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司法試験の合格率を法科大学院別に比較―ランキング・在学中受験・修了者の違い(AI作成)

第1 令和7年の法科大学院別最終合格率

令和7年司法試験の大学院別の最終合格率は,京都大学法科大学院が58.45%(受験者219人,合格者128人)で最も高い。
合格者数が最も多いのは早稲田大学法科大学院の150人であり,合格率の順位と合格者数の順位は異なる。

大学院別の数字を比べるときは,学校名だけでなく,試験年度,受験資格,既修・未修の区分及び元の人数をそろえる必要がある。
本記事では,法務省の令和7年の集計を文部科学省が公開した資料により,学校別の最終結果,修了者・在学中の内訳,既修・未修別の実績及び令和5年から令和7年までの推移を示す。
確認日は令和8年10月31日であり,令和8年司法試験の最終結果は本記事の集計に含めていない。

1 比較表の対象と計算方法

合格率は「最終合格者数÷受験者数×100」で計算した単年度の割合である。
受験者数には途中欠席者を含み,出願者数や短答式試験で必要な成績を得た者の数を分母にはしていない。

原表に記載された44校を掲載した。
そのうち受験者がいる学校は43校,最終合格者がいる学校は36校であり,この44校は現在の入学者募集実施校の一覧を意味しない。
合格者ゼロの学校も省略せず,受験者ゼロの学校の合格率は「―」とした。

順位は本表の最終合格率によるもので,公表値が同じ学校は同順位とし,次の順位はその校数分を飛ばす。
学校名を探す場合は,ブラウザーのページ内検索で「明治大」のように大学の略称を入力されたい。

順位法科大学院受験者数最終合格者数合格率
1京都大法科大学院21912858.45%
2愛知大法科大学院9555.56%
3慶應義塾大法科大学院23611850.00%
3東京大法科大学院23211650.00%
5一橋大法科大学院1286147.66%
6早稲田大法科大学院32515046.15%
7東北大法科大学院1134943.36%
8神戸大法科大学院1365641.18%
9中央大法科大学院1907740.53%
10関西学院大法科大学院481735.42%
11北海道大法科大学院742635.14%
12同志社大法科大学院1204033.33%
13九州大法科大学院842630.95%
14千葉大法科大学院541629.63%
15大阪大法科大学院1684828.57%
15名古屋大法科大学院1123228.57%
17専修大法科大学院27725.93%
18広島大法科大学院37924.32%
19金沢大法科大学院22522.73%
20福岡大法科大学院31722.58%
21日本大法科大学院1042120.19%
22岡山大法科大学院46919.57%
22上智大法科大学院46919.57%
22東京都立大法科大学院921819.57%
25明治大法科大学院1112118.92%
26筑波大法科大学院681217.65%
27関西大法科大学院641117.19%
28学習院大法科大学院42716.67%
29立命館大法科大学院1402215.71%
30創価大法科大学院39615.38%
31甲南大法科大学院16212.50%
31琉球大法科大学院32412.50%
33大阪公立大法科大学院53611.32%
34南山大法科大学院19210.53%
34法政大法科大学院76810.53%
36駒澤大法科大学院3026.67%
37近畿大法科大学院400.00%
37成蹊大法科大学院100.00%
37西南学院大法科大学院200.00%
37桐蔭横浜大法科大学院300.00%
37北海学園大法科大学院300.00%
37横浜国立大法科大学院600.00%
37立教大法科大学院300.00%
―京都産業大法科大学院00―

出典:令和7年司法試験法科大学院等別合格者数等(合格率順)・文部科学省掲載の資料1-4。

2 合格者数が多い学校との違い

合格率が高いことと,多くの合格者を出していることは,別の特徴である。
令和7年は,早稲田大学150人,京都大学128人,慶應義塾大学118人,東京大学116人の順に合格者数が多い。
合格者数を確認する場合も,受験者数と合格率を併記して比べるのがよい。

