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mintsで記録をダウンロード・印刷する方法|ZIP・結合PDF・未印刷物・A3/A4混在(AI作成)

第1 目的に合うダウンロード・印刷方法を選ぶ

mintsで複数のファイルを取得する場合,個々のファイルをZIPにまとめる方法と,一つのファイルに結合する方法は別の操作である。
また,事件の中で選択したPDFを印刷する「一括印刷」と,関与する事件の未印刷ファイルを集める「未印刷物一括印刷」も区別する。

本記事は,令和8年8月30日に確認した操作マニュアル2.3版(令和8年7月15日改訂)に基づき,利用権限のある事件の記録を取得・印刷する手順を説明する。
登録や提出を含む全体の案内は,mintsマニュアルの目的別索引を参照されたい。

目的操作の入口選ぶボタン
1ファイルを保存する事件情報の記録一覧ダウンロード
複数ファイルをZIPで保存する事件情報の記録一覧ダウンロード
複数のPDFをまとめて取得する事件情報の記録一覧一つのファイルにしてダウンロード
選んだPDFを印刷する事件情報の記録一覧一括印刷
関与事件の未印刷PDFを集めて印刷する事件一覧未印刷物一括印刷

送達対象の書類を含む場合は,取得操作が期限管理にも関わる。
補助者に作業を依頼する場合も,第6の送達に関する注意を先に確認しておきたい。

第2 ZIPと結合PDFをダウンロードする

1 事件を開き,1ファイルを取得する

左側の「事件一覧」から対象事件を開き,「事件情報」画面の「記録一覧」でファイルを探す。
1ファイルだけ取得するときは,そのファイルを選択して「ダウンロード」を押し,確認画面で「OK」を選ぶ(操作マニュアル60頁~63頁〔PDF63頁~66頁〕70頁〔PDF73頁〕)。

2 複数ファイルをZIPで取得する

① 記録一覧で,取得するファイルを複数選択し,「ダウンロード」を押す。
② 生成が完了したら,ホーム画面の「重要なお知らせ」を開く。
③ 「ダウンロードデータの生成が完了しました。」というメッセージを押して取得する。

この方法では,複数のファイルはZIP形式でダウンロードされる。
個々のファイルを取り出すには,ZIPを右クリックして「すべて展開」を選ぶなど,Windowsの標準機能で展開する(操作マニュアル71頁~72頁〔PDF74頁~75頁〕)。

解凍用アプリによっては,展開後のファイル名が文字化けすることがある。
操作マニュアル72頁はWindowsの基本機能による解凍を案内しているため,文字化けした場合は,まず標準機能での展開を確認する。

3 複数のPDFを結合して取得する

PDFをまとめて取得する場合は,対象を複数選び,「一つのファイルにしてダウンロード」を押す。
その後,ホームの「重要なお知らせ」に表示される「ダウンロードデータの生成が完了しました。」を押す(操作マニュアル73頁〔PDF76頁〕)。

元のファイルごとに分けて保存したい場合はZIP,複数のPDFを続けて読むためにまとめたい場合は結合,という使い分けになる。
結合後のファイルだけで対象書面がすべてそろったと判断せず,選択した書面と取得結果を照合しておくと,選択漏れに気付きやすい。

4 開始待ち・メール・保存先を切り分ける

複数又は結合ダウンロードは,ボタンを押した直後に取得が始まるとは限らず,生成に数分かかることがある。
取得が始まらないときは,まずホームの「重要なお知らせ」に生成完了のメッセージがあるかを確認する(操作マニュアル71頁〔PDF74頁〕73頁〔PDF76頁〕)。

令和8年4月時点の公開FAQ〔PDF14頁〕によれば,印刷・ダウンロードの準備完了のお知らせは,メール通知の対象外である。
同FAQは同年4月後の修正・追加を反映していない資料であるが,少なくとも完了メールだけを待つのではなく,マニュアルの手順に従ってホーム画面を確認することになる。

保存先について,同FAQは端末の設定を確認するよう案内している(PDF11頁)。
特定のフォルダに必ず保存されるとは限らないため,ブラウザのダウンロード履歴や保存先の設定を手掛かりに探す。

第3 選んだPDFを一括印刷する

mints上の印刷機能が対象とするのはPDFであり,JPEG・PNGはファイルをダウンロードしてから印刷する。
PDFを1ファイルだけ印刷する場合も,選ぶボタンは「一括印刷」であり,対象を選択して同ボタンを押し,確認画面の「OK」から印刷へ進む(操作マニュアル74頁〔PDF77頁〕)。

複数のPDFでは,対象を選択して「一括印刷」を押した後,ホームの「重要なお知らせ」で「印刷データの生成が完了しました。」を押す。
表示された印刷プレビューから印刷するという流れであり,ダウンロード用の生成完了メッセージとは区別する(操作マニュアル75頁〔PDF78頁〕)。

ただし,A3・A4が混在すると,印刷プレビューではなくPDFのダウンロードに進む場合がある。
この場合の操作と用紙サイズの設定は,第5で説明する。

第4 未印刷物一括印刷の対象と操作

1 1事件内の選択印刷とは対象が異なる

「未印刷物一括印刷」は,関与する事件に提出された未印刷ファイルをまとめて印刷する機能であり,特定の1事件で選択したファイルだけを印刷する機能ではない。
操作マニュアルの確認画面には,自分が提出したファイルを含まないことが示されており,印刷対象はPDFに限られる(92頁〔PDF95頁〕)。

① 「事件一覧」画面で「未印刷物一括印刷」を押す。
② 確認画面の対象範囲を確認し,「開始」を押す。
③ ホームの「重要なお知らせ」に表示される印刷データの生成完了メッセージを押し,印刷へ進む(操作マニュアル92頁~93頁〔PDF95頁~96頁〕)。

