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集合修習の入寮・退寮手続-期別の申込書類・許可通知・寮費(AIリライト)

第1 収録資料の範囲と読み方

集合修習の入退寮に関する文書は,①入寮希望を申し込むための案内,②入寮の許可内容を知らせる通知,③退寮時の提出物や片付けを案内する文書に分けて確認すると探しやすい。
本記事は,司法研修所のいずみ寮・ひかり寮を中心に,これらの原資料を期別・A班B班別に掲載する資料集である。

基準日は令和8年8月30日であり,本記事で確認した入退寮資料は78期までのものである。
各表の日付は文書の日付であって,入寮日,退寮日又は発送日を意味しない。
79期以降の集合修習の入寮申込期限,寮費及び入退寮日時は本記事では確認できていないため,過去の数値を流用せず,当該期に配付される通知で確認されたい。

リンク先には,司法行政文書の開示によって入手し,本ブログに掲載した写しが含まれる。
開示通知書が先頭に付いているPDFでは,開示通知の日付と,続く入寮・退寮案内の日付を区別する必要がある。
以下では,紙面の頁番号と区別するため,ファイルの先頭から数えた頁を「PDF○頁」と表示する。

第2 入寮申込みの案内

1 期別の原資料

次の資料はいずれも,司法研修所事務局総務課長の「入寮申込みについて(お知らせ)」である。
申込方法,回答が必要な人,締切及び許否の通知方法は,対象期・班ごとの本文を確認する。

対象期・班文書の日付と原資料案内本文の開始頁
78期A班令和7年7月10日付けPDF1頁
78期B班令和7年9月19日付けPDF1頁
77期A班令和6年7月12日付けPDF1頁
77期B班令和6年9月30日付けPDF1頁
76期A班令和5年4月17日付けPDF1頁
76期B班令和5年6月16日付けPDF1頁
73期A班令和2年6月2日付けPDF2頁
72期A班平成31年4月12日付けPDF1頁
72期B班令和元年6月20日付けPDF1頁
71期A班平成30年4月23日付けPDF1頁
71期B班平成30年6月21日付けPDF1頁

73期A班では,上表のとおり入寮申込みの案内が作成されていたが,その後の集合修習はオンライン方式で実施されたと報告されている(司法修習委員会第41回議事録2頁)。
したがって,申込みの案内があることと,実際に入寮して集合修習を受けたこととは同一ではない。
74期・75期の申込文書は本記事には収録していないが,未収録であることから文書が一切作成されなかったと判断することはできない。

2 78期A班とB班で異なる回答対象

78期A班の案内PDF1頁は,入力フォームへの回答を全員に求め,入寮を希望しない人も「いいえ」を選んで送信する扱いとしていた。
これに対し,78期B班の案内PDF1頁は,入寮希望者のみが回答し,期限までに回答がない場合は希望なしとみなす扱いであった。

入力期限も,A班は令和7年7月31日,B班は同年10月13日と異なる。
同じ期であっても,他方の班の案内から回答の要否や期限を判断せず,自分が対象となる通知を確認する必要がある。

両案内は,希望者が収容可能人数を超える場合,入寮を必要とする事情を総合的に考慮し,原則として,通所圏内に住居を有しない者,次に通所時間の長い者の順で割り当て,抽選を用いる場合もあるとしている(A班PDF1頁~2頁,B班PDF1頁)。
これは入寮の許否についての案内であり,希望する棟や部屋が選べるという意味ではない。

第3 入寮許可通知書と寮費

1 期別の通知額

次の表は,司法研修所事務局総務課寮務係の入寮許可通知書に記載された寮費を整理したものである。
金額は各通知が対象とする入寮期間の額であり,月額や,後の期の見積額ではない。
複数施設の通知を収めたPDFについては,表に示した頁の通知額を掲げている。

対象期・班入寮許可通知書記載された寮費金額の記載頁
78期A班令和7年9月8日付け3万600円PDF1頁
77期A班令和6年10月3日付け2万8800円PDF1頁
77期B班令和6年12月4日付け3万1800円PDF1頁
76期B班令和5年8月25日付け3万1800円PDF1頁
72期A班令和元年7月3日付け2万2500円本文1頁・PDF2頁
72期B班令和元年8月22日付け2万8000円本文1頁・PDF2頁
71期A班平成30年7月3日付け2万2500円本文1頁・PDF2頁
71期B班平成30年8月22日付け2万6000円本文1頁・PDF2頁
70期A班平成29年6月28日付け2万2000円本文1頁・PDF1頁
70期B班平成29年8月21日付け2万7000円本文1頁・PDF1頁

