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弁護士・弁護士会

弁護士資格認定制度に基づく認定者数の推移

目次
1 弁護士資格認定制度に基づく認定者数の推移
2 関連記事その他

1 弁護士資格認定制度に基づく認定者数の推移
・ 法務省HPに掲載されている「法務年鑑」等によれば,法務省大臣官房司法法制部審査監督課が所管している,弁護士資格認定制度に基づく認定者の推移は以下のとおりです。

令和7年度(申請者21人(うち,0人が申請取下げ),認定21人,却下0人)
国会議員経験者 :0人
裁判所事務官等 :1人
企業法務経験者 :9人
公務員経験者  :7人
特任検事経験者 :1人
裁判所事務官及び企業法務経験者:1人
大学教授等経験者:2人

令和6年度(申請者22人(うち,2人が申請取下げ),認定20人,却下0人)
国会議員経験者 :0人
裁判所事務官等 :4人
企業法務経験者 :9人
公務員経験者  :5人
特任検事経験者 :1人
裁判所事務官及び企業法務経験者:0人
大学教授等経験者:1人

令和5年度(申請者15人(うち,3人が申請取下げ),認定12人,却下0人)
国会議員経験者 :0人
裁判所事務官等 :5人
企業法務経験者 :4人
公務員経験者  :3人

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弁護士資格認定制度の要件,指定研修及び認定手続――平成16年施行までの経緯(AIリライト)

第1 弁護士資格認定制度の位置付け

1 司法修習を終えていない者に対する資格の特例

2 資格認定と弁護士名簿への登録との違い

第2 現行法5条の職歴要件

1 司法修習生となる資格を得た後の5年以上の在職

2 企業法務又は公務における7年以上の職務経験

3 検察官経験及び複数職歴の合算

第3 企業法務・公務経験の確認方法

1 職名ではなく具体的な職務内容による審査

2 無料の予備審査

第4 認定申請から弁護士資格の取得まで

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弁護士法人の仕組み――設立,社員の責任,退社,支店及び税務(AIリライト)

目次

第1 弁護士法人とは1 制度の位置付けと主な特徴2 制度創設の経緯3 弁護士・外国法事務弁護士共同法人との違い第2 設立,名称,定款,登記及び届出1 社員資格と業務範囲2 定款,設立登記及び届出3 社員住所,ドメイン名及び銀行略語第3 社員の業務執行,代表及び利益相反1 業務執行と代表2 社員の義務と法人内部の利益相反取引3 依頼者間の利益相反と競業第4 指定社員と社員の債務責任1 指定社員制度2 補充的な連帯責任3 加入社員と代表社員の行為第5 社員の退社と持分の払戻し1 法定退社の事由2 任意退社3 退社後に残る責任4 持分の払戻しと損失超過5 担当者交代・退社時の案件引継ぎ第6 法律事務所と社員の常駐1 主たる法律事務所と従たる法律事務所2 常駐の内容第7 会計,利益配当,解散及び合併1 会計帳簿と貸借対照表2 利益配当と損益分配3 解散,継続及び合併第8 退社時の税務,第二次納税義務及び印紙税1 持分払戻しの課税2 国税の第二次納税義務3 領収書の印紙税第9 健康保険及び厚生年金保険第10 関連記事第11 出典・参考資料1 法令2 国会資料3 裁判例4 公的資料等5 文献
第1 弁護士法人とは
1 制度の位置付けと主な特徴

弁護士法人は,弁護士法に基づき,弁護士業務を行うために設立される法人である。
個人で業務を行う弁護士とは別の権利義務主体となり,法人名義で依頼を受け,契約を締結し,事務所を設けることができる。

社員になれるのは弁護士に限られるが,社員1人でも設立できる。
「社員」は従業員という意味ではなく,法人の構成員を意味し,原則として業務執行権,代表権及び法人債務についての補充的な連帯責任を伴う。

弁護士法人には,合名会社に関する会社法の規定が広く準用される。
もっとも,依頼者保護のための指定社員制度,利益相反規制,各事務所への社員常駐など,弁護士法人に固有の規律も設けられている。

2 制度創設の経緯

弁護士法人制度は,平成13年法律第41号により創設され,平成14年4月1日に施行された。
国会審議では,法律事務の複雑化・多様化に対応し,法律事務所の共同化,専門化及び総合化を進めること,複数の拠点で継続的なサービスを提供すること,依頼者の利便性と法律事務所の経営基盤を高めることが制度の目的として説明された。

日弁連の平成15年4月22日付資料によれば,同月10日現在で76の弁護士法人があり,従たる事務所を有する法人は17,社員1人の法人は18であった。
これは制度開始直後の状況を示す歴史的な数値であり,現在の法人総数を示すものではない。

制度創設後の事務所規模,支店設置及び経営上の課題については,東京弁護士会LIBRA2010年1月号の「弁護士法人の実像」が,当時の実態を伝える資料である。

3 弁護士・外国法事務弁護士共同法人との違い

令和4年11月1日から,弁護士と外国法事務弁護士がともに社員となる弁護士・外国法事務弁護士共同法人の制度が施行された。
共同法人は,日本法と外国法に関するサービスを一体的に提供できるが,外国法事務弁護士が取り扱える業務は,その資格に応じた法令上の範囲に限られる。
弁護士法人,外国法事務弁護士法人及び弁護士・外国法事務弁護士共同法人は別の制度であり,社員資格,業務範囲及び組織変更の規律を区別する必要がある。

第2 設立,名称,定款,登記及び届出
1 社員資格と業務範囲

弁護士法人の社員は弁護士でなければならず,業務停止期間中の弁護士など,弁護士法30条の4第2項所定の者は社員となることができない。
弁護士法人は,弁護士法3条の業務のほか,定款で定めることにより,法令等に基づき弁護士が行うことができるものとして法務省令で定める業務を行うことができる。

裁判手続の代理,刑事弁護及び少年事件の付添いなどは,法人自体が法廷に立つのではなく,社員又は使用人である弁護士に行わせる。
法人は,その弁護士が業務の執行について注意を怠らなかったことを証明しない限り,依頼者に対する損害賠償責任を免れない。

2 定款,設立登記及び届出

弁護士法人を設立するには,社員となる弁護士が定款を作成しなければならない。
定款の必要的記載事項は,①目的,②名称,③法律事務所の所在地,④所属弁護士会,⑤社員の氏名・住所・所属弁護士会,⑥社員の出資に関する事項,⑦業務の執行に関する事項である。

名称中には「弁護士法人」という文字を使用しなければならない。
弁護士法人は,主たる法律事務所の所在地において設立登記をすることにより成立する。

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弁護士会の会派―東京三会・大阪・愛知の会派と役割(AIリライト)

目次

第1 弁護士会の会派とは何か1 弁護士会と会派は別の団体である2 会派の主な役割3 会派の影響力と地域差4 東京三会・大阪・愛知の会派を比較する際の入口第2 東京弁護士会の会派1 現在まで続く四つの大きな枠組み2 法友会の結成団体数に関する資料の相違3 古い会員数を現在の人数として扱わないこと第3 第一東京弁護士会の会派1 第一東京弁護士会の創立日2 平成27年資料に掲載された四会派第4 第二東京弁護士会の会派1 第二東京弁護士会の創立2 平成27年資料に掲載された八会派第5 大阪弁護士会の七会派1 現在の七会派2 会派と副会長選出の関係3 大阪の会派の役割と無所属会員第6 愛知県弁護士会の会派1 「公正クラブ」が正式名称である2 平成27年資料に掲載された五会派第7 会派一覧を読む際の注意点1 時点と資料の性質を明示すること2 現行公開資料で確認できないことの扱い3 会派についてよくある疑問第8 関連記事第9 出典1 法令及び弁護士会の公表資料2 会派資料及び書籍
第1 弁護士会の会派とは何か
1 弁護士会と会派は別の団体である

弁護士法8条及び9条により,弁護士となるには日本弁護士連合会の弁護士名簿に登録され,入会しようとする弁護士会を経由して登録請求をする必要がある。

また,同法31条は,弁護士会が弁護士及び弁護士法人の指導,連絡及び監督等に関する事務を行う団体であることを定めている。

これに対し,「会派」は弁護士法が設置する機関ではなく,特定の弁護士会に所属する弁護士が任意に加入する団体である。

会派ごとに入会手続,会費,総会及び執行部等が設けられるため,弁護士会への入会と会派への入会は区別しなければならない。

会派は法律事務所とも別の団体であり,同じ事務所の弁護士が必ず同じ会派に所属するわけではない。

2 会派の主な役割

東京弁護士会の機関誌『LIBRA』平成23年2月号及び各会派の規約等によれば,会派は,おおむね次の役割を担ってきた。

① 弁護士会及び日弁連の会長,副会長,委員等の候補者を推薦し,会務を担う人材を育成すること。

② 弁護士会の制度又は司法政策に関する意見を集約し,提言すること。

③ 法律実務の研究会,研修会及び出版等を行うこと。

④ 修習期又は所属事務所を超えた親睦,相互扶助及び情報交換の機会を設けること。

会派は選挙及び人事の基礎組織という側面を有するが,それだけの組織ではなく,政策形成,研鑽及び人的ネットワークという複数の機能を有する。

もっとも,会派内部の意見が常に統一されているわけではなく,会派に所属しない弁護士の意見を会務へ反映する仕組みも重要である。

3 会派の影響力と地域差

東京弁護士会の令和7年の会派史は,過去に問題とされた金権選挙は遠いものとなり,会派の組織統制力も往時より弱くなったと指摘している。

また,東京弁護士会の親和全期会は,近年,同会に入会する若手弁護士の半数以上が会派に加入しないと説明している。

大阪弁護士会の法曹同志会が平成29年に実施した無所属会員69人の調査でも,会派を「有益」とした回答が43人あった一方,無所属の理由として「所属するメリットを感じない」とする回答が28人あった。

この調査は一会派が回答を得た小規模な調査であって,全会員を代表する統計ではないが,会派の機能への評価が分かれていることを示している。

さらに,平成30年の『LIBRA』に掲載された札幌弁護士会の紹介では,同会には東京のような会派活動はないと説明されている。

したがって,東京三会,大阪及び愛知の会派構造を全国の弁護士会にそのまま当てはめることはできない。

4 東京三会・大阪・愛知の会派を比較する際の入口

弁護士会の会派は,地域や弁護士会ごとに構成が異なる。
以下は本記事で説明する会派を見渡すための表であり,全てを同じ時点の現行一覧として示すものではない。

弁護士会本文で紹介する会派時点・読み方東京弁護士会法友会,法曹親和会,期成会,水曜会令和7年の会派史が示す大枠。内部の部や若手組織とは区別する第一東京弁護士会全期会,新緑会,青風会,第一倶楽部平成27年頃の資料による。現在の全会派数とは断定しない第二東京弁護士会紫水会,全友会,五月会,日比谷倶楽部,向陽会,新風会,清友会,日本法曹倶楽部平成27年頃の資料による。現在の活動の確認状況は第4参照大阪弁護士会友新会,一水会,法曹同志会,法友倶楽部,法曹公正会,春秋会,五月会法友倶楽部の公開紹介でも七会派を掲載愛知県弁護士会公正クラブ,無名会,法友会,中央会,春秋会平成27年頃の資料による。現在の全会派数とは断定しない

