元裁判官の経歴

岩木宰裁判官(38期)の経歴

生年月日 S34.3.9
出身大学 中央大
退官時の年齢 65歳
R6.3.9 定年退官
R4.3.9 ~ R6.3.8 福岡家裁所長
R1.5.18 ~ R4.3.8 福岡高裁2民部総括
H29.10.1 ~ R1.5.17 佐賀地家裁所長
H27.8.14 ~ H29.9.30 福岡地裁4民部総括(破産再生執行保全部)
H25.4.1 ~ H27.8.13 福岡地裁小倉支部1民部総括(破産再生執行保全部)
H21.4.1 ~ H25.3.31 福岡地裁5民部総括
H18.4.1 ~ H21.3.31 司研民裁教官
H15.4.1 ~ H18.3.31 福岡高裁5民判事
H12.4.1 ~ H15.3.31 長崎地裁佐世保支部民事部部総括
H9.4.1 ~ H12.3.31 東京家裁判事
H8.4.11 ~ H9.3.31 佐賀家地裁唐津支部判事
H6.4.1 ~ H8.4.10 佐賀家地裁唐津支部判事補
H3.9.9 ~ H6.3.31 秋田地家裁判事補
S63.4.1 ~ H3.9.8 東京地裁判事補
S61.4.11 ~ S63.3.31 福岡地裁判事補

*1 以下の記事も参照してください。
・ 高裁の部総括判事の位置付け
・ 毎年6月開催の長官所長会同
・ 新任の地家裁所長等を対象とした実務協議会の資料
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 地方裁判所の専門部及び集中部
・ 司法研修所教官会議の議題及び議事録
・ 司法修習生指導担当者協議会
・ 司法研修所民事裁判教官の名簿
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
*2の1 福岡高裁令和4年3月25日判決(裁判長は38期の岩木宰)は,国営諫早湾干拓事業(長崎県)の潮受け堤防排水門を開けるよう命じた確定判決の無効化を国が求めた訴訟の差し戻し控訴審において国の請求を認め,開門を命じた確定判決を無効とし(産経新聞HPの「諫早干拓差し戻し審判決 開門の確定判決は無効 国の請求認める」参照),当該判決は最高裁令和5年3月1日決定で支持されました(朝日新聞HPの「諫早湾干拓、「開門せず」で決着 最高裁が上告棄却 司法判断が統一」参照)。
*2の2 農林水産大臣は,令和5年3月2日,請求異議訴訟に関する最高裁令和5年3月1日決定を受け,今後は,積み重ねられた司法判断と最新の科学的知見に基づき,有明海の未来を見据えた「話し合い」を行い,有明海再生の方策を「協働」して実践していくべきとの談話を発表しました(長崎県HPの「開門問題に関する動き」参照)。
*2の3 令和6年3月7日現在,法務省HPの「諫早湾干拓訴訟」には以下の記載があります(リンク設定は私が追加したものです。)。
    国は、福岡高等裁判所確定判決に基づく開門義務と、長崎地方裁判所仮処分決定に基づく開門禁止義務の相反する義務を負うという状況に置かれたことから、このような状況を打開すべく、平成26年1月9日、福岡高等裁判所確定判決に基づく強制執行は許さない旨の判決を求めて、請求異議訴訟を提起しました。一審の佐賀地方裁判所は、平成26年12月12日、国の請求を棄却する判決をしましたが、控訴審である福岡高等裁判所は、平成30年7月30日、強制執行の不許と停止を認める判決をしたため、開門派漁業者らは最高裁判所に上告しました。最高裁判所は、令和元年9月13日、平成30年の福岡高等裁判所判決を破棄し、福岡高等裁判所に審理を差し戻す判決をしました。その後、差戻審である福岡高等裁判所で審理され、令和4年3月25日、同高等裁判所は、強制執行の不許と停止を認める判決をしました。これに対し、開門派漁業者らは再び上告し、現在、最高裁判所に係属しています。
    また、開門派漁業者らが、長崎地方裁判所に提起した長崎一次開門訴訟において、福岡高等裁判所は、平成27年9月7日、漁業者らによる開門請求及び損害賠償請求をいずれも棄却する判決をしたため、開門派漁業者らが最高裁判所に上告したところ、最高裁判所は、令和元年6月26日、上告を認めない決定をしました(国勝訴確定)。


田口直樹裁判官(37期)の経歴

生年月日 S33.11.1
出身大学 専修大
R5.11.1 定年退官
R3.4.30 ~ R5.10.31 福岡地裁所長
H30.11.14 ~ R3.4.29 長崎地家裁所長
H28.11.13 ~ H30.11.13 福岡地家裁小倉支部長
H27.4.1 ~ H28.11.12 福岡地裁1刑部総括
H25.4.1 ~ H27.3.31 大阪地裁8刑部総括
H21.4.1 ~ H25.3.31 福岡地裁4刑部総括
H18.4.1 ~ H21.3.31 福岡地裁小倉支部2刑部総括
H15.4.1 ~ H18.3.31 福岡高裁2刑判事
H12.4.1 ~ H15.3.31 宮崎地家裁延岡支部長
H9.4.1 ~ H12.3.31 神戸地裁判事
H7.4.12 ~ H9.3.31 宮崎地家裁判事
H5.4.1 ~ H7.4.11 宮崎地家裁判事補
H2.4.1 ~ H5.3.31 長野地家裁松本支部判事補
S62.4.1 ~ H2.3.31 長崎地家裁判事補
S60.4.12 ~ S62.3.31 大阪地裁判事補

