幹部裁判官の経歴(20期~24期)

小田泰機裁判官(20期)の経歴

生年月日 S17.3.1
出身大学 東大
退官時の年齢 60 歳
叙勲 H24年春・瑞宝中綬章
H14.10.31 依願退官
H13.4.1 ~ H14.10.30 東京高裁20民判事
H9.4.1 ~ H13.3.31 東京高裁15民判事
H7.4.1 ~ H9.3.31 国税不服審判所長
H4.4.1 ~ H7.3.31 東京地裁39民部総括
S63.4.1 ~ H4.3.31 新潟地家裁長岡支部長
S60.4.1 ~ S63.3.31 東京地裁判事
S58.4.1 ~ S60.3.31 法務省訟務局付
S57.4.1 ~ S58.3.31 東京法務局訟務部付
S54.4.1 ~ S57.3.31 山口地家裁萩支部判事
S53.4.5 ~ S54.3.31 東京地裁判事
S51.4.1 ~ S53.4.4 東京地裁判事補
S49.4.15 ~ S51.3.31 釧路地家裁判事補
S47.4.1 ~ S49.4.14 大阪地裁判事補
S46.4.17 ~ S47.3.31 大阪家裁判事補
S43.4.5 ~ S46.4.16 浦和地裁判事補

北島佐一郎裁判官(21期)の経歴

生年月日 S16.7.8
出身大学 東大
退官時の年齢 60 歳
叙勲
H14.3.31 依願退官
H11.8.1 ~ H14.3.30 東京高裁判事
H10.12.15 ~ H11.7.31 山口家裁所長
H10.4.1 ~ H10.12.14 東京高裁1刑判事
H5.4.1 ~ H10.3.31 千葉地裁2刑部総括
H2.4.1 ~ H5.3.31 東京地裁15刑部総括
S61.4.1 ~ H2.3.31 司研刑裁教官
S58.4.1 ~ S61.3.31 函館地裁刑事部部総括
S55.5.1 ~ S58.3.31 東京地裁判事
S54.4.8 ~ S55.4.30 岐阜家地裁判事
S52.4.1 ~ S54.4.7 岐阜家地裁判事補
S49.4.1 ~ S52.3.31 東京地裁判事補
S47.4.1 ~ S49.3.31 松山地家裁宇和島支部判事補
S44.4.8 ~ S47.3.31 名古屋地裁判事補

柳田幸三裁判官(24期)の経歴

生年月日 S20.7.25
出身大学 東大
退官時の年齢 64 歳
叙勲 H28年春・瑞宝重光章
H22.4.28 依願退官
H18.10.3 ~ H22.4.27 東京高裁12民部総括
H16.9.13 ~ H18.10.2 大阪高裁9民部総括
H14.9.9 ~ H16.9.12 長野地家裁所長
H13.2.16 ~ H14.9.8 横浜地裁3民部総括
H11.4.1 ~ H13.2.15 東京地裁23民部総括
H9.9.5 ~ H11.3.31 東京高裁判事
H8.9.5 ~ H9.9.4 法務省大臣官房審議官(民事局担当)
H2.4.5 ~ H8.9.4 法務省大臣官房参事官(民事担当)
S62.6.1 ~ H2.4.4 法務省民事局第四課長
S62.4.1 ~ S62.5.31 法務大臣官房付
S61.4.1 ~ S62.3.31 東京地裁判事
S58.4.1 ~ S61.3.31 札幌地裁判事
S57.4.11 ~ S58.3.31 東京地裁判事
S57.4.1 ~ S57.4.10 東京地裁判事補
S55.4.1 ~ S57.3.31 最高裁民事局付
S53.5.1 ~ S55.3.31 名古屋地裁判事補
S50.4.11 ~ S53.4.30 浦和地家裁判事補
S47.4.11 ~ S50.4.10 大阪地裁判事補

