利用,入学時の学修歴などを併せて検討したい。
小規模校では数人の変化でも割合が大きく動くため,率だけでなく分子・分母と対象年度を示すことが重要である。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 福岡大学法科大学院における法学未修者教育の取組み(福岡大学提出資料)(PDF2~3頁の教育理念・概要,5~6頁の属性,9頁の教育の特色)。

東京大学法科大学院の未修者教育―進級率・修了率と個別の起案指導を読む(AI作成)

目次

第1 未修者教育を複数の段階に分けて見る第2 2025年度の1年次から2年次への進級第3 標準修業年限以内の修了率とは分母が異なる第4 修了生による個別の起案指導第5 課題の指摘と効果の検証を分ける第6 関連記事第7 出典
第1 未修者教育を複数の段階に分けて見る

東京大学大学院の前田健教授は,2026年7月10日の法科大学院等特別委員会に,未修者教育の現状と取組,課題についての資料を提出した。
資料には進級,修了,司法試験の結果が別々に示されている。
題名に「若干の私見」とあるとおり,課題に関する論評は提出者の見解として読む必要がある。

第2 2025年度の1年次から2年次への進級
指標2025年度進級判定対象者数60人進級者数47人原級留置者数13人進級率78.3%

資料の1年次から2年次への進級表では,47÷60が約78.3%となる。
13人は原級留置者として記載されており,退学者13人という意味ではない。
この判定対象60人を,同年度の新入学者数と同一視することもできない。

第3 標準修業年限以内の修了率とは分母が異なる
未修者の入学年度入学者標準修業年限以内修了者資料記載の修了率2022年度57人36人63.2%2023年度53人27人50.9%

この表は入学年度別の追跡であり,ある年度の進級判定対象者を分母にした表ではない。
進級率78.3%と修了率50.9%を掛け合わせて,ある入学年度の修了確率や脱落率を求めることはできない。
標準年限を超えてから修了する可能性もあり,標準年限内の未修了を最終的な中退と同義に扱わない。

第4 修了生による個別の起案指導

提出資料は,法科大学院同窓会と協力し,修了生の実務家・司法修習生・研究者を講師として,未修1年次全員と2年次希望者に個別の起案指導を行う取組を説明している。
2025年度は講師34人を委嘱し,1年次62人(休学中を除く)と2年次27人が指導を受けたとされる。
ここでいう指導対象者の人数も,進級判定対象者数とは別の集計である。

第5 課題の指摘と効果の検証を分ける

資料は,法学特有の思考形式,文書起案の技法,学修歴のばらつき,1年次に法律基本7科目の学修が求められることによる学修時間の制約及び社会人学生の時間的制約を課題として挙げている。
課題に対応する指導の存在は確認できるが,取組が修了率を何ポイント改善したかという因果的な効果まで,この資料から確定することはできない。
入学者の背景,指導の利用状況及びその後の成果を,同じ対象集団について追うことが評価の出発点となる。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

③ 入学前に確認する日程,英語資格及び費用は,東京大学法科大学院の入試・学費で整理している。

④ 入学時点の既修・未修の人数は,2026年度入学動向を参照されたい。

第7 出典

① 東京大学における未修者教育の現状・取組及び未修者コースの抱える課題についての若干の私見(前田委員提出資料)(PDF1頁の名義,5頁の進級,6頁の修了,9~10頁の指導と課題)。

(続きを読む...)東京大学法科大学院の未修者教育―進級率・修了率と個別の起案指導を読む(AI作成)

早稲田大学法科大学院の2027年度選抜―志願増と未修者合格者の構成変化(AI作成)

目次

第1 入学者数が確定する前の選抜結果を読む第2 一般選抜の志願者と合格者の比較第3 未修者合格者が増えても社会人は減っている第4 社会人の定義と,この表にない分母第5 翌年度の受入れを評価するための視点第6 関連記事第7 出典
第1 入学者数が確定する前の選抜結果を読む

早稲田大学は,2026年9月18日の合格者発表のページで,2027年度入学者選抜試験の合格者の概要等(PDF)を示している。
一般選抜の志願者は既修・未修の両方で増えたが,ここで確認できるのは選抜と合格者の集計である。
2027年度の実際の入学者数が増えたと結論付けることはできない。

第2 一般選抜の志願者と合格者の比較
指標2026年度選抜2027年度選抜一般既修・志願者数989人1426人一般未修・志願者数248人367人一般既修・合格者数324人351人一般未修・合格者数40人53人

この表は大学の各年度の合格者概要に掲載された一般選抜区分を比較したものであり,特別選抜を含む学校全体の集計ではない。
既修と未修の数値を足して,重複のない志願者の実人数であると扱うこともしない。

