第1 司法試験合格証明書とは
司法試験合格証明書は,司法試験に合格した者からの申請により,司法試験委員会が発行する証明書である。
合格時に授与される合格証書,成績通知書及び司法修習終了証明書とは別の書類であるため,提出先がどの証明書を求めているかを確認する必要がある。
第2 申請方法
法務省の司法試験合格証明書の交付についてから合格証明書交付申請書を入手し,必要事項を記入する。
必要書類等をそろえ,司法試験委員会へ郵送で提出する。
封筒の表面には,赤字で「司法試験合格証明書交付申請書在中」と記載する。
申請書の様式又は記載事項が更新される可能性があるため,過去に保存した様式ではなく申請時点の法務省ページから取得すべきである。
第3 必要書類
法務省の案内が掲げる必要書類等は,①合格証明書交付申請書,②本人であることを確認できる書類,③合格後に氏名又は本籍地の変更があった場合の戸籍抄本及び④返信用封筒である。
本人確認書類は,写真付身分証明書の写しであり,申請書に記載した現住所,氏名及び生年月日を確認できるものが求められている。
返信用封筒には,送付先住所及び氏名を記載し,必要な郵便切手を貼る。
必要部数,封筒の大きさ及び切手額は,最新の申請書様式,郵便料金及び提出先の期限を踏まえて確認すべきである。
第4 提出先
提出先は,〒100-8977 東京都千代田区霞が関1-1-1 法務省内 司法試験委員会である。
司法修習終了証明書の申請先は最高裁判所であるため,両者を取り違えないようにする必要がある。
合格した年が古い場合,氏名又は本籍地を変更した場合,英文証明が必要な場合その他通常と異なる事情があるときは,発送前に司法試験委員会へ必要書類を確認するのが安全である。
第5 交付までの期間
法務省の案内は,申請書を受理してから発行するまで数週間程度かかる場合があるとしている。
具体的な到着日を保証する案内ではなく,申請書の補正,休日及び往復の郵送日数もあり得るため,提出期限から逆算して余裕を持って申請すべきである。
期限が迫っている場合は,証明書の到着を待つだけでなく,提出先に期限延長又は代替資料の可否を確認することも考えられる。
ただし,合格証書又は成績通知書が正式な合格証明書の代わりになるかは,提出先の判断による。
第6 よくある間違い
① 司法試験合格証明書と司法修習終了証明書の申請先を取り違えること。
② 合格後の氏名又は本籍地の変更があるのに戸籍抄本を添付しないこと。
③ 本人確認書類で現住所,氏名又は生年月日を確認できないこと。
④ 返信用封筒の宛名又は切手を確認しないこと。
⑤ 交付まで数週間かかる可能性を見込まず,提出期限直前に申請すること。
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出典
① 法務省「司法試験合格証明書の交付について」。
② 法務省「令和8年司法試験に関するQ&A」。