41期の裁判官

横山巌裁判官(41期)の経歴

生年月日 S36.4.3
出身大学 早稲田大
退官時の年齢 46 歳
H20.3.31 依願退官
H18.4.1 ~ H20.3.30 山形地家裁鶴岡支部長
H15.4.1 ~ H18.3.31 大阪地裁判事
H12.4.1 ~ H15.3.31 松江地家裁浜田支部判事
H11.4.11 ~ H12.3.31 千葉地家裁判事
H9.4.1 ~ H11.4.10 千葉地家裁判事補
H6.4.1 ~ H9.3.31 福岡地家裁小倉支部判事補
H3.4.1 ~ H6.3.31 函館地家裁判事補
H1.4.11 ~ H3.3.31 神戸地裁判事補

村越啓悦裁判官(41期)の経歴

生年月日 S34.9.26
出身大学 不明
退官時の年齢 49 歳
H21.4.11 任期終了
H18.4.1 ~ H21.4.10 東京地裁判事
H15.4.1 ~ H18.3.31 札幌地家裁苫小牧支部長
H12.4.1 ~ H15.3.31 東京地裁判事
H11.4.11 ~ H12.3.31 函館地家裁判事
H9.4.1 ~ H11.4.10 函館地家裁判事補
H6.4.1 ~ H9.3.31 静岡地家裁浜松支部判事補
H3.4.1 ~ H6.3.31 札幌家地裁判事補
H1.4.11 ~ H3.3.31 札幌地裁判事補

* 平成21年4月に静岡県弁護士会で弁護士登録をして,令和3年2月現在,村越法律事務所を経営しています(同事務所HPの「弁護士紹介」参照)。

山田徹裁判官(41期)の経歴

生年月日 S34.10.6
出身大学 京大
退官時の年齢 49 歳
H21.4.11 任期終了
H19.4.1 ~ H21.4.10 大阪地裁15民判事
H17.4.1 ~ H19.3.31 大阪高裁9民判事
H12.4.1 ~ H17.3.31 熊本地家裁判事
H11.4.11 ~ H12.3.31 福岡地家裁判事
H9.4.1 ~ H11.4.10 福岡地家裁判事補
H6.4.1 ~ H9.3.31 長崎地家裁佐世保支部判事補
H3.4.1 ~ H6.3.31 金沢地家裁判事補
H1.4.11 ~ H3.3.31 大阪地裁判事補

* 裁判官退官後に弁護士登録をして高槻フルール法律事務所(大阪府高槻市)を経営していたものの,令和5年2月12日の死亡により弁護士登録を抹消しました。

伊沢文子裁判官(41期)の経歴

生年月日 S30.6.24
出身大学 中央大
退官時の年齢 53 歳
H21.4.11 任期終了
H18.4.1 ~ H21.4.10 仙台地家裁判事
H15.4.1 ~ H18.3.31 青森地家裁判事
H12.4.1 ~ H15.3.31 東京地裁判事
H11.4.11 ~ H12.3.31 青森地家裁弘前支部判事
H9.4.1 ~ H11.4.10 青森地家裁弘前支部判事補
H6.4.1 ~ H9.3.31 秋田地家裁判事補
H3.4.1 ~ H6.3.31 横浜地家裁川崎支部判事補
H1.4.11 ~ H3.3.31 札幌地裁判事補

河野匡志裁判官(41期)の経歴

生年月日 S38.9.8
出身大学 不明
退官時の年齢 50 歳
H26.3.31 依願退官
H25.4.1 ~ H26.3.30 東京家地裁立川支部判事
H22.4.1 ~ H25.3.31 徳島地家裁判事
H19.4.1 ~ H22.3.31 横浜地裁判事(弁護士任官・東弁)

* 以下の記事も参照してください。
・ 50歳以上の裁判官の依願退官の情報
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
・ 弁護士任官者研究会の資料
・ 弁護士任官候補者に関する下級裁判所裁判官指名諮問委員会の答申状況
・ 弁護士任官希望者に関する情報収集の実情
・ 弁護士任官に対する賛成論及び反対論
・ 法曹一元

