元裁判官の経歴

石橋俊一裁判官(41期)の経歴

生年月日 S37.11.20
出身大学 一橋大
退官時の年齢 59歳
R4.2.10 依願退官
R2.12.18 ~ R4.2.9 千葉地家裁松戸支部長
H31.4.1 ~ R2.12.17 東京家裁家事第6部部総括(人事訴訟専門部)
H28.4.1 ~ H31.3.31 横浜地裁4民部総括(医事部)
H25.4.1 ~ H28.3.31 東京高裁1民判事
H22.4.1 ~ H25.3.31 札幌地裁5民部総括
H19.4.1 ~ H22.3.31 東京地裁9民判事
H16.4.1 ~ H19.3.31 札幌高裁3民判事
H15.4.1 ~ H16.3.31 札幌地家裁判事
H11.4.11 ~ H15.3.31 山形地家裁判事
H11.4.1 ~ H11.4.10 山形地家裁判事補
H8.4.1 ~ H11.3.31 東京地裁判事補
H6.4.1 ~ H8.3.31 釧路地家裁判事補
H3.4.1 ~ H6.3.31 東京地家裁八王子支部判事補
H1.4.11 ~ H3.3.31 札幌地裁判事補

*0 令和4年3月10日,東京法務局所属の蒲田公証役場の公証人になりました。
*1 山形マット死事件(平成5年1月13日,山形県新庄市の中学1年生の男子生徒の遺体が体育館用具室内において,巻かれて縦に置かれた体育用マットの中に逆さの状態で発見された事件)関して,山形地裁平成14年3月19日判決(判例秘書に掲載。裁判長は22期の手島徹裁判官であり,陪席裁判官は41期の石橋俊一裁判官及び49期の伊東満彦裁判官)は,保護処分が確定した加害少年7人に対する遺族の損害賠償請求を棄却しました。
    仙台高裁平成16年5月28日判決(判例秘書に掲載。裁判長は22期の小野貞夫裁判官)は,山形地裁平成14年3月19日判決を取り消した上で,加害少年7人に対し,元金だけで約5700万円の支払を命じ,最高裁平成17年9月6日決定により確定しました。
*2 山形地裁平成14年3月19日判決に関しては,「裁判官が日本を滅ぼす」(2005年10月1日出版)63頁ないし110頁に詳しい事情が書いてあります。
*3 以下の記事も参照してください。
・ 公証人の任命状況(2019年5月1日以降)→公証人への任命直前の,元裁判官,元検事等の経歴を記載したもの
 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部

瓜生容裁判官(新64期)の経歴

生年月日 S61.3.20
出身大学 一橋大院
退官時の年齢 34歳
R2.9.30 依願退官
H31.4.1 ~ R2.9.29 大阪地家裁判事補
H29.4.1 ~ H31.3.31 仙台家地裁判事補
H27.4.1 ~ H29.3.31 仙台法務局訟務部付
H26.4.1 ~ H27.3.31 千葉地家裁判事補
H24.1.16 ~ H26.3.31 千葉地裁判事補

*1 令和2年10月,増田パートナーズ法律事務所に入所しました(同事務所HPの「瓜生容」参照)。
*2 以下の記事も参照してください。
・ 判事補時代に退官した元裁判官の名簿(令和時代)
・ 判事補の外部経験の概要
・ 行政機関等への出向裁判官
・ 判検交流に関する内閣等の答弁

倉方ユリ裁判官(新64期)の経歴

生年月日 S60.7.12
出身大学 不明
退官時の年齢 35歳
R2.9.30 依願退官
R2.9.29 東京地裁判事補
R2.4.1 ~ R2.9.28 預金保険機構法務統括室総括調査役
H30.4.1 ~ R2.3.31 さいたま地家裁判事補
H27.4.1 ~ H30.3.31 千葉地家裁木更津支部判事補
H26.4.1 ~ H27.3.31 神戸地家裁判事補
H24.1.16 ~ H26.3.31 神戸地裁判事補

