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東京修習ではどこに住む?―飯田橋・東池袋・地下鉄成増・和光市の通勤と住居費(AI作成)

第1 東京修習の住居は複数の行き先から選ぶ

1 霞が関だけで決めない

東京修習の住居は,霞が関の裁判所への通勤だけでなく,九段の東京地検司法修習課,実際の弁護修習先及び和光市の司法研修所への移動を分けて検討するとよい。
同じ駅から通っても,修習の分野と指定された庁舎によって経路は変わる。
東京地検の本庁所在地が霞が関であることと,自分の検察修習の集合場所が霞が関であることは同じではない。

本記事では,令和8年10月13日に確認した各機関の公式交通案内,東京メトロの路線案内及びLIFULL HOME’Sの駅別家賃相場を使い,飯田橋,東池袋,地下鉄成増及び和光市の4駅を比較する。
いずれも有楽町線で桜田門へ向かう経路を検討でき,都心寄りと研修所寄りの住居費・移動の違いを比べるための候補である。
東京修習生の居住実績,上位4駅又は全員に適した居住地を示すものではない。

配属人数,対象期の日程,東京と立川の違い及び修習先全般は,東京修習の情報で説明している。
賃貸・実家・寮の契約と引越し費用の共通事項は,司法修習の住まい選びを参照されたい。

2 契約前に集合場所を確認する

住居探しの順序は,①当該期の配属通知と修習機関の案内を確認する,②庁舎と集合時刻を一覧にする,③候補住居から各入口までの経路を作る,④修習期間全体の支出を比べる,というものである。
弁護修習先が未定なら,弁護士会館を事務所所在地の代わりに使わず,通勤先が決まるまでの不確定要素として扱う。
入寮の可否,集合修習と選択型実務修習の順序,集合修習後に実務修習地へ戻る必要も,当該期の案内で確認する。

第2 霞が関・九段・中目黒・和光市の行き先

1 公式案内で確認できる所在地と徒歩時間

行き先公式案内の所在地・交通住居選びでの確認事項
東京地裁の霞が関庁舎千代田区霞が関1-1-4。霞ヶ関駅A1出口から徒歩約1分,桜田門駅5番出口から徒歩約3分指定された入口・部・集合時刻を確認する
東京地検九段庁舎の司法修習課千代田区九段南1-1-10。九段下駅6番出口又は竹橋駅1b出口から徒歩約8分本庁所在地と区別し,実際の修習・集合場所を配属後の案内で確認する
東京地裁中目黒庁舎目黒区中目黒2-4-1。中目黒駅東口1から徒歩約8分,恵比寿駅西口から徒歩約11分自分の修習日程に移動が含まれるかを確認する
司法研修所和光市南二丁目3番8号。和光市駅からバス約15分,指定バス停から徒歩2分鉄道の到着時刻に,バス待ちと徒歩を加える
弁護修習先個別指導弁護士の実際の事務所所在地弁護士会館の所在地から通勤時間を推定しない

根拠は,東京地裁の所在地一覧,東京地検九段庁舎の公式案内及び司法研修所の所在地・交通案内である。
九段庁舎の案内には総務部司法修習課の所在が明記されているが,それだけで,当該期の全員が全日程を同庁舎で過ごすと確定することはできない。
表の時間は公式案内の目安であり,住居の玄関から修習場所までの実測時間ではない。

2 九段への移動と研修所への移動を分ける

東京メトロの有楽町線案内では,4駅と桜田門はいずれも同線上にあり,飯田橋では東西線に乗り換えられる。
東西線の案内では,飯田橋,九段下及び竹橋が同線上にある。
したがって,有楽町線沿線の候補からは,裁判所へ桜田門経由で向かう案と,九段庁舎へ飯田橋で東西線に乗り換える案を別々に比較できる。

和光市駅から研修所までについて,最高裁判所の案内は,東武バス又は西武バスで約15分,司法研修所入口又は司法研修所のバス停から徒歩2分としている。
「和光市駅に近い住居」と「研修所に徒歩で通える住居」は区別すべきであり,駅までの徒歩,バスの運行時刻と待ち時間を含めて確認する必要がある。

第3 4駅の家賃相場を同じ基準で比較する

1 間取り・提供元・駅徒歩の基準をそろえる

次の値は,令和8年10月13日に各駅のLIFULL HOME’S「マンション・アパート・一戸建ての相場表」で確認した表示値である。
追加の面積・築年数・設備条件は指定せず,1Kと1LDKを分けた。
同サイトは,駅徒歩10分以内の平均賃料を軸に過去データを用いた独自の計算で算出し,管理費・駐車場代等を除き,毎週金曜日に更新すると説明している。

駅・参照先1K1LDK
飯田橋14.41万円24.21万円
東池袋12.05万円19.79万円
地下鉄成増9.49万円14.91万円
和光市7.38万円12.91万円

基準をそろえた参考値であって,同じ広さ・築年数・設備の部屋を4駅で一対一に比較した値ではない。
駅ごとの物件構成の差を含み,成約家賃,最安家賃,短期契約の家賃又は修習生が実際に負担する家賃を示すものでもない。
掲載時点の個別物件の募集条件と,契約する時点の条件は別に確認する必要がある。

2 表示相場の差は交通費・初期費用と合わせて使う

この表示値の1Kで飯田橋と和光市を比べると,差は月7万300円である。
仮にこの差が8か月続くと置けば,家賃部分の差は56万2400円となる。
これは差額の計算例であり,実際の契約期間,特定の期の支出又はその金額で契約できることを示していない。

実際の候補物件を選ぶ段階では,共益費,定期券・バス代,敷金・礼金,仲介・保証関係費用,家具・家電,解約予告及び短期解約違約金を加える。
家賃の低い物件でも,長い通勤や生活上の支障が生じる場合は,支出額だけで候補を決めないことが大切である。

