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74期の現職裁判官69人の経歴

◯新型コロナウイルス感染症の影響により司法試験の実施が遅れて司法修習の開始も遅れた結果,74期の裁判官は2022年5月17日に任官しました。
◯年少順のリンク(74期の現職裁判官74期の元裁判官74期の裁判官

鈴木祥平裁判官(74期)の経歴

生年月日 H9.4.21
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R44.4.21
R7.4.1 ~ 千葉家地裁判事補
R6.4.1 ~ R7.3.31 青森地家裁判事補
R4.5.17 ~ R6.3.31 青森地裁判事補

 

枚田雅樹裁判官(74期)の経歴

生年月日 H9.5.2
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R44.5.2
R8.7.15 ~ 広島地家裁福山支部判事補
R6.4.1 ~ R8.7.14 大阪地家裁判事補
R4.5.17 ~ R6.3.31 大阪地裁判事補

 

武藤遼裁判官(74期)の経歴

生年月日 H9.6.7
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R44.6.7
R8.4.1 ~ 福岡地家裁小倉支部判事補
R7.4.1 ~ R8.3.31 西日本鉄道(研修)
R7.3.25 ~ R7.3.31 福岡地家裁小倉支部判事補
R6.4.1 ~ R7.3.24 大阪地家裁判事補
R4.5.17 ~ R6.3.31 大阪地裁判事補

*1 伊藤塾HPの「やみくもに暗記することを避け、また適切なタイミングで復習するなど工夫をしました」には,女性のイラストとともに,「予備試験W合格」とか「武藤 遼さん  京都大学法学部4年」と書いてあります。
*2 令和6年3月6日付の最高裁判所裁判官会議議事録には以下の記載があります(リンク先のPDF84頁)。
大阪地家判事補 大阪地判事補
豊田高史(74)
大阪地家判事補 大阪地判事補
豊田 遼(74)
*3 74期の豊田高史裁判官及び74期の武藤遼裁判官の勤務場所は,判事補任官時点から似ています。

北澤陸裁判官(74期)の経歴

生年月日 H9.6.22
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R44.6.22
R8.4.1 ~ 福岡地家裁小倉支部判事補
R6.4.1 ~ R8.3.31 東京地家裁判事補
R4.5.17 ~ R6.3.31 東京地裁判事補

豊田高史裁判官(74期)の経歴

生年月日 H9.8.17
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R44.8.17
R7.4.1 ~ 福岡地家裁小倉支部判事補
R6.4.1 ~ R7.3.31 大阪地家裁判事補
R4.5.17 ~ R6.3.31 大阪地裁判事補

*1 令和6年3月6日付の最高裁判所裁判官会議議事録には以下の記載があります(リンク先のPDF84頁)。
大阪地家判事補 大阪地判事補
豊田高史(74)
大阪地家判事補 大阪地判事補
豊田 遼(74)
*2 74期の豊田高史裁判官及び74期の武藤遼裁判官の勤務場所は,判事補任官時点から似ています。

森谷謙太裁判官(74期)の経歴

生年月日 H9.9.7
出身大学 慶応大
定年退官発令予定日 R44.9.7
R6.4.1 ~ 広島地家裁判事補
R4.5.17 ~ R6.3.31 広島地裁判事補

*1 聖徳大学附属小学校HPの「卒業生の声」に「慶應義塾大学 法学部卒業 (聖徳大学附属幼稚園卒園) 森谷 謙太さん」の顔写真が載っています。
*2 広島地裁令和5年10月2日判決(担当裁判官は50期の大浜寿美,55期の財賀理行及び74期の森谷謙太)は,平成25年8月からの生活保護基準(生活扶助基準)の引下げが違法であるとして広島県内の生活保護受給者らが減額処分の取消しを求めた事案について,デフレ調整に係る厚生労働大臣の判断過程及び手続に過誤,欠落があったとして,原告52人中51人に対する保護変更決定を違法と認めて取り消した(全国では12例目の原告勝訴判決)(中国新聞デジタルの「生活保護訴訟、広島市など市町側が控訴」(2023年10月13日付)参照)。

青戸大悟裁判官(74期)の経歴

生年月日 H9.9.29
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R44.9.29
R8.6.29 ~ 大阪地家裁判事補
R6.4.1 ~ R8.6.28 鳥取地家裁判事補
R4.5.17 ~ R6.3.31 鳥取地裁判事補