*0 司法修習終了時の氏名は「秋間ユリ」です(「新64期司法修習の終了者名簿」参照)。
*1 出向中の裁判官が再び判事補に任命された日の翌日に依願退官した事例は以下のとおりです。
・ 令和3年10月 2日依願退官の,67期の高野将人裁判官
・ 令和2年 9月30日依願退官の,新64期の倉方ユリ裁判官
*2 以下の文書を掲載しています。
・ 新64期の倉方ユリの裁判官略歴(令和2年4月1日時点)
・ 最高裁判所の裁判官会議議事録(令和2年9月2日付)
→ 新64期の倉方ユリにつき,9月29日に東京地裁判事補に任命し,同月30日の依願退官を認めました。
・ 新64期の倉方ユリ預金保険機構法務統括室総括調査役を判事兼簡易裁判所判事に任命されるべきものとして指名する,令和2年9月9日付の最高裁判所の文書
→ 「簡易裁判所の令状事件等の処理を機動的に行うために, 簡易裁判所判事を兼官させて裁判事務を適正に処理させたい。」ということで9月29日に東京簡裁判事に任命されたものの,同月30日に依願退官しました。
*3 アトーニーズマガジン78号(2021年10月)の「株式会社ニチレイ」には,倉方ユリ弁護士の発言として以下の記載があります。
    裁判官の仕事は大変やりがいがあったものの、家庭の事情などのため裁判所勤務を続けることが難しくなり、転職を考えました。裁判所でもチームで仕事をすることが好きだったので、“組織のなかで働くこと”のできるインハウスローヤーに転じました。
*4 以下の記事も参照してください。
 判事補及び検事の弁護士職務経験制度
・ 判事補の外部経験の概要

高木順子裁判官(41期)の経歴

生年月日 S35.12.21
出身大学 東大
退官時の年齢 61歳
R4.2.4 依願退官
R2.12.14 ~ R4.2.3 釧路地家裁所長
H30.4.1 ~ R2.12.13 東京高裁2刑判事
H26.5.2 ~ H30.3.31 千葉地裁1刑部総括
H25.4.1 ~ H26.5.1 東京高裁4刑判事
H22.4.1 ~ H25.3.31 長野地裁刑事部部総括
H19.4.1 ~ H22.3.31 東京地裁1刑判事
H16.4.1 ~ H19.3.31 仙台高裁刑事部判事
H15.4.1 ~ H16.3.31 仙台地家裁判事
H13.4.1 ~ H15.3.31 横浜地家裁川崎支部判事
H12.8.11 ~ H13.3.31 横浜家地裁川崎支部判事
H11.4.11 ~ H12.8.10 東京地裁判事
H9.4.1 ~ H11.4.10 東京地裁判事補
H6.4.1 ~ H9.3.31 甲府地家裁判事補
H3.4.1 ~ H6.3.31 東京地家裁八王子支部判事補
H1.12.1 ~ H3.3.31 大阪地裁判事補
H1.4.3 ~ H1.11.30 大阪弁護士会所属の弁護士

*1 令和4年3月4日,東京法務局所属の京橋公証役場の公証人に任命されました。
*2 以下の記事も参照してください。
・ 公証人の任命状況(2019年5月1日以降)→公証人への任命直前の,元裁判官,元検事等の経歴を記載したもの
・ 50歳以上の裁判官の依願退官の情報
・ 毎年6月開催の長官所長会同
・ 新任の地家裁所長等を対象とした実務協議会の資料
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
・ 修習終了後3年未満の判事補への任官

瀬戸口壮夫裁判官(38期)の経歴

生年月日 S34.5.8
出身大学 早稲田大
退官時の年齢 65歳
R6.5.8 定年退官
R3.11.24 ~ R6.5.7 仙台高裁3民部総括
R2.11.11 ~ R3.11.23 仙台高裁秋田支部長
H31.4.1 ~ R2.11.10 東京高裁9民判事
H27.3.5 ~ H31.3.31 東京地裁立川支部1民部総括
H26.11.11 ~ H27.3.4 東京高裁24民判事
H25.4.1 ~ H26.11.10 東京高裁8民判事
H22.4.1 ~ H25.3.31 仙台高裁3民判事
H19.4.1 ~ H22.3.31 さいたま地家裁判事
H16.4.1 ~ H19.3.31 東京地裁判事
H12.4.1 ~ H16.3.31 最高裁調査官
H8.4.1 ~ H12.3.31 仙台地家裁判事
H6.4.11 ~ H8.3.31 大阪地裁判事
H5.7.15 ~ H6.4.10 大阪地裁判事補
H2.4.1 ~ H5.7.14 東京地裁判事補
S63.4.1 ~ H2.3.31 那覇地家裁沖縄支部判事補
S61.4.11 ~ S63.3.31 東京地裁判事補

