司法修習

76期司法修習の終了者名簿

76期司法修習の終了者名簿(事実上,75期二回試験の合格者名簿と同じです。)として,令和6年1月15日付の官報号外第9号の「司法修習生の修習を終えた者」(「官庁報告」の「法務」に載っているもの。)を,以下のとおり貼り付けています。

司法修習生の修習を終えた者
 次の者は、令和5年12月13日をもって裁判所法第67条第1項による司法修習生の修習を終えた。
 令和6年1月 15 日     最高裁判所
   相川 大河  愛甲 隼大  青木  学
   青木悠一郎  青木 悠夏  青山 晃大
   青山 智京  赤木 駿太  赤木 優飛
   赤澤 夏樹  赤星 翔音  赤堀 秀樹
   赤間 勝太  秋田 智行  秋元 一輝
   秋山  馨  秋山  栞  秋山 慎悟
   阿久津 潤  阿久津 航  朝岡駿太朗
   淺木 信也  浅沼笑理子  浅沼 有璃
   朝日奈大成  鯵坂  衛  芦田 晴香
   麻生 雄太  足立 康敏  新  聡子
   阿部 京子  阿部 太陽  安部 紘可
   安部 祐希  天野慎太郎  天野 尊仁
   綾  洋斗  新井 悠真  荒川 航輝
   荒木万由子  有水 雄紀  安藤 大貴
   安藤  輔  安藤 奈央  安東 南花
   安中 允彦  安樂 誠真  イ ジェホ
   飯田 浩貴  飯田 祐希  飯田 涼雅
   飯森  蕗  生田 珠恵  井口  葵
   池澤 熙明  池田亜久里  池田 一星
   池田  伸  池田 光隆  池田 美尋
   池本 沙織  池本 亮太  去来川 祥
   石井栄里花  石井 皓大  石井  叡
   石井沙耶香  石井修太朗  石井 南帆
   石井 大貴  石岡 秀伸  石川  純
   石川 淳規  石川 紘幹  石川 義人
   石田 乙彦  石田 怜夢  伊地知一平
   石塚みさと  石戸谷怜旺  石羽 秀典
   石橋 賢昌  石橋 大貴  石橋 昌征
   石原 卓治  石山 直樹  石山 龍鳳
   伊集葉留花  伊豆嶋亮太朗
   和泉 貴夫  泉 堂太郎  泉  尚輝
   和泉 里佳  磯山 敦志  板垣 亮汰
   板楠 和佳  板倉 裕歩  板橋 和樹
   板橋 初音  板谷 圭登  一井 梨緒
   市川  雷  市野 陽己  一瀬 大河
   一戸 皓樹  井出 琢也  伊藤 一聖
   伊藤 公洋  伊藤 剛士  伊藤三四郎
   伊藤 奨馬  伊藤誠一朗  伊藤 大史
   伊藤  輝  伊東 直人  伊藤 直文
   伊藤 菜月  伊藤 美沙  伊藤 義一
   伊藤 吉輝  伊藤  稜  糸瀬 法子
   稲垣 大輔  稲城 孝洋  稲田 駿平
   稲田 珠青  稲葉 健二  稲別 知咲
   井上 勝寛  井上 華菜  井上かれん
   井上 幸一  井上  峻  井上 智喜
   井上 直樹  井上 直也  井上  信
   井上 愛未  井上満里絵  井上みづわ
   井上 亮輔  猪俣 大輝  猪股 佑介
   猪俣  陸  今井日南子  今井 優貴
   今嶌 千晶  今城 直人  今田 史明
   今野 敬文  今村  隼  井村玲央奈
   井門 武蔵  井柳 春菜  入船 僚介
   岩井 利彰  岩崎 翔悟  岩渕 芳人
   岩間 和貴  呉  雨桐  宇井 涼介
   上川 政洋  植木 佑記  上阪凌太郎
   上住 亮裕  上田 慈瑛  上田  舞
   植田 崚太  上野 稔明  上野 友輔
   上野 裕平  上原 稜啓  上原ちひろ
   植原 智明  上原 康生  植松 峻平
   植松茉理乃  植村 莉早  温  可迪
   牛田  宰  氏原 裕美  牛丸瑛理香
   臼井 洸斗  臼井 優美  臼杵 耕治
   臼杵裕佳子  宇田 篤史  内海 悠希
   打越まりん  内田 光一  内田孝太郎
   内田 祥平  内田 知希  内田 勇太
   内村 麗夏  内山  楓  内山 暖太
   内山 隼斗  宇波壮一郎  鵜野  舞
   梅田 弘文  梅田稜太郎  梅津 恵里
   梅原 昂希  梅原 大空  梅村 征司
   梅本 翔太  浦地 智暉  浦野 博登
   浦宗  祐  漆山  穣  上部 大樹
   江口  響  江坂 仁志  榎本 裕史
   榎本  涼  蝦名惣一郎  海老原一輝
   江本 玲香  遠藤 舜大  遠藤 瑞月
   遠藤 恭志  遠藤 龍一  及川 桂蔵
   近江 勇樹  大井 菊香  大井 俊哉
   大石 和輝  大川 亜希  大木 智史
   大北百合香  大久保 直  大熊 朔矢
   大島志津子  大島 考雄  大島 義徳
   太田 博一  太田 紘貴  太田 美礼
   大竹 裕也  大竹 澪海  大谷 拓己
   大谷  雅  大谷 涼央  大地 亮也
   大津 周子  大塚 敬太  大塚 将貴
   大西 貴之  大西 伸明  大西真理彩
   大野 開士  大野 幹太  大野 恭輔
   大野 恭平  大野仁衣奈  大場 勇輝
   大畑 雅明  大林 拓也  近江  創
   大村 政喜  大森 隆平  大山 拓真
   大山 正幸  大山 瑞貴  大類 裕介
   岡  春那  岡  優希  岡 祐里奈
   岡井 勇輝  岡崎 慎吾  岡田佳那美
   岡田 圭太  緒方 彰大  岡野 佑紀
   岡野 能和  岡村 佳昭  岡本 克徳
   岡本 圭吾  岡元 雄奨  小川 輝彦
   小河 雄介  沖  直将  荻野 史菜
   荻野 亮佑  奥田 紗永  小倉 輝洋
   小河 宗茂  尾崎  良  長舩仁安子
   長船  龍  小澤 友美  鴛海  晶
   小島 大樹  小島 優輝  尾関 信洋
   織田 弘佑  小竹 大地  小谷 祐介
   越智 貴大  オドノバンショーン塁
   鬼形  新  小野  葵  小野花菜実
   小野 貴裕  小野 太郎  小野 富雄
   小野 直人  小野 夏海  小野 眞嵩
   小野瀬研次  小畑 直久  小原 久嗣
   尾本 大朗  小山田 圭  貝羽 莉緒
   鏡  幸哲  角田 孝一  角田 怜央
   影山 友康  蔭山 直紀  笠井 康平
   笠柳 大和  梶  卓也  梶谷 和宏
   柏木虎ノ介  梶原 大暉  梶原 尚樹
   梶原 優希  加田 千捺  片岡 賢一
   堅木 啓太  片桐 健太  片桐 龍也
   可知 正考  勝又 行広  葛城 勇輝
   加藤 紗貴  加藤 怜美  加藤  洵
   加藤 壮悟  加藤 史也  加藤 正道
   加藤  円  加藤麻里萌  加藤 百華
   加藤 靖啓  加藤 幸俊  加藤  陸
   加藤  渉  門脇 優介  金井 友樹
   金澤亮太郎  金森 貴水  金子 知樹
   金子 梨都  金田 耕一  蕪城 理子
   鎌上 優海  上堂薗竜馬  神野 美咲
   上村  聡  神山 滉大  亀井 直哉
   亀田孝太郎  亀山 和輝  河合 大輔
   川上 弘達  川上満里奈  川喜田桃子
   川口 香奈  川口 貴典  川口 哲志
   川窪 勇介  川崎 一輝  川崎 陽菜
   川崎 牧子  川崎 眞実  川崎  惠
   川島 龍明  川瀬麻衣子  河田 彗佑
   川田 祐之  川戸ひろか  川畑 光輝
   川村 友大  川村  浩  河本 颯太
   河原林直樹  神崎 敦史  菅野 南美
   菅野 美穂  完山 聖奈  菊地 葵衣
   菊地 啓太  菊池  徹  菊池 淑子
   菊池 帆花  菊地 理沙  菊月 篤秀
   岸  健司  岸 こころ  岸  裕子
   喜田 恭昌  北泉 隆之  北川 明典
   北川 淳一  北口 智章  北田 将大
   北中 桜子  木谷 友哉  北林 太郎
   北村  仁  木津 遼太  橘川 歩未
   吉川  叶  木戸 悠聖  木藤 翔太
   木下智香子  木俣  哲  君島 憲和
   木村 展也  木村 瑠志  桐木 雪奈
   極山ひかり  金城晋太朗  金城 雄真
   九鬼 陽光  久下京太朗  草壁空之佑
   日下部陽一  楠田 竜平  久住 和輝
   楠本 めぐ  工藤 誠一  國井耕太郎
   國津 俊輔  国政 憲明  久野 章二
   久保 昌寛  久保田恵子  久保田景悠
   熊谷  章  汲地 晴菜  久米 孝和
   久米真衣奈  倉林 伸明  栗生 悠佐
   栗田 悠大  栗原 杏珠  栗本 幹大
   黒川 佳純  黒木  秀  黒澤  隼
   黒澤 陸人  桑名 佑生  桑名 祥雅
   桑原菜乃羽  桑原 佑吏  郡司 都文
   戀河内雄斗  小泉 結佳  黄   靖
   纐纈 隆博  合田  愛  幸田  遼
   香西 佑樹  河野 将磨  河野 秀維
   河野 光昭  古樫  彩  粉川 航平
   小久保 剣  國立 卓杜  小暮 千紘
   小坂  彬  小鹿 凌平  小島  凜
   小島 麗香  古謝 秀之  小谷 智輝
   小寺 柊斗  小寺 統大  後藤 舜治
   後藤 麻里  小西加珠明  小西 大地
   小林 加歩  小林 康祐  小林 詩音
   小林昇太郎  小林 大樹  小林  哲
   小林 哲也  小林 智明  小林 直登
   小林 佑輔  小林 悠人  小林 結音
   小林 佑弥  小林ゆきの  小林 莉緒
   小松 真優  小松原花菜  五味 陸哉
   小嶺 瑠菜  小宮 義隆  米井 彩華
   薦田 郁弥  小山 大志  小山 美奈
   近藤 友貴  近藤  洋  近藤 涼午
   齋藤 彩音  齋藤 一真  齋藤 航太
   齋藤翔次郎  齋藤  佑  齋藤 直毅
   齋藤 直樹  斎藤 美幸  齋藤 悠輔
   齊藤 有里  齊藤 理木  佐伯 映美
   阪井 信也  酒井  希  酒井 春美
   阪井夢乃丞  坂井 理央  坂井  玲
   堺田 壮輝  榊原 誠史  坂田 水美
   坂田 雄紀  坂原 正彦  坂本 香奈
   坂輪 萌子  作田凌太郎  櫻庭 陽向
   佐々木 孝  佐々木拓真  佐々木 尚
   佐々木奈乃子     佐々木 萌
   佐々木 亮  佐々木遼平  佐々木 渉
   佐藤 珠理  佐藤 和樹  佐藤 一賢
   佐藤 華帆  佐藤 輝一  佐藤 邦彦
   佐藤  仰  佐藤 沙彩  佐藤 俊介
   佐藤 大来  佐藤 貴通  佐藤  匠
   佐藤 宏樹  佐藤 心哉  佐藤 侑里
   佐藤  龍  佐藤 良祐  佐藤 遼平
   佐薙 義真  真田 大慶  佐野 朋子
   佐能 理基  澤田 彩加  澤田 優花
   澤野 友希  潮崎 雅士  塩田かりん
   塩屋 達広  滋野 美咲  志田  彗
   篠崎慎一郎  篠崎 竜也  篠塚  至
   篠原 卓哉  柴田  賢  柴田 隆将
   島  千尋  嶋岡 千尋  島倉 恭子
   島崎 吾郎  島津 美穂  島田加久子
   島袋真野夏  島本 龍一  清水 碧衣
   清水 康平  清水  咲  清水 大誠
   清水 隆弘  清水 真広  清水ゆうか
   清水 悠平  清水理桜子  志村 和香
   志村 真人  下舘 義史  下原 祐哉
   下東 洋介  下山 達也  首藤 雄大
   荘司 晴彦  白井  扇  白井  亮
   白岩 朋也  白崎  翔  白根 流輝
   白又 優理  新庄  絢  新城 大成
   板井 万由  末高 裕之  末永 麻緒
   末村 祥真  管 優太朗  菅野 紘基
   菅谷 鞠子  菅原  崇  菅原千風優
   杉浦 壮介  杉立 大輝  杉本 和人
   杉山 裕之  杉山 遼太  鈴木 慧悟
   鈴木 堅也  鈴木舜一郎  鈴木すみれ
   鈴木 隆史  鈴木  努  鈴木 智敦
   鈴木 智貴  鈴木 直也  鈴木 七瑛
   鈴木 晴人  須々木秀史  鈴木 啓文
   鈴木 誠人  鈴木 雄希  鈴木 雄大
   鈴木 義仁  砂田 大成  須摩 大樹
   角  勇輝  住岡由梨奈  住田  碧
   陶山 礼人  諏訪  達  聖成颯之助
   瀬尾 諒子  関  悠至  関口 遥香
   関谷 文博  勢戸あかり  瀬戸遼太郎
   千賀 裕子  外久保 海  曽根 僚人
   代野 裕介  高井 直也  高岩 宣喜
   高尾 秀則  高貴 和裕  高木  剛
   高木峻一郎  高城 尚暉  高岸 邦典
   高久保香子  高嶋  翼  高島 菜緒
   高嶋 祐子  高瀬 政徳  高田  歩
   高田 隆平  高波  巧  高野 聖也
   高野 直樹  高橋華奈子  高橋 慶伍
   高橋 健斗  高橋 宏一  高橋宗太郎
   高橋  純  高橋 正人  高橋 尚美
   高橋 大暉  高橋 寛行  高橋  自
   高橋 涼香  高畑 大地  高原 友梨
   高間 洸成  高見澤周吾  高村真悠子
   多加谷慶一郎     高柳 志帆
   高山 乃亜  宝屋敷恭男  瀧  拓也
   滝 まりな  滝浦  剛  滝川 航生
   瀧澤  諒  瀧山莉夏子  田口 涼太
   竹井 一将  武内  奏  竹内香葉子
   竹内  遥  竹内 妃奈  竹内 麻琴
   竹内 悠真  竹内  瑠  竹崎 真子
   竹下健太郎  武田うらら  武田 利久
   武市 佳樹  竹永  希  竹中 仁美
   竹之下真穂  竹村 樹人  田阪 亮太
   田島 花菜  田島 悠人  田代 航洋
   田代 潤奈  田代 貴大  竜田 麗生
   舘内  謙  建部壮一郎  田中  淳
   田中 彩加  田中 杏奈  田中いづみ
   田中 克季  田中 克宏  田中 杏佳
   田中 修平  田中 翔大  田中 伸二
   田中 太智  田中 秀樹  田中 佑資
   棚田 夏穂  田邉 拓也  田邉  都
   谷口 友輔  谷口 優大  谷村 篤哉
   谷本 将大  田幡 夏海  田端ひとみ
   玉井康太郎  玉川  隼  玉置 朋宏
   玉置 茉由  玉田 祐樹  田村  允
   田村 泰暉  田村麟太郎  田村 嶺奈
   檀  美咲  丹治 広哉  知念 友介
   千野 穂香  中條 志保  長  咲良
   趙  勝志  張  麗娜
   長曽我部一総     堆朱 崇正
   塚本 貴大  月城美智子  辻 健太郎
   津田 絢子  津田 康平  土田 彩乃
   土屋沙裕喜  角田  慧  坪  広大
   妻木 孝介  露木 潤子  鶴  大樹
   手島 滉介  山田 菜那  寺内 英佑
   寺崎  一  水谷 由記  寺町  歩
   寺村 拓海  寺本 吉孝  梅村 美奈
   照本  渚  土居 隆太  東海林博貴
   東郷 誠也  當舍  裕  戸上 雄基
   時田龍太郎  徳田 匡輝  徳原 聡美
   徳舛 純一  豊島 奈穂  戸塚 大介
   轟  直也  利根川絢菜  殿山友梨恵
   土場  基  土肥 昇生  飛田  駿
   富井 俊介  富岡 杏奈  富岡 大貴
   冨澤 吉伸  冨山 貴彦  豊田 憲靖
   豊田 睦晃  豊田 康興  豊森 裕太
   鳥海  望  鳥丸 千織  内貴 主税
   内木 智朗  長井  碧  永井 理史
   中井 泰河  永井  努  中井 佑輔
   中尾 一清  中川皓太郎  中川 達貴
   中川 嘉宏  中桐 宏幸  長坂 安那
   長澤 生眞  長沢 光哲  中静 慶成
   中島  梓  中島 健太  中島 庸元
   中島 弘暉  中島 祐弥  永瀬 雄大
   仲宗根海斗  中田 健一  永田  駿
   中田 千晶  永田真衣子  仲谷 秀平
   中塚 晴己  中冨  怜  中西  立
   中野 太介  中野 竹彦  長野  司
   永野 朋子  中野 正貴  長野 亮祐
   中原 京輔  中原 大和  永原 理央
   中巻 星栄  永松 晴香  永見 優樹
   永見 理保  中村可奈子  中村 紘己
   中村  覚  中村 太貴  中村 拓人
   中村 隼太  中村真理子  中村 優介
   中村 優介  中村 優里  中村 慶人
   中矢 仁武  中山 健文  中山 陽菜
   中山由梨奈  七尾  聡  生井みな絵
   並木 貴業  苗村 知世  成政 優太
   南條亜麻人  南條 成彦  新妻 俊稀
   西尾 英飛  西岡  敦  西岡 佑馬
   西垣 賢斗  西風 寛大  西川 武志
   錦見  輔  錦見 壽紘  西嶋  瞭
   西住 康之  西田 楓人  西田 舞季
   西原  武  西村 和紘  西村 夏奈
   西村  隆  西村 仁志  西村 皓花
   西山 喬祐  西山未来子  新田 栄光
   二宮 佳奈  丹生谷定利  沼田 真志
   根来 志帆  根澤 美久  根間 玄実
   野口 遥斗  野崎 藍里  野崎 佐季
   野末  惟  野田 研人  野田 尚輝
   野地 大吾  野中 幸生  野々村穂高
   野々村美奈  野々山史帆  延安 歩美
   萩原 健史  橋田 征憲  橋爪  駿
   橋本 幸子  橋本 識弘  橋谷田 智
   長谷川 達  長谷川 諒  畑  和貴
   畠山 大成  服部  慶  服部 匡哉
   花井 宏和  花垣  結  花谷 真由
   塙  直樹  濱木翔太郎  濱口 優太
   浜崎 志音  浜田  碧  浜田 雅己
   早川  仁  早川 大也  林  香穂
   林 章太郎  林  拓巨  林  直樹
   林  弥希  林   唯  林 百合子
   林  遥平  林本 考司  早瀬 雄大
   早水 優介  原 亜香里  原 瑛美子
   原田 武久  原田 総康  原田 真琴
   原田 正昭  春山 麻衣  半澤 有彩
   パンタカイラス     坂東 崇志
   東野 拓雄  引地 恒希  樋口 淳子
   彦田 拓眞  久田 一輝  久冨 駿介
   久野 夏樹  泥谷  諒  尾藤 淳哉
   日比野わか葉     百武  誠
   平石 昇平  平出久里子  平尾 綾乃
   平川 優希  平島 圭悟  平田 昂亮
   平田 亘佑  平地 健人  平野 伸二
   平林 勝利  平松 慶悟  平山 皓寛
   平山  祥  平山祐らら  廣瀬詠太郎
   廣瀬 皓稀  広瀬 天晴  広瀬 まみ
   深尾 知努  深見  瑞  深谷  航
   深山 安幸  吹野 直人  福島 海都
   福嶋 啓士  福田 朱希  福田 敬史
   福田万祐子  福田竜之介  福丸 智温
   藤井  茜  藤井 大志  藤井 俊明
   藤井 春希  藤井 愛美  藤井 靖子
   藤井 雄太  藤井 裕也  藤家 寛之
   藤岡  将  藤岡 七海  藤川 直史
   藤木 勇輔  藤田 賢人  藤田 貴敬
   藤田 蒔人  藤田みのり  藤田 遼河
   藤永 光織  藤野 拓馬  藤平 雄大
   藤巻 達文  藤本 浩毅  藤本 脩佑
   藤本 雄磨  藤原 聖文  藤原 拓未
   藤原 佑記  布施伸一郎  淵野 貴成
   樗澤 玲奈  船渡 慶太  古川 玲穂
   古川 将大  古川 大貴  古川 琢磨
   古川 和積  古澤  椋  古田 滉典
   古田 大稀  古高 悠生  古村 啓樹
   古谷 健多  北條 靖之  祝部 達輝
   星川健太郎  細井  萌  細尾 愛華
   細川凜太郎  細谷 友菜  細淵  拓
   細谷 直史  堀  晋暢  堀  隆聖
   堀川慧二郎  堀田 稜人  本澤巧久実
   本田 文香  本田 小夏  本多  唯
   本田 祐希  本間 琴音  下原 絢菜
   前澤佳奈子  前沢 匡紀  前田 朱李
   前田 康熙  前田 修平  前田 賢人
   前畑  龍  前村 和希  前山 隼人
   牧田 知大  牧田 莉子  牧野  朔
   増田 絢子  桝田佑太朗  増永 真希
   桝見英一郎  桝本 康太  増本 匡樹
   町田 晶良  松井 海理  松井浩一郎
   松井 勇樹  松井陽一朗  松石 光子
   松浦  優  松浦 剛志  松浦 正樹
   松尾 大輝  松尾 緑咲  松岡 勇樹
   松岡有希恵  松岡亮太朗  松岡 良磨
   松崎  悠  松澤 祐彰  松下 滉平
   松下 智宗  松田  弘  松田 七海
   松田 康隆  松永 大空  松永 友樹
   松永 竜樹  松波 伸一  松村 圭祐
   松村 将裕  松本 滋陽  松本 翔馬
   松本美羽衣  的場 涼花  圓子 航平
   丸山 浩祐  丸山 大貴  三浦秀一郎
   美浦 鉄平  三浦菜々実  三浦  遥
   三浦 正人  三浦 力也  三重野璃乃
   見澤 茂樹  三島滉太朗  三島 大樹
   三島 璃玖  水口  崇  水谷 一太
   水谷 太亮  水野 太貴  水野  巧
   水野那々衣  水町 亮介  三角 一誠
   水村  剛  三瀬 博文  溝口 航平
   溝口 友彩  密  綸志  三井 彩加
   満生 貫太  満生まあ耶  三石 響子
   満留 拓人  光永 大晟  湊 奈都美
   南  揮笙  南  晴彦  南 夢衣子
   南  若葉  嶺井 悠里  宮内  駿
   宮川 美幸  三宅 加太  宮崎及留素
   宮崎 聖也  宮崎 大知  宮崎 直樹
   宮崎 真岳  宮代 瑛子  宮野  恵
   宮本  顕  宮本 悟生  宮本 真伍
   宮本 拓樹  宮脇 尚也  明見 駿介
   三好 果音  ミロノワアンナ
   向井 香織  向井 誠志  向田 光佑
   牟田 光海  武藤 憲輝  武藤 雅之
   村石  魁  村上有意子  村上 正悟
   村重 遼花  村瀬はるか  村田 賢飛
   村田 悠花  村田 大和  村田 幸生
   村西 優画  村林優里香  村山 康平
   村山 俊太  村山 拓哉  村山 裕太
   室井 駿伸  目加田歩実  望月 航大
   望月 爽介  望月万里杏  元岡 蓉介
   本崎 翔大  物部真由子  百瀬 凌介
   百田 圭吾  森  建斗  森  拓也
   森  愛美  森 望和子  森  祐輔
   森川 達史  盛口 恵理  森田 光一
   森永健二朗  森本  開  森本 峻行
   森本 拓郎  森本 優花  守屋 智大
   森安  駿  森山  海  守山 昂介
   森山 雄平  八重樫永規  八百板拓海
   矢ケ崎 和  藥師寺伊央  矢崎 秀行
   安田 里奈  安武 慶修  安富 有輝
   矢田 健人  矢田 晴香  矢田 雄基
   八田麻梨子  柳ケ瀬敦子  柳澤 哲也
   矢野 彰浩  矢野  栞  矢野  翠
   山内 春南  山内 真実  山岡 祐貴
   山我 直義  山縣  諒  山角  淳
   八巻 恭平  山岸 茂仁  山岸 大悟
   山岸 知広  山口 謙都  山口 大河
   山口 大介  山口 雅彦  山口友視香
   山倉 僚太  山崎 富滋  山崎 絢香
   山崎 大世  山崎 響己  山崎 海緑
   山崎  泰  山崎 優太  山崎礼夏都
   山下 敦子  山下  蔵  山下 栞菜
   山下 知希  山下 寧々  山下 誉文
   山田耕太郎  山田 大樹  山田 成彦
   山田 真希  山田 優美  山田 洋子
   山田 遼太  山高 誠人  山中 あい
   山中 彬史  山中 優太  山根 青葉
   山根 大輝  山根 百夏  山野 雅希
   山辺  卓  山宮 康太  山村  響
   山村優貴乃  山村 将也  山本  瑛
   山本 安輝  山本 安珠  山本 紀乃
   山本 純平  山本 泰士  山本 大成
   山本 隆詩  山本  匡  山本 希望
   山本 浩子  山本  凜  山脇 沙弥
   油下 知広  湯澤 大樹  湯澤  蓮
   弓場  慧  尹  英美  養老 良則
   与五沢 悟  横瀬雄太郎  横田 達也
   横手 友哉  横山 淳司  横山 伊吹
   横山 大輔  横山 寛季  横山 萌香
   横山 優斗  横山  遼  吉井鯉太朗
   吉浦 花音  吉岡 幸佑  吉岡 幸太
   吉岡 佳泰  吉川くるみ  吉川里花子
   吉川 亮太  吉國 聖二  吉澤 海都
   吉田伊知朗  吉田 和磨  吉田 悟巳
   吉田尚太郎  吉田 知正  吉田  拓
   吉田 正樹  吉野 友貴  吉場 智哉
   吉葉 浩気  吉本 勁志  吉山 知代
   余田 知砂  淀  光儀  米井舜一郎
   米川 洋平  米川  遼  米倉佑之介
   米澤 美里  米田 仁美  頼實 千乃
   李  スン  力久 翔太  和賀 京介
   若尾 和哉  若狹 雄暉  若林慶太郎
   若原 拓哉  脇  康太  脇坂 賢彰
   脇田 祐太  和田 熙樹  和田 雅史
   和田 萌楓  渡邉 暉文  渡辺 海成
   渡辺 貴子  渡邊 賢一  渡邊 修一
   渡辺 達也  渡邊 俊行  渡辺 智裕
   渡邊 由水  渡邊 亮太

