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二回試験当日の流れ―第78期応試心得に基づく試験時間・持ち物・昼食・禁止事項(AI作成)

第1 この記事の対象と第78期の試験日程

1 第78期応試心得に基づく当日手順

本記事は,司法修習生考試委員会の「令和6年度(第78期)司法修習生考試応試心得」に基づき,二回試験当日の着席から答案提出・退出までを時系列で整理するものである。
同心得は第78期の応試者に対する運用資料であり,後の期にそのまま適用されるとは限らない(同心得1頁~6頁,PDF1頁~6頁)。

同心得は,内容の変更又は追加がある場合には司法研修所のポータルサイトへ掲載するため,各自で確認するよう求めている。
したがって,実際の受験に当たっては,この記事ではなく,自分の期の最新の応試心得,ポータルサイトの掲載内容及び当日の試験監督者の指示を優先する必要がある(同心得1頁及び6頁,PDF1頁及び6頁)。

2 第78期の試験日程と会場

第78期の二回試験は,令和8年3月2日(月)の刑事裁判,3日(火)の検察,4日(水)の民事裁判,5日(木)の民事弁護及び6日(金)の刑事弁護という順序で実施された。
各日とも着席時刻及び試験時間は共通している(同心得1頁,PDF1頁)。

試験会場は,原則として司法研修所である。
ただし,大阪,京都,神戸,奈良,大津又は和歌山を実務修習地とする司法修習生の会場は,マイドームおおさかであった(同心得1頁,PDF1頁)。

第2 二回試験当日の時間の流れ

1 9時45分の着席から答案提出まで

各日の着席時刻は9時45分であり,答案起案時間は10時20分から12時まで及び13時から17時45分までの合計6時間25分である。
12時から13時までは昼食時間であるが,その間も答案を起案できるため,昼食時間を起案に使う場合に筆記できる時間は最大7時間25分となる(同心得1頁及び2頁,PDF1頁及び2頁)。

時刻・時間帯当日の行動
9時45分着席時刻である。使用を認められた物以外はかばんへ入れ,指示を受ける。
着席後から10時20分まで答案表紙,答案用紙,草稿用紙,考試記録等の配付と説明を受ける。開始の合図までは,配付物に触れたり記入したりしない。
10時20分から12時まで午前の答案起案時間である。
12時から13時まで昼食時間である。自席で飲食し,答案起案を続けることもできる。
13時から17時45分まで午後の答案起案時間である。
17時45分答案起案時間が終了する。直ちに筆記をやめ,筆記用具をかばんへ入れる。
その後の5分間試験監督者の合図に従い,答案表紙を一番上にして答案を綴りひもで結ぶ。
綴り終了後配付物を提出し,退出の指示があるまで着席したまま待つ。

この表のうち,着席後の配付開始時刻,5分間の綴りの開始・終了時刻及び実際の退出時刻は,同心得に具体的な時計時刻として書かれていない。
当日は試験監督者の合図と会場ごとの退出方法に従うことになる(同心得5頁及び6頁,PDF5頁及び6頁)。

第3 持参する物と使用できる私物

1 身分証明書と筆記用具

応試者は,司法研修所が発行した身分証明書を持参する必要がある。
旧期の解説に「受験票」と書かれていることがあるが,第78期応試心得が指定しているのは身分証明書である(同心得3頁,PDF3頁)。

答案には,黒インクのペンを使用する。
ボールペン,サインペン及び万年筆を含むが,インク瓶を用いるもの並びに摩擦熱又はプラスチック製消しゴム等でインクを消せるものは使用できない(同心得3頁,PDF3頁)。

草稿用には,黒以外の色を含むペン類及びマーカー,鉛筆,色鉛筆,消しゴム並びに定規を使用できる。
答案用と草稿用とで認められる筆記具の範囲が異なるため,黒インクの消せないペンを答案用として区別しておくことになる(同心得3頁,PDF3頁)。

2 時計と身の回り品

使用できる時計は,通信機能がなく,時計機能だけを備えたものに限られる。
ストップウォッチ又はタイマー機能は使用できず,アラーム機能はあらかじめ切っておく必要がある(同心得3頁,PDF3頁)。