* 37期の田口直樹福岡地裁所長は,令和4年6月開催の長官所長会同において以下の趣旨の意見を述べています(令和4年度長官所長会同の意見要旨に基づきChatGPT4で要約したものですが,1ないし4は①ないし④に変えています。)。
① 刑事分野における部の機能活性化と裁判官の変化
・ 刑事分野では、法定合議事件の存在と裁判員裁判の実施を通じて、部の機能活性化が進展。裁判員裁判後の振り返りや高裁主催の意見交換会を通じて経験の共有が行われ、部の機能活性化が自然に受け入れられた。
・ 裁判員裁判の審理運営改善に関しては、検察庁、弁護士会との協議を経て、刑事部一体としての方針を示し、要警備事件や被害者特定事項秘匿等の要配慮事件において、書記官室や事務局との連携を深めた。
② 過去1年間の取組と現状
・ 部の機能活性化や裁判官間の議論の必要性に関する取組が進展。新型コロナウイルス感染症の影響により、裁判員裁判の期日実施の検討や他裁判官による事件処理の対応などが行われた。
・ しかし、非対象事件に関する議論や司法行政上の課題に対する議論は活気を失い、司法行政上の諸課題への対応においても、議論の結果を審理運営に繋げる動きは限定的。
③ 裁判官の意識の変化と課題
・ 刑事分野では、裁判員裁判の導入により自由闇達な意見交換が促進され、司法行政上の課題に対する議論が活性化。一方、民事分野では、単独事件処理の中心であることから、裁判官の独立性・孤立性が強く、司法行政上の課題に対する議論が限定的。
・ 各分野において、部が持つべき機能に対する認識の共有が不十分であり、司法行政的な問題の議論が事件処理と切り離されがちであることが課題。
④ 今後の取組に関する提案
・ 分野横断的な取組の促進、裁判官会議や連絡会の活用、全員参加の仕組みの導入が必要。
・ 司法行政的な課題に対する議論の意義を再確認し、情報共有の範囲を広げることが重要。また、最高裁からの情報発信を分かりやすく伝える役割が部総括に求められる。

岩坪朗彦裁判官(38期)の経歴

生年月日 S34.12.27
出身大学 東大
退官時の年齢 64歳
R6.1.5 依願退官
R4.10.12 ~ R6.1.4 水戸家裁所長
R2.11.16 ~ R4.10.11 福岡高裁3民部総括
H30.12.27 ~ R2.11.15 大分地家裁所長
H28.7.29 ~ H30.12.26 前橋地家裁高崎支部長
H27.6.8 ~ H28.7.28 千葉地裁4民部総括(破産再生執行保全部)
H27.4.1 ~ H27.6.7 東京高裁4民判事
H24.3.10 ~ H27.3.31 宇都宮地裁2民部総括
H21.4.1 ~ H24.3.9 東京高裁12民判事
H18.4.1 ~ H21.3.31 さいたま地家裁判事
H14.4.1 ~ H18.3.31 広島高裁岡山支部判事
H13.1.6 ~ H14.3.31 法務省大臣官房民事訟務課付
H11.4.1 ~ H13.1.5 法務省訟務局付
H8.4.11 ~ H11.3.31 千葉地家裁判事
H8.4.1 ~ H8.4.10 千葉地家裁判事補
H5.4.1 ~ H8.3.31 広島地裁判事補
H3.4.1 ~ H5.3.31 運輸省地域交通局交通計画課補佐官
H1.7.1 ~ H3.3.31 最高裁行政局付
S61.4.11 ~ H1.6.30 東京地裁判事補

*1 38期の岩坪朗彦裁判官は,令和6年2月5日,37期の登石郁朗公証人の後任として,東京法務局所属の目黒公証役場公証役場の公証人に任命されました。
*2 以下の記事も参照してください。
・ 高裁の部総括判事の位置付け
・ 毎年6月開催の長官所長会同
・ 新任の地家裁所長等を対象とした実務協議会の資料
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 地方裁判所の専門部及び集中部
・ 高等裁判所支部
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
・ 判検交流に関する内閣等の答弁
・ 判事補の外部経験の概要
・ 行政機関等への出向裁判官

松井英隆裁判官(37期)の経歴

生年月日 S35.2.15
出身大学 中央大
R7.2.15 定年退官
R5.3.12 ~ R7.2.14 東京高裁10民部総括
R4.8.22 ~ R5.3.11 横浜家裁所長
R3.5.10 ~ R4.8.21 大阪高裁7民部総括
R1.5.24 ~ R3.5.9 熊本地裁所長
H29.1.1 ~ R1.5.23 鹿児島地家裁所長
H27.3.25 ~ H28.12.31 横浜地裁3民部総括(破産再生執行保全部)
H25.8.1 ~ H27.3.24 東京地裁4民部総括
H23.8.1 ~ H25.7.31 証取委事務局次長
H19.4.1 ~ H23.7.31 東京地裁43民部総括
H17.9.28 ~ H19.3.31 東京地裁判事
H14.4.1 ~ H17.9.27 公調委事務局審査官
H14.3.25 ~ H14.3.31 東京地裁判事
H11.4.1 ~ H14.3.24 京都地家裁福知山支部判事
H8.4.1 ~ H11.3.31 大阪地裁判事
H7.4.12 ~ H8.3.31 鹿児島地家裁鹿屋支部判事
H5.4.1 ~ H7.4.11 鹿児島地家裁鹿屋支部判事補
H2.4.1 ~ H5.3.31 大阪地裁判事補
S62.4.1 ~ H2.3.31 盛岡地家裁判事補
S60.4.12 ~ S62.3.31 東京地裁判事補