*1 以下の記事も参照してください。
・ 高裁の部総括判事の位置付け
・ 高等裁判所支部
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 最高裁判所調査官
・ 最高裁判所判例解説
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
*2 東京地裁立川支部平成29年10月11日判決(裁判長は38期の瀬戸口壮夫)は, 横田基地飛行差止等請求事件に関するものです。

比嘉一美裁判官(43期)の経歴

生年月日 S30.11.18
出身大学 同志社大
退官時の年齢 65歳
R2.11.18 定年退官
H30.4.1 ~ R2.11.17 大阪地裁10民部総括(建築・調停部)
H28.1.31 ~ H30.3.31 大阪地裁17民部総括(医事部)
H25.4.1 ~ H28.1.30 京都地裁4民部総括(交通部)
H22.6.17 ~ H25.3.31 大阪高裁4民判事
H22.4.1 ~ H22.6.16 大阪高裁14民判事
H19.4.1 ~ H22.3.31 大阪法務局訟務部副部長
H16.4.1 ~ H19.3.31 和歌山地家裁田辺支部長
H14.3.31 ~ H16.3.31 大阪地裁判事
H11.4.1 ~ H14.3.30 大阪法務局訟務部付
H11.3.25 ~ H11.3.31 大阪地裁判事補
H8.4.1 ~ H11.3.24 京都地裁判事補
H5.4.1 ~ H8.3.31 津地家裁判事補
H3.4.9 ~ H5.3.31 大阪地裁判事補

*1 「Q&A 建築訴訟の実務-改正債権法対応の最新プラクティス」(令和2年3月19日出版)の編集者の一人です。
*2 令和3年4月1日,大阪弁護士会で弁護士登録をしました。

岡本陽平裁判官(58期)の経歴

生年月日 S53.8.5
出身大学 東大
退官時の年齢 42歳
R2.10.31 依願退官
R2.4.1 ~ R2.10.30 東京地裁9民判事(保全部)
H29.4.1 ~ R2.3.31 東京地裁8民判事(商事部)
H27.10.16 ~ H29.3.31 那覇地家裁石垣支部判事
H27.4.1 ~ H27.10.15 那覇地家裁石垣支部判事補
H24.4.1 ~ H27.3.31 松山地家裁判事補
H22.4.1 ~ H24.3.31 カンボジア王国裁判官・検察官養成校
H21.8.16 ~ H22.3.31 最高裁秘書課付
H17.10.16 ~ H21.8.15 東京地裁判事補

*0 以下の記事も参照してください。
・ 地方裁判所の専門部及び集中部
・ 判事補の外部経験の概要
・ 行政機関等への出向裁判官
・ 判事補の海外留学状況
→ 58期の岡本陽平裁判官は,平成20年度にサザンメソジスト大学ロースクール等で約1年間,在外研究をしています。
*1 令和2年に第一東京弁護士会で弁護士登録をして,岡本陽平法律事務所(現在の岡本・上遠野法律事務所)を開設しました(同事務所HPの「代表弁護士 岡本 陽平」参照)。
*2 岡本・上遠野法律事務所HPの「裁判官と転勤」には「私は裁判官時代、日本国内外のいくつかの場所で勤務してきました。具体的に申しますと、東京を振り出しに、テキサス留学の後、半年強の帰国を挟み、カンボジア、愛媛県松山市、石垣島、そして東京に戻るというものでした。」と書いてあります。