身の回り品として使用を認められている物は,次のとおりである。
いずれも試験室係員が点検し,又は使用方法を指示することがある(同心得3頁,PDF3頁)。

① 防寒具及びカイロ,注射により摂取する物を除く薬,冷却シート及び湿布
② 他の応試者の迷惑となる匂いがしないリップクリーム及びハンドクリーム
③ クッション,座布団及び腰当て
④ マスク,指用又は手首用のサポーター及び髪留め
⑤ ハンカチ,ミニタオル,ティッシュペーパー及びウェットティッシュ
⑥ 係員の指示を聞ける状態で使用する耳栓,眼鏡及び拡大鏡

3 使用できない私物と通信機器

前記の筆記用具,時計及び身の回り品を除き,私物の使用は禁止されている。
同心得は,筆箱,電子辞書,修正液,修正テープ,下敷き,私物の付せん,クリップ,ステープラ,扇風機,扇子及びうちわを使用できない物として具体的に挙げている(同心得4頁,PDF4頁)。

使用を認められていない私物を持参した場合は,着席時刻までにすべてかばんへ入れる。
携帯電話,タブレット端末,ウェアラブル端末その他の通信機器は電源を切り,すべてをかばんへ入れなければならず,考試中は使用できない(同心得2頁及び4頁,PDF2頁及び4頁)。

第4 昼食,間食及び飲み物のルール

1 昼食は各日持参し,自席でとる

昼食は各考試日に持参する必要があり,昼食のために試験会場から外へ出ることはできない。
食堂及び自動販売機も利用できず,昼食を含む飲食は自席で行う(同心得4頁及び5頁,PDF4頁及び5頁)。

昼食時間中も答案起案は認められている。
他方で,昼食時間は12時から13時までの1時間であり,昼食を買いに行くことはできないため,食事と起案への時間配分は各日とも会場へ入る前に考えておくことになる(同心得1頁,4頁及び5頁,PDF1頁,4頁及び5頁)。

2 間食と飲み物の条件

昼食以外の食べ物は,簡単に摂取でき,匂い又は音によって他の応試者の迷惑とならない物に限られる。
飲食できる場所は,昼食と同じく自席である(同心得4頁及び5頁,PDF4頁及び5頁)。

飲み物は,開栓後に再び密閉できるペットボトル又は水筒等に入った物に限られる。
机上に置けるのは1本当たり1.0リットル以下の物を2本までである(同心得4頁,PDF4頁)。

開栓後に密閉できない缶,チルドカップ,紙パック及び持ち帰り用コーヒーカップ等は,昼食時間中を含めて使用できない。
容器の容量だけでなく,再密閉できるかどうかも確認する必要がある(同心得4頁,PDF4頁)。

第5 着席後から答案起案開始まで

1 着席後の会話,退出及び机上の整理

着席時刻から退出の指示があるまで,試験室内だけでなく,トイレ等の試験室外でも他の応試者と会話してはならない。
また,許可を得ずに試験室から退出することはできず,トイレへ行く場合は挙手して試験室係員へ申し出る(同心得4頁及び5頁,PDF4頁及び5頁)。

使用を認められた筆記用具等は机上へ置き,机の中,通路又はかばんの上へ置かない。
貸与されるデイリー六法の置き場所は,試験監督者の指示に従う(同心得5頁,PDF5頁)。

2 配付物に触れることができる時点

着席後の説明では,答案表紙,答案用紙,草稿用紙,考試記録,デイリー六法2026令和8年版及び2色の付せんが配付される。
試験監督者の指示があるまでは,これらに触れたり,記入したりしてはならない(同心得5頁,PDF5頁)。

問題が配付された後も,答案起案開始の合図があるまでは問題に触れることができない。
問題,考試記録及びデイリー六法は持ち帰ることができず,デイリー六法への書込みも禁止されている(同心得5頁,PDF5頁)。

第6 答案起案中と早期提出の手順

1 答案用紙の書き方と追加配付

答案は,特別の指示がない限り1行ずつ使用し,使用したすべての答案用紙へ通し頁番号を記入する。
答案用紙,草稿用紙又は付せんが不足した場合は,試験室係員へ申し出て追加の配付を受ける(同心得5頁,PDF5頁)。

認められていない筆記具を使用した場合又は氏名等の必要事項を指定されていない場所へ記入した場合には,答案を無効とされることがある。
答案起案時間中に,答案用紙の使用方法と記入場所を試験監督者の指示から外さないことが形式面の前提となる(同心得5頁,PDF5頁)。