*1 以下の記事も参照してください。
・ 高裁の部総括判事の位置付け
・ 毎年6月開催の長官所長会同
・ 新任の地家裁所長等を対象とした実務協議会の資料
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 地方裁判所の専門部及び集中部
・ 判事補の外部経験の概要
・ 行政機関等への出向裁判官
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
*2 東京地裁平成27年1月16日判決(担当裁判官は37期の松井英隆46期の佐藤重憲及び66期の大瀧泰平)(判例秘書掲載)は,「高齢者の虐待の防止及び高齢者の保護に向けた対応・措置については,これを担当する市町村の職員の合理的な裁量に委ねられており,その対応・措置が著しく不合理であって裁量の逸脱又は濫用と認められる場合に限り,国家賠償法上違法である」と判示しています。
*3 東京高裁令和7年2月6日判決(裁判長は37期の松井英隆)は,横浜地検に犯人隠避教唆容疑で逮捕,起訴され,有罪が確定した元弁護士の江口大和氏が,取り調べで黙秘権を侵害され,検事に「ガキ」などと侮辱されたとして国に1100万円の損害賠償を求めた訴訟において,江口氏側が求めていた黙秘権の侵害を認めず,江口氏側の控訴を棄却しました(東京新聞HPの「二審も黙秘権の侵害認めず 取り調べ検事の侮辱発言訴訟」参照)。

瀧華聡之裁判官(38期)の経歴

生年月日 S31.6.1
出身大学 東大
R3.6.1 定年退官
R1.5.24 ~ R3.5.31 大津地家裁所長
H29.10.1 ~ R1.5.23 熊本地裁所長
H27.9.28 ~ H29.9.30 佐賀地家裁所長
H27.4.1 ~ H27.9.27 神戸地裁3民部総括(破産再生執行保全部)
H25.4.1 ~ H27.3.31 大阪国税不服審判所長
H19.4.1 ~ H25.3.31 京都地裁3民部総括
H16.4.1 ~ H19.3.31 大阪地裁12民判事
H14.1.10 ~ H16.3.31 大阪高裁6民判事
H10.4.1 ~ H14.1.9 司研刑裁教官
H8.4.29 ~ H10.3.31 東京地裁判事
H6.4.1 ~ H8.4.28 那覇地家裁石垣支部判事
H3.7.1 ~ H6.3.31 福岡地家裁判事補
H2.4.1 ~ H3.6.30 東京地裁判事補
S63.4.1 ~ H2.3.31 最高裁人事局付
S61.4.11 ~ S63.3.31 東京地裁判事補

*1 以下の記事も参照してください。
・ 毎年6月開催の長官所長会同
・ 新任の地家裁所長等を対象とした実務協議会の資料
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 地方裁判所の専門部及び集中部
・ 司法研修所教官会議の議題及び議事録
・ 司法修習生指導担当者協議会
・ 司法研修所刑事裁判教官の名簿
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
*2 法曹期別名簿(平成24年版)14頁によれば平成10年4月から平成14年1月まで司法研修所刑事裁判教官をしていましたところ,その次のポストは大阪高裁第6民事部判事になっています。
*3 公認会計士・税理士 大橋誠一事務所HP「歴代の大阪国税不服審判所長が選んだ在任当時の公表裁決事例(その3)」に,第20代大阪国税不服審判所庁としての瀧華聡之裁判官のことが書いてあります。

石栗正子裁判官(37期)の経歴

生年月日 S34.2.16
出身大学 東大
退官時の年齢 65歳
R6.2.16 定年退官
R3.2.28 ~ R6.2.15 仙台高裁1民部総括
H31.4.22 ~ R3.2.27 札幌家裁所長
H29.7.15 ~ H31.4.21 函館地家裁所長
H28.2.9 ~ H29.7.14 東京家裁家事部所長代行者(家事第1部部総括)
H27.4.1 ~ H28.2.8 東京家裁家事第3部部総括
H24.4.1 ~ H27.3.31 東京地裁24民部総括
H21.3.1 ~ H24.3.31 山形地裁民事部部総括
H18.4.1 ~ H21.2.28 東京高裁2民判事
H14.4.1 ~ H18.3.31 横浜家地裁小田原支部判事
H11.4.1 ~ H14.3.31 東京地裁判事
H8.4.1 ~ H11.3.31 横浜地家裁相模原支部判事
H7.4.12 ~ H8.3.31 横浜家地裁相模原支部判事
H6.4.1 ~ H7.4.11 横浜家地裁相模原支部判事補
H3.4.1 ~ H6.3.31 甲府地家裁判事補
S62.4.1 ~ H3.3.31 東京地家裁八王子支部判事補
S60.4.12 ~ S62.3.31 横浜地裁判事補