大和陽一郎裁判官(24期)の経歴

生年月日 S21.10.26
出身大学 東大
退官時の年齢 64 歳
叙勲 H29年秋・瑞宝重光章
H22.12.31 依願退官
H16.12.27 ~ H22.12.30 大阪高裁5民部総括
H15.7.18 ~ H16.12.26 函館地家裁所長
H13.4.1 ~ H15.7.17 東京高裁判事
H9.1.12 ~ H13.3.31 横浜地裁8民部総括
H5.4.1 ~ H9.1.11 東京地裁35民部総括
H3.4.1 ~ H5.3.31 東京地裁判事
S63.4.1 ~ H3.3.31 公調委事務局審査官
S62.4.1 ~ S63.3.31 東京地裁判事
S59.4.1 ~ S62.3.31 水戸地家裁日立支部判事
S57.4.11 ~ S59.3.31 大阪地裁判事
S56.4.1 ~ S57.4.10 大阪地裁判事補
S53.4.1 ~ S56.3.31 福岡地家裁小倉支部判事補
S52.4.1 ~ S53.3.31 神戸地裁判事補
S50.4.1 ~ S52.3.31 神戸家裁判事補
S47.4.11 ~ S50.3.31 札幌地裁判事補

* 蛇の目ミシン工業株式会社(令和3年10月1日以降の会社名は株式会社ジャノメです。)が仕手筋に株式を取得され,暴力団など好ましくない人物への株式譲渡を防ぐために当該仕手筋に回収不可能な金員の交付を行い会社に損害を与えたといういわゆる「蛇の目ミシン事件」につき,東京高裁平成15年3月27日判決(担当裁判官は20期の石垣君雄24期の大和陽一郎及び29期の富田善範)(判例秘書に掲載)は元社長らの損害賠償責任を否定したものの,最高裁平成18年4月10日判決は高裁判決を破棄して,元社長らの損害賠償責任を肯定しました。

山本武久裁判官(24期)の経歴

生年月日 S20.1.5
出身大学 中央大
退官時の年齢 61 歳
叙勲 H27年春・瑞宝中綬章
H18.7.12 依願退官
H16.7.10 ~ H18.7.11 山口家裁所長
H16.4.1 ~ H16.7.9 東京高裁判事
H11.4.1 ~ H16.3.31 甲府地裁刑事部部総括
H10.11.8 ~ H11.3.31 横浜地裁4刑部総括
H7.4.1 ~ H10.11.7 横浜地裁判事
H3.4.1 ~ H7.3.31 新潟地家裁判事
S62.4.1 ~ H3.3.31 東京地家裁八王子支部判事
S58.4.1 ~ S62.3.31 静岡地家裁判事
S57.4.11 ~ S58.3.31 秋田家地裁判事
S55.4.1 ~ S57.4.10 秋田家地裁判事補
S53.4.1 ~ S55.3.31 東京地裁判事補
S50.8.15 ~ S53.3.31 東京地検検事
S50.4.10 ~ S50.8.14 東京地裁判事補
S47.4.11 ~ S50.4.9 前橋地裁判事補

横田尤孝裁判官(24期)の経歴

生年月日 S19.10.2
出身大学 中央大
退官時の年齢 70 歳
叙勲 H27年秋・旭日大綬章
H26.10.2 定年退官
H22.1.6 ~ H26.10.1 最高裁判事・一小
H19.10.2 定年退官
H18.6.30 ~ H19.10.1 最高検次長検事
H17.8.25 ~ H18.6.29 広島高検検事長
H15.4.1 ~ H17.8.24 法務省矯正局長
H14.1.18 ~ H15.3.31 法務省保護局長
H12.4.5 ~ H14.1.17 奈良地検検事正
H11.4.3 ~ H12.4.4 最高検検事
H9.4.3 ~ H11.4.2 司研検察教官
H8.4.1 ~ H9.4.2 東京地検総務部長
H6.4.1 ~ H8.3.31 東京高検検事
H2.4.1 ~ H6.3.31 東京地検検事
H1.3.28 ~ H2.3.31 福岡地検刑事部長
S62.3.27 ~ H1.3.27 福岡地検公安部長
S61.8.15 ~ S62.3.26 福岡高検検事
S57.3.25 ~ S61.8.14 東京地検検事
S55.3.25 ~ S57.3.24 横浜地検検事
S53.3.24 ~ S55.3.24 宇都宮地検検事
S51.3.22 ~ S53.3.23 東京地検検事
S48.3.23 ~ S51.3.21 仙台地検検事
S47.4.11 ~ S48.3.22 東京地検検事