 

75期司法修習の終了者名簿

75期司法修習の終了者名簿(事実上,75期二回試験の合格者名簿と同じです。)として,令和5年1月4日付の官報号外第1号の「司法修習生の修習を終えた者」(「官庁報告」の「法務」に載っているもの。)を,以下のとおり貼り付けています。

司法修習生の修習を終えた者
 次の者は、令和4年12月7日をもって裁判所法第67条第1項による司法修習生の修習を終えた。
 令和5年1月4日     最高裁判所
   合阪  央  相澤 達哉  相澤 夏希
   相島 圭介  相原 柚季  青木  瑠
   青木龍之介  青山 大輝  青山由里杏
   赤埴 未典  赤羽 芽生  阿川 尚人
   秋重 多聞  秋葉 美咲  秋山真歩子
   秋吉 一秀  阿久津貴宏  明上  萩
   明地 美穂  浅井 峻也  浅井 まな
   浅越 俊宏  淺沼  睦  浅野佐英子
   浅見 雄人  芦沢 実彩  東 裕希子
   安宅 研治  安達賀奈子  足立  誠
   安達 結希  吾妻 悠太  渥美 木理
   穴澤 一貴  阿部 卓馬  安部 智貴
   阿部 春菜  安部 美咲  安部 光章
   阿部 凌大  阿部  航  網中 美江
   荒 晃史朗  新井 裕之  荒井 悠花
   荒木 克仁  荒田 航希  有岡 恭威
   有村 洋孝  有本  慎  安田  翼
   安藤 敦彦  安藤 大祐  安藤 千夏
   安藤 裕貴  安念 リサ  イ  ソン
   飯嶋 聡史  飯塚 遥祐  伊賀  慧
   五十嵐嘉明  猪狩翔太郎  井川 海人
   井川 湧理  生田 敦志  井口  敦
   伊倉 翔吾  井黒 初音  池内 清訓
   池田 明弘  池田 有沙  池田 圭吾
   池田幸来子  池田 創人  池田 貴裕
   池田 昌司  池田 真理  池田 友亮
   池田 裕哉  池知 貴大  池沼 恭平
   生藤 史博  伊崎  翔  伊崎 千洋
   石井  茜  石井 爽真  石井 徹也
   石神 琴海  石川 健斗  石川 雅人
   石川  諒  石川 稜也  石北 靖洋
   石崎 仁紘  石田 雅大  石瀧 梨央
   石破  徹  石橋 憲武  石松 諒平
   石丸 貴大  石山 佳林  泉谷 美沙
   磯永 翔一  磯部 俊太  板井 悠生
   板垣 孝陽  市川 悠羅  市川 裕圭
   市田山 力  市之瀬龍和
   一ノ宮希美花     井手 俊輔
   伊東 修平  以頭 純己  伊藤 聡大
   井藤 太亮  伊藤  環  伊東 冬実
   伊藤 真愛  伊藤  悠  伊藤 裕基
   伊藤 由香  伊藤百合佳  伊藤 竜士
   伊藤竜之介  井戸田紘記  稲葉 大貴
   犬塚 敦也  伊能 篤志  井上 武也
   井上 民子  井之上瑞樹  井上竜太朗
   井原みずき  今井 早紀  今井 陽祐
   今井  稜  今津真太郎  今宮 一樹
   今村 優一  岩倉 匠未  岩田 真実
   岩田みなみ  岩永  円  岩並野乃佳
   岩堀 修都  岩政 陽子  岩本 輝尚
   植田 仰生  上田 朱音  植田 一平
   植田 公樹  上田 仁史  上寺紗也佳
   上野 晃平  植原  涼  鵜飼 和史
   臼田 亮太  内田 裕也  釆女 卓史
   宇野 大輝  鵜之澤 凌  馬岡  零
   梅本 花音  江口 敦子  江口 裕典
   江西あつき  江野麻由子  江原 祥太
   海老原広大  遠藤  克  遠藤 直斗
   遠藤 吏恭  遠藤龍之介  王  昌群
   大石 純矢  大方 宣龍  大窪 義也
   大崎 茉耶  大嶋 孔明  大島由喜枝
   太田 義基  大竹 綾佳  大塚 慎也
   大塚 太雄  大塚 悠子  大坪 俊一
   大津留俊一  大西久美子  大西 達也
   大野 正裕  大庭 拓也  大橋 花恋
   大橋 賢龍  大橋 直也  大原 琴実
   大峰 友輔  大宮 葵陽  大村 直仁
   岡  勇輝  岡  祐輔  岡崎 晃介
   岡崎 雄作  小笠原 健  岡田 行希
   岡  聡子  岡田沙矢香  岡田太一郎
   岡田 忠志  岡野 琴美  岡之上 蓮
   岡林 薫平  岡部 真典  岡村 洸篤
   岡本  綾  岡本 歩佳  岡本 匡司
   岡本 尚子  小川  香  尾川 佳奈
   小川  梢  小川 峻矢  小川 拓哉
   小川 竜生  小川 達也  小河 利紀
   小川 広将  小川美輝子  小川 莉央
   沖  彩乃  沖田 洋文  奥 結美子
   奥野 晟史  小熊 陽平  奥村 良恵
   奥山  茂  小栗 麻由  桶谷 侑平
   尾崎 友博  尾崎 晴菜  尾崎 文紀
   長田  大  小山内 聖  小澤 瑞生
   押尾 大史  尾関 瑛子  尾高 大輝
   小田切進吾  小田切 唯  越智 亮太
   落合 陽輔  小沼 友美  小野あゆみ
   小野 達也  小野 遥河  小野 優介
   小野  渡  尾上 祐綺  小野寺和久
   小畑  駿  小尾 竜矢  大日方 晃
   藤田  琴  小俣 香琳  小山真理子
   園城  唯  甲斐 成輝  甲斐凜太郎
   改崎 龍治  貝吹 仁哉  海北 健太
   抱井 俊輔  香川遼太郎  垣内 浩宣
   篭島裕之介  笠木 拓海  笠水上一郎
   柏谷 英佑  梶原颯一郎  柏木 克則
   柏原  暁  糟谷良太郎  悴田 峻吾
   片岡 将一  片岡 拓海  片桐誠二郎
   片桐 昌弥  片瀬麻紗子  勝沼 洋太
   勝見 琢磨  加藤 浩太  加藤 潤也
   加藤 翔大  加藤  隆  加藤 拓海
   門坂 良樹  角三 爽香  金澤 博士
   佳波 千夏  金森  毅  金山 佳史
   金川 素大  金子英里香  金子 知裕
   金鹿 祥一  金田 大助  金光 誉樹
   狩野 祐二  上木原勇哉  上島 弘平
   神谷万桜子  上山 博雅  鴨志田篤朋
   榧野 寛俊  佳山 亮子  唐  美佳
   辛島  慧  仮屋崎 崇  川尾奈津実
   河上茉里奈  川口 夏葵  河口 真樹
   川口 美悠  川崎 貴裕  河尻 拓磨
   河尻 拓之  川田 啓介  河田 隆克
   川田 真範  川手 涼平  川中  力
   河西 太洋  河西 拓哉  河野加奈子
   川野 佑介  河原健二郎  川原 俊之
   河邉 美杉  川滿健太郎  川村 翔吾
   菅  裕美  菅野  惇  菊井  聡
   菊澤 紀宗  菊池  偉  菊地 俊邦
   菊野 花子  木崎 健太  岸  邦彦
   岸 やよい  岸上 大起  岸本 卓也
   喜多 瑞帆  北川 広武  北口幸奈実
   北倉万里名  北田 拓生  北村 徳都
   北村 真実  北村優香子  橘田  晃
   橘田 弥宙  城所 智也  木下 皓司
   木下  颯  木下 一達  君嶋  恵
   金  思明     キムジェウク
   木村 和弘  木村信太郎  木村 勇太
   木村 洋介  木本 眞次  喜屋武明莉
   久間 颯彦  清川 祐光  桐  大地
   金  伽耶  久郷 浩幸  日下 弘毅
   草野 健太  櫛田 沙希  葛生  翔
   楠野 純基  久世圭之介  沓水 一輝
   工藤 和樹  工藤 光大  工藤 航也
   工藤慎一郎  國友 大夢  久芳かずさ
   久保 駿平  久保諒太郎  久保田雅哉
   窪田 幹洋  久保田 湧  熊岡 英明
   倉岡 龍一  倉田 素歩  藏野  舞
   倉見慎太郎  栗田 康平  栗原 歩夢
   栗原 仁成  栗原連太郎  栗山 大知
   栗山  航  黒川 真吾  黒木 佐紀
   黒澤 水里  黒瀬  慶  黒田 峻大
   黒田 良平  桑田 考正  桑野 泰地
   桑原  将  桑原正太郎  呉  礼恩
   小池 遼子  黄  倫健  合田 千真
   合田 裕哉  神津 周平  河野 建史
   光明 大地  河村 哲子  郡  佑太
   小阪  信  小坂梨穂子  越場 真琴
   小島 くみ  小島 惇史  小菅 元士
   小平 陽介  小高 綾太  古田島大輔
   小谷 悠樹  児玉 七海  小寺 孝尚
   後藤 駿一  後藤晋太郎  後藤壯一朗
   後藤 寛樹  後藤 史彦  後藤 文哉
   後藤 昌克  後藤  充  後藤洋一郎
   小西 絵美  小橋 歩実  小早川博美
   小林  楽  小林 和子  小林久留実
   小林  恒  小林 昂平  小林 新吾
   小林  徹  小林 尚登  小林 郁也
   小林 衛司  小林 実穂  小林 洋平
   小町 勇祈  小松  新  小松 浩子
   小松 美緒  小松 由季  小松  遼
   小松崎 柊  駒本 秀一  込山 祐矢
   米田 直人  米谷 尚起  小山 詩音
   小山 遥暉  児山 紘貴  小弓場赳夫
   是永 淳志  近藤 大暉  近藤 大志
   近藤 博昭  権藤 陽祐  近藤 瞭介
   紺野  大  齋藤 あき  齊藤 晃大
   齊藤 礼子  齊藤くみ子  斉藤健太郎
   斎藤 正義  斎藤 美唯  齋藤 由佳
   齋藤  凌  坂  正博  境  歩美
   坂井 映美  境  浩輔  酒井 裕考
   酒井 良典  酒井  良  坂口 大輔
   坂口 悠貴  佐嘉田幸子  坂野 桃香
   坂本  翔  阪本 雄大  阪本 禎和
   坂本 亮介  酒寄 里彩  佐川 忠昭
   崎久保宗則  崎坂 美月  酒向 滉也
   笹川真理子     佐々木花乃子
   佐々木慶太  佐々木公樹  佐々木久郎
   佐々木美緒  佐々木洋輔  佐々木里紗
   笹原 洋平  指山 隼冶  佐藤  寛
   佐藤 晋一  佐藤 竹義  佐藤ひとみ
   佐藤 浩樹  佐藤真依子  佐藤  唯
   佐藤 裕佳  佐藤 諒一  里見 麻祐
   真田総一郎  澤口 桜子  澤野 昌哉
   重永 尚亮  重松 圭太  宍戸鉱二朗
   篠原 紗梨  篠原 優斗  四宮芙美子
   柴田 果林  柴田 康平  柴田勇之介
   芝間 大樹  渋田  遼  島田  快
   島田 和彦  島田 泰河  島田 真志
   島田 優雅  嶋田 良恵  島本健士郎
   四丸 裕貴  清水 恭子  清水  壮
   清水 貴大  清水 智也  志村  翼
   志村 塔子  志村 寿夫  下岡  隼
   下田 真央  下平 玲子  下谷 龍平
   下村 亮介  下山 弘毅  釋  英導
   十鳥 英雄  重野 剛寛  庄子 茉希
   庄司竜太郎  小善 有真  正田 和暉
   白井 翔真  白田 晴夏  白浜 菜央
   城田さやか  進藤  萌  須貝 崇史
   須貝 陽平  菅沼宗太朗  菅原  拓
   菅原 幸生  杉浦 一輝  杉尾  綾
   鋤柄  徹  杉原 達彌  杉原悠記子
   杉原亮太郎  杉本 きり  杉本健太郎
   杉本 茉永  杉本 結衣  杉山 晴樹
   助川 結理  洲崎 みさ  鈴木恵美里
   鈴木 香歩  鈴木 清英  鈴木三四郎
   鈴木 嗣之  鈴木 俊也  鈴木 千鶴
   鈴木  司  鈴木  光  鈴木 麻文
   鈴木 将央  鈴木実乃里  鈴木結莉乃
   鈴木 莉子  住谷 直毅  洲脇 結衣
   瀬川 詩紬  瀬川 将平  関  智之
   関川 隣子  関口  尚  関口 遼介
   関澤 大和  関根  駿  関根  翼
   関根  諒  関野 有真  関和 寛史
   世古口紘明  瀬戸 一希  背戸芙実菜
   瀬戸 悠未  芹田 河保  善家 弘之
   相田 光輝  相馬 壱成  曽我部圭翼
   袖山 佳人  薗田 裕之  曽山 遼介
   反町 仁美  孫   亨  高井 志穂
   高石 竜一  高垣 夏月  高木 峻亮
   高木 陽平  鷹合 宣宗  高崎 優里
   高沢 晃平  高島 慶瑞  高田 剛希
   高津 洸至  高野 早容  高野 勇太
   高羽 芳彰  高橋 明弘  高橋 一紘
   高橋 純恵  高橋 靖裕  高橋  唯
   高橋祐梨子  高橋  粒  高松 千在
   高矢 輝乃  高柳 幸貴  田川 瑛久
   田川  亮  瀧口 尚志  滝田 泰之
   滝本 祥平  滝本 貴史  竹内  聡
   清川 美祐  竹内 悠人  竹上 穂高
   竹腰 崚平  武田 大輝  武田 遥香
   武田  諒  武市 怜子  竹原 純平
   武部 太河  竹前 智貴  田崎誠太朗
   田崎 里歩  舘  貴也  立花 玄成
   辰野 理太  立野 貴大  立野 真広
   田中 詠斗  田中冴也加  田中 天琉
   田中  信  田中泰士郎  田中 達基
   田中 奈央  田中菜津実  田中 宏明
   田中 寛子  田中 寛之  田中 将貴
   田中 雅人  田中  優  田中 佑典
   田中 優征  田中 理穂  田中理莉子
   棚橋 央登  谷口由里子  谷口 理歩
   谷口  遼  谷元 建介  谷本 泰三
   田沼 佑樹  種池慎太郎  種子 幸奈
   田淵 博雅  玉川 暢行  玉田宗一郎
   田村 拓也  田村 真里  樽田  葵
   樽谷 蒼生  樽味  幹  丹野かおり
   崔  恵一  千切 優花  中条 博友
   チョウチョウホウ     鄭  志堅
   塚越 幹夫  佃 祐太郎  辻  凌人
   辻野菜津美  辻本 智子  津田 桃佳
   土橋 彩音  堤  陽菜  常田 真聖
   坪井 牧人  坪内みなみ  都留 麻椰
   鶴岡  誠  出澤  洸  手島 都瑠
   寺井  研  寺岡  航  寺田 尚史
   寺西 政喜  寺町 直人  堂跡あやこ
   東郷 将也  堂下 陽平  道佛 悠樹
   遠山  聖  遠山 怜央  戸川  匠
   時岡 直輝  徳江 勇輝  徳永 大輝
   徳永 大誠  徳橋 一哉  徳満 崚芽
   戸崎 航生  土肥 大致  富永 和晴
   友近 仁洸  豊田ののか  豊田 将也
   豊田雄一郎  鳥居 孟司  鳥居  季
   久保田美月  名尾美緒奈  永井  清
   永井  神  長井 悠佳  仲居 由隆
   中尾  遥  中川 寛太  中川 真緒
   中川 裕大  中川原弘恭  中川原良樹
   長迫 智弘  仲沢 将人  長澤茉梨乃
   中嶋  愛  中島  啓  中島 孝之
   中島 真衣  中島  亮  中田 拓也
   中谷 亮太  中塚 千絵  中司 尚史
   中辻 有香  中坪 真緒  中西 辰憲
   中西  葵  中西 勇磨  中野 健登
   中野瀬里奈  中野 哲生  長野 真子
   中野 泰義  永野 裕貴  中野 有里
   中橋  嶺  長濱 友朗  中原  淳
   中牟田智博  中村 桂菜  中村 健吾
   中村 憧子  中村信太朗  中村 大樹
   中村 孝宏  中村日向子  中村 碩杜
   中村  学  中村 美和  中村  睦
   中村 惟子  中村 裕輔  中元 隆太
   中谷  洸  中山 貴公  中山  詢
   中山 翔太  永山 大悟  中山 岳洋
   那須  翔  並木亜沙子  名雪 圭亮
   奈良 大地  成田 銀河  二家本樹宇
   森村 奈々  西  健司  西 裕次郎
   西川 若菜  西口 由莉  西崎  侃
   西澤 知香  西田 更良  西田 拓未
   西田 千晃  西田 燎平  西巻 俊宏
   西村 勇佑  西村  瞭  西本  佑
   西山 大樹  西山 直輝  二之宮健治
   二ノ宮理史  二橋 朋寿  丹羽 健悟
   丹羽  徹  沼尻 清志  根木満里奈
   根本 拓弥  野口 真未  野崎 真一
   野代 大貴  野々口華子  野原  顕
   野村 倖基  野村 幸作  野本 和希
   野本  亮  野呂 康貴  新木龍三朗
   拝地 旦展  萩原 直也  萩原 裕樹
   朴  美柚  橋詰 沙羅  橋永 果南
   橋元 啓太  橋本 大智  橋本 賢大
   長谷川一磨  長谷川直輝  長谷川直之
   長谷川まりえ     長谷川泰昌
   長谷川雄一  畑  結里  畠山ひかる
   畑中 胡春  畑中 翔太  畑中 智仁
   波多野太一  蜂谷 晋司  八東 聖人
   服部  梓  服部 香歩  服部 孝樹
   服部 万愛  鼻岡 智樹  花田  情
   馬場 琢成  浜岡 宏紀  浜中 清美
   濱松 拓也  早川  到  早崎  努
   林 あずさ  林 さやか  林 紳一郎
   林  信吾  林  大登  林  雅也
   端山 剛史  速水  陸  原  孝志
   原  理子  原  義和  原内 直哉
   原澤 恭平  原島 央典  原田 華穂
   原田 康平  原田 千恕  原田奈々弥
   原田 実佳  原田麟太郎  春木 佳佑
   春貴  隆  坂  和彦  番匠 美帆
   半田康一郎  比嘉麻衣子  東山 大祐
   疋田 雄大  引間 理史  日種 晃嗣
   樋口 拓麿  比内 理希  日野 千鶴
   日比野旭弘  氷見谷 馨  平賀 裕未
   平瀬 佑夏  平田亜佳音  平田 恭介
   平田 優佳  平墳 優佳  平沼 龍一
   平野賢士郎  平野  耕  平松 慧真
   平松 直樹  平松 佳樹  廣浦 眞澄
   広川 千晴  廣瀬 文人  広瀬 康彦
   廣瀬 亮太  弘田 祐基  広谷  渉
   深石 朋子  深谷  祐  福井 真嗣
   福江 真治  福岡 知佳  福岡 歳朗
   福士 皓也  福士 史佳  福島  幹
   福田  勇  福田 弘貴  福田力希斗
   福田 梨沙  福本  澪  福山 和貴
   福良 航平  富士  修  藤井 明典
   藤井 宏平  藤井 沙織  藤井 貴洋
   藤井 貴大  藤井 貴之  藤沢 敦暉
   藤瀬  淳  藤田  晃  藤田  翼
   藤田 俊治  藤田 竜樹  伏見 純子
   藤村 圭汰  藤本 竜輝  藤本 史也
   藤原  海  藤原 君平  藤原 優汰
   布施 知章  二村 友也  船越 聖二
   文川 堅介  古川 尚輝  竹村 実奈
   古橋 謙一  古橋和可菜  別役 大輔
   ホアンチュンイ     坊  直徹
   星野 有紀  星野 英毅  細井龍太郎
   法花 義与  堀田  昇  堀田 らな
   保浦 誠也  堀  智之  堀内 皓平
   堀川 晴貴  堀口恵梨佳  堀田 凌平
   堀場真貴子  堀山  輝  本郷 達也
   本郷 希美  本庄 正英  本田 陽希
   本多 秀成  前川  涼  前田 一輝
   前田 和基  前田 英憲  前田 泰良
   前津 健治  馬上 裕之  牧  昂平
   牧野 迪彦  正井 美樹  益子 侑大
   増井 俊輔  桝田真一朗  益田 裕介
   増永 詩織  増元賢次郎  柵木  萌
   町井 宣貴  町田諒一郎  町永莉江子
   町谷 昭嘉  町山 俊輔  松井 杏輔
   松井  鴻  松井  淳  松井 華恵
   松居 遼平  松浦 圭佑  松浦多津実
   松枝 弘樹  松尾華以奈  松尾 真誉
   松尾 優也  松尾 凌平  松岡絵津子
   松岡 芹佳  松岡 弘道  松岡 芳篤
   松澤 正則  松下  陸  松島 悠太
   松田 卓也  松永 耕輔  松永 夏実
   松永 悠汰  松永 るつ  松原  新
   松村 香穂  松村 拓実  松本 健大
   松本 光資  松本  淳  松本晋太朗
   松本 拓己  松本 千佳  松本  剛
   松本  黎  松本 華子  松本 郁哉
   松本 慶信  松本  涼  松本  怜
   松森 翔馬  松山 魁杜  松山 莉奈
   眞中  愛  真名子達人  眞部 哲成
   丸井  駿  丸田龍之介  円山  照
   三浦 大典  三浦 美咲  三尾 有沙
   三葛 敦志  三上  創  御厨 祐希
   水関 莉子  水谷  守  水谷 友輔
   水野 挙徳  水ノ江慎兵  水守 真由
   三関 陸志  溝口 聖悟  溝端 幸奈
   三井  優  光井 卓也  三井みのり
   三石美登里  光岡 裕矢  光川 利弘
   光永 圭佑  三戸 啓太  三冨 貴子
   御供 和貴  南越 維心  湊  拓馬
   三鍋 真歩  南 みな子  南 里紗子
   南村 早紀  峯川 弘暉  峯田 大輔
   峰松 和大  蓑毛 健之  三橋 和史
   三村 侑意  宮内 貴裕  宮岡 貴文
   宮坂  智  宮崎  巧  宮崎由布子
   宮崎 祐輔  宮澤 朋樹  宮下 俊満
   宮下 大樹  宮関 貴臣  宮田名津穂
   宮田  洸  宮田 佑介  宮寺 翔人
   宮野 真帆  宮橋 慶輔  三山 大貴
   宮本 澄香  宮本向日葵  西尾 萌子
   宮本有梨子  宮本梨容子  明見 裕美
   明珍 裕也  三好 恒平  三芳 大紀
   向井  敬  六鹿 竜輝  武藤颯太郎
   村上 いゆ  村上 皓一  村田 久尭
   村田 優果  村松 健介  村松健太郎
   村松 立亮  村松 誠也  村山 省太
   村山創太郎  室田 祐依  持田 卓也
   望月 一平  望月 一輝  望月 光彦
   望月 裕太  茂木 勇樹  本杉 理子
   本村 正伍  森  海渡  森  夏輝
   森  康明  森 友里香  森川そのか
   森口 達也  森田 偉弘  森田 啓正
   森本 朗子     森山ジェニー
   諸町 俊貴  八重樫遼平  谷貝 龍一
   矢崎 啓太  保倉 龍一  安田伸一朗
   安永 大乗  安原  駿  安政 亮哉
   柳瀬 大貴  矢野 皓大  矢野 有希
   八幡 裕樹  籔本  凌  矢部 利樹
   山内 建人  山尾 柚子  山上  凜
   山岸 洋平  山口まどか  山崎 果成
   山崎 夏美  山崎 元大  山嵜 優介
   山崎 優佑  山下  将  山下 創太
   山下 泰周  山下  舞  山城 陽介
   山田 晃永  山田 晃嗣  山田 拓司
   山田 達也  山田 千晶  山田 駿也
   山田 智哉  山田 風我  山田 瑞樹
   山田 賀範  山田 莉子  山田  遼
   山名 一樹  山野翔太郎  山本 朗大
   山本  樹  山本 一弥  山本 圭佑
   山本  修  山本 純治  山本 祥大
   山本  正  山本 知実  山本 奈央
   山本 博人  山本 真由  山本 雄大
   山屋 大輝  鑓野目真由
   ヤンジャーフィ     弓場 浩子
   横井 拓実  横瀬 悦子  横田 藍花
   横田 瑛弓  横浜 裕真  横山香菜子
   横山 隆大  吉岡 唯行  吉岡 知輝
   安藤 幸歩  吉川  翔  吉川 菜月
   吉沢健太郎  吉澤  徹  吉住 泰一
   吉田 茅人  吉田 圭佑  吉田 賢治
   吉田 浩士  吉田光太郎  吉田  純
   吉田  翼  吉田 哲矢  吉田 勇人
   吉田 晴香  吉田 芙美  吉原  潤
   吉村 春香  吉村 美樹  吉本 幸二
   與那城和音  米澤 慶春  米山 千裕
   蓬田 一穂     ラメル健也ジェームズ
   李  明媛  力石 康平  若狹 周作
   若林 俊秀  若林 祐希  若松 亮太
   脇澤 奏江  鷲尾健一郎  鷲尾 透弥
   鷲野 祥吾  渡邊 佳帆  渡邉  恭
   渡辺  桂  渡邉慶太郎  渡辺 健吾
   渡辺健太郎  渡邊 聡太  渡邊 太試
   渡邉 千晃  渡辺 広宣  渡邉 昌也
   渡辺 窓花  渡邉雄一朗  渡邉 由理
   渡邉  諒  和田林 熙  綿屋 伊織

