63期の元裁判官

63期の裁判官のうち,現行63期の裁判官は2010年9月20日に任官し,新63期の裁判官は2011年1月16日に任官しました。

加藤靖之裁判官(63期)の経歴

生年月日 S56.3.12
出身大学 早稲田大院
退官時の年齢 44歳
R7.3.31 依願退官
R5.4.1 ~ R7.3.30 名古屋地家裁岡崎支部判事
R3.1.16 ~ R5.3.31 東京地裁43民判事
H31.4.1 ~ R3.1.15 東京地裁判事補
H28.7.5 ~ H31.3.31 大津地家裁判事補
H25.4.1 ~ H28.7.4 熊本地家裁判事補
H23.1.16 ~ H25.3.31 熊本地裁判事補

*1 令和7年にシティユーワ法律事務所に入所しました(同事務所HPの「カウンセル
加藤靖之 Yasuyuki Kato 」参照)。
*2 日野町事件に関しては,平成24年3月30日に大津地裁に第2次再審請求が出されて,大津地裁平成30年7月11日決定(担当裁判官は52期の今井輝幸,57期の湯浅徳恵及び63期の加藤靖之)は再審開始決定を出し,大阪高裁令和5年2月27日決定(裁判長は39期の石川恭司)は検察側の即時抗告を棄却し,最高裁令和8年2月24日決定が検察側の特別抗告を棄却しました。

鎌田咲子裁判官(63期)の経歴

生年月日 S56.3.1
出身大学 不明
退官時の年齢 43歳
R7.2.28 依願退官
R4.4.1 ~ R7.2.27 札幌家地裁判事
R2.4.1 ~R4.3.31  最高裁刑事局付
H31.4.1 ~ R2.3.31 東京地家裁立川支部判事補
H29.4.1 ~ H31.3.31 ベトナム最高人民裁判所(ハノイ)派遣
H29.3.29 ~ H29.3.31 法総研教官
H25.4.1 ~ H29.3.28 大阪地家裁判事補
H23.1.16 ~ H25.3.31 大阪地裁判事補

* 法務省だより「あかれんが」(64号・2019年3月)に「法制度整備支援の現場から」を寄稿しています。

鈴木一子裁判官(63期)の経歴

生年月日 S58.4.7
出身大学 不明
退官時の年齢 36 歳
R2.3.31 辞職
H30.4.1 ~ R2.3.30 法総研国際協力部教官
H28.4.1 ~ H30.3.31 釧路地家裁判事補
H27.7.15 ~ H28.3.31 釧路家地裁判事補
H25.4.1 ~ H27.7.14 仙台地家裁判事補
H23.1.16 ~ H25.3.31 仙台地裁判事補

*1 以下の記事も参照してください。
・ 判事補時代に退官した元裁判官の名簿(令和時代)
・ 法務総合研究所
・ 判事補の外部経験の概要
*2 法務省HPに載ってある「ICD教官体験記」を寄稿しています(ICDは「法務省法務総合研究所国際協力部」の略称です。)。
*3 令和4年4月時点で佐藤興治郎法律事務所(仙台市)に所属しています(仙台弁護士会HPの「鈴木一子」参照)。
*4 公益財団法人国際民商事法センターHPの「ICCLC NEWS」92号(2023年3月)11頁には,新63期の鈴木一子弁護士の発言として以下の記載があります。
経歴を簡単に紹介させていただきますと、元々は裁判官をしていました。2018 年から検事に転官して、法務省に出向して法務省法務総合研究所国際教育部(ICD)の教官になり、そこで法整備支援に 2018 年から参加しました。その関係で現在の私のポスト、弁護士のラオス派遣に応募しまして、2020 年で裁判官兼検察官を退官して、2020 年 4 月から弁護士になっています。そのまますぐに派遣される予定だったのですが、コロナの影響で派遣前業務委嘱という形ですが、国内からオンラインでラオスの仕事をしばらくした後、2020 年 11月に派遣されています。

寺内康介裁判官(63期)の経歴

生年月日 S59.11.29
出身大学 一橋大院
退官時の年齢 35 歳
R2.3.31 依願退官
H30.4.1 ~ R2.3.30 東京地裁判事補
H28.4.1 ~ H30.3.31 東京法務局訟務部付
H26.4.1 ~ H28.3.31 名古屋地家裁岡崎支部判事補
H25.4.1 ~ H26.3.31 さいたま地家裁判事補
H23.1.16 ~ H25.3.31 さいたま地裁判事補

*1 令和2年4月,第二東京弁護士会で弁護士登録をして,骨董通り法律事務所に入所しました(同事務所HPの「所属弁護士」参照)ところ,朝日新聞HPの「「転勤が…」若手裁判官が足りない 定員減らしても常に2割前後欠員」(2024年2月15日付)には「裁判官は3年前後で転勤を繰り返す。その2年後に東京に戻り、東京法務局への出向と東京地裁での勤務を計4年。次の転勤が近づいたことを機に辞める決心をした。」と書いてあります。
*2 以下の記事も参照してください。
・ 判事補の外部経験の概要
・ 行政機関等への出向裁判官
・ 判検交流に関する内閣等の答弁
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部

エリート裁判官の道から一転、アート・エンタメロイヤーを志し骨董通り法律事務所に加入した寺内弁護士によるコラム🙆‍♂️

裁判官の業務実態や考え方を踏まえた内容となっており、非常に勉強になります!