井田宏裁判官(44期)の経歴

生年月日 S35.10.4
出身大学 京大
退官時の年齢 55歳
R2.10.30 依願退官
H30.11.2 ~ R2.10.29 大阪地裁堺支部2民部総括
H26.4.1 ~ H30.11.1 大阪高裁1民判事
H23.9.24 ~ H26.3.31 長崎地裁民事部部総括
H22.4.1 ~ H23.9.23 長崎地家裁判事
H19.4.1 ~ H22.3.31 京都地裁4民判事
H15.4.1 ~ H19.3.31 山口地家裁徳山支部長
H14.4.7 ~ H15.3.31 大阪地裁6民判事
H12.4.1 ~ H14.4.6 大阪地家裁判事補
H9.4.1 ~ H12.3.31 鹿児島地家裁加治木支部判事補
H6.4.1 ~ H9.3.31 山口地家裁判事補
H4.4.7 ~ H6.3.31 大阪地裁判事補

* 令和2年11月30日,大阪法務局所属の公証人になりました。

細川二朗裁判官(47期)の経歴

生年月日 S38.9.28
出身大学 東北大
退官時の年齢 57歳
R2.10.26 依願退官
H30.4.1 ~ R2.10.25 名古屋高裁金沢支部判事
H28.4.1 ~ H30.3.31 大阪高裁6民判事
H26.4.1 ~ H28.3.31 大阪地裁14民判事(執行部)
H24.4.1 ~ H26.3.31 法務省大臣官房参事官(訟務担当)
H21.4.1 ~ H24.3.31 福岡法務局訟務部副部長
H18.4.1 ~ H21.3.31 大阪地裁5民判事
H17.4.12 ~ H18.3.31 富山地家裁高岡支部判事
H15.4.1 ~ H17.4.11 富山地家裁高岡支部判事補
H12.4.1 ~ H15.3.31 東京地裁判事補
H9.4.1 ~ H12.3.31 福岡法務局訟務部付
H9.3.28 ~ H9.3.31 福岡地裁判事補
H7.4.12 ~ H9.3.27 神戸地裁判事補

*1 令和4年4月に沖縄県弁護士会で弁護士登録をして,弁護士法人開法律事務所に入所しました。
*2 以下の記事も参照してください。
・ 50歳以上の裁判官の依願退官の情報
・ 高等裁判所支部
・ 地方裁判所の専門部及び集中部
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
・ 判事補の外部経験の概要
・ 行政機関等への出向裁判官
・ 判検交流に関する内閣等の答弁

渡邉英敬裁判官(40期)の経歴

生年月日 S35.1.3
出身大学 静岡大
退官時の年齢 65歳
R7.1.3 定年退官
R5.3.11 ~ R7.1.2 仙台高裁刑事部部総括
R4.1.22 ~R5.3.10 山形地家裁所長
R2.10.26 ~ R4.1.21 福岡高裁宮崎支部刑事部部総括
H29.3.14 ~ R2.10.25 横浜地裁5刑部総括
H27.4.1 ~ H29.3.13 東京高裁11刑判事
H24.4.1 ~ H27.3.31 仙台地裁2刑部総括
H21.4.1 ~ H24.3.31 千葉地家裁判事
H18.4.1 ~ H21.3.31 青森地裁刑事部部総括
H15.4.1 ~ H18.3.31 東京地裁判事
H11.4.1 ~ H15.3.31 前橋地家裁高崎支部判事
H10.4.12 ~ H11.3.31 東京地裁判事
H8.4.1 ~ H10.4.11 東京地裁判事補
H5.4.1 ~ H8.3.31 秋田家地裁大館支部判事補
H2.4.1 ~ H5.3.31 東京地裁判事補
S63.4.12 ~ H2.3.31 札幌地裁判事補

*0 全裁判官経歴総覧(第5版)256頁では,東大卒となっているものの,正しくは静岡大卒です。
*1 「渡辺英敬」と表記されていることがあります。
*2 以下の記事も参照してください。
・ 高裁の部総括判事の位置付け
・ 毎年6月開催の長官所長会同
・ 新任の地家裁所長等を対象とした実務協議会の資料
・ 高裁の部総括判事の位置付け
・ 高等裁判所支部
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
*3 仙台高裁令和6年1月30日判決(裁判長は40期の渡邉英敬)は,控訴審において検察官から訴因変更請求がされ,控訴審裁判所がこれを許可した事案について,事実認定に影響を及ぼさない専ら付随処分(没収)に関する法令適用の誤り及び理由齟齬を理由として原判決を破棄する場合において,事後審である控訴審が,追加変更された訴因について審理,判断をすることはできない旨の判示をした事例です。
*4 仙台高裁令和6年12月16日判決(裁判長は40期の渡邉英敬)は,福島県会津若松市の猪苗代湖で令和2年にプレジャーボートで突っ込み,水上レジャー中だった千葉県野田市の小学3年生ら3人を死傷させたとして,業務上過失致死傷罪に問われた元会社役員に対し,禁錮2年の福島地裁判決を破棄し,無罪を言い渡しました(産経新聞HPの「仙台高裁「過失認めることはできない」 操船者に逆転無罪判決 3人死傷の猪苗代湖事故」参照)。