*1 平成31年3月27日,38期の竹田光広札幌家裁所長が死亡退官したことを受けて,平成31年3月29日午後2時0分から午後2時5分までの最高裁判所裁判官会議の結果,37期の石栗正子函館地家裁所長が平成31年4月22日付で札幌家裁所長に就任することが決定しました。
*2 以下の記事も参照してください。
 高裁の部総括判事の位置付け
 毎年6月開催の長官所長会同
 新任の地家裁所長等を対象とした実務協議会の資料
 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 東京家裁の歴代の家事部所長代行者
 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部


*3 令和6年7月に第一東京弁護士会で弁護士登録をして(弁護士登録番号は65578番),シグマ麹町法律事務所(東京都千代田区麹町4-3-3 新麹町ビル8階)に入所しました(同事務所HPの「石栗 正子 Masako Ishiguri」参照)。

永井裕之裁判官(38期)の経歴

生年月日 S33.10.17
出身大学 中央大
退官時の年齢 65歳
R5.10.17 定年退官
R4.3.3 ~ R5.10.16 神戸家裁所長
R1.12.8 ~ R4.3.2 大阪高裁9民部総括(家事抗告集中部)
H30.1.2 ~ R1.12.7 宮崎地家裁所長
H29.9.7 ~ H30.1.1 大阪家裁家事第1部部総括
H27.4.1 ~ H29.9.6 大阪家裁家事第3部部総括(遺産分割・財産管理部)
H24.4.1 ~ H27.3.31 福岡地裁2民部総括
H21.4.1 ~ H24.3.31 大阪家裁家事第3部判事
H17.4.1 ~ H21.3.31 岡山家地裁判事
H14.4.1 ~ H17.3.31 大阪地裁4民判事
H10.4.1 ~ H14.3.31 熊本地家裁判事
H8.4.11 ~ H10.3.31 大阪地裁判事
H7.4.1 ~ H8.4.10 大阪地裁判事補
H4.4.1 ~ H7.3.31 札幌地家裁判事補
H1.4.1 ~ H4.3.31 福岡地家裁久留米支部判事補
S63.4.1 ~ H1.3.31 浦和地家裁判事補
S61.4.11 ~ S63.3.31 浦和地裁判事補

*1 宮崎日日新聞HPに「宮崎地方・家庭裁判所長になった 永井 裕之(ながい・ひろゆき)さん」(2018年3月20日付)が載っています。
*2 以下の記事も参照して下さい。
・ 高等裁判所の集中部
・ 高裁の部総括判事の位置付け
・ 毎年6月開催の長官所長会同
・ 新任の地家裁所長等を対象とした実務協議会の資料
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部

志田原信三裁判官(38期)の経歴

生年月日 S33.12.12
出身大学 中央大
退官時の年齢 65歳
R5.12.12 定年退官
R3.7.9 ~ R5.12.11 東京高裁1民部総括
H30.5.15 ~ R3.7.8 大阪高裁10民部総括(家事抗告集中部)
H28.10.5 ~ H30.5.14 岡山家裁所長
H26.3.1 ~ H28.10.4 さいたま地裁4民部総括(行政部)
H22.1.1 ~ H26.2.28 東京地裁6民部総括
H21.7.14 ~ H21.12.31 東京地裁判事
H18.4.1 ~ H21.7.13 横浜地裁4民判事
H12.8.10 ~ H18.3.31 最高裁調査官
H9.4.1 ~ H12.8.9 東京地裁判事
H8.4.11 ~ H9.3.31 秋田地家裁判事
H6.4.1 ~ H8.4.10 秋田地家裁判事補
H3.4.1 ~ H6.3.31 水戸地家裁下妻支部判事補
S63.4.1 ~ H3.3.31 横浜地裁判事補
S61.4.11 ~ S63.3.31 名古屋地裁判事補

*1 他の裁判官と一緒に,「保険金請求訴訟をめぐる諸問題(上),(中)及び(下)」を判例タイムズ1397号(2014年4月1日号)ないし1399号(2014年6月1日号)に寄稿しています。
*2 以下の記事も参照して下さい。
・ 高等裁判所の集中部
・ 高裁の部総括判事の位置付け
・ 毎年6月開催の長官所長会同
・ 新任の地家裁所長等を対象とした実務協議会の資料
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 地方裁判所の専門部及び集中部
・ 最高裁判所調査官
・ 最高裁判所判例解説
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部

遠藤真澄裁判官(38期)の経歴

生年月日 S34.3.12
出身大学 琉球大
退官時の年齢 63歳
R4.6.10 依願退官
R3.5.10 ~ R4.6.9 鹿児島地家裁所長
H29.4.19 ~ R3.5.9 那覇家裁所長
H27.8.6 ~ H29.4.18 さいたま家裁家事部部総括
H25.4.1 ~ H27.8.5 横浜地裁8民部総括
H23.4.1 ~ H25.3.31 那覇地家裁沖縄支部長
H20.4.1 ~ H23.3.31 東京地裁7民判事
H18.4.1 ~ H20.3.31 東京高裁21民判事
H14.4.1 ~ H18.3.31 横浜家地裁相模原支部判事
H12.4.1 ~ H14.3.31 仙台地家裁判事
H9.3.25 ~ H12.3.31 書研教官
H8.4.11 ~ H9.3.24 東京家裁判事
H6.4.1 ~ H8.4.10 東京家裁判事補
H3.4.1 ~ H6.3.31 秋田地家裁判事補
S63.4.1 ~ H3.3.31 東京地家裁八王子支部判事補
S61.4.11 ~ S63.3.31 横浜地裁判事補