今村和彦裁判官(41期)の経歴

生年月日 S32.8.22
出身大学 早稲田大
退官時の年齢 56 歳
H26.3.31 依願退官
H23.4.1 ~ H26.3.30 高松家裁判事
H20.4.1 ~ H23.3.31 さいたま地家裁越谷支部判事
H16.4.1 ~ H20.3.31 横浜地家裁小田原支部判事
H13.4.1 ~ H16.3.31 東京家裁判事
H11.4.11 ~ H13.3.31 静岡地家裁判事
H9.4.1 ~ H11.4.10 静岡地家裁判事
H6.4.1 ~ H9.3.31 新潟地家裁判事
H3.4.1 ~ H6.3.31 神戸地家裁姫路支部判事補
H1.4.11 ~ H3.3.31 横浜地裁判事補

*1 以下の記事も参照してください。
 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
*2 平成26年7月に今村和彦法律事務所(東京都杉並区高井戸)を開設しました(同事務所HPの「弁護士紹介」参照)。

大澤晃裁判官(41期)の経歴

生年月日 S35.11.1
出身大学 東大
退官時の年齢 57 歳
H29.12.1 依願退官
H29.4.1 ~ H29.11.30 神戸地家裁明石支部長
H26.4.1 ~ H29.3.31 山口地家裁周南支部長
H23.4.1 ~ H26.3.31 大阪高裁2民判事
H21.4.1 ~ H23.3.31 那覇地家裁沖縄支部長
H18.4.1 ~ H21.3.31 横浜地裁判事
H15.4.1 ~ H18.3.31 奈良地家裁判事
H12.4.1 ~ H15.3.31 京都地家裁園部支部判事
H11.4.11 ~ H12.3.31 京都地裁判事
H9.4.1 ~ H11.4.10 京都地裁判事補
H6.4.1 ~ H9.3.31 福島地家裁会津若松支部判事補
H2.2.1 ~ H6.3.31 東京地裁判事補
(任官前に二弁に登録)

棚橋哲夫裁判官(41期)の経歴

生年月日 S30.5.29
出身大学 東大
退官時の年齢 62 歳
H30.3.31 依願退官
H28.2.9 ~ H30.3.30 東京家裁家事第3部部総括
H27.4.1 ~ H28.2.8 東京高裁20民判事
H24.4.1 ~ H27.3.31 秋田地裁1民部総括
H21.4.1 ~ H24.3.31 東京高裁17民判事
H18.4.1 ~ H21.3.31 札幌地家裁苫小牧支部長
H15.4.1 ~ H18.3.31 東京地裁判事
H12.4.1 ~ H15.3.31 旭川地家裁判事
H11.4.11 ~ H12.3.31 青森地家裁八戸支部判事
H9.4.1 ~ H11.4.10 青森地家裁判事補
H6.10.1 ~ H9.3.31 東京地裁判事補(弁護士任官・東弁)

* 東京地裁平成17年12月15日判決(判例秘書に掲載。担当裁判官は41期の棚橋哲夫)は以下の判示をしています。
    被告補助参加人の主張は,原告らが被相続人Aの生前に,同人の遺産につき予め分割協議を行ったとの主張と解される。
    ところで,遺産分割は,共同相続した遺産を各相続人に分割する手続であって,遺産及び相続人の範囲は,相続の開始によって初めて確定するものであり,相続開始後における各相続人の合意によって成立した協議でなければ効力を生じないものと解すべきである。民法909条は,遺産分割協議の遡及効を定めるが,これは相続開始後に遺産分割協議が行われることを前提にしたものであり,また,相続放棄が相続の開始時点における相続人の真意に基づいてなされるべきである(一定期間に家庭裁判所に申述する必要がある。民法915条1項。)のと同様,相続開始前の処分行為は無効だからである。このことは,遺留分の放棄についてのみ,家庭裁判所の許可を要件として有効とする規定(同法1043条1項)の存することからも明らかである。
    そうすると,被告補助参加人の主張は(これを被相続人の生前にした原告らの相続放棄の約束と解しても),抗弁には該当しない。

