目次
第1 結論第2 Codexで発生する429エラーの主な原因1 ChatGPTプランの使用上限2 APIのレート上限3 APIの残高・支出・月間利用上限4 ファイル処理の上限5 モデル過負荷との区別第3 別IPのPCで429エラーを回避できるか1 原則として回避できないこと2 別PCで成功した場合に比較すべき事項3 IPアドレスが本当に関係する場面第4 最初に確認すべき情報1 エラー本文と識別情報を保存する2 ChatGPTプラン利用かAPIキー利用かを分ける3 利用量・ヘッダー・並列処理を確認する第5 原因別の対策1 ChatGPTプランの使用上限の場合2 一時的なレート上限の場合3 残高・支出・月間利用上限の場合4 ファイル処理上限の場合5 エラーが繰り返す場合第6 法律事務所で安全に再開する手順1 同じ操作を連打しない2 再開前のチェックリスト第7 よくある質問1 何分待てば復旧するか2 新しいチャットや再インストールで直るか3 APIキーへ切り替えれば使えるか4 スキルを減らせば429エラーは直るか5 予定日前の回復とリセットの種類第8 関連記事第9 出典
第1 結論
CodexでHTTP 429又は「Too Many Requests」が表示された場合、最初に行うべきことは、別のパソコンへ移ることではなく、エラーコード、利用している認証・課金経路及び上限の単位を確認することである。
同じ429でも、ChatGPTプランの使用上限、APIの送信頻度、APIクレジット、組織・プロジェクトの支出上限、ファイル処理上限等で対策が異なる。
同じChatGPTアカウントでCodexを利用している場合、別のIPアドレスを使うPCへ移っても、ChatGPTプランに結び付いた使用上限がリセットされるとは考えにくい。
APIキーで利用している場合も、OpenAIの公式資料は通常のレート上限を組織及びプロジェクト単位と説明しており、同じAPI組織・プロジェクトを使う限り、別IPへの変更は一般的な解決策ではない。
別PCで一時的に成功したとしても、IPの違いが原因と直ちに判断してはならない。
利用アカウント、ワークスペース、APIキー、プロジェクト、モデル、同時実行数、ファイル添付、待ち時間及びアプリの状態が同じかを比較する必要がある。
OpenAIの公式資料では、APIのIP許可リストに合致しない場合はHTTP 401のip_not_authorizedとなる。
したがって、IP許可リストの問題と429の利用上限を区別し、エラー本文に含まれるerror.codeに応じて対応するのが基本である。
第2 Codexで発生する429エラーの主な原因
1 ChatGPTプランの使用上限
ChatGPTプランを使う経路では、subscription_sharing_usage_limit_exceededというコードとHTTP 429が返る場合がある。
公式資料は、この場合に新しい要求をいったん止めてChatGPTのUsage画面を確認するよう説明している。
もっとも、このコードだけからChatGPTプラン全体を使い切ったと断定することはできず、アプリごとの上限が関係する場合もある。
リセット時刻もエラーコードだけから推測せず、Usage画面に表示された現在の上限及びリセット時刻を確認する必要がある。
令和8年10月15日現在の公式料金資料では、Codexのローカルメッセージとクラウドチャットはプランの使用枠を共有し、週次上限が適用される場合もあるとされている。
モデル、タスクの規模・複雑さ、文脈、推論、ツール利用、検索及びキャッシュによって消費量が変わるため、同じ一回の依頼でも使用量は一定ではない。
2 APIのレート上限
APIでは、一定時間内のリクエスト数又はトークン数が上限に達すると429となる。
OpenAIは、RPM、RPD、TPM及びTPD等の複数の指標のうち、最初に達した上限によって制限されると説明している。
slow_downは、単純に毎分上限を使い切った場合だけでなく、トラフィックの増加が急すぎる場合にも発生する。
そのため、表示された毎分上限の範囲内であっても、短時間に多数の並列要求を開始すれば429になり得る。
3 APIの残高・支出・月間利用上限
APIでは、credit_balance_exhausted、organization_spend_limit_exceeded、project_spend_limit_exceeded又はorganization_usage_limit_exceededも429の原因となる。
これらは待ち時間だけでは解決しない種類であり、残高、設定した支出上限又はOpenAIが割り当てた月間利用上限を確認する必要がある。
組織の支出上限は組織内の全プロジェクトに及び、プロジェクトの支出上限は当該プロジェクトに及ぶ。
したがって、同じAPIキー又は同じ組織・プロジェクトを別PCから利用しても、消費済みの上限は通常変わらない。
4 ファイル処理の上限
ファイル添付又はセッション作成では、files_api_rate_limit_exceededという429が生じる場合がある。