さらに,特別選抜を含む4区分について,大学公表の受験者数を用いて競争倍率を比較すると,次のようになる。
倍率は受験者数を合格者数で割り,小数第3位を四捨五入して小数第2位まで示した。

選抜区分2026年度:受験者数/合格者数2027年度:受験者数/合格者数倍率の変化一般選抜・法学既修者780人/324人1193人/351人2.41倍→3.40倍一般選抜・法学未修者221人/40人313人/53人5.53倍→5.91倍特別選抜・開放型198人/40人322人/40人4.95倍→8.05倍特別選抜・5年一貫型86人/40人108人/40人2.15倍→2.70倍

一般既修の合格者は増えているが,受験者の増加がそれを上回っているため,競争倍率は上昇している。
合格者数が増えたことだけから,入りやすくなったと判断することはできない。
各選抜は出願資格等が異なるため,区分間の倍率だけで難易度を順位付けすることも適切ではない。

この表の合格者数は選抜段階の集計であり,2027年度の実入学者数を示すものではない。
4区分の合格者数の合計を入学定員と比較して,実際の定員超過が確定したと説明することはできない。

出典:2026年度入学者選抜試験・合格者の概要等及び2027年度入学者選抜試験・合格者の概要等。
倍率は大学公表の人数から本記事で計算した。

第3 未修者合格者が増えても社会人は減っている
一般未修の合格者の最終経歴2026年度選抜2027年度選抜学部学生21人38人社会人14人9人院生・その他5人6人合計40人53人

未修者合格者全体は13人増えた一方,社会人は5人減少した。
合格者に占める社会人の割合は14÷40で35.0%から,9÷53で約17.0%となる。
割合は小数第2位を四捨五入した。

第4 社会人の定義と,この表にない分母

両年度の資料は,社会人を出願時点で勤務,自営業,主婦・主夫等を通算して2年以上経験した者と定義している。
現在の会社員だけを指す区分とは限らない。
また,この表だけでは社会人の志願者数が分からないため,社会人の合格率や,社会人志願者自体の増減は計算できない。

第5 翌年度の受入れを評価するための視点

(続きを読む...)早稲田大学法科大学院の2027年度選抜―志願増と未修者合格者の構成変化(AI作成)

福岡大学法科大学院の2026年度入学動向―17人の入学者と未修者中心の受入れ(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 17人の入学者と未修者中心の受入れ第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

福岡大学法科大学院の2026年度入学者は17人であり,前年度は15人であった。
既修者1人は変わらず,未修者が14人から16人へ増えたため,総数では2人増となった。
2026年度の受入れも未修者が中心である。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員20人20人0人志願者数68人97人+29人合格者数27人32人+5人入学者数15人17人+2人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者1人1人0人法学未修者14人16人+2人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 17人の入学者と未修者中心の受入れ

大学の委員会提出資料は,2026年5月1日現在の在籍者51人のうち未修者49人・既修者2人と説明している。
在籍者51人は複数学年の集計であり,当年度入学者17人とは分母が異なる。
未修者教育の方法を検討する際には,この受入れ構成を踏まえつつ,教育の取組と実際の成果も分けて確認したい。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が15÷27で約55.6%,2026年度が17÷32で約53.1%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,17÷20で約85.0%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,福岡大学行,令和8年4月1日現在)。

(続きを読む...)福岡大学法科大学院の2026年度入学動向―17人の入学者と未修者中心の受入れ(AI作成)

関西学院大学法科大学院の2026年度入学動向―未修者の増加と区分の読み分け(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 未修者の増加と区分の読み分け第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

関西学院大学法科大学院の2026年度入学者は33人であり,前年度は31人であった。
既修者20人は維持され,総数の2人増は未修者が11人から13人へ増えたことによる。
2026年度の受入れは,未修者側の変化から確認することができる。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員30人30人0人志願者数435人488人+53人合格者数90人93人+3人入学者数31人33人+2人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者20人20人0人法学未修者11人13人+2人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 未修者の増加と区分の読み分け

文科省の学校別集計では,2026年度入学者33人のうち,法学以外の出身者は2人,社会人は1人とされる。
未修者13人と非法学系出身者2人は別の区分であり,未修者全員を法律の学修経験がない人と表現しない。
区分の定義をそろえることが,他校との比較の前提となる。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が31÷90で約34.4%,2026年度が33÷93で約35.5%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,33÷30で約110.0%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,関西学院大学行,令和8年4月1日現在)。

(続きを読む...)関西学院大学法科大学院の2026年度入学動向―未修者の増加と区分の読み分け(AI作成)

関西大学法科大学院の2026年度入学動向―志願増が入学増につながらなかった年(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 志願増が入学増につながらなかった年第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