飯畑正一郎裁判官(41期)の経歴

生年月日 S33.9.13
出身大学 中央大
退官時の年齢 60 歳
H31.4.11 任期終了
H28.4.1 ~ H31.4.10 大阪高裁4刑判事
H25.4.1 ~ H28.3.31 神戸地裁尼崎支部刑事部部総括
H22.4.1 ~ H25.3.31 福岡高裁宮崎支部判事
H19.4.1 ~ H22.3.31 大阪高裁5刑判事
H15.4.1 ~ H19.3.31 広島地家裁判事
H12.4.1 ~ H15.3.31 大阪地家裁堺支部判事
H11.4.11 ~ H12.3.31 水戸地家裁判事
H9.4.1 ~ H11.4.10 水戸地家裁判事補
H6.4.1 ~ H9.3.31 神戸地家裁姫路支部判事補
H3.4.1 ~ H6.3.31 佐賀地家裁判事補
H1.4.11 ~ H3.3.31 京都地裁判事補

*0 弁護士ドットコムの「飯畑 正一郎 弁護士」には「私は30年間裁判官を務めた後、地元の皆様のお役に立ちたいと思い、社会福祉士の資格を取得した上で、2020年に弁護士登録を行い地元舞子エリアにおいて弁護士活動を開始しました。」と書いてあります。
*1 以下の記事も参照してください。
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
*2の1 京都地裁平成18年12月13日判決(担当裁判官は30期の氷室眞49期の武田正及び58期の八槇朋博)は,ファイル共有ソフトWinnyを開発していた者のインターネットを介したWinnyの提供行為が著作権法違反幇助に問われたWinny事件(平成16年5月9日にWinnyの作成者が逮捕されました。)において,罰金150万円の有罪判決となりました。
    ただし,当該判決は大阪高裁平成21年10月8日判決(担当裁判官は27期の小倉正三40期の芦高源及び41期の飯畑正一郎)によって取り消されて被告人は無罪となり,最高裁平成23年12月19日決定によって検察官の上告は棄却されました。
*2の2 最高裁平成23年12月19日決定の裁判要旨は以下のとおりです。
    適法用途にも著作権侵害用途にも利用できるファイル共有ソフトWinnyをインターネットを通じて不特定多数の者に公開,提供し,正犯者がこれを利用して著作物の公衆送信権を侵害することを幇助したとして,著作権法違反幇助に問われた事案につき,被告人において,(1)現に行われようとしている具体的な著作権侵害を認識,認容しながらWinnyの公開,提供を行ったものでないことは明らかである上,(2)その公開,提供に当たり,常時利用者に対しWinnyを著作権侵害のために利用することがないよう警告を発していたなどの本件事実関係(判文参照)の下では,例外的とはいえない範囲の者がそれを著作権侵害に利用する蓋然性が高いことを認識,認容していたとまで認めることも困難であり,被告人には著作権法違反罪の幇助犯の故意が欠ける。

佐藤美穂裁判官(41期)の経歴

生年月日 S40.1.17
出身大学 不明
退官時の年齢 54 歳
H31.4.11 任期終了
H27.4.1 ~ H31.4.10 さいたま家裁家事部判事
H24.4.1 ~ H27.3.31 東京高裁20民判事
H23.4.1 ~ H24.3.31 さいたま地家裁越谷支部判事
H18.4.1 ~ H23.3.31 甲府家地裁判事
H17.4.1 ~ H18.3.31 千葉地家裁木更津支部判事
H14.4.1 ~ H17.3.31 千葉家地裁木更津支部判事
H11.4.11 ~ H14.3.31 千葉地家裁判事
H6.4.1 ~ H11.4.10 福島地家裁判事補
H3.4.1 ~ H6.3.31 横浜地裁判事補
H1.4.11 ~ H3.3.31 京都地裁判事補

前田昌宏裁判官(41期)の経歴

生年月日 S36.4.3
出身大学 不明
退官時の年齢 58 歳
H31.4.11 任期終了
H22.4.1 ~ H31.4.10 大阪地裁14民判事(執行部)
H20.4.1 ~ H22.3.31 大阪地裁10刑判事
H19.4.1 ~ H20.3.31 大阪地裁4刑判事
H15.4.1 ~ H19.3.31 松山地家裁判事
H12.4.1 ~ H15.3.31 神戸地裁判事
H11.4.11 ~ H12.3.31 熊本地家裁人吉支部判事
H9.4.1 ~ H11.4.10 熊本地家裁人吉支部判事補
H6.3.25 ~ H9.3.31 書研教官
H3.4.1 ~ H6.3.24 甲府地家裁判事
H1.4.11 ~ H3.3.31 大阪地裁判事補