同じ名称の会派が別の弁護士会にある場合もあるため,名称だけで同一団体と考えず,所属弁護士会とあわせて確認する必要がある。
加入するかどうかの判断については,弁護士会の会派に入るべきか―メリット・負担・会費・無所属という選択(AI作成)を参照してほしい。

第2 東京弁護士会の会派

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弁護士会館の施設・建設史・国有地使用料(AIリライト)

目次

第1 弁護士会館の概要

1 所在地,構造及び規模

2 四会の共有建物

第2 現在のフロア,地下店舗及びアクセス

1 主要フロア

2 地下1階の店舗

3 霞ケ関駅からのアクセス

第3 現在の会館が完成するまで

1 旧会館の狭隘化と合同会館構想

2 敷地確認書と四会間の調整

3 竣工日と開館後の共同施設

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日弁連会長選挙の仕組み・沿革・選挙運動(AIリライト)

目次

第1 日弁連会長選挙の基本構造

1 直接選挙と2年任期

2 直接選挙制が成立するまで

3 任期途中で会長が欠けた場合

第2 選挙権・被選挙権・立候補

1 選挙権と被選挙権

2 公示と立候補届出

3 300万円の納付と返還

第3 当選人の決定・再投票・再選挙

1 二つの当選要件

2 再投票と再選挙

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日弁連の総会,代議員会,人権擁護大会,弁護士業務改革シンポジウム,司法シンポジウム及び国選弁護シンポジウム(AIリライト)

第1 総論
第2 日弁連の総会
1 総会の種類及び開催時期
2 総会の審議事項及び法的根拠
3 総会における議決権,代理及び定足数
4 定期総会の開催実績

第3 日弁連の代議員会
第4 日弁連の人権擁護大会
1 制度の目的及び沿革
2 開催実績

第5 日弁連の弁護士業務改革シンポジウム
1 制度の目的及び沿革
2 開催実績

第6 日弁連の司法シンポジウム
1 制度の目的及び開催間隔
2 開催実績

第7 日弁連の国選弁護シンポジウム
1 制度の目的及び開催間隔
2 開催実績

出典

第1 総論

日弁連(日本弁護士連合会)は,会員である弁護士,弁護士法人及び弁護士会の意思決定又は政策形成のため,性質の異なる複数の会議体・行事を設けている。

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日弁連の組織―意思決定機関,役員,委員会,事務局及び財政(AIリライト)

目次

第1 日弁連の法的地位,目的及び会員

1 弁護士法に基づく法人

2 日弁連と各地の弁護士会はどう違うのか

3 弁護士自治と最高裁判所との関係

第2 総会,代議員会,理事会及び常務理事会

1 四つの意思決定機関

2 総会

3 代議員会

4 理事会

5 常務理事会

第3 役員と執行部

1 役員の定数

2 会長及び副会長

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司法修習生等に対する採用のための勧誘行為自粛の要請に関する最高裁及び法務省の対応(AIリライト)

目次第1 本記事の対象と基準日1 対象とする文書と期2 第73期以降の扱いとの関係第2 第68期から第72期までの要請文書1 要請の内容2 期ごとの変遷第3 第69期の協議に関する最高裁と法務省の説明1 最高裁判所の説明と答申第9号2 法務省の説明と答申第321号3 両者の説明の食い違い第4 第70期の協議と答申第70号1 開示された文書と苦情の申出2 案文の廃棄と委員会の判断第5 第72期の協議と答申第25号1 開示された事務連絡2 理由説明書と答申第25号第6 要請の背景となった修習専念の考え方1 自粛の期限が第1クールの終了日とされた理由2 司法研修所事務局長の寄稿第7 関連記事第8 出典・参考資料1 情報公開の答申2 日弁連の要請文書及び事務連絡3 開示通知書・理由説明書等4 日程資料・文献
第1 本記事の対象と基準日
1 対象とする文書と期
(1) 対象とする要請文書と情報公開の手続

本記事は,日弁連会長が各弁護士会会長に宛てて発出していた「司法修習生等に対する採用のための勧誘行為自粛に関する協力について(要請)」のうち,第68期から第72期までの5通を対象とする。
あわせて,これらの要請文書の発出に当たって最高裁判所(司法研修所),法務省及び日弁連がどのように協議したかについて,情報公開の手続で開示された文書と,不服申立てに対する答申の内容を整理する。

(2) 調査の基準日と資料の対象期間

調査の基準日は令和8年9月19日である。
扱う資料の対象期間は,第68期の要請文書(平成26年9月8日付)から第72期に関する答申を受けた最高裁判所の通知(令和元年8月23日付)までである。

2 第73期以降の扱いとの関係

第73期(令和元年12月5日修習開始)からは,日弁連会長の文書(令和元年9月3日付日弁連法1第246号)の表題が「司法修習生等に対する採用に関する協力について(要請)」に変わり,一定の期日まで採用のための勧誘行為及び採用申込みの応諾をしてはならないとする項目がなくなった。
もっとも,第73期の文書も,事務所見学,採用選考等の日程を司法修習への影響を低減するよう配慮して決めること,導入修習期間中は司法修習の欠席を要する事務所見学,採用選考等を行わないこと,過度の飲食提供をしないこと,採用決定により司法修習生等を拘束しないことなどを求めている。
第73期以降の文書は,「司法修習生等に対する採用に関する日弁連の文書(73期以降の取扱い)」に掲載している。

第2 第68期から第72期までの要請文書
1 要請の内容
(1) 要請の前文と対象外とされた勧誘

第69期の要請文書(平成27年9月3日付日弁連法1第158号)は,前文で,日弁連が「現下の司法修習生の厳しい就業状況に鑑み,平成22年度から,最高裁判所及び法務省との間で,司法修習生に対する採用のための勧誘行為の在り方について協議を重ねてきた」と述べる。
その上で,「とりわけ司法修習開始直後の第1クール終了までの間について,可能な限り司法修習生の修習に専念できる平穏な修習環境を維持するためにお互いに協力する必要があるとの認識を法曹三者で改めて再確認しております。」としている。
また,行き過ぎた勧誘行為等が認められた場合には,弁護士会が当該会員に対し個別に実情に応じた対応をとるなどして協力するよう依頼している。
ひまわり基金法律事務所等の公設事務所及び日本司法支援センターの常勤弁護士への赴任希望者の勧誘は,要請の対象外とされている。

(2) 会員に求められた5項目

第69期の要請文書の「記」は,次の5項目である(原文の1~5を①~⑤に改めた)。
① 会員は,第69期の司法修習生及び司法修習予定者(以下合わせて「司法修習生等」という。)に対し,平成28年2月28日まで,採用のための勧誘行為は行ってはならない。なお,採用情報の提供(修習開始の前後を問わず弁護士会が主催して行う採用説明会を含む。)及び事務所見学の案内は含まれない。
② 会員は,司法修習生等に対し,過度の飲食提供,その他不相当な方法による採用のための勧誘行為を行ってはならない。
③ 会員は,第69期の司法修習生等から採用申込みを受けても,平成28年2月28日までは,これを応諾してはならない。
④ 会員は,第69期司法修習生等に対する採用決定(内定を含む。)により,司法修習生等を拘束してはならない。会員は,第69期司法修習生等の会員に対する採用の申込み又は会員からの採用の申込みに対する第69期司法修習生等の承諾につき,司法修習生等が撤回することを妨げてはならない。
⑤ 会員は,職業選択に関する司法修習生等の自由な意思を尊重しなければならない。

第68期及び第70期から第72期までの要請文書も,期名と期日を除き,この5項目と同じ内容である。
期限が付されているのは①の勧誘行為と③の応諾の制限であり,採用情報の提供と事務所見学の案内は①の勧誘行為に含まれないとされている。
②の過度の飲食提供等の禁止,④の拘束及び撤回妨害の禁止並びに⑤の職業選択の自由の尊重には,期限が付されていない。

(続きを読む...)司法修習生等に対する採用のための勧誘行為自粛の要請に関する最高裁及び法務省の対応(AIリライト)

大阪弁護士会の就職説明会の日時,場所等

○大阪弁護士会の就職説明会の日時は以下のとおりであす(大阪弁護士会HPの「修習生・弁護士向け就職支援情報」)。

・ 73期の場合
   令和 元年10月12日(土)午前10時~午後4時5分(午後0時15分~午後1時15分は昼休み)
・ 72期の場合
   平成30年10月13日(土)午前10時~午後4時5分(午後0時15分~午後1時15分は昼休み)
・ 71期の場合
   平成29年10月14日(土)午前10時~午後4時(午後0時30分~午後1時30分は昼休み)
・ 70期の場合
   平成28年10月29日(土)午前10時~午後4時(午後0時30分~午後1時30分は昼休み)
・ 69期の場合
   平成27年10月31日(土)午前10時~午後4時(午後0時30分~午後1時30分は昼休み)
・ 68期の場合
   平成26年11月22日(土)午前10時~午後4時(午後0時30分~午後1時30分は昼休み)
・ 67期の場合
   平成25年12月14日(土)午前10時~午後4時(午後0時30分~午後1時30分は昼休み)
・ 66期の場合
   平成24年12月15日(土)午前10時~午後4時(午後0時30分~午後1時30分は昼休み)
・ 65期の場合
   平成23年12月10日(土)午前10時~午後4時(午後0時30分~午後1時30分は昼休み)

*1 68期から導入修習が開始したため,日程が前倒しとなりました。
*2 大阪弁護士会の就職説明会は常に大阪弁護士会館(大阪市北区西天満1-12-5)で開催されています。
*3 71期までの場合,30分ごとにブースを移動しましたから,最大で10個の法律事務所又は企業の説明を聞くことができました。
*4 72期の場合,30分の説明時間及び5分の移動時間でワンセットとなりましたから,最大で9個の法律事務所又は企業の説明を聞くことができます。

司法修習生就職合同説明会の参加基準(東京三会申し合わせ)(抜粋)