田川和幸裁判官(14期)の経歴

生年月日 S9.2.8
出身大学 東大
退官時の年齢 65 歳
叙勲 H16年春・旭日中綬章
H11.2.8 定年退官
H9.4.1 ~ H11.2.7 奈良地家裁五條支部長
H7.4.1 ~ H9.3.31 神戸地家裁洲本支部判事
H6.4.1 ~ H7.3.31 奈良地家裁葛城支部判事
H5.8.1 ~ H6.3.31 京都地裁判事(弁護士任官・奈良弁)

*0 以下の記事も参照してください。
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
・ 弁護士任官者研究会の資料
・ 弁護士任官候補者に関する下級裁判所裁判官指名諮問委員会の答申状況
・ 弁護士任官希望者に関する情報収集の実情
・ 弁護士任官に対する賛成論及び反対論
・ 法曹一元
*1 近弁連枠の,昭和63年度日弁連副会長でした(「近畿弁護士会連合会管内の単位弁護士会別の,日弁連の歴代副会長」参照)。
*2 平成24年2月,南都総合法律事務所を退所しました(同事務所HPの「沿革」参照)。
*3 「弁護士 裁判官になる」の著者でありますところ,95頁には「裁判所に入って驚いたことの一つは、先にも書いたとおり予想以上に手引・処理要領・執務資料などマニュアルがあるという事実である。」と書いてあります。
*4 14期の安倍晴彦裁判官が著した「犬になれなかった裁判官」223頁には以下の記載があります。
    弁護士任官(弁護士をしていた人が裁判官になるということ)をした同期、すなわち同じ時期に司法修習を終え、裁判官、弁護士等の経験合計が同じ年数である前述の田川和幸元裁判官の裁判官任官時の本俸が一号で、私の二階級上であった。ということは、その経験年数では、判事の最高給である一号が、私の場合でも当然の処遇ということであったのであろう。

安倍晴彦裁判官(14期)の略歴

生年月日 S8.2.16
出身大学 東大
退官時の年齢 65 歳
H10.2.16 定年退官
H4.4.1 ~ H10.2.15 東京地家裁八王子支部判事
S63.4.1 ~ H4.3.31 浦和地家裁川越支部判事
S59.4.1 ~ S63.3.31 静岡地家裁浜松支部判事
S54.4.1 ~ S59.3.31 浦和地家裁川越支部判事
S49.4.15 ~ S54.3.31 横浜家裁判事
S47.4.10 ~ S49.4.14 福井地家裁判事
S43.4.1 ~ S47.4.9 岐阜地家裁判事補
S40.4.16 ~ S43.3.31 和歌山地家裁判事補
S37.4.10 ~ S40.4.15 東京地家裁判事補

*0 以下の記事も参照してください。
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
*1 安倍晴彦裁判官が著した「犬になれなかった裁判官」には以下の記載があります。
(219頁の記載)
    同期の多くが、その時に(山中注:裁判官になって21年経ったときに)-あるいは遅れても半年か一年遅れるくらい-三号になる。そうして、私以外の全員(と思われる)が昇給していくのに、私は昇給しなかった。いわゆる「三号問題」である。
    結局、私が昇給したのは、それから三つの任地にわたり、同期の最初の昇給時期から五年半も遅れた後であった。ということは、同じ「裁判官」であっても、私の五年後輩の者が私より先に三号に昇給していくということになるのである。
(224頁の記載)
    どういう風の吹き回しかそのようなこと(山中注:平成5年8月1日に弁護士任官した,14期の田川和幸 元日弁連副会長について任官時から判事1号棒が適用されたことにかんがみ,現職のまま,国を相手として,バックペイと慰謝料請求の訴訟を提起しようかということ)を外部へ向けて言いだした「直後」、私は二号に昇給したのである。
(中略)
    私が一号になったのは一九九八年二月一五日、定年退職の当日で、一日限りの一号であった。それなりの恩恵か、嫌がらせの処置か知らないが、この一日だけの一号昇給という措置を受けている裁判官は、全国裁判官懇話会の世話人その他にも何人かいるようである。
*2 判事2号は財務省主計局長等と同じ給料であり,判事1号は事務次官と同じ給料です(「裁判官の年収及び退職手当(推定計算)」参照)。
*3 魚の目HP「安倍晴彦元裁判官独占インタビュー」と題する記事に5本の動画が載っています。