向野剛裁判官(41期)の経歴

生年月日 S36.10.14
出身大学 早稲田大
退官時の年齢 61歳
R5.2.28 依願退官
R2.4.1 ~ R5.2.27 長崎地家裁佐世保支部長
H29.2.3 ~ R2.3.31 福岡家裁少年部部総括
H25.10.19 ~ H29.2.2 福岡高裁1刑判事
H23.4.1 ~ H25.10.18 大阪高裁6刑判事
H20.4.1 ~ H23.3.31 山口地裁第3部部総括
H19.5.1 ~ H20.3.31 山口地裁下関支部第2部部総括
H16.4.1 ~ H19.4.30 千葉地家裁判事
H12.4.1 ~ H16.3.31 福岡地家裁判事
H11.4.11 ~ H12.3.31 山口地家裁萩支部判事
H9.4.1 ~ H11.4.10 山口地家裁萩支部判事補
H6.4.1 ~ H9.3.31 福岡地家裁判事補
H3.4.1 ~ H6.3.31 長崎地家裁佐世保支部判事補
H1.4.11 ~ H3.3.31 京都地裁判事補

*1 41期の向野剛裁判官は,令和5年3月31日,32期の野尻純夫公証人の後任として,福岡法務局所属の福岡公証役場の公証人に任命されました。
*2 以下の記事も参照してください。
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部

千葉和則裁判官(41期)の経歴

生年月日 S35.4.14
出身大学 慶応大
退官時の年齢 63歳
R5.8.11 依願退官
R4.3.3 ~ R5.8.10 大阪高裁9民部総括(家事抗告集中部)
R2.12.7 ~ R4.3.2 松山地裁所長
R2.4.7 ~ R2.12.6 東京家裁家事部所長代行者(家事第1部部総括)
H31.4.1 ~ R2.4.6 東京家裁家事第2部部総括
H29.7.15 ~ H31.3.31 東京家裁家事第6部部総括(人事訴訟専門部)
H26.5.22 ~ H29.7.14 東京地裁18民部総括
H26.4.1 ~ H26.5.21 東京高裁9民判事
H23.4.1 ~ H26.3.31 札幌地裁1民部総括
H20.4.1 ~ H23.3.31 東京地裁27民判事
H17.4.1 ~ H20.3.31 札幌高裁2民判事
H14.3.31 ~ H17.3.31 東京地裁判事
H11.4.1 ~ H14.3.30 法総研教官
H8.4.1 ~ H11.3.31 札幌法務局訟務部付
H6.4.1 ~ H8.3.31 東京地裁判事補
H5.4.1 ~ H6.3.31 伊藤忠商事(研修)
H5.3.25 ~ H5.3.31 東京地裁判事補
H3.4.1 ~ H5.3.24 釧路地家裁判事補
H1.4.11 ~ H3.3.31 東京地裁判事補

*1 41期の千葉和則裁判官は,令和5年9月11日,34期の浜秀樹公証人の後任として,東京法務局所属の錦糸町公証役場の公証人に任命されました。
*2 以下の記事も参照してください。
・ 裁判官の早期退職
・ 50歳以上の裁判官の依願退官の情報
・ 高裁の部総括判事の位置付け
・ 毎年6月開催の長官所長会同
・ 新任の地家裁所長等を対象とした実務協議会の資料
・ 東京家裁の歴代の家事部所長代行者
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 法務総合研究所
・ 行政機関等への出向裁判官
・ 判検交流に関する内閣等の答弁
・ 裁判官の民間企業長期研修等の名簿
・ 判事補の外部経験の概要

