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元裁判官の一覧

渡邉容子裁判官(63期)の経歴

生年月日 S47.1.27
出身大学 東大院
退官時の年齢 46 歳
H30.3.31 依願退官
H28.4.1 ~ H30.3.30 高知家地裁判事補
H26.4.1 ~ H28.3.31 大阪地家裁堺支部判事補
H25.4.1 ~ H26.3.31 千葉地家裁判事補
H23.1.16 ~ H25.3.31 千葉地裁判事補

*1 東京大学HPの「平成20年度第2回東京大学総長賞 受賞者の概要(授与式当日パンフレット原稿より抜粋) 」には以下の記載があります。
■渡邉 容子(法学政治学研究科法曹養成専攻3年)
法学政治学研究科法曹養成専攻(専門職学位課程・法科大学院)において、成績評価はA+、A、B、C、Fの5段階であり、A+は全体の概ね5%まで、AはA+を含めて概ね30%までと定められており、実際にも成績評価は極めて厳格になされている。渡邉氏の成績はA以上が85%以上(うちA+が57%)という極めて優れたものであり、かつ専門職学位課程修了者の中で最優秀の学生である。同氏は本学文学部、人文社会系研究科修了後、社会人生活を経て法学未修者として法科大学院に入学後、初めて法律学を学ぶようになったにもかかわらず、わずか3年間で極めて優秀な成績を修めたことが高く評価された。
*2 平成30年に第一東京弁護士会で弁護士登録をして,令和3年9月現在,安井・原法律事務所(東京都中央区築地)に所属しています(同事務所HPの「所属弁護士」参照)。

渡邊遥香裁判官(66期)の経歴

生年月日 S62.7.28
出身大学 慶応大院
退官時の年齢 30 歳
H30.3.31 依願退官
H28.4.1 ~ H30.3.30 津地家裁判事補
H26.1.16 ~ H28.3.31 津地裁判事補

*1 66期の渡邊裁判官としては,渡邊直樹裁判官及び渡邊遥香裁判官がいますところ,両者の最終学歴はいずれも慶応大学法科大学院です。
*2 平成30年4月,鴨川法律事務所(京都市中京区)に入所しました(同事務所HPの「渡邊遥香」参照)。
*3 以下の記事も参照してください。
・ 判事補時代に退官した元裁判官507人の名簿(昭和時代及び平成時代)
・ 女性判事及び女性判事補の人数及び割合の推移

渡邊直樹裁判官(66期)の経歴

生年月日 S63.2.20
出身大学 慶応大院
退官時の年齢 33歳
R3.3.31 依願退官
H31.4.1 ~ R3.3.30 大阪地家裁判事補
H29.4.1 ~ H31.3.31 きっかわ法律事務所(大弁)
H29.3.25 ~ H29.3.31 大阪地裁判事補
H28.4.1 ~ H29.3.24 名古屋地家裁判事補
H26.1.16 ~ H28.3.31 名古屋地裁判事補

*0 以下の記事も参照してください。
・ 判事補及び検事の弁護士職務経験制度
*1 66期の渡邊裁判官としては,渡邊直樹裁判官及び渡邊遥香裁判官がいますところ,両者の最終学歴はいずれも慶応大学法科大学院です。
*2 令和3年6月17日に大阪弁護士会で弁護士登録をして(弁護士登録番号は55505),弁護士職務経験先であったきっかわ法律事務所に入所しました(同事務所HPの「渡邊直樹(わたなべなおき)」参照)。
*3 大阪地裁令和2年6月4日判決(48期の松永栄治,58期の森田亮及び66期の渡邊直樹)(判例秘書に掲載)は,以下の判示をしています(第1段落については,令和元年6月13日付の最高裁判所事務総長の理由説明書と同趣旨の記載です。)。
    最高裁判所は,我が国唯一の最上級裁判所として,裁判事務及び司法行政事務を行う重要な国家機関であり,最高裁判所の裁判官や事務総局の各局課長が,裁判所の重大な職務を担う要人として襲撃の対象となるおそれが高いといえるだけでなく,国家機関としての最高裁判所自体が侵入・襲撃の対象となるおそれも高いということができる。そうすると,庁舎全体に極めて高度なセキュリティが確保される必要があることは明らかである。
    そして,上記のとおりの本件不開示情報(山中注:昭和40年代後半に作成された,最高裁判所庁舎の建設工事発注図面の不開示情報のこと。)の内容からすると,本件不開示情報が公にされた場合には,裁判事務や司法行政事務の妨害・混乱等を企てる者や,国家の存立を脅かそうとする者等が,外部から庁舎への出入口や各室の配置,各室への進入路,建物全体の構造等についての正確な情報を知ることとなり,これらの情報に基づき,庁舎内に侵入したり,庁舎内の要人等を襲撃したりするための最適な場所・方法等を検討・計画することが可能又は容易になるということができる。
    そうすると,本件不開示情報を公にした場合,不法な侵入・破壊を招くなど,犯罪を誘発し,又は犯罪の実行を容易にし,公共の安全を害するおそれがあると認めた国土交通大臣の判断が合理性を持つものとして許容される限度を超えたものということはできず,その判断には相当の理由があるから,本件不開示情報は,情報公開法5条4号所定の不開示情報(公共の安全等に関する情報)に該当するものというべきである。