出典:令和7年司法試験法科大学院等別合格者数等(合格者数順)・資料1-3。

第2 在学中受験と修了者を分けて比較する

法科大学院全体では,修了者は受験者2013人,合格者441人で21.91%,在学中受験資格者は受験者1352人,合格者712人で52.66%である。
両者を合わせた大学院全体は,受験者3365人,合格者1153人で34.26%となる。

在学中と修了者の数字は,受験資格が異なる集団の比較である。
この差だけでは,在学中に受験することによる教育効果や,同じ人が修了後に受験した場合の合格確率は分からない。

次の表の各欄は「合格者数/受験者数(合格率)」である。
「―」は受験者がゼロであることを示し,受験者がいて合格者がゼロの場合の0.00%と区別した。

法科大学院修了者:合格者/受験者(率)在学中:合格者/受験者(率)
京都大法科大学院30/93(32.26%)98/126(77.78%)
愛知大法科大学院4/8(50.00%)1/1(100.00%)
慶應義塾大法科大学院23/85(27.06%)95/151(62.91%)
東京大法科大学院37/119(31.09%)79/113(69.91%)
一橋大法科大学院20/57(35.09%)41/71(57.75%)
早稲田大法科大学院56/160(35.00%)94/165(56.97%)
東北大法科大学院25/84(29.76%)24/29(82.76%)
神戸大法科大学院21/70(30.00%)35/66(53.03%)
中央大法科大学院18/93(19.35%)59/97(60.82%)
関西学院大法科大学院15/45(33.33%)2/3(66.67%)
北海道大法科大学院15/39(38.46%)11/35(31.43%)
同志社大法科大学院17/67(25.37%)23/53(43.40%)
九州大法科大学院13/59(22.03%)13/25(52.00%)
千葉大法科大学院10/46(21.74%)6/8(75.00%)
大阪大法科大学院15/98(15.31%)33/70(47.14%)
名古屋大法科大学院12/64(18.75%)20/48(41.67%)
専修大法科大学院6/21(28.57%)1/6(16.67%)
広島大法科大学院6/28(21.43%)3/9(33.33%)
金沢大法科大学院4/17(23.53%)1/5(20.00%)
福岡大法科大学院5/27(18.52%)2/4(50.00%)
日本大法科大学院14/79(17.72%)7/25(28.00%)
岡山大法科大学院2/22(9.09%)7/24(29.17%)
上智大法科大学院2/30(6.67%)7/16(43.75%)
東京都立大法科大学院10/67(14.93%)8/25(32.00%)
明治大法科大学院15/79(18.99%)6/32(18.75%)
筑波大法科大学院4/56(7.14%)8/12(66.67%)
関西大法科大学院8/55(14.55%)3/9(33.33%)
学習院大法科大学院2/33(6.06%)5/9(55.56%)
立命館大法科大学院11/93(11.83%)11/47(23.40%)
創価大法科大学院1/23(4.35%)5/16(31.25%)
甲南大法科大学院2/16(12.50%)―(受験者0人)
琉球大法科大学院3/27(11.11%)1/5(20.00%)
大阪公立大法科大学院5/24(20.83%)1/29(3.45%)
南山大法科大学院2/17(11.76%)0/2(0.00%)
法政大法科大学院6/63(9.52%)2/13(15.38%)
駒澤大法科大学院2/27(7.41%)0/3(0.00%)
近畿大法科大学院0/4(0.00%)―(受験者0人)
成蹊大法科大学院0/1(0.00%)―(受験者0人)
西南学院大法科大学院0/2(0.00%)―(受験者0人)
桐蔭横浜大法科大学院0/3(0.00%)―(受験者0人)
北海学園大法科大学院0/3(0.00%)―(受験者0人)
横浜国立大法科大学院0/6(0.00%)―(受験者0人)
立教大法科大学院0/3(0.00%)―(受験者0人)
京都産業大法科大学院―(受験者0人)―(受験者0人)