*1 平成27年3月,長島・大野・常松法律事務所に入所し,令和2年2月,青陵法律事務所に入所しました(青陵法律事務所HPの「弁護士 横田尤孝」参照)。
*2の1 最高裁平成22年5月31日決定(裁判長は24期の横田尤孝最高裁判所判事)は,花火大会が実施された公園と最寄り駅とを結ぶ歩道橋で多数の参集者が折り重なって転倒して死傷者が発生した事故(平成13年7月21日発生の明石花火大会歩道橋事故)について,雑踏警備に関し現場で警察官を指揮する立場にあった警察署地域官及び現場で警備員を統括する立場にあった警備会社支社長に業務上過失致死傷罪が成立するとされた事例です。
*2の2 最高裁平成28年7月12日決定(裁判長は24期の大谷剛彦最高裁判所判事)は, 花火大会が実施された公園と最寄り駅とを結ぶ歩道橋で多数の参集者が折り重なって転倒して死傷者が発生した事故(平成13年7月21日発生の明石花火大会歩道橋事故)について,警察署副署長に同署地域官との業務上過失致死傷罪の共同正犯は成立しないとされた事例です。

渡邉等裁判官(24期)の経歴

生年月日 S21.9.18
出身大学 中央大
退官時の年齢 63 歳
叙勲 H29年春・瑞宝重光章
H22.6.16 依願退官
H20.3.31 ~ H22.6.15 東京高裁21民部総括
H17.8.5 ~ H20.3.30 大阪高裁12民部総括
H16.2.16 ~ H17.8.4 徳島地家裁所長
H14.4.1 ~ H16.2.15 福岡高裁那覇支部長
H13.1.14 ~ H14.3.31 さいたま地裁2民部総括
H10.4.1 ~ H13.1.13 東京地裁44民部総括
H7.4.1 ~ H10.3.31 横浜地裁7民部総括
H6.4.1 ~ H7.3.31 横浜地裁判事
H3.4.1 ~ H6.3.31 東京高裁判事
S63.4.1 ~ H3.3.31 法務省訟務局付
S63.3.25 ~ S63.3.31 東京地裁判事
S60.4.1 ~ S63.3.24 新潟地家裁新発田支部長
S57.4.11 ~ S60.3.31 東京地裁判事
S57.4.1 ~ S57.4.10 東京地裁判事補
S55.4.1 ~ S57.3.31 釧路地家裁帯広支部判事補
S53.4.1 ~ S55.3.31 東京地裁判事補
S50.4.10 ~ S53.3.31 東京法務局訟務部付
S50.4.3 ~ S50.4.9 東京地裁判事補
S47.4.11 ~ S50.4.2 札幌地裁判事補

岡村稔裁判官(24期)の経歴

生年月日 S18.11.16
出身大学 早稲田大
退官時の年齢 64 歳
叙勲 H26年春・瑞宝中綬章
H19.11.26 依願退官
H19.3.30 ~ H19.11.25 前橋家裁所長
H17.12.12 ~ H19.3.29 山形地家裁所長
H15.9.30 ~ H17.12.11 福岡高裁宮崎支部長
H14.6.11 ~ H15.9.29 さいたま地家裁越谷支部長
H12.4.1 ~ H14.6.10 東京地裁八王子支部1刑部総括
H7.4.1 ~ H12.3.31 東京高裁判事
H5.4.1 ~ H7.3.31 名古屋地裁4刑部総括
H3.4.1 ~ H5.3.31 名古屋高裁判事
S63.4.1 ~ H3.3.31 東京地裁判事
S59.4.1 ~ S63.3.31 山形地家裁鶴岡支部長
S58.4.1 ~ S59.3.31 大阪地裁判事
S57.4.11 ~ S58.3.31 大阪家裁判事
S56.4.1 ~ S57.4.10 大阪家裁判事補
S53.4.1 ~ S56.3.31 函館地家裁判事補
S50.4.1 ~ S53.3.31 東京地家裁八王子支部判事補
S47.4.11 ~ S50.3.31 名古屋地裁判事補

