目次
第1 学校全体の動きと着目点第2 志願・合格・入学を分けて比べる第3 既修者と未修者の内訳第4 214人への微増と未修者21人への減少第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと第6 関連記事第7 出典
第1 学校全体の動きと着目点
早稲田大学法科大学院の2026年度入学者は214人であり,前年度は212人であった。
既修者は18人増え,未修者は16人減ったため,総数では2人増となった。
総数の安定の内側でコース構成が動いており,未修者の減少を見落とさないことが重要である。
本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。
第2 志願・合格・入学を分けて比べる
指標2025年度2026年度増減入学定員200人200人0人志願者数1474人1464人-10人合格者数359人444人+85人入学者数212人214人+2人
志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。
第3 既修者と未修者の内訳
区分2025年度2026年度増減法学既修者175人193人+18人法学未修者37人21人-16人
この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。
第4 214人への微増と未修者21人への減少
本記事が扱うのは2026年度に実際に入学した集団である。
2026年秋に公表された2027年度選抜の合格者の概要とは段階も年度も異なり,両者をつないで翌年度の入学者が増えたとは書けない。
第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと
公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が212÷359で約59.1%,2026年度が214÷444で約48.2%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,214÷200で約107.0%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。
合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。
第6 関連記事
① 法科大学院等特別委員会とは-役割,構成及び令和8年の審議課題
② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援
翌年度の選抜結果は,早稲田大学法科大学院の2027年度選抜―志願増と未修者合格者の構成変化を参照されたい。
本記事が扱う2026年度の実入学者と,2027年度選抜の合格者を区別して読む必要がある。