目次
第1 司法修習生就職合同説明会の参加基準(東京三会申し合わせ)(抜粋)
第2 関連記事その他

第1 司法修習生就職合同説明会の参加基準(東京三会申し合わせ)(抜粋)
・ 第71期司法修習生等東京三弁護士会就職合同説明会」に掲載されていた「司法修習生就職合同説明会の参加基準(東京三会申し合わせ)(抜粋)」は,以下のとおりです。
所属弁護士の誰かが戒告の懲戒処分を受けた場合,弁護士法人又は法律事務所全体が1年間,就職説明会に参加できなくなるみたいです(3条(3)本文)し,過去1年間に市民窓口等の相談件数が10回以上ある場合も就職説明会に参加できなくなるみたいです(3条(10))から,大事務所ほど参加条件を満たせない可能性が高くなる気がします。
(法律事務所の参加条件)
第3条 就職説明会へ参加申込を行った法律事務所又はその所属弁護士のいずれかの会員が、就職説明会開催期日又は特に各号に規定された日において、次のいずれかに該当する場合には、当該法律事務所の参加は認められない。
(1) 業務停止期間中である場合、綱紀委員会で懲戒相当とされて懲戒委員会に付議されている場合、又は所属するいずれかの弁護士会の請求により、綱紀委員会に付議されている場合。
(2) 業務停止以上の懲戒処分を受け、処分の効力が生じてから3年以内である場合。ただし、業務停止処分にあっては、停止期間満了から3年以内である場合。
(3) 戒告の懲戒処分を受け、処分の効力が生じてから1年以内である場合。ただし、非弁提携事案による戒告の場合は、処分の効力が生じてから3年以内である場合。
(4) 過去20年間に戒告以上の処分を3回以上受けた場合。
(5) 非弁提携行為を行ったと認定され東京三会何れかの非弁提携行為の防止に関する会議体から警告、是正措置等を受け、それらを受けた日から1年を経過していない場合。
(6) 東京三会のいずれかの会の個別の就職説明会参加基準に抵触する場合。
(7) 弁護士法、東京三会又は日弁連の会則、会規に違反していると認められる場合。
(8) 就職説明会の手続の円滑な実施に協力しない場合、又は過去の就職説明会の実施に協力しない行為があった場合。
(9) 前年度又は前々年度の就職説明会に参加の申込みをしたにもかかわらず、正当な理由なく開催日の2週間前以後に参加を取り止めた場合。
(10) 申し込み時又は就職説明会開催日から過去1年間に、東京三会各会が設置する苦情等相談受付け窓口(市民窓口等)の相談件数が10回以上ある場合。
(11) 申し込み時に会費を3か月分以上滞納し、就職説明会の参加申込期限内に会費滞納の状況が解消されない場合。
(12) 非弁提携行為の防止に関する会議体による調査を受けている場合。
(13) 日弁連の求人求職情報提供システムへ掲載しない旨の決定を受けて3年が経過していない場合。
(14) 東京三会何れかの規程に違反し、若しくは事務の運営を妨げ又は業務執行において著しく不適当な行為を行ったことを理由として、国選弁護人、国選付添人、国選医療観察付添人、国選被害者参加弁護士及び当番弁護士(以下「国選弁護人等」という。)の候補者の推薦停止又は国選弁護人等の推薦を受ける者を登録する名簿から抹消されて3年が経過していない場合。
(15) その他弁護士の信用及び品位を害する恐れがあると認められる場合。
(企業等の参加要件)
第4条 就職説明会へ参加申込を行った当該企業等について、東京三会のいずれからも異議が出されないときは、参加を認める。この場合、当該企業等に東京三会の会員が所属することを要しない。ただし、次のいずれかに該当する場合は、参加は認められない。
(1) 当該企業等の業務が次のいずれかに該当する場合。
1) 営業形態が善良な風俗を害し又は公共の福祉に反するおそれがある場合。
2) 販売方法、宣伝広告方法等が消費者を害するおそれがある場合。
3) 非弁護士活動の助長、弁護士の肩書の不正使用その他弁護士法違反又は弁護士法の精神に反するおそれがある場合。

(続きを読む...)司法修習生就職合同説明会の参加基準(東京三会申し合わせ)(抜粋)

東京三会修習生就職合同説明会の参加者数等の推移

目次
1 67期ないし71期の状況
2 59期ないし61期及び66期当時の状況
3 関連記事その他

1 67期ないし71期の状況
(1) 東京三会修習生就職合同説明会の参加者数等の推移は以下のとおりです。
① 67期の場合(平成25年10月14日開催)
・   のべ48法律事務所・35企業・9弁護士会,約941名の司法修習予定者等が参加しました(とうべんいんふぉ2014年6月号6頁)。
・ 平成25年の司法試験合格者数は2049人でしたから,参加率は45.9%です。
② 68期の場合(平成26年10月13日開催)
・   のべ54法律事務所・38企業・7弁護士会,約850名の司法修習予定者等が参加しました(とうべんいんふぉ2015年7月号)。
・ 平成26年の司法試験合格者数は1810人でしたから,参加率は46.9%です。
③ 69期の場合(平成27年10月12日開催)
・   のべ61法律事務所・34企業・6弁護士会,約724名の司法修習予定者等が参加しました(とうべんいんふぉ2016年7月号)。
・ 平成27年の司法試験合格者数は1850人でしたから,参加率は39.1%です。
④ 70期の場合(平成28年10月10日開催)
・   のべ70法律事務所・30企業・6弁護士会,約600名の司法修習予定者等が参加しました(とうべんいんふぉ2017年7月号)。
・ 平成28年の司法試験合格者数は1583人でしたから,参加率は37.9%です。
⑤ 71期の場合(平成29年10月9日開催)
・ のべ93法律事務所・36企業・6弁護士会,538名の司法修習予定者等が参加しました(とうべんいんふぉ2018年7月号)。
・ 平成29年の司法試験合格者数は1533人でしたから,参加率は35.1%です。
(2) 司法修習予定者等とあるのは,司法修習予定者(当年の司法試験合格者)及び司法修習生(前年の司法試験合格者)のことです。
(3)ア 2019年4月以降,「とうべんいんふぉ」は過去の分も含めて東弁の会員サイトに移行したため,一般の人は閲覧できなくなりました。
イ 「とうべんいんふぉ」(リンク切れ)では,司法修習生と書いてありますものの,参加者の90%以上は司法修習予定者と思います。

2 59期ないし61期及び66期当時の状況
・ 東京地裁平成29年2月10日判決(判例秘書に掲載)には以下の記載があります。
    東京三会は,日本弁護士連合会及び関東弁護士会連合会との共催の下,合同で司法修習生等に対して法律事務所及び企業の就職のための情報提供をする目的で就職説明会を開催している(以下「合同説明会」という。)。近年における合同説明会の実施状況は以下のとおりである。(甲3,9,弁論の全趣旨)
(ア) 平成18年3月11日開催(第59期司法修習生対象)

(続きを読む...)東京三会修習生就職合同説明会の参加者数等の推移

東京三会修習生就職合同説明会の日時,場所等

1 東京三会修習生就職合同説明会の日時,場所等は以下のとおりです。

・ 73期の場合
日時:令和 元年10月14日(月・祝)午前11時~午後4時30分
場所:TRC東京流通センター第一展示場A~Dホール
住所:東京都大田区平和島6-1-1(最寄り駅:東京モノレール 流通センター駅)

・ 72期の場合
日時:平成30年10月8日(月・祝)午前11時~午後4時30分
場所:TRC東京流通センター第一展示場A~Dホール
住所:東京都大田区平和島6-1-1(最寄り駅:東京モノレール 流通センター駅)

・ 71期の場合
日時:平成29年10月9日(月・祝)午前11時~午後4時30分
場所:TRC東京流通センター第一展示場A~Dホール
住所:東京都大田区平和島6-1-1(最寄り駅:東京モノレール 流通センター駅)

・ 70期の場合
日時:平成28年10月10日(月・祝)午前11時~午後4時30分
場所:TRC東京流通センター第一展示場A~Dホール
住所:東京都大田区平和島6-1-1(最寄り駅:東京モノレール 流通センター駅)

・ 69期の場合
日時:平成27年10月12日(月・祝)午前11時~午後4時30分
場所:TRC東京流通センター第一展示場A~Dホール
住所:東京都大田区平和島6-1-1(最寄り駅:東京モノレール 流通センター駅)

・ 68期の場合
日時:平成26年10月13日(月・祝)午前11時~午後4時30分
場所:TRC東京流通センター第一展示場A~Dホール

(続きを読む...)東京三会修習生就職合同説明会の日時,場所等

第71期司法修習生向けの,弁護士会の就職説明会等の日程

○以下の日程につき,個別のリンクがないものはすべて,日弁連HPの「法律事務所への入所をお考えの方へのご案内」が情報源です。
司法修習中の期間よりも司法修習開始前の期間の方が,就職関係のイベントが充実している気がします。

平成29年
12月16日(土)
① 午後1時~午後4時30分
   日弁連の,就職活動セミナー(弁護士会館17階会議室)
② 午後1時~(終了後懇親会)
青法協弁学合同部会の,法律家4団体合同の事務所説明会(主婦会館プラザエフ)
平成30年
1月20日(土)
① 午後1時~午後5時
北海道弁護士会連合会の,採用説明会(札幌弁護士会館5階)
②   午後4時~午後6時30分
京都弁護士会の,採用情報説明会(京都弁護士会館 地階大ホール)
1月27日(土)
① 午後1時~午後4時
三重弁護士会の,採用説明会(三重弁護士会館)
② 午後1時~午後5時
鹿児島県弁護士会の,採用説明会(鹿児島県弁護士会館)
③ 午後1時30分~午後4時
長野県弁護士会の,採用説明会(長野県弁護士会館)
④ 午後2時30分~午後5時
東北弁護士会連合会の,採用説明会(仙台弁護士会館)
⑤ 午後3時~午後5時
青法協弁学合同部会の,法律家4団体共催法律事務所説明会(TKP大阪本町カンファレンスセンター カンファレンスルーム3A)
2月3日(土)午後1時~午後3時
岡山弁護士会の,採用説明会(岡山弁護士会館)
2月10日(土)午後1時15分~午後4時30分
①   神奈川県弁護士会の,合同就職説明会(神奈川県弁護士会館)