田村政喜裁判官(41期)の経歴

生年月日 S37.7.28
出身大学 東大
定年退官発令予定日 R9.7.28
R3.10.8 ~ 東京高裁12刑部総括
R2.4.26 ~ R3.10.7 和歌山地家裁所長
H30.10.31 ~R2.4.25  横浜地裁6刑部総括
H29.4.1 ~ H30.10.30 東京高裁1刑判事
H26.4.1 ~ H29.3.31 大阪地裁6刑部総括
H24.4.1 ~ H26.3.31 東京地裁13刑部総括
H21.4.1 ~ H24.3.31 東京地裁20刑判事
H16.3.22 ~ H21.3.31 司研刑裁教官
H14.4.1 ~ H16.3.21 札幌地家裁判事
H13.3.26 ~ H14.3.31 大阪地裁判事
H11.4.1 ~ H13.3.25 大阪地裁判事補
H9.5.16 ~ H11.3.31 最高裁総務局付
H7.6.1 ~ H9.5.15 在香港日本国総領事館領事
H6.4.1 ~ H7.5.31 外務省条約局事務官
H6.2.1 ~ H6.3.31 最高裁行政局付
H3.4.1 ~ H6.1.31 前橋地家裁高崎支部判事補
H1.4.11 ~ H3.3.31 東京地裁判事補

*1 以下の記事も参照してください。
 高裁の部総括判事の位置付け
・ 毎年6月開催の長官所長会同
 新任の地家裁所長等を対象とした実務協議会の資料
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 司法研修所刑事裁判教官の名簿
・ 判事補の外部経験の概要
・ 判検交流に関する内閣等の答弁
 行政機関等への出向裁判官
*2の1 大阪地裁平成28年2月26日判決(裁判長は41期の田村政喜)は, 被告人が実子である生後2か月の乳児の頭部に衝撃を与える何らかの暴行を加えて死亡させたとされた傷害致死事件について,医学的な観点や死亡前日からの経過からすると,被告人にのみ犯行可能性のある公訴事実記載の日時以前の時点で既に死因となる損傷に至る受傷をしていた可能性が否定できないとして,無罪が言い渡された事例です。
*2の2 横浜地裁令和元年5月31日判決(裁判長は41期の田村政喜)は,被告人の犯人性が争点となった殺人被告事件について,認定できた事実を組み合わせた全体としての事実関係について総合評価しても,被告人が犯人でないとしたならば合理的に説明することができない,あるいは,少なくとも説明が極めて困難であるとはいえず,被告人が犯人であることについて合理的な疑いを差し挟む余地がない程度の立証がされたとはいえないとし,被告人を無罪とした事例です。
*3 横浜地裁令和2年2月3日判決(裁判長は41期の田村政喜)は,無免許運転で死亡事故を起こした男に,車の所有者への捜査が及ばないよう虚偽の供述をさせたとして,平成30年10月15日に逮捕されて犯人隠避教唆の罪に問われた第二東京弁護士会所属の江口大和弁護士(66期)に対し,懲役2年・執行猶予5年(求刑は懲役2年)を言い渡しました(産経新聞HPの「江口弁護士に有罪判決「弁護士としての知識悪用」 無免許死亡事故めぐり 横浜地裁」参照)ところ,東京高裁令和2年9月13日判決(裁判長は41期の石井俊和)によって被告人の控訴が棄却され(今井亮一の交通違反バカ一代ブログの(「江口大和弁護士、普通に考えて無罪では」(2022年3月17日付)参照),最高裁令和5年8月30日決定(裁判長は34期の深山卓也)によって被告人の上告が棄却されました(ドライバーWebの「無免許死亡事故、そこに隠されたまさかの冤罪!」(2023年9月19日付)参照)。

