日弁連の歴代会長及び事務総長


目次

1 日弁連の歴代会長及び事務総長
2 日弁連の歴代会長及び事務総長に関するメモ書き
3 出身弁護士会別の日弁連会長
4 関連記事

1 日弁連の歴代会長及び事務総長
・ 日弁連の歴代会長及び事務総長は以下のとおりです(カッコ内は所属の単位会及び会派(派閥)です。また,東京三弁護士会以外からの会長は青文字表記に,東京三弁護士会以外からの事務総長は赤文字表記にしています。)。

令和6年度及び令和7年度(第55代)
会  長:渕上玲子(東京・法曹親和会)
事務総長:岡田 理樹(第二東京・紫水会)
令和4年度及び令和5年度(第54代)
会  長:小林元治(東京・法友会)
事務総長:谷眞人(東京・法曹親和会)
令和2年度及び令和3年度(第53代)
会  長:荒中(仙台)
事務総長:渕上玲子(東京・法曹親和会)
平成30年度及び平成31年度(第52代)
会  長:菊地裕太郎(東京・法友会)
事務総長:菰田優(第一東京・第一倶楽部)
平成28年度及び平成29年度(第51代)

会  長:中本和洋(大阪・一水会)
事務総長:出井直樹(第二東京・紫水会)
平成26年度及び平成27年度(第50代)
会  長:村越進(第一東京・全期会)
事務総長:春名一典(兵庫県)
平成24年度及び平成25年度(第49代)

会  長:山岸憲司(東京・法曹親和会)
事務総長:荒中(仙台)
平成22年度及び平成23年度(第48代)
会  長:宇都宮健児(東京・無派閥)
事務総長:海渡雄一(第二東京・全友会)
平成20年度及び平成21年度(第47代)
会  長:宮崎誠(大阪・春秋会)
事務総長:丸島俊介(東京・法友会)
平成18年度及び平成19年度(第46代)

会  長:平山正剛(東京・法友会)
事務総長:明賀英樹(大阪・友新会)
平成16年度及び平成17年度(第45代)
会  長:梶谷剛(第一東京・全期会)
事務総長:山岸憲司(東京・法曹親和会)
平成14年度及び平成15年度(第44代)

会  長:本林徹(東京・法友会)
事務総長:大川真郎(大阪・春秋会)
平成12年度及び平成13年度(第43代)
会  長:久保井一匡(大阪・春秋会)
事務総長:三羽正人(東京・法友会)
平成10年度及び平成11年度(第42代)

会  長:小堀樹(東京・法友会)
事務総長:寺井一弘(東京・法友会)
平成8年度及び平成9年度(第41代)
会  長:鬼追明夫(大阪・春秋会)
事務総長:小川信明(東京・法友会)
平成6年度及び平成7年度(第40代)

会  長:土屋公献(第二東京・新風会)
事務総長:稲田寛(東京・法友会)
平成4年度及び平成5年度(第39代)
会  長:阿部三郎(東京・法曹親和会)
事務総長:堀野紀(東京・期成会)
平成2年度及び平成3年度(第38代)

