最高裁判所第一小法廷の裁判官(着任順)


目次第1 最高裁判所第一小法廷の裁判官(着任順)

1 令和3年7月16日任命の安浪亮介最高裁判所判事(35期・第一小法廷)
2 令和3年9月3日任命の岡正晶最高裁判所判事(34期・第一小法廷)
3 令和3年9月3日任命の堺徹最高裁判所判事(36期・第一小法廷)
4 令和5年11月6日任命の宮川美津子最高裁判所判事(38期・第一小法廷)
5 令和6年9月11日任命の中村慎最高裁判所判事(40期・第一小法廷)
第2 関連記事その他

第1 最高裁判所第一小法廷の裁判官(着任順)
1 令和3年7月16日任命の安浪亮介最高裁判所判事(35期・第一小法廷)
(1) 基本情報
ア 東京大学法学部卒業であり,元 大阪高等裁判所長官であり,令和9年4月19日に定年退官が発令される予定です。
イ 定年退官する小池裕最高裁判所判事(29期・第一小法廷)の後任として,令和3年6月4日の閣議で,最高裁判所判事への就任が決定しました。
ウ 投票行動.comの「安浪亮介」に,関与した裁判例への投票行動が載っています。
エ 罷免を可とする率は5.92%でした。
(2) 掲載文書
・ 安浪亮介 大阪高等裁判所長官任命の閣議書(平成30年12月20日付)
・ 安浪亮介大阪高裁長官の就任記者会見関係文書(平成31年1月30日実施分)
・ 安浪亮介及び渡邉恵理子最高裁判所判事の就任記者会見(令和3年7月16日開催分)に関する文書
・ 安浪亮介最高裁判事就任記者会見(令和3年7月16日実施分)の概要のウェブサイトへの掲載について(令和3年8月4日付の最高裁広報課の決裁文書)

2 令和3年9月3日任命の岡正晶最高裁判所判事(34期・第一小法廷)
(1) 基本情報
ア 東京大学法学部卒業であり,元 第一東京弁護士会会長であり,令和8年2月2日に定年退官が発令される予定です。
イ 定年退官する木澤克之最高裁判所判事(29期・第一小法廷)の後任として,令和3年7月30日の閣議で,最高裁判所判事への就任が決定しました。
ウ 投票行動.comの「岡正晶」に,関与した裁判例への投票行動が載っています。
エ 罷免を可とする率は6.20%でした。
(2) 掲載文書
・ 岡正晶最高裁判所判事及び堺徹最高裁判所判事任命の閣議書(令和3年7月30日付)
・ 岡正晶最高裁判所判事及び堺徹最高裁判所判事の就任記者会見(令和3年8月27日実施分)に関する文書

3 令和3年9月3日任命の堺徹最高裁判所判事(36期・第一小法廷)
(1) 基本情報
ア 東京大学法学部卒業であり,元 東京高検検事長であり,令和10年7月17日に定年退官が発令される予定です。
イ 定年退官する池上政幸最高裁判所判事(29期・第一小法廷)の後任として,令和3年7月30日の閣議で,最高裁判所判事への就任が決定しました。
ウ 投票行動.comの「堺徹」に,関与した裁判例への投票行動が載っています。
エ 罷免を可とする率は6.19%でした。
(2) 掲載資料
・ 岡正晶最高裁判所判事及び堺徹最高裁判所判事任命の閣議書(令和3年7月30日付)
・ 岡正晶最高裁判所判事及び堺徹最高裁判所判事の就任記者会見(令和3年8月27日実施分)に関する文書

4 令和5年11月6日任命の宮川美津子最高裁判所判事(38期・第一小法廷)
(1) 基本情報
ア 昭和35年2月13日生まれであり,東大法学部卒業であり,令和12年2月13日限りで定年退官する予定です。
イ 定年退官する山口厚最高裁判所判事(期外・第三小法廷)の後任として,令和5年10月6日の閣議で,最高裁判所判事への就任が決定しました。
ウ 昭和61年4月に西村眞田法律事務所に入所し,平成2年10月にTMI総合法律事務所に入所し,平成7年4月からTMI総合法律事務所のパートナーをしています。
エ(ア) 西村眞田法律事務所は平成16年1月に西村ときわ法律事務所となり,平成19年7月1日に西村あさひ法律事務所となりました。
(イ) WIkipediaの「西村利郎」には,「1966年12月、西村法律事務所を設立。1978年には、眞田幸彦らとともに日本の四大法律事務所の1つ西村眞田法律事務所(Nishimura & Sanada) を創立。1996年、眞田幸彦のインサイダー取引の起訴、有罪が確定したため、事務所の名称は変更し、西村総合、西村ときわなどを経て、現在は「西村あさひ法律事務所」となっている。」と書いてあります。
オ TMI総合法律事務所は平成2年10月1日に西村眞田法律事務所の知財部門の弁護士らが独立して設立された事務所です。
(2) 掲載資料
・ 宮川美津子最高裁判所判事任命の閣議書(令和5年10月6日付)
・ 宮川美津子最高裁判所判事の就任記者会見(令和5年11月6日開催分)関係文書

