生年月日 S36.2.6
出身大学 東大
定年退官発令予定日 R8.2.26
R2.4.26 ~ さいたま家裁少年部部総括
H31.4.1 ~ R2.4.25 横浜地裁1刑部総括
H28.6.20 ~ H31.3.31 千葉家裁少年部部総括
H26.4.1 ~ H28.6.19 東京高裁8刑判事
H23.4.1 ~ H26.3.31 札幌地裁3刑部総括
H21.4.1 ~ H23.3.31 東京地家裁八王子支部判事
H19.4.1 ~ H21.3.31 東京家地裁判事
H18.10.11 ~ H19.3.31 東京家裁判事
H15.3.25 ~ H18.10.10 司研刑裁教官
H12.4.1 ~ H15.3.24 東京地裁判事
H9.4.1 ~ H12.3.31 仙台地家裁気仙沼支部判事補
H8.4.1 ~ H9.3.31 東京地裁判事補
H6.4.1 ~ H8.3.31 最高裁家庭局付
H3.4.1 ~ H6.3.31 福島家地裁郡山支部判事補
H1.4.11 ~ H3.3.31 千葉地裁判事補
41期の裁判官
長谷川浩二裁判官(41期)の経歴
生年月日 S38.6.2
出身大学 東大
定年退官発令予定日 R10.6.2
R5.5.25 ~ 大阪高裁11民部総括
R4.2.4 ~ R5.5.24 釧路地家裁所長
R3.2.28 ~ R4.2.3 さいたま地家裁川越支部長
R2.4.1 ~ R3.2.27 東京高裁8民判事
H29.4.1 ~ R2.3.31 横浜地裁9民部総括
H25.4.1 ~ H29.3.31 東京地裁46民部総括(知財部)
H23.4.1 ~ H25.3.31 東京高裁22民判事
H20.4.1 ~ H23.3.31 熊本地裁3民部総括
H18.4.1 ~ H20.3.31 東京地裁判事
H17.7.1 ~ H18.3.31 知財高裁第2部判事
H12.4.1 ~ H17.6.30 最高裁調査官
H11.4.11 ~ H12.3.31 東京地裁判事
H10.4.1 ~ H11.4.10 東京地裁判事補
H8.4.1 ~ H10.3.31 長崎地家裁福江支部判事補
H4.4.1 ~ H8.3.31 福岡地家裁判事補
H2.7.1 ~ H4.3.31 東京地裁判事補
(任官前に一弁の弁護士)
* 以下の記事も参照して下さい。
・ 毎年6月開催の長官所長会同
・ 新任の地家裁所長等を対象とした実務協議会の資料
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 地方裁判所の専門部及び集中部
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
田邊三保子裁判官(41期)の経歴
生年月日 S38.3.28
出身大学 中央大
定年退官発令予定日 R10.3.28
R6.11.3 ~ 東京高裁2刑部総括
R4.4.19 ~ R6.11.2 名古屋高裁2刑部総括
R3.2.27 ~ R4.4.18 青森地家裁所長
H29.1.18 ~ R3.2.26 名古屋地裁6刑部総括
H28.4.1 ~ H29.1.17 名古屋高裁1刑判事
H25.4.1 ~ H28.3.31 東京地裁10刑部総括
H22.4.1 ~ H25.3.31 名古屋地裁6刑部総括
H19.4.1 ~ H22.3.31 岐阜地裁刑事部部総括
H15.4.1 ~ H19.3.31 名古屋地裁判事
H12.4.1 ~ H15.3.31 東京地裁判事
H11.4.11 ~ H12.3.31 秋田家地裁判事
H9.4.1 ~ H11.4.10 秋田家地裁判事補
H6.4.1 ~ H9.3.31 名古屋地裁判事補
H3.4.1 ~ H6.3.31 青森地家裁判事補
H1.4.11 ~ H3.3.31 東京地裁判事補
*1 以下の記事も参照してください。
・ 高裁の部総括判事の位置付け
・ 毎年6月開催の長官所長会同