第4 4駅からの通勤経路を比較する

1 桜田門・九段下・和光市への経路

次の表は,公式路線案内を基に経路を組み立てた比較案である。
平日朝の列車・バスの時刻を指定した所要時間の測定値ではなく,乗る列車の行き先,乗換え時間,駅出口と徒歩を確認するための出発点となる。
有楽町線と副都心線の両方を利用できる駅では,桜田門・飯田橋へ向かう列車かを確かめる必要がある。

候補駅霞が関・九段への比較案和光市の研修所への比較案
飯田橋裁判所へは有楽町線で桜田門へ。九段へは東西線で九段下又は竹橋へ有楽町線で和光市へ向かい,バスと徒歩を加える
東池袋裁判所へは有楽町線で桜田門へ。九段へは飯田橋で東西線へ乗換え有楽町線で和光市へ向かい,バスと徒歩を加える
地下鉄成増有楽町線で桜田門へ向かう案と,飯田橋で東西線へ乗り換える案を作る有楽町線で和光市へ向かい,バスと徒歩を加える
和光市有楽町線で桜田門へ向かう案と,飯田橋で東西線へ乗り換える案を作る和光市駅までの徒歩と,バス・下車後の徒歩を確認する

4駅は,都心の修習先への移動と和光市への移動を,同じ有楽町線上で比較するための候補である。
飯田橋は九段庁舎へ向かう東西線を直接利用でき,和光市は研修所への経路で都心からの鉄道移動を要しない。
いずれも住居の所在地と指定された修習先によって負担は変わり,表だけで総通勤時間や快適さを順位付けすることはできない。

2 中目黒と弁護修習先は個別に経路を作る

中目黒庁舎へ行く日がある場合は,中目黒駅又は恵比寿駅を到着駅とする経路を別に作り,公式案内の徒歩時間を加える。
どの庁舎へ何日通うかが分からない段階で,霞が関へ毎日通うという前提の平均時間を使うべきではない。

弁護修習先は事務所ごとに所在地が異なる。
事務所への通常の通勤のほか,指導を受ける際に指定される集合場所があればそれも確認する。
同じ到着時刻を条件として,住居から入口までの時間,乗換え回数,月額交通費及び遅延時の代替経路を記録すると比較しやすい。

第5 給付金と賃貸契約を通算して考える

1 住居給付金は家賃全額の補助ではない

最高裁判所の修習給付金の案内によれば,基本給付金は給付期間ごとに13万5000円,住居給付金は給付期間ごとに3万5000円である。
住居給付金には,自ら居住する住宅を借り受け,家賃を支払い,所定の届出を行うという要件がある。
家賃全額が補助される制度ではなく,給付期間によっては日割り計算となる。

導入修習・集合修習のために住所又は居所を移して研修所の寮,自宅等に居住した期間は,住居給付金の扱いが変わる。
実務修習地の賃貸契約を維持するだけで,その間も必ず支給されると考えてはいけない。
当該期の対象期間・申請書類・届出期限は,期別の給付案内で確認する必要がある。

2 住居を維持する案と退去する案を比べる

研修所で過ごす期間の家賃を減らすために退去する案では,解約違約金,次の契約の初期費用,引越し,荷物保管及び戻る際の住居確保を含めて比べる。
維持する案では,留守中の家賃・共益費と研修所での住居費を通算する。
二つの案の計算方法と契約条件の確認は,住まい選びの記事の住居費比較に掲載している。

育児・介護・通院等がある場合は,その予定を継続できる経路と支援条件を先に確認する。
家賃,通勤,研修所での生活及び家族の事情を一緒に比べることが,東京修習の住居選びの基本となる。

第6 よくある質問と関連記事・出典

1 東京修習の住居についてよくある質問

(1) 和光市に住めば東京修習と研修所の両方に通えるか

公式路線案内上は,有楽町線で桜田門へ向かう経路と,飯田橋で東西線に乗り換えて九段へ向かう経路を作ることができる。
ただし,研修所へは和光市駅からさらにバス等で移動するため,両方への負担が小さいかは,候補住居の住所・指定時刻・弁護修習先を含めて判断する必要がある。

(2) 東京修習では飯田橋が一番便利か

飯田橋は有楽町線と東西線を利用できる比較候補であるが,全員に最も便利とはいえない。
本記事で確認した家賃相場は4駅の中で高く,弁護修習先・中目黒庁舎・家庭事情によっても適した経路は変わる。
実際の候補物件の支出と各行き先への所要時間を比較して決めるべきである。

2 関連記事

①東京修習の情報―日程・配属人数・修習先・住居と生活
②首都圏の司法修習地の比較
③司法修習の住まい選び
④司法修習生の住居給付金
⑤司法修習生の移転給付金

3 出典と資料の範囲

①東京地方裁判所「管内の裁判所の所在地」,東京地方検察庁「東京地方検察庁九段庁舎(総務部司法修習課,交通部,特別捜査部)」,最高裁判所「司法研修所について」の所在地・交通案内。
②東京メトロ「有楽町線」「東西線」の路線・乗換え案内。
③LIFULL HOME’Sの飯田橋,東池袋,地下鉄成増及び和光市の駅別家賃相場表。
④最高裁判所「司法修習の概要」「司法修習生の修習給付金について」。

確認日は令和8年10月13日である。
庁舎所在地と制度の概要は公式案内によるものであり,家賃は提供元の表示値,経路は路線案内に基づく比較案である。
当該期の個別の修習場所,集合時刻,入寮の可否,候補物件の募集条件及び玄関から入口までの実測時間は,これらの資料だけでは確定しない。