* 1分20秒時点で宮川美津子弁護士の顔写真及び「気持ちの通いあったメンバーと楽しく♡働ける事務所 宮川美津子」というメッセージが表示されるほか,4分44秒時点で平成2年頃当時と令和2年頃当時を対比した写真が表示されます。

5 令和6年9月11日任命の中村慎最高裁判所判事(40期・第一小法廷)
(1) 基本情報
ア 京都大学法学部卒業であり,元 東京高等裁判所長官であり,令和13年9月12日に定年退官が発令される予定です。
イ 定年退官する深山卓也最高裁判所判事(34期・第一小法廷)の後任として,令和6年7月9日の閣議で,最高裁判所判事への就任が決定しました。
(2) 掲載資料
・ 中村 慎最高裁判所判事任命の閣議書(令和6年7月9日付)
・ 中村慎 東京高等裁判所長官任命の閣議書(令和4年5月27日付)
・ 中村慎最高裁判所事務総長と,デジタル専門官及び最高裁職員との対談記事(令和4年3月18日実施)

第2 関連記事その他
1 裁判所HPに「最高裁判所の裁判官」が載っていて,Wikipediaに「最高裁判所裁判官」が載っています。
2(1) 31期の瀬木比呂志裁判官が著した絶望の裁判所54頁には以下の記載があります。
     私の知る限り、やはり、良識派は、ほとんどが地家裁所長、高裁裁判長止まりであり、高裁長官になる人はごくわずか、絶対に事務総長にはならない(最高裁判所事務総局のトップであるこのポストは、最高裁長官の言うことなら何でも聴く、その靴の裏でも舐めるといった骨の髄からの司法官僚、役人でなければ、到底務まらない)し、最高裁判事になる人は稀有、ということで間違いがないと思う。
(2) 「司法の可能性と限界と-司法に役割を果たさせるために-」(講演者は31期の井戸謙一 元裁判官)には以下の記載があります(法と民主主義2019年12月号20頁)。
    長年、日弁連推薦枠から最高裁判事になった方々は、有能で人格的にも立派な弁護士として、多くの人から尊敬されていた人たちだったと思いますが、最近はそういう人がいないという感じがします。これには最高裁判事の選任手続の問題があると思いますが、これはまたあとで申し上げます。
(3) 令和元年6月13日付の理由説明書には以下の記載があります。
    最高裁判所は,我が国唯一の最上級裁判所として裁判手続及び司法行政を行う機関であり,最高裁判所判事や事務総局の各局課館長は,裁判所の重大な職務を担う要人として,襲撃の対象となるおそれが高く,その重大な職務が全うされるように,最高裁判所の庁舎全体に極めて高度なセキュリティを確保する必要がある。
3 以下の記事も参照してください。
・ 最高裁判所第一小法廷(着任順)
・ 最高裁判所第二小法廷(長官以外は着任順)
・ 最高裁判所第三小法廷(着任順)
・ 令和 3年10月31日執行の第25回最高裁判所裁判官国民審査
・ 最高裁判所裁判官国民審査
・ 幹部裁判官の定年予定日
・ 高裁長官人事のスケジュール
・ 最高裁判所裁判官会議の議事録
・ 最高裁判所裁判官等の公用車
・ 最高裁判所裁判官の少数意見
・ 最高裁判所裁判官国民審査
・ 親任式及び認証官任命式
・ 最高裁判所裁判官の任命に関する各種説明
・ 最高裁判所長官任命の閣議書
・ 最高裁判所判事任命の閣議書
・ 高輪1期以降の,裁判官出身の最高裁判所判事
・ 歴代の女性最高裁判所判事一覧


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