2 途中退出と早期提出

答案を早期に提出できるのは,その旨の案内があった後に限られる。
早期提出をする場合は,綴りひも1本を受け取り,答案を結んだ上で,配付された物をすべて提出する(同心得5頁,PDF5頁)。

答案起案時間終了時刻の15分前以降は,答案を早期提出できない。
第78期応試心得は途中退出が可能となる具体的な開始時刻を定めていないため,旧期の体験談に記載された時刻を第78期の手順として用いることはできない(同心得5頁,PDF5頁)。

第7 答案起案終了,5分間の綴り及び退出

1 17時45分に筆記をやめる

答案起案終了の合図があったときは,直ちに筆記をやめなければならない。
終了後は,答案の頁番号を記入することもできず,すべての筆記用具をかばんへ入れる(同心得6頁,PDF6頁)。

筆記用具がすべてかばんへ入ったことを試験室係員が確認した後,応試者1人につき綴りひも1本が配付される。
答案起案時間外に答案を書き続ける行為は,不正行為に含まれる(同心得2頁及び6頁,PDF2頁及び6頁)。

2 5分間で答案を結ぶ

答案綴り時間は5分間であり,試験監督者が開始と終了を告げる。
答案表紙を一番上に置き,答案用紙が散逸しないよう綴りひもで結ぶ(同心得1頁,2頁及び6頁,PDF1頁,2頁及び6頁)。

綴り終了の合図までに結び終えた答案だけが有効な答案として扱われる。
終了後は,綴り直し,答案用紙の差込み又は答案表紙の答案枚数欄の訂正をすることができない(同心得2頁及び6頁,PDF2頁及び6頁)。

3 配付物の提出と退出

綴りが終わった後は,答案を含む配付物をすべて提出し,試験監督者から退出の指示があるまで着席したまま待つ。
退出方法は会場によって異なり,分散して退出する場合を含め,試験監督者の指示に従う(同心得6頁,PDF6頁)。

第78期応試心得には,実際の退出時刻は記載されていない。
過去の体験談に見られる退出時刻を,当日の予定を立てるための確定時刻として扱うことはできない。

第8 不正行為,遅刻及び体調不良

1 不正行為に当たる行為

他の応試者の答案を見ること,他人に答案を見せること,口頭又はメモで答案に関する情報を授受すること及び通信機器を使って情報を得ることは,不正行為として挙げられている。
注意を受けても会話,通信機器の所持又は貸与されていない資料の閲読等を続ける行為も,同様である(同心得2頁,PDF2頁)。

認められていない私物の使用,許可のないエレベーターの利用,立入りを禁じられた場所への立入り,答案起案時間外の筆記その他考試の公正を害するおそれのある行為も,不正行為に含まれる。
不正行為があった場合,その日の考試を中止させ,又は答案を無効とすることがある(同心得2頁及び3頁,PDF2頁及び3頁)。

2 遅刻,体調不良及び服装

着席時刻に遅れた場合は,その日の考試を受けられないことがある。
病気,事故その他の事情により遅刻するおそれが生じたときは,自分の期の最新の応試心得に記載された連絡先へ速やかに連絡する必要がある(同心得5頁及び6頁,PDF5頁及び6頁)。

考試中に体調が悪くなった場合は,試験室係員へ申し出る。
服装は常識の範囲内で自由とされ,ジャケット又はネクタイを外して受験することも認められている(同心得6頁,PDF6頁)。

第9 関連する二回試験の記事

第78期の全体日程及び司法修習の各段階は「第78期司法修習の日程」で確認できる。
二回試験の制度,科目,合否及び再受験の概要は「二回試験とは―科目,日程,合否の仕組み,不合格後の再受験及び関連記事(AI作成)」が扱っている。

第65期以降の各期の応試心得は「司法修習生考試応試心得(65期以降)」にまとめられている。
答案の内容面及び形式面で不合格につながり得る事項は「二回試験落ちにつながる答案―不可答案資料にみる共通原因・5科目別の確認点・形式ミス対策(AIリライト)」を,綴りに関する過去の資料は「綴りミスが原因で二回試験に落ちた人の数」を参照されたい。

第10 出典

1 公文書・運用資料

① 司法修習生考試委員会「令和6年度(第78期)司法修習生考試応試心得」1頁~6頁(PDF1頁~6頁,作成日不記載)。