*1 令和3年7月現在,紀尾井坂テーミス綜合法律事務所に所属しています(同事務所HPの「弁護士詳細」参照)。
*2 足利事件に関する東京高裁平成8年5月9日判決(控訴棄却・無期懲役)の左陪席裁判官でした。
    なお,同事件については,東京高裁平成21年6月23日決定(再審開始決定)を経て,宇都宮地裁平成22年3月26日判決により無罪となりました。

萩尾保繁裁判官(24期)の経歴

生年月日 S22.11.24
出身大学 東大
退官時の年齢 56 歳
叙勲 H30年春・瑞宝中綬章
H16.4.1 依願退官
H15.12.23 ~ H16.3.31 静岡地裁所長
H12.8.1 ~ H15.12.22 東京地裁9民部総括
H10.4.1 ~ H12.7.31 司研第一部教官
H5.4.1 ~ H10.3.31 東京地裁部総括(民事部)
H5.1.5 ~ H5.3.31 東京地裁判事
S63.4.1 ~ H5.1.4 最高裁人事局給与課長
S61.4.1 ~ S63.3.31 神戸地裁判事
S57.4.9 ~ S61.3.31 東京地裁判事
S54.3.15 ~ S57.4.8 最高裁人事局付
S52.4.1 ~ S54.3.14 旭川地家裁判事補
S49.6.10 ~ S52.3.31 最高裁刑事局付
S47.4.11 ~ S49.6.9 東京地裁判事補

金山薫裁判官(24期)の経歴

生年月日 S22.5.10
出身大学 京大
退官時の年齢 58 歳
叙勲 H23.7.21瑞宝中綬章
H17.7.31 依願退官
H17.1.21 ~ H17.7.30 大阪高裁3刑部総括
H15.4.1 ~ H17.1.20 青森地家裁所長
H13.4.1 ~ H15.3.31 さいたま地裁1刑部総括
H12.4.1 ~ H13.3.31 東京高裁判事
H9.3.14 ~ H12.3.31 東京地裁1刑部総括
H6.4.1 ~ H9.3.13 東京高裁判事
H2.4.1 ~ H6.3.31 福岡地裁2刑部総括
S60.4.1 ~ H2.3.31 浦和地家裁判事
S57.4.11 ~ S60.3.31 大阪地裁判事
S54.3.26 ~ S57.4.10 書研教官
S52.4.1 ~ S54.3.25 東京地裁判事補
S50.4.1 ~ S52.3.31 福岡家地裁久留米支部判事補
S47.4.11 ~ S50.3.31 東京地裁判事補

古川博裁判官(24期)の経歴

生年月日 S22.7.31
出身大学 大阪市大
退官時の年齢 64 歳及び70歳
叙勲 H30年春・瑞宝重光章
H29.7.31 定年退官
H23.11.1 ~ H29.7.30 神戸簡裁判事
H23.9.30 依願退官
H18.9.26 ~ H23.9.29 大阪高裁4刑部総括
H17.8.2 ~ H18.9.25 金沢家裁所長
H15.12.6 ~ H17.8.1 高松高裁第1部部総括
H13.4.1 ~ H15.12.5 京都地裁1刑部総括
H12.1.26 ~ H13.3.31 大阪地家裁岸和田支部長
H10.7.31 ~ H12.1.25 大阪地裁堺支部刑事部部総括
H9.4.1 ~ H10.7.30 大阪地裁4刑部総括
H8.4.1 ~ H9.3.31 大阪高裁判事
H5.4.1 ~ H8.3.31 松江地裁刑事部部総括
H2.4.1 ~ H5.3.31 大阪地裁判事
S62.4.1 ~ H2.3.31 京都地家裁舞鶴支部判事
S59.4.1 ~ S62.3.31 大阪地裁判事
S57.4.11 ~ S59.3.31 松江地家裁益田支部判事
S56.4.1 ~ S57.4.10 松江地家裁益田支部判事補
S53.4.1 ~ S56.3.31 大阪地裁判事補
S50.4.1 ~ S53.3.31 神戸地家裁姫路支部判事補
S47.4.11 ~ S50.3.31 長崎地裁判事補