関西大学法科大学院の2026年度入学者は37人であり,前年度は49人であった。
既修者が9人,未修者が3人減少し,総数では12人減となった。
志願者は増えているため,最終的な入学者減を志願者の減少で説明することはできない。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員40人40人0人志願者数235人378人+143人合格者数76人72人-4人入学者数49人37人-12人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者34人25人-9人法学未修者15人12人-3人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 志願増が入学増につながらなかった年

大学の2026年度結果も志願378人・合格72人・入学37人を公表し,日程別の入学者をS日程13人・A日程19人・B日程5人と示している。
一方,受験者数は大学345人・文科省326人と異なるため,本記事では受験者数を使う競争倍率の比較を行わない。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が49÷76で約64.5%,2026年度が37÷72で約51.4%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,37÷40で約92.5%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,関西大学行,令和8年4月1日現在)。

② 文部科学省・資料1-5:各法科大学院の令和6年度~令和8年度入学者選抜のうち特別選抜の実施状況(PDF1頁,関西大学の学校全体の入学者数・既修/未修列)。

(続きを読む...)関西大学法科大学院の2026年度入学動向―志願増が入学増につながらなかった年(AI作成)

立命館大学法科大学院の2026年度入学動向―志願増と入学者減を定員から読む(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 志願増と入学者減を定員から読む第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

立命館大学法科大学院の2026年度入学者は62人であり,前年度は83人であった。
入学定員70人に対し,2025年度入学者は83人,2026年度は62人となった。
減少率だけを取り出すより,前年が定員を超えた水準であったことと,今年度は定員を下回ったことを併せて読む必要がある。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員70人70人0人志願者数709人934人+225人合格者数184人146人-38人入学者数83人62人-21人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者63人49人-14人法学未修者20人13人-7人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 志願増と入学者減を定員から読む

志願者数は,文科省表では2026年度934人だが,大学の公表PDFでは933人となっている。
合格者146人・入学者62人は一致しており,本記事の比較表は文科省の値に統一した。
志願者1人の差の理由は未確定であり,合格基準を意図的に厳しくしたとの判断も人数だけからは導けない。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が83÷184で約45.1%,2026年度が62÷146で約42.5%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,62÷70で約88.6%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,立命館大学行,令和8年4月1日現在)。

(続きを読む...)立命館大学法科大学院の2026年度入学動向―志願増と入学者減を定員から読む(AI作成)

同志社大学法科大学院の2026年度入学動向―入学者増と公表数値の違いをどう読むか(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 入学者増と公表数値の違いをどう読むか第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

同志社大学法科大学院の2026年度入学者は74人であり,前年度は63人であった。
以下の比較表は文科省集計に統一している。
一方,確認時点の大学公式2026年度結果は入学者73人(既修55人・未修18人)と掲載しており,文科省の74人(既修56人・未修18人)とは一致しない。
大学ページとの数値の差は第4で確認する。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員70人70人0人志願者数723人768人+45人合格者数152人156人+4人入学者数63人74人+11人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者44人56人+12人法学未修者19人18人-1人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 入学者増と公表数値の違いをどう読むか

大学ページは志願者768人・合格者156人とする点では文科省と一致するが,受験者も大学626人・文科省643人と異なる。
差が生じた理由や訂正の有無は確定していない。
学校別比較では出典と基準日をそろえ,どちらか一方の数値が誤りであると推測で決めないことが大切である。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が63÷152で約41.4%,2026年度が74÷156で約47.4%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,74÷70で約105.7%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

(続きを読む...)同志社大学法科大学院の2026年度入学動向―入学者増と公表数値の違いをどう読むか(AI作成)

愛知大学法科大学院の2026年度入学動向―未修者17人の受入れと他学部出身者の実像(AI作成)

目次

第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 未修者17人の受入れと他学部出身者の実像第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点

愛知大学法科大学院の2026年度入学者は19人であり,前年度は15人であった。
既修者は2人減り,未修者は6人増えたため,総数は4人増となった。
未修者が受入れの大部分を占めるが,それだけで入学前の専攻や社会経験まで特定されるわけではない。

本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。

第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員20人20人0人志願者数100人128人+28人合格者数35人46人+11人入学者数15人19人+4人

志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。

第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者4人2人-2人法学未修者11人17人+6人

この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。

第4 未修者17人の受入れと他学部出身者の実像

大学の2026年度結果では,入学者19人のうち法学部等の出身者12人,それ以外の出身者7人,社会人3人である。
未修者17人と法学部等以外の7人は同じ集団ではない。
社会人という属性との重複もあり得るため,各区分の人数を足して入学者の実人数を求めない。

第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと

公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が15÷35で約42.9%,2026年度が19÷46で約41.3%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,19÷20で約95.0%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。

第6 関連記事

① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題

② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,愛知大学行,令和8年4月1日現在)。

(続きを読む...)愛知大学法科大学院の2026年度入学動向―未修者17人の受入れと他学部出身者の実像(AI作成)