裁判官から見た、効果的な主張書面の書き方とは|弁護士 寺内康介 https://t.co/EWEvAXdKat

— 田島 佑規 | Yuki Tajima (@houjichazuki) November 2, 2020

そしてAI生成物による著作権侵害の可能性については、優れた論考がもう多数ありますが、この直近の寺内弁護士のコラムも紹介しておきますね。https://t.co/rcNHCVqBcP

— 福井健策 FUKUI, Kensaku (@fukuikensaku) May 3, 2023

華井俊樹裁判官(新63期)の経歴

生年月日 S59.9.26
出身大学 名古屋大院
退官時の年齢 28 歳
H25.4.10 罷免
H23.1.16 ~ H25.4.9 大阪地裁判事補

*1の1 平成30年11月21日付の官報号外第256号34頁以下の「平成30年公認会計士試験合格者」において,関東財務局管内の合格者として「275045  華井 俊樹」という記載があります。
*1の2 名字由来netの「【名字】華井」によれば,華井という名字の全国人数はおよそ210人とのことです。
*2の1 平成24年8月29日午前8時30分頃の電車内の盗撮行為等を理由として,平成25年4月10日付の,裁判官弾劾裁判所の罷免判決により罷免されました。
*2の2 裁判官華井俊樹に対する訴追請求関係文書を掲載しています。
*3 「インターネット削除請求・発信者情報開示請求の実務と書式」78頁及び79頁には以下の記載があります。
    最終的に起訴猶予・略式手続となった事件では,事件から15年以上経過していても,前掲最三小決(山中注:最高裁平成29年1月31日決定のこと。)以降,裁判所は検索結果の削除決定を発令しなくなりました。判断内容はほぼ最三小決と同じで,「今なお公共の利害に関する事項である」としている印象です。
*4 以下の記事も参照してください。
・ 新63期の華井俊樹裁判官に対する平成25年4月10日付の罷免判決
・ 昭和27年4月発覚の刑事裁判官の収賄事件(弾劾裁判は実施されず,在宅事件として執行猶予付きの判決が下り,元裁判官は執行猶予期間満了直後に弁護士登録をした。)
・ 報道されずに幕引きされた高松高裁長官(昭和42年4月28日依願退官,昭和46年9月5日勲二等旭日重光章)の,暴力金融業者からの金品受領
・ 柳本つとむ裁判官に関する情報,及び過去の分限裁判における最高裁判所大法廷決定の判示内容
・ 性犯罪を犯した裁判官の一覧

平成24年9月12日の最高裁判所裁判官会議議事録

松井ひとみ裁判官(63期)の経歴

生年月日 S59.6.19
出身大学 不明
退官時の年齢 40歳
R6.10.25 依願退官
R3.1.16 ~ R6.10.24 金沢家地裁判事
H30.4.1 ~ R3.1.15 金沢家地裁判事補
H28.4.1 ~ H30.3.31 福岡家地裁久留米支部判事補
H27.4.1 ~ H28.3.31 福岡地家裁久留米支部判事補
H26.4.1 ~ H27.3.31 トヨタ自動車(研修)
H25.4.1 ~ H26.3.31 名古屋家地裁判事補
H23.1.16 ~ H25.3.31 名古屋地裁判事補

1 令和6年10月11日の定例閣議案件に「判事兼簡易裁判所判事松井ひとみ外2名を願に依り免ずることについて(決定)」という記載があります。https://t.co/E79J0Oi62g

2 松井ひとみ裁判官(63期)の経歴につき https://t.co/WJzyvWff88

— 弁護士 山中理司 (@yamanaka_osaka) October 11, 2024

水田直希裁判官(63期)の経歴

生年月日 S60.1.29
出身大学 神戸大院
退官時の年齢 34 歳
H31.2.28 依願退官
H30.4.1 ~ H31.2.27 津地家裁判事補
H28.4.1 ~ H30.3.31 松山地家裁西条支部判事補
H25.4.1 ~ H28.3.31 東京地家裁判事補
H23.1.16 ~ H25.3.31 東京地裁判事補

*1 2019年から2021年までの間,三菱UFJ信託銀行株式会社に所属し,2022年以降はPwC弁護士法人に所属しています(同事務所HPの「水田直希」参照)ところ,金融法務事情2019年12月25日号(2128号)に「金融判例に学ぶ 営業店OJT〈預金業務編〉 弁護士会照会に対する報告義務」を寄稿しています。
*2 以下の記事も参照して下さい。
・ 判事補時代に退官した元裁判官507人の名簿(昭和時代及び平成時代)
・ 判事補の海外留学状況
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部