74期司法修習の終了者名簿

   74期司法修習の終了者名簿(事実上,74期二回試験の合格者名簿と同じです。)として,令和4年5月17日付の官報本紙第734号(リンク切れ)の「司法修習生の修習を終えた者」(「官庁報告」の「法務」に載っているもの。)を,以下のとおり貼り付けています。

司法修習生の修習を終えた者
次の者は、令和4年4月20日をもって裁判所法第67条第1項による司法修習生の修習を終えた。
令和4年5月 17 日     最高裁判所
相川 勇太  相澤 思絵  相澤 千尋
相原 海斗  青井 一哲  青木 良太
青笹 真理  青田 敏輝  青田  竜
青戸 大悟  青松 淳紀  青山 謙佑
赤井 愛美  赤佐 享亮  赤坂 誠悟
赤津俊一郎  赤塚 将直  赤平 孝太
赤星 遼太  赤間 晶帆  秋谷 圭太
秋谷 幸紀  秋山 大河  秋山 光央
秋山 玲央  秋吉 健介  秋和 雄一
阿久根健志  阿子島 晃  浅岡 真直
朝倉 利哉  浅野 一輝  浅野 雅貴
浅見 栄莉  浅見 悠地  芦田 千佳
東  亮介  阿蘇品晃平  安達夏洋子
安達 悠一  足立 莉央  阿比留雅人
鐙  由暢  阿部 慎也  阿部その香
阿部 拓也  安部 雄貴  阿部 雄大
天野  舞  雨宮 知希  綾井 美紀
新井  周  荒居 憲人  新井 康介
新井  彪  荒井 耀章  新井 雄也
荒木 謙人  荒木光太郎  荒木 俊太
有馬 大稀  有村 友太  安齋 航太
安藤  文  安藤 匠汰  安藤 智明
安藤 光里  塩梅 洋平  飯田  悠
飯塚  元  飯塚 愛美  飯沼  楓
五十嵐憲太郎    五十嵐 肇
井川慶一郎  井口 義隆  伊久間勇星
池口 弘樹  池田 弘毅  池田紗希子
池田 朋樹  池田  守  池田 侑希
池田 湧来  池ノ谷泰周  伊崎 竜也
本間  星  伊佐山哲郎  井澤 有紀
石井 一平  石井 大貴  石井 千晶
石井 颯人  石内 鴻壮  石河 有彩
石川 公貴  石川 泰輝  石川 颯人
石川 雄太  石黒  駿  石田  壮
石田 憲永  石田祐一郎  石月  卓
石中 康太  石野 貴志  井嶋 崇雄
伊集 朝也  泉   葵  礒田 素直
井田 瑞輝  伊丹 元哉  板屋 康平
市川 秋美  市川 雄一  伊藤 佳子
伊藤沙条羅  伊藤 誠悟  伊藤 大策
伊藤  孝  伊藤 達也  伊藤 藤吉
伊東 信芳  塚本 舞花  伊藤 正成
伊藤 雅典  伊東 実香  伊藤 吉教
糸川 彰悟  稲井 要介  稲垣 紀穂
稲垣 尊仁  稲葉 洋人  井上 彩華
井上 健仁  井上 浩平  井上 智史
井上 英哉  井上 雄太  猪股 志織
今井 涼介  今川 正顕  今浪 雄二
今西ユリ亜  林  世珍  妹背 凌也
岩佐 拳伍  岩佐 建希  岩崎 真一
岩崎 莉乃  岩下 真子  岩田  潤
岩田 尚浩  岩楯 清一  岩橋  彩
岩橋万理子  岩村 幸姫  岩本 彩花
上治 信悟  上田 和利  植田 昴星
植田 千穂  上田 文和  植田美依奈
植田 美咲  上野 健太  上野 弘一
上野 晃平  上野  建  植之原佳代
上畑 彰大  上原あかり  上原 瑞樹
植村 拓人  上村 拓夢  上村 莉愛
植羅 真人  宇治 佳真  牛尾千都里
牛木  優  牛草 絵里  牛島 大介
宇治宮義和  碓井 洋祐  宇田  聖
内田 治寿  内田麻璃子  内田 龍一
内山 大輔  宇野 浩亮  宇野 陽太
梅山 綾加  漆原 照大  榮村 将太
江川 達雄  江口 直明  江口  誠
江田 善輝  越後  茂  衞藤 弘明
江藤 煕樹  海老澤翔雲  江本 磨依
圓  真諒  遠田昂太郎  遠藤 賢祐
遠藤匠一郎  遠藤 嵩大  遠藤 仁映
遠藤  優  及川小百合  大井 友輝
大内 美穂  大樫 範臣  大川 果也
大木 美礼  大熊 拓亮  大隈 亮輔
大倉 真澄  大迫  隼  大澤 和奈
大澤 健人  大澤 勇太  大澤隆太郎
大嶋 一元  大島 志織  大島 重夫
大島めぐみ  大城 陽菜  大住日南子
大空 誠城  太田 杏奈  太田健太郎
太田 信人  太田 将人  大竹 良和
大塚 洸司  大塚 翔太  大塚 拓実
大友 雅則  大西厚太朗  大西 孝明
大沼 光貴  大野 恭嗣  大野  優
大野 友己  大庭 聖也  大橋 慶士
大橋真葵子  大林 将也  近江 悠里
橋之口早結瑠    岡  洸樹
岡  正悟  岡  春奈  岡川 裕貴
岡崎 翔太  岡崎 寿成  小笠原玄騎
岡田英里香  緒方 隼一  岡田 卓也
緒方  祐  岡田 滋美  緒方 文彦
岡野弘太郎  岡部紗奈子  岡部 拓也
岡村 佳苗  岡村 航帆  岡本 員禎
岡本 達郎  岡本 広輝  岡本 征也
大栢健太朗  小川 寛大  小河 達哉
小川 洋道  小川美由紀  荻野 祥平
沖広 玲子  奥田 崇文  奥田 眞己
奥永 彩可  奥野 喬皓  奥山 太雅
小山内岳斗  長船  源  小澤 幸樹
尾白 達彦  尾関 大雅  小関 雄也
小田 浩子  尾近 令奈  翁長 大旗
小根山ゆい  小野 純司  尾野将太郎
小野瀬 岳  小野関 翼  小野寺和哉
小野寺宏行  小野邉桃子  小畑 紘志
遠原  茂  尾又比呂人  小俣 雄基
重谷さやか  小山 皓三  小山  秀
小山田桃々子    織田倭加子
折谷 僚祐  過  立飛  甲斐  将
海崎新一朗  海藤 忠大
嘉悦レオナルド裕悟    嘉数 英恵
柿倉みのり  鍵谷 蒼空  峉地  稔
笠原 菜摘  鍛冶 香織  加治 智恵
樫尾  毅  樫原  圭  梶本 真帆
柏木 孝介  柏木 奨愛  柏木 太郎
柏口 真一  梶原寿美怜  柏原 崇志
梶原 卓也  春日真奈美  加瀬 玲子
片桐千香子  片田 有亮  片平 智文
片山 敦夫  片山  優  片山 裕子
可知 稔基  可知 南海  勝田 大貴
勝又 大樹  葛城 翔太  加藤明日美
加藤 篤記  加藤 滉樹  加藤 大介
加藤 貴宣  加藤 雄大  加藤 希実
加藤 將之  加藤雄太郎  加藤 友香
門野 亜美  金澤 能志  加波 拓真
金子 祥悟  金子 智和  金子 美帆
金田 高志  金田 己生  金田 裕己
金原 佑征  金安 自然  鹿野  徹
鹿屋 和香  椛田 拓海  鎌形英一郎
鎌田 祐介  鎌田 麗子  鎌野 那菜
神坂 正美  上鍋 大貴  上西ともみ
上平 達郎  上村 裕樹  神谷 静香
香山 桃子  唐沢奈穂子  河合かれん
川井 康平  川岡 倫子  川上 修平
川上 凌司  川口  功  川口  碧
川崎 佑太  川崎 優太  河田 太郎
川田  遥  河野 大悟  河野 孝洋
川野 大嗣  河野隆太朗  川原慎太郎
田久保幸世  川村 将輝  河村  澪
川本  楓  川本 涼平  神澤 鈴子
上林玲衣香  黄川田 拓  菊池 和史
菊地 隆志  菊池 直弥  菊池 皓野
菊池 雄介  木口 耀平  菊池  遼
鬼崎  隼  木澤 愛子  岸本 若菜
木曽 佑砂  喜多晋太郎  北浦祐一朗
北岡 憧子  北岡 佑太  北川  舜
北澤  陸  北田 海人  木立 吾有
北出 雅人  北野 武史  北原 裕之
北原 雅彦  北村 有司  北本  孟
喜多山拓哉  木津  葵  木塚 雅美
橘川 文哉  城所 尚史  木下  駿
木下 雄内  木下 由貴  木下 亮佑
金  載中  金  東煥  金  永志
木村かおり  木村 健一  木村 就一
木村 秀平  木村俊太郎  木村 貴史
木村 英靖  木村 牧子  木村真知子
木村 悠希  木村  瑛  木村 諒汰
姜  昌樹  京藤 充央  清橋 虹海
清見 りな  木脇 英嗣  金  正徳
久郷 達也  草田 里美  草留 夕雅
草薙  平  楠田 雄飛  久世 悠太
工藤 一輝  工藤 恭平  工藤 萌美
国村 侑樹  久保 拓海  窪田 宇都
隈  大希  熊谷  暢  熊田 大地
熊野結衣子  久米野乃香  粂田  航
倉田 晏奈  倉地 咲希  倉本  翼
栗原 貴史  紅林 颯馬  黒岩  瞳
黒田 雅明  黒田 将来  黒野 将大
桑城亜裕子  桑原 拓也  桑原 宏季
五井  恕  小池 崇之  小池  凌
小泉 京香  小泉 俊祐  小泉 信貴
小泉 佑介  高  世羅  興膳  遼
河野 貴昭  河野 嵩士  河野 珠樹
剛力  大  古賀 大智  古賀 文菜
小金澤 実  小齊 礼奈  小齋 一樹
小坂 朋裕  兒島 克彦  小島  大
越水 優介  小谷 桃子  児珠 紗雪
児玉 祐基  後反 拓也  小寺 祐輝
後藤 翔貴  後藤新太郎  後藤 飛翔
小西  慧  小畑 瑞貴  小早川七海
小林 健一  小林 大介  小林千咲紀
小林 幹英  小林 優吾  小林 由季
小林  蓮  小堀 魁星  駒居 卓朗
小松 詩織  小松 大祐  五味 千夏
小峰 駿介  小宮 千枝  小宮山美希
小森 彩乃  是永 克巳  今田 倫聖
近藤 圭悟  近藤 泰平  近藤 暢朗
近藤 佑樹  齊藤 駿介  斉藤 純平
斎藤  慎  齋藤 隆慶  齋藤 俊希
齋藤 野花  齋藤 優子  斎藤由里阿
齋藤 愛乃  齋藤亮太郎  在間 崇博
佐伯ゆう子  坂井 大樹  酒井 基樹
榊  遥佳  榊原 敬太  坂口 英子
坂田 敦紀  坂根  健  阪本 倖多
坂本興太郎  坂本 翔大  阪本 茉実
坂本 龍平  相良  翔  崎根 大希
櫻田 浩史  櫻田 未来  佐々木崇人
佐々木智仁  佐々木花子  佐々木英人
佐々木将也  佐々木里莉  捧   愛
貞兼 紀夫  佐竹 勇祐  貞松 典希
佐藤  絢  佐藤 勝彦  佐藤健太郎
佐藤 司郎  佐藤慎太郎  佐藤 慎也
佐藤はるな  佐藤 英之  佐藤 啓貴
佐藤 雅一  佐藤  優  佐藤 優希
佐藤 悠己  佐藤由梨花  佐藤 諒一
佐取 尚志  佐野 惠哉  佐野  佑
佐用 理紗  澤井 彩香  澤木 瑛美
澤田 季歩  澤田  柊  沢田 優乃
沢津橋信二  澤山  穣  山内 志織
参納 駿介  椎木 健登  直原  奨
篠岡 陽平  篠原  慶  篠原 宏昌
篠原 千穂  篠原  崚  芝上  理
脊戸 紗希  柴田 拓真  柴田 侑輝
柴田 佳樹  柴田  良  柴山林太郎
地挽友里恵  渋井 朝葵  澁澤  惇
嶋田  碧  嶋貫紗矢香  島村 泰介
清水 音輝  清水 恒一  清水俊太朗
清水  翼  清水 聖晶  安齋美智代
清水 基弘  下川 陽平  下田 真希
正司 紗耶  定免 楓真  白石 義拓
白川 志野  白木  結  白幡  翔
神  琢磨  神 ふみ子  新開 梨花
新垣 結麻  神藤 貴弘  新留 亮太
陣内 隆太  新町 佳史  須賀 智紀
須賀 翔紀  菅沼 奎太  菅野  幹
菅原 友和  杉内 晨光  杉浦 充志
杉江 義彦  杉崎 友哉  杉田 夕花
杉谷 飛鳥  杉原 直幸  椙村 昂平
杉村俊太朗  杉本 直之  杉山 瑛彦
杉山 雄峰  杉山 莉奈  鈴江 俊介
鈴江  遼  鈴木 淳美  鈴木 香澄
鈴木 翔太  鈴木 祥平  鈴木伸太郎
鈴木 建瑠  鈴木 哲朗  鈴木 智裕
鈴木茉由子  鈴木 基浩  鈴木 勇輝
鈴木 隆世  須藤 慶子  須藤  駿
須藤 智弘  諏訪 弦太  瀬尾  功
関  一樹  関  大輔  関根 隆朗
関根ゆりの  瀬崎  亘  瀬田 裕貴
芹澤 杏子  宗  大志  早田 尚史
曽田 駿希  園田 靖大  染井明希子
染谷 耕平  大門 孝嗣  田尾  輝
高岡 遼大  高川 睦月  高木 敦司
高木 勝瑛  高木 悠司  高木 友貴
高倉みのり  高倉 悠甫  高崎 二郎
高田 晃平  高田  誠  高田  優
高谷 英生  高玉 峻介  高羽 耕介
高橋  泉  高橋 知稀  高橋 和樹
高橋 和浩  高橋 加奈  高橋 静也
高橋 季世  高橋 伸聡  高橋 伸夫
高橋 華子  高橋 優依  高橋 佑典
高橋 祐太  高橋佑太郎  高橋 祥徳
高橋 玲哉  高原 駿介  高比良鷹甫
田上 博也  高嶺  航  高本真莉瑛
滝口麻理奈  瀧沢万由花  滝嶌 秀輝
滝本 真希  瀧本 悠貴  瀧山侑莉花
田口 真野  田口 裕太  竹内 智哉
竹内 瑞希  竹内 佑馬  竹尾 芳弘
竹岡 滉貴  武士 清哉  武田 和也
武田 尚人  武田 将弥  武田美砂妃
武田 悠哉  武田 礼子  竹中 寛治
竹原 裕児  武本 稜平  田子 大樹
田坂 尚樹  田崎  恵  田島 敬太
田島 駿熙  多田 夏海  田近 優大
辰野 樹市  舘  健輔  立石 裕人
田中 杏実  田中彩友美  田中 一真
田中 健一  田中 沙樹  田中修次郎
田中 頌子  田中大二朗  田中 大地
田中 宏宜  田中 冬華  田中 麻以
田中 将樹  田中 雅大  田中裕太郎
田中 祥之  田中隆一郎  田辺 徳子
谷  和徳  谷  英樹  谷  優貴
谷井  光  谷川 勇太  谷口 尚暉
谷口  陸  田畑早智子  田原 大樹
田房 教平  玉崎  駿  溜  慶太
田村 和希  田村顕志朗  田村 紀之
他谷 耕助  丹治 雅文  近久 憲太
知念満里亜  千葉 大介  千葉 弘憲
千葉 書毅  千葉 幹大  千村 大樹
張  壮壮  長子 雄士  長南  悠
鄭  叡燦  塚本 美咲  月原加代子
辻  映穂  辻   薫  辻  和弥
辻  祥奈  辻 佐和子  津島 友洋
辻本 篤人  辻本紗支子  津田 朋香
土田 紘夢  土田礼二朗  土屋  共
筒井 秋成  坪野 泰地  圓井 隆正
出口 智之  手嶋 琢人  寺田 健郎
寺西美由輝  寺本 茂樹  土井  奨
土井 稜太  東影 将希  常盤 響平
徳田 彩華  徳永麻里子  徳橋 和紀
戸坂  真  豊島  諒  利光 健作
戸田  惟  外村  亮  飛田 紘佑
冨尾有咲子  冨田 修志  富田 征良
冨田 昂志  豊田 一聖  豊田さやか
豊田 大将  豊田 高史  豊田百々世
豊田 祐介  鳥居  宏  鳥飼 遼介
内藤 恵介  仲  和磨  中井 達朗
永井 壯和  中泉絵莉子  長尾 玲佳
中川 翔太  中川  尚  中川 雄矢
中川 佳直  長久  嵩  長崎 壮汰
中澤 和也  中澤 沙希  長澤 孝志
長澤 哲能  中澤 孟也  中島  星
中島 和泉  中島 永祥  中島 英里
中島 滉平  長島  誠  中田 大地
永田 裕貴  永田涼太郎  中谷 克宣
仲谷佳奈子  中西 成太  中西 大地
中西 夏基  中西 正樹  長沼  駿
中野 雄貴  中原 誠人  永峰 太郎
中村 冬人  中村 朋暉  中村 昌哉
中村 靖宏  中村 雄介  中村 悠乃
中村 凌輔  中本  賢  中薮 健吾
中山  駿  中山真理子  中山龍太朗
梛良  拡  名倉  亨  灘本 宥也
浪波 里沙  成迫 達成  成田 清子
成瀬 史織  南里 俊毅  新岡 美波
新垣 義博  新井野直樹  新原 裕也
新村 耕平  二枝 翔司  西  弘喜
西   悠  西馬 圭吾  西浦 太生
西川  啓  西川 郁也  西川 昌希
西口阿里沙  西小部夏子  西嶋 正信
西田 達也  西田 夏子  西野入 傑
西村安杜夢  西村 香織  西村千恵美
西本 悠夏  西山実貴子  新田 紗紀
仁田 純佳  新田 令華  仁平 健太
二村 尚加  布山 雄大  沼邉 洋希
根本 大地  野杁  葵  野口 一眞
野口 瞳子  野口 智樹  野崎 智裕
野崎  愛  野澤 尚純  後田健太郎
能登 祥仁  野中 泰行  信  剛志
登坂  望  野村  真  野村 祐矢
羽賀 直人  芳賀 友香  萩平 晋一
萩本あやか  萩原  彩  朴  将在
箱崎 祥吾  箸本 明雄  橋本 沙紀
橋本 繁毅  橋本 泰一  橋本 長臣
橋本 充人  橋本 佳之  橋本 莉沙
長谷川慎也  長谷川 司  長谷川知博
長谷川直輝  長谷川雄大  羽田 惇子
秦  尚輝  羽田みづき  畠山 貴之
畑中 弓佳  八谷 和毅  八丁 成輝
服部幸太郎  服部 康志  服部 友祐
初馬 眞人  花泉 温子  羽田 将輝
馬場 俊輔  馬場 嵩士  馬場 信幸
浜岡 佑樹  浜口 直紀  浜田 光一
浜田 敬生  早川 賢人  早川 大介
林  康碩  林  翔平  林  拓弥
早矢仕麻友  葉山 千夏  葉山 凌大
原  健志  原  智嗣  原  修三
原  昌宏  原口 柊太  原澤 翔多
原尻 紘明  原田  新  原田 康平
原田 由梨  原田 龍一  春山 莉沙
半田  昇  東  隆好  東谷 惇矢
東原 佑翔  久川 静紗  膝舘 朗人
久野 友輔  久道 瑛未  菱川慶祐暉
肥田あゆみ  日野 卓郎  平井 柾人
平岩 三佳  平尾 和寛  平川 瑛大
平栗 成悟  平栗 直幹  平澤 大樹
平田 堅大  平田 航涼  平田真太郎
枚田 雅樹  平田弥和子  平塚健士朗
平野 裕加  平松 英俊  昼間 文伯
広岡 将希  広川 隆康  広瀬 雄大
廣田 誠行  広原 良哉  深谷 直史
普喜  啓  福井 大地  福岡 慎也
福岡 宣知  福島 大輝  福島 悠生
福田 晟史  福田 祥子  福田 青空
福原 啓介  福本 里紗  福山 美穂
藤井 敦史  藤井 啓樹  藤井  繁
藤井伸一郎  藤井 奈々  藤井菜奈美
藤井 美香  藤井 祐輔  藤井 啓彰
藤井亮太朗  藤枝 典明  藤尾 春香
藤岡 茉衣  冨士川 健  藤木 大雅
藤崎 友磨  藤澤 健一  藤澤 周平
藤澤 諒祐  藤嶋  護  藤田 大輝
藤田真由子  藤谷 知生  藤中 将人
藤村  衛  藤本 隆宏  藤原 成子
藤原 昌平  藤原総一郎  船岡  諒
古市 英志  古川佐智絵  古川 弘基
古川 祐介  古川 裕馬  古澤亮太郎
古荘 草太  古荘  宏  古田 湧介
古谷 隆雄  別府 麻鈴  北條かおり
星  順子  星野  徹  細川 竜也
細田 知靖  細矢 明司  堀田 耕平
堀  俊平  堀  裕彌  堀江 祐眞
堀川 康浩  堀川 理紗  堀口 貴音
本多 嵩平  本間 一平  本間 朋信
前川 瑞希  前田 啓太  前田 拓実
前田 立志  前田ちひろ  前田 紘希
前田 祐生  前野 元国  牧野  聡
牧野 匡佑  幕田 怜輔  正井  勇
正岡千亜里  益子 大悟  枡井 英好
益田 綾乃  桝田耕太郎  益田 萌里
増田 亮太  町田 孔平  町田 耀一
松井 智弘  松井 朋美  松井 春樹
松井 佑樹  松浦  奨  松江 健浩
松尾 雅史  松ケ下裕介  松川 葉月
松倉 梨香  松下拳士郎  松下 大輝
松田 康秀  松長 曉里  松野 泰知
松原  裕  松原  諒  松藤 裕子
松村 幸輝  松村  遥  松村美母衣
松本 亜土  松本 安未  松本 亜美
松本  彩  松本 康誠  松本  淳
松本登志也  松本  望  松本 紘明
松本 大樹  松本 雄貴  松本 良子
松山 真梨  丸山 薫美  丸山 皓生
圓山 高庸  丸山 智大  丸山 雄史
三浦  梓  三浦 修平  三浦 尚樹
三浦  望  三浦 政宏  三浦 雅哉
三重野雄貴  三上  藍  御厨 佳帆
三澤 賢治  三島 広大  三島 隆人
水口 敦喜  水谷 有希  水野 奨健
水野真理子  水野 雄貴  溝田  尚
溝邉千鶴穂  美田 敦賜  三谷 洋介
三井 稜賀  満島 航輔  三冨 貴博
南正覚優太  南出 優介  実成 圭司
峯  教博  峯崎 真汰  簑田和佳奈
美濃羽まこ  三原 秀代  三村祐貴子
宮内 良太  宮川虎太郎  宮川 裕平
宮城 海斗  宮城 宏太  三宅 悠太
三宅  航  宮崎 次郎  宮崎 竜祐
宮澤 旭麿  宮下 博樹  宮田 彩加
宮田 聖也  宮野 誠也  宮本 昂尚
宮本 健太  宮本 聖也  宮本 大雅
宮本  匠  三好 絢女  三好 伸和
三輪 萌香  向  洋輝  向畑  了
武蔵 晴佳  武藤  喬  武藤  遼
武藤 廉仁  宗像  凌  村岡  淳
村上 達哉  村上 朝久  村上のぞみ
村上 博紀  村上  楓  村田 由昌
村松 裕介  村本 裕亮  目黒 雄紀
毛利 優樹  餅原 波音  本木 宙倫
本橋 京治  本山  絹  森   茜
森  綾香  森  克浩  森  克征
森  嵩夏  森  崇久  森  琢真
森  舞子  森  柾樹  森  真信
森  亮太  森崎 美希  森崎  蓮
森下 展行  森田 啓介  森田 航平
森田侑実重  森村 直貴  森本 和真
森本 智子  森本 真唯  森本 祐輔
森本 義久  森谷 謙太  守屋 沙織
森谷 拓朗  森山 透子  森山 秀徳
森脇 達希  両角  駿  門田 雅也
門馬 憲吾  八木原佑一  矢崎 公浩
八嶋 章博  矢島 佑一  安田 和弘
安田 皓亮  安田 裕晟  安田 穂珠
柳川夢太郎  柳原 拓朗  柳瀬  将
柳瀬 祥夫  矢野雄一郎  八幡 将大
矢部慎太郎  山内 竜太  八巻 晴彦
山岸 大輝  山口あゆ美  山口 広輔
山口 武蔵  山口  愛  山口 友護
山口 洋平  山崎功乃祐  山崎  駿
山崎 優太  山下 響子  山下 胡己
山下 鈴乃  山下 雅裕  山下 美紀
山下もも子  山下 雄樹  山下 洋平
山下 陽平  山城  悠  山添慎一郎
山田 明弘  山田 恭祐  山田 健一
山田 耕平  山田修之助  山田 大雅
山田 智子  山田  悠  山田  葵
山田真由葉  山田 裕規  山田 怜央
山中  翔  山中 智代  山中万梨子
山西 健太  山根 孝之  山野 将明
山野麟太朗  山本 克己  山元 恒輝
山本 耕作  山本 光治  山本紗恵子
山本 沙紀  山本 漱人  山本 駿吾
山本 翔登  山本 拓歩  山本 晴敏
山本 一志  山本竜一朗  山本龍之介
閻  佳悦  兪  安樹  結城 将太
雪田 健吾  湯澤 夏海  湯ノ口大輝
湯本 晃子  湯本 圭一  與儀 大地
横井 信昭  横川 主磨  横澤 英一
横段  良  横地 未央  横山 真優
任   昇  吉井 康悦  吉岡  勇
吉岡 慎二  吉川 照現  吉川 泰樹
吉川友基子  吉川凛太郎  吉澤  孝
吉澤 敬規  吉澤  裕  吉田  晃
吉田羽都希  吉田 一穂  吉田 桂子
吉田 将太  吉田 崇裕  吉田みずき
吉田 結依  吉田有美香  吉田 遼太
吉田 亮平  吉谷心太郎  吉成 学道
吉野 大地  吉野 貴之  吉丸 健太
吉村 勇紀  吉山 晃人  米澤 孝太
米田 幸司  米玉利大樹  米森 大知
米山 和希  米山 晃司  李  俊慧
六郷 和紀  若菜  恭  若山 遼弥
湧田広太郎  和久田典宏  和気 佑介
三好 凪海  鷲尾  亮  和田 彩香
和田 邦政  和田  周  和田 尚也
渡邊 佳奈  渡邉 玄太  渡邉 健人
渡邊 泰士  渡辺 丘旭  渡邊 隆之
渡辺 真優  渡邉美佳子  渡邊 泰孝
渡邊 裕樹  渡邉 雄大  渡邊 雄太
渡辺 雄太  渡邉 陽介  村本莉佳子
渡邉  凌  渡部 綾菜  渡部 泰輔