(続きを読む...)第71期司法修習生向けの,弁護士会の就職説明会等の日程

第70期司法修習生向けの,弁護士会の就職説明会等の日程

平成28年
12月3日(土)午後1時~午後4時
   日弁連の,就職活動セミナー(弁護士会館2階講堂「クレオ」A)
→ 69期までは,同趣旨のセミナーはありませんでした。
12月10日(土)午後1時~午後6時
青法協弁学合同部会の,法律家4団体合同の事務所説明会(主婦会館プラザエフ)
12月17日(土)午後1時~午後4時30分
   日弁連の,公益活動を担う弁護士になろう!~法テラススタッフ弁護士・日弁連ひまわり基金弁護士・偏在対応弁護士 説明会~(弁護士会館2階講堂「クレオ」等)
平成29年
(1月4日(水) 第1クール開始)
1月14日(土)午後2時~午後5時(交流会は午後8時まで)
   広島弁護士会の就職説明会及び交流会(広島弁護士会館)
1月21日(土)午後1時30分~午後5時(その後に懇親会)
   北海道弁護士会連合会の,就職・開業説明会(札幌弁護士会館)
1月28日(土)
① 午後1時~午後3時
    三重弁護士会の,採用(入会)説明会(三重弁護士会館)
② 午後1時30分~午後4時
   長野県弁護士会の,採用説明会(長野県弁護士会館)
③ 午後2時30分~午後5時
   東北弁護士会連合会の,合同就職・開業支援説明会(仙台弁護士会館)
④ 午後3時~午後5時
青法協弁学合同部会の,法律家4団体共催法律事務所説明会(TKP大阪本町カンファレンスセンター カンファレンスルーム3A)
2月4日(土)
① 午後1時~午後3時
   岡山弁護士会の,採用説明会(岡山弁護士会館2階大会議室)
② 午後1時15分~午後4時30分
   神奈川県弁護士会の合同就職説明会(神奈川県弁護士会館)
2月9日(木)午後7時~
   奈良弁護士会の,採用説明会(奈良弁護士会館)

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第69期司法修習生向けの,弁護士会の就職説明会の日程

平成27年
12月12日(土)午後1時~
   青法協弁学合同部会の,事務所説明会(主婦会館プラザエフ)
平成28年
1月23日(土)
① 午後1時~午後3時
   三重弁護士会の,三重弁護士会就職(入会)説明会(三重弁護士会3階ホール)
② 午後1時~
   札幌弁護士会の,説明会(札幌弁護士会館3階)及び懇親会(ロイトン札幌)
③ 午後1時30分~午後4時30分
   長野県弁護士会の,就職情報説明会(長野県弁護士会館大会議室(4階))
1月30日(土)午後3時~午後5時
青法協弁学合同部会の,法律家4団体共催・法律事務所就職説明会(TKP大阪本町カンファレンスセンター カンファレンス3A)
2月6日(土)
① 午後0時45分~午後4時30分
   横浜弁護士会の,合同就職説明会(横浜弁護士会館)
② 午後1時~午後3時
   岡山弁護士会の,採用説明会(岡山弁護士会館2階会議室)
2月13日(土)
① 午後2時~午後8時
   広島弁護士会の,就職説明会及び交流会(広島弁護士会館)
② 午後2時30分~午後5時
   東北弁護士会連合会の,採用説明会(仙台弁護士会館)
2月20日(土)午後3時~午後7時
青法協弁学合同部会の,法律事務所説明会(名古屋第一法律事務所3階)
4月1日(金)午後6時~
   愛知県弁護士会の,司法修習生等に対する就職説明会(愛知県弁護士会館5階ホール)
5月12日(木)午後6時30分~午後7時30分
日弁連の,国会議員政策担当秘書説明会(弁護士会館17階1702会議室)
5月21日(土)午後1時30分~午後3時30分

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大阪弁護士会就職支援委員会主催の懇談会,並びに自治体職員,企業内弁護士及び政策担当秘書に関する各種資料

目次
1 大阪弁護士会就職支援委員会主催の懇談会
2 自治体職員関係の参考HP
3 企業内弁護士関係の参考HP
4 政策担当秘書関係の参考データ等
5 組織内弁護士に関する弁護士職務基本規程の条文
6 関連記事その他

1 大阪弁護士会就職支援委員会主催の懇談会
(1)ア 大阪弁護士会就職支援委員会は,平成30年度までの間,以下の懇談会及びその後の懇親会を開催しており,大阪弁護士会事務局に事前に参加申し込みをすれば,大阪修習でなくても参加することができました(開催時期が近づくと,大阪弁護士会HPの「修習生・弁護士向け就職支援情報」に案内チラシが掲載されます。)。
① 平成26年度
平成27年1月17日(土)  政策担当秘書との懇談会
平成27年1月22日(木)  自治体職員との懇談会
平成27年2月19日(木)  企業内弁護士との懇談会
② 平成27年度
平成28年2月10日(木)  自治体職員との懇談会
平成28年2月23日(火)  企業内弁護士との懇談会
平成28年3月 5日(土)  政策担当秘書との懇談会
③ 平成28年度 
平成29年2月 4日(土)  自治体職員との懇談会
平成29年2月24日(金)  企業内弁護士との懇談会
平成29年3月25日(土)  政策担当秘書との懇談会
④ 平成29年度
平成30年2月17日(土)  自治体職員との懇談会
平成30年3月 9日(金)  企業内弁護士との懇談会
平成30年3月24日(土)  政策担当秘書との懇談会
⑤ 平成30年度
平成31年2月16日(土)  政策担当秘書との懇談会
平成31年3月15日(金)  企業内弁護士との懇談会
平成31年3月23日(土)  自治体職員との懇談会

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弁護士の懲戒請求権が何人にも認められていることの意義(AIリライト)

第1 弁護士法58条1項が「何人も」懲戒請求できると定める理由

1 条文と手続の全体像
2 最高裁判所の補足意見が示す立法趣旨

(1) 裁判官竹内行夫の補足意見
(2) 裁判官須藤正彦の補足意見

3 日弁連が国の検討会で説明した立法趣旨

第2 懲戒請求をする側に生じ得る法的責任

1 虚偽告訴罪(刑法172条)
2 懲戒請求をしたこと自体が懲戒事由となる場合
3 不当な懲戒請求による損害賠償責任

第3 懲戒制度を濫用する意図があると評価された事例

1 懲戒請求者本人の事例
2 懲戒請求者の代理人弁護士の事例

第4 2017年の大量懲戒請求問題-「何人も」の濫用と司法的是正

1 事案の概要

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弁護士の懲戒処分の公告,通知,公表,事前公表及び懲戒処分歴の開示(AIリライト)

第1 公告,通知,公表,事前公表及び処分歴開示の違い

1 五つの制度の区別

2 懲戒処分と公表情報の関係

第2 懲戒処分の公告

1 官報による公告

2 『自由と正義』による公告

第3 懲戒手続に関する通知

1 懲戒処分をした場合の通知先

2 処分に至らない場合を含む手続通知

3 関係官公署等への通知

第4 懲戒処分後の公表

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弁護士の業務停止処分に関する取扱い(AIリライト)

目次

第1 業務停止処分の意義と法的性質

1 業務停止処分とは何か
2 業務停止によって停止される業務の範囲

(1) 依頼者その他関係人の依頼に基づく事務
(2) 官公署の委嘱による事務
(3) 弁理士及び税理士の業務
(4) 弁護士会等の会務活動との関係

3 業務停止の期間とその計算方法
4 業務停止期間中の会費と登録取消し

第2 業務停止処分を受けた場合の取扱い

1 取扱いの基準

(1) 弁護士の場合
(2) 弁護士法人の場合

2 業務停止期間中に取るべき措置の具体的内容
3 訴訟代理人の権限消滅の通知
4 弁護士法人の依頼者による個人受任をめぐる問題

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弁護士の戒告,業務停止,退会命令及び除名,並びに第二東京弁護士会の名簿登録拒否事由(AIリライト)

目次

第1 弁護士に対する懲戒処分の概要(総論)

1 懲戒処分の4種類と根拠規定

(1) 4種類の懲戒処分(弁護士法57条1項)
(2) 懲戒事由(弁護士法56条1項)

2 懲戒処分の法的性質

(1) 広い意味での行政処分
(2) 二重処罰・二重の危険との関係

3 懲戒処分の効力発生時期(告知時説)

(1) 告知の時に効力が生じる
(2) 確定時説から告知時説への変遷
(3) 税理士の懲戒処分との対比

4 懲戒処分の周知・公表・処分歴の開示

(1) 官報公告と「自由と正義」への掲載
(2) 関係官公署等への通知
(3) 公表制度・事前公表制度
(4) 懲戒処分歴の開示制度

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弁護士職務基本規程82条の行動指針・努力目標-対象条文と懲戒判断(AIリライト)

第1 弁護士職務基本規程82条の位置付け

1 規程全体の実質的な解釈
2 行動指針又は努力目標とされる条文
3 現行条文は33条を列挙していること

第2 現行の対象条文

1 基本倫理
2 依頼者との関係
3 刑事弁護及び組織内弁護士
4 共同事務所,法人,弁護士間及び裁判

第3 形式的違反と懲戒判断との関係

1 努力目標の違反も判断要素になり得ること
2 列挙されない規定の違反も直ちに懲戒とは限らないこと

第4 最高裁判例に現れた職務基本規程の位置付け

1 最高裁平成21年8月12日決定
2 最高裁平成25年4月16日判決

第5 関連記事
第6 出典・参考資料

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非弁護士との提携の禁止(AIリライト)

目次

第1 総論1 弁護士職務基本規程11条及び大阪弁護士会会則108条2項による規制2 「自己の名義を利用させる」の意義3 11条・12条・13条は別々に確認する4 退職代行業者からの事件周旋と支払名目第2 弁護士法72条から74条までの規定に違反している者の内容1 違反行為の類型と罰則2 弁護士法人制度導入に伴う整理3 自己の法律事件を依頼した者の罪責4 隣接士業との提携が弁護士職務基本規程11条違反となる場合第3 弁護士法72条(非弁護士の法律事務の取扱い等の禁止)1 条文及び前身規定2 「訴訟事件」等の各文言の意義第4 弁護士法73条(譲り受けた権利の実行を業とすることの禁止)1 条文等2 サービサー法の位置づけ等第5 非弁護士との提携の取締り1 日弁連の規程等による取締り2 大阪弁護士会の場合3 東京弁護士会における注意喚起4 大阪地裁のあゆみ共同法律事務所事件5 東京ミネルヴァ法律事務所事件第6 弁護士法人ベリーベストの懲戒処分に関する文書第7 関連記事その他出典・参考資料法令裁判例公文書・懲戒処分関係資料文献ウェブ資料

第1 総論

1 弁護士職務基本規程11条及び大阪弁護士会会則108条2項による規制

非弁提携の禁止に関しては,「弁護士は,弁護士法第72条から第74条までの規定に違反する者又はこれらの規定に違反すると疑うに足りる相当な理由のある者から依頼者の紹介を受け,これらの者を利用し,又はこれらの者に自己の名義を利用させてはならない。」(弁護士職務基本規程11条。なお,同趣旨の規定につき大阪弁護士会会則108条2項)と規定されている。
禁止される提携の対象は,弁護士法27条と異なり,①弁護士法72条ないし74条の規定に違反する者に限らず,「違反すると疑うに足りる相当な理由のある者」にまで広げられているほか,②「事件の周旋」に限らず,「依頼者の紹介」にまで広げられている。