・ 新任の地家裁所長等を対象とした実務協議会の資料
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
*2 令和3年2月27日の最高裁人事のニュースでは,「田辺三保子」と表記されています。
*3 41期の田邊浩典裁判官及び41期の田邊三保子裁判官の勤務場所は似ていますところ,田邊三保子裁判官は,青森地家裁所長として裁判所HPの「青森地方・家庭裁判所長」に以下の記載をしています。
平成3年4月から平成6年3月まで,3年間勤務したことがございます。その時は,同じく裁判官をしております夫と共に,当時生まれたばかりの長男を連れて着任いたしました。その後,青森で次男も生まれました。今では子供達も成人してそれぞれ仕事に就き,夫は名古屋で裁判官として勤務しているため,今回は単身での青森生活となりますが,再びこの青森の地で仕事をさせて頂くことになり,深い御縁を感じております。
R050605 名古屋地裁の不開示通知書(夜間休日の当番を失念した裁判官の氏名が書いてある文書,及び日直裁判官執務室に備え付けられている,勾留ノウハウ)を添付しています。 pic.twitter.com/PaJvWwHPbM
— 弁護士 山中理司 (@yamanaka_osaka) June 8, 2023
「俺コロナ」と叫び営業妨害 男に実刑判決 名古屋地裁 #nhk_news https://t.co/svY8QiR5Vd
— NHKニュース (@nhk_news) June 26, 2020
令和3年3月31日付で就任記者会見をした当時の,41期の田邊三保子裁判官の顔写真が載っています。
青森地家裁に初の女性所長 田辺氏着任会見 /青森 | 毎日新聞 https://t.co/Bcmd5E8CXQ
— 弁護士 山中理司 (@yamanaka_osaka) July 3, 2022
*4 藤井裕人美濃加茂市長(当時)に対する名古屋高裁平成28年11月28日判決(判例秘書に掲載。裁判長は35期の村山浩昭であり,陪席裁判官は50期の大村泰平及び55期の赤松亨太)は,名古屋地裁平成27年3月5日判決(無罪判決)を破棄し,懲役1年6月・執行猶予3年・追徴金30万円とした有罪判決であったところ,同判決については,ハフポストの「村山浩昭裁判長は、なぜ「自分の目と耳」を信じようとしないのか」(2016年12月5日付)が参考になります。
にわかにとは、『すぐには』という意味であり、そうであるなら直接証人を呼んで話を聞いてから判断してもらいたい。
書類だけで判断する体質に問題があります。 https://t.co/f1J5gVzBBg— 藤井浩人 美濃加茂市長 (@Hiroto_Minokamo) February 1, 2023
*5 名古屋高裁令和6年5月22日判決(裁判長は41期の田邊三保子)は,「被告人が、金品窃取の目的で、令和4年7月26日午後3時頃、三重県松阪市内の被害者方へいずれかの場所から侵入し、金品を物色中、帰宅した当時82歳の被害者に対し、手に包丁を持った状態で「金出して」、「鞄の中は」などと申し向けて脅迫し、その反抗を抑圧した上、現金7万円を強取した」という事案について,津地裁の無罪判決を破棄し,懲役4年を言い渡しました(NHK三重NEWS WEBの「松阪市の強盗で1審無罪の消防職員に高裁で懲役4年の実刑判決」参照)。
*6 名古屋高裁令和6年9月30日判決(裁判長は41期の田邊三保子)は,「頂き女子りりちゃん」を名乗り,男性から多額の金銭をだまし取ったとして詐欺罪などに問われた女性の控訴審において,懲役9年,罰金800万円とした一審名古屋地裁判決を破棄し,懲役8年6月,罰金800万円を言い渡した(中日新聞HPの「「頂き女子りりちゃん」に懲役8年6月、名古屋高裁判決 貢いだ元ホストが一部弁済で減軽」参照)。
石橋俊一裁判官(41期)の経歴
生年月日 S37.11.20