斎藤由里阿裁判官(74期)の経歴

生年月日 H9.11.3
出身大学 東大
定年退官発令予定日 R44.11.3
R6.4.1 ~ 札幌地家裁判事補
R4.5.17 ~ R6.3.31 札幌地裁判事補

*1 「斎藤由里阿 (Yuria Saito)」と題するFacebookアカウントには,「勤務先:裁判官 2022年5月17日~現在」と書いてあります。
*2 伊藤塾HPの「とにかく先に進み、効率よく勉強を進めることが大事。外に出られない中、友人と励まし合ってモチベーションを維持」には以下の記載があります。
斎藤 由里阿さん: 東京大学法学部卒業
◆予備試験合格時/東京大学法学部4年
*3 一般社団法人全日本かるた協会HPの「第1回全国競技かるた信州大会~in駒ヶ根(B,C,D,E)」には「斎藤由里阿(東京大学かるた会)」と書いてあります。
*4 札幌地裁令和7年7月2日判決(担当裁判官は52期の井戸俊一,66期の織本もなみ及び74期の斎藤由里阿)は,令和6年2月に札幌市北区のコンビニエンスストアで店員3名を刃物等で襲い1名を殺害,2名に重傷を負わせたとして殺人,殺人未遂,銃砲刀剣類所持等取締法違反の罪に問われた被告人(45)について,心神耗弱の状態にあったと認めつつ,求刑どおり懲役30年を言い渡しました(日本経済新聞HPの「札幌コンビニ3人殺傷の男に懲役30年判決 札幌地裁、心神耗弱と判断」参照)。

脊戸紗希裁判官(74期)の経歴

生年月日 H9.12.10
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R44.12.10
R6.4.1 ~ さいたま地家裁判事補
R4.5.17 ~ R6.3.31 さいたま地裁判事補

現役裁判官がYouTubeで普段の仕事、なる前と後のギャップ、目指したきっかけ、勉強時間などについてお話しています。身近な司法とするためにも、司法に興味を持ってもらうためにも、こういった情報発信はとても大事だと思います🙂
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— 弁護士西愛礼『冤罪 なぜ人は間違えるのか』12/6発売 (@YoshiyukiNishi_) October 30, 2024

加藤明日美裁判官(74期)の経歴

生年月日 H9.12.16
出身大学 慶応大
定年退官発令予定日 R44.12.16
R7.4.1 ~ 静岡地家裁沼津支部判事補
R6.4.1 ~ R7.3.31 神戸地家裁判事補
R4.5.17 ~ R6.3.31 神戸地裁判事補

*1 74期の加藤明日美裁判官は,順天高等学校を卒業し,現役で慶応義塾大学法学部に進学し,大学在学中に予備試験に合格し,大学を卒業した年に司法試験に合格しました(順天中学校・順天高等学校HPの「コロナの一年間」(2021年3月19日付)参照)。
*2 74期の加藤明日美裁判官につき,令和7年5月22日付の官報掲載の内閣人事(兼ねて簡裁判事に任命する人事)記載の氏名は「北田明日美」です。
*3 神戸地裁令和6年10月31日判決(担当裁判官は46期の丸田顕,57期の酒井英臣及び74期の加藤明日美)は,六代目山口組の直系団体である山健組の組長が,同組の組員に対して拳銃を発砲して重傷を負わせたとする殺人未遂罪等に問われた裁判員裁判につき,検察官が懲役20年を求刑したのに対し,裁判所が,防犯カメラ映像等の間接事実によっても被告人と実行者の同一性を認めるには合理的な疑いが残るとして,無罪を言い渡したものです(日本経済新聞HPの「山健組組長に無罪判決 神戸地裁、組員銃撃で裁判員裁判」参照)。
*4 静岡地裁沼津支部令和8年5月22日判決(担当裁判官は55期の薄井真由子,58期の明日利佳及び74期の加藤明日美)は,夫と交際相手男性との二重生活を続けていた被告人(55歳)が,交際相手を絞殺した殺人事件につき,裁判所が,夫が婚姻を継続して被告人を支える意向であること等の事情を考慮し,検察官の求刑(拘禁刑15年)を下回る拘禁刑12年を言い渡したものです(Yahoo!ニュース(静岡朝日テレビ配信)の「夫と交際男性との11年間の二重生活の果てに何があったのか? 被害者の母親巻き込み殺人事件に発展 55歳女に22日判決」参照)。