*0 以下の記事も参照してください。
・ 高裁の部総括判事の位置付け
・ 毎年6月開催の長官所長会同
・ 新任の地家裁所長等を対象とした実務協議会の資料
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部

*1 大阪市立大学同窓会HP「昭和41年入学法学部有志同期会―古川博さん<瑞宝重光賞>叙勲祝賀会―」が載っています。
*2の1 以下の記載は,大阪高裁4刑部総括を依願退官した後に神戸簡易裁判所判事をしていた古川博裁判官の職務行為に関する私の体験談です(一連の経緯につき「弁護士会副会長経験者に対する懲戒請求事件について,日弁連懲戒委員会に定型文で棄却された体験談(私が情報公開請求を開始した経緯も記載しています。)」参照)。
    とある高検の検事長を経験した弁護士に法律相談をした,兵庫県某市在住の人(平成24年7月2日にJR掛川駅構内のそば屋で発生した暴行事件(以下「本件暴行事件」といいます。)の被害者とされた人物)が夕方に提出した被害届(罪名は暴行罪及び強要罪であり,被害発生日は平成24年6月29日となっていたもの)に基づき,提出翌日である平成24年8月21日,兵庫県灘警察署が名古屋市在住のAさんを姫路駅の近くで午前8時33分に逮捕し,接見禁止付で勾留した後,私は,知り合いの弁護士の紹介によりAさんの事件に弁護人として関与するようになりました(都道府県警察の管轄区域外における権限につき警察法61条参照)。
    本件暴行事件については,Aさんの自宅に関する捜索差押えまで実施された後,暴行罪により,平成24年9月7日,神戸簡易裁判所において罰金20万円の略式命令となりました(裁判所の土地管轄は,代用刑事施設としての警察署留置場に勾留されている被告人の現在地にもあることにつき刑事訴訟法2条1項参照)。
    その後,神戸簡裁平成25年7月10日判決(担当裁判官は24期の古川博裁判官。なお,判決書は4頁であり,そのうちの「弁護人の主張に対する判断」は31行でした。)は罰金20万円の有罪判決でしたし,大阪高裁平成25年11月27日判決(裁判長は29期の川合昌幸裁判官,陪席裁判官は36期の奥田哲也裁判官及び46期の長瀬敬昭裁判官)で控訴を棄却されました(当該判決では,情状立証として虚偽告訴を立証するために行った証拠調べの請求(控訴提起後の証拠及び原審検察官が証拠調べに同意しなかった証拠がメインです。)を含む,控訴審におけるすべての証拠調べ請求を必要性なしということで却下された上で,「被害者らが虚偽告訴を行ったと窺わせる証拠はない」という判断をされました。)し,最高裁平成26年2月27日決定で上告を棄却されました。


*2の2 早稲田大学HPに載ってある「河合健司元仙台高裁長官講演会講演録 裁判官の実像」には「仮に一審判決の結論が最終的に覆らないとしても,事件の具体的な事情を踏まえた適正な手続き,デュープロセスをしっかりと踏むことによって刑事罰を科す,そのことだけが刑事罰が正当化される根拠です。その根源的な問題,つまり,あくまでも被告人のために,適正な手続きを経て刑を確定させること,それが,裁判官が刑事罰を科すことができる正当化の根拠であるところ,その視点が私の考えの中で抜け落ちてしまった。」と書いてあります(リンク先のPDF12頁)。