*0 参議院HPに「 社会保険審査会委員に遠藤真澄君を任命することについて同意を求めるの件」(令和4年3月25日議決)が載っています。
*1 ダンサー・振付師の遠藤真澄とは別の人です。
*2の1 裁判所HPの「鹿児島地方・家庭裁判所長」には,遠藤真澄裁判官が着任した令和3年5月当時,「鹿児島は,今年90歳になる私の母が青春時代にしばらく過ごしたことのある土地」と書いてありました。
*2の2 琉球新報HPの「親しみやすい裁判所に 那覇家庭裁判所長 遠藤真澄さん」(2020年3月8日付)によれば,那覇市出身とのことです。
*2の3 法曹時報23巻5号(昭和46年5月)に「沖縄の法曹資格者等に対する選考、試験および講習の実施状況」が載っていて,法曹時報24巻6号(昭和47年6月)に「司法法制関係沖縄復帰施策の概要と解説」が載っています。
*3 「裁判官になるには」(2009年5月1日付)に寄稿した「人の痛みを汲みながら紛争と向き合う 東京高等裁判所判事 遠藤真澄さん」(同書54頁ないし68頁)には,「琉球大学の卒業生としては、私は復帰後3人目の司法試験合格者」とか,「いっしょに受験勉強をした仲間で、現在は東京で弁護士をしている夫と司法修習中に婚約し、任官した年の5月に入籍しましたから、結婚や育児の問題は切実でした。」と書いてあります。
*4 以下の記事も参照して下さい。
・ 50歳以上の裁判官の依願退官の情報
・ 毎年6月開催の長官所長会同
・ 新任の地家裁所長等を対象とした実務協議会の資料
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 裁判所職員総合研修所の研修実施計画
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部

木納敏和裁判官(38期)の経歴

生年月日 S35.12.30
出身大学 法政大
退官時の年齢 65歳
R7.12.30 定年退官
R3.9.3 ~ R7.12.29 東京高裁5民部総括
H30.11.7 ~ R3.9.2 大阪高裁13民部総括
H29.6.25 ~ H30.11.6 松江地家裁所長
H27.8.3 ~ H29.6.24 横浜家裁家事第2部部総括
H22.4.1 ~ H27.8.2 東京地裁42民部総括
H18.10.10 ~ H22.3.31 横浜地裁2民判事
H14.2.25 ~ H18.10.9 司研民裁教官
H13.4.1 ~ H14.2.24 東京地裁判事
H9.4.1 ~ H13.3.31 山形地家裁米沢支部長
H8.4.11 ~ H9.3.31 千葉地家裁判事
H6.4.1 ~ H8.4.10 千葉地家裁判事補
H3.4.1 ~ H6.3.31 旭川地家裁判事補
S63.4.1 ~ H3.3.31 東京地裁判事補
S61.4.11 ~ S63.3.31 名古屋地裁判事補

*1 以下の記事も参照してください。
 高裁の部総括判事の位置付け
 毎年6月開催の長官所長会同
 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 司法研修所民事裁判教官の名簿
*2 東京高裁令和6年1月19日判決(裁判長は38期の木納敏和)は,グルメサイト「食べログ」の評価が不当に下がり,売り上げが減少したとして飲食チェーン店がサイト運営のカカクコムに損害賠償などを求めた訴訟において,飲食チェーン店側への賠償を命じた東京地裁令和4年6月16日判決(裁判長は51期の林史高裁判官。ただし,53期の笹本哲朗裁判長が代読)を取り消し,カカクコム側の逆転勝訴としました(日経新聞HPの「「食べログ」逆転勝訴、アルゴリズム変更は妥当 高裁判決」参照)。


*3 東京新聞HPの「控訴審でも裁判官が福島第1原発視察へ 一審で13兆円賠償命令の東京電力株主代表訴訟 11月末結審が浮上」には「東京電力福島第1原発事故を巡る株主代表訴訟の控訴審第3回口頭弁論が28日、東京高裁であり、木納敏和裁判長は株主側が求めていた原発敷地内の視察をし、年内に結審する意向を明らかにした。株主側によると、10月ごろ視察し、11月27日に口頭弁論を開き結審する案が示されたという。」と書いてあります。

鹿子木康裁判官(38期)の経歴

生年月日 S36.3.22
出身大学 東大
退官時の年齢 65歳
R8.3.22 定年退官
R2.10.26 ~ R8.3.21 東京高裁4民部総括
H30.10.26 ~ R2.10.25 福島地裁所長
H29.1.1 ~ H30.10.25 横浜地裁3民部総括(破産再生執行保全部)
H27.6.8 ~ H28.12.31 千葉地裁5民部総括
H26.8.1 ~ H27.6.7 千葉地裁4民部総括(破産再生執行保全部)
H20.4.1 ~ H26.7.31 東京地裁20民部総括
H15.8.11 ~ H20.3.31 東京地裁8民判事
H13.8.1 ~ H15.8.10 最高裁総務局第一課長
H12.4.1 ~ H13.7.31 最高裁総務局第二課長
H8.9.1 ~ H12.3.31 最高裁総務局制度調査室長
H8.4.11 ~ H8.8.31 東京地裁判事
H8.4.1 ~ H8.4.10 東京地裁判事補
H7.4.1 ~ H8.3.31 仙台地家裁大河原支部判事補
H4.6.1 ~ H7.3.31 仙台地家裁判事補
H2.6.1 ~ H4.5.31 通産省産業政策局産業資金課調整班長
H2.2.1 ~ H2.5.31 最高裁総務局付
S61.4.11 ~ H2.1.31 東京地裁判事補