出典:前掲資料1-4の修了者・在学中の各欄。

第3 既修者・未修者の実績を見る

1 学校全体の率を自分の区分へ読み替えない

未修者として進学する場合,学校全体の合格率に加え,未修者の受験者数と合格者数を確かめる必要がある。
既修者・未修者という区分と,在学中・修了者という区分を分けて読むと,どの集団の結果を比較しているかが分かる。

令和7年の未修者は,修了資格で受験した者が111人/783人で14.18%,在学中受験資格者が76人/268人で28.36%である。
この二つは,特定の修了年度の修了者を修了後も追った累積合格率ではない。
文部科学省の累積合格率資料1-9には,各年の司法試験実施時の募集停止・廃止校を除くとの注記があり,本記事が扱う令和7年の全校の単年集計とは区別して読む必要がある。
同資料3頁の参考値である令和7年司法試験の在学中受験資格に基づく未修者の合格率は29.5%で,上記の28.36%と一致しないが,差の理由は両資料の数値だけからは確定できない。

2 大学院別の既修・未修の比較表

各欄は「合格者数/受験者数(合格率)」であり,割合は原表の人数から計算して小数第3位を四捨五入した。
学校全体の順位表と同じ順に並べたが,この表自体を未修者教育の優劣の順位として扱うものではない。
既修・未修別原表に学校行のない京都産業大学は「原表に行なし」とし,人数を推測して補っていない。

法科大学院修了・既修修了・未修在学中・既修在学中・未修
京都大法科大学院26/51(50.98%)4/42(9.52%)89/101(88.12%)9/25(36.00%)
愛知大法科大学院2/2(100.00%)2/6(33.33%)―(受験者0人)1/1(100.00%)
慶應義塾大法科大学院19/56(33.93%)4/29(13.79%)89/135(65.93%)6/16(37.50%)
東京大法科大学院17/35(48.57%)20/84(23.81%)68/79(86.08%)11/34(32.35%)
一橋大法科大学院13/36(36.11%)7/21(33.33%)40/59(67.80%)1/12(8.33%)
早稲田大法科大学院46/114(40.35%)10/46(21.74%)86/146(58.90%)8/19(42.11%)
東北大法科大学院22/65(33.85%)3/19(15.79%)21/22(95.45%)3/7(42.86%)
神戸大法科大学院16/48(33.33%)5/22(22.73%)34/60(56.67%)1/6(16.67%)
中央大法科大学院15/80(18.75%)3/13(23.08%)54/83(65.06%)5/14(35.71%)
関西学院大法科大学院7/22(31.82%)8/23(34.78%)2/3(66.67%)―(受験者0人)
北海道大法科大学院11/18(61.11%)4/21(19.05%)9/25(36.00%)2/10(20.00%)
同志社大法科大学院14/57(24.56%)3/10(30.00%)23/48(47.92%)0/5(0.00%)
九州大法科大学院9/29(31.03%)4/30(13.33%)12/22(54.55%)1/3(33.33%)
千葉大法科大学院9/28(32.14%)1/18(5.56%)4/6(66.67%)2/2(100.00%)
大阪大法科大学院13/63(20.63%)2/35(5.71%)28/53(52.83%)5/17(29.41%)