綿引万里子裁判官(32期)の経歴

生年月日 S30.5.2
出身大学 中央大
退官時の年齢 65歳
叙勲 R8年春・瑞宝重光章
R2.5.2 定年退官
H30.9.7 ~ R2.5.1 名古屋高裁長官
H28.4.19 ~ H30.9.6 札幌高裁長官
H27.6.8 ~ H28.4.18 東京高裁4民部総括
H26.7.4 ~ H27.6.7 横浜家裁所長
H24.3.9 ~ H26.7.3 宇都宮地裁所長
H21.3.25 ~ H24.3.8 最高裁民事上席調査官
H18.10.10 ~ H21.3.24 東京高裁5民判事
H17.3.22 ~ H18.10.9 司研民裁教官
H13.4.1 ~ H17.3.21 東京地裁25民部総括
H9.4.1 ~ H13.3.31 東京地裁判事
H4.3.23 ~ H9.3.31 最高裁行政調査官
H2.4.8 ~ H4.3.22 大阪地裁判事
H1.4.1 ~ H2.4.7 大阪地裁判事補
S63.8.1 ~ H1.3.31 東京地裁判事補
S61.8.1 ~ S63.7.31 最高裁行政局付
S61.4.1 ~ S61.7.31 東京地裁判事補
S58.4.1 ~ S61.3.31 岐阜地家裁判事補
S55.4.8 ~ S58.3.31 東京地裁判事補

*0 32期の綿引裁判官としては,綿引穣裁判官及び綿引万里子裁判官がいますところ,中央大学学員会名古屋支部発行の白門なごや第37号(令和2年4月15日号)の「スペシャルインタビュー 名古屋高等裁判所 綿引万里子 昭53卒」には「私は修習中に子供が一人生まれ、任官して2年目に二人目の子供が生まれたので、家庭と仕事との両立を常に考えてきたんだと思います」とか,「家に帰ると仕事のことは全く考えないかというと、母にいわせると、同業の夫と夕飯の時によく法律論をやっていたらしいですよ。」と書いてあります。
*1 愛知県弁護士会HPに「『女性法曹に聞く法曹の魅力』~綿引万里子名古屋高等裁判所長官・赤根智子国際刑事裁判所裁判官・鬼丸かおる元最高裁判所裁判官~」(2019年10月17日付)が載っています。
*2 以下の文書を掲載しています。
・ 綿引万里子札幌高裁長官任命の閣議書(平成28年3月25日付)
・ 綿引万里子名古屋高裁長官の着任記者会見関係文書(平成30年9月10日実施分)

(続きを読む...)綿引万里子裁判官(32期)の経歴

綿引穣裁判官(32期)の経歴

生年月日 S27.7.11
出身大学 中央大
退官時の年齢 61 歳
H26.3.31 依願退官
H25.1.28 ~ H26.3.30 東京高裁10民判事
H23.12.31 ~ H25.1.27 福岡高裁那覇支部長
H23.4.1 ~ H23.12.30 東京高裁9民判事
H18.4.1 ~ H23.3.31 東京地裁12民部総括
H15.4.1 ~ H18.3.31 東京高裁判事
H12.4.1 ~ H15.3.31 那覇地裁2民部総括
H7.4.1 ~ H12.3.31 東京地家裁八王子支部判事
H4.3.23 ~ H7.3.31 東京地裁判事
H2.4.8 ~ H4.3.22 大阪地裁判事
H1.4.1 ~ H2.4.7 大阪地裁判事補
S61.4.1 ~ H1.3.31 横浜家地裁横須賀支部判事補
S58.4.1 ~ S61.3.31 名古屋地家裁判事補
S55.4.8 ~ S58.3.31 浦和地裁判事補