会  長:中坊公平(大阪・春秋会)
事務総長:井田恵子(東京・期成会)
昭和63年度及び平成元年度(第37代)
会  長:藤井英男(東京・法友会)
事務総長:大石隆久(静岡県)
昭和61年度及び昭和62年度(第36代)
会  長:北山六郎(兵庫県)
事務総長:橋元四郎平(東京・法友会)
昭和59年度及び昭和60年度(第35代)
会  長:石井成一(第二東京・紫水会)
事務総長:釘澤一郎(第二東京)
昭和57年度及び昭和58年度(第34代)
会  長:山本忠義(東京・法友会)
事務総長:樋口俊二(東京・期成会)
昭和56年度
会  長:谷川八郎(第一東京・青風会)
→ 病気により昭和56年5月6日に辞任したため,同年7月18日の会長補欠選挙の結果,第29代日弁連会長をしていた宮田光秀(第一東京・青風会)が第33代日弁連会長に就任しました。
事務総長:落合修二(第一東京・全期会)
昭和55年度(第32代)
会  長:谷川八郎(第一東京・青風会)
事務総長:落合修二(第一東京・全期会)
昭和54年度(第31代)
会  長:江尻平八郎(東京・法曹親和会)
事務総長:阿部三郎(東京・法曹親和会)
昭和53年度(第30代)
会  長:北尻得五郎(大阪・法友倶楽部)
事務総長:増岡章三(東京・期成会)
昭和52年度(第29代)
会  長:宮田光秀(第一東京・青風会)
事務総長:佐藤庄市郎(第一東京・全期会)
昭和51年度(第28代)
会  長:柏木博(第二東京・日本法曹倶楽部)
事務総長:小野田六二(第二東京)
昭和50年度(第27代)
会  長:辻誠(東京・法友会)
事務総長:小野田六二(第二東京)
昭和49年度(第26代)
会  長:堂野達也(東京・法曹親和会)
事務総長:松井康浩(東京・期成会)
昭和48年度(第25代)
会  長:和島岩吉(大阪・一水会)
事務総長:松井康浩(東京・期成会)
昭和47年度(第24代)
会  長:今井忠男(第二東京・日本法曹倶楽部)
事務総長:松井宣(第二東京)
昭和46年度(第23代)
会  長:渡部喜十郎(東京・法曹親和会)
事務総長:谷川八郎(第一東京・青風会)
昭和45年度(第22代)
会  長:成富信夫(第一東京・第一倶楽部)
事務総長:谷川八郎(第一東京・青風会)
昭和44年度(第21代)
会  長:阿部甚吉(大阪・法友倶楽部)
事務総長:伊藤利夫(東京)
昭和43年度(第20代)
会  長:萩山虎雄(東京・法友会)
事務総長:後藤英三(東京・法友会)
昭和42年度(第19代)
会  長:大山菊治(第一東京・青風会)
事務総長:宮田光秀(第一東京・青風会)
昭和41年度(第18代)
会  長:中松澗之助(第二東京・日本法曹倶楽部)
事務総長:辻誠(東京・法友会)
昭和40年度(第17代)
会  長:高橋義次(東京・法友会)
事務総長:辻誠(東京・法友会)
昭和39年度(第16代)
会  長:大月伸(大阪・法曹同志会)
事務総長:本林譲(東京・法友会)
昭和38年度(第15代)
会  長:圓山田作(東京・法曹親和会)
事務総長:萩山虎雄(東京・法友会)
昭和37年度(第14代)
会  長:林逸郎(第二東京・五月会)
事務総長:若林清(第二東京)
昭和36年度(第13代)
会  長:山崎佐(第一東京)
事務総長:金末多志雄(東京)
昭和35年度(第12代)
会  長:岡弁良(東京・法曹親和会)
事務総長:金末多志雄(東京)
昭和34年度(第11代)
会  長:吉川大二郎(大阪・一水会)
事務総長:大塚喜一郎(第一東京・青風会)
昭和33年度(第10代)
会  長:島田武生(第一東京)
事務総長:萩山虎雄(東京・法友会)
昭和32年度(第9代)
会  長:水野東太郎(東京・法曹親和会)
事務総長:萩山虎雄(東京・法友会)
昭和31年度(第8代)
会  長:海野普吉(第二東京)
事務総長:吉井晃(東京)
昭和30年度(第7代)
会  長:大西耕三(大阪・一水会)
事務総長:佐藤利雄(東京・法曹親和会)
昭和29年度(第6代)
会  長:塚崎直義(東京・法友会)
事務総長:佐藤利雄(東京・法曹親和会)
昭和28年度(第5代)
会  長:岩田宙造(第一東京)
事務総長:佐藤利雄(東京・法曹親和会)
昭和27年度(第4代)
会  長:長野國助(東京・法曹親和会)
事務総長:佐藤利雄(東京・法曹親和会)
昭和26年度(第3代)
会  長:奥山八郎(第二東京・五月会)
事務総長:江川六兵衛(第一東京・青風会)
昭和24年度(第1代)及び昭和25年度(第2代)
会  長:有馬忠三郎(第一東京)
事務総長:江川六兵衛(第一東京・青風会)