出身大学 一橋大
退官時の年齢 59歳
R4.2.10 依願退官
R2.12.18 ~ R4.2.9 千葉地家裁松戸支部長
H31.4.1 ~ R2.12.17 東京家裁家事第6部部総括(人事訴訟専門部)
H28.4.1 ~ H31.3.31 横浜地裁4民部総括(医事部)
H25.4.1 ~ H28.3.31 東京高裁1民判事
H22.4.1 ~ H25.3.31 札幌地裁5民部総括
H19.4.1 ~ H22.3.31 東京地裁9民判事
H16.4.1 ~ H19.3.31 札幌高裁3民判事
H15.4.1 ~ H16.3.31 札幌地家裁判事
H11.4.11 ~ H15.3.31 山形地家裁判事
H11.4.1 ~ H11.4.10 山形地家裁判事補
H8.4.1 ~ H11.3.31 東京地裁判事補
H6.4.1 ~ H8.3.31 釧路地家裁判事補
H3.4.1 ~ H6.3.31 東京地家裁八王子支部判事補
H1.4.11 ~ H3.3.31 札幌地裁判事補
*0 令和4年3月10日,東京法務局所属の蒲田公証役場の公証人になりました。
*1 山形マット死事件(平成5年1月13日,山形県新庄市の中学1年生の男子生徒の遺体が体育館用具室内において,巻かれて縦に置かれた体育用マットの中に逆さの状態で発見された事件)に関して,山形地裁平成14年3月19日判決(判例秘書に掲載。裁判長は22期の手島徹裁判官であり,陪席裁判官は41期の石橋俊一裁判官及び49期の伊東満彦裁判官)は,保護処分が確定した加害少年7人に対する遺族の損害賠償請求を棄却しました。
仙台高裁平成16年5月28日判決(判例秘書に掲載。裁判長は22期の小野貞夫裁判官)は,山形地裁平成14年3月19日判決を取り消した上で,加害少年7人に対し,元金だけで約5700万円の支払を命じ,最高裁平成17年9月6日決定により確定しました。
*2 山形地裁平成14年3月19日判決に関しては,「裁判官が日本を滅ぼす」(2005年10月1日出版)63頁ないし110頁に詳しい事情が書いてあります。
*3 以下の記事も参照してください。
・ 公証人の任命状況(2019年5月1日以降)→公証人への任命直前の,元裁判官,元検事等の経歴を記載したもの
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
高木順子裁判官(41期)の経歴
生年月日 S35.12.21
出身大学 東大
退官時の年齢 61歳
R4.2.4 依願退官
R2.12.14 ~ R4.2.3 釧路地家裁所長
H30.4.1 ~ R2.12.13 東京高裁2刑判事
H26.5.2 ~ H30.3.31 千葉地裁1刑部総括
H25.4.1 ~ H26.5.1 東京高裁4刑判事
H22.4.1 ~ H25.3.31 長野地裁刑事部部総括
H19.4.1 ~ H22.3.31 東京地裁1刑判事
H16.4.1 ~ H19.3.31 仙台高裁刑事部判事
H15.4.1 ~ H16.3.31 仙台地家裁判事
H13.4.1 ~ H15.3.31 横浜地家裁川崎支部判事
H12.8.11 ~ H13.3.31 横浜家地裁川崎支部判事
H11.4.11 ~ H12.8.10 東京地裁判事
H9.4.1 ~ H11.4.10 東京地裁判事補
H6.4.1 ~ H9.3.31 甲府地家裁判事補
H3.4.1 ~ H6.3.31 東京地家裁八王子支部判事補
H1.12.1 ~ H3.3.31 大阪地裁判事補
H1.4.3 ~ H1.11.30 大阪弁護士会所属の弁護士
*1 令和4年3月4日,東京法務局所属の京橋公証役場の公証人に任命されました。
*2 以下の記事も参照してください。
・ 公証人の任命状況(2019年5月1日以降)→公証人への任命直前の,元裁判官,元検事等の経歴を記載したもの
・ 50歳以上の裁判官の依願退官の情報