2 「自己の名義を利用させる」の意義

「自己の名義を利用させる」とは,「弁護士某」という名義のほか,氏名だけの利用も含み,「○○法律事務所」という表示についても名義の利用に当たる場合がある。
例としては,大量に処理する報告書,内容証明郵便等に,弁護士の氏名を記載し,更に弁護士の印鑑を弁護士でない者に預けて押捺させる場合がある。

法務省は,産業競争力強化法7条に基づくグレーゾーン解消制度について,令和4年10月14日付けで,契約書レビューサービス及び締結済み契約書のリスク検出機能に関する2件の回答を公表した。
各回答は,照会されたサービスが弁護士法72条本文に違反すると評価される可能性があるとするものであるが,具体的な機能,利用者,対価及び運用条件を前提とする行政上の見解である。
法務省の回答原文と制度の限界は,グレーゾーン解消制度とは及びAI活用に伴う弁護士法72条見直しの動きで整理している。

あまた法律事務所の事務員の求人募集。事務員が依頼者にヒヤリングして依頼の諾否を判断。さらに事務員が解決方法を提案して、訴状や和解書の作成も行う。69期弁護士が2019年7月に設立し、現在弁護士6名、事務員45名。借金減額シミュレーターの広告に頻繁に登場。https://t.co/mYOJbOCIor pic.twitter.com/1rpLlganYG

— はむ弁護士 (@hamhambenben) August 31, 2022

3 11条・12条・13条は別々に確認する

11条の非弁提携,12条の報酬分配,13条の紹介対価は,要件が異なる。
12条・13条の検討は,紹介者が11条に違反する非弁業者である場合だけに限られない。

条文確認する行為注意点11条非弁行為等をする者からの紹介,利用,名義利用違反を疑うに足りる相当な理由がある者も対象となる。12条弁護士等でない者への報酬分配名目と実態を確認し,ただし書の正当な理由等を検討する。13条1項紹介を受けたことへの対価の支払紹介者が弁護士である場合も検討する。13条2項紹介したことへの対価の受領実体のある共同受任の報酬分配と,紹介だけの対価を区別する。

第4版36頁~39頁は,合理的な基準に基づく個別案件の専門職間の協働と,共同経営等を区別し,経費の名目でも収入の一定割合を拠出するなど実質的な報酬分配であれば問題となることを説明する。
同書は13条2項について,実体のある共同受任による報酬分配と,法律事務を行わず紹介だけで対価を得ることを区別する。
共同受任という名称だけで,実際の関与がない紹介料を正当化することはできない。

4 退職代行業者からの事件周旋と支払名目

東京地裁令和8年6月5日判決(令和8年(わ)第10808号・第11937号)は,退職代行業者から85名分の事件周旋を受けて受任した弁護士法人及び代表弁護士について,有罪を言い渡した。
67名分の周旋報酬合計110万5500円を労働組合への賛助金に仮装する虚偽の覚書と,18回の総勘定元帳の虚偽記載も認定している。判決原文の冒頭は6月5日宣告,末尾は同月10日と記載され,本記事では冒頭の宣告日に従う。

非弁護士側の有償の事件周旋と,それを受ける弁護士側の行為を分けて確認することが重要である。
弁護士法27条による事件周旋の受入れの禁止と,職務基本規程11条の非弁提携,12条の報酬分配及び13条の紹介対価の禁止は,要件と効果が異なる。賛助金,広告費又は業務委託料という契約名から,一括して適法性を判断することはできない。

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日弁連の懲戒手続―異議申出・綱紀審査・審査請求の違い(AIリライト)

目次

第1 日弁連の綱紀委員会1 綱紀委員会段階の不懲戒決定にはどう対応するか2 委員の資格と選任3 異議申出の方法第2 日弁連の綱紀審査会1 綱紀審査会へ申し出ることができる場合と期間2 制度創設の経緯3 委員の資格と選任第3 日弁連の懲戒委員会1 懲戒請求者からの異議申出2 対象弁護士等からの審査請求3 委員の資格と選任4 「議決」「決定」「裁決」と議決書の読み方第4 懲戒手続に関する日弁連の規程第5 関連記事第6 出典・参考資料1 法令2 会則・会規3 公的資料

第1 日弁連の綱紀委員会

弁護士会の懲戒手続の結論に不服がある懲戒請求者は,所定の場合に日弁連へ異議を申し出ることができる。
どの機関が審査するかは,原弁護士会の懲戒委員会の審査に付された事案かどうか等によって分かれる。
委員会の判断である「議決」と,弁護士会又は日弁連がその議決に基づいて行う「決定」「裁決」は区別する必要がある。

本記事の制度説明と提出方法は,令和8年10月15日現在の弁護士法及び日弁連の公式案内を基準とする。
最初の懲戒請求は対象弁護士等の所属弁護士会に行い,その流れと綱紀委員会の役割は弁護士会の懲戒手続を参照されたい。

1 綱紀委員会段階の不懲戒決定にはどう対応するか

原弁護士会が綱紀委員会の議決に基づき対象弁護士等を懲戒しない旨の決定をした場合,懲戒請求者は日弁連に異議を申し出ることができる(弁護士法58条4項,64条1項)。
原弁護士会の懲戒委員会の審査に付されていない事案では,日弁連はその綱紀委員会に異議の審査を求める(弁護士法64条の2第1項)。

日弁連の綱紀委員会が,原弁護士会の懲戒委員会に事案の審査を求めることを相当と議決したときは,日弁連は原決定を取り消して事案を原弁護士会へ送付する(同条2項)。
原弁護士会は,送付を受けた事案についてその懲戒委員会に審査を求めなければならない(同条3項)。

異議の申出を却下又は棄却することを相当とする議決があった場合は,日弁連がその議決に基づいて却下又は棄却の決定をする(同条5項)。
綱紀委員会自体が不懲戒又は異議却下・棄却の決定をするという意味ではない。

2 委員の資格と選任

日弁連の綱紀委員会の委員は,弁護士,裁判官,検察官及び学識経験のある者の中から日弁連の会長が委嘱する。
裁判官は最高裁判所,検察官は検事総長の推薦に基づき,その他の委員は日弁連の総会の決議に基づいて委嘱される(弁護士法70条の3第2項)。
任期は2年であり,補欠の委員の任期は前任者の残任期間である。

委員選任については,日弁連会則34条3号が総会の権限を,同59条6号が総会で委任された事項に関する理事会の権限を定めている。
特定年度の委任内容はその年度の総会決議で確認すべきものであり,これらの条項だけから毎年の白紙委任を認定することはできない。

3 異議申出の方法

不懲戒決定又は処分が不当に軽いことを理由とする異議申出は,弁護士会から決定又は処分の通知を受けた日の翌日から起算して3か月以内に行う(弁護士法64条2項)。
相当の期間内に手続を終えないことを理由とする異議申出には,この3か月の制限は適用されない。

日弁連の異議申出の公式案内では,対象弁護士等が1人の場合は正本1通及び副本2通,計3通を提出し,対象者が1人増えるごとに副本を1通追加する。
新たな資料も同じ通数を用意し,提出方法は郵便,信書便又は持参とされ,ファクシミリ又は電子メールによる申出は認められていない。
既に原弁護士会へ提出した証拠書類等は,再提出する必要がない。

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弁護士会の懲戒委員会とは―綱紀委員会との違いと審査の流れ(AIリライト)

目次

第1 弁護士会の懲戒委員会とは

1 綱紀委員会とは何か―読み方と手続の流れ
2 懲戒事由と懲戒処分の種類

第2 懲戒手続の開始

1 何人も所属弁護士会に懲戒を求めることができること
2 弁護士会自身による会請求
3 懲戒請求者の手続上の地位

第3 綱紀委員会の調査

1 調査の権限
2 審査相当と審査不相当
3 調査対象と情状
4 対象弁護士等の答弁・弁明

第4 懲戒委員会の審査と弁護士会の決定

1 懲戒委員会が審査する事項
2 対象弁護士等の手続保障
3 刑事訴訟が係属している場合

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弁護士の懲戒処分に対する審査請求と取消訴訟(AI作成)

第1 審査請求から取消訴訟までの全体像

1 所属弁護士会の懲戒処分と日弁連の裁決

2 裁決主義と日弁連による直接懲戒

第2 審査請求及び取消訴訟の期限・当事者・管轄

1 日弁連への審査請求期間

2 取消訴訟の出訴期間

3 原告,被告,管轄及び審級

4 業務停止期間満了後の訴えの利益

第3 裁判所の審査対象と主張立証

1 処分時を基準とする違法性審査

2 懲戒権者の裁量と取消原因

3 手続上の違法と日弁連段階の審査

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弁護士の懲戒手続の除斥期間―3年の起算点と手続開始時(AIリライト)

第1 弁護士法63条の除斥期間

1 弁護士会の懲戒は時効になるのか

2 3年を経過した場合の処理

3 民法上の消滅時効との違い

第2 除斥期間の起算点

1 行為が終了した時が原則であること

2 預り金又は預り品を返還しない場合

3 委任関係が終了した場合

4 複数の行為がある場合

第3 「懲戒の手続を開始する」の意味

1 懲戒請求書の提出時ではないこと

2 平成15年改正による明文化

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平成29年10月当時の,弁護士法人アディーレ法律事務所の状況

目次
1 弁護士法人アディーレ法律事務所
2 アディーレの池袋本店及び支店における修習期の分布及び社員の配置状況
3 アディーレの支店設置時期
4 アディーレ及びそのグループ法人
5 関連記事

1 弁護士法人アディーレ法律事務所
(1) 弁護士法人アディーレ法律事務所(以下「アディーレ」といいます。)は平成17年4月1日に設立登記がされ,平成29年10月11日現在,本店のほか,85の支店があります。
(2) 法人登記簿によれば,アディーレの主たる事務所は,東京都豊島区東池袋3丁目1-1 サンシャイン60にあります。
(3)ア 法人登記簿によれば,平成24年7月17日,代表社員であった石丸幸人弁護士が社員となり,同年8月1日に資格変更の登記がなされています。
    そのため,同日以降,弁護士法人アディーレ法律事務所には代表社員がいないみたいです。
イ インターネットアーカイブに保存されているアディーレHPの「当事務所の弁護士・司法書士の紹介」(平成29年8月6日時点のもの)には,石丸幸人弁護士が代表弁護士になっています。
(4) 代表社員の定めがない場合,業務を執行する社員が各自弁護士法人を代表します(弁護士法30条の13第1項)。
    そのため,石丸幸人弁護士その他の幹部弁護士はアディーレの定款で業務を執行する社員とされている(弁護士法30条の12参照)から,代表権を持っているのかも知れません。
(5) 平成29年10月11日現在,アディーレの弁護士数は185人であり,そのうちの92人が社員でありますところ,修習期別は以下のとおりです。
55期:社員 1人
56期:社員 1人
59期:使用人1人
60期:社員 1人,使用人 2人
61期:社員 1人,使用人 4人
62期:社員 3人,使用人 3人
63期:社員11人,使用人 4人
64期:社員 9人,使用人 7人
65期:社員11人,使用人 9人
66期:社員11人,使用人 3人
67期:社員16人,使用人14人
68期:社員14人,使用人21人
69期:社員13人,使用人25人

