生年月日 S30.5.2
出身大学 中央大
R2.5.2 定年退官
H30.9.7 ~ R2.5.1 名古屋高裁長官
H28.4.19 ~ H30.9.6 札幌高裁長官
H27.6.8 ~ H28.4.18 東京高裁4民部総括
H26.7.4 ~ H27.6.7 横浜家裁所長
H24.3.9 ~ H26.7.3 宇都宮地裁所長
H21.3.25 ~ H24.3.8 最高裁民事上席調査官
H18.10.10 ~ H21.3.24 東京高裁5民判事
H17.3.22 ~ H18.10.9 司研民裁教官
H13.4.1 ~ H17.3.21 東京地裁25民部総括
H9.4.1 ~ H13.3.31 東京地裁判事
H4.3.23 ~ H9.3.31 最高裁行政調査官
H2.4.8 ~ H4.3.22 大阪地裁判事
H1.4.1 ~ H2.4.7 大阪地裁判事補
S63.8.1 ~ H1.3.31 東京地裁判事補
S61.8.1 ~ S63.7.31 最高裁行政局付
S61.4.1 ~ S61.7.31 東京地裁判事補
S58.4.1 ~ S61.3.31 岐阜地家裁判事補
S55.4.8 ~ S58.3.31 東京地裁判事補
*0 32期の綿引裁判官としては,綿引穣裁判官及び綿引万里子裁判官がいますところ,中央大学学員会名古屋支部発行の白門なごや第37号(令和2年4月15日号)の「スペシャルインタビュー 名古屋高等裁判所 綿引万里子 昭53卒」には「私は修習中に子供が一人生まれ、任官して2年目に二人目の子供が生まれたので、家庭と仕事との両立を常に考えてきたんだと思います」とか,「家に帰ると仕事のことは全く考えないかというと、母にいわせると、同業の夫と夕飯の時によく法律論をやっていたらしいですよ。」と書いてあります。
*1 愛知県弁護士会HPに「『女性法曹に聞く法曹の魅力』~綿引万里子名古屋高等裁判所長官・赤根智子国際刑事裁判所裁判官・鬼丸かおる元最高裁判所裁判官~」(2019年10月17日付)が載っています。
*2 以下の文書を掲載しています。
・ 綿引万里子札幌高裁長官任命の閣議書(平成28年3月25日付)
・ 綿引万里子名古屋高裁長官の着任記者会見関係文書(平成30年9月10日実施分)
先月4日に就任した横浜家庭裁判所の綿引万里子所長(59)が記者会見。前任地の宇都宮地裁では初の女性所長を務めており、「決断すべき時に決断し、責任を持つ『男前だね』と言われる仕事がしたい」と抱負を語りました。 pic.twitter.com/DPt5vrlobn
— 毎日新聞横浜支局 (@yokohamainichi) August 4, 2014
*3の1 5ちゃんねるの「昔の合格体験記を語ろうず」の54番には以下の記載があります。
一 中央大学入学まで
(中略)
そして当然のようにして東大受験。この時初めて私は挫折というものを味わった。解答欄の取り違え!諦めようにも諦めきれぬ気持ちで夜中にベッドの上に起き上がり悶悶とする日が続いた。それでも浪人生活を送る気持ちにもなれず、私は中央大学に入学した。
*3の2 明治大学法曹会HPの「司法試験合格体験記「スタートラインに立って」」(筆者は明治大学専門職大学院会計 専門職研究科教授の弥永真生)には以下の記載があります。
私が感動して読んだ合格体験記の筆者の伊藤さんは、後に、綿引さんとなられ、札幌高等裁判所長官、名古屋高等裁判所長官を歴任されました(私としては、裁判官出身としては初めての女性の最高裁判所判事になられるのではないかと期待していたのですが…)。
伝説の司法試験受験生綿引(伊藤)万里子さんの合格体験記を発見してしまった。
45年経っても全然色褪せない。https://t.co/2NR5IvBE2u— 弁護士西浦善彦 (@majestic00012) July 29, 2022
*4 令和2年6月時点でいえば,中央大学を卒業した職業裁判官出身の最高裁判所判事は7期の小野幹雄裁判官だけです(「高輪1期以降の,裁判官出身の最高裁判所判事」参照)。
*5 令和2年8月1日,岡村綜合法律事務所で弁護士登録をしました(同事務所HPの「綿引万里子」参照)。
*6 令和3年6月3日付の株式会社東芝の招集通知には,令和3年6月25日就任予定の社外取締役候補者としての綿引万里子に関して以下の記載がありますところ,令和4年6月28日の定時株主総会終了直後に綿引万里子は社外取締役を辞任しました。
綿引万里子氏は、40年余り、裁判官として職務を執行され、最高裁判所上席調査官、札幌高等裁判所長官、名古屋高等裁判所長官を歴任されるなど、法律家としての深い知識と経験を有しております。
同氏は、当社の経営の基本方針の見直しを始めとする当社の基本戦略の審議に有益な貢献と当社の経営に対する適切な監督が期待できること、法律家としての深い知見に基づき監査委員会委員及び報酬委員会委員長としての職務を適切に果たすことが期待されることから、指名委員会において社外取締役候補者として決定しました。なお,同氏は過去に会社経営に関与したことはございませんが、裁判所において司法行政を長年にわたり担当し組織運営の経験が豊富であること、民事裁判を長年担当され企業法務のみならず、労働問題を含めて昨今の社会問題に法律家の立場から真摯に向き合い深い知見を有している等の理由から、社外取締役としての職務を適切に遂行できるものと判断しております。
*7 日本大学の「アメリカンフットボール部薬物事件対応に係る第三者委員会」の委員長として,令和5年10月30日付で調査報告書を取りまとめ(日本大学HPの「「アメリカンフットボール部薬物事件対応に係る第三者委員会」からの調査報告書の公表について」参照),翌日,記者会見を行いました(産経新聞HPの「日大第三者委、幹部刷新求めず「法人自身が考えること」」参照)。
*8 以下の記事も参照してください。
・ 歴代の名古屋高裁長官
・ 歴代の札幌高裁長官
・ 歴代の女性高裁長官一覧
・ 歴代の最高裁判所行政上席調査官
・ 司法研修所民事裁判教官の名簿
続)手続参加を希望する当事者の増加で代理人と「腹を割った」話がしにくくなる可能性を指摘している。アンケートで裁判官の8割が口頭議論が活性化していると答え、弁護士の8割が活性化していないと答える理由についての綿引仮説はなかなか説得的だ(131頁)。続く
— くまちん(弁護士中村元弥) (@1961kumachin) October 17, 2022