司法修習生の国籍条項に関する経緯

目次
1 経緯の概要
2 帰化して26期司法修習生となった弁護士の説明
3 昭和時代の最高裁判所の国会答弁
4 平成時代の最高裁判所の国会答弁
5 最高裁判所人事局任用課長経験者の回想
6 関連記事その他

1 経緯の概要
(1) 昭和51年採用の30期までは,司法修習生採用選考要領の欠格事由が「日本の国籍を有しない者」となっていて,司法修習生となるためには帰化して日本国籍を取得する必要がありましたから,台湾国籍では司法修習生に採用されませんでした(神戸合同法律事務所HPの「吉井正明」参照)。
    しかし,昭和52年に在日韓国人の金敬得が帰化せずに31期司法修習生に採用されて以降,司法修習生採用選考要領の欠格事由が「日本の国籍を有しない者(最高裁判所が相当と認めた者を除く。)」となりました。
    そして,平成21年11月採用の司法修習生(新63期)から,司法修習生採用選考要領の欠格事由から「日本の国籍を有しない者」が削除されました(外部ブログの「「司法修習生は日本国籍必要」条項を削除 最高裁」参照)。
(2) 在日本大韓民国民団HP「外国籍の司法修習生採用 国籍要件を削除」が載っています。

2 帰化して26期司法修習生となった弁護士の説明
(1) 自由と正義2006年7月号の「なぜ日本国籍がないと調停委員になれないのか」には以下の記載があります(2006年7月号31頁)。
司法修習生に関する国籍要件の歴史的経緯
(一) 日本国籍がなければ司法修習生に任命されなかった時代、私の経験
 現行の司法修習制度は一九四七年に開始され,当初司法修習生採用選考公告(現在の「要項」)には司法修習生の国籍に関する規程は存在しなかった。一九五五年、外国籍のまま司法修習生に採用する旨の申込みをした者がいたが、最高裁に拒否された。一九五七年の選考公告から欠格事由として「日本国籍を有しない者」との記載ができた。
 一九七一年、私は台湾国籍(当時の氏名は楊錫明)で司法試験に合格し,帰化の手続をとるとともに二六期司法修習生の採用申込みをなしたが、台湾国籍法によると四五歳になるまで国籍離脱の許可が得られない(日本国籍も取得できない)ことが判明した。そのため、私は最高裁に幾度も出頭し、台湾国籍のままでの採用の請願を行ったが、一九七二年三月、最高裁は私に対して不採用との連絡をした。私は納得がいかず、同年四月頃、東京弁護士会に人権救済の申立てをした。なお、一九七二年秋、日中国交回復により台湾が帰化を認めることとなり,私は日本国籍取得の上一年遅れではあるが二七期司法修習生に採用された。私は人権救済申立を取り下げ、最高裁に採用要項の撤廃を求めたが、採用要項が変更されることはなかった。
(二) 金敬得氏の闘い
 私の人権救済申立てを取り上げた新聞記事により,司法修習生の国籍要件の存在を知った故金敬得氏は、一九七六年秋、司法試験に合格した際、大韓民国籍のまま司法修習生に採用されたいと請願を行った。自由人権協会等が支援活動をなし、報道により社会的関心が高まったこともあり、翌一九七七年三月、最高裁は同氏の三一期司法修習生の採用を決定した。一九七八年の採用選考公告において、国籍要件に基づく欠格事由は「日本国籍を有しない者(最高裁判所が相当と認める者を除く。)」と規定され、括弧書きが付加され、現在に至っている。
(2) ちなみに,日本国憲法22条2項は「何人も、外国に移住し、又は国籍を離脱する自由を侵されない。」と定めています。
    また,昭和23年12月10日の第3回国連総会で採択された世界人権宣言15条2項は「何人も、ほしいままにその国籍を奪われ、又はその国籍を変更する権利を否認されることはない。」と定めています。

3 昭和時代の最高裁判所の国会答弁
(1) 高輪1期の矢口洪一最高裁判所人事局長の答弁,昭和49年2月19日の衆議院法務委員会において以下の答弁をしています(ナンバリング及び改行を追加しました。)。
① 修習生の採用にあたって外国人でもいいではないかというお尋ねでございますが、確かに日本人でなければいけないという趣旨の明文の規定がございませんので、現行法の解釈として積極、消極の両説が考えられるところでございます。
    最高裁判所ではこの点慎重に検討いたしまして、昭和三十二年の採用時以降、国籍のないことが欠格条件であるという募集要項による明文の要件を設けたわけでございまして、自来そのような扱いをいたしておるわけでございますが、その理由として申し上げ得ることは、修習制度が将来のわが国の法曹を国家の費用によって養成する制度であるということ、また修習生は、法律上は国家公務員ではございませんけれども、最高裁判所が任免権を持っておりまして、兼職を禁止されております。修習によって知り得た秘密を守る義務が課せられております。
    また御承知のように公務員に準じた給与を受けるということで、実質的には公務員とかわらない面を非常に多く持っておるわけでございます。
② そういうことから考えますと、明文の規定は欠いておりますけれども、現在の修習制度というものを考えます以上は、やはり日本国民を対象として設けられたものであるといわざるを得ないということでございまして、それが今日日本国籍を欠くということを欠格条項としておる理由でございます。
    もちろん、こういった考え方につきましては、長い時間がたっておりますので、国籍ということを問題にするとしても、もっと広い視野からの相互主義というものを考えるべきではないかといったような考えもあり得るわけでございますが、当時これをきめますにあたりましては、日本弁護士連合会の御意見等も十分に伺いまして、このような扱いをきめたということでございます。
(2) 高輪1期の矢口洪一最高裁判所事務次長は,昭和52年3月15日の衆議院法務委員会において以下の答弁をしています(ナンバリング及び改行を追加しています。)。
① 司法官試補は、判検事に任命を予定いたしております公務員でございまして、身分も高等官待遇ということで、当初から公務員でございます。
 司法修習生はそういう意味の厳格な公務員ではないということが、一番大きな相違でなかろうかと思います。
② 当時私が主管局長でございましたので、当時の考えを率直に申し上げますと、このところで問題になりましたのは楊錫明という台湾の方でございました。
 御本人は帰化ということも十分お考えになったようでございますが、台湾の特殊な地位というようなこともあって、それも非常に困難ではないかということからこの問題が起こったわけでございまして、翻って考えてみますと、確かに国籍を要件とするということも少し狭過ぎるのではないかということも率直に考えられたわけでございます。
 慎重に検討させていただくということで、引き続きその問題の解決ができないような場合には、もう少し突き進んだ考え方をしていかなければいけないかもしれない。
 ただ、三十一年に国籍を要件としたということも、これはそれなりに理由のあることでございますので、それだけが障害であるならば、できるだけ国籍を取得していただくという方向で解決することも、それはまたそれで結構な解決ではないかというふうに考えておりまして、結局においては帰化されましたので、この問題を最終的に煮詰めるという段階に至らなかったわけでございます。
 そういう意味で、三十一年の決定といいますか、要件というものが今日まで生きてきておったということでございます。
 それはそれなりにやはり理由のあることであろうと思いますが、今度改めて新たな問題が出てまいりまして、今回のケースと前回のケースを比べました場合に、必ずしもすべてが同じケースであるとも言いかねる面がございます。
 そういう点も、先ほど人事局長が御答弁しましたが、裁判官会議で十分御検討いただく必要があるだろうと考えておるわけでございます。

4 平成時代の最高裁判所の国会答弁
・ 29期の大谷直人最高裁判所人事局長は,平成22年3月12日の衆議院法務委員会において以下の答弁をしています(ナンバリング及び改行を追加しています。)。
① 平成二十一年度の十一月期の採用選考要領から、「日本の国籍を有しない者(最高裁判所が相当と認めた者を除く。)」こういう従来入っていた欠格事由の記載が削除されたということは御指摘のとおりでございます。
 その経緯についてちょっと御説明いたしますと、日本国籍を有しない者が司法修習生への採用を希望した場合、これは古く昭和五十二年の時点から、その人の法的な地位の安定性それから居住の継続性等を考慮して日本国民と同等の取り扱いをしても差し支えないかどうかということを個別的に判断した上で、実際には司法修習生としてそういう応募者を採用してまいりました。そういう運用が安定的に長く続いてきたこともありまして、欠格事由という言葉、日本国籍を有しないことのみをもってあたかも採用されないというふうに思われるような記載は削除する方が相当であろうということで判断し、その事項を削除したというものでございます。
 したがいまして、平成二十一年を機会に何か採用の基準あるいは取り扱いをそれまでと変更したというものではございません。
② その廃止(山中注:平成2年,外国籍の採用希望者に対して提出を求めていた法律遵守の誓約書の廃止)についても事実でございますが、これも運用が安定してきたからということで行わなくなったものではありますが、ただ、先ほど言いましたように、日本国籍を有しない者については個別に判断をしていくという点は変わっておりませんので、事前の面接をする際に、その点についてきちっと遵守してもらえるかどうか、この点は十分確認した上で採用しておりますので、実質的には変わるところはございません。
③ 外国籍の方につきましては、その人の特定という意味がございますので、戸籍にかわるものとして外国人登録原票記載事項証明書、この証明書の提出を求めております。

5 最高裁判所人事局任用課長経験者の回想
・ 一歩前へ出る司法57頁及び58頁には以下の記載があります(改行を追加しています。)。
 私(山中注:15期の泉徳治最高裁判所人事局任用課長)は、裁判官会議の最終決定が出るまでは(山中注:韓国国籍のまま司法修習生に採用されたいという金敬得氏及び弁護士等の支援者との面談において)何も言えず、従来の最高裁の取扱いを繰り返し説明するだけでしたが、一方で、司法修習の担い手である弁護士会や検察庁、それに法務省や外務省などに意見照会をしておりました。
 法務省や外務省からは、最高裁が外国籍のままで司法修習生を採用することに異存はないという意見が返ってきました。当時、日本がアメリカから日米友好通商航海条約に基づき弁護士業務の自由化を求められていたという状況が有利に働いたのではないかと思います。
こういう経過を裁判官会議に報告し、金さんの司法修習生採用を決定してもらい、司法修習生採用選考要領の欠格事由を「日本の国籍を有しない者(般高裁判所が相当と認めた者を除く)」と変更することになりました。現在では、この欠格事由そのものがなくなっております。
裁判官会議には、通常、事務担当者として人事局長しか参列しませんが、このときは、細かい質問があった場合に備えるということで、任用課長の私も参列しました。

6 関連記事その他
(1) 法の下における平等の原則を定めた憲法14条1項の趣旨は、特段の事情の認められない限り、外国人に対しても類推適用されます(最高裁大法廷昭和39年11月18日判決)。
(2)ア 平成29年5月12日付の司法行政文書不開示通知書によれば,司法修習生採用に際しての国籍条項が廃止されるに至った経緯が分かる文書は,保存期間を満了しており廃棄済みです。
イ 日弁連は,平成6年3月28日付の最高裁判所長官宛要望において,「最高裁判所が司法修習生採用選考において、外国籍の者や逮捕歴・起訴歴を有する者に対して、本人の誓約書や保証人を求めていることは憲法等に違反するとして、司法修習生採用選考要項の「国籍条項」を削除するとともに、これらの差別的取扱・慣行を行わないよう要望した」みたいです(日弁連HPの「司法修習生採用時の国籍条項等による差別人権救済申立事件(要望)」参照)。
(3)ア 外国の国籍を有する日本人は外務公務員となることができません(外務公務員法7条,人事院規則8-18(採用試験)9条2項)。
イ  国会議員の被選挙権を有する者を日本国民に限っている公職選挙法10条1項と憲法15条,市民的及び政治的権利に関する国際規約25条に違反しません(最高裁平成10年3月13日判決。なお,先例として,ヒッグス・アラン事件に関する最高裁平成5年2月26日判決)。
ウ  日本国民たる住民に限り地方公共団体の議会の議員及び長の選挙権を有するものとした地方自治法11条,18条,公職選挙法9条2項は,憲法15条1項,93条2項に違反しません(最高裁平成7年2月28日判決)。
エ 地方公共団体が,公権力の行使に当たる行為を行うことなどを職務とする地方公務員の職とこれに昇任するのに必要な職務経験を積むために経るべき職とを包含する一体的な管理職の任用制度を構築した上で,日本国民である職員に限って管理職に昇任することができることとする措置を執ることは,労働基準法3条,憲法14条1項に違反しません(最高裁大法廷平成17年1月26日判決)。
(4) 外国人登録原票は出入国在留管理庁で保管されています(出入国在留管理庁HP「外国人登録原票に係る開示請求について」参照)。
(5) 一時的に我が国に滞在し将来出国が予定される外国人の事故による逸失利益を算定するに当たっては,予測される我が国での就労可能期間内は我が国での収入等を基礎とし,その後は想定される出国先での収入等を基礎とするのが合理的であり,我が国における就労可能期間は,来日目的,事故の時点における本人の意思,在留資格の有無,在留資格の内容,在留期間,在留期間更新の実績及び蓋然性,就労資格の有無,就労の態様等の事実的に及び規範的な諸要素を考慮して,これを認定するものとされています(最高裁平成9年1月28日判決)。
(6)ア 国籍法3条1項が,日本国民である父と日本国民でない母との間に出生した後に父から認知された子について,父母の婚姻により嫡出子たる身分を取得した(準正のあった)場合に限り届出による日本国籍の取得を認めていることによって,認知されたにとどまる子と準正のあった子との間に日本国籍の取得に関する区別を生じさせていることは,遅くとも上告人が国籍取得届を提出した平成15年当時において,憲法14条1項に違反していました(最高裁大法廷平成20年6月4日判決)。
イ 法務省HPの「改正国籍法附則(国籍取得に関する経過措置)による国籍取得の届出期間の末日について」には「平成20年12月12日に成立した国籍法の一部を改正する法律(平成20年法律第88号)附則第2条,第4条及び第5条による国籍取得の届出期間の末日は,平成24年1月4日です。1月5日以降は届出をすることができませんので注意してください」と書いてあります。
(7) 東京法務局の場合,帰化申請書類の保存期間は5年みたいです(東京法務局HPの「(国籍関係)帰化手続の際に提出した書類の返還等について」参照)。
(8)ア 以下の資料を掲載しています。
・ 外国人登録法の廃止に伴い回収された外国人登録原票に係る開示請求手続について(平成23年12月13日付の法務省入国管理局登録管理官の事務連絡)
・ 外国人登録法の廃止に伴い回収された外国人登録原票に係る開示請求手続について(平成24年3月21日付の日弁連事務総長の依頼)
・ 弁護士法23条の2の規定に基づく外国人登録原票の照会への対応について(平成24年7月30日付の法務省入国管理局出入国管理情報官付補佐官の事務連絡)
イ 以下の記事も参照してください。
・ 在日韓国・朝鮮人及び台湾住民の国籍及び在留資格
・ 在日外国人への社会保障法令の適用
・ 司法修習生の採用選考の必要書類
・ 民間労働者と司法修習生との比較

司法修習生採用選考の内容の変化(6期以降)

目次
第1 6期以降の司法修習生採用選考の内容

◯75期司法修習の場合
◯74期司法修習の場合
◯70期から73期までの司法修習の場合
◯現行60期から69期までの司法修習の場合
◯59期司法修習の場合
◯57期から58期までの司法修習の場合
◯51期から56期までの司法修習の場合
◯47期から50期までの司法修習の場合
◯28期から46期までの司法修習の場合
◯26期から27期までの司法修習の場合
◯19期から25期までの司法修習の場合
◯11期から18期までの司法修習の場合
◯7期から10期までの司法修習の場合
◯6期司法修習の場合
第2 関連記事その他

第1 6期以降の司法修習生採用選考の内容
・ 官報に掲載される司法修習生採用選考公告によれば,6期以降の司法修習生採用選考の内容は以下のとおりです(変化部分を赤色表示にしています。)。
◯75期司法修習の場合
・ 選考の内容は,書面審査,健康状態判定,面接及びその他となりました。
・ 書面審査は,選考申込書等の提出書類の記載により,採用選考審査基準を満たすかどうかを審査するものでした。
・ 健康状態判定は,選考申込書等の提出書類の記載により,修習に耐えられる健康状態かどうかを判定するものでした。
・ 面接は,書面審査及び健康状態判定の結果,必要があると認める場合に実施されました。
・ その他は,選考申込書等の提出書類の記載事項について調査を行うものでした。
    必要に応じて,追加書類の提出等を求める場合がありました。
◯74期司法修習の場合
・ 選考の内容は,書面審査,健康診断,面接及びその他となりました。
・ 書面審査は,選考申込書等の提出書類の記載により,採用選考審査基準を満たすかどうかを審査するものでした。
・ 健康診断は,選考申込書等の提出書類の記載により,修習に耐えられる健康状態かどうかを判定するものでした。
    精密検査が必要と判定された場合等は,追加書類の提出や,最高裁判所での健康診断の受検を求められました。
・ 面接は,書面審査及び健康診断の結果,必要があると認める場合に実施されました。
・ その他は,選考申込書等の提出書類の記載事項について調査を行うものでした。
◯70期から73期までの司法修習の場合
・ 選考の内容は,書面審査,健康診断,面接及びその他となりました。
・ 書面審査は,選考申込書等の提出書類の記載により,採用選考審査基準を満たすかどうかを審査するものでした。
・ 健康診断は,選考申込者が提出する健康診断票(所定の様式)に基づいて,修習に耐えられる健康状態かどうかを判定するものでした。
    精密検査が必要と判定された場合等は,追加書類の提出や,最高裁判所での健康診断(面接と同日に実施)の受検を求められました。
・ 面接は,書面審査及び健康診断の結果,必要があると認める場合に実施されました。
・ その他は,選考申込書等の提出書類の記載事項について調査を行うものでした。
◯現行60期から69期までの司法修習の場合
・ 選考の内容は,書面審査,健康診断,面接及び欠格事由調査となりました。
・ 書面審査は,選考申込書等の提出書類の記載により,選考資格の有無,欠格事由の有無等について審査するものでした。
・ 健康診断は,選考申込者が提出する健康診断票(所定の様式)に基づいて,修習に耐えられる健康状態かどうかを判定するものでした。
    精密検査が必要と判定された場合等は,追加書類の提出や,最高裁判所での健康診断(面接と同日に実施)の受検を求められました。
・ 面接は,書面審査及び健康診断の結果,必要があると認める場合に実施されました。
◯59期司法修習の場合
・ 選考の内容は,書面審査,健康診断,口述試験及び欠格事由調査となりました。
・ 書面審査は,選考申込書等の提出書類の記載により,選考資格の有無,欠格事由の有無等について審査するものでした。
・ 健康診断は,選考申込者が提出する健康診断票(所定の様式)に基づいて,修習に耐えられる健康状態かどうかを判定するものでした。
    精密検査が必要と判定された場合等は,追加書類の提出や,最高裁判所での健康診断(口述試験と同日に実施)の受検を求められました。
・ 口述試験は,書面審査及び健康診断の結果,必要があると認める場合に実施されました。
◯57期から58期までの司法修習の場合
・ 選考の内容は,口述試験,健康診断及び身上調査でした。
・ 健康診断の実施方法は,選考申込者が保健所、国公立病院又は大学病院等の公共の医療機関で受検するというものでした。
・ 口述試験は司法研修所(埼玉県和光市)で行われました。
◯51期から56期までの司法修習の場合
・ 選考の内容は,口述試験,健康診断及び身上調査でした。
・ 健康診断の実施方法は,選考申込者に対して別途通知されました。
・ 口述試験は司法研修所(埼玉県和光市)で行われました。
◯47期から50期までの司法修習の場合
・ 選考の内容は,健康診断,口述試験及び身上調査でした。
・ 健康診断は最高裁判所(東京都千代田区隼町)で,口述試験は司法研修所(埼玉県和光市)で行われました。
◯28期から46期までの司法修習の場合
・ 選考の内容は,健康診断,口述試験及び身上調査でした。
・ 健康診断は最高裁判所(東京都千代田区隼町)で,口述試験は司法研修所(東京都文京区湯島)で行われました。
◯26期から27期までの司法修習の場合
・ 選考の内容は,身体検査,口述試験及び身上調査でした。
・ 身体検査は最高裁判所(東京都千代田区霞ヶ関)で,口述試験は司法研修所(東京都文京区湯島)で行われました。
◯19期から25期までの司法修習の場合
・ 選考の内容は,身体検査,口述試験及び身上調査でした。
・ 身体検査は最高裁判所(東京都千代田区霞ヶ関)で,口述試験は司法研修所(東京都千代田区紀尾井町)で行われました。
◯11期から18期までの司法修習の場合
・ 選考の内容は,口述試験,身体検査及び身上調査でした。
・ 口述試験及び身体検査は,司法研修所(東京都千代田区紀尾井町)で行われました。
◯7期から10期までの司法修習の場合
・ 選考の内容は,口述試験,身体検査及び身上調査であり,司法研修所(東京都千代田区紀尾井町)で行われました。
◯6期司法修習の場合
・ 選考の内容は,口述試験,身体検査及び身上調査であり,司法研修所小石川分室(東京都文京区指ケ谷町)で行われました。

