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CodexがChromeに接続できないときの対処法―拡張機能,Computer Use,@Chrome及び新しいチャット(AI作成)

第1 結論

CodexからChromeへ接続できないときは,パソコン全体の故障と決めつけず,①ChatGPTデスクトップアプリのComputer Use設定,②Chrome拡張機能,③拡張機能を入れたChromeプロファイル,④対象サイトの許可・拒否,⑤チャット固有の接続状態を分けて確認する。

ChatGPTデスクトップアプリの設定画面にあるChromeのスイッチは,主としてChromeをチャットの「@」メニューへ表示するためのものである。Chromeの拡張機能管理画面にあるChatGPT拡張機能のスイッチは,そのChromeプロファイルで拡張機能自体を有効又は無効にするものである。二つのスイッチは同じ機能ではない。

通常の復旧順序は,ChatGPTデスクトップアプリとChromeが最新版であることを確認し,Chromeを再起動してサイドチャットが開くことを確認し,Computer UseにChromeが「管理」と表示されることを確認し,拡張機能を導入したChromeプロファイルを使い,新しいCodexチャットで`@Chrome`を指定して,読み取りだけの小さな作業を試す,というものである。

令和8年10月28日現在のOpenAI公式資料に基づく説明であり,アプリの表示名,配置又は利用できる機能は,配布状況及びワークスペース設定によって変わり得る。

第2 二つのスイッチの違い

二つのスイッチは,次のように役割が異なる。

場所主な役割オフのときに起こり得ること
ChatGPTデスクトップアプリの「設定」→「Computer Use」にあるChromeのスイッチChromeをチャットの`@`メニューへ表示する新しいチャットで`@Chrome`を選べない
Chromeの「拡張機能を管理」にあるChatGPT拡張機能のスイッチ現在のChromeプロファイルで拡張機能自体を有効にする`@Chrome`を選べても,Chromeとの接続又はサイドチャットが動かない

したがって,Chromeが`@`メニューに出ない場合は,まずデスクトップアプリ側のスイッチを確認する。Chromeは選べるが接続できない場合は,Chrome側の拡張機能,プロファイル,サイドチャット及びサイト権限を確認する方が原因に近い。

デスクトップアプリの「管理」は,拡張機能全体のオン・オフではなく,ChatGPTが利用できるウェブサイトの許可リスト及び拒否リストを管理する入口である。すべてのサイトを許可すれば確認が不要になる反面,操作範囲が広がるため,接続不良の切分けだけを理由に全面許可へ変更しない方がよい。

第3 `@Chrome`と`@Browser`の違い

`@Chrome`は,ChatGPTのブラウザー拡張機能を通じて,通常使っているChromeのプロファイル,ログイン済みのサイト及び開いているタブを利用する場合に指定する。

`@Browser`は,ChatGPTデスクトップアプリに組み込まれたブラウザーを利用する場合に指定する。通常のChromeプロファイルを使わず,ChatGPT内で閲覧作業を完結させたい場合に向く。

Chromeでログイン済みのサイト又は既存タブを使う必要があるのに,`@Browser`へ切り替えて一時的に閲覧できても,Chrome拡張機能の接続が直ったことにはならない。反対に,通常のChromeプロファイルを使う必要がなければ,`@Browser`は別経路として利用できる。

第4 症状ごとの最初の確認先

症状最初に確認すること次の確認
`@Chrome`が候補に出ないComputer UseのChromeスイッチがオンかChromeが「管理」と表示されるか
`@Chrome`は選べるが接続できないChrome拡張機能がオンかChromeの再起動,サイドチャット,利用中のプロファイル
特定のサイトだけ使えないComputer Useの拒否リストChrome拡張機能のサイトアクセス権
一つの古いチャットだけ失敗する新しいCodexチャットで`@Chrome`を指定チャット固有の接続状態か
ファイルのアップロードだけ失敗する拡張機能のファイルURLへのアクセス対象ファイル及びアップロード先の状態
Chrome以外のアプリも重いCPU,メモリ,ディスク及び残存処理パソコン全体のフリーズ原因

この表は診断結果ではなく,確認先を絞るための順序である。複数の症状が同時に起きる場合は,一度に複数の設定を変えず,変更した箇所と結果を対応させる。

第5 公式資料に沿った復旧手順

OpenAIの公式資料が示す確認順序は,次のとおりである。

①ChatGPT又はCodexのデスクトップアプリを更新する。同じパソコンに複数のアプリがある場合は,利用中のものを特定する。

②Chromeを再起動する。Chromeのツールバー又は拡張機能メニューからChatGPTを開き,サイドチャットが読み込まれることを確認する。

③ChatGPTデスクトップアプリの「設定」→「Computer Use」で,Chromeが表示され,「インストール」ではなく「管理」と表示されることを確認する。`@`メニューにChromeがない場合は,Chromeのスイッチをオンにする。

④拡張機能をインストールしたChromeプロファイルを使っていることを確認する。別のプロファイルを使う場合は,そのプロファイルにも拡張機能をインストールして有効にする。