78期A班の通知は,入寮日を令和7年11月20日とし,添付の留意事項も同日を指定している(同通知PDF1頁・5頁)。
76期B班の通知が指定する令和5年10月1日の入寮日は,同年6月16日付けのB班向け案内PDF5頁の入寮日と対応する。
ファイル名だけでなく,本文の入寮日と対象となる実務修習地を照合して読むことが大切である。

2 通知書で確認する事項と資料画像

78期A班の入寮許可通知書PDF1頁~2頁には,入寮日時・受付場所,棟・部屋番号,寮費・振込期限,辞退連絡,荷物の配達指定及び入構時の通知書提示が記載されている。
荷物の配達日は入寮日と同じではないため,発送時には配送業者ごとの指定を確認する必要がある。

以下の画像は,令和元年7月3日付けの72期A班向け入寮許可通知書の本文1頁・2頁である。
当時の通知書の構成を確認するための資料であり,画像中の振込期限や配送指定日を現在の手続に用いるものではない。

72期A班の入寮許可通知書・令和元年7月3日付け・本文1頁

72期A班の入寮許可通知書・令和元年7月3日付け・本文2頁

第4 退寮手続の案内

1 期別の原資料

76期以降の下表の文書名は「退寮手続についての注意事項」であり,作成主体は司法研修所事務局総務課寮務係である。
70期~72期の文書は,同課長の「寮の退寮手続等について(事務連絡)」である。

対象期・班文書の日付と原資料案内本文の開始頁
78期B班令和8年1月13日付けPDF1頁
77期A班令和6年11月24日付けPDF1頁
77期B班令和7年1月14日付けPDF1頁
76期A班令和5年8月13日付けPDF1頁
76期B班令和5年10月1日付けPDF1頁
72期A班令和元年9月13日付けPDF2頁
72期B班令和元年11月12日付けPDF2頁
71期A班平成30年9月13日付けPDF2頁
71期B班平成30年11月9日付けPDF2頁
70期A班平成29年9月13日付けPDF1頁
70期B班平成29年11月10日付けPDF1頁

2 退寮日時・提出物・荷物の発送

78期B班の注意事項PDF1頁では,退寮日を令和8年3月7日,受付時間を8時30分~15時とし,退寮時の提出物を①寮室の鍵,②退寮届,③寮室点検表としている。
同資料は,私物の持帰り,寮室等の清掃,備品・寝具の整理及び忘れ物の確認も案内している。

荷物発送の受付は,同年3月5日・6日の18時~20時と,退寮日の8時30分~15時に設定されていた(同PDF2頁)。
同資料は前日までの発送を呼び掛け,自家用車等を利用した荷物の搬出を禁止しているため,退寮受付とは別に発送・片付けの時間を見込む必要がある。

過去の物品引継ぎに関する資料紹介として,令和2年6月29日付けの最高裁判所の理由説明書を紹介した次の投稿がある。
この投稿は72期B班から73期導入修習への引継ぎに関するものであり,現在の退寮時に私物を残してよいという案内ではない。

第5 寮生活の案内と情報公開資料

1 施設のルールと過去の利用案内

78期A班の入寮許可通知書の添付資料PDF4頁は,門限を23時とし,いずみ寮B棟及びひかり寮への男性の立入りを禁止している。
同頁には,部屋の交換禁止,寮内の禁煙及び調理用電気器具の使用制限も記載されている。
これらは同通知に記載された施設利用上のルールであり,違反について犯罪の成立や罷免の有無まで判断できる資料ではない。

過去の施設利用に関する資料として,次の文書も掲載する。
表示した時点の資料であるため,入寮時に配付される案内や居室備付けの利用案内と区別して参照されたい。

文書作成主体・時点
合宿舎利用の手引き・いずみ寮司法研修所・平成28年8月
合宿舎利用の手引き・ひかり寮司法研修所・平成29年8月
入寮に際しての注意事項総務課寮務係・平成28年12月1日付け
司法研修所司法修習生在寮準則平成29年10月24日改正の版

令和5年4月17日付けの寮務係資料を紹介した次の投稿も,当時の利用案内に関するものである。
立入りの制限や施設の利用条件は,この投稿だけで判断せず,対象期の原資料に記載された範囲で確認する。