第2 関連記事その他
1(1)ア 健康診断につき,50期以前は最高裁判所での実施であり,51期ないし73期は医療機関作成の健康診断票に基づくものとなり,74期は選考申込書等の提出書類の記載に基づくものとなりました。
イ 75期以降,「健康状態判定」という名称になりました。
(2) 面接(59期までは「口述試験」)につき,58期以前は一律に実施されていたのに対し,59期以降は,必要があると認める場合に実施されました。
(3) 身上調査(27期までは「身体検査」)につき,59期以降は欠格事由調査となり,70期以降はその他となりました。


2 以下の記事も参照してください。
・ 司法修習生の採用選考の必要書類
・ 司法修習生の採用選考に関する公式文書
・ 司法修習生の採用選考に必要な書類の掲載時期
・ 司法修習生の司法修習に関する事務便覧
・ 司法修習生の旅費に関する文書
・ 採用内定留保者に対する面接(司法修習)
・ 司法修習開始前に送付される書類
・ 司法研修所の沿革
・ 恩赦の効果
・ 前科抹消があった場合の取扱い

73期司法修習の終了者名簿

   73期司法修習の終了者名簿(事実上,73期二回試験の合格者名簿と同じです。)として,令和3年1月13日付の官報号外の「司法修習生の修習を終えた者」(「官庁報告」の「法務」に載っているもの。)を,以下のとおり貼り付けています。

司法修習生の修習を終えた者
次の者は、令和2年12月16日をもって裁判所法
第67条第1項による司法修習生の修習を終えた。
令和3年1月 13 日     最高裁判所
相崎  豪  相澤章一朗  相田 侑香
青木 克也  青木 晶子  青田  淳
青沼 貴之  青柳 拓真  青柳  誠
青山 和真  赤樫 祐樹  赤木翔一郎
赤瀬 柚紀  赤堀 太紀  秋野 博香
秋庭 大輝  秋葉 浩子  奥山 春菜
秋山 凌也  芥川 詩門  浅井  航
浅田 一樹  朝田百合子  麻薙裕美子
浅野 桂市  浅野ひとみ  浅野雄一朗
淺野  遼  旭野 真由  浅見 一輝
足立  梓  足立 直士  足立 洋平
阿南 光祐  安部 光陽  安部 駿佑
阿部 良慶  天野 円賀  雨宮さやか
新井 秀和  荒井 麻里  新井実喜男
荒川  聡  嵐口 拓哉  有泉  洋
有田 大修  有年 孝将  有野 優太
有本 圭佑  有本 喜英  安  昌秀
安藤 庸博  安藤 智哉  イジキョン
飯嶋 太郎  飯田 匡一  飯田 雄大
飯塚健太郎  飯塚 大航  飯野 敦之
飯野 鉄平  伊江 優太  伊賀 友介
伊賀 義高  井門 一基  五十嵐紀史
五十嵐優貴  伊苅 美苗  生江 富広
生田 昂平  池上 悠貴  池田恵里香
池田賢太郎  池田 武央  池田 凌慶
池戸 建騎  生藤 宇祥  池松  慧
生駒 直子  伊澤 貴寛  石井 和恵
石井 洸希  石井 将太  石井 達也
石井登茂子  石井 みよ  石井雄太郎
石垣  晋  石垣 千春  石川  魁
石川 一彦  石川 幸平  石川ことの
石川真之介  石川 達満  石川 斗馬
石川 弘幸  石川 路子  石島 秀輔
石田 晃大  石田 千明  石田 雅海
石戸あかね  石堂喜久次  石原 俊太
石原  拓  石丸 莉誇  石村 大陸
石山 夏穂  伊集院 晶  石渡 次郎
磯田 秀樹  井田  涼  板垣 寛俊
市川 壮哉  市瀬 智己  市橋 瑞希
一寳 雄介  井出 達矢  出沼 成真
伊藤  新  伊藤栄次郎  伊藤 孝明
伊藤  匠  伊藤 英明  伊藤 紘子
伊藤 政弘  伊藤 雄太  伊藤 賀晃
伊奈 拓哉  稲垣 政信  稻垣 実里
稲垣 雄哉  稲川 雅之  稲葉 大輔
稲吉 佑紀  乾  正知  犬飼 俊雄
伊能  暁  井上 広翔  井上 修一
井ノ上奈莉子     井之上 旦
井上 瑞季  井上 美帆  井上満帆子
井上 雄太  井上 雄大  井原翔太郎
井深  大  今井 遥菜  今関 修一
今西 陽香  今野 真奈  井村 光毅
岩井 直也  岩井 仁美  岩井  悠
岩井 優樹  岩崎 星南  岩瀬  誠
岩瀬 睦弥  岩田 杏子  岩田 貴鈴
岩谷 栄成  岩野  剛  岩原  裕
岩渕 隼也  岩間 紀樹  岩間 春樹
岩村 明生  上杉 研介  植田 晃弘
上田 郁也  上野 花穂  上野 貴仁
上野 哲郎  上林  純  上原 尚貴
上村 昌平  植村 敏彦  宇佐美竜介
臼井かおり  内田 朱音  内田 鴻二
打田  峻  内田  真  内野 俊郎
内山 茂彬  宇津木陽太  宇都宮和馬
内海 清秀  梅田 晃希  浦崎  捷
浦長瀬佑人  浦部 真奈  英保 博則
江角 航介  枝窪 史郎  枝野  緑
越中 花和  衛藤 誠矢  江藤 成都
江藤  深  遠藤 祥史  遠藤 純平
尾市雄太郎  大井 淳平  大石倫太郎
大岩 祐司  大内 綾子  大形 光輝
大川祐喜子  大城 淳志  大久保秀作
大久保拓哉  大熊 弘将  大倉 準哉
大胡 宏昂  大崎 敦生  大崎慎乃祐
大澤 一貴  大島健一郎  大城佐和子
大城 拓摩  大城 正裕  山口 彩佳
大田 恭子  大田 菜穂  大高 和雄
大谷  匠  大谷  博  大谷  耀
大塚 唯一  大塚 龍興  大塚 雄起
大槻 澄人  大坪 広実  大坪 裕子
大友 美穂  大西  龍  大野 邦明
大野こすも  大野  純  大野 千鶴
大野 千尋  大野 浩正  大野真梨子
大橋 正崇  大橋百合香  大森  楓
大森 未緒  大矢真太郎  大屋 広貴
大八木智晶  大山 泰寛  大和田貴史
岡  大貴  岡  大暉  岡  祐大
岡崎 芽依  岡崎 由佳  岡島 賢太
岡島 勇太  岡田  啓  岡田 信吾
岡田  孟  尾形 夏子  岡田 悠基
岡田 真侑  岡南健太郎  岡野 正治
岡部 優志  岡村 孝子  岡村 拓究
岡本 明浩  岡本 共生  小川  葵
小川 晃史  小川 勝己  小川 清高
小川 紘一  小川 耕平  小川 貴之
小川  啓  小河 洋介  奥田 英貴
小国  僚  小熊 克暢  尾熊晋大朗
奥村  悟  奥村草太郎  奥山知太郎
小椋 翔貴  小椋 悠聖  尾崎 聖弥
尾崎 充浩  長南  舜  小田 亮治
小野  光  尾上 和矢  小尾 若菜
表  剛志  織田みのり  甲斐 卓磨
開原 早紀  加賀谷 亮  垣岡 彩英
柿野 真一  柿本 祐依  郭  宗浩
賀来 雄仁  鹿倉 佑太
家久来美穂里     景山 京馬
笠井菜穗子  笠嶋 夏子  風間 達至
笠松 咲穂  笠松 真子  加地 弘典
橿渕  陽  柏木 優孝  柏木 悠香
数井 駿兵  糟谷 昇平  加瀬由美子
片  崇紘  片桐 一行  片桐 和也
堅田萌恵子  桂  修司  加藤  碧
加藤俊一郎  加藤翔一郎  加藤  信
加藤伸一郎  加藤 大地  加藤 輝政
加藤 朋美  加藤平一朗  加藤  舞
加藤 勇太  加藤  諒  加藤 怜樹
金井 郁紘  金井 勝俊  金井 秀隆
金井 結花  金井 佑介  金澤 宏尚
金谷 利明  金子 翔吾  金田 宗和
金原 澄佳  椛島 雅人  嘉満 千晶
鎌田 和範  鎌田  光  鎌田  遼
釜本  梓  神尾 元樹  神岡 祥子
上塩入早紀  神谷 和俊  神谷 直樹
亀井 彩加  亀井 瑞邑  狼谷 拓迪
鴨下 領平  加門 亜弥  茅  大夢
狩野 幸穂  河井 大樹  河合 光雄
川上 幸星  川口 皓太  河口 嵩朋
川口 拓実  川口 正貴  川路 耕司
川島 明紘  川島 彩加  川島  堤
河田健太郎  河内谷あすみ
川辻 哲也  川畑久怜葉  川原 ソラ
川原  学  川東 亮策  川向 翔也
川村 勇太  河村 祥之  川目日菜子
韓  光洋  神田 竜輔  丸藤 瞭介
神成 万柚  神野 由貴  木上 喬則
菊地あかね  菊地  漠  菊池 春香
菊地美香子  岸本  健  岸本 直也
岸本容司郎  木曽 綾汰  北川 翔一
北川 斉佳  北島 東吾  北島 菜月
北田 康輔  北林  愛  北御門晋作
北村 晃大  北村 恵眞  北村 健一
北村 修祐  北村 尚彦  北村 直之
北村 吉弘  北山 智也  城戸 賢仁
木上 貴裕  木下 雄高  木羽 滋俊
木原 悠人  木村康一郎  木村 康介
木村 春奈  木村  曜  木邑 友希
木村 益之  木本 綾子  木本 佳秀
木山健太朗  桐岡  勇  久我 朋美
久家 敏和  草皆  楓  日下部 拓
櫛田 香織  楠木 崇裕  工藤 優輔
國定 勇斗  國永大二郎  國本早紀子
久野真莉奈  久保 一輝  久保 貴裕
久保田夏未  久保田仁詩  久保谷卓哉
熊谷 崇秀  九本 慶保  公文  大
倉賀野航輝  倉橋 宏幸  栗島  渉
栗原 伸治  栗原 菜摘  車谷 聡太
黒川  健  黒木 杏介  黒崎 万里
黒須由香里  黒瀬 悦孝  桑畑 俊宏
桑原 彰子  桑原  敦  桑原 周大
桑原 健修  桑原 佳秀  毛笠 広基
家護谷秀裕  毛塚 咲希  小泉敬太郎
小泉 直永  小泉 将司  小泉美紗子
小泉裕太郎  小出 泰生  纐纈 将貴
纐纈 悠介  國府田 豊  河埜 一道
河野 壮志  河野ひとみ  小坂 周平
越川 裕太  越田 洋介  小島 健史
小島 直樹  小島 瑞穂  小島  遼
小杉  和  小杉 太一  児谷 創記
兒玉  泰  小玉 大地  児玉 祐一
小塚なつみ  古積潤一朗  後藤  紺
後藤田知明  小西 俊徳  小西 泰弘
小西池 将  小橋 寛之  小林 篤典
小林 香澄  小林 茂浩  小林  巧
小林  巧  小林 竜也  小林 秀茂
小林 浩暉  小林 弘季  小林 浩丈
小林真由子  小林 允紀  小林 桃子
小林 佑輔  小林 優太  小林雄太郎
小林 由佳  小林 裕未  小林 慶儀
小林 凜斗  小林 麗奈  小堀 昂亮
駒形  崇  小牧 朋寛  込宮 直樹
菰田奈菜子  小谷野雅晴  小山 一樹
權  拓成  権田健一郎  近藤 綾香
近藤 健司  近藤 健介  近藤健太郎
近藤 時生  近藤 暢哉  近藤 佑輝
今野恵一朗  齋木進太朗  齊木慎太郎
齋藤 麻実  齊藤 翔平  齋藤 真司
齋藤 壮来  齊藤 隆宜  斎藤 有理
齊藤 善隆  齋藤  廉  齋藤和夏子
坂井 聡子  酒井 貴春  酒井  亨
坂井 智典  坂井 知世  酒井 博樹
坂井  将  酒井 結有  酒井 遼甫
堺谷ひかり  坂上 咲季  榊原 英里
榊原 颯子  榊間 陽太  坂田 和優
坂田 晃祐  阪田 正大  坂梨 栄昭
相模 祐輔  坂本  元  坂本 直弥
坂本 雅之  相良 美咲  崎 忠次郎
櫻井 公俊  櫻井 彩理  櫻井ほるく
櫻井 理央  笹井 涼介  佐々木賢治
佐々木秀哉  佐々木翔平  佐々木尊子
佐々木春実  佐々木悠太  佐々木良次
佐々木 臨  木村 明恵  佐田 真澄
佐藤あゆみ  佐藤  親  佐藤  杏
佐藤 量紀  佐藤 和哉  佐藤  元
佐藤 滉祐  佐藤  哲  佐藤 周平
佐藤 祥子  佐藤 高紳  佐藤ひかり
佐藤 秀行  佐藤ひなた  佐藤  広
佐藤 北斗  佐藤 真澄  佐藤 万理
佐藤 優馬  佐藤 亮太  真田 康宏
佐野 英史  佐野 和希  佐野美由香
澤井 雅登  澤田 康夫  塩入 菜那
塩島なつ美  塩野 大輔  塩野 祐輝
塩村 貴秀  志賀 貴光  四方 沢子
鹿野  純  重冨 賢人  宍倉 良輔
宍戸 優人  實広 椋太  實安 貴之
篠  共成  篠田 健輔  篠原 大地
篠原 智香  司波  望  芝  光治
柴崎 光明  柴田 圭太  柴田  匠
柴田 弘通  柴田 保則  渋谷 勇気
島崎紗永香  島田 雄太  島村  光
嶋村 弥寿  清水 瑛夫  清水 大地
清水  翼  清水 俊明  清水 光栄
志村 敬一  志村 美帆  下柿元瑞佳
下島 行雄  下村啓太朗  下村 陸博
下村 美沙  周  将煥  白石 雅人
白石 森生  白樫 大聖  白水 裕基
眞貝 淳一  新開 正史  新谷 泰司
陣内 亮太  末金 樹奈  周防原琴音
須賀彩央里  須貝 周平  菅原 啓人
菅原沙代子  菅原 悠互  杉  秋甫
杉浦 正規  杉田 都乃  杉原 栄一
杉本姫縫重  杉本 周平  杉本 章太
杉本 梨緒  杉山 碩愛  菅  大貴
鈴木 彬史  鈴木 絵理  鈴木 奏子
鈴木 健也  鈴木 誠也  鈴木 多門
鈴木 智大  鈴木 秀一  鈴木 浩崇
鈴木麻里奈  薄  実穂  鈴木  諒
須藤 一樹  砂川 祐基  春原 広河
鷲見  敦  瀬井  脩  清野 順貴
清野 秀浩  瀬川 堅心  関  志保
関 千瑛子  関口 忠里  関根 健太
関野 修平  関野 裕人  瀬口 倖司
瀬田 督祥  祖谷 聡史  曾根 健太
薗田 啓史  染谷 俊紀  空田 晃典
返町 雄也  孫  佳音  大黒  凌
田井中千佳  高井  翔  高市 賢人
高尾 聡美  高尾 侍志  高木 侯希
高倉 久弥  高司 明典  高階 研作
高島 茂樹  高島 啓志  高島 璃子
高瀬 鈴香  高田 晃央  高田 早紀
高田 雄佑  高取 諒輔  高野 修一
高野 広夢  高野 双葉  高場  栞
高橋 愛衣  高橋あかね  高橋 恵美
高橋 海渡  高橋 和磨  高橋 和也
高橋 香菜  高橋 健太  高橋  諄
高橋  翔  高橋  崇  高橋 法照
高橋 弘乃  高橋 茉麻  高橋 正樹
高橋 将希  高橋 真美  高橋 佑輔
高橋 佑斗  高橋 芳彦  高橋  遼
高橋 亮介  高間 信聡  高松 礼奈
高見  慧  高見澤昌史  高村  実
高柳 美希  高山 知己  高山 裕輔
寳澤  啓  滝口 太一  滝澤 智久
滝沢 由佳  瀧田慎太郎  瀧坪  渉
田口 ゆり  竹内 香織  竹内 駿介
竹内壮太郎  竹内 まい  武内 雅秀
竹内 悠介  竹下 恵子  竹下 正実
竹田  仁  武田 衛昇  武智 健太
武中 裕貴  竹之内宏将  竹林 祥琢
武政 和浩  田澤 拓海  田島 明音
田島 聡泰  田島 寛子  田嶋 祥宏
多積 知春  立石  渚  蓼沼 佑一
立野 里佳  立松 知真  田中 一成
田中栄里花  田中 想音  田中 康平
田中 大介  田中  翼  田中  颯
田中麻久也  田中 将也  小林 美智
田中萌奈美  田中 悠太  田中 里奈
田中  亮  田中 和美  棚橋 研斗
谷 麻紗子  谷垣  友  谷川 千夏
谷口 実希  谷山風未花  田端 孝司
田畑翔太郎  田畑 恭彦  田伏 美穂
玉田 尚士  田村 一浩  田村  孔
田村奈津美  為我井 健  俵 公二郎
千賀 大祐  千島 淳平  千野 峻佑
千葉 和弘  千葉 智達  千葉 宥太
千原歌穂子  長泉地薫大  月山 鉄平
都倉  薫  柘植 智甫  辻 沙穂里
辻  卓也  對馬  陸  津田 将寛
土橋弘太郎  土屋 桜子  土屋  悟
大西奈都美  續  栄美  堤  彩香
堤  達郎  堤  直久  角 真太朗
坪内奈央子  坪田  晋  坪谷 優作
津吉 美月  鶴田  健  鶴野 浩樹
鶴間  陸  鶴巻絵里華  出口 裕馬
手塚 圭祐  寺岡慎太郎  寺岡 拓也
寺川 和真  寺口 僚平  寺島 勇樹
寺西 庄俊  寺西 祐貴  土肥 真大
樋田 早紀  東郷皇氏郎  土江健太郎
遠山 剛司  土岐あすか  鴇田 幸也
徳勝  丈  渡久地裕樹  徳永 義夫
徳橋 宏信  徳山 慶太  徳山 紗里
戸田  相  戸田 善恭  飛世 貴裕
富田絵津子  冨田 壮之  富田 雄樹
冨野 瑞葉  冨増 泰斗  富谷 耕作
戸本 貴隆  豊田 和希  豊田 夕雪
豊福 優朗  内藤つばさ  内藤 有啓
内藤 百子  内藤 裕太  中井  藍
永井久楽太  中出 智也  長尾 浩司
長尾 俊昭  中川 馨太  中込 悠斗
中込 竜司  中崎 薫乃  長沢 一輝
中沢 大佑  中澤 拓夢  中嶋 章人
中島 一郎  永島  徹  中嶋 洋一
中嶋 嶺太  中條 直之  中田 和輝
中田 佳祐  中田 翔太  中田 侑佳
中谷  翼  中塚 雄士  中西 大祐
中野 綾香  永野 達郎  中野 達矢
中野 博喜  仲野 正識  中野 正文
仲野 恭子  中原 千華  中間 春香
中村 彰男  中村 彩香  中村 和茂
中村 公哉  中村 憲二  中村 公輔
中村 太智  中村  司  中村 昌代
中村 祐貴  中村 祐輝  中村 理姫
仲本  偉  長本 多聞  中森 泰介
永盛 勇騎  中屋 竜博  仲谷 憂歌
中山 慶祐  名越 健太  夏目 卓弥
鍋谷万里子  浪川 翔平  並木 俊一
納谷優華子  成田  凌  成井 佑綺
新家 雅士  二階堂拓郎  西井 宏樹
西池 峻矢  西浦 嘉博  西岡 沙智
西岡 良祐  西川侑之介  西川  陸
錦織 麻衣  西澤 志織  西沢 恭博
竹内のぞみ  西田真理子  西谷 春平
西村  隼  西村 哲郎  西村 直祐
西山 泰生  西山  雄  新田菜都美
新田裕一郎  丹羽  響  沼尾  翼
沼田 英久  根岸 秀羽  根来 佑樹
根本 史織  野口航太郎  野口 千聡
野口 哲朗  野口 夏佳  野崎のぞみ
野沢 俊憲  野瀬 健太  野中 嵩之
野水 俊吾  野村 茂雄  野村 龍男
萩原 宏紀  朴  理恵  橋 沙耶香
橋  正幸  橋口  洋  橋本 幸太
橋本 翔太  橋本 隼人  橋本 祐弥
橋本 由佳  橋本 佳樹  蓮池  純
長谷川 航  長谷川颯介  長谷川拓也
長谷川 裕  畑   圭  畑中 一平
畑間 勇哉  服部 公亮  羽藤 裕太
花井 将希  英りいなルイ-ズ
花村  大  馬場  普  馬場賢太郎
浜内 庄永  濱田 俊亮  早河 弘毅
早坂 謙児  林  英治  林  沙織
林  泰佑  林  嵩之  林  竜希
林  大樹  林  里奈  林田 悠希
林村 優雅  原  大輔  原口夕梨花
原田 大士  原田 実侑  春田  慶
春山 和紀  春山 広起  伴  秀俊
半田 虎生  坂東 大聖  坂東 優子
馬場 直樹  稗田 亜衣  比嘉天万呂
東  駿佑  東  紘史  日向野百花
樋口 直久  久井 大輝  久富  久
比舍 昌志  日野 雄介  日向  稜
平井 希依  平岡 咲耶  平岡 百合
平形  和  平栗 丈嗣  平澤 遼大
平田 純一  平田 貴文  平野 可菜
平野 滋隆  平野 史人  平原 将人
平松 俊作  平山 周恒  廣岡 哲也
備酒 貴也  深井 美咲  深作真太郎
深野 葉月  福井  悠  福岡 大河
福澤 寛人  福島 邦真  福島 利宗
福地  広  福永 淳実  福永 晃一
福部 美黎  福本洸太郎  白川  結
福吉 達也  藤井智紗子  藤井 優希
藤井 悠太  藤田  慶  藤田 信行
藤田 侑也  藤村 亜弥  藤村 啓悟
藤村 信吾  藤本くるみ  藤本健太郎
藤原 綾子  藤原 咲樹  毒嶋 拳矢
佛明 由佳  船津 有貴  船戸 久史
降籏 美萌  古尾谷弘文  古川 将也
古川 智崇  古田 雄己  古田 雄飛
古橋  悠  古俣 進也  古本  遥
古屋 洸人  古谷 直樹  古山 智隆
不破 慎太  北條友里恵  星  太輔
保科 拓人  保科 英仁  星野 拓哉
星野 颯太  星野  誠  細谷 健人
細谷 泰祐  細谷  豊  堀田  祐
堀田 有大  堀  泰介  堀井 孝弘
堀内みづ希  堀江 悠真  堀川 達流
堀口 淳悟  堀越 未央  本郷 優理
本多 翔吾  本田 泰平  本間 啓誉
前川 寛生  前川 真美  真栄里嘉邦
前田 大樹  前田 隆裕  前田 健志
前田 祥夢  前村純之介  槙田 惇也
牧野 太希  益子 真輝  増井 瑞希
増田亜起子  益田 治郎  増田 大亮
増田  匠  益田  樹  増田 勇人
増永 裕貴  舛見 正広  亦野恵理香
松井 絢音  松井 香織  松井 貴浩
松尾 茂慶  松尾 貴雅  松尾 卓哉
松尾 梨奈  松岡佐甫子  松岡 真嗣
松岡祐一郎  松岡  諒  松岡 亮伍
松川 將也  松澤 勇弥  松澤  瞭
松島健太郎  松田 明子  松田 亘平
松田 大樹  松田  悠  松田 拓弥
松平 光岳  松野 貴紀  松原 敦也
松原  慎  松日樂健吾  松村 隆志
松本 和也  松本  健  松本 紗采
松本 誠吾  松本 貴志  松本 千賀
松本 洋之  松本 実緒  松本 雄大
松本 里香  松山  領  馬淵 雄紀
真室 紀子  丸上 貴史  丸田 郁美
丸山 智史  丸山 憲樹  丸山 裕友
三池 敏之  三井寺夏希  三浦絵莉子
三浦  悠  三門 理恵  三木 隼輝
三坂 優貴  三澤 一憲  水落 光紀
水田 享兵  水谷 勇斗  水野 幸大
水野史帆里  水野 智寛  水野 真孝
水村 佳和  水本正太郎  溝口 権也
皆川  芳  三並 理緒  南澤 毅吾
美濃紗也加  美濃 秀起  三原 大治
三村  明  宮  祐平  宮國 航平
三宅恵美子  宮後 敦也  宮崎 一輝
宮崎 智行  宮崎 勇樹  宮崎 佳美
宮澤 謙太  宮澤 裕登  宮下 敬聖
宮田  徹  宮武沙織里  宮原  玄
宮原 悠太  三山 晃司  深山 莉奈
宮村 香帆  宮本 康平  宮本 優生
宮本龍太朗  宮本  遼  宮脇 知伸
三輪 達也  向山 修平  宗田未来人
村井 亮英  村井健太郎  村井 帝斗
村尾  信  村岡 智彦  村上 杏奈
村上 智哉  村上 友哉  村上 弘和
村神  舞  村澤  剛  村田 千佳
村田 瑞貴  村林 優一  村部 祥大
村松 知直  村松 祐哉  村谷  淳
村山  徹  室 憲之介  室井  涼
望月 庸帆  持永 勇揮  森  陽真
森  克広  森  貴広  森 真幸人
森  雅浩  森 美佳子  森 遼太郎
森  涼馬  森上 知美  森川 裕介
森口  楓  森澤  烈  森下実名子
森田  翔  森政 遼一  森村  奨
森村 亮太  八尾 理菜  屋嘉まりあ
柳沼 俊宏  矢嶋 史音  保多 崇志
安田 七海  安田 雅一  安永 麟也
柳井  聡  柳澤 千春  柳沢 優帆
矢野 拓馬  矢野麻美子  矢野 竜二
八幡 晃司  籔野 拓輝  山内 一輝
山岡 俊介  山岡 貴明  山形  勝
山際 爽志  山口 果織  山口 早紀
山口 澄夏  山口 貴弘  山口 建瑠
山口 史恵  山口 美和  山口 萌人
山口 勇真  山口 雄矢  山崎 次矩
山崎万由美  山崎 泰和  山澤 勇介
山下 知志  山下 香奈  山下 京介
山下 隆司  山下真里奈  山下 裕也
山下 陽輔  山城 在生  山田 恵里
山田 晃一  山田 航大  山田 聡子
山田翔太郎  山田  輝  山田 雅洋
山田真有弥  山田 悠介  山知 美紀
山中 麻椰  山中 佑介  山根 佑介
山野 宏基  山村 憲司  山村 真吾
山本 晶彦  山本 邦宏  山本  鋼
山本 幸輔  山本こずえ  山本 駿介
山本 大介  山本 大介  山本 大介
山本 裕貴  山本 祐輝  山本 裕子
山本 善郎  由井 恒輝  油原 麻帆
尹  愛乃  横井 孝紀  横田 重信
横田 貴弘  横田 哲平  横田 将大
横山 和史  横山 幸太  横山 拓哉
横山 拓也  横山 晴香  横山 真歩
横山怜太郎  吉井 一希  吉井将太郎
吉岡 拓磨  吉岡 美紀  吉川 一平
吉川この実  吉川 智美  吉川 律子
吉澤  綾  吉住 守雅  吉田 あゆ
吉田  開  吉田 圭佑  吉田 慶介
吉田 成希  吉田 修一  吉田 直樹
吉田 直志  吉田 直斗  吉田 雅人
吉田満利恵  吉永  翼  吉成 純輝
吉野 文音  吉野 海希  吉村 圭佑
吉村 康平  吉本 望夢  米田 崇人
米田 悠希  米原 亨一  頼  堅信
李  隆志  李  哲徳  梁  智元
若林  晃  若林 直樹  若林  舞
脇  怜花  脇園 隼人  脇田 隼輔
和合 真理  和田 采女  和田 哲嗣
和田 慈朗  和田  悠  和田 祐輔
渡部 和人  渡辺 健太  渡邉  航
渡邉  駿  渡邉 昇龍  渡邉聡太郎
渡邊 健之  渡辺 寛人  渡邉 真琴
渡辺 雅之  渡部 真弓  渡邊 泰尚
渡部 義貴  和知 孝紘