⑤新しいChatGPT Work又はCodexチャットを作り,`@Chrome`を指定して再度試す。これにより,チャット固有の接続状態が解消することがある。

⑥なお接続できない場合は,ChatGPTデスクトップアプリを再起動する。それでも接続できなければ,Computer Useから拡張機能を再インストールする。

⑦解決しない場合は,アプリで`/feedback`を実行し,サポートへ連絡するときにチャットIDを伝える。

第6 Chromeプロファイルを確認する

Chromeのプロファイルは,ブックマーク,履歴,パスワード及び設定をプロファイルごとに分離する。拡張機能も,実際に使っているプロファイルで有効であることを確認する必要がある。

例えば,仕事用プロファイルにChatGPT拡張機能を入れた後,個人用プロファイルのChromeウィンドウで`@Chrome`を使おうとすると,拡張機能がない又は無効な状態となり得る。Chrome右上のプロフィール表示を確認し,拡張機能管理画面でChatGPT拡張機能が存在し,オンであることを確認する。

複数のChromeプロファイルを同時に開いている場合は,対象サイトを開いているウィンドウと,拡張機能が有効なプロファイルを一致させる。ログイン状態を合わせる目的で,パスワード又は秘密情報をチャットへ貼り付ける必要はない。

第7 サイト権限と拒否リストを確認する

ChatGPTデスクトップアプリのComputer Useでは,ブラウザーごとの「管理」から,許可するドメインと拒否するドメインを管理できる。目的のサイトが拒否リストにある場合は,Chrome拡張機能が有効でもChatGPTはそのサイトを使用しない。

Chrome側にも,拡張機能がサイトデータを読み取り,変更できる範囲の設定がある。「クリックされた場合のみ」「特定のサイト」「すべてのサイト」等の選択肢は,Chromeが拡張機能へ与えるアクセス範囲を変える。

接続確認では,秘密情報を含まない公開ページを開き,「このページの題名を読んで」のような読み取りだけの作業から試す。送信,公開,削除,購入又は権限変更を復旧試験に用いない。

第8 新しいCodexチャットで`@Chrome`を指定する意味

新しいチャットを使うのは,長い会話を捨てるためだけではない。OpenAIの公式資料は,新しいChatGPT Work又はCodexチャットでブラウザー作業を試すことにより,チャット固有の接続状態が解消する場合があると説明している。

具体的には,デスクトップアプリで新しいCodexチャットを作成し,入力欄で`@`を入力してChromeを選び,`@Chrome`が付いた状態で,読み取りだけの小さな依頼を送る。Chromeを指定しない通常の新規チャット,又は`@Browser`を指定したチャットでは,Chrome拡張機能の接続確認にならない。

新しいチャットで接続でき,古いチャットだけで接続できない場合は,Chrome拡張機能全体を再インストールする前に,チャット固有の状態であった可能性を考えられる。ただし,原因を断定する資料ではないため,時刻,利用したプロファイル及び試した設定を記録しておくと,再発時の切分けに役立つ。

第9 ファイルのアップロードだけ失敗する場合

Chromeを使った作業でパソコン内のファイルをアップロードする場合は,Chromeの拡張機能管理画面でChatGPT拡張機能の「ファイルのURLへのアクセスを許可する」をオンにする必要がある。

この設定は,通常のウェブページを読む接続全体のオン・オフとは別である。ウェブページは読めるが,ファイル選択又はアップロードだけが失敗するときに確認する。設定変更後は,Chromeの作業を新たに開始する。

第10 接続回復後の再実行に注意する

Chromeへ再接続できたことは,停止前の送信,公開,保存又は削除が未実行であったことを意味しない。接続が切れた直前に外部操作を指示していた場合は,メールの送信済みフォルダ,WordPressの保存済み本文,公開ページ,クラウドストレージの更新時刻その他の外部状態を読み戻す。

外部操作の成否が不明なまま,同じ指示を新しいチャットで直ちに繰り返すと,二重送信又は二重公開が生じる可能性がある。復旧試験は読み取りだけの小さな作業で行い,書込みを再開する場合は,実行済み,未実行,一部実行及び成否不明を分けてから,残作業だけを承認する。

第11 関連記事

Chrome接続だけでなく,パソコン全体が重い又は固まる場合は,Claude Code・Codexでパソコンがフリーズする原因-メモリ8GB・16GB・32GB・64GBの違い(AI作成)を参照されたい。

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接続切断前の外部操作の成否が不明な場合は,法律事務所のAIエージェントが停止したときの再開手順-安全監視,プロンプトインジェクション,二重送信・二重公開及び証拠保全(AI作成)を参照されたい。

HTTP 429又は「Too Many Requests」が表示される場合は,Codexで429エラーが出る原因と対策-別IP・別PCで回避できるか(AI作成)を参照されたい。

第12 出典・参考資料

OpenAI「Browser extension」は,ブラウザー拡張機能の設定,`@`メニュー,サイト権限,Chromeプロファイル,新しいチャット及び接続不良時の確認順序を説明する公式資料である。

Google Chromeヘルプ「拡張機能をインストールして管理する」は,拡張機能のオン・オフ,サイトアクセス権及びアンインストールを説明する公式資料である。

Google Chromeヘルプ「複数のプロファイルを使用してChromeを管理する」は,Chromeプロファイルごとにブックマーク,履歴,パスワード及び設定が分離されることを説明する公式資料である。