守屋麻依裁判官(63期)の経歴

生年月日 S58.4.7
出身大学 明治大院
退官時の年齢 35 歳
H30.8.31 依願退官
H30.4.1 ~ H30.8.30 水戸家地裁下妻支部判事補
H28.4.1 ~ H30.3.31 仙台家地裁判事補
H26.4.1 ~ H28.3.31 東京地家裁立川支部判事補
H25.4.1 ~ H26.3.31 水戸地家裁判事補
H23.1.6 ~ H25.3.31 水戸地裁判事補

*1の1 判事補任官時点の氏名は「長本麻依」でありますところ,令和2年9月10日に登録番号60085番で弁護士登録をした弁護士として「長本麻依」(令和3年10月20日現在の事務所住所は三井住友信託銀行株式会社)がいます。
*1の2 令和4年11月1日付で弁護士登録を取り消したものの,令和6年11月19日に第一東京弁護士会で再び弁護士登録をして,法律事務所ネクシードに入所した(同事務所HPの「弁護士紹介」参照)ものの,令和7年2月18日付で再び弁護士登録を取り消しました。
*1の3 令和8年2月1日付の弁護士氏名変更の公告(令和8年2月27日付の官報号外第41号60頁)によれば,「守屋麻依」は「長本麻依」に名前が変わりました。
*2 青山学院大学の2005年度給付奨学金・学業奨励賞に,法学科の「長本麻依」がいます(AGU NEWS29号12頁)。
*3 以下の記事も参照してください。
・ 判事補時代に退官した元裁判官の名簿(令和時代)
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部

吉岡正豊裁判官(63期)の経歴

生年月日 S50.2.6
出身大学 早稲田大院
退官時の年齢 46歳
R3.3.31 依願退官
R3.1.16 ~ R3.3.30 東京地裁8民判事(商事部)
H30.4.1 ~ R3.1.15 東京地裁判事補
H28.4.1 ~ H30.3.31 高松家地裁判事補
H25.4.1 ~ H28.3.31 横浜地家裁判事補
H23.1.16 ~ H25.3.31 横浜地裁判事補

*1 平成12年に慶應義塾大学医学部を卒業し,同年から平成18年までの間,慶應義塾大学病院等で勤務したとのことであり,「杏林大学病院割箸死刑事事件等の著明な医療訴訟が報道されて社会の耳目を集め、医療界においても医療と法の関係について関心が高まっていったことをきっかけに、医療者として法的専門知識を備えることで医療界に貢献したいと考え」,早稲田大学法科大学院の未修コースに入学したそうです(早稲田大学法科大学院の「ロースクールに行こう!〈裁判官・検察官志望者編〉」,及び横浜地裁HPの「他職経験を有する裁判官~白衣から法服へ~」参照)。
    なお,杏林大学病院割りばし死事件は,平成11年7月10日に東京都杉並区で綿菓子を食べていた男児が転倒して,喉を割り箸で深く突き刺し,翌日に死亡した事故のことです。
*2 令和3年4月に東京弁護士会で弁護士登録をして,TMI総合法律事務所に入所しました(同事務所HPの「吉岡正豊」参照)。
*3 以下の資料を掲載しています。
・ 平成26年度判事補海外留学研究員報告書簡
→ イギリス・コヴェントリーにあるウォーリック大学に留学したことに関するものです。

渡邉容子裁判官(63期)の経歴

生年月日 S47.1.27
出身大学 東大院
退官時の年齢 46 歳
H30.3.31 依願退官
H28.4.1 ~ H30.3.30 高知家地裁判事補
H26.4.1 ~ H28.3.31 大阪地家裁堺支部判事補
H25.4.1 ~ H26.3.31 千葉地家裁判事補
H23.1.16 ~ H25.3.31 千葉地裁判事補

*1 東京大学HPの「平成20年度第2回東京大学総長賞 受賞者の概要(授与式当日パンフレット原稿より抜粋) 」には以下の記載があります。
■渡邉 容子(法学政治学研究科法曹養成専攻3年)
法学政治学研究科法曹養成専攻(専門職学位課程・法科大学院)において、成績評価はA+、A、B、C、Fの5段階であり、A+は全体の概ね5%まで、AはA+を含めて概ね30%までと定められており、実際にも成績評価は極めて厳格になされている。渡邉氏の成績はA以上が85%以上(うちA+が57%)という極めて優れたものであり、かつ専門職学位課程修了者の中で最優秀の学生である。同氏は本学文学部、人文社会系研究科修了後、社会人生活を経て法学未修者として法科大学院に入学後、初めて法律学を学ぶようになったにもかかわらず、わずか3年間で極めて優秀な成績を修めたことが高く評価された。
*2 平成30年に第一東京弁護士会で弁護士登録をして,令和3年9月現在,安井・原法律事務所(東京都中央区築地)に所属しています(同事務所HPの「所属弁護士」参照)。