*1 東京地裁令和3年1月26日判決(判例秘書に掲載。裁判長は43期の筒井健夫)は,「弁護士会の懲戒委員会がその職務上通常尽くすべき注意義務を尽くすことなく,漫然と手続上違法な懲戒の議決をしたと認め得るような事情がある場合には,当該議決に基づいて行われた弁護士会の懲戒処分に国家賠償法1条1項にいう違法があったと評価すべきであると解される。」と判示して,第二東京弁護士会に約4280万円の賠償を命じました。
    ただし,当該判決は東京高裁令和4年4月14日判決(判例時報2542号。裁判長は38期の鹿子木康)によって取り消され(弁護士自治を考える会ブログの「弁護士会への賠償命令破棄 東京高裁「懲戒に根拠」=読売4月15日付」参照),最高裁令和5年3月15日決定は上告不受理決定でした。
*2 以下の記事も参照してください。
・ 高裁の部総括判事の位置付け
・ 毎年6月開催の長官所長会同
・ 新任の地家裁所長等を対象とした実務協議会の資料
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 地方裁判所の専門部及び集中部
・ 最高裁判所裁判官及び事務総局の各局課長は襲撃の対象となるおそれが高いこと等
・ 最高裁判所が作成している,最高裁判所判事・事務総局局長・課長等名簿
・ 最高裁判所事務総局の各係の事務分掌(平成31年4月1日現在)
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
・ 判事補の外部経験の概要
・ 行政機関等への出向裁判官

三浦透裁判官(38期)の経歴

生年月日 S34.9.27
出身大学 東大
退官時の年齢 65歳
R6.9.27 定年退官
R2.6.12 ~ R6.9.26 東京高裁11刑部総括
H30.12.27 ~ R2.6.11 大阪高裁2刑部総括
H29.3.14 ~ H30.12.26 大分地家裁所長
H26.4.1 ~ H29.3.13 横浜地裁2刑部総括
H23.4.1 ~ H26.3.31 東京地裁21刑部総括
H18.9.9 ~ H23.3.31 最高裁調査官
H17.4.1 ~ H18.9.8 東京家裁判事
H16.3.31 ~ H17.3.31 東京地裁判事
H13.4.1 ~ H16.3.30 法総研教官
H13.3.25 ~ H13.3.31 東京地裁判事
H11.4.1 ~ H13.3.24 釧路地裁刑事部部総括
H9.7.15 ~ H11.3.31 東京地裁判事
H3.8.1 ~ H9.7.14 法務省刑事局付
H3.7.29 ~ H3.7.31 東京地裁判事補
S63.4.1 ~ H3.7.28 宇都宮地家裁判事補
S61.4.11 ~ S63.3.31 名古屋地裁判事補

*1 以下の記事も参照してください。
 高裁の部総括判事の位置付け
・ 毎年6月開催の長官所長会同
・ 新任の地家裁所長等を対象とした実務協議会の資料
・ 最高裁判所調査官
 最高裁判所判例解説
・ 法務総合研究所
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
*2の1 東京地裁令和元年12月16日判決(裁判長は44期の中山大行)は,令和元年5月28日発生の川崎市登戸通り魔事件を受けて同年6月1日に東京都練馬区の自宅で長男を刺殺した熊澤英昭 元農林水産事務次官に対し,懲役6年を言い渡しました(産経新聞HPの「元農水次官に懲役6年実刑判決 長男殺害、東京地裁」(2019年12月16日付)参照)。
*2の2 東京高裁令和3年2月2日判決(裁判長は38期の三浦透)は,熊澤英昭 元農林水産事務次官の控訴を棄却しました(朝日新聞HPの「元農水次官側の控訴棄却 「差し迫った危険はなかった」」参照)。

戸田久裁判官(38期)の経歴

生年月日 S31.10.28
出身大学 筑波大
R3.10.28 定年退官
R1.12.1 ~ R3.10.27 名古屋家裁所長
H30.4.30 ~ R1.11.30 名古屋高裁4民部総括
H28.4.7 ~ H30.4.29 旭川地家裁所長
H26.4.1 ~ H28.4.6 名古屋高裁2民判事
H23.4.1 ~ H26.3.31 東京地裁17民部総括
H19.7.11 ~ H23.3.31 名古屋地裁10民部総括
H19.4.1 ~ H19.7.10 名古屋高裁判事
H16.4.1 ~ H19.3.31 最高裁調査官
H15.4.1 ~ H16.3.31 東京地裁判事
H14.4.1 ~ H15.3.31 名古屋高裁1民判事
H10.4.1 ~ H14.3.31 名古屋地裁判事
H8.4.11 ~ H10.3.31 大阪地裁判事
H7.4.1 ~ H8.4.10 大阪地裁判事補
H4.4.1 ~ H7.3.31 新潟地家裁新発田支部判事補
H1.4.1 ~ H4.3.31 京都家地裁判事補
S63.4.1 ~ H1.3.31 浦和地家裁判事補
S61.4.11 ~ S63.3.31 浦和地裁判事補