岸本若菜裁判官(74期)の経歴

生年月日 H10.1.29
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R45.1.29
R8.7.1 ~ 大阪家地裁岸和田支部判事補
R6.4.1 ~ R8.6.30 千葉地家裁判事補
R4.5.17 ~ R6.3.31 千葉地裁判事補

*1 CYCLE HPの「立命館大学陸上部・岸本若菜ってどんな人?」に「立命館大学陸上競技部に所属する岸本若菜選手は、2019年春から大学3年生になる。」とか,「関西人ならではのノリの良さというものだろうか。岸本選手はふと思いついたような言葉を頻繁にツイッターでつぶやいている。」などと書いてあります。
*2 千葉地裁令和6年10月17日判決(担当裁判官は46期の松本圭史,64期の此上恭平及び74期の岸本若菜)は,自宅でパイプ銃等を製造したなどとして武器等製造法違反等に問われた被告人を懲役3年の実刑に処しました(千葉日報オンラインの「自宅でパイプ銃製造,懲役3年実刑 千葉地裁『危険性高く,安易』 1丁と火薬10袋没収」参照)。

柴田拓真裁判官(74期)の経歴

生年月日 H10.2.23
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R45.2.23
R7.4.1 ~ 名古屋地家裁岡崎支部判事補
R6.4.1 ~ R7.3.31 横浜地家裁判事補
R4.5.17 ~ R6.3.31 横浜地裁判事補

* 横浜地裁令和6年7月18日判決(担当裁判官は46期の西野吾一,53期の白石篤史及び74期の柴田拓真)は,孤立出産の末に出生した男児を溺死させて殺害し,その死体を遺棄したとして殺人罪,死体遺棄罪に問われたタイ国籍の被告人(女性)について,境界知能等の特性や孤立出産に至った経緯を考慮し,懲役3年,5年間保護観察付き執行猶予を言い渡したとのことです(カナロコ(神奈川新聞)の「川崎の乳児殺害遺棄で猶予刑 横浜地裁判決、孤立出産に至った経緯考慮」参照)。

田島敬太裁判官(74期)の経歴

生年月日 H10.3.13
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R45.3.13
R6.4.1 ~ 水戸地家裁判事補
R4.5.17 ~ R6.3.31 水戸地裁判事補

* 水戸地裁令和7年4月11日判決(担当裁判官は49期の三上乃理子,57期の西田祥平及び74期の田島敬太)は,茨城県が県内の浄水場で使用する活性炭の再生業務に関する一般競争入札について,複数の事業者が事前に供給予定者や入札価格を調整する談合を行ったと主張して提起した損害賠償請求訴訟について,被告事業者らに対し損害賠償金の支払を命じました(茨城県企業局公式HPの「独占禁止法違反に係る活性炭販売業者への損害賠償請求訴訟の控訴について」参照)。

名倉亨裁判官(74期)の経歴

生年月日 H10.4.16
出身大学 一橋大
定年退官発令予定日 R45.4.16
R7.4.1 ~ 大阪地家裁判事補
R6.4.1 ~ R7.3.31 佐賀地家裁判事補
R4.5.17 ~ R6.3.31 佐賀地裁判事補

* 伊藤塾HPに「伊藤塾は、講師・スタッフ・勉強仲間の全ての距離が自然と近くなり、一体となって司法試験に受験していく雰囲気です」(筆者は名倉 亨 さん:一橋大学法学部4年 ◆ 予備試験合格時 /一橋大学法学部3年)が載っています。

星野徹裁判官(74期)の経歴

生年月日 H10.6.8
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R45.6.8
R7.4.1 ~ 東京地家裁立川支部判事補
R6.4.1 ~ R7.3.31 福岡地家裁判事補
R4.5.17 ~ R6.3.31 福岡地裁判事補

* 福岡地裁令和6年7月12日判決(担当裁判官は49期の今泉裕登,61期の志田健太郎及び74期の星野徹)は,てんかんの持病があるのにこれを秘して運転免許証の更新の質問票に虚偽の記載をした被告人が,令和5年11月21日,運転中にてんかんの発作により意識障害の状態に陥り,福岡県糟屋郡内の道路で歩行中の高校生ら合計9名(うち8名は登校中の高校生)に自車を衝突させて負傷させたという事案について,被告人を懲役2年6月の実刑に処した(テレビ西日本(TNC)HPの「高校生ら9人重軽傷事故で逮捕の男 免許更新時に持病「てんかん」について虚偽申告疑いで追送検 福岡」(2024年3月25日付)参照)。