・ 毎年6月開催の長官所長会同
・ 新任の地家裁所長等を対象とした実務協議会の資料
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
・ 修習終了後3年未満の判事補への任官
西郷雅彦裁判官(41期)の経歴
生年月日 S33.12.15
出身大学 早稲田大
退官時の年齢 47 歳
H18.4.1 依願退官
H16.4.1 ~ H18.3.31 東京地裁判事
H12.4.1 ~ H16.3.31 福岡法務局訟務部副部長
H11.4.11 ~ H12.3.31 佐賀地家裁唐津支部判事
H9.4.1 ~ H11.4.10 佐賀家地裁唐津支部判事補
H6.4.1 ~ H9.3.31 鹿児島地家裁判事補
H3.4.1 ~ H6.3.31 名古屋家地裁判事補
H1.4.11 ~ H3.3.31 浦和地裁判事補
横山巌裁判官(41期)の経歴
生年月日 S36.4.3
出身大学 早稲田大
退官時の年齢 46 歳
H20.3.31 依願退官
H18.4.1 ~ H20.3.30 山形地家裁鶴岡支部長
H15.4.1 ~ H18.3.31 大阪地裁判事
H12.4.1 ~ H15.3.31 松江地家裁浜田支部判事
H11.4.11 ~ H12.3.31 千葉地家裁判事
H9.4.1 ~ H11.4.10 千葉地家裁判事補
H6.4.1 ~ H9.3.31 福岡地家裁小倉支部判事補
H3.4.1 ~ H6.3.31 函館地家裁判事補
H1.4.11 ~ H3.3.31 神戸地裁判事補
村越啓悦裁判官(41期)の経歴
生年月日 S34.9.26
出身大学 不明
退官時の年齢 49 歳
H21.4.11 任期終了
H18.4.1 ~ H21.4.10 東京地裁判事
H15.4.1 ~ H18.3.31 札幌地家裁苫小牧支部長
H12.4.1 ~ H15.3.31 東京地裁判事
H11.4.11 ~ H12.3.31 函館地家裁判事
H9.4.1 ~ H11.4.10 函館地家裁判事補
H6.4.1 ~ H9.3.31 静岡地家裁浜松支部判事補
H3.4.1 ~ H6.3.31 札幌家地裁判事補
H1.4.11 ~ H3.3.31 札幌地裁判事補
* 平成21年4月に静岡県弁護士会で弁護士登録をして,令和3年2月現在,村越法律事務所を経営しています(同事務所HPの「弁護士紹介」参照)。
山田徹裁判官(41期)の経歴
生年月日 S34.10.6
出身大学 京大
退官時の年齢 49 歳
H21.4.11 任期終了
H19.4.1 ~ H21.4.10 大阪地裁15民判事
H17.4.1 ~ H19.3.31 大阪高裁9民判事
H12.4.1 ~ H17.3.31 熊本地家裁判事
H11.4.11 ~ H12.3.31 福岡地家裁判事
H9.4.1 ~ H11.4.10 福岡地家裁判事補
H6.4.1 ~ H9.3.31 長崎地家裁佐世保支部判事補
H3.4.1 ~ H6.3.31 金沢地家裁判事補
H1.4.11 ~ H3.3.31 大阪地裁判事補
* 裁判官退官後に弁護士登録をして高槻フルール法律事務所(大阪府高槻市)を経営していたものの,令和5年2月12日の死亡により弁護士登録を抹消しました。
伊沢文子裁判官(41期)の経歴
生年月日 S30.6.24
出身大学 中央大
退官時の年齢 53 歳
H21.4.11 任期終了
H18.4.1 ~ H21.4.10 仙台地家裁判事
H15.4.1 ~ H18.3.31 青森地家裁判事
H12.4.1 ~ H15.3.31 東京地裁判事
H11.4.11 ~ H12.3.31 青森地家裁弘前支部判事
H9.4.1 ~ H11.4.10 青森地家裁弘前支部判事補
H6.4.1 ~ H9.3.31 秋田地家裁判事補
H3.4.1 ~ H6.3.31 横浜地家裁川崎支部判事補
H1.4.11 ~ H3.3.31 札幌地裁判事補