(続きを読む...)平成29年10月当時の,弁護士法人アディーレ法律事務所の状況

弁護士法人アディーレ法律事務所に対する懲戒処分(平成29年10月11日付)(AIリライト)

第1 本件懲戒処分の概要

1 平成29年10月11日の処分

2 本記事で区別する手続

第2 期間限定広告と消費者庁の措置命令

1 三段階の広告表示

2 平成28年2月16日付措置命令

第3 東京弁護士会の懲戒処分

1 法人に対する業務停止2月

2 石丸幸人弁護士に対する業務停止3月

3 法人全体が処分対象となったこと

第4 業務停止の法的効果

(続きを読む...)弁護士法人アディーレ法律事務所に対する懲戒処分(平成29年10月11日付)(AIリライト)

弁護士法人の懲戒事例(AIリライト)

第1 本記事の対象と一覧の読み方第2 弁護士法人に対する懲戒の制度1 法人と個人は別の懲戒対象である2 処分の種類と支店への処分3 移転・解散と懲戒手続の関係第3 平成22年から平成29年までの事例1 アディーレ法律事務所――破産申立事件の処理2 かすが総合――依頼者に対する別事件の受任3 協立法律事務所――広告と事務職員の監督4 片山会――事務職員への対応の委任と事件紹介5 公尽会――事件放置と預り金の未清算6 ひいらぎ綜合法律事務所――面談・説明・和解の協議7 十枝内総合法律事務所――上告期限の徒過8 美咲総合法律税務事務所――職務上請求書の利用目的9 北斗――預り金の管理と破産事件の遅延10 菅谷法律事務所――遺産分割事件等の未清算11 アディーレ法律事務所――広告表示と後続の裁決12 クローザー法律事務所――非弁提携第4 令和2年以降の事例1 ベリーベスト法律事務所――業務停止期間の変更と裁判2 清源法律事務所――職場のセクシュアル・ハラスメント3 あゆみ共同法律事務所――2件の除名公告4 東京ミネルヴァ法律事務所――預り金の不正流用等5 フィード――動産の誤廃棄6 日本橋さくら法律事務所――事件紹介の対価7 フェニックス――官報で確認できる処分内容第5 処分情報を確認するときの留意点第6 出典1 法令2 懲戒処分・裁決・判決確定の公告3 裁判書

第1 本記事の対象と一覧の読み方

本記事は,弁護士法人に対する懲戒処分について,法人名,処分の効力発生日,処分内容及び理由の要旨を整理するものである。
『自由と正義』の懲戒公告を中心に,令和8年8月31日までに確認できた資料を用い,日弁連の裁決による変更・取消しや裁判の結果が確認できるものは,原処分と区別して示す。

以下は確認した事例を選んだ一覧であり,全国の全処分を網羅した統計ではない。
法人名・事務所の構成は原則として公告当時のものであり,過去の業務停止処分の掲載は,その法人が現在も業務停止中であることを意味しない。

法人名・詳細へのリンク原処分の効力発生日原処分の内容アディーレ法律事務所平成22年10月5日戒告かすが総合平成23年1月12日業務停止1月協立法律事務所平成23年3月7日戒告片山会平成23年7月6日業務停止1年公尽会平成23年11月8日除名ひいらぎ綜合法律事務所平成28年12月7日戒告十枝内総合法律事務所平成29年2月10日戒告美咲総合法律税務事務所平成29年3月28日戒告北斗平成29年8月31日業務停止1年6月菅谷法律事務所平成29年10月11日除名アディーレ法律事務所平成29年10月11日業務停止2月クローザー法律事務所平成29年12月26日業務停止1年ベリーベスト法律事務所令和2年3月12日業務停止6月。裁決で3月に変更清源法律事務所令和2年9月17日業務停止6月あゆみ共同法律事務所令和3年2月26日東京弁護士会による除名あゆみ共同法律事務所令和3年3月30日大阪弁護士会による除名東京ミネルヴァ法律事務所令和6年2月17日除名フィード令和6年7月17日戒告日本橋さくら法律事務所令和7年8月7日業務停止1月フェニックス令和8年7月9日業務停止2月

表の法人名はいずれも「弁護士法人」を省略している。
日付は雑誌の発行月や官報の掲載日ではなく,公告に記載された原処分の効力発生日であり,取消しとなった別処分などは各事例の本文で説明する。

第2 弁護士法人に対する懲戒の制度

1 法人と個人は別の懲戒対象である

弁護士法56条は,弁護士と弁護士法人の双方を懲戒の対象とし,原則として所属弁護士会が懲戒を行うと定めている。
したがって,代表弁護士個人の処分を確認しただけでは,法人に対する処分の有無や内容まで確認したことにはならない。

また,法人に対する懲戒と,社員である弁護士個人に対する懲戒では,法人への影響も異なる。
社員が業務停止・退会命令・除名の処分を受けた場合は法定脱退の事由となり,法人自身の除名や社員の欠亡は法人の解散事由となる(弁護士法30条の22第6号,30条の23第1項6号・7号)。

2 処分の種類と支店への処分

弁護士法人に対する懲戒は,次の4種類である(弁護士法57条2項)。
同じ「業務停止」という表示でも,法人全体の業務を停止する処分か,特定の法律事務所の業務を停止する処分かを確認する必要がある。

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弁護士以外の士業の懲戒制度―処分主体・申出・除斥期間の比較(AIリライト)

第1 この記事で取り上げる懲戒制度
第2 九つの資格の比較
第3 資格ごとの懲戒制度

1 公認会計士及び監査法人
2 行政書士及び行政書士法人
3 公証人
4 司法書士及び司法書士法人
5 土地家屋調査士及び土地家屋調査士法人
6 税理士及び税理士法人
7 社会保険労務士及び社会保険労務士法人
8 弁理士及び弁理士法人
9 海事代理士

第4 第三者による報告又は通知
第5 除斥期間及び制度改正
第6 処分情報を調べる場合の注意点
第7 出典・参考資料

1 法令
2 行政庁・専門職団体・裁判例
3 文献

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平成29年5月開始の大量懲戒請求事案

1(1) 朝鮮学校への高校授業料無償化の適用,補助金交付等を求める声明を出した全国の弁護士会に対し,平成29年10月12日までの時点で,弁護士会長らの懲戒を請求する懲戒請求書が4万件以上提出されています(毎日新聞HPの「懲戒請求 弁護士会に4万件超 「朝鮮学校無償化」に反発」(平成29年10月12日付)参照)。
そのため,平成29年の懲戒請求件数は,過去最高であった平成19年の9585件(うち,8095件は光市母子殺害事件の弁護団に対する懲戒請求です。)をはるかに超えています。
(2) 平成30年6月12日までの時点で,全国21弁護士会で約13万件に上っているみたいです(週プレNEWSの「弁護士への”不当懲戒請求”13万件を先導した黒幕--『余命三年』の正体とは?」(平成30年6月12日付)参照)。

2 日弁連は,平成29年12月25日,全国各地における弁護士会員多数に対する懲戒請求についての会長談話を出しました。

3(1) BLOGOSに「熱心なネトウヨ、実は中高年が中心? 弁護士への不当な懲戒請求、「40代後半から50代が多い。女性も3~4割いる」 」が載っています。
(2) 大量懲戒請求事件につき,一部の弁護士が懲戒請求者に対して損害賠償請求訴訟の提起を予告しています(事実を整えるブログの「弁護士への「大量」不当懲戒請求:余命信者と佐々木・北弁護士の和解の論点」(平成30年6月7日付)参照)。
(3) クローズアップ現代HPに「なぜ起きた?弁護士への大量懲戒請求」(平成30年10月29日放送分)が載っています。

4 弁護士に対する業務妨害(濫用的懲戒請求を含みます。)とその対策については,「弁護士に対する業務妨害と対策――日弁連の宣言,濫用的懲戒請求,国選弁護人の解任及び法律事務所のカスハラ対策」を参照してください。

5 大量懲戒請求を受けた弁護士が懲戒請求者に損害賠償を求めた訴訟の判決で,判例秘書で本文を確認できたものとして,横浜地裁平成31年4月11日判決(平成31年(ワ)第364号,判例秘書の判例番号 L07450407)があり,同一内容の用紙で懲戒請求をした被告6名にそれぞれ33万円の支払を命じています。
同種の事件で,東京高裁令和元年5月14日判決(平成30年(ネ)第5402号,判例秘書の判例番号 L07420152)は,原審が認めた33万円を11万円に変更しています。
これらを含む裁判例は,「弁護士の懲戒請求権が何人にも認められていることの意義」及び「不当な懲戒請求と不法行為責任」で紹介しています。

会務活動における弁護士の秘密保持義務-適用範囲,個別規則及び裁判例(AIリライト)

目次第1 会務で知った情報の取扱いに関する結論1 「会務で知った」という名称だけでは決まらないこと2 確認の順序第2 弁護士法23条と弁護士職務基本規程23条1 弁護士法23条2 弁護士職務基本規程23条3 二つの規定を同じものとして扱わないこと第3 大阪高裁平成19年2月28日判決1 事案の概要2 第1審と控訴審の判断3 判決の射程第4 会務の中に法律事務が含まれる場合1 法律相談その他の対外的活動2 内部の審査,調査及び委員会活動第5 日弁連の特別委員会規則1 規則12条の内容2 個別規則を先に確認する意味第6 違反した場合に問題となる責任1 懲戒責任2 民事責任及び刑事責任第7 綱紀委員会議事録と文書提出命令1 綱紀委員会の議事録は開示されるか―最高裁決定の範囲2 決定全文第8 出典・参考資料1 法令2 裁判例3 弁護士会等の規程及び公表資料4 文献5 関連記事
第1 会務で知った情報の取扱いに関する結論
1 「会務で知った」という名称だけでは決まらないこと

弁護士会の会務で知った情報であるというだけで,弁護士の秘密保持義務が一律に否定されるわけではない。
まず,情報を取得した具体的な活動が弁護士の法律事務に当たるかを確認し,次に,所属弁護士会又は日本弁護士連合会の会則,会規,規則,委嘱条件その他の個別の根拠を確認する必要がある。