2 大量の印刷データは分割される

複数ファイルの一括印刷及び未印刷物一括印刷では,生成する印刷データのサイズが300MBを超える場合,300MBごとに分割される。
その場合は分割数に応じた複数のお知らせが表示されるため,1件目だけで作業を終えず,各お知らせに対応するデータを確認する(操作マニュアル76頁〔PDF79頁〕93頁〔PDF96頁〕)。

この300MBは印刷データの生成・分割の条件であり,提出時のアップロード容量条件を示すものではない。
また,未印刷物の処理ではプレビュー表示まで数分かかることがあり,操作マニュアルは,同じ生成完了メッセージを何度も押さないよう注意している(94頁〔PDF97頁〕)。

3 補助者が印刷したファイルの扱い

補助者が印刷したファイルは,親ユーザと,その親ユーザに設定されている他の補助者にとっても,未印刷物一括印刷の対象から外れる(操作マニュアル27頁〔PDF30頁〕)。
このため,別の担当者が同じ書面を再度印刷したい場合は,未印刷物一括印刷の対象に残っていることを前提とせず,対象事件の記録一覧から必要なPDFを選んで印刷する。

第5 A3・A4混在PDFを原稿サイズで印刷する

1 印刷プレビューではなくダウンロードに進む場合

1ファイルの中にA3とA4のページが混在している場合は,確認メッセージの後にPDFをダウンロードし,取得したファイルを開いて印刷する(操作マニュアル74頁〔PDF77頁〕)。
複数ファイル又は未印刷物の一括印刷でも,生成したデータにA3・A4が混在すると,ホームのお知らせにダウンロード後の印刷を促す案内が表示され,印刷プレビューの代わりにPDFを取得する(76頁〔PDF79頁〕93頁〔PDF96頁〕)。

したがって,用紙サイズの混在を理由にダウンロードへ進んだことだけで,印刷処理の故障とはいえない。
取得したPDFを開き,次の用紙選択の設定を確認する。

2 Adobe Acrobat Readerで用紙を選択する

操作マニュアル別紙5は,Adobe Acrobat Readerを使う場合について,次の設定を案内している。
① PDFをAdobe Acrobat Readerで開く。
② 「メニュー」から「印刷」を選ぶ。
③ 印刷画面の「ページサイズ処理」で「PDFのページサイズに合わせて用紙を選択」にチェックを入れる(別紙5・設定1〔PDF123頁〕)。

プリンター側の用紙・給紙設定は機器によって異なるため,実際の印刷前に,A3・A4の用紙が使える状態か,意図しない縮小になっていないかも確認しておきたい。
提出前のPDF自体の作成や用紙サイズの確認は,mints提出用PDFの作り方で説明している。

毎回Readerで開きたい場合には,同別紙の設定2が,PDFの既定のアプリをReaderにする方法と,ブラウザの「常にシステムビューアーで開く」という設定を案内している(PDF124頁)。
これはファイルを開く手間を減らすための設定であり,mintsを利用するための必須条件とは区別する。

第6 アクセス記録と送達の期限に注意する

1 アクセス記録と紙への出力完了は同じではない

操作マニュアルでは,単一ファイルのダウンロード・印刷は確認画面の「OK」,複数ファイルのダウンロード・印刷は生成完了メッセージの押下時などに,初回のアクセス状況が記録されると説明されている(70頁~75頁〔PDF73頁~78頁〕)。
この記録の付与段階からすれば,表示だけを根拠に,実際のプリンターで紙への出力が完了したとまで断定することはできない。

また,補助者の操作も親ユーザ名義で記録されるため,表示名だけで実際の操作者を特定することはできない(操作マニュアル27頁〔PDF30頁〕)。
印刷を分担するときは,mints上の表示とは別に,誰がどの書面の出力を終えたかを担当者間で共有しておくとよい。

2 送達対象書類は補助者の取得にも注意する

通知によるシステム送達の対象となる電磁的記録では,所定の方法による閲覧,自己の端末への記録又は通知発出から1週間の経過のうち,最も早い時に送達の効力が生じる。
ただし,受送達者の責めに帰することができない事由によって閲覧も記録もできなかった期間は,この1週間に算入しない(民事訴訟法109条の3第1項・第2項)。

最高裁判所事務総局民事局の「民事訴訟フェーズ3に向けた準備の手引」35頁〔PDF35頁〕は,補助者が閲覧・ダウンロードした場合にも送達の効力が生じることと,mintsに控訴期間の末日が表示されないことを注意点として挙げている。
「印刷の準備だけを職員に頼んだ」「弁護士本人はまだ開いていない」という事情だけで期限が始まらないと考えず,送達対象の書類を取得したときの連絡方法を決めておきたい。

送達の効力発生と期限管理の詳しい説明は,mintsのシステム送達と届出・通知の確認を参照されたい。

第7 出典・参考資料

1 法令

① 民事訴訟法(平成8年法律第109号)109条の2・109条の3(e-Gov法令検索,令和8年8月30日確認)。

2 裁判所の操作資料・FAQ

① 「民事裁判書類電子提出システム 操作マニュアル ~当事者ユーザ編~」2.3版(令和8年7月15日改訂)。27頁,60頁~63頁,70頁~76頁,92頁~94頁及び別紙5。
② 「令和8年4月時点チャットボット質問回答一覧」。PDF1頁,11頁及び14頁。令和8年4月後の修正・追加は反映されていない。
③ 最高裁判所事務総局民事局「民事訴訟フェーズ3に向けた準備の手引」(表紙「R8.6.19 5G」)35頁。