昭和44年7月1日付で特別採用された,東大卒業の23期司法修習生

目次
1 東大卒業の23期司法修習生の特別採用
2 昭和44年6月当時の,最高裁判所の公式説明
3 特別採用された23期司法修習生のその後
4 関連記事

1 東大卒業の23期司法修習生の特別採用
(1)ア 昭和44年1月18日から同月19日にかけて東大安田講堂事件があったこともあって,当時の東大生は昭和44年3月に卒業することができませんでした。
イ 司法試験に合格していたものの,昭和44年3月に卒業できないこととなった東大生は62人いましたところ,同年3月18日の最高裁判所による意思確認の結果,26人は東大中退を希望し,31人は東大卒業後に司法修習生になることを希望し(ただし,このうちの5人は後日,採用希望を撤回しました。),5人は採用希望を撤回しました。
(2) 昭和44年6月に東大を卒業した司法試験合格者のうちの26人は,昭和44年7月1日付で23期司法修習生として特別採用されました。
(3)ア 昭和44年6月25日,23期司法修習生大会が開かれ,東大卒業の23期司法修習生の特別採用に反対する決議を行いました。
イ 日弁連は,昭和44年7月12日の臨時総会において,「司法修習生の追加採用に関する決議」を採択して,東大卒業の23期司法修習生の特別採用に反対することを決議しました。

2 昭和44年6月当時の,最高裁判所の公式説明
(1)ア 造反-司法研修所改革の誘因-(昭和45年6月10日発行)42頁ないし44頁によれば,昭和44年5月29日付の毎日新聞の「読者の広場」欄に掲載された,9期の富川秀秋裁判官の「司法研修所の東大生優遇はおかしい」に対する以下の反論が,最高裁判所事務総局広報課によって毎日新聞の「読者の広場」欄に投書されました。
① 昭和44年6月2日付の投書
   五月二十九日付本欄「司法研修所の東大生優遇はおかしい」との意見について事実を説明したいと思います。
   最近の学園紛争による卒業延期は学生個人にはいかんともしがたい現象で、卒業が遅れたことで学生個人を責めるのは酷だと思われます。ところで司法修習生に採用され、司法研修所に入るのは通常四月です。在学中に司法試験をパスはしたが、卒業が延期された、卒業後の採用希望者に本年はもうだめです、来春まで待ちなさいと門を閉じていいものでしょうか。戦後、復員や外地引揚げなど個人的理由によらない原因のため大学の卒業が遅れた人がかなりいました。この人たちは、もちろん正規の採用期より遅れて司法修習生に採用されました。これは法曹三者の後継者の養成のためにとられるべき当然の措置といえましょう。今回の学園紛争のため卒業が遅れた人たちに対しても、同じ措置がとられたわけです。この一月の閣議で国家公務員上級試験に合格した各省庁採用内定者が学園紛争のため四月までに卒業できない場合には採用を延期し、卒業をまって採用することとする方針が了承されたのも同じ趣旨と思われます。ただ各省庁とはちがい、司法修習生の場合には、大学を中退してでも採用を希望する人については採用するというのが従来からの取扱い例となっております。そのようなわけで今春の司法修習生の採用に際し、学園紛争のために卒業の遅れた人については、中退か卒業のどちらを選ぶか本人の希望どおりに取扱うこととされたわけです。
   この措置が東大だけについて特に考慮されたのではないこともまたいうまでもありません。この措置は一時正規の卒業が危ぶまれた大学、たとえば中大、京大、岡山大などすべての学校当局等について、卒業時期がたしかめられました。その結果、これらの大学では、四月までに卒業が可能となったため、結果的に東大だけがこの取扱いを受けることになったに過ぎません。まして中退した人が「いわれなき不利益」をこうむり、また「それは合理的理由を欠く差別待遇」であるなどということは、全く事実に反するものです。
② 昭和44年6月18日付の投書
   今回の措置は、あらかじめ卒業延期者の全員に知らせた上でとられたもので、東大中退で入所した人が、これを知らなかったということはない。
   高裁では確定的に卒業延期となった人の全員(結果的に東大生ばかりになったことは前掲)に集まってもらいこの措置を十分説明した。
   もちろん四月までに卒業できる人たちにはそのようなことをする必要はありませんので、この措置についての説明はしていません。
イ 造反-司法研修所改革の誘因-(昭和45年6月10日発行)48頁には,和歌山修習生処分問題二二期対策委員会資料に収録されていた司法研修所資料からの抜粋として,「大学の卒業が九月にも行われた昭和二二年には、五月に一二二名の修習生を採用した外、一〇月に六名の修習生を採用した例もある(修習生一期)」と書いてあります。
(2) ちなみに,投書をした9期の富川秀秋裁判官は,名古屋高裁金沢支部判事をしていた昭和54年10月14日,国立国府台病院整形外科病室において包帯で首を絞めて自殺しました(「自殺データベース (8) 昭和50年代の自殺 (1975-1984)」参照)。

3 特別採用された23期司法修習生のその後
(1)ア 昭和46年6月,25期の前期修習中に二回試験が実施されました。
イ 23期司法修習生(昭和44年7月採用)の修習終了式は,昭和46年7月1日午前10時から司法研修所会議室で行われ,10人が判事補に,6人が検事に,10人が弁護士になりました。
(2)ア 10人の判事補は全員が東大出身であり,現役合格4人・1年遅れ5人・2年遅れ1人でした。
イ 退官時のポストは,東京高裁長官1人,名古屋高裁長官2人,知財高裁所長1人,東京高裁部総括2人,名古屋地裁所長1人,さいたま地家裁熊谷支部長1人,名古屋家地裁判事1人,静岡家地裁判事1人です。
(3) 23期全体の場合,退官時のポストは,高裁長官5人,知財高裁所長1人,東京高裁部総括5人,大阪高裁部総括6人,広島高裁部総括2人,福岡高裁部総括3人,仙台高裁部総括1人,札幌高裁部総括2人,地家裁所長10人(うち,1人は弁護士任官者)です。
   そのため,23期(昭和44年7月採用)の10人の判事補の出世率は非常に高いものでした。

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・ 昭和44年開始の,裁判所におけるブルーパージ

昭和51年の30期前期修習で発生した,女性司法修習生に対する司法研修所裁判教官等の差別発言問題(教官等の弁明が正しいことを前提として厳重注意で終了した事件)

目次
第1 総論
1 一連の経緯に関する国会答弁
2 問題となった司法研修所教官等のその後
第2 問題となった司法研修所事務局長及び司法研修所教官3人の言動
1 総論
2 8期の川嵜義徳司法研修所事務局長の言動
3 14期の中山善房司法研修所刑事裁判教官の言動
 3期の山本茂司法研修所刑事裁判教官の言動
5 10期の大石忠生司法研修所民事裁判教官の言動
第3 本人の弁明の評価に関する最高裁判所人事局長の国会答弁
1 昭和51年7月14日の国会答弁
2 昭和51年8月4日の国会答弁
3 昭和51年10月14日の国会答弁
第4 日弁連特別委員会の報告書の結論
第5 司法研修所事務局長及び司法研修所教官3人に対する処分内容に関する国会答弁
第6 女性裁判官の採用に関する昭和時代の国会答弁
1 昭和27年5月17日の国会答弁
2 昭和45年3月20日の国会答弁
3 昭和46年7月24日の国会答弁
4 昭和47年5月12日の国会答弁
5 昭和51年8月4日の国会答弁
第7 裁判所の好まない人物像等
1 最高裁の好まない人物像
2 司法修習生向けの文書の記載
3 最高裁平成27年2月26日判決の判示内容
4 27期の鬼丸かおる 元最高裁判所判事の体験談
第8 関連記事その他

第1 総論
1 一連の経緯に関する国会答弁
(1) 3期の勝見嘉美最高裁判所人事局長は,昭和51年の30期司法修習で発生した,女性司法修習生に対する司法研修所裁判教官等の差別発言問題の一連の経緯に関して,昭和51年10月14日の参議院法務委員会において以下の答弁をしています。
   ことしの七月十二日に、女性弁護士の方六十一名が司法研修所にお見えになりまして、司法研修所所長に対しまして質問状と題する書物を提出されたわけでございます。
   翌々の七月十四日に、先ほど御指摘の衆議院の法務委員会がございまして、その際に、私の前任者であります矢口局長から、指摘されました四名の教官及び事務局長の報告書ないしてんまつ書を法務委員会に御報告申し上げた次第であります。
   その後七月二十日に、ちょうど第三十期の前期の修了式がございまして、研修所の所長からあいさつがありましたが、その中でこの問題に言及いたしまして、司法教育において女性差別は全くなかったし、今後もないことを明らかにするとともに、教官との信頼関係こそが修習の基礎であるという趣旨のことをそのあいさつの中に述べているわけでございます。その点につきましても、衆議院の法務委員会で御報告申し上げたとおりでございます。
   その後、八月四日に、やはり衆議院の法務委員会が開かれまして、私からその後の事情につきましてお答え申し上げております。
   飛びまして九月の十四日に、先ほど御指摘の四名のうち、山本茂教官それから川寄義徳事務局長に対しまして、書面をもって厳重注意という措置をいたしまして、中山善房教官及び大石教官に対しましては不問に付するということに決めまして、司法研修所所長から山本教官及び川寄事務局長に対して注意書を交付したわけでございます。
   その後、九月三十日に、日弁連から司法研修所所長に対して要望書が提出されております。
   なお、同日付をもちまして、最高裁の事務総長に対しましても日弁連から研修所所長に対して要望書を提出した旨の御報告がございました。
   大体以上のような経過でございます。
(2) 「指摘されました四名の教官及び事務局長」というのは,8期の川崎義徳司法研修所事務局長,14期の中山善房司法研修所刑事裁判教官,3期の山本茂司法研修所刑事裁判教官,及び10期の大石忠生司法研修所民事裁判教官です。
(3) 最高裁判所人事局長につき,昭和51年7月15日までは高輪1期の矢口洪一裁判官であり,翌日以降は3期の勝見嘉美裁判官です。
2 問題となった司法研修所教官等のその後
(1) 不問にされた2名の司法研修所教官のほか,8期の川崎義徳司法研修所事務局長及び3期の山本茂司法研修所刑事裁判教官は昭和51年9月14日付で厳重注意を受けた後も更迭されることはありませんでした。
(2) 8期の川嵜義徳裁判官は東京高裁長官を最後に定年退官しました。

第2 問題となった司法研修所事務局長及び司法研修所教官3人の言動
1 総論
(1)ア 以下の項目における「本人の弁明」というのは,高輪1期の矢口洪一最高裁判所人事局長が昭和51年7月14日の衆議院法務委員会で朗読した,司法研修所長宛の本人作成の報告書の記載です。
イ 「日弁連の事実認定」というのは,昭和51年8月20日付の「三〇期女性修習生問題について(報告)」(日弁連女性の権利に関する特別委員会三〇期女性修習生問題調査小委員会が作成したもの)(昭和52年7月発行の「最近の司法研修所の実態と問題点」(大阪弁護士会)に掲載されています。)に記載されている事実関係です。
   また,文中の「質問状」というのは,10人の女性弁護士が司法研修所を訪問して8期の川嵜義徳司法研修所事務局長と面談した上で提出した,昭和51年7月12日付の公開質問書のことであって,日弁連の事実認定と同趣旨の記載があると思われます。
(2) 司法研修所は,昭和51年8月12日付の文書により,日弁連の調査には協力しないと回答しました。
2 8期の川嵜義徳司法研修所事務局長の言動
(1) 日弁連の事実認定
   川嵜義徳事務局長は昭和五一年五月二十八日、司法研修所一組の公式旅行である見学旅行の夜の懇親会のあと、引き続いて行われた二次会の席上において、午前〇時三十分頃男子修習生住人前後を前にして「男が生命をかけている司法界に女を入れることは許さない」との発言、および「女が裁判をするのは適さない」との趣旨の女性に対する差別的発言を行った。さらに同人は右発言に対する反論として「自分は任官志望であるが、女性でも裁判をするのは十分可能だしそういう偏見をもってはおかしい」と発言した男子修習生に対し「そういう考えをもつ奴はいじめてやる」との趣旨の発言を行った。
(2) 本人の弁明
   小職は、去る五月二八日、三〇期一組の修習生の見学旅行に同行し、修習生と共に稲取保養所に宿泊しました。当夜は、参加者全員の懇親会が催され、この会は、午後八時過ぎに終了しました。懇親会終了後、修習生は、二次会組とマージャン組に別れたようですが、小職は、修習生の幹事役にさそわれ、二次会に参加しました。この席には、弁護教官も同席され、歌あり、踊りあり、議論ありで、きわめてにぎやかでありました。
   質問状にある「男が生命をかける司法界に女が進出するのは許せない。」という発言は、このとおりの表現であったとは思いませんが、この席での出来事であります。小職は、実務修習中の修習生を預っていた頃から、修習生に対し、司法部に入る以上、命をかける気概が必要であると常々話しておりましたので、同じようなことをこの席でも男性修習生(当時女子の修習生は同席していません。)に話したと記憶しています。
   その際、男の気概というか心意気といったものを強調する余り女性を引合いに出したように記憶していますが、このような話方は穏当でなかったと反省し、ここに遺憾の意を表する次第です。
   なお、質問状にある「その修習生の氏名を、言葉を荒げて問いただし、同人に裁判官職に進む意図があるのか否かをきびしく問い尋ね」と「そういう考えをもつ修習生は、いじめてやる。」という発言は、全く記憶にないことを付言します。
3 14期の中山善房司法研修所刑事裁判教官の言動
(1) 日弁連の事実認定
   中山善房刑事裁判教官(四組)は、昭和五一年四月二七日、同人の担当する三〇期四組のクラス懇親会の席上、同じテーブルについた一人の女子修習生に対して「あなたも二年間は最高裁からお金を貰っていいけれど、二年たって修習をおえたら、判検事や弁護士になろうなんて思わないで、修習で得た能力を家庭に入ってくさらせて子供のために使えば、ここにいる男の人よりもっと優秀な子供ができるでしょう」と断定的な口調で発言した。これに対してその女子修習生が「自分は司法研修所を卒業したら法曹の道を進むつもりだ」と述べたところ、中山教官は、「日本は、ますます悪くなるね」と答えた。
(2) 本人の弁明
   質問状記載の発言内容は、その前後の言葉を欠くため、趣旨不明でありますが、記載された表現方法と同様の発言をした覚えはありません。とくにその文言中「くさらせる」とか、「のがよい」という表現は私の経験に照して従来意識的に用いたことのない表現方法であります。
   問題となりました当日の状況は次のとおりであります。
   当日、四月二七日(火)は恒例の司研ソフトボール大会が神宮外苑の野球場で催され、私の担当する四組は二回戦で敗退したため、午後三時過ぎごろ、教官、修習生総勢三十数名で青山通りのレストランへ行き、テーブルごとに座して、ビール・つまみ等を注文の上、試合内容を反省したり、いろいろ歓談いたしました。(費用は教官五名で負担)
   その折、私の座ったテーブルでは、女性のこれは名前を特に申し上げないでおきますが、女性の修習生が選手として一時出場したことが話題となり、それに引続き女性修習生の修習終了後の活躍ぶりが話題となった際のことであります。
   その際の私の発言内容は次のとおりであります。
   女性の場合は華々しい目立つ活躍ぶりが話題となるけれども、目立たない活躍ぶりにも目を向ける必要がある。
   修習を終了した後に家庭に入り、弁護士登録をしていない女性修習生の例を紹介した上、これは一見して国費の無駄のようであり、まことにもったいない話のようであるが、しかしそれで立派な家庭を築き、優秀な児を世に送り出すとすれば、それは、ひいては世の中全体を良くする原動力となるため、いうならば、世直しをするための堆肥としての役割を選んだのであって、国家百年の計からみて大変価値のある活躍ぶりというべきであり、このように目立たないが実に賢明な活躍にも目を向ける必要がある。
   いま思うと、右の発言中「堆肥」という表現が「くさらせる」というふうに曲解されたのではないかと思われますが、いずれにしても質問状記載のごとき発言をした覚えはありません。以上でございます。
4 3期の山本茂司法研修所刑事裁判教官の言動
(1) 日弁連の事実認定
   山本茂刑事裁判教官(一組)は、昭和五一年五月二八日、同人の担当する三〇期一組が司法研修所の公式日程として工場見学に行った際、その往路、東京・沼津間の列車内において、川嵜事務局長の同席のもとに、同クラスの女子修習生三名全員を一人ずつ順々、半ば強制的に自席ボックス内に呼んで自分の隣に坐らせ、それぞれに対して約三〇分くらいずつ話をした。その各人に対する話のなかから、各人に共通する特徴的な内容を要約引用すれば、つぎのとおりである。
(イ) Aに対して山本教官は「君が司法試験に合格して御両親はさぞ嘆いたでしょう」と言い、二七修習生で任官した女性の名前をあげて任官したため結婚もできずその母親から愚痴をこぼされたと話しをつづけ、それから女性が司法界に進出することについて否定的な発言を重ねたあと、「日本民族の伝統を継承して行くことは大切なことだと思いませんか。女性には家庭に入って子どもを育てるという役割がある」などと言った。さらに「研修所を出ても裁判官や弁護士などになることは考えないで、研修所にいる間はおとなしくしていて家庭に入って良い妻になるほうがいい」という趣旨の話を強調した。同席した川嵜事務局長は、Aの真向いの座席に坐って話を聞きながらAに対し「教官はこういうことまで教えてくれるからいいですね」と山本教官に同調する態度を示した。
(ロ) Bに対して山本教官は、「君は色々職業を変わったようだけど、勉強好きということかね」と言った。「結果的にそうなりましょうか」,とBが答えると「僕は勉強好きな女性は好きじゃない」と言った。Bは議論したくなかったので「一般に男の人は女を可愛いものにしておきたいという傾向がありますね」,と穏やかに返答すると、山本教官は一般的な問題ではないとの趣旨の発言をした。そこでBは、ではなぜなのかと反問したところ、山本教官は「勉強好きな女性は議論好きで理屈をいうので嫌いだ」と言い、その直後、「親御さんは司法試験に通って嘆かなかったかね」と言った。
(ハ) Cに対しては、まず川嵜事務局長が、こういうときでないと機会がないので一人一人から話を聞いている、と話を切り出した。つづいて山本教官は「君が司法試験を受けるとき御両親は反対しなかったのか」とか、さらに「司法試験に受かったらお嫁に行けなくなることもあるのに、受かったとき御両親は嘆いたのではないか」「結婚する気はあるのか」と言った。さらにまた、「なぜ司法試験を受けたのか」「司法試験以外にも職業はあったのではないか」などといった。Cはこれらの発言に対しその都度答えて、受験に親の反対はなかったこと、合格したとき両親とも喜んでくれたこと、女性も職業をもって生きることが良いという両親の考えのもとで育てられたことなどを述べた。すると山本教官は「君の親はどういう躾をしているのか」と言った。
(2) 本人の弁明
   旅行車中で、最初当職と男子修習生が並んで着席していましたが、途中でその修習生が他の席に移りその席が空席となったのを機会に、話し相手としてすぐ後の席にいた女子修習生を招いて雑談を交すこととなり、一人約三〇分位の割合で話をしました。女子修習生と話を交す機会が少いので三人に交替して貰って修習生活の様子を中心として雑談したのであります。
   かねて、女子修習生を配属庁の指導担当者の立場で預かった際に、その修習生(現在判事補)や、その母親からなかなか縁談がまとまらないでやきもきしているという趣旨の愚痴めいた話を聞かされた経験があり、適齢期の娘を持つ親の気持として同感するところがありました。このようなことが頭にあって、女子修習生と話している際、修習生になって御両親はどんなことを言っているかということを尋ねて見ました。これに対し女子修習生からは格別の反応はなく、概して、いずれも御両親において反対しているとか愚痴をいっているとかの状況ではなかったので、それは結構だねという程度で終ったのであります。その時、先の経験を併せて話したように思います。
   そのような話の際、日頃の女性観について話をしました。家庭における母親の、また妻の果す役割の大きさは、あらためていうまでもないことであります。加えて裁判実務でもその大切さを身にしみて見聞しているので、優れた素質のある女性が家庭の主婦となり母親となることは社会全体に益することが大きいものと信じていて、その気持が強かったものであるから、法律家となるのもよいが、家庭に入るのも女性の役割として大切であり個人的な気持で言えばそれをすることを勧めるという趣旨の話をしました。
   修習生活の話をしたわけでありますが、話題は雑多であって、仲間うちの気楽な気分のつもりで話を交したので、話の中で女性についての個人的な好みについても語っております。好みの話でございますから、好きとか嫌いとかの極めて単純なことになるわけでありますが、「勉強好きの女(ひと)はえてして理屈ぽい」とか「理屈 ぽい女(ひと)は嫌いだ」という趣旨の言葉になったと記憶します。
   以上の次第で旅行の車中で適齢期の娘を持つ親の気持で娘と同じ位の年頃の女性と気軽な会話を交したという気持でありました。従って率直なところ意外な発展に驚いているというのが心境であります。
   なお、当職と女子修習生の前の席に事務局長が着席していましたが、会話は当職と修習生との間で交わされ、事務局長は殆んど加わっておりません。雑音も高く、その内容もわからない状況にありました。また会話をしている際昼食として駅弁を使い、食事しながら話を交したものであります。
5 10期の大石忠生司法研修所民事裁判教官の言動
(1) 日弁連の事実認定
   大石忠生民事裁判教官(八組)は昭和五一年五月二十六日夜六時から十時頃までの間、教官のさそいにより自宅を訪問した修習生十二名(うち三名は女子)に対し、酒、食事でもてなした席上において「女性に任官差別があると聞いていますが・・・」と心配して質問した女子修習性に対する答えとして「女性裁判官は生理休暇などで休むから他の裁判官に迷惑をかける。弁護士も迷惑をかける点で同じだ。自分も合議体にいたとき中に女性がいて迷惑した。地裁の所長クラスがそういう点で一番迷惑をうける・・・」等の女性が法曹界に進出することを暗に非難し、任官差別を是認する如き発言を行った。
(2) 本人の弁明
   昭和五一年六月二六日午後六時、私のクラス
(三〇期八組)の修習生一二名が私の自宅を訪ねました。あらかじめ、クラス委員の松葉君の連絡では、八、九名ということであったのですが、実際には、一二名まいりました。
   午後六時から、ビール・ウイスキーを飲み、食事をしながら懇談を重ねました。話題は主に各自の身辺事情に関するものでした。独身者は、婚約者や、将来の配偶者像について語り、配偶者を有するものは、結婚のいきさつについて語るというのが大部分で、至極和気あいあいたるものであったと思います。
   そんな話をしている間に一〇時近くなりました。一〇時過ぎに二名が交通事情が悪くなるからというので帰りました。(うち一名は女性)それから更に小一時間雑談をしていましたが、私は最近知り得た二八期の修習生の修了後の活躍状況に話を及ぼし、法曹の道は修習時代に考える以上に厳しいものであることを話しました。その際、席に女性が二名いたことから、女性法曹についても話を及ぼし、「法曹の仕事は激務であるから、女性が法曹としてやっていくには、男性以上に苦労があろう。周囲はなお女性の社会進出にとって、充分にやり易い状況にあるとはいえない。産休などによって他の人に仕事上の負担がかかれば、同僚としても必ずしもよい顔はしない。そういう中で女性が法曹としてやっていくことは、男性にもまして覚悟と能力がいるのではないか。裁判官でも事情は変らない。だから男の人以上に修習に励み、能力をつける必要がある。」との趣旨を話しました。
   私の右の発言に対して、女性二名を含む同席の者から、何らの発言もみられず、むしろ私の発言の趣旨をよく理解してくれたように思われました。
   自宅訪問の際であり、皆で大いに飲んだときのことでありますが、私の右の点に関する発言は、右に記したところが正確なものと信じます。私としては、感じているところを、同じ法曹の道を進む先輩として述べたつもりであります。
   なお、私は、右発言の際「しかし、女性の綿密な能力を高く評価する法曹がいることも事実である。」と併せ述べています。また、同席したある修習生は、「教官の話の趣旨は、女性が法曹の道を進むことを否定、非難する趣旨とは受け取れなかった。」と私に語りました。以上のとおりであります。