*0 38期の戸田久裁判官と39期の戸田彰子裁判官の勤務場所は似ています。
*1 司法修習生の給費制廃止違憲国家賠償等請求控訴事件に関する名古屋高裁令和元年5月30日判決の裁判長でした。
*2 以下の記事も参照してください。
・ 高裁の部総括判事の位置付け
 毎年6月開催の長官所長会同
 新任の地家裁所長等を対象とした実務協議会の資料
 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 最高裁判所調査官
 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部

西井和徒裁判官(38期)の経歴

生年月日 S34.11.11
出身大学 大阪大
退官時の年齢 64歳
R6.1.5 依願退官
R2.1.28 ~ R6.1.4 広島高裁第3部部総括(民事)
H29.8.29 ~ R2.1.27 福岡高裁4民部総括
H27.9.28 ~ H29.8.28 神戸地裁3民部総括(破産再生執行保全部)
H26.8.18 ~ H27.9.27 神戸地裁4民部総括
H24.4.1 ~ H26.8.17 大阪高裁7民判事
H21.4.1 ~ H24.3.31 福岡地裁2民部総括
H18.4.1 ~ H21.3.31 大阪高裁13民判事
H15.4.1 ~ H18.3.31 那覇地裁1民部総括
H14.4.1 ~ H15.3.31 大阪高裁8民判事
H11.4.1 ~ H14.3.31 大阪地裁判事
H8.4.11 ~ H11.3.31 神戸地家裁姫路支部判事
H8.4.1 ~ H8.4.10 神戸地家裁姫路支部判事補
H5.4.1 ~ H8.3.31 東京家裁判事補
H3.4.1 ~ H5.3.31 釧路地家裁帯広支部判事補
S63.4.1 ~ H3.3.31 金沢地家裁判事補
S61.4.11 ~ S63.3.31 大阪地裁判事補

*0 38期の西井和徒裁判官は,令和6年2月5日,32期の山下寛公証人の後任として,大阪法務局所属の難波公証役場の公証人に任命されました。
*1 以下の記事も参照してください。
・ 高裁の部総括判事の位置付け
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
*2 日経新聞HPに「「西井和徒」のニュース一覧」が載っています。
(黒い雨訴訟)
*3 原爆投下直後に降った放射性物質を含む,いわゆる「黒い雨」によって被爆した原告84人全員を被爆者と認める広島高裁令和3年7月14日判決の裁判長でした(自由法曹団(JLAF)HP「*広島支部特集「黒い雨」訴訟・広島地裁判決と今後の展望  広島支部  竹 森 雅 泰」参照)。
    なお,当該判決に対して広島県及び広島市は控訴しませんでしたから,そのまま確定しましたし,84人の原告と同じような事情にあった人についても被爆者として認められることとなりました(首相官邸HPの「「黒い雨」被爆者健康手帳交付請求等訴訟の判決に関しての内閣総理大臣談話」(令和3年7月27日付)参照)。

(医療過誤訴訟)
*4の1 平成25年にくも膜下出血と診断され,同年6月19日にあった広島赤十字・原爆病院での手術中に動脈瘤が破裂して,12日後に死亡した広島市の女性の遺族が提起した医療過誤訴訟に関する広島高裁令和3年2月24日判決(元金だけで合計約6700万円の損害賠償を命じたもの。以下「広島高裁判決」といいます。)裁判長でした(中国新聞デジタルの「日赤に6700万円賠償命令 脳手術後に死亡 広島高裁、一審を変更」参照)。
*4の2 広島高裁判決は,相続構成をとらずに遺族固有の死亡慰謝料として合計2400万円を認めています(判決書54頁及び55頁)ところ,死亡慰謝料の金額自体は普通です。
    しかし,死亡慰謝料の主たる部分は,死亡した被害者の慰謝料請求権を相続して行使するものです(最高裁大法廷昭和42年11月1日判決参照)から,遺族固有の死亡慰謝料だけで合計2400万円も認められる理由がよく分かりません。
*4の3 広島高裁判決は診療契約上の債務不履行責任を認めています(判決書49頁)し,判決書2頁を除き,「不法行為」とか,「使用者責任」といった単語が出てきませんから,広島高裁判決が認めたのは債務不履行責任だけと思います。
    この場合,遅延損害金の起算日は遺族が履行の請求をした日であると思います(最高裁昭和55年12月18日判決参照)が,判決主文ではなぜか,「不法行為の後の日」という理由だけで平成25年7月1日となっています(多分,死亡日です。)。
*4の4 診療契約上の債務不履行責任は,安全配慮義務違反を理由とする債務不履行責任と似ていると思いますが,後者の場合,遺族固有の慰謝料請求権は認められません(最高裁昭和55年12月18日判決)。
    そのため,診療契約上の債務不履行責任だけを認めた広島高裁判決が当然のように遺族固有の慰謝料請求権を認めた根拠がよく分かりません。