河野匡志裁判官(41期)の経歴
生年月日 S38.9.8
出身大学 不明
退官時の年齢 50 歳
H26.3.31 依願退官
H25.4.1 ~ H26.3.30 東京家地裁立川支部判事
H22.4.1 ~ H25.3.31 徳島地家裁判事
H19.4.1 ~ H22.3.31 横浜地裁判事(弁護士任官・東弁)
* 以下の記事も参照してください。
・ 50歳以上の裁判官の依願退官の情報
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
・ 弁護士任官者研究会の資料
・ 弁護士任官候補者に関する下級裁判所裁判官指名諮問委員会の答申状況
・ 弁護士任官希望者に関する情報収集の実情
・ 弁護士任官に対する賛成論及び反対論
・ 法曹一元
今村和彦裁判官(41期)の経歴
生年月日 S32.8.22
出身大学 早稲田大
退官時の年齢 56 歳
H26.3.31 依願退官
H23.4.1 ~ H26.3.30 高松家裁判事
H20.4.1 ~ H23.3.31 さいたま地家裁越谷支部判事
H16.4.1 ~ H20.3.31 横浜地家裁小田原支部判事
H13.4.1 ~ H16.3.31 東京家裁判事
H11.4.11 ~ H13.3.31 静岡地家裁判事
H9.4.1 ~ H11.4.10 静岡地家裁判事
H6.4.1 ~ H9.3.31 新潟地家裁判事
H3.4.1 ~ H6.3.31 神戸地家裁姫路支部判事補
H1.4.11 ~ H3.3.31 横浜地裁判事補
*1 以下の記事も参照してください。
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
*2 平成26年7月に今村和彦法律事務所(東京都杉並区高井戸)を開設しました(同事務所HPの「弁護士紹介」参照)。
大澤晃裁判官(41期)の経歴
生年月日 S35.11.1
出身大学 東大
退官時の年齢 57 歳
H29.12.1 依願退官
H29.4.1 ~ H29.11.30 神戸地家裁明石支部長
H26.4.1 ~ H29.3.31 山口地家裁周南支部長
H23.4.1 ~ H26.3.31 大阪高裁2民判事
H21.4.1 ~ H23.3.31 那覇地家裁沖縄支部長
H18.4.1 ~ H21.3.31 横浜地裁判事
H15.4.1 ~ H18.3.31 奈良地家裁判事
H12.4.1 ~ H15.3.31 京都地家裁園部支部判事
H11.4.11 ~ H12.3.31 京都地裁判事
H9.4.1 ~ H11.4.10 京都地裁判事補
H6.4.1 ~ H9.3.31 福島地家裁会津若松支部判事補
H2.2.1 ~ H6.3.31 東京地裁判事補
(任官前に二弁に登録)
棚橋哲夫裁判官(41期)の経歴
生年月日 S30.5.29
出身大学 東大
退官時の年齢 62 歳
H30.3.31 依願退官
H28.2.9 ~ H30.3.30 東京家裁家事第3部部総括
H27.4.1 ~ H28.2.8 東京高裁20民判事
H24.4.1 ~ H27.3.31 秋田地裁1民部総括
H21.4.1 ~ H24.3.31 東京高裁17民判事
H18.4.1 ~ H21.3.31 札幌地家裁苫小牧支部長
H15.4.1 ~ H18.3.31 東京地裁判事
H12.4.1 ~ H15.3.31 旭川地家裁判事
H11.4.11 ~ H12.3.31 青森地家裁八戸支部判事
H9.4.1 ~ H11.4.10 青森地家裁判事補
H6.10.1 ~ H9.3.31 東京地裁判事補(弁護士任官・東弁)
* 東京地裁平成17年12月15日判決(判例秘書に掲載。担当裁判官は41期の棚橋哲夫)は以下の判示をしています。
被告補助参加人の主張は,原告らが被相続人Aの生前に,同人の遺産につき予め分割協議を行ったとの主張と解される。