第3 本人の弁明の評価に関する最高裁判所人事局長の国会答弁
1 昭和51年7月14日の国会答弁
   高輪1期の矢口洪一最高裁判所人事局長は,昭和51年7月14日の衆議院法務委員会において以下の答弁をしています。
① 中山教官、大石教官の発言についてお述べになりましたが、私どもは少なくとも昨日までの調査をいたしました範囲内において、中山教官、大石教官につきましては、女性差別の考え方、それに基づく発言というものはないというふうに考えておるわけでございます。
② 川崎事務局長、山本教官につきましては、なお調査する必要があろうかと思います。その場に居合わせた方がありますので、そういった方にも十分聞いてみる必要があろうかと思います。
   関係の修習生について調査をするかどうかということは、これは修習生の教育との関係がございまして、果たしてやっていいことかどうか、その辺についても十分の考慮をいたしました上で、できる限りの調査をいたしたいと考えております。
③ 山本教官が車中等でいろいろと発言をされたということにつきましては、相手が限定されておりますので、調査の方法は十分可能でございますが、調査をすることによる問題点ということもないわけではございません。
   その辺のところも十分考慮いたしました上でいたしたいと思いますが、ただ山本教官はちょうど年配の娘さんを二人も持っておりまして、先ほどのてんまつ書にもございましたように、自分の娘に対して言うといったような気軽な気持ちから話しかけたという面もあるようでございます。
④ それから大石教官でございますが、生理休暇云々、生理云々という問題は、これは何度も問いただしましたが、そういう言葉は絶対に使っていない、生理の問題は自分の頭にはなかったということをはっきりと申しておりますので、私どもは事実はそうではなかったろうかというふうに考えております。
2 昭和51年8月4日の国会答弁
   3期の勝見嘉美最高裁判所人事局長は,昭和51年8月4日の衆議院法務委員会において以下の答弁をしています。
① その後の調査(山中注:7月14日の衆議院法務委員会終了後の調査のこと。)、まだ進んでおりませんけれども、現在の私どもといたしましては、各教官がみずからお書きになったものでございまして、現在のところ、本人たちが言っておられるところが正当なことであったんじゃないかというふうに考えております。
② ここでつけ加えさせていただきますけれども、川崎事務局長の発言の場所におったと思われます別の教官からやはり事情を聞きましたところ、その教官、相当酔っておられたようで、川崎事務局長が司法修習生諸君に何を言っておられたか全然わからないというようなことでございまして、あれやこれやを総合いたしまして、現在の私が、それをどう評価するかとか、それをどういうふうに処置するかということにつきましては、先ほども申し上げましたように調査未了でございますので、私の意見は差し控えさせていただきたいと思います。
③ A教官の発言に対しましては、前局長も申し上げたと思いますけれども、偏見に基づく女性差別の発言だというふうに私としても受け取れないと思います。
   それからB教官、山本教官の発言につきましては、確かにそういうようなことを誤解させるといいますか、そういうふうに思わせる面(山中注:女は家庭、男は社会という考え方を貫いているという面)もないでもございませんけれども、もう少しB教官の発言につきましては調べさせていただきたいと思います。
④ 問題の発言をいたしました教官に対しましては、機会をとらまえまして何回か事情を聴取しております。それから、相手が司法修習生でございますので、現在問題の発言をした相手になりました司法修習生は前期の修習を終えまして実務庁に戻っておりますので、まだ具体的に司法修習生に対する事情聴取は行っておりません。
⑤ 私にかわりましてから、私が当該の教官にそういうことを確かめたことはございませんけれども、結局は、女性の司法修習生に対する発言でございます。後で恐らくお尋ねがあろうかと存じますけれども、結局女性司法修習生の判事補採用の問題との絡みになってこようかと思いますけれども、そのことにつきまして、先ほどから申し上げておりますように、最高裁判所といたしましては女性だからということで差別をしていないということをかねがね申し上げておりますので、問題の発言をされた教官が判事補採用のことを念頭に置いて言っておられたというふうには私どもは考えておらないわけでございます。
3 昭和51年10月14日の国会答弁
   3期の勝見嘉美最高裁判所人事局長は,昭和51年10月14日の参議院法務委員会において以下の答弁をしています。
① 修習生が、いわば教えられる者として、教官との関係が一対一の普通の対等な関係でないという御趣旨でございます。まさにそのとおりであろうかと存じます。
   ただ、本件に関しまして、恐らくその発言を聞いた修習生はわかっているはずでございますので、その修習生を一々呼んで、その際教官の発言がどうであったかということにつきましては、裁判所側及び司法研修所は一切いたしておりません。
   さらに、日弁連等におきましてどういう調査をされたかは私どもはつまびらかになし得ませんが、報告書によりますと、修習生から事情を聴取したということが書いてございますので、恐らく修習生をお呼びになってお調べになったと思います。

② 先ほどから申し上げておりますように、司法研修所といたしましては、まさに佐々木委員御指摘のような関係(山中注:司法修習生に対し,司法研修所教官は非常に強い立場にあるという関係)がございますので、修習生を一々呼んで事情を聴取しないということにしたわけでございます。
③ どのような場でどのような形で具体的に修習生が事情を聴取されるか、これは将来の問題かと思いますが、その際に、その事情を述べたということによって修習生が不利益を受ける、受けるおそれがあるというようなことは私どもとしては考えられないことでございます。

第4 日弁連特別委員会の報告書の結論
1 昭和51年8月20日付の「三〇期女性修習生問題について(報告)」(日弁連女性の権利に関する特別委員会三〇期女性修習生問題調査小委員会が作成したもの)の「当委員会の結論」として以下の記載があります。
   以上の検討の結果、当委員会としてはつぎの結論に達した。
(1) 川嵜事務局長以下前掲の各教官らの前記言動はいずれも当該女子修習生に対して女性なるが故の差別的取扱いを公言したものであって、まことに不当である。
   とりわけ、昭和五十一年五月二八日の山本茂教官の発言(前記三)と川嵜事務局長(前記一)は他の教官の言動に比べて特段に不当性が高い。山本発言が川嵜事務局長の同席のもとで川嵜事務局長がこれに同調する態度を示すなかでなされたことと、同日夜の川嵜事務局長の暴言(前記一)をみるとき、これらの言動は、とくに裁判官の身分を有する教官らの個人的発想にょり偶然に同時期に一致してなされたものとは思われない。それは最高裁判所の監督下にある司法研修所の女性法曹を排除しようとする基本的な教育方針の一環として行われたものと考えざるを得ない。また同年四月二七日の中山教官の発言(前記二)も、同年六月二六日の大石教官の発言(前記四)も、言葉のニュアンスの違いはあるが前記山本教官や川嵜事務局長の言動と共通の発想にもとづくものと認められる。
   これらの言動は、いずれも法の下の平等と個人の尊厳を保障する憲法原理と大きく矛盾するばかりでなく、それは昨年七月、国際婦人世界会議で採択された「世界行動計画」が各国の関係機関は両性平等を促進するために具体的措置をとるよう勧告し、日本政府も右実現のために推進本部を設置した方針に反するものである。
(2) 現在、女性法曹の数は年々増加し、女子修習生の数も増大しつつある。この現状のもとでは「憲法を守り信念のある裁判官」「男女同権に対して正しい認識をもつ法律家」を育成する法曹教育は、ますますその重要さを増している。それなのに国の唯一の法曹養成機関であり憲法の番人たる最高裁判所の監督のもとにある司法研修所の事務局長や教官が、前記のような憲法違反の言動を行ったことはきわめて憂慮すべき事態である。また前記問題の教官らは、いずれも裁判官の身分を有しているが、このような裁判官らが現職に戻って国民を裁くとき、そこに裁かれる国民の人権は、はたして十分に守られるであろうか。また、このような憲法無視の言動がまかり通るなかで法曹教育をうけた修習生たちが将来法曹として一人立ちするとき、国民はその権利を安んじてこれらの法曹に委ねることができるのであろうか。
   憲法に違反する女子修習生に対する前記教官らの差別的言動は、絶対に許されない。したがって、前記教官らの不当な言動に対してわれわれは強く抗議する。
   われわれはまた、司法研修所および最高裁判所が前記差別的言動を行った山本教官、川嵜事務局長らに対し、すみやかに厳正な処分をなすことを求めるものである。
2 前述したとおり,3期の山本茂司法研修所刑事裁判教官及び8期の川崎義徳司法研修所事務局長は昭和51年9月14日付で厳重注意を受けた後も更迭されることはありませんでしたし,8期の川崎義徳裁判官は東京高裁長官を最後に定年退官しました。


第5 司法研修所事務局長及び司法研修所教官3人に対する処分内容に関する国会答弁
   3期の勝見嘉美最高裁判所人事局長は,昭和51年10月14日の参議院法務委員会において以下の答弁をしています(ナンバリング及び改行を追加しています。)。
① まず書面注意の根拠でございますが、裁判所法第五十六条二項に「司法研修所長は、最高裁判所長官の監督を受けて、司法研修所の事務を掌理し、司法研修所の職員を指揮監督する。」とございます。この規定に基づきまして、指揮監督権の発動として注意という措置をしたものでございます。現実の運用といたしましては、注意には口頭による注意と書面による注意がございまして、書面による注意の中にさらに厳重書面注意という、運用といたしましては三種の措置がございます。このたびの措置は、このうち最も重い厳重書面注意ということが選択されまして、司法研修所所長といたしましては、現在とり得る措置の最も重いものでございます。
   なお、次に、山本教官及び川寄事務局長に対する注意書の内容でございますが、一応読まさせていただきます。
    山本茂教官に対する注意書は、

   貴官は、昭和五十一年五月二十八日、第三十期司法修習生見学旅行の往路列車内において、女子修習生三名に対し、女性が法曹人として活躍することを否定していると受け取られるおそれのある発言をした。
   右の発言は、貴官の職責に照らし、遺憾である。将来ふたたびこのようなことがないよう厳重注意する。
   次に、川寄義徳司法研修所事務局長に対する注意書の文面でございますが、
   貴官は、昭和五十一年五月二十八日夜、第三十期司法修習生見学旅行の懇親会に出席したが、右懇親会終了後の二次会において、男子修習生数名に対し、女性が裁判官になることに消極であると受け取られるおそれのある発言をした。
   右の発言は、貴官の職責に照らし、遺憾である。将来、ふたたびこのようなことがないよう厳重注意する。
    以上でございます。
    それから不問に付しました大石教官に関することでございますが、すでに御承知かと思いますけれども、私どもといたしましては、大石教官の発言の要旨は、社会は女性の進出にとって十分にやりやすい状態ではない、その中で女性が法曹としてやっていくには男性にも増して覚悟と能力が要るのではないか、だから男性以上に修習に励んで能力をつける必要があるという趣旨のものであるというふうに考えます。いわば社会の現実の姿を説明して、むしろ女性修習生を激励したものでありまして、何ら非難さるべきものでないと考えて不問に付したのでございます。
    次に、中山教官に関する件でございますが、中山教官の発言の要旨は、女性修習生で修習終了後家庭に入ってりっぱな家庭を築いておられる人がかなりいる、せっかく法曹資格を取得していながら家庭に入るのは一見もったいないという感がしないでもないけれども、主婦としてりっぱな家庭を築き、優秀な子孫を世に送り出すのも一つの賢明でりっぱな生き方ではないかという趣旨のものであろうかと思います。中山教官の発言はいわばそういう女性の例を紹介したものでございまして、それ自体女性差別の発言ということは認められませんし、また発言当時の状況から見まして女性差別と受け取られるおそれということも認められないということで不問に付したということでございます。
    なお、その発言当時の状況等申し上げましたけれども、中山教官の問題の発言は、修習生同士のクラス対抗のソフトボール大会の後、近くの喫茶店にクラスの者がほかの教官と一緒に入りまして簡単ないわばパーティーを開いた席上でなされた発言でございまして、もちろんその中にも女性の修習生もおられまして、特に女性修習生がそのソフトボールに大いに活躍したことが話のきっかけとなってこのような趣旨の発言になったようでございます。
    なお、申し落としましたが、大石教官の発言は、大石教官のクラスの者が自宅を訪問いたしまして、自宅でおもてなしをして、その際に話したことの内容でございます。この際も、もちろん女性修習生もおられたようでありますが、決してその席上でほかの修習生からどうも教官の発言がはなはだ穏当でないというような趣旨の発言はなかったようでございます。
    まあいずれにいたしましても、ただいま申し上げましたように、不問に付しました両教官の発言の内容及びその発言当時の状況からいたしまして不問にいたしたわけでございます。
② 前回私が最高裁判所も措置の主体たり得るというふうに申し上げましたのは、行政監督上の上級庁としての最高裁判所でございまして、御指摘のとおり分限事件とは全く系統を異にするものでございます。
    なお、最高裁判所といたしましては、司法研修所所長の措置によって必要にして十分なる措置をとられたということで、行政上の措置は現在はとるつもりはございません。
③ このような事態を引き起こしまして、報道陣が一斉に報道されましたことこれ自体が一つの大きな社会的な問題として注目を引いたわけでございます。それにも増して、御指摘のとおり、教官と修習生との間の関係ということにつきまして、おっしゃるとおりの問題があるいは生ずるかもしれません。
    しかしながら、本件にあらわれました四名の教官の発言及びその当時の状況というものから考えまして、確かに司法研修所の所長が先ほど申し上げました三十期の修習生の前期修了式の際にあいさつの中にも述べておりますように、教官と修習生との間の関係が全く破綻を来すようなことがあってはならないことはもうおっしゃるとおりであると思います。
    ただ、四人の教官及び事務局長を現職のままそのままにしておくこと自体が、この事件の、事件といいますか、このケースのもみ消しということになるというふうに私どもは考えておりません。
    なお、訴追委員会に申し立てがございまして、訴追委員会の方でどのように措置されますか、もちろんこれからの問題でございますが、教官自身のすでに御報告申し上げております釈明書、及び御本人たちが直接お呼びがかかりましていろいろなことを申し上げることになるかもしれませんが、私どもといたしましては、このようなことで修習生との間に、ある程度の、いわば、何といいますか、決して喜ばしい状態ではないと思いますけれども、だからといって、この教官及び事務局長を更送することによって、いわば信頼関係が回復されるということに当然になるかどうかということについても、むしろ問題があるのではないかというふうに私は考えております。

第6 女性裁判官の採用に関する昭和時代の国会答弁
1 昭和27年5月17日の国会答弁
    鈴木忠一最高裁判所民事局長事務代理は,昭和27年5月17日の衆議院法務委員会において以下の答弁をしています(ナンバリング及び改行を追加しています。)。
① それから女子の裁判官を増せということでございますが、これは別に現在においても女性と男性の裁判官はちつとも区別しておらないのであります。
② 女性の裁判官として採用のできる者はできるだけ採用しているのであります。現在全国で五名の女子の裁判官がございます。今年は一名採用されました。そして成績も相当いいのです。

   これは別に差別待遇はしておりませんけれども、御承知のように資格がいるものですから、その資格をとつて試験をパスした者は、従来は原則として採用しております。
③ 今年は女子の中で裁判官を志望して二名ばかり採用ができなかつたのでありますけれども、これは率直に申し上げますれば、志望者の中の順位で採用しておりますからそういう結果になつたわけでございます。
2 昭和45年3月20日の国会答弁
   矢崎憲正最高裁判所人事局長は,昭和45年3月20日の衆議院法務委員会において以下の答弁をしています(ナンバリングを追加しています。)。
① 年齢につきましては、判事補の任官ということについては考慮の対象の中に入っておるわけでございます。

② 女性につきましては、これは私どものほうで取り扱いを特に異にすることはございませんが、しかしながら、第一線の所長さん方からはまああまり喜ばれないというようなこともあるものでございますから、そういうような一つの空気はあるわけでございますけれども、しかしながら、女性であることのゆえをもって採用を拒むとか、そういうことは全然ございません。
3 昭和46年7月24日の国会答弁
    高輪2期の長井澄最高裁判所総務局長は,昭和46年7月24日の参議院法務委員会において以下の答弁をしています(ナンバリング及び改行を追加しています。)。
① 御婦人の裁判官の採用に関して人事局長が説明会の席上で差別的な説明(山中注:22期及び23期の司法修習生に対して最高裁判所人事局長が行った,女性の任官は歓迎しない旨の説明)をしたという点につきましては、私その場に居合わせておりませんのでいま説明を求めて申し上げるわけでございますけれども、採用に関して差別をするというような趣旨で申し上げたのではなく、やはり今日の日本の社会におきましては男性と女性と社会的活動の面においていろいろ性に基づくところの本質的な違いがございますので、そういう観点から必ずしも、円滑に御活動を願う上において十分に条件が備わっておらないので、いろいろその点において任官を御不自由を感ずることがあるんじゃないかというような趣旨の説明である、そのようにいま私説明を受けたのでございますけれども、もちろん最高裁判所の事務当局のことでございますから、憲法に違反するような趣旨で申し上げるというようなことは万ないものと確信いたしておりますし、またそうあってはならないものでございます。
    あるいは説明がつい細部にまで及びましたためにそのような誤解を与えているのではないかと思いますが、もちろん性による差別というふうなことは考えておらないことは当然であり、基本方針でもございまして、これは一局長の発言によって左右されるべき性質のものではないと、このように私は理解しております。
② 修習の過程におきましては、御承知のように、実務修習と申しまして第一線の裁判所において実務を担当する裁判官から指導をお受けになる機会が相当期間ございます。この間におきまして指導の裁判官からどのような発言がなされますか、それをまた私のほうからこのようなことを言ってはならぬというような統制を加えることは、これは行政の行き過ぎでございまして、慎まなければならないと存じます。
    第一線におきましては、自由な魂と魂との触れ合いによって指導するところでございますから、発言する側あるいは受け取る側でいろいろなとりようがございますので、場合によってはそのように受け取られる発言(山中注:裁判所において女性の裁判官は歓迎しないという趣旨の発言)があるかもしれませんけれども、その点は日常生活の接触としてゆとりのある気持ちで御理解をいただきたいと思います。もちろん事務当局といたしましては、採用について、その後の待遇につきまして差別をいたすというような考えは毛頭ございません。それぞれの性——男性は男性、女性は女性としての本質に従いましたふさわしい職務上の責任を負っていただくという配慮に基づいて適正なる人事を運用していくことは当然でございます。
4 昭和47年5月12日の国会答弁
   高輪1期の矢口洪一最高裁判所人事局長
は,昭和47年5月12日の衆議院法務委員会において以下の答弁をしています(ナンバリング及び改行を追加しています。)。
① もうずいぶん前のことでございますので、私、そのようなこと(山中注:現場の裁判所長が,女性判事補の配属を歓迎しないということ)を申したかどうか、実は正確な記憶がございません。
    ただ、これまでの、これは私と申しますよりも、人事局長が毎年大体その時期に説明(山中注:司法修習生に対する任官説明会の説明)に参っておりますので、やはり女性の裁判官に対して、まあ一線の裁判所で必ずしも歓迎されない場合があるという趣旨のことは、申し上げておるかと思います。
② 私どもとしましては、女性の裁判官というような意味で、男性の裁判官と差別した扱いをするというようなことは、これは実際に考えていないことを申し上げたいと思います。
5 昭和51年8月4日の国会答弁
   昭和51年8月4日の衆議院法務委員会において以下の質疑応答がありました(改行を追加しています。)。
○稲葉(誠)委員 それでは、これは調べてもらいたいのですが、あなたが言ったのじゃないのですけれども、四十五年の七月十日、当時の最高裁の人事局長(山中注:矢崎憲正裁判官のこと。)が任官説明会でこういうふうなことを言っておるのですね。
   年長者、身体障害者、女性については歓迎しない。
   女性を歓迎しない理由は、
(イ) 第一線の所長が歓迎しない。
(ロ) 夫婦とも裁判官の場合、任地の調整が大変だ。
(ハ) 一筋なわでいかぬ職員組合の猛者を押える必要や勾留理由開示をやらねばならぬから女性には気の毒。
(ニ) 妻が夫の足をひっぱる結果となる。
   ちょっとここのところ、よくわかりませんが、
(ホ) 支部長として多数を統率していくのは女性裁判官ではむづかしい。
   こういうことを当時の人事局長が任官説明会で説明をしておるというふうに、私どもの調査ではなっておるわけですね。
   まず、こういうふうな事実があったかなかったかということが一つと、いま私が読み上げたようなことは、最高裁としては常々考えておることですか。
○勝見最高裁判所長官代理者 ただいま御指摘の任官説明会は、司法研修所の所長、それから任用課長、司法研修所の事務局長が同席いたしまして説明した際のことであろうと思います。
   その際のこちら、まあ当局側といいますか、司法研修所、最高裁判所側の説明がどうであったかということについては、私どもには公式の記録がないようでございますが、いま御指摘のような事実が現実にあって、採用ないし任地を決めるに際して逆に裁判所としてはいろいろ考慮しているということのあるいは裏返しの発言で、お聞きになっていた方々がそのような形でおとらえになったというふうにも考えられます。
   なお、その後、前人事局長時代に任官説明会をやはり持ちましたけれども、その際には十分誤解のないように解きほどいて説明を申し上げている次第であります。

