第1 学校全体の動きと着目点
京都大学法科大学院の2026年度入学者は158人であり,前年度は160人であった。
既修者は128人で変わらず,総数の2人減は未修者が32人から30人へ減ったことによる。
入学者数が大きく動かない学校でも,内訳を見ることで変化の場所を確認できる。
本記事の年度間比較は,文部科学省が公表した令和8年4月1日現在の学校別集計による。
対象は入学者選抜と当年度入学者であり,全学年の在籍者数や司法試験の結果とは区別する。
第2 志願・合格・入学を分けて比べる
| 指標 | 2025年度 | 2026年度 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 入学定員 | 160人 | 160人 | 0人 |
| 志願者数 | 627人 | 577人 | -50人 |
| 合格者数 | 201人 | 201人 | 0人 |
| 入学者数 | 160人 | 158人 | -2人 |
志願者数と合格者数は選抜の集計値であり,併願などにより個人を重複して数える場合がある。
これらをそのまま,法律家を志す人の実人数や個人の合格確率に読み替えることはできない。
京都大学法科大学院が公表した令和8年度入学試験結果では,入学手続者は160人とされているが,その後に辞退した2人を含む旨の注記がある。
出身大学の内訳も京都大学87人,他大学71人の合計158人である。
したがって,入学手続者160人と,この記事で扱う実際の入学者158人は,集計の段階が異なる数字として区別する必要がある。
第3 既修者と未修者の内訳
| 区分 | 2025年度 | 2026年度 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 法学既修者 | 128人 | 128人 | 0人 |
| 法学未修者 | 32人 | 30人 | -2人 |
この表は特別選抜だけの人数ではなく,学校全体の入学者のコース別内訳である。
未修者・既修者の区分と,出身学部・社会人経験による区分は同じものではない。
第4 法学以外の出身者の増加とコース区分
文科省の学校別集計では,法学以外の出身者は2025年度16人から2026年度22人へ増えている。
未修者が減った年にも非法学系の出身者が増える場合があり,コース区分を出身学部の区分で置き換えることはできない。
第5 比率から分かることと,別に確認すべきこと
公表合格者数に対する入学者数の割合は,2025年度が160÷201で約79.6%,2026年度が158÷201で約78.6%となる。
2026年度の入学定員に対する入学者数の割合は,158÷160で約98.8%である。
割合は公表人数から計算し,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。
合格者と入学者の差には個人の進学選択などが関係し得るが,この集計だけで具体的な進学先や選択理由は確定できない。
進学を検討する際は,自分が希望するコースの募集条件,学修支援,進級・修了の状況も別に確認する必要がある。
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京都大学法科大学院の入試,学費及び司法試験実績をまとめて確認するには,京都大学法科大学院の入試・難易度・学費と司法試験合格率(AI作成)も参照されたい。
第7 出典
① 文部科学省・資料1-4:各法科大学院の令和3年度~令和8年度入学者選抜実施状況等(PDF1頁,京都大学行,令和8年4月1日現在)。
② 文部科学省・資料1-5:各法科大学院の令和6年度~令和8年度入学者選抜のうち特別選抜の実施状況(PDF1頁,京都大学の学校全体の入学者数・既修/未修列)。
③ 京都大学法科大学院「選抜結果」(令和8年度結果概要)。