*0の1 平成26年5月28日,32期の綿引穣裁判官は,23期の榊五十雄公証人の後任として,東京法務局所属の立川公証役場の公証人に任命されました。
*0の2 令和4年7月12日,千原正敬(元国立国会図書館調査及び立法考査局行政法務調査室専門調査員(主任))は,32期の綿引穣公証人の後任として,東京法務局所属の立川公証役場の公証人に任命されました。
*1 32期の綿引裁判官としては,綿引穣裁判官及び綿引万里子裁判官がいますところ,中央大学学員会名古屋支部発行の白門なごや第37号(令和2年4月15日号)の「スペシャルインタビュー 名古屋高等裁判所 綿引万里子 昭53卒」には「私は修習中に子供が一人生まれ、任官して2年目に二人目の子供が生まれたので、家庭と仕事との両立を常に考えてきたんだと思います」とか,「家に帰ると仕事のことは全く考えないかというと、母にいわせると、同業の夫と夕飯の時によく法律論をやっていたらしいですよ。」と書いてあります。
*2 以下の記事も参照してください。
・ 50歳以上の裁判官の依願退官の情報
・ 高等裁判所支部
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部

和田保裁判官(7期)の経歴

生年月日 S3.3.24
出身大学 京大
退官時の年齢 61 歳
叙勲 H10年春・勲二等瑞宝章
H1.4.1 依願退官
S60.4.1 ~ H1.3.31 横浜地裁2刑部総括
S57.4.1 ~ S60.3.31 東京高裁判事
S53.4.1 ~ S57.3.31 静岡地裁1刑部総括
S50.7.5 ~ S53.3.31 東京地裁八王子支部1刑部総括
S50.3.1 ~ S50.7.4 東京地裁部総括
S46.3.25 ~ S50.2.28 東京地裁判事
S43.9.17 ~ S46.3.24 盛岡地裁刑事部部総括
S40.4.9 ~ S43.9.16 仙台地家裁判事
S40.4.1 ~ S40.4.8 仙台地家裁判事補
S39.4.3 ~ S40.3.31 東京地裁判事補
S37.4.1 ~ S39.4.2 書研教官
S34.5.1 ~ S37.3.31 長崎地家裁判事補
S30.4.9 ~ S34.4.30 福岡地家裁判事補

和田啓一裁判官(9期)の経歴

生年月日 S7.7.13
出身大学 北海道大
退官時の年齢 61 歳
叙勲 H14年秋・勲二等瑞宝章
H6.6.1 依願退官
H3.7.31 ~ H6.5.31 高松地裁所長
H2.2.1 ~ H3.7.30 広島家裁所長
S61.4.1 ~ H2.1.31 浦和地裁2刑部総括
S58.1.10 ~ S61.3.31 宇都宮地家裁足利支部長
S54.4.1 ~ S58.1.9 東京地裁八王子支部2刑部総括
S50.4.1 ~ S54.3.31 静岡地裁2刑部総括
S47.4.1 ~ S50.3.31 東京地裁判事
S43.4.1 ~ S47.3.31 前橋家地裁判事
S42.4.6 ~ S43.3.31 長野地家裁判事
S40.6.1 ~ S42.4.5 長野地家裁判事補
S37.5.1 ~ S40.5.31 仙台地家裁判事補
S34.4.20 ~ S37.4.30 東京地家裁判事補
S32.4.6 ~ S34.4.19 釧路家地裁判事補

和田功裁判官(12期)の経歴

生年月日 S2.1.1
出身大学 不明
退官時の年齢 60 歳
S62.12.30 依願退官
S57.4.1 ~ S62.12.29 大阪地裁20民部総括
S52.4.1 ~ S57.3.31 大阪地裁堺支部民事部部総括
S49.4.1 ~ S52.3.31 大阪地裁判事
S45.4.1 ~ S49.3.31 岡山地家裁津山支部長
S42.4.1 ~ S45.3.31 高知地家裁判事補
S39.4.5 ~ S42.3.31 大阪地家裁判事補
S35.4.8 ~ S39.4.4 徳島地家裁判事補

 

 

和田忠義裁判官(15期)の経歴

生年月日 S9.8.24
出身大学 東大
退官時の年齢 65 歳
H11.8.24 定年退官
H9.4.1 ~ H11.8.23 福岡家地裁判事
H5.4.1 ~ H9.3.31 高松家裁判事
H1.4.1 ~ H5.3.31 京都家裁判事
S59.4.1 ~ H1.3.31 大阪地家裁堺支部判事
S55.4.1 ~ S59.3.31 津地家裁松阪支部判事
S52.4.1 ~ S55.3.31 宇都宮家地裁判事
S48.4.9 ~ S52.3.31 宇都宮家地裁栃木支部判事
S47.4.11 ~ S48.4.8 宇都宮家地裁栃木支部判事補
S44.4.10 ~ S47.4.10 大阪地家裁判事補
S41.4.1 ~ S44.4.9 山形地家裁判事補
S38.4.9 ~ S41.3.31 福岡家地裁判事補