第7 裁判所の好まない人物像等
1 最高裁の好まない人物像
     昭和52年7月発行の「最近の司法研修所の実態と問題点」(大阪弁護士会)36頁ないし38頁には以下の記載があります。
     二二期にはじまった任官拒否は、今日に至るまで引き続きおこなわれ定着した感すらあり、それだけに、世論のこの問題の重大性に対する意識が薄らいできているようにも思われる。最高裁は、このような状況の中において、裁判官の絶対数不足に目をそむけ、ますます明確に「好ましい裁判官」選びを貫徹させているのであろう。
     裁判官の採用基準については、最高裁は従来より「成績」および「全人格的評価」を強調し、具体的には人事の秘密をたてに一切明らかにしようとしない。しかしながら、現実に任官拒否された人達および任官勧誘や任官志望撤回の働きかけの状況を具体的事実に即し整理すれば、最高裁の「好ましい裁判官」像はかなり明らかになる。最高裁の好まない人物像は、①青法協会員もしくは青法協活動に協力的な者、②女性、③高年令者、④身体障害者等である。
(中略)
     任官勧誘や任官志望撤回の働きかけの面でも、右の傾向は明確になっている。二五期以前の修習生には、任官希望者全員を対象にして、任官説明会がなされていたが、二六期に至りこれが中止され、当委員会が事情聴取をおこなった二七期、二八期の弁護士・修習生はこの事態をいよいよ個別勧誘が強化されだした状態と表現し、個別勧誘が青法協加入者を除いておこなわれ、かつ加入者には任官をやめよとの働きかけがおこなわれたと報告した。しかし、二九期、三〇期の状態は単に個別勧誘の強化というにとどまらず、何らかの意味での勧誘態勢の制度化と呼ぶに適する状態になっていると考えられる。
2 司法修習生向けの文書の記載

   修習生活へのオリエンテーション(平成24年11月)には以下の記載があります。
    修習について外部に表現(雑誌投稿やウェブサイト,ブログへの掲載等)する場合は,具体的な事件等に関する秘密の保持を十全なものとすべきことはもとより,司法研修所教官や配属庁会の指導担当者が,実務の実際を修習するという教育上の配慮から,公にすることを前提としないで司法修習生に対して各種の指導をすることも多くあることも踏まえ,守秘義務に反するものでないかを十分に確認するとともに,前記の配慮を無にすることのないよう,表現には十分に注意を払ってください。
3 27期の鬼丸かおる 元最高裁判所判事の体験談
   東弁リブラ2020年9月号の「元最高裁判所判事 鬼丸かおる会員」には以下の記載があります。
── 司法修習終了後,弁護士になった経緯をお聞かせください。
 司法試験に受かってから裁判官志望でした。けれども,たいていの教官がやはり「女性はだめ」,「女はだめ」という雰囲気を強く匂わせていました。口でははっきりそういう風にはおっしゃらないですけれども,行動で志望を変更した方が良いと示されました。教官の奥様が参加され,妻が夫を支えている姿を示して女性の幸せを教えて下さったり,手作り品をプレゼントして下さって手作りの良さを教えて下さったりして,男性に尽す女性の姿を理想像として示されました。転勤を伴う裁判官では,妻として尽すことができないことを見せられて,裁判官の世界にも男女の区別感が強いことを知り,少しでも自由な活動が可能な弁護士,ということになりました。


第8 関連記事その他
1 裁判所構成法107条は「裁判長ハ婦女児童及相當ナル衣服ヲ着セサル者ヲ法廷ヨリ退カシムルコトヲ得其ノ理由ハ之ヲ訴訟ノ記録ニ記入ス」と定めていました。
2(1) 26期の山室恵裁判官は,東京地裁平成14年2月19日判決(判例秘書に掲載)を言い渡した後,被告人2人に対し「唐突だが、君たちはさだまさしの『償い』という唄を聴いたことがあるだろうか」と切り出し,「この歌のせめて歌詞だけでも読めば、なぜ君たちの反省の弁が人の心を打たないか分かるだろう」と説諭を行いました(Wikipediaの「償い(さだまさしの曲)」参照)。
(2) さだまさし(1952年4月10日生まれ)の「関白宣言」(1979年7月10日に発表されたもの)には,「お前は俺の処へ家を捨てて来るのだから帰る場所は無いと思え これから俺がお前の家」などと書いてあります。
3(1) 最高裁昭和56年3月24日判決は,定年年齢を男子60歳、女子55歳と定めた就業規則中女子の定年年齢を男子より低く定めた部分が性別のみによる不合理な差別を定めたものとして民法90条により無効とした事例です。
(2) 法律行為が公序に反することを目的とするものであるとして無効になるかどうかは,法律行為がされた時点の公序に照らして判断すべきとされています(最高裁平成15年4月18日判決)。
4(1) 32期の西野佳樹弁護士(元裁判官)が運営している西野法律事務所HPの「司法修習生の就業活動における差別的言動」には「小規模事務所の経営者である弁護士が、「男性修習生」を「女性修習生」より優先させる理由は、「女性修習生」に結婚・妊娠・育児の要素が大きいからでしょう。」などと書いてあります。
(2) 月刊大阪弁護士会2022年2月号3頁に,宮崎裕子 元最高裁判所判事の発言として以下のものがあります(31期が弁護士登録をしたのは昭和54年4月です。)。
    私は31期ですが、長島・大野は29期までは女性は採用しないという方針だったそうです。30期の採用方針にこの方針を改めるべきであると長島弁護士が提案し、パートナー間で話し合った結果、方針変更が合意されたと聞いていますが、30期では女性の採用は実現せず、31期の私が最初のフルタイム女性弁護士として採用されたという経緯でした。
5 以下の記事も参照して下さい。
・ 女性判事及び女性判事補の人数及び割合の推移
・ 53期司法修習まで存在していたかもしれない,新任検事の採用における女性枠
・ 歴代の女性最高裁判所判事一覧
・ 歴代の女性高裁長官一覧
・ 労働基準法に関するメモ書き
・ ブルーパージ(昭和44年~昭和46年)
・ 岡口基一裁判官に対する分限裁判
→ 訴訟において犬の所有権が認められた当事者(もとの飼い主)の感情をツイッターで傷ついたということで,平成30年10月17日付で戒告処分を受けました。
・ 柳本つとむ裁判官に関する情報,及び過去の分限裁判における最高裁判所大法廷決定の判示内容

53期司法修習まで存在していたかもしれない,新任検事の採用における女性枠

目次
1 女性司法修習生の検事採用に関する平成13年3月22日の国会答弁
2 法務大臣宛の要望書(平成13年9月11日付)
3 修習終了者からの検察官任官者のうちの,女性の数
4 関連記事その他

1 女性司法修習生の検事採用に関する平成13年3月22日の国会答弁
・ 21期の但木敬一法務大臣官房長は,平成13年3月22日の参議院法務委員会において以下の答弁をしています(ナンバリングを追加しています。)。
① 平成十二年の十月四日に第五十三期司法修習生有志から請願の文書が出ております。この中では、多数の男性検事が、女性検事は使いにくい、使えない、女性検事は取り調べに向かないなどと口外することが日常茶飯事だと書かれております。それから、一部報道機関では、現職の検事あるいはOBの検事が、暴力団の調べなどには女性は向かないんだというようなことを言っておるというような記事が出ております。
    ただ、御指摘の修習生の教官、これは、御趣旨は多分、研修所の教官という意味ではなくて各実務修習地での教官という御趣旨なのか、教官がそういうことを言ったということについては私は承知はしておりません。
    ただ、いずれにいたしましてもそういうようなことを言っている検事がいるのではないかという御指摘で、私もそのすべてが、そんな人は一人もいませんと言うつもりはございません、やっぱりそういう長い間男性中心の職場であったことは否めないわけでありまして、そういう意味では、そういう意識でいる検事もいなくはないだろうなと思います。
    ただ、そういう時代は確実に終わろうとしているというふうに思っておりまして、現に今、若い女性が随分検事に任官されて、いろいろな部署で活躍をされています。東京地検の特捜部にも女性検事が何人も輩出しましたし、あるいは本省で働いている女性検事も随分ふえてまいりました。また、被害者の声を重視する検察ということが皆さんからも求められている時代に、女性が被害者である事件について、第二次的な性的暴力と言われている取り調べを女性検事がするということは非常に大事なことだろうと思っておりますし、別にそういう性別にかかわらず、普通の事件を男女区別なく、能力ある人にやっていただく時代にもう既に到達しているというふうに思っておりますので、そのような向きが全くないとは申しませんけれども、それは大きな時代の流れでいえば、そういう時代は終わったんだというふうに認識しております。
② 私が申しましたように、性別を問わず適性のある人が検事になるべきだというふうに思っております。この枠問題というのは、実は数字を見るとそうではないかというふうに大分疑われて追及されておるんですが、法務省としてそういう枠をつくったつもりは全くございません。
    教官からそういう発言があったということもありまして、大分心配して司法研修所の教官にも聞いてみたんですが、そういうような意識はないと思っております。現に司法研修所の教官の中にも女性の教官が既におりますので、研修所の教官がそういう意識を持つということはないだろうというふうに思っております。


2 法務大臣宛の要望書(平成13年9月11日付)
(1) 日弁連HPに載ってある「森山法務大臣に対する検察官任命に関する要望書」(平成13年9月11日付)には以下の記載があります。
    司法研修所49期から53期については、1クラス3名以上の女性任命者がいるクラスはなく、0~1名ないし2名である。アンケート調査及び面接調査によると、「女性枠」の存在は、司法修習生のほぼ共通認識となっていることがうかがわれる。は、司法修習生間の単なるうわさ話などというものではない。女性任命者の数を原則1クラス1名、例外的に2名とするという情報は、司法研修所検察教官及び他の教官並びに実務修習での指導担当検事等から司法修習生に与えられており、被調査者の「女性枠」に関する供述は、日時・場所・状況・内容等が具体的かつ明確である。しかも、単に、教官等から「女性枠」の存在についての発言があったということにとどまらず、実際に検察教官などが任官志望者に対し、「女性枠」を前提に任官を薦めたり諦めさせたりしている具体的な事実が確認されており、十分信用できる。
(2) 日弁連は,「検察官任官における『女性枠』を考える53期修習生の会」(土井香苗代表)より、司法研修所における検察官任命の「女性枠」に関する要請があったことを受けて,特別調査チームを設け,平成13年1月から調査を行っていました。


3 修習終了者からの検察官任官者のうちの,女性の数
・ それぞれの修習期のクラス数のほか,修習終了者からの検察官任官者のうち,女性の数は以下のとおりでした。
10クラスの46期:75人が任官し,そのうちの女性は11人
10クラスの47期:86人が任官し,そのうちの女性は16人
12クラスの48期:71人が任官し,そのうちの女性は12人
12クラスの49期:70人が任官し,そのうちの女性は16人
12クラスの50期:73人が任官し,そのうちの女性は11人
12クラスの51期:72人が任官し,そのうちの女性は16人
12クラスの52期:69人が任官し,そのうちの女性は16人
12クラスの53期:74人が任官し,そのうちの女性は10人
(54期が採用されたのは平成13年10月)
14クラスの54期:76人が任官し,そのうちの女性は20人
14クラスの55期:75人が任官し,そのうちの女性は22人
14クラスの56期:75人が任官し,そのうちの女性は19人
16クラスの57期:77人が任官し,そのうちの女性は19人
16クラスの58期:96人が任官し,そのうちの女性は30人
20クラスの59期:87人が任官し,そのうちの女性は26人


4 関連記事その他
(1) 司法の病巣119頁には以下の記載があります。
   土井らは、複数の検察官出身教官の言葉や過去数年間のクラス別の女性の検事任官者数の追跡から、「女性枠」の存在を指摘した。調査では対象となった六十クラスのうち、女性の任官者ゼロが九クラス、一人が三十三クラス、二人が十八クラス、三人はゼロだった。
(2) 以下の記事も参照してください。
・ 昭和51年の30期前期修習で発生した,女性司法修習生に対する司法研修所裁判教官等の差別発言問題(教官等の弁明が正しいことを前提として厳重注意で終了した事件)
・ 女性判事及び女性判事補の人数及び割合の推移
・ 日弁連の女性副会長
・ 日弁連の女性理事

司法修習生の服装及び判例六法について定めた文書は存在しないこと

目次
第1 司法修習生の服装について定めた文書は存在しないこと

1 導入修習期間中
2 実務修習期間中
3 集合修習期間中
第2 司法修習生が使用すべき判例六法について定めた文書は存在しないこと
第3 関連記事その他

第1 司法修習生の服装について定めた文書は存在しないこと
1 導入修習期間中

2 実務修習期間中

3 集合修習期間中

第2 司法修習生が使用すべき判例六法について定めた文書は存在しないこと

第3 関連記事その他
1 令和への改元直後,エクセルで作成した司法行政文書開示請求書の年を手動で「令和元年」にしていたところ,令和2年になった後も変更するのを忘れていました。
2 以下の記事も参照してください。
・ 導入修習カリキュラムの概要
・ 導入修習の日程予定表及び週間日程表
 集合修習カリキュラムの概要
 集合修習の日程予定表及び週間日程表
・ 司法修習等の日程

検察終局処分起案の考え方

目次
1 検察終局処分起案の考え方のバックナンバー
2 関連記事

1 検察終局処分起案の考え方のバックナンバー
・ 検察終局処分起案の考え方(令和 元年版)
・ 検察終局処分起案の考え方(平成28年版)
・ 検察終局処分起案の考え方(平成24年版)


2 関連記事
・ 司法修習開始前に送付される資料
・ 司法修習生の司法修習に関する事務便覧
・ 新65期以降の白表紙発送実績
・ 修習教材の電子データ化の弊害が分かる文書は存在しないこと

司法研修所弁護教官謝金の支給調書

目次
1 司法研修所弁護教官謝金の支給調書
2 関連記事その他

1 司法研修所弁護教官謝金の支給調書
・ 令和 5年 1月分ないし令和 5年12月分
・ 令和 4年 1月分ないし令和 4年12月分
・ 令和 3年 1月分ないし令和 3年12月分
・ 令和 2年 1月分ないし令和 2年12月分
・ 平成31年 1月分ないし令和 元年12月分
・ 平成30年 1月分ないし平成30年12月分
・ 平成29年 6月分ないし平成29年11月分
・ 平成28年12月分ないし平成29年 5月分
・ 平成28年 6月分ないし平成28年11月分
・ 平成27年12月分ないし平成28年 5月分
・ 平成27年 6月分ないし平成27年11月分
・ 平成26年12月分ないし平成27年 5月分
・ 平成26年 6月分ないし平成26年11月分
・ 平成25年12月分ないし平成26年 5月分
・ 平成25年 6月分ないし平成25年11月分
・ 平成24年12月分ないし平成25年 5月分
* 「司法研修所弁護教官謝金の支給調書(令和4年分)」といったファイル名です。

2 関連記事その他
(1) 日弁連は,司法研修所の弁護教官に対して月額6万円,司法研修所弁護教官室所付に対して月額4万円を支払っています(司法研修所弁護教官及び弁護教官室所付に対する経済的支援に関する規則(平成28年1月22日規則第173号))。
(2) 以下の記事も参照してください。
・ 司法研修所弁護教官の任期,給料等
→ 「弁護教官等の謝金について」,及び「弁護教官候補者の推薦依頼に関する文書」を掲載しています。
 司法研修所教官
 司法研修所弁護教官の業務は弁護士業務でないものの,破産管財人として行う業務は弁護士業務であること
 司法研修所の教官組別表,教官担当表及び教官名簿
 司法研修所の職員配置図,各施設の配置及び平成24年8月当時の門限
 司法研修所教官会議の議題及び議事録

留学で必要となる英文(終了・成績)証明書交付願(司法研修所)

○司法研修所事務局総務課庶務係が作成している「英文(終了・成績)証明書交付願について」は,以下のとおりです。

英文(終了・成績)証明書交付願について

   申請時には,次の事項に注意して下さい。
1 英文(終了・成績)証明書等は,国際ビジネス郵便(EMS)で送付しています。
   EMSの送料は,郵便局へお問い合わせの上,発送先数分の切手を同封してください。
   EMSラベル(書類用)の「To(お届け先)」欄に,送付先を記入し,
   「From(ご依頼主)」欄に,司法研修所の住所・名称・郵便番号・電話番号を記入の上,同封してください。
   なお,国内へは特定記録(定形外)で送付しますので,280円(50g以内),300円(100g以内)又は365円(150g以内)の切手を同封して下さい。
2 証明書の発送までに,通常10日程度かかります。受理したものから順番に処理しますので,締切があるものについては,早急に申請してください。
    ほとんどの申請者が急いでいますので,優先処理等は行っていません。
3 成績証明書を申請される場合は,断り文書も添付しています。
   断り文書の内容については,次の事項が書かれています。
・成績証明書には,履修内容,順位等の記載はしておりません。
・成績証明書は,直接ロースクール等に郵送します。
・和文による証明書は,発行しておりません。
4 リクエストフォームがある場合は,英文(終了・成績)証明書交付願いと一緒に送付して下さい。
5 修習終了後に婚姻等により改姓した方は,改姓の事実が分かる書類(戸籍謄本のコピーなど)を添付してください。
6 司法研修所の英語での正式表記,住所は次のとおりです。
   The Legal Training and Research Institute of the Supreme Court of Japan
   2-3-8,Minami,Wako-shi,Saitama,351-0194,JAPAN
7 新61期以降の方は,期・組欄の班は,集合修習時の班を記載して下さい。

*1 平成29年2月21日に開示された文書ですから,郵便切手の値段が違います。
*2 平成29年2月21日付の司法行政文書不開示通知書によれば,司法研修所が,二回試験に関して,英文の成績証明書を発行する際の事務手続が書いてある文書は存在しません。
*3 司法研修所に対し,海外留学用の成績証明書を交付申請した人の体験談が外部ブログの「1.2学校の成績表」に載っています。

成績通知申出制度に基づく,司法修習生の成績開示

目次
1 成績通知申出書の提出
2 平成18年3月の制度変更
3 平成20年2月22日付の「司法修習生の修習及び考試の成績の本人に対する通知概要」の本文
4 関連記事その他

1 成績通知申出書の提出
・ 司法修習を終了した者が実務修習,集合修習及び二回試験の成績を開示してもらいたい場合,司法研修所事務局総務課に対し,「成績通知申出書」(2通必要です。)及び必要書類を提出すれば,約3週間で成績通知を郵送してもらえます。
   手続の詳細は,日弁連の弁護士任官(常勤)Q&Aの4頁及び5頁に書いてあります。


2 平成18年3月の制度変更
(1) 平成19年7月発行の日弁連新聞第402号には,「司法研修所での成績は、これまでは任官や海外留学先宛など必要性がある場合しか開示されなかったが、昨年3月、最高裁判所の個人情報取扱方針が変更され、無理由での開示が認められるようになった。詳細は以下のとおり。任官などを考えている方は参考にされたい。」と書いてあります。
(2) 平成29年8月24日付の司法行政文書不開示通知書によれば,最高裁が,平成18年3月,司法研修所での成績の開示請求を無理由で認めるようになった際に作成した文書は存在しません。

3 平成20年2月22日付の「司法修習生の修習及び考試の成績の本人に対する通知概要」の本文
・ 以下の記載は,平成20年2月22日付の「司法修習生の修習及び考試の成績の本人に対する通知概要」の本文を丸写ししたものです。

第1 通知の対象となる成績

1 平成14年法律第138号による改正後の司法試験法(昭和24年法律第1 40号)の規定による司法試験に合格し司法修習生として採用された者及び同試験以外の試験に合格し,かつ,平成24年11月以降司法修習生として採用された者を対象とする司法修習
(1) 分野別実務修習,選択型実務修習及び集合修習の成績
(2) 考試の成績
2 1以外の司法修習
(1) 実務修習及び後期修習の成績
(2) 考試の成績 
第2 通知対象者 
   考試応試者本人(考試の全科目を受験した者に限る。)で,第1の1又は2の各成績の通知を希望する者 
第3 成績通知の申出先 
   司法研修所 
第4 提出書類等
1 成績通知申出書(別紙様式第1) 2部(うち1部は写しで可)
2 本人確認書類 
   申出書記載の氏名及び住所又は居所と同ーの氏名及び住所又は居所が記載されている運転免許証,健康保険被保険者証,外国人登録証明書,住民基本台帳カードその他法律又はこれに基づく命令の規定により交付された書類の写し等 
   なお,司法修習の終了証書の写しのほか,裁判官及び検察官については各所属庁が,弁護士については日本弁護士連合会がそれぞれ発行する身分証明書の写しでも可。また,司法研修所において修習中の司法修習生については,司法研修所長が発行する身分証明書の写しでも可(持参の場合は提示でも可)
3 返信用封筒(長さ23. 5cm以内,幅1 2 cm以内の定型サイズ)
   普通郵便料金相当分の切手を貼付し,希望する送付先の郵便番号及び宛先を明記したもの(宛先が,申請人以外の場合は,表面左下余白に申請人〇〇分と ()で記載する。)
4 修習終了後に改姓等した者は,その事実が明らかとなる公文書(戸籍謄本等)の写し 
第5 成績通知の方法等 
   申出者の期の司法修習終了日後,別紙様式第2による成績通知書を第4の3の封筒で郵送する。


4 関連記事その他
(1) 自由と正義2007年8月号174頁に「司法研修所及び司法試験の成績の開示請求について」が載っています。
(2) 「ボクのべんきょう日記~弁護士実務と司法修習と司法試験の巻~」と題するブログの「【修習】実務修習,集合修習,二回試験の成績開示」によれば,新64期の場合,平成24年2月17日付で成績開示があったみたいです。
(3)
   平成28年11月4日付の司法行政文書不開示通知書によれば,以下の文書は存在しません。
① 弁護士任官希望者に対する,司法研修所における成績の開示申出件数が利用された件数が分かる文書(平成13年から平成27年まで)
②  元司法修習生に対する,成績通知申出制度が利用された件数が分かる文書(平成13年から平成27年まで)
(4) 以下の記事も参照してください。
・ 実務修習,集合修習及び二回試験の成績分布(51期以降)
・ 旧司法試験の「丙案」制度

実務修習,集合修習及び二回試験の成績分布(51期以降)

目次
第1 総論
第2 実務修習及び集合修習の成績
第3 二回試験の成績

第1 総論
1(1) 最高裁判所から開示を受けた,実務修習,集合修習及び二回試験の成績分布の元データを以下のとおり掲載しています。
51期ないし60期
61期ないし68期
69期70期71期72期73期
74期
75期76期
* 「74期二回試験,実務修習及び集合修習の成績」といったファイル名です。
(2) 平成27年12月1日付の「苦情の申出に係る対応について(通知)」により,51期から60期までの①司法修習生考試結果集計表及び②司法修習生成績集計表を最高裁判所に発見してもらいました。
(3) 50期以前の①司法修習生考試結果集計表及び②司法修習生成績集計表は既に廃棄されました(平成28年度(最情)第29号(平成28年10月11日答申))。
2 司法修習生考試委員会では,司法修習生全員の,実務修習,集合修習及び二回試験の成績を一覧表にまとめた「司法修習生考試個人別成績表」が資料として配付されています。
3 平成29年8月28日付の最高裁判所事務総長の理由説明書には,「司法研修所では,各期の司法修習生の成績分布を示した文書を作成する必要性がないことから,成績を集計,加工して成績分布が分かるような文書を作成することはしていない。」と書いてあります。
4 「64期以降の二回試験に関する,合格者及び不合格者の決定に関する議事録」も参照してください。

第2 実務修習及び集合修習の成績分布
1 実務修習及び集合修習の成績分布の推移表(51期から70期まで)を掲載しています。
2(1) 現在,全国の配属庁における実務修習については,優,良,可,不可の4段階評価となっていて,司法研修所における集合修習については,優,良上,良,可,可下,不可の6段階評価となっています。
(2) 検察修習の詳細については,「検察修習」を参照してください。
3(1) 司法研修所における集合修習の成績は,専ら起案の成績で決まるものと思われます。
(2)   集合修習の詳細については,「集合修習」を参照してください。
4(1) 導入修習に関する成績分布は存在しません。
(2)   導入修習の詳細については,「導入修習」を参照してください。

第3 二回試験の成績分布
1(1) 二回試験の成績分布の推移表(51期から70期まで)を掲載しています。
(2) 59期までの二回試験の場合,筆記の教養試験及び口述試験(民事・刑事)がありました。
2(1) 59期までの二回試験については,優,良上,良,可,可下,不可の6段階評価でした。
(2) 「造反-司法研修所改革の誘因-」(昭和45年6月10日発行)78頁によれば,21期司法修習生クラス委員会と司法研修所との懇談会(昭和44年1月20日開催)において以下のやり取りがあったみたいですから,当時も6段階評価であったことが分かります。
2 採点基準はどういうものか。
<教官>優・良上・良・可・可下・不可とつける。可下はクラス何名と決っているわけではなく絶対評価である。
3 どういう場合に落第を出すのか。
<教官>何とも救いようのない場合である。
(3) 現行60期以降の二回試験については,優,良,可,不可の4段階評価となっています。


第4 関連記事その他
1  大学における授業科目の単位授与(認定)行為は,一般市民法秩序と直接の関係を有するものであることを肯認するに足りる特段の事情のない限り,司法審査の対象になりません(最高裁昭和52年3月15日判決)。
2 以下の記事も参照してください。
・ 司法修習生考試委員会委員名簿(65期二回試験以降)
・ 司法修習生考試委員会席図(65期二回試験以降)
・ 司法修習生考試担当者名簿(65期二回試験以降)
・ 成績通知申出制度に基づく,司法修習生の成績開示
 旧司法試験の「丙案」制度