*4 令和2年5月5日の就任記者会見において,「導入から10年以上が経過した裁判員制度について,刑事裁判官としてさまざまな裁判員裁判に関わってきた経験から「多角的な観点から議論することで判断に厚みや深さが生まれる。非常に優れた制度で刑事裁判が改善されている」と高く評価。「裁判員の方は年齢や社会経験もさまざまで素朴な疑問をおっしゃってくださる。毎回教えていただくことが多く私の先生だと思っている」と話した。」そうです(わかやま新報HP「田村政喜氏が着任 和歌山地方・家庭裁判所」参照)。
*5 東京高裁令和4年10月24日判決(裁判長は41期の田村政喜)は,不正入手したNHK契約者の個人情報をインターネット上に投稿したなどとして,不正競争防止法違反や威力業務妨害,脅迫の罪に問われたNHK党党首の立花孝志に対し,懲役2年6月,執行猶予4年とした一審判決を支持し,被告人側の控訴を棄却しました(日経新聞HPの「立花孝志党首、二審も有罪 NHK契約者情報「悪用」」参照)。
*6 東京高裁令和5年9月28日判決(担当裁判官は41期の田村政喜52期の高橋正幸及び53期の白石篤史)は,長野県佐久市で平成27年3月,中学3年の男子生徒が死亡した事故で,道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた男性被告について,懲役6月の実刑とした1審長野地裁判決を破棄し,逆転無罪としました。
    ただし,当該判決については令和6年12月13日に最高裁の弁論があり(産経新聞HPの「「息子に申し訳ない気持ちも」両親が会見 長野中3死亡事故、最高裁弁論」参照),最高裁令和7年2月7日判決によって破棄されました。
*7 東京都府中市の元スポーツインストラクターが,平成28年4月3日,交際していた女性の当時7歳の双子の兄弟に暴行してけがをさせたとして傷害などの罪に問われた事件において,①東京地裁立川支部令和元年12月3日判決(判例秘書掲載。担当裁判官は46期の竹下雄60期の海瀬弘章及び68期の岡村祐衣)は懲役3年(求刑は懲役6年)であり,②東京高裁令和2年11月5日判決(判例秘書掲載。担当裁判官は40期の細田啓介42期の伊藤敏孝及び48期の安永健次)は懲役1年6月・執行猶予4年であり,③最高裁令和4年4月21日判決は破棄差戻しであり,④東京高裁令和5年12月12日判決(裁判長は41期の田村政喜)は懲役3年・執行猶予4年でした(NHKの「双子虐待のやり直し裁判 懲役3年 執行猶予4年の判決 東京 府中」参照)。
*8 東京高裁令和6年10月22日判決(裁判長は41期の田村政喜)は,平成31年3月に離婚調停のため東京家裁を訪れた妻を切り付けて殺害したとして,殺人と銃刀法違反の罪に問われた米国籍の男性被告の控訴審において,当時心神喪失状態で刑事責任能力はなかったとして無罪とした一審判決を支持し,検察側の控訴を棄却しました(産経新聞HPの「家裁で妻殺害の米国籍38歳男性、心神喪失で二審も無罪 東京高裁」参照)。

森崎英二裁判官(41期)の経歴

生年月日 S37.1.5
出身大学 大阪大
定年退官発令予定日 R9.1.5
R4.6.6 ~ 大阪高裁8民部総括(知財集中部)
R2.12.15 ~ R4.6.5 高知地家裁所長
R2.4.5 ~ R2.12.14 神戸地家裁姫路支部長
H30.4.1 ~ R2.4.4 大阪高裁13民判事
H27.4.1 ~ H30.3.31 大阪地裁21民部総括(知財部)
H24.4.1 ~ H27.3.31 広島地裁2民部総括
H19.4.1 ~ H24.3.31 大阪地裁21民判事
H16.7.1 ~ H19.3.31 岡山地家裁倉敷支部長
H15.4.1 ~ H16.6.30 岡山家地裁倉敷支部判事
H12.4.1 ~ H15.3.31 大阪地裁判事
H11.4.11 ~ H12.3.31 熊本地家裁天草支部判事
H9.4.1 ~ H11.4.10 熊本地家裁天草支部判事補
H6.4.1 ~ H9.3.31 東京地裁判事補
H3.4.1 ~ H6.3.31 静岡地家裁判事補
H1.4.11 ~ H3.3.31 大阪地裁判事補

*1 以下の記事も参照して下さい。
・ 高裁の部総括判事の位置付け
・ 毎年6月開催の長官所長会同
・ 新任の地家裁所長等を対象とした実務協議会の資料
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 地方裁判所の専門部及び集中部
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
・ 運行管理者の労務提供能力等が争われた大阪高裁令和7年3月25日判決(AI作成の判例評釈)