和田丈夫裁判官(17期)の経歴

生年月日 S11.6.2
出身大学 中央大
退官時の年齢 57 歳
H6.4.1 依願退官
H5.4.1 ~ H6.3.31 仙台高裁秋田支部判事
H1.4.1 ~ H5.3.31 札幌家裁家事第2部部総括
S60.4.1 ~ H1.3.31 札幌地家裁小樽支部長
S57.4.1 ~ S60.3.31 札幌高裁判事
S54.4.1 ~ S57.3.31 札幌家地裁判事
S54.3.26 ~ S54.3.31 札幌地検検事
S51.3.22 ~ S54.3.25 浦和地検検事
S48.3.23 ~ S51.3.21 新潟地検検事
S45.8.15 ~ S48.3.22 青森地検検事
S43.8.20 ~ S45.8.14 東京地検検事
S42.3.25 ~ S43.8.19 札幌地検検事
S41.3.19 ~ S42.3.24 釧路地検帯広支部検事
S40.4.9 ~ S41.3.18 札幌地検検事

和田日出光裁判官(18期)の経歴

生年月日 S16.2.17
出身大学 慶応大
退官時の年齢 60 歳
叙勲 H23年春・瑞宝中綬章
H13.12.18 依願退官
H12.5.6 ~ H13.12.17 秋田地家裁所長
H10.3.20 ~ H12.5.5 静岡地家裁沼津支部長
H6.4.1 ~ H10.3.19 東京家裁家事第4部部総括
H2.4.1 ~ H6.3.31 千葉地家裁佐倉支部長
S63.4.1 ~ H2.3.31 東京地家裁八王子支部判事
S60.4.1 ~ S63.3.31 東京家地裁八王子支部判事
S56.4.1 ~ S60.3.31 浦和地家裁熊谷支部判事
S53.4.1 ~ S56.3.31 東京地裁判事
S51.4.1 ~ S53.3.31 新潟地家裁高田支部長
S50.4.1 ~ S51.3.31 新潟地家裁高田支部判事補
S47.4.20 ~ S50.3.31 東京地裁判事補
S44.4.10 ~ S47.4.19 札幌地家裁室蘭支部判事補
S41.4.8 ~ S44.4.9 大阪地裁判事補

和田朝治裁判官(25期)の経歴

生年月日 S22.6.27
出身大学 岡山大
退官時の年齢 32 歳
S54.12.31 依願退官
S53.4.1 ~ S54.12.30 大阪地裁判事補
S51.4.1 ~ S53.3.31 広島地家裁呉支部判事補
S48.4.10 ~ S51.3.31 東京地裁判事補

和田康則裁判官(29期)の経歴

生年月日 S26.1.24
出身大学 不明
退官時の年齢 54 歳
H17.8.13 病死等
H15.4.1 ~ H17.8.12 鹿児島地裁2民部総括
H13.12.21 ~ H15.3.31 福岡地裁小倉支部1民部総括
H11.4.1 ~ H13.12.20 福岡地家裁小倉支部判事
H8.4.1 ~ H11.3.31 福岡地家裁判事
H6.4.1 ~ H8.3.31 福岡高裁判事
H3.4.1 ~ H6.3.31 熊本地家裁人吉支部判事
S63.4.1 ~ H3.3.31 京都地裁判事
S62.4.8 ~ S63.3.31 釧路地家裁帯広支部判事
S61.4.1 ~ S62.4.7 釧路地家裁帯広支部判事補
S58.4.1 ~ S61.3.31 大阪地裁判事補
S55.4.1 ~ S58.3.31 浦和地家裁熊谷支部判事補
S54.4.1 ~ S55.3.31 山口地家裁判事補
S52.4.8 ~ S54.3.31 山口地裁判事補

