目次
第1 第26回最高裁判所裁判官国民審査の実施
第2 第26回最高裁判所裁判官国民審査の対象となる6人の最高裁判所裁判官(着任順)
1 令和4年 7月 5日任命の尾島明最高裁判所判事(37期・第二小法廷)
2 令和5年11月 6日任命の宮川美津子最高裁判所判事(38期・第一小法廷)
3 令和6年 4月17日任命の石兼公博最高裁判所判事(期外・第三小法廷)
4 令和6年 8月16日任命の今崎幸彦最高裁判所長官(35期・第二小法廷)
5 令和6年 8月16日任命の平木正洋最高裁判所判事(39期・第三小法廷)
6 令和6年 9月11日任命の中村慎最高裁判所判事(40期・第一小法廷)
第3 関連記事その他
* 最高裁判所第一小法廷,第二小法廷及び第三小法廷も参照してください。
第1 第26回最高裁判所裁判官国民審査の実施
・ 令和3年10月31日施行の第49回衆議院議員総選挙の後に任命された,以下の6人の最高裁判所裁判官に対して,第26回最高裁判所裁判官国民審査が行われました。
(令和3年11月10日発足の第2次岸田内閣)
1 令和4年 7月 5日任命の尾島明最高裁判所判事(37期・第二小法廷)
(令和4年8月10日発足の第2次岸田第1次改造内閣)
2 令和5年11月 6日任命の宮川美津子最高裁判所判事(38期・第一小法廷)
(令和5年9月13日発足の第2次岸田第2次改造内閣)
3 令和6年 4月17日任命の石兼公博最高裁判所判事(期外・第三小法廷)
4 令和6年 8月16日任命の今崎幸彦最高裁判所長官(35期・第二小法廷)
5 令和6年 8月16日任命の平木正洋最高裁判所判事(39期・第三小法廷)
6 令和6年 9月11日任命の中村慎最高裁判所判事(40期・第一小法廷)
・ 「最高裁判所判事任命の閣議書」も参照してください。
衆議院選挙とあわせて最高裁裁判官の国民審査がきょう告示されました。
特集サイトには審査対象の6人の注目裁判での判断の一覧とアンケート結果も掲載しています。
大切な一票、さまざまな情報をもとに判断につなげてください。
国民審査特集サイト NHKhttps://t.co/B32uJuxDmd#国民審査 pic.twitter.com/yQjjlwVQUw
— NHKニュース (@nhk_news) October 15, 2024
第2 第26回最高裁判所裁判官国民審査の対象となる6人の最高裁判所裁判官(着任順)
1 令和4年 7月 5日任命の尾島明最高裁判所判事(37期・第二小法廷)
(1) 基本情報
ア 東京大学法学部卒業であり,元 大阪高等裁判所長官であり,令和10年9月1日に定年退官が発令される予定です。
イ 定年退官する菅野博之最高裁判所判事(32期・第二小法廷)の後任として,令和4年5月20日の閣議で,最高裁判所判事への就任が決定しました。
(2) 掲載資料
・ 尾島明最高裁判所判事の就任記者会見(令和4年7月5日実施分)に関する文書
・ 尾島明大阪高裁長官の就任記者会見(令和3年8月23日開催分)に関する文書
・ 尾島明大阪高裁長官任命の閣議書(令和3年6月11日付)
1 最高裁令和5年12月22日決定(修習給付金に関する上告不受理決定)を添付しています。
— 弁護士 山中理司 (@yamanaka_osaka) December 29, 2023
2 令和5年11月 6日任命の宮川美津子最高裁判所判事(38期・第一小法廷)
(1) 基本情報
ア 昭和35年2月13日生まれであり,東大法学部卒業であり,令和12年2月13日限りで定年退官する予定です。
イ 定年退官する山口厚最高裁判所判事(期外・第三小法廷)の後任として,令和5年10月6日の閣議で,最高裁判所判事への就任が決定しました。