ところで,遺産分割は,共同相続した遺産を各相続人に分割する手続であって,遺産及び相続人の範囲は,相続の開始によって初めて確定するものであり,相続開始後における各相続人の合意によって成立した協議でなければ効力を生じないものと解すべきである。民法909条は,遺産分割協議の遡及効を定めるが,これは相続開始後に遺産分割協議が行われることを前提にしたものであり,また,相続放棄が相続の開始時点における相続人の真意に基づいてなされるべきである(一定期間に家庭裁判所に申述する必要がある。民法915条1項。)のと同様,相続開始前の処分行為は無効だからである。このことは,遺留分の放棄についてのみ,家庭裁判所の許可を要件として有効とする規定(同法1043条1項)の存することからも明らかである。
そうすると,被告補助参加人の主張は(これを被相続人の生前にした原告らの相続放棄の約束と解しても),抗弁には該当しない。
相続放棄契約については、穴澤成巳(当時山形家庭裁判所判事)の「相続放棄契約に関する一考察」(判タ483-46)で裁判官の視点から理論的な分析がされている(個人的にも概ね同意見)。これくらいは読んでから判決書いてほしい。
— venomy (@idleness_venomy) July 7, 2023
飯畑正一郎裁判官(41期)の経歴
生年月日 S33.9.13
出身大学 中央大
退官時の年齢 60 歳
H31.4.11 任期終了
H28.4.1 ~ H31.4.10 大阪高裁4刑判事
H25.4.1 ~ H28.3.31 神戸地裁尼崎支部刑事部部総括
H22.4.1 ~ H25.3.31 福岡高裁宮崎支部判事
H19.4.1 ~ H22.3.31 大阪高裁5刑判事
H15.4.1 ~ H19.3.31 広島地家裁判事
H12.4.1 ~ H15.3.31 大阪地家裁堺支部判事
H11.4.11 ~ H12.3.31 水戸地家裁判事
H9.4.1 ~ H11.4.10 水戸地家裁判事補
H6.4.1 ~ H9.3.31 神戸地家裁姫路支部判事補
H3.4.1 ~ H6.3.31 佐賀地家裁判事補
H1.4.11 ~ H3.3.31 京都地裁判事補
*1 以下の記事も参照してください。
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
*2の1 京都地裁平成18年12月13日判決(担当裁判官は30期の氷室眞,49期の武田正及び58期の八槇朋博)は,ファイル共有ソフトWinnyを開発していた者のインターネットを介したWinnyの提供行為が著作権法違反幇助に問われたWinny事件(平成16年5月9日にWinnyの作成者が逮捕されました。)において,罰金150万円の有罪判決となりました。
ただし,当該判決は大阪高裁平成21年10月8日判決(担当裁判官は27期の小倉正三,40期の芦高源及び41期の飯畑正一郎)によって取り消されて被告人は無罪となり,最高裁平成23年12月19日決定によって検察官の上告は棄却されました。
*2の2 最高裁平成23年12月19日決定の裁判要旨は以下のとおりです。
適法用途にも著作権侵害用途にも利用できるファイル共有ソフトWinnyをインターネットを通じて不特定多数の者に公開,提供し,正犯者がこれを利用して著作物の公衆送信権を侵害することを幇助したとして,著作権法違反幇助に問われた事案につき,被告人において,(1)現に行われようとしている具体的な著作権侵害を認識,認容しながらWinnyの公開,提供を行ったものでないことは明らかである上,(2)その公開,提供に当たり,常時利用者に対しWinnyを著作権侵害のために利用することがないよう警告を発していたなどの本件事実関係(判文参照)の下では,例外的とはいえない範囲の者がそれを著作権侵害に利用する蓋然性が高いことを認識,認容していたとまで認めることも困難であり,被告人には著作権法違反罪の幇助犯の故意が欠ける。