和田真裁判官(37期)の経歴

生年月日 S33.9.4
出身大学 京大
退官時の年齢 64歳
R5.3.31 依願退官
H29.7.15 ~ R5.3.30 大阪高裁1刑部総括
H28.3.7 ~ H29.7.14 函館地家裁所長
H26.6.6 ~ H28.3.6 京都地裁2刑部総括
H26.4.1 ~ H26.6.5 大阪高裁2刑判事
H24.4.1 ~ H26.3.31  大阪地裁15刑部総括
H18.4.1 ~ H24.3.31 大阪地裁2刑部総括
H17.4.1 ~ H18.3.31 大阪地裁2刑判事
H14.4.1 ~ H17.3.31 神戸地家裁豊岡支部判事
H11.4.1 ~ H14.3.31 大阪地裁判事
H8.4.1 ~ H11.3.31 和歌山地家裁判事
H7.4.12 ~ H8.3.31 名古屋地裁判事
H5.4.1 ~ H7.4.11 名古屋地裁判事補
H2.4.1 ~ H5.3.31 鹿児島地家裁判事補
S62.4.1 ~ H2.3.31 津地家裁判事補
S60.4.12 ~ S62.3.31 京都地裁判事補

(殿山ダム水害訴訟に関する大阪高裁判決)
*1の1 大阪高裁平成12年12月22日判決(担当裁判官は17期の井筒宏成,14期の古川正孝及び37期の和田真。判例体系に掲載)は,関西電力が日置川(ひきがわ)上流に設置した殿山ダム(昭和32年5月運転開始。有効貯水容量は1379万5000トン)において平成2年9月の台風19号に伴い実施した放流による下流域の浸水被害について,関西電力と二級河川管理者である和歌山県に対してした損害賠償請求がいずれも棄却された事例です。
*1の2 大阪高裁平成12年12月22日判決は,例えば,「原判決別図第2の流域平均雨量、貯水位、流量の変化からも明らかなとおり、6門のゲートを全て開放せざるを得ない状況になった(山中注:この場合の放流量は毎秒3000トンになります。)のは、19日17時から20時までの異常な降雨による。たとえ、台風の上陸が確実視され、大雨・洪水警報が発令されていたとしても、右のような、特異な降雨状況をたどることまで予測することは通常できない。」とか,
「河川法52条に基づく指示(山中注:洪水調節のための指示)が、前記のとおり緊急・例外的な措置であると考えられる点等を総合考慮すると、(山中注:従前から豪雨の都度洪水が発生する日置川の現状にかんがみ,台風の上陸が確実視され,日置川周辺に大雨・洪水警報が発令された段階で,)知事(実際上は、被控訴人県の土木部河川課長等)が、河川法52条の指示を行わなかったことが裁量権を逸脱した著しく不合理なものであるとは認められない。」と判示しています。
*1の3 四国最大のダムである早明浦ダム(有効貯水容量は2億8900万㎥であり,殿山ダムの20倍以上です。)の場合,計画最大放流量は毎秒2000㎥(つまり,2000トン)です(国土交通省四国地方整備局HPの「早明浦ダム定期報告書 概要版」18頁参照)。
(殿山ダム)
*2の1 Wikipediaの「殿山ダム」には以下の記載があります。
① 1990年(平成2年)および1997年(平成9年)の水害に対しては、被害に見舞われた流域住民が殿山ダムを管理する関西電力、そして日置川を管理する和歌山県を相手取り、損害賠償をめぐって訴訟を起こす事態になった。裁判では原告側の敗訴という結果となっているが、このように水害の度に殿山ダムの責任を問う声が上がるのは、殿山ダムが日置川水系唯一のダムであるためでもあり、関西電力も殿山ダムの改修や運用の見直しを行っている。
② 殿山ダムが完成した当時は電力不足という時代背景もあって、発電を最優先し水位を満水位近くで維持する運用がとられていた。
(中略)

(続きを読む...)和田真裁判官(37期)の経歴

和田好史裁判官(37期)の経歴

生年月日 S29.11.12
出身大学 一橋大
退官時の年齢 35 歳
H2.4.1 依願退官
S62.4.1 ~ H2.3.31 大分地家裁判事補
S60.4.12 ~ S62.3.31 大阪地裁判事補

 

 

 

和田吉弘裁判官(42期)の経歴

生年月日 S30.7.7
出身大学 東大院
退官時の年齢 48 歳
H16.2.29 依願退官
H13.4.1 ~ H16.2.28 東京地裁判事補

和田はる子裁判官(50期)の経歴

生年月日 S46.9.10
出身大学 学習院大
退官時の年齢 36 歳
H20.4.12 任期終了
H17.4.1 ~ H20.4.11 大阪地家裁判事補
H12.4.1 ~ H17.3.31 大分地家裁判事補
H10.4.12 ~ H12.3.31 神戸地裁判事補

*1 以下の記事も参照してください。
・ 平成20年度以降,任期終了により退官した裁判官の一覧
*2 平成20年に千葉県弁護士会で弁護士登録をして,弁護士法人リバーシティ法律事務所に入所しました(同事務所HPの「弁護士 和田はる子」参照)。