名古屋大法科大学院12/42(28.57%)0/22(0.00%)17/40(42.50%)3/8(37.50%)
専修大法科大学院3/9(33.33%)3/12(25.00%)1/2(50.00%)0/4(0.00%)
広島大法科大学院5/14(35.71%)1/14(7.14%)2/5(40.00%)1/4(25.00%)
金沢大法科大学院4/9(44.44%)0/8(0.00%)1/3(33.33%)0/2(0.00%)
福岡大法科大学院0/1(0.00%)5/26(19.23%)0/1(0.00%)2/3(66.67%)
日本大法科大学院10/56(17.86%)4/23(17.39%)6/18(33.33%)1/7(14.29%)
岡山大法科大学院1/5(20.00%)1/17(5.88%)4/12(33.33%)3/12(25.00%)
上智大法科大学院1/16(6.25%)1/14(7.14%)5/8(62.50%)2/8(25.00%)
東京都立大法科大学院10/64(15.63%)0/3(0.00%)7/22(31.82%)1/3(33.33%)
明治大法科大学院12/57(21.05%)3/22(13.64%)5/29(17.24%)1/3(33.33%)
筑波大法科大学院2/11(18.18%)2/45(4.44%)7/9(77.78%)1/3(33.33%)
関西大法科大学院5/40(12.50%)3/15(20.00%)2/5(40.00%)1/4(25.00%)
学習院大法科大学院2/25(8.00%)0/8(0.00%)4/6(66.67%)1/3(33.33%)
立命館大法科大学院11/79(13.92%)0/14(0.00%)10/40(25.00%)1/7(14.29%)
創価大法科大学院1/11(9.09%)0/12(0.00%)4/11(36.36%)1/5(20.00%)
甲南大法科大学院1/6(16.67%)1/10(10.00%)―(受験者0人)―(受験者0人)
琉球大法科大学院2/5(40.00%)1/22(4.55%)0/2(0.00%)1/3(33.33%)
大阪公立大法科大学院3/12(25.00%)2/12(16.67%)1/17(5.88%)0/12(0.00%)
南山大法科大学院0/7(0.00%)2/10(20.00%)0/2(0.00%)―(受験者0人)
法政大法科大学院6/48(12.50%)0/15(0.00%)1/10(10.00%)1/3(33.33%)
駒澤大法科大学院0/8(0.00%)2/19(10.53%)―(受験者0人)0/3(0.00%)
近畿大法科大学院―(受験者0人)0/4(0.00%)―(受験者0人)―(受験者0人)
成蹊大法科大学院―(受験者0人)0/1(0.00%)―(受験者0人)―(受験者0人)
西南学院大法科大学院―(受験者0人)0/2(0.00%)―(受験者0人)―(受験者0人)
桐蔭横浜大法科大学院―(受験者0人)0/3(0.00%)―(受験者0人)―(受験者0人)
北海学園大法科大学院0/1(0.00%)0/2(0.00%)―(受験者0人)―(受験者0人)
横浜国立大法科大学院―(受験者0人)0/6(0.00%)―(受験者0人)―(受験者0人)
立教大法科大学院―(受験者0人)0/3(0.00%)―(受験者0人)―(受験者0人)
京都産業大法科大学院原表に行なし原表に行なし原表に行なし原表に行なし