ウ 昭和61年4月に西村眞田法律事務所に入所し,平成2年10月にTMI総合法律事務所に入所し,平成7年4月からTMI総合法律事務所のパートナーをしています。
エ(ア) 西村眞田法律事務所は平成16年1月に西村ときわ法律事務所となり,平成19年7月1日に西村あさひ法律事務所となりました。
(イ) WIkipediaの「西村利郎」には,「1966年12月、西村法律事務所を設立。1978年には、眞田幸彦らとともに日本の四大法律事務所の1つ西村眞田法律事務所(Nishimura & Sanada) を創立。1996年、眞田幸彦のインサイダー取引の起訴、有罪が確定したため、事務所の名称は変更し、西村総合、西村ときわなどを経て、現在は「西村あさひ法律事務所」となっている。」と書いてあります。
オ TMI総合法律事務所は平成2年10月1日に西村眞田法律事務所の知財部門の弁護士らが独立して設立された事務所です。
(2) 掲載資料
・ 宮川美津子最高裁判所判事任命の閣議書(令和5年10月6日付)
・ 宮川美津子最高裁判所判事の就任記者会見(令和5年11月6日開催分)関係文書
* 1分20秒時点で宮川美津子弁護士の顔写真及び「気持ちの通いあったメンバーと楽しく♡働ける事務所 宮川美津子」というメッセージが表示されるほか,4分44秒時点で平成2年頃当時と令和2年頃当時を対比した写真が表示されます。
3 令和6年 4月17日任命の石兼公博最高裁判所判事(期外・第三小法廷)
(1) 基本情報
ア 昭和33年1月4日生まれであり,東京大学法学部卒業であり,元 国際連合日本政府代表部大使であり,令和10年1月4日に定年退官が発令される予定です。
イ 定年退官する長嶺安政最高裁判所判事(期外・第三小法廷)の後任として,令和6年4月5日の閣議で,最高裁判所判事への就任が決定しました。
(2) 掲載文書
・ 石兼公博最高裁判所判事の就任記者会見関係文書(令和6年4月17日実施分)
→ 石兼公博最高裁判事就任記者会見の概要のウェブサイト掲載について(令和6年5月8日決裁)が含まれています。
・ 石兼公博最高裁判所判事任命の閣議書(令和6年4月5日付)
(3) その他
・ 在カナダ日本国大使館HPに「在カナダ日本国大使館 石兼公博大使からのご挨拶」が載っています。
4 令和6年 8月16日任命の今崎幸彦最高裁判所長官(35期・第二小法廷)
(1) 基本情報
ア 昭和32年11月10日生まれであり,京都大学法学部卒業であり,元 東京高等裁判所長官であり,令和9年11月10日に定年退官が発令される予定です。
イ 最高裁判所長官に昇進した戸倉三郎最高裁判所判事(34期・第三小法廷)の後任として,令和4年5月20日の閣議で,最高裁判所判事への就任が決定しました。
ウ 定年退官した戸倉三郎最高裁判所長官(34期・第二小法廷)の後任として,令和6年7月9日の閣議で,最高裁判所長官への就任が決定しました。
(2) 掲載文書
・ 今崎幸彦最高裁判所判事任命の閣議書(令和4年5月20日付)
・ 今崎幸彦 東京高等裁判所長官任命の閣議書(令和元年8月8日付)
(3) 関与した裁判例
・ 性同一性障害の経済産業省職員に対する女性用トイレ利用制限につき,東京地裁令和元年12月12日判決(裁判長は43期の江原健志)は違法であると判断し(産経新聞HPの「利用トイレ制限は違法 性同一性障害の経産省職員 東京地裁」参照),控訴審としての東京高裁令和3年5月27日判決(裁判長は39期の北澤純一)は適法であると判断し(朝日新聞HPの「性同一性障害のトイレ使用制限、高裁「違法ではない」」参照),上告審としての最高裁令和5年7月11日判決(裁判長は35期の今崎幸彦。なお,全員一致の判断ですが,5人の裁判官が全員,補足意見を付けています。)は違法であると判断しました。