2 入寮基準等に関する不開示通知と答申

平成29年2月13日付けの司法行政文書不開示通知書は,いずみ寮の部屋の割当基準が書かれた文書について,作成又は取得していないことを不開示の理由としている。
同月24日付けの不開示通知書も,入退寮に関する司法研修所内部の事務手続が書かれた文書について同様の理由を示している。
いずれも,当時の特定の開示申出に対する判断であり,現在の入寮基準や手続がないという意味ではない。

また,裁判所情報公開・個人情報保護審査委員会の平成29年度(最情)答申第18号(平成29年7月3日)1頁~3頁は,平成28年8月1日付け「司法研修所からのお知らせ」を対象文書として特定した開示判断を妥当としている。
答申2頁は,同お知らせに入寮の許否について具体的な基準が記載されていることを踏まえ,そのほかに対象文書を保有していると認める事情がないと判断している。
これは司法行政文書の開示判断に関する答申であり,裁判の判決ではない。

3 談話室利用に関する平成29年の開示文書

平成29年8月28日の談話室利用と警備員への申告に関する開示文書には,注意文書と警備員の報告書が含まれる(PDF2頁~3頁)。
注意文書は,利用時間を過ぎた談話室での飲酒と,警備員に組・番号・氏名を偽って申告したことを取り上げているが,これらの資料だけで最終的な処分の有無・内容まで確認できるものではない。

以下は当該注意文書と報告書の画像である。
個人を識別する部分の不開示をそのまま維持した公開資料として掲げる。

談話室利用と警備員への申告についての注意文書・平成29年の公開資料

談話室利用に関する警備員の報告書・公開版

第6 関連記事と資料紹介

1 調べる目的に応じた関連記事

集合修習の内容,日程及び導入修習の入寮は,それぞれ別の記事で扱っている。
入退寮文書以外の資料を探す場合は,次の区分から参照されたい。

集合修習とは:集合修習の位置付けと修習内容。

集合修習カリキュラムの概要:期別のカリキュラム資料。

集合修習の日程予定表及び週間日程表:日程・時間割の原資料。

導入修習の入寮申込み・入退寮資料:修習開始時の入寮とその準備。

司法修習開始前に送付される資料:白表紙・事前課題・通知書の期別一覧。

持ち物を考えるための民間の参考記事には,LAW BLOG「司法修習中に使えるアイテム【ブラッシュアップ記事】」(令和2年1月12日)がある。
これは執筆者の体験に基づく紹介であり,司法研修所が指定した持ち物一覧ではない。

2 集合修習終了後の移転給付金に関する過去の投稿

次の投稿は,B班の集合修習終了後の移転給付金に関する令和2年1月22日付け決裁文書の紹介である。
令和2年当時の資料紹介として掲げるものであり,現在の個別の支給可否を判定するための案内ではない。

第7 出典

1 司法研修所の通知・配付資料

① 司法研修所事務局総務課長「入寮申込みについて(お知らせ)」:第2の期別表に掲げた各通知。

② 司法研修所事務局総務課寮務係「入寮許可通知書」及び添付資料:第3の期別表に掲げた各通知。

③ 司法研修所事務局総務課寮務係「退寮手続についての注意事項」及び同課長「寮の退寮手続等について(事務連絡)」:第4の期別表に掲げた各文書。

④ 司法研修所「合宿舎利用の手引き」,総務課寮務係「入寮に際しての注意事項」及び「司法研修所司法修習生在寮準則」:第5の資料表に掲げた版。

2 会議記録・情報公開関係資料

① 最高裁判所「司法修習委員会第41回議事録」(令和4年2月1日開催),2頁。

② 最高裁判所事務総長の平成29年2月13日付け不開示通知書及び同月24日付け不開示通知書

③ 裁判所情報公開・個人情報保護審査委員会「平成29年度(最情)答申第18号」(平成29年7月3日),1頁~3頁。

④ 司法研修所事務局長「司法研修所からのお知らせ」(平成28年8月1日付け),本文12頁~13頁・PDF6頁~7頁。

談話室利用と警備員への申告に関する開示文書:平成29年12月25日付け開示通知書及び注意文書・警備員報告書,PDF1頁~3頁。

3 民間の体験記事・資料紹介投稿

① LAW BLOG「司法修習中に使えるアイテム【ブラッシュアップ記事】」(令和2年1月12日)。

② 山中理司による資料紹介投稿:第4掲載の令和2年7月7日付け投稿,第5掲載の令和5年7月13日付け投稿及び第6掲載の令和2年2月29日付け投稿。