出典:令和7年司法試験の採点結果のPDF18頁「令和7年司法試験法科大学院別人員調(既修・未修別)」。

未修者の修了状況や,修了年度別の累積合格率の読み方は,法学未修者の司法試験合格率と未修者教育で説明している。

第4 大学院別合格率の直近3年の推移

令和5年から令和7年までについて,修了者と在学中受験資格者を合わせた,各年の最終合格者数と受験者数を示す。
各欄は「合格者数/受験者数(合格率)」である。
令和7年の原表に掲載された44校を基準に並べており,過去の原表にしかない学校を含む歴史的な全校一覧ではない。

この3年の表は各年の受験者集団を比較するもので,同じ学生の成績を追跡したものではない。
単年の順位の上下だけで,教育内容の改善や低下を断定することはできない。

法科大学院令和5年令和6年令和7年
京都大法科大学院188/275(68.36%)107/217(49.31%)128/219(58.45%)
愛知大法科大学院2/6(33.33%)5/9(55.56%)5/9(55.56%)
慶應義塾大法科大学院186/310(60.00%)146/246(59.35%)118/236(50.00%)
東京大法科大学院186/315(59.05%)121/255(47.45%)116/232(50.00%)
一橋大法科大学院121/180(67.22%)60/123(48.78%)61/128(47.66%)
早稲田大法科大学院174/389(44.73%)139/330(42.12%)150/325(46.15%)
東北大法科大学院25/82(30.49%)21/95(22.11%)49/113(43.36%)
神戸大法科大学院71/146(48.63%)51/136(37.50%)56/136(41.18%)
中央大法科大学院90/229(39.30%)83/181(45.86%)77/190(40.53%)
関西学院大法科大学院5/31(16.13%)10/41(24.39%)17/48(35.42%)
北海道大法科大学院28/74(37.84%)17/65(26.15%)26/74(35.14%)
同志社大法科大学院29/87(33.33%)41/111(36.94%)40/120(33.33%)
九州大法科大学院22/94(23.40%)37/107(34.58%)26/84(30.95%)
千葉大法科大学院13/63(20.63%)11/52(21.15%)16/54(29.63%)
大阪大法科大学院78/182(42.86%)72/177(40.68%)48/168(28.57%)
名古屋大法科大学院42/89(47.19%)32/103(31.07%)32/112(28.57%)
専修大法科大学院10/35(28.57%)9/33(27.27%)7/27(25.93%)
広島大法科大学院5/22(22.73%)9/34(26.47%)9/37(24.32%)
金沢大法科大学院3/13(23.08%)4/16(25.00%)5/22(22.73%)
福岡大法科大学院2/21(9.52%)4/23(17.39%)7/31(22.58%)
日本大法科大学院12/86(13.95%)19/100(19.00%)21/104(20.19%)
岡山大法科大学院12/33(36.36%)5/25(20.00%)9/46(19.57%)
上智大法科大学院11/48(22.92%)12/44(27.27%)9/46(19.57%)
東京都立大法科大学院11/75(14.67%)10/92(10.87%)18/92(19.57%)
明治大法科大学院29/106(27.36%)25/115(21.74%)21/111(18.92%)
筑波大法科大学院17/51(33.33%)14/60(23.33%)12/68(17.65%)
関西大法科大学院7/55(12.73%)15/70(21.43%)11/64(17.19%)
学習院大法科大学院8/43(18.60%)4/36(11.11%)7/42(16.67%)
立命館大法科大学院20/110(18.18%)29/132(21.97%)22/140(15.71%)
創価大法科大学院12/37(32.43%)6/34(17.65%)6/39(15.38%)
甲南大法科大学院0/22(0.00%)1/18(5.56%)2/16(12.50%)
琉球大法科大学院3/34(8.82%)5/29(17.24%)4/32(12.50%)
大阪公立大法科大学院6/31(19.35%)9/36(25.00%)6/53(11.32%)
南山大法科大学院3/19(15.79%)5/18(27.78%)2/19(10.53%)
法政大法科大学院15/60(25.00%)7/58(12.07%)8/76(10.53%)
駒澤大法科大学院2/27(7.41%)2/32(6.25%)2/30(6.67%)
近畿大法科大学院1/7(14.29%)1/5(20.00%)0/4(0.00%)
成蹊大法科大学院1/3(33.33%)0/1(0.00%)0/1(0.00%)
西南学院大法科大学院1/6(16.67%)0/5(0.00%)0/2(0.00%)
桐蔭横浜大法科大学院2/13(15.38%)1/8(12.50%)0/3(0.00%)
北海学園大法科大学院0/3(0.00%)0/2(0.00%)0/3(0.00%)
横浜国立大法科大学院0/18(0.00%)2/13(15.38%)0/6(0.00%)
立教大法科大学院1/15(6.67%)0/8(0.00%)0/3(0.00%)
京都産業大法科大学院0/1(0.00%)―(受験者0人)―(受験者0人)

出典:令和5年・資料2-4,令和6年・資料1-4,前掲令和7年・資料1-4。
全国全体の年度別の受験者数・合格者数は,司法試験の合格率・合格者数の推移を参照されたい。

第5 数字を進学先の判断に使うときの注意点

1 少人数校では人数を先に確認する

令和7年の愛知大学は5人/9人で55.56%であり,在学中受験資格の欄は1人/1人で100.00%である。
この実績は原表どおりに示す一方,1人/1人の100%を,大人数の学校と同じ安定性を持つ割合として読むことはできない。