本記事は,令和8年9月23日現在の法令及び公表規程を基準とする。
各弁護士会の非公開又は会員限定の内部規程及び個別の委嘱条件を網羅するものではなく,弁護士会が自らを規律する制度的な前提については,弁護士自治も参照されたい。

弁護士会が運営する活動であっても,担当弁護士が市民の法律相談を受ける場面では,弁護士として法律事務を行っている場合がある。
例えば,東京弁護士会は,公益通報相談窓口のQ&Aにおいて,同会の相談窓口に来たこと及び相談内容について,弁護士法23条に基づく秘密保持義務があると説明している。

2 確認の順序

会務情報を外部に開示し,又は別の目的に利用する前には,少なくとも次の順序で検討する必要がある。
①情報を取得したときの立場と具体的な活動
②相談者,申立人,関係者等との信頼関係及び秘密性
③適用される法令,会則,会規,規則,委嘱条件及び内部決定
④開示先,開示目的,開示範囲及び必要性
⑤本人の同意,法令上の根拠又は権限者の承認の有無
⑥より限定的な代替手段及び情報セキュリティ上の措置

第2 弁護士法23条と弁護士職務基本規程23条
1 弁護士法23条

弁護士法23条は,弁護士及び弁護士であった者について,職務上知り得た秘密を保持する権利と義務を定め,法律に別段の定めがある場合を例外としている。
同条の文言は,秘密の帰属主体を「依頼者」に限定していない。

2 弁護士職務基本規程23条

弁護士職務基本規程23条は,弁護士が,正当な理由なく,依頼者について職務上知り得た秘密を他に漏らし,又は利用することを禁じている。
同条は,秘密の漏えいだけでなく利用も明示的に対象としている。

3 二つの規定を同じものとして扱わないこと

両規定は,対象者,秘密の帰属主体,禁止される行為及び例外の表現が同一ではない。
弁護士法23条は秘密を保持する権利と義務を定めるのに対し,弁護士職務基本規程23条は依頼者についての秘密の漏えい又は利用を規律している。

したがって,会務に弁護士法23条が直接適用されるかという問題と,個別の会則,会規又は規則に基づく秘密保持義務があるかという問題は,分けて検討すべきである。
また,規程違反が直ちに懲戒処分になるわけではないものの,弁護士法56条1項は,法令又は会則への違反,所属弁護士会の秩序若しくは信用を害する行為その他の品位を失うべき非行を懲戒事由としている。

第3 大阪高裁平成19年2月28日判決

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弁護士法56条1項の「品位を失うべき非行」-判断枠組みと50の懲戒例(AI作成)

目次

第1 この記事の対象と資料の範囲1 対象2 50例の位置付け第2 「品位を失うべき非行」の判断枠組み1 弁護士法56条1項と懲戒の種類2 最高裁判所が示した考慮事情3 弁護士職務基本規程82条第3 平成24年版ハンドブックに掲載された50例1 表の読み方2 50例と原出典第4 後発の公表例と懲戒しないとされた例1 事件放置と連絡・報告懈怠の公表例2 外形が似ていても懲戒しないとされた例第5 50例を参照するときの確認事項第6 関連記事第7 出典1 法令2 裁判例及び懲戒処分の公表資料3 職能団体の規程4 文献
第1 この記事の対象と資料の範囲
1 対象

弁護士法56条1項の「品位を失うべき非行」は,職務上の行為だけでなく,職務外の行為にも適用され得る懲戒事由である。
本記事は,2026年9月7日現在の法令・会規と公表資料を確認し,AIを用いて判断枠組み,過去の50例,その後の公表例及び懲戒しないとされた境界事例を照合・整理したものである。

2 50例の位置付け

第3の50例は,日本弁護士連合会調査室『弁護士業務ハンドブック』(平成24年)45頁~48頁が,弁護士法56条1項に関する懲戒議決の例として掲げたものを,原出典と対応させて要約したものである。
同書自体が一部の例を紹介する資料であるため,この50例は網羅的な懲戒事由一覧ではない。
また,同種の行為でも具体的事情により結論が異なるため,個々の例を現在の事案に機械的に当てはめることはできない。

第2 「品位を失うべき非行」の判断枠組み
1 弁護士法56条1項と懲戒の種類

弁護士法56条1項は,弁護士又は弁護士法人につき,弁護士法違反,所属弁護士会・日弁連の会則違反,所属弁護士会の秩序・信用を害する行為その他職務の内外を問わず品位を失うべき非行があったときを懲戒事由としている。
同法57条1項が定める懲戒は,戒告,2年以内の業務停止,退会命令及び除名の4種類である。
懲戒事由の全体像は,弁護士の懲戒事由で別途整理している。

2 最高裁判所が示した考慮事情

最高裁平成18年9月14日第一小法廷判決(平成15年(行ヒ)第68号,裁決取消請求事件,集民221号87頁)は,受領した解決金の一部について依頼者に虚偽の報告をし,追加立退料の受領を報告せず秘匿した弁護士に対する業務停止3月の処分が問題となった事件である。
同判決は,非行の内容・程度,被害や社会的影響,弁護士の社会的評価に与える影響,本人に及ぼす影響,弁護士の使命の重要性その他の諸般の事情を総合考慮する判断枠組みを示した。
その上で,非行に当たるか,どの懲戒処分を選ぶかは弁護士会の合理的な裁量に委ねられ,その判断が全く事実の基礎を欠くか,社会通念上著しく妥当性を欠くときに限り,裁量権の逸脱又は濫用として違法となると判断した。

3 弁護士職務基本規程82条

弁護士職務基本規程82条は,同規程の解釈適用に当たり,弁護士の職務の多様性と個別性を考慮し,その自由と独立を不当に侵害することのないよう,実質的に解釈・適用しなければならない旨を定めている。
また,特に同規程5条の刑事弁護活動への解釈適用には,被疑者・被告人の防御権や適正手続の保障などに十分に留意しなければならない旨も定めている。
したがって,行為の外形だけでなく,当時の職務上の地位,受任の範囲,当事者間の利害,主観的態様,被害及び事後対応を具体的に確認する必要がある。

第3 平成24年版ハンドブックに掲載された50例
1 表の読み方

「原出典」欄は,『弁護士業務ハンドブック』45頁~48頁の注記を基に,「同」とされた巻名を補って表示したものである。
事実の要約は一覧性のために簡略化しており,懲戒の可否や量定を確認するときは,当該議決例の事実認定と理由を直接確認する必要がある。

2 50例と原出典

番号
行為の要約
原出典

1
母親が差入営業をする店舗の奥に法律事務所を置いた事例
議決例集第1集241頁・2頁

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弁護士の懲戒事由-弁護士法56条の4類型と判断基準(AI作成)

目次

第1 弁護士が懲戒処分を受ける理由は何か第2 四つの懲戒事由の内容1 弁護士法に違反したとき2 弁護士会又は日本弁護士連合会の会則に違反したとき3 所属弁護士会の秩序又は信用を害したとき4 その他,品位を失うべき非行があったとき第3 弁護士職務基本規程と懲戒事由の関係1 個別規定の役割2 形式的違反だけで決めないこと3 行動指針又は努力目標とされる規定第4 懲戒事由該当性と処分の判断基準1 最高裁平成18年9月14日判決2 懲戒しないことが明らかな場合3 具体例を見るときの注意点第5 懲戒判断と私法上・刑事上の評価1 契約等の私法上の効力とは別の問題であること2 民事責任及び刑事責任とも区別されること第6 期間制限と関連記事1 懲戒手続の除斥期間2 懲戒手続等の記事第7 出典1 法令,会則及び会規2 裁判例3 公的機関の解説
第1 弁護士が懲戒処分を受ける理由は何か

弁護士法56条1項は,弁護士及び弁護士法人の懲戒事由を,①弁護士法違反,②所属弁護士会又は日本弁護士連合会の会則違反,③所属弁護士会の秩序又は信用を害する行為,④その他職務の内外を問わない品位を失うべき非行という四つの類型で定めている。
前三者に該当しない行為であっても,具体的事情に照らして④に当たることがあり,複数の類型に同時に該当することもある。

「職務の内外を問わず」と定められているため,受任事件の処理だけが審査対象になるわけではない。
もっとも,弁護士に好ましくない行為があれば直ちに懲戒されるという意味ではなく,懲戒事由該当性,懲戒の要否及び処分の種類は,事案ごとに判断される。

本記事は,令和8年9月7日現在の法令等に基づき,懲戒事由とその判断枠組みを説明するものである。
懲戒請求の手続,処分の種類及び処分歴の公表については,第6に掲げる関連記事で扱っている。

懲戒事由に当たるかという実体判断と,綱紀委員会の調査又は懲戒委員会の審査という手続段階は,別に確認する必要がある。
請求を受けた段階や綱紀委員会が審査相当を議決した段階で,懲戒事由の存在又は処分が確定するわけではない。
判断の流れは,弁護士会の懲戒委員会と懲戒手続の記事を参照されたい。

第2 四つの懲戒事由の内容
1 弁護士法に違反したとき

弁護士法には,秘密保持義務,非弁護士との提携の禁止,係争権利の譲受けの禁止等,弁護士の職務及び身分に関する規律が置かれている。
個別行為が弁護士法違反に当たるかは,各条文の要件に即して判断する必要がある。

2 弁護士会又は日本弁護士連合会の会則に違反したとき

弁護士は,所属弁護士会及び日本弁護士連合会の会則を守らなければならない(弁護士法22条)。
日本弁護士連合会会則29条は,弁護士が所属弁護士会及び日本弁護士連合会の会則,会規及び規則を守る義務を定めているため,弁護士職務基本規程を含む各規律の内容を確認することになる。

3 所属弁護士会の秩序又は信用を害したとき

所属弁護士会の組織秩序又は社会的信用を害する行為は,独立の懲戒事由である。
弁護士個人の行為について,所属弁護士会との関係及び信用への影響を具体的に検討する必要がある。

4 その他,品位を失うべき非行があったとき

「品位を失うべき非行」は,個別の禁止規定に形式的に該当する行為だけに限られない。
弁護士の使命,職務の公共性及び社会的信頼との関係から,職務上又は私生活上の行為が実質的に評価される包括的な懲戒事由である。

第3 弁護士職務基本規程と懲戒事由の関係

規程の現行本文,条文別索引及び利益相反・守秘義務等の主要論点は,弁護士職務基本規程の総合記事で確認できる。会則と会規である職務基本規程は,出典と規範の位置付けを区別して参照する。

1 個別規定の役割

弁護士職務基本規程は,依頼者との関係,相手方との関係,共同事務所における規律,非弁護士との関係その他の職務上の行為準則を定めている。
利益相反についても,公職就任中の職務を対象とする同規程81条だけでなく,職務を行い得ない事件を定める同規程27条及び28条等,場面に応じた個別規定を確認する必要がある。

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弁護士の懲戒制度の概要(AI作成)