伊藤佳子裁判官(74期)の経歴

生年月日 H10.6.29
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R45.6.29
R8.4.1 ~ 千葉地家裁判事補
R6.4.1 ~ R8.3.31 大阪地家裁判事補
R4.5.17 ~ R6.3.31 大阪地裁判事補

* 大阪地方裁判所令和7年3月21日判決(担当裁判官は51期の小田真治,63期の大谷智彦及び74期の伊藤佳子)は,不動産会社プレサンスコーポレーションの元社長が,業務上横領の被疑事実で逮捕・勾留・公訴提起されたものの第一審で無罪判決が確定したことについて,検察官の逮捕・勾留・起訴等が国家賠償法上違法であったとして国に損害賠償を求めた事案において,検察官が関係者の供述等を前提に業務上横領の故意及び共謀を認めた判断はその合理性を肯定できない程度に達しているとはいえないとして,原告の請求を棄却した(関西テレビ(カンテレ)HPの「『横領の見立て自体は正しい』大阪地裁が訴え棄却―プレサンス元社長の冤罪賠償請求」(2025年3月24日付)参照)。

大野友己裁判官(74期)の経歴

生年月日 H11.1.23
出身大学 神戸大
定年退官発令予定日 R46.1.23
R7.4.1 ~ 紀尾井町法律事務所(二弁)
R7.3.25 ~ R7.3.31 東京地裁判事補
R6.4.1 ~ R7.3.24 京都地家裁判事補
R4.5.17 ~ R6.3.31 京都地裁判事補

*1 予備試験合格者です(紀尾井町法律事務所HPの「大野友己(おおのゆうき)Ohno Yuki」参照)。
*2 京都地裁令和5年2月28日判決(担当裁判官は49期の安永武央,52期の村川主和及び74期の大野友己)は,京都産業大学自動車部の一般道での乗車体験中,入部見学者であった被告人(当時19歳)が先輩部員から速度を上げるよう促されるなどして制限速度(時速40キロ)を大幅に超える時速約94キロで走行し,対向車線にはみ出して中型トラックと正面衝突し,同乗の同大学生2名を死亡させ,1名及びトラック運転手に負傷させたとの事実を認定し,被告人を懲役6年に処しました(求刑は懲役9年)。

山西健太裁判官(74期)の経歴

生年月日 H11.2.23
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R46.2.23
R7.4.1 ~ 千葉地家裁判事補
R6.4.1 ~ R7.3.31 大分地家裁判事補
R4.5.17 ~ R6.3.31 大分地裁判事補

* 大分地方裁判所刑事部令和6年7月2日判決(担当裁判官は,55期の辛島靖崇,71期の北島聖也及び74期の山西健太)は,大分県宇佐市で高齢の親子2人を刺殺し金品を奪ったとする住居侵入,強盗殺人事件について,被告人に死刑を言い渡した。大分地裁で死刑判決が言い渡されるのは44年ぶりとのことです(TOSテレビ大分HPの「大分強盗殺人 無罪主張の被告に死刑判決 地裁『不合理な弁解』弁護側は控訴の方針」参照)。

鍵谷蒼空裁判官(74期)の経歴

生年月日 H11.3.23
出身大学 千葉大
定年退官発令予定日 R46.3.23
R7.4.1 ~ 松江地家裁判事補
R6.4.1 ~ R7.3.31 東京地家裁判事補
R4.5.17 ~ R6.3.31 東京地裁判事補

*1 辰已法律研究所HPに「合格に必要なレベルを見極めることが合格への近道でした」と題する合格体験記を寄稿しています。
*2 令和2年の司法試験が例年と同様に行われて74期判事補の任官時期が例年と同じ1月16日であった場合,76期の奥田紗永裁判官(平成13年3月30日生。22歳 9月)が任官するまでの間,最年少任官記録を達成できていました。
*3 東京地裁令和6年9月30日判決(担当裁判官は54期の馬場嘉郎,61期の菱川孝之及び74期の鍵谷蒼空)は,自民党の派閥「清和政策研究会」(安倍派)の事務局長兼会計責任者であった被告人が,パーティー券販売のノルマ超過分の還流金(いわゆる裏金)を政治資金収支報告書に記載しなかった政治資金規正法違反の事件について,被告人を禁錮3年・執行猶予5年に処しました(朝日新聞HPの「安倍派事務局長に禁錮3年執行猶予5年 自民裏金事件で東京地裁」(2024年9月30日付)参照)。