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明治大学法科大学院の2026年度入試―志願増・入学者減と既修・未修の変化(AI作成)

第1 志願者増と入学者減が併存した年度

明治大学法科大学院の2026年度入試では,志願者数が前年の689人から986人へ増えた一方,入学者数は58人から44人へ減少した。
ただし,コース別に見ると,既修者の入学者は減り,未修者の入学者は増えている。

本記事は,明治大学が2026年5月に発行した法科大学院の2027年度ガイドブックの入学者選抜データを用い,2025年度と2026年度を比較する。
案内冊子の年度と,そこに収録された入試結果の年度は区別する必要がある。
主な参照箇所は冊子30頁~31頁に当たるPDF16頁の見開きである。

第2 志願・合格・入学の3段階を分ける

項目2025年度2026年度増減
志願者数689人986人+297人
合格者数168人123人-45人
入学者数58人44人-14人

総数は,冊子の既修者コースと未修者コースの各欄を合計したものであり,併願者の重複の有無は冊子からは分からない。
志願者数は約43.1%増え,入学者数は約24.1%減っている。
増減率は前年の人数を分母とし,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで示した。

志願者が増えたからといって,合格者や入学者も必ず増えるわけではない。
逆に,入学者が減ったという理由だけで,出願段階の関心も低下したと説明することもできない。
この年度は,入口の志願者数と最終的な入学者数が逆方向に動いている。

第3 既修者は減り,未修者は増えた

区分志願者数・2025→2026年度合格者数・2025→2026年度入学者数・2025→2026年度
既修者493→673人139→96人48→29人
未修者196→313人29→27人10→15人

既修者の入学者は19人減り,未修者は5人増えたため,合計では14人の減少となる。
総数の減少を両コースに一律に当てはめると,未修者側の増加を見落とす。

未修者は,合格者数が29人から27人へ減った一方,入学者数は10人から15人へ増えている。
同じ人数表でも,合格段階までの変化と,実際に入学した人数の変化は別々に捉える必要がある。

なお,冊子の入学者選抜データには,5年一貫型特別選抜入試の人数を含む旨の注記がある。
既修者欄の数値を,一般選抜だけの実績として紹介しないことが必要である。

第4 辞退増だけでは説明できないこと

1 合格者数に対する入学者数の割合

公表合格者数に対する入学者数の割合を計算すると,2025年度は58÷168で約34.5%,2026年度は44÷123で約35.8%である。
合計値で見る限り,この割合は低下していない。
コース別では,既修者が48÷139で約34.5%から29÷96で約30.2%へ低下し,未修者が10÷29で約34.5%から15÷27で約55.6%へ上昇している。

既修者では割合が低下しているものの,合格者数自体も139人から96人へ減っており,入学者減少を単に合格者の辞退増で説明することはできない。
コースごとの入学者の構成が変化したことも併せて確認する必要がある。
この割合は公表人数を用いた指標であり,個々の合格者の判断理由を示すものではない。

2 入学者減少と定員充足は異なる

同冊子の法科大学院概要では,入学定員は40人とされている。
2026年度の入学者44人は,この定員の110%に当たる。

前年より入学者が減ったことと,定員を満たしていないことは同義ではない。
前年の58人という水準との比較だけで,2026年度の入学者総数を定員割れと表現するのは適切でない。

第5 進学先として確認したいこと

2026年度の明治大学法科大学院では,志願者数の増加,合格者数の減少,既修者と未修者の異なる入学動向が重なっている。
この組合せは,単一の倍率や入学者総数だけでは十分に表せない。

受験・進学を検討する場合は,自分が受けるコースと選抜方式の結果を確認し,学修支援や学費・奨学金などの条件と併せて判断することが有用である。
人数の変化だけから,合格基準の変更や教育成果の優劣,特定の他大学への進学を断定することはできない。

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② 法科大学院等特別委員会の議事録に表れた関係者の本音-予備試験,未修者教育,地方偏在,認証評価及び公的支援

第7 出典

① 明治大学法科大学院「GUIDE BOOK 2027」(2026年5月発行),法科大学院概要及び入学者選抜データ。
概要は冊子2頁~3頁に当たるPDF2頁,入試データは冊子30頁~31頁に当たるPDF16頁を参照した。
https://www.meiji.ac.jp/laws/guidebook/6t5h7p00000rtt2l-att/HPguidebook2027.pdf

合計人数,増減率,定員に対する割合及び合格者数に対する入学者数の割合は,冊子の公表値から本記事で計算したものである。