第1 制度の目的とこの記事の範囲第2 懲戒事由と処分の種類1 懲戒事由2 弁護士に対する4種類の処分3 弁護士法人に対する処分第3 懲戒請求から処分までの流れ1 誰がどこへ請求するか2 綱紀委員会の調査と懲戒委員会の審査3 日弁連が自ら手続を開始する場合第4 懲戒請求者による異議申出1 異議申出の対象と期間2 日弁連綱紀委員会と日弁連懲戒委員会の役割3 綱紀審査会第5 懲戒を受けた弁護士側の不服申立て第6 3年の除斥期間第7 懲戒処分の判断1 懲戒権者の裁量2 行政手続法12条との関係第8 懲戒請求の限界第9 通知,公告及び処分歴情報第10 関連記事第11 出典・参考資料1 法令2 裁判例3 職能団体の制度案内・運用資料
第1 制度の目的とこの記事の範囲

本記事は,令和8年9月7日現在の弁護士法に基づき,弁護士に対する懲戒制度の目的,懲戒事由,処分の種類,手続,不服申立て及び公表の概要を説明するものである。
個別の弁護士会が定める提出書式その他の運用は異なり得るため,実際に懲戒請求をするときは,提出先となる弁護士会の最新案内も確認する必要がある。

最高裁昭和49年11月8日判決は,弁護士の懲戒制度について,弁護士会又は日本弁護士連合会の自主的な判断に基づき,弁護士の綱紀,信用及び品位等を保持することを目的とする制度であると述べている。
懲戒請求権と異議申出権は,この目的を適正に達成するという公益的見地から認められたものであり,懲戒請求者個人の損害賠償,返金その他の私的救済を実現するための制度ではない。

弁護士会には懲戒制度がある。
弁護士又は弁護士法人について懲戒事由がある場合,原則として所属弁護士会が,綱紀委員会の調査及び必要に応じた懲戒委員会の審査を経て,処分又は不懲戒を決定する(弁護士法56条・58条)。

懲戒委員会の役割や綱紀委員会との違いを知りたい場合は,弁護士会の懲戒委員会と懲戒手続の記事を,委員の資格・人数・選任方法を知りたい場合は,懲戒委員会のメンバーの記事を参照されたい。

第2 懲戒事由と処分の種類
1 懲戒事由

弁護士法56条1項は,①弁護士法又は所属弁護士会若しくは日弁連の会則に違反したとき,②所属弁護士会の秩序又は信用を害したとき,③職務の内外を問わず品位を失うべき非行があったときに,弁護士及び弁護士法人が懲戒を受けると定めている。
懲戒は,原則として対象となる弁護士又は弁護士法人の所属弁護士会が行う。

2 弁護士に対する4種類の処分

弁護士法57条1項が定める弁護士に対する懲戒処分は,次の4種類である。
①戒告は,規律違反を戒める処分である。
②業務停止は,2年以内の期間,弁護士業務を行うことを禁止する処分である。
③退会命令は,弁護士の身分を失わせるが,弁護士となる資格までは失わせない処分である。
④除名は,弁護士の身分を失わせ,弁護士法7条3号により,処分の日から3年を経過しない間は弁護士となる資格も失わせる処分である。

3 弁護士法人に対する処分

弁護士法人に対しても,戒告,2年以内の業務停止又は法律事務所の業務停止,退会命令及び除名が定められているが,従たる法律事務所だけを有する地域か,主たる法律事務所を有する地域かによって処分の範囲が異なる。
各処分の効果は,弁護士の戒告,業務停止,退会命令及び除名の記事で詳しく説明している。

第3 懲戒請求から処分までの流れ
1 誰がどこへ請求するか

弁護士法58条1項により,何人も,懲戒事由があると思料するときは,その事由の説明を添えて,対象となる弁護士又は弁護士法人の所属弁護士会に懲戒を求めることができる。
事件の依頼者又は相手方であることは要件ではないが,個人が最初から日弁連へ懲戒請求をすることはできない。

提出方法,書式及び本人確認資料は,提出先の弁護士会の案内を確認することになる。
例えば,大阪弁護士会の案内は,書面による懲戒請求書と本人確認書類の提出を求めている。

2 綱紀委員会の調査と懲戒委員会の審査

所属弁護士会は,懲戒請求を受けたとき,対象となる弁護士等を懲戒の手続に付し,綱紀委員会に事案を調査させなければならない。

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弁護士法(昭和8年5月1日法律第53号)

○弁護士法(昭和24年6月10日法律第205号)(現在の弁護士法です。)によって廃止された,弁護士法(昭和8年5月1日公布の法律第53号)(いわゆる「旧弁護士法」です。)の条文は末尾のとおりです。
○旧弁護士法は,弁護士法(明治26年3月4日公布の法律第7号)(いわゆる「旧々弁護士法」です。)と比べて以下の点が異なりました。
① 弁護士の職務について,従前は法文上,訴訟に限定していたのを,あらゆる法律事務に拡張したこと。
② 女性に弁護士資格を認めたこと。
③ 弁護士試補制度が設けられたこと。
○弁護士による法律事務の独占は,昭和11年4月1日施行の法律事務取扱ノ取締ニ関スル法律(昭和8年5月1日法律第54号)によって定められました。

弁護士法(昭和8年5月1日法律第53号)

第一章 弁護士ノ職務及資格

第一条
弁護士ハ当事者其ノ他ノ関係人ノ委嘱又ハ官庁ノ選任ニ因リ訴訟ニ関スル行為其ノ他一般ノ法律事務ヲ行フコトヲ職務トス

第二条
1 左ノ条件ヲ具フル者ハ弁護士タル資格ヲ有ス
一 帝国臣民ニシテ成年者タルコト
ニ 弁護士試補トシテ一年六月以上ノ実務修習ヲ了へ考試ヲ経タルコト
2 前項第二号ノ実務修習及考試二関スル事項ハ司法大臣之ヲ定ム

第三条
1 弁護士試補タルニハ成規ノ試験二合格スルコトヲ要ス
2 前項ノ試験二関スル事項ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム

第四条
左二掲グル者ハ前二条ノ規定二拘ラズ弁護士タル資格ヲ有ス
一 判事又ハ検事ダル資格ヲ有スル者
二 三年以上専任行政裁判所長官又ハ専任行政裁判所評定官タリシ者
三 三年以上陸軍法務官又ハ海軍法務官タリシ者

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弁護士に対する懲戒請求事案集計報告(1993年以降の分)(AIリライト)

第1 弁護士に対する懲戒請求事案集計報告(原資料)第2 全国の弁護士に対する懲戒請求・懲戒処分の推移(1993年~2025年)第3 日弁連に対する審査請求等の推移第4 弁護士賠償責任保険の支払実績第5 関連記事出典・参考資料1 裁判例2 公的資料

第1 弁護士に対する懲戒請求事案集計報告(原資料)

日本弁護士連合会(日弁連)は,各弁護士会に対する懲戒請求,日弁連に対する審査請求,異議申出及び綱紀審査申出の件数を毎年集計し,「懲戒請求事案集計報告」として自由と正義誌及び日弁連ウェブサイトで公表している。この公表は毎年3月中旬から下旬にかけて行われ,直近10年分の推移がまとめて掲載されるのが通例である。日弁連ウェブサイトの「基礎的な統計情報」は,2026年8月時点で2010年版から2025年版まで毎年更新されているが,そこに掲載されている懲戒統計のグラフも,新受件数の推移は2008年分から,懲戒処分率の推移は2002年分からしか遡っていない。本記事は,日弁連が毎年公表する当該年分の集計報告を通算し,1993年分から2025年分までを一覧化したものである。1993年から2002年までの分は,現在の日弁連ウェブサイトでは個別の集計報告として公開されておらず,自由と正義誌のバックナンバーによって確認した。

日弁連が公表している各年分の集計報告(2015年分以降,日弁連ウェブサイトで確認できる分)は次のとおりである。

2015年分
2016年分
2017年分
2018年分
2019年分
2020年分
2021年分
2022年分
2023年分
2024年分
2025年分

第2 全国の弁護士に対する懲戒請求・懲戒処分の推移(1993年~2025年)

次の表は,各年の懲戒請求等の新受件数,懲戒処分の内訳及び合計と,処分件数を同年の懲戒審査開始件数で割った参考比率を示す。
この分母は弁護士会段階の懲戒審査開始件数であり,日弁連懲戒委員会の審査開始件数ではない。
また,同じ年に審査を開始した事案が同じ年に処分されたとは限らないため,同一事案群を追跡した処分率や個別事件の成功確率を示すものではない。

令和7年分の原資料の表1では懲戒処分計115件,懲戒審査開始233件であり,115÷233は約49.4%となる。
新受3,049件を分母にする比率とは異なるため,分母・手続段階・暦年を明示して読む必要がある。

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民事法律扶助に関する法テラス業務方法書―現行版・主要条文・2026年改正(AIリライト)

目次
第1 現行の業務方法書
第2 民事法律扶助の三つの援助
第3 代理援助及び書類等作成援助の要件
第4 法律相談援助と遠隔相談
第5 費用の立替えと償還
第6 養育費事件の特則
第7 償還の猶予及び免除
第8 決定に対する不服申立て
第9 旧掲載版と現行版の主な相違
第10 公式資料及び関連記事

日本司法支援センター(法テラス)の民事法律扶助は,経済的に余裕のない人に対し,無料法律相談,弁護士・司法書士費用等の立替え又は裁判所提出書類等の作成に関する援助を行う制度である。

本記事が従前掲載していたのは平成30年当時の業務方法書であり,現行版では,遠隔法律相談,電磁的記録を含む書類等作成援助,養育費事件の償還,ひとり親に対する免除及び免除不許可に対する不服申立て等が追加又は改正されている。

以下は令和8年(2026年)9月23日現在の整理である。利用時には,法テラスが公表する最新の業務方法書,細則及び様式を確認する必要がある。

第1 現行の業務方法書

現行の「日本司法支援センター業務方法書」は,令和8年3月25日に最終変更が認可されたものであり,同年5月21日から施行されている。ただし,附則により一部は同年4月1日から施行されている。

民事法律扶助の法的根拠は総合法律支援法にあり,業務方法書は援助の種類,申込み,審査,立替え,償還,免除及び不服申立て等の基本的な仕組みを定めている。具体的な金額,提出資料及び運用基準は,民事法律扶助業務運営細則にも定められている。

業務方法書の「最終変更認可日」と附則の「施行日」は同じとは限らない。旧版又は直前版ではなく,表紙の日付と附則を含む現行PDFを確認する必要がある。

第2 民事法律扶助の三つの援助

業務方法書5条は,民事法律扶助の中心となる援助を,代理援助,書類等作成援助及び法律相談援助に分けている。

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