そんな宇都宮けんじ先生にお届けしたい、経産省トイレ裁判の原告のお偉い官僚様(50代、身体男性)のヤバいツイートの数々! 先生はどう思われるのでしょう? あるいは、これらのツイートはすでにご承知なのでしょうか? 承知のうえでのご発言なら、先生には心底がっかりですね……。 https://t.co/aI1uqYmdq7 pic.twitter.com/dS4K96pdFv
— 森奈津子 (@MORI_Natsuko) July 15, 2023
5 令和6年 8月16日任命の平木正洋最高裁判所判事(39期・第三小法廷)
(1) 基本情報
ア 昭和36年4月3日生まれであり,東京大学法学部卒業であり,元 大阪高等裁判所長官であり,令和13年4月3日に定年退官が発令される予定です。
イ 最高裁判所長官に昇進した今崎幸彦最高裁判所判事(35期・第三小法廷)の後任として,令和6年7月9日の閣議で,最高裁判所判事への就任が決定しました。
(2) 掲載文書
・ 平木正洋大阪高裁長官の就任記者会見(令和5年5月26日開催分)の関係文書
・ 平木正洋 大阪高等裁判所長官及び八木一洋 名古屋高等裁判所長官任命の閣議書(令和5年3月24日付)
39期の平木正洋裁判官が,令和5年5月26日に大阪高裁長官として就任記者会見をした当時の顔写真が載っています。
「適切な司法行政つとめる」 平木・大阪高裁長官、就任会見で意気込み語る https://t.co/nFD0u5UmTt @Sankei_newsより
今回の国民審査の対象になっている最高裁判事の平木正洋裁判官は、私が修習生として配属された部の部総括でした。
修習中盤の懇親会の際、ある修習生が、法曹一元制度についての見解を尋ねたところ、平木さんは、「修習で何見て来たんだよ!弁護士なんかに裁判官が務まる訳ねーだろ!」と仰いました。
— やまぐち としき (@to7shi1ki7) October 21, 2024
6 令和6年 9月11日任命の中村慎最高裁判所判事(40期・第一小法廷)
(1) 基本情報
ア 京都大学法学部卒業であり,元 東京高等裁判所長官であり,令和13年9月12日に定年退官が発令される予定です。
イ 定年退官する深山卓也最高裁判所判事(34期・第一小法廷)の後任として,令和6年7月9日の閣議で,最高裁判所判事への就任が決定しました。
(2) 掲載資料
・ 中村 慎最高裁判所判事任命の閣議書(令和6年7月9日付)
・ 中村慎 東京高等裁判所長官任命の閣議書(令和4年5月27日付)
・ 中村慎最高裁判所事務総長と,デジタル専門官及び最高裁職員との対談記事(令和4年3月18日実施)
第3 関連記事その他
1(1) 最高裁大法廷令和4年5月25日判決は,「最高裁判所裁判官国民審査法が在外国民(国外に居住していて国内の市町村の区域内に住所を有していない日本国民)に最高裁判所の裁判官の任命に関する国民の審査に係る審査権の行使を全く認めていないことは、憲法15条1項、79条2項、3項に違反する。」と判示しました。
(2) 第210回国会において,最高裁判所裁判官国民審査法の一部を改正する法律(令和4年法律第86号)が成立し、令和4年11月18日に公布され,令和5年2月17日に施行されました。
2(1) 以下の資料を掲載しています。
・ 最高裁判所裁判官国民審査広報掲載文の送付に関する決裁文書(令和6年10月15日付)
(2) 以下の記事も参照してください。
・ 最高裁判所裁判官国民審査
・ 最高裁判所裁判官の少数意見
・ 最高裁判所第一小法廷(着任順)
・ 最高裁判所第二小法廷(長官以外は着任順)
・ 最高裁判所第三小法廷(着任順)
・ 最高裁判所裁判官の任命に関する各種説明
・ 最高裁判所裁判官等の公用車
・ 高輪1期以降の,裁判官出身の最高裁判所判事
・ 最高裁判所長官任命の閣議書
・ 最高裁判所判事任命の閣議書