福島重雄裁判官(11期)の経歴

生年月日 S5.8.1
出身大学 京大
退官時の年齢 59 歳
叙勲 H12年秋・勲三等旭日中綬章
H1.9.1 依願退官
S58.3.25 ~ H1.8.31 福井家裁判事
S52.4.1 ~ S58.3.24 福島家地裁判事
S49.4.1 ~ S52.3.31 東京地裁判事
S44.4.8 ~ S49.3.31 札幌地家裁判事
S43.4.30 ~ S44.4.7 札幌地家裁判事補
S41.8.31 ~ S43.4.29 新潟地家裁柏崎支部判事補
S38.4.8 ~ S41.8.30 東京地家裁判事補
S34.4.8 ~ S38.4.7 札幌地家裁判事補

*1 自衛隊の合憲性が争われた長沼ナイキ訴訟に関して,当時の平賀健太札幌地裁所長は,事件担当裁判長である福島重雄裁判官(11期)に対し,昭和44年8月14日,長沼町の住民の申立てを却下するよう示唆した“一先輩のアドバイス”と題する詳細なメモを差し入れた事件(いわゆる「平賀書簡事件」です。)が発生しました(一連の経緯については,「昭和44年開始の,裁判所におけるブルーパージ」を参照してください。)。
*2 「裁判官も人である 良心と組織の間で」178頁には,福島重雄弁護士の発言として以下の記載があります。
    僕はね、裁判官の俸給表でいうところの4号に据え置かれたままで、退官する日にようやく2号にあがった。退官を決めたのも、たまたま出身地の富山に公証人の口が空いたというので、その斡旋を受け入れたわけですが、要するに、体よく追い払われたということなんですよ・・・
*3 平成元年から平成12年まで出身地の富山市で公証人を務めた後,富山県弁護士会で弁護士登録をしました(富山県弁護士会HP「福島重雄」参照)。

古田時博裁判官(7期)の経歴

生年月日 T15.11.21
出身大学 京大
退官時の年齢 51 歳
叙勲 R2.4.11瑞宝小綬章
S53.3.1 依願退官
S50.4.1 ~ S53.2.28 松江地家裁益田支部判事
S44.3.31 ~ S50.3.31 (依願退官)
S42.4.10 ~ S44.3.30 札幌地家裁室蘭支部長
S40.4.9 ~ S42.4.9 富山地家裁判事
S39.4.6 ~ S40.4.8 富山地家裁判事補
S36.4.10 ~ S39.4.5 京都地裁判事補
S32.11.16 ~ S36.4.9 和歌山家地裁判事補

谷口伸夫裁判官(17期)の経歴

生年月日 S11.12.20
出身大学 不明
退官時の年齢 59 歳
叙勲 R2.5.9瑞宝小綬章
H8.11.1 依願退官
H5.9.13 ~ H8.10.31 岐阜地裁1民部総括
H3.4.1 ~ H5.9.12 名古屋地裁7民部総括
S62.4.1 ~ H3.3.31 名古屋高裁判事
S58.4.1 ~ S62.3.31 津地家裁伊勢支部長
S53.4.1 ~ S58.3.31 名古屋地裁判事
S50.4.9 ~ S53.3.31 広島家地裁呉支部判事
S49.4.1 ~ S50.4.8 広島家地裁呉支部判事補
S46.4.1 ~ S49.3.31 奈良地家裁判事補
S43.4.10 ~ S46.3.31 富山地家裁高岡支部判事補
S40.4.9 ~ S43.4.9 名古屋地裁判事補