(請求権競合の取扱い)
*4の5 立命館大学HPに「医療過誤における請求権競合-順位付き請求権競合の提言-」(筆者は46期の平野哲郎 元裁判官)が載っています。
*4の6 上告審が,原判決中の原告の請求の認容部分を破棄し,同部分に係る請求を棄却した第1審判決に対する控訴を棄却すべきものと判断するときは,上記請求を棄却した第1審判決中,上記認容部分と選択的併合の関係にある部分についても審理判断する必要があるとされています(判例タイムズ1465号59頁。なお,根拠となる判例は最高裁平成21年12月10日判決及び最高裁平成28年3月15日判決)。


(センチュリーを巡る住民訴訟)
*5の1 広島高裁令和5年5月10日判決(裁判長は38期の西井和徒)は,山口県が貴賓車として購入したトヨタの最高級車「センチュリー」を巡る住民訴訟の控訴審で,村岡嗣政知事に購入費2090万円を全額請求するよう県に命じた山口地裁令和4年11月2日判決(裁判長は44期の山口格之)を取り消し,原告の請求を棄却しました。
*5の2 最高裁判所裁判官等の公用車に関する文書を以下のとおり掲載しています。
① 最高裁判所長官の公用車の調達価格,調達時期及び車種が分かる文書,並びに車検証
・ 最高裁判所長官の公用車は,平成26年3月24日に1543万5900円で取得したトヨタレクサスLS600hlです。
・ Car Watchの「写真で見るトヨタ「レクサス LS600hL」」には,「トヨタの高級車ブランド「レクサス」。その中でもトップに位置するのが「LS」である。前身は1994年4月にトヨタのフラッグシップサルーンとして発売された「セルシオ」。」と書いてあります。
② 最高裁判所判事の公用車14台の調達価格,調達時期及び車種が分かる文書,並びに車検証
・ 最高裁判所判事の公用車14台は,平成26年3月18日から平成30年2月5日までの間に,468万4785円から643万8890円の間で取得したトヨタクラウンです。
③ 最高裁判所事務総長の公用車の調達価格,調達時期及び車種が分かる文書,並びに車検証
・ 最高裁判所事務総長の公用車は,平成26年3月18日に465万3285円で取得したトヨタクラウンです。
④ 最高裁判所首席調査官の公用車の調達価格,調達時期及び車種が分かる文書,並びに車検証
・ 最高裁判所首席調査官の公用車は,平成26年3月18日に465万3285円で取得したトヨタクラウンです。
⑤ 司法研修所長の公用車の調達価格,調達時期及び車種が分かる文書,並びに車検証
・ 司法研修所長の公用車は,平成26年3月25日に463万4383円で取得したトヨタクラウンです。
⑥ 裁判所職員総合研修所長の公用車の調達価格,調達時期及び車種が分かる文書,並びに車検証
・ 裁判所職員総合研修所長の公用車は,平成28年3月24日に317万6525円で取得したトヨタカムリハイブリッドです。
*5の3 最高裁判所長官の公用車に関する以下の文書を掲載しています。
① 最高裁判所長官の公用車の調達関係文書(入札説明書,性能等証明書,開札経過調書等)
② 最高裁判所長官の公用車に関する売買契約書(平成25年12月24日付)
③ 最高裁判所長官の公用車に関する自賠責保険証明書


最高裁判所長官の公用車の品目,規格,数量及び単価が書いてある文書

最高裁判所長官の公用車の車検証

山之内紀行裁判官(38期)の経歴

生年月日 S33.2.11
出身大学 東大
R5.2.11 定年退官
H30.1.2 ~ R5.2.10 福岡高裁5民部総括
H29.1.27 ~ H30.1.1 宮崎地家裁所長
H27.4.1 ~ H29.1.26 福岡高裁3民判事
H23.4.1 ~ H27.3.31 福岡地裁6民部総括
H20.4.1 ~ H23.3.31 鹿児島地裁1民部総括
H17.4.1 ~ H20.3.31 福岡法務局訟務部長
H14.3.31 ~ H17.3.31 福岡地家裁判事
H10.4.1 ~ H14.3.30 福岡法務局訟務部副部長
H10.3.27 ~ H10.3.31 福岡地裁判事
H8.4.11 ~ H10.3.26 静岡地家裁富士支部判事
H6.4.1 ~ H8.4.10 静岡地家裁富士支部判事補
H3.4.1 ~ H6.3.31 東京地裁判事補
S63.4.1 ~ H3.3.31 佐賀地家裁判事補
S61.4.11 ~ S63.3.31 神戸地裁判事補

*1 福岡高裁令和2年3月19日判決(担当裁判官は,38期の山之内紀行55期の矢崎豊及び56期の杉本敏彦) は,人身傷害補償保険会社が,被害者の同意を得て加害者の加入する自賠責保険金を回収した場合において,これを加害者の被害者に対する弁済に当たるとして損益相殺を認めたものの,当該判決のうち損益相殺を認めた部分については,最高裁令和4年3月24日判決によって変更されました。


*2 以下の記事も参照してください。
・ 高裁の部総括判事の位置付け
・ 毎年6月開催の長官所長会同
・ 新任の地家裁所長等を対象とした実務協議会の資料
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 判事補の外部経験の概要
・ 行政機関等への出向裁判官
・ 判検交流に関する内閣等の答弁
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部