割合の計算例として,受験者9人のまま合格者が1人増減すると,合格率は約11.11ポイント動く。
これは人数規模の影響を示す計算例であり,翌年の合格者数や合格率の予測ではない。

2 単年度の合格率と累積合格率を混ぜない

本記事の単年度合格率は,その年の司法試験の受験者数(途中欠席者を含む。)を分母とする。
累積合格率を見るときは,どの修了年度などの集団を,何年目まで観察し,どの人数を分母とした資料かを別に確認する必要がある。

異なる対象・期間の割合を一つの順位表に混ぜたり,学校の修了率と異なる年度の司法試験合格率を掛け合わせて,入学者全員の合格確率を求めたものと説明したりしてはいけない。
志望校の実績は,修了までの状況と,司法試験の受験・合格の状況を分けて確認するのがよい。

3 学校の選び方と制度の説明

入試,学修支援,費用,通学等も含めた比較方法は,法科大学院の選び方に整理している。
制度や既修・未修の基本的な違いから確認したい場合は,法科大学院とはを参照されたい。

第6 よくある質問

1 司法試験の合格率が最も高い法科大学院はどこですか

令和7年の最終合格率で比べると,京都大学法科大学院の58.45%である。
受験者219人に対し合格者128人という,修了者と在学中受験資格者を合わせた割合であり,別の年度・受験資格に限定した順位とは区別する。

2 合格者数が最も多い法科大学院はどこですか

令和7年は早稲田大学法科大学院の150人である。
同校の受験者は325人,合格率は46.15%であり,合格率が最も高い学校と合格者数が最も多い学校は一致しない。

3 在学中受験の合格率が高い学校を選べば有利ですか

在学中受験資格者の率は比較材料になるが,その学校の入学者全員の合格確率を示すものではない。
対象人数,既修・未修の構成や,進級・修了までの条件も確認し,率だけで自分の合格可能性を判断しないことが大切である。

4 未修者は大学院全体の合格率で学校を選んでよいですか

学校全体の率だけで決めず,第3の既修・未修別表で,未修者の人数と割合を確認するのがよい。
その上で,志望校の未修者に対する学修支援や修了状況も併せて確認されたい。

5 単年度と累積の合格率はどちらを見ればよいですか

両方に役割があり,分母と観察期間を確認して別の指標として読む必要がある。
同じ年度の受験結果を知るには単年度の率,特定の修了年度などの集団のその後を知るには,対象と追跡期間が明示された累積の率を確認する。

6 明治大学法科大学院の合格率は何%ですか

令和7年の最終合格率は18.92%であり,受験者111人,合格者21人である。
修了者は15人/79人で18.99%,在学中受験資格者は6人/32人で18.75%である。
未修者としての比較や過去との比較は,第3・第4の表を参照されたい。

第7 出典と集計の範囲

1 集計の範囲

大学院別の人数・公表合格率は,法務省の集計を掲載した文部科学省の各PDFによる。
令和7年の学校全体・修了者・在学中の割合は資料1-4の公表値であり,既修・未修別の割合は採点結果の人数から計算した。
これらは同じ公式集計に基づく資料であり,別々の独立した統計調査ではない。

表の「―」は受験者がいない区分の割合であり,0%とは異なる。
表に記載された学校名を,現在募集している大学院や次年度の進学先候補の一覧と読み替えず,出願条件は各大学院の最新の募集要項で確認されたい。

2 出典

① 令和7年司法試験法科大学院等別合格者数等(合格率順)・資料1-4(文部科学省掲載)
② 令和7年司法試験法科大学院等別合格者数等(合格者数順)・資料1-3(文部科学省掲載)
③ 令和7年司法試験の採点結果(文部科学省掲載,PDF18頁)
④ 令和6年・資料1-4(文部科学省掲載)
⑤ 令和5年・資料2-4(文部科学省掲載)
⑥ 法科大学院修了者の司法試験累積合格率の推移・資料1-9(文部科学省掲載)