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最高裁判所第一小法廷の裁判官一覧-着任順・任命日・定年・国民審査(AIリライト)

第1 この記事の対象と「着任順」

1 調査基準日と現在の構成

本記事は,令和8年8月29日現在の最高裁判所第一小法廷の裁判官について,着任順,就任日,任命に関する閣議書,定年退官発令予定日及び国民審査の有無を整理するものである。
最高裁判所の裁判部門には,15人全員で構成される大法廷と,5人ずつで構成される三つの小法廷がある。
裁判所ウェブサイトの現員名簿によれば,第一小法廷には,安浪亮介堺徹宮川美津子中村愼及び阿多博文の5判事が所属している。

2 「着任順」の意味と定年予定日の計算

本記事の「着任順」は,各判事が最高裁判所判事に任命された日の順を意味し,第一小法廷への配属日順を意味するものではない。
任命日は各判事の裁判所公式略歴で確認し,任命を決定した閣議の日は各任命閣議書で確認した。

裁判所法50条は,最高裁判所の裁判官の定年を70歳と定める。
年齢計算ニ関スル法律及び民法143条2項によれば,年齢は出生の日から起算されるため,本記事では70歳の誕生日の前日を定年予定日として表示する。

3 本記事が扱わない論点

最高裁判事の選任手続及び裁判官の独立をめぐる議論は,現員名簿とは別の重要な論点である。
井戸謙一「司法の可能性と限界と―司法に役割を果たさせるために―」(法と民主主義544号20頁)は,日弁連推薦枠と最高裁判事の選任手続を論じている。
もっとも,本記事は,その評価には立ち入らず,公開資料で確認できる現員,任命日,定年予定日及び国民審査結果の整理に対象を限定する。

第2 第一小法廷の裁判官一覧

各裁判官名から本ブログの経歴記事へ,「裁判所略歴」から裁判所の公式紹介ページへ移動できる。
任命前の主な経歴は,最高裁判所判事に任命される前の経歴のうち,出身分野を把握しやすいものを記載した。

着任順裁判官最高裁判事任命日任命決定の閣議日任命前の主な経歴定年予定日
安浪亮介裁判所略歴令和3年7月16日令和3年6月4日裁判官(35期),大阪高裁長官令和9年4月18日
堺徹裁判所略歴令和3年9月3日令和3年7月30日検察官(36期),東京高検検事長令和10年7月16日
宮川美津子裁判所略歴令和5年11月6日令和5年10月6日弁護士(38期),TMI総合法律事務所パートナー令和12年2月12日
中村愼裁判所略歴令和6年9月11日令和6年7月9日裁判官(40期),東京高裁長官令和13年9月11日
阿多博文裁判所略歴令和8年2月2日令和7年12月23日弁護士(42期・大阪弁護士会),同志社大学法科大学院客員教授令和12年5月13日

任命決定の閣議日と実際の任命日は同じ日とは限らない。
とりわけ,阿多博文判事については,令和7年12月23日に任命が閣議決定され,令和8年2月2日に最高裁判所判事へ任命されたのであり,任命年を令和7年とするのは誤りである。

第3 第一小法廷の裁判官の国民審査状況

1 国民審査を受けた裁判官

安浪亮介及び堺徹は第25回,宮川美津子及び中村愼は第26回の国民審査を受けている。
各裁判官の投票結果,罷免可率その他の詳細は,最高裁判所裁判官国民審査を参照されたい。

2 阿多博文の審査時期

阿多博文は,第27回国民審査の公示後に任命されたため,同審査の対象には含まれず,令和8年8月29日現在,国民審査を受けていない。
同判事は,その任命後に初めて公示される衆議院議員総選挙の際に国民審査を受ける。

第4 任命資料及び関連記事

1 任命閣議書

2 関連記事

第5 出典・参考資料

1 法令

2 裁判所の公式資料

3 公文書・国会資料

4 文献

  • 井戸謙一「司法の可能性と限界と―司法に役割を果たさせるために―」法と民主主義544号(2019年12月)18頁~21頁,特に20頁