2 日弁連の歴代会長及び事務総長に関するメモ書き
(1)ア 昭和61年度から平成22年度までの日弁連会長及び日弁連事務総長の出身会派につき,弁護士吉峯康博ブログ「宇都宮チーム・グループの日弁連会長選挙準備期間(全国各地の『意見交換会』など)約6カ月間の経過を書きました!!」(平成22年2月3日初稿)を参照しています。
イ 昭和24年度から平成27年度までの日弁連会長の出身会派は,東洋経済オンラインの
「弁護士界の”細かすぎる派閥”はこう生まれた 東京3会に16会派、起源は126年前の派閥抗争」に載っています。
   ただし,昭和54年2月発行の週刊法律新聞によれば,江尻平八郎日弁連会長(昭和54年度)は,法友会ではなく,法曹親和会・二一会です。
   また,法曹三国志(昭和58年1月8日発行)
93頁によれば,宮田光秀及び谷川八郎は全期会ではなく,青風会です。
(2)ア 法曹百年史(昭和44年10月10日発行)906頁には,有馬忠三郎が初代及び第2代の日弁連会長であったと書いてあります。
イ 週刊法律新聞では,少なくとも石井成一 第35代日弁連会長(昭和59年度同60年度)から宮崎誠 第47代日弁連会長(平成20年度同21年度)までについては,日弁連会長としての代数が書いてありました。
(3)ア 日弁連会長の任期は,昭和24年9月1日の設立時から昭和25年4月9日臨時総会決議による会則改正までは2年間であり,昭和25年4月10日から昭和54年6月23日定期総会(同年5月26日の定期総会の継続会)決議による改正までは1年間であり,昭和55年4月1日から現在まで2年間です。
イ 昭和25年4月9日臨時総会決議に基づき,日弁連会長を含む日弁連役員の任期を1年に短縮した理由について,
日弁連二十年62頁には以下の記載があります。
   右変更の理由は、役員、特に会長の職務が激務であり、二年間の任期では犠牲が大き過ぎることがあげられ、また、単位弁護士会の会長の任期は一年であり、日弁連副会長、理事に単位弁護士会会長が多く選任されていた関係上、その任期が異ることが不便である等が実質的理由とされたのである。
(4) 最高齢で日弁連会長に就任したのは多分,82歳で昭和40年度日弁連会長に就任した高橋義次弁護士(昭和20年度東京弁護士会会長)です。
(5) 東弁リブラ2009年12月号の「井田邦弘さんと万葉集の会のことなど 」には「その 4年後恵子さん(10 期)(山中注:10期の井田恵子弁護士)が中坊公平会長の下で女性初の事務総長を務めたが,任務終了後激職に殉職されてしまった」と書いてあります。

3 出身弁護士会別の日弁連会長
・ 日弁連会長につき,出身弁護士会別に並べると以下のとおりです。
(1) 東京弁護士会

ア 長野國助(昭和27年度)
イ 塚崎直義(昭和29年度)
ウ 水野東太郎(昭和32年度)
エ 岡弁良(昭和35年度)
オ 圓山田作(昭和38年度)
カ 高橋義次(昭和40年度)
キ 萩山虎雄(昭和43年度)
ク 渡部喜十郎(昭和46年度)
ケ 堂野達也(昭和49年度)
コ 辻誠(昭和50年度)
サ 江尻平八郎(昭和54年度)
シ 山本忠義(昭和57年度及び昭和58年度)
ス 藤井英男(昭和63年度及び平成元年度)
セ 阿部三郎(平成4年度及び平成5年度)
ソ 小堀樹(平成10年度及び平成11年度)
タ 本林徹(平成14年度及び平成15年度)
チ 平山正剛(平成18年度及び平成19年度)
ツ 宇都宮健児(平成22年度及び平成23年度)
テ 山岸憲司(平成24年度及び平成25年度)
ト 菊地裕太郎(平成30年度及び平成31年度)
ナ 小林元治(令和4年度及び令和5年度)
ニ 渕上玲子(令和6年度及び令和7年度)
(2) 第一東京弁護士会
ア 有馬忠三郎(昭和24年度及び昭和25年度)
イ 岩田宙造(昭和28年度)
ウ 島田武生(昭和33年度)
エ 山崎佐(昭和36年度)
オ 大山菊治(昭和42年度)
カ 成富信夫(昭和45年度)
キ 宮田光秀(昭和52年度及び昭和56年7月以降)
ク 谷川八郎(昭和55年度及び昭和56年5月まで)
ケ 梶谷剛(平成16年度及び平成17年度)
コ 村越進(平成26年度及び平成27年度)
(2) 第二東京弁護士会
ア 奥山八郎(昭和26年度)
イ 海野普吉(昭和31年度)
ウ 林逸郎(昭和37年度)
エ 中松潤之助(昭和41年度)
オ 今井忠男(昭和47年度)
カ 柏木博(昭和51年度)
キ 石井成一(昭和59年度及び昭和60年度)
ク 土屋公献(平成6年度及び平成7年度)
(4) 大阪弁護士会
ア 大西耕三(昭和30年度)
イ 吉川大二郎(昭和34年度)
ウ 大月伸(昭和39年度)
エ 阿部甚吉(昭和44年度)
オ 和島岩吉(昭和48年度)
カ 北尻得五郎(昭和53年度)
キ 中坊公平(平成2年度及び平成3年度)
ク 鬼追明夫(平成8年度及び平成9年度)
ケ 久保井一匡(平成12年度及び平成13年度)
コ 宮崎誠(平成20年度及び平成21年度)
サ 中本和洋(平成28年度及び平成29年度)
(5) 神戸弁護士会(現在の兵庫県弁護士会)
ア 北山六郎(昭和61年度及び昭和62年度)
(6) 仙台弁護士会
ア 荒中(令和2年度及び令和3年度)

4 関連記事

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