第1 松田純一日弁連会長はどのような弁護士か
松田純一(まつだ・じゅんいち)は,東京弁護士会に所属する弁護士で,2026年度・2027年度の日本弁護士連合会(日弁連)会長である。
慶應義塾大学法学部法律学科を1984年に卒業し,1993年に弁護士登録をした司法修習第45期の弁護士である。
以下は,2026年10月16日現在の日弁連公式プロフィール及び所属事務所の公表経歴に基づく。
2026年の会長選挙における候補者としての政策と,就任後の会長としての職務を区別して整理する。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名・読み | 松田純一(まつだ・じゅんいち) |
| 所属弁護士会 | 東京弁護士会 |
| 大学・学部 | 慶應義塾大学法学部法律学科 |
| 弁護士登録・修習期 | 1993年・司法修習第45期 |
| 会長の通常任期 | 2026年4月1日から2028年3月31日までの2年間 |
| 所属事務所 | 松田綜合法律事務所(所長弁護士) |
出典:日弁連・会長からのご挨拶とプロフィール(https://www.nichibenren.or.jp/jfba_info/organization/message/),松田綜合法律事務所・松田純一弁護士紹介(https://jmatsuda-law.com/members/junichi-matsuda/),日弁連会則第62条(https://www.nichibenren.or.jp/library/pdf/jfba_info/rules/kaisoku/kaisoku_no_1.pdf)。
第2 松田純一の学歴と弁護士登録
1 出身大学は慶應義塾大学法学部
日弁連公式プロフィールに記載されている大学は,慶應義塾大学法学部法律学科であり,卒業年は1984年である。
所属事務所の経歴では同年3月卒業とされ,民事訴訟法の伊東乾教授が指導教授として記載されている。
2 司法修習は第45期,登録は1993年
修習期は司法修習第45期である。
所属事務所の経歴では1993年4月に東京弁護士会登録とされており,大学卒業年と弁護士登録年は異なる。
同事務所の公表経歴には,1996年のオランダ・ライデン大学での研修及びカリフォルニア大学バークレー校での1年間の客員研究員歴も掲載されている。
これらは大学卒業後の研修・研究歴である。
第3 東京弁護士会会長から日弁連会長までの主な経歴
| 年・年度 | 主な経歴 |
|---|---|
| 1984年 | 慶應義塾大学法学部法律学科卒業 |
| 1993年 | 東京弁護士会に弁護士登録(司法修習第45期) |
| 2002年 | 松田純一法律事務所を開設。2004年に松田綜合法律事務所へ名称変更 |
| 2012年・2013年 | 司法試験考査委員(行政法) |
| 2014年 | 東京弁護士会副会長 |
| 2023年度 | 東京弁護士会会長,日本弁護士連合会副会長 |
| 2026年度・2027年度 | 日本弁護士連合会会長 |
日弁連の公式プロフィールには,若手法曹・若手弁護士の支援や,国選弁護,再審法改正,選択的夫婦別姓制度等に関する委員会・本部での履歴も掲載されている。
東京弁護士会の役職と,全国組織である日弁連の役職は別であり,2023年度は東京弁護士会会長と日弁連副会長を務めた後,2026年度に日弁連会長へ就任したという順序になる。
経歴の出典:所属事務所の公表経歴(https://jmatsuda-law.com/members/junichi-matsuda/),日弁連公式プロフィール(https://www.nichibenren.or.jp/jfba_info/organization/message/)。
第4 日弁連会長にいつ就任し,任期はいつまでか
松田純一の会長就任日は2026年4月1日であり,通常の2年任期の終期は2028年3月31日である。
日弁連会則第62条は会長の任期を2年,始期を選任年の4月1日と定めており,日弁連の就任挨拶にも2026年4月1日から会長を務める旨が記載されている。
2026年2月6日に行われた会長選挙について,日弁連は同月18日の選挙管理委員会で開票結果を確定し,松田純一を当選者と決定した。
投開票日,当選決定日及び会長就任日はそれぞれ異なる。
出典:日弁連・2026年会長選挙の開票結果(https://www.nichibenren.or.jp/news/year/2026/260218.html),2026年4月1日の会長挨拶(https://www.nichibenren.or.jp/jfba_info/organization/message/all/260401.html),会則第62条(https://www.nichibenren.or.jp/library/pdf/jfba_info/rules/kaisoku/kaisoku_no_1.pdf)。
第5 就任挨拶で述べた課題と選挙公約の読み分け
2026年4月1日の就任挨拶で,松田会長は山形県新庄市出身であることに触れ,地域による司法サービスの格差,多文化共生,海外で活動する企業・日本人への法的支援,再審法改正などを課題として挙げている。
これは就任時に表明した方針であり,その記載だけで各課題の実現や成果が確認できるわけではない。
選挙時に矢吹公敏候補と何を競ったかは,2026年会長選挙の候補者比較及び選挙公報の比較で扱っている。
本記事の経歴年表と,これらの記事による選挙当時の政策分析は,目的と資料の時点が異なる。
第6 会長の制度・歴代会長を調べる場合
日弁連会長の職務,選び方,任期及び報酬は,日弁連の会長・副会長に関する記事に整理している。
前任者を含む一覧は,日弁連の歴代会長及び事務総長,投票数等は過去の日弁連会長選挙の結果を参照されたい。