川島貴志郎裁判官(24期)の経歴

生年月日 S20.9.17
出身大学 中央大
退官時の年齢 59 歳
叙勲 H27年秋・瑞宝中綬章
H17.6.28 依願退官
H16.2.28 ~ H17.6.27 静岡家裁所長
H13.4.1 ~ H16.2.27 水戸地家裁土浦支部長
H9.4.1 ~ H13.3.31 千葉地裁5民部総括
H5.4.1 ~ H9.3.31 浦和地家裁判事
H1.4.1 ~ H5.3.31 千葉地家裁佐倉支部判事
S60.4.1 ~ H1.3.31 東京地裁判事
S58.5.1 ~ S60.3.31 新潟地家裁新発田支部長
S57.4.11 ~ S58.4.30 東京地裁判事
S55.4.1 ~ S57.4.10 東京地裁判事補
S53.4.1 ~ S55.3.31 釧路地家裁帯広支部判事補
S51.4.1 ~ S53.3.31 東京地裁判事補
S50.4.1 ~ S51.3.31 東京家裁判事補
S47.4.11 ~ S50.3.31 鳥取地裁判事補

丸山昌一裁判官(24期)の経歴

生年月日 S22.12.9
出身大学 早稲田大
退官時の年齢 61 歳
叙勲 R1年春・瑞宝重光章
H21.1.16 依願退官
H17.6.2 ~ H21.1.15 福岡高裁1民部総括
H15.8.19 ~ H17.6.1 松山家裁所長
H12.8.30 ~ H15.8.18 千葉地裁5民部総括
H9.9.8 ~ H12.8.29 東京地裁17民部総括
H7.4.1 ~ H9.9.7 東京高裁判事
H3.4.1 ~ H7.3.31 大分地裁2民部総括
S63.4.1 ~ H3.3.31 千葉地家裁判事
S59.4.1 ~ S63.3.31 富山地家裁高岡支部判事
S57.4.11 ~ S59.3.31 東京地裁判事
S56.4.1 ~ S57.4.10 山形家地裁判事補
S53.4.1 ~ S56.3.31 山形家地裁米沢支部判事補
S51.4.1 ~ S53.3.31 東京地裁判事補
S50.4.1 ~ S51.3.31 東京家裁判事補
S47.4.11 ~ S50.3.31 秋田地裁判事補

小圷真史裁判官(24期)の経歴

生年月日 S19.10.15
出身大学 一橋大
退官時の年齢 61 歳
叙勲 H26年秋・瑞宝中綬章
H17.12.12 依願退官
H15.12.5 ~ H17.12.11 仙台家裁所長
H14.2.19 ~ H15.12.4 東京家裁家事部所長代行者(家事第1部部総括)
H11.10.20 ~ H14.2.18 東京家裁家事第5部部総括
H10.4.1 ~ H11.10.19 東京高裁判事
H6.4.1 ~ H10.3.31 長野地家裁松本支部長
H3.4.1 ~ H6.3.31 千葉家裁判事
S62.4.1 ~ H3.3.31 水戸地家裁日立支部長
S59.4.1 ~ S62.3.31 東京地裁判事
S57.4.11 ~ S59.3.31 水戸地家裁判事
S55.4.1 ~ S57.4.10 水戸地家裁判事補
S53.4.1 ~ S55.3.31 大阪地裁判事補
S50.4.10 ~ S53.3.31 浦和地家裁判事補
S47.4.11 ~ S50.4.9 仙台地裁判事補

水野武裁判官(24期)の経歴

生年月日 S22.5.30
出身大学 京大
退官時の年齢 59 歳
H18.12.22 依願退官
H17.7.7 ~ H18.12.21 鳥取地家裁所長
H14.6.15 ~ H17.7.6 高松高裁第2部部総括
H13.6.12 ~ H14.6.14 神戸地家裁尼崎支部長
H11.4.1 ~ H13.6.11 神戸地裁2民部総括
H5.4.1 ~ H11.3.31 大阪地裁12民→21民→2民部総括
H2.4.1 ~ H5.3.31 大阪高裁判事
S60.4.1 ~ H2.3.31 最高裁調査官
S57.10.1 ~ S60.3.31 東京地裁判事
S57.4.11 ~ S57.9.30 長崎地家裁厳原支部判事
S56.4.1 ~ S57.4.10 長野地家裁厳原支部判事補
S53.8.1 ~ S56.3.31 東京地裁判事補
S51.7.17 ~ S53.7.31 最高裁民事局付
S47.4.11 ~ S51.7.16 大阪地裁判事補