生年月日 S12.10.30
出身大学 九州大
退官時の年齢 31 歳
S44.4.10 依願退官
S41.12.8 ~ S44.4.9 静岡地家裁判事補
S41.4.20 ~ S41.12.7 福島地家裁白河支部判事補
S38.4.9 ~ S41.4.19 東京地家裁判事補
*1 以下の記事も参照してください。
・ 刑事の再審事件
・ 判事補時代に退官した元裁判官507人の名簿(昭和時代及び平成時代)
*2の1 袴田事件(昭和41年6月30日未明,静岡県清水市で発生した,味噌製造・販売会社の専務一家4人が殺害された強盗殺人・放火事件)に関して,静岡地裁昭和43年9月11日判決(担当裁判官は石見勝四,9期の高井吉夫及び15期の熊本典道)は死刑判決であり,東京高裁昭和51年5月18日判決は控訴棄却判決であり,最高裁昭和55年11月19日判決は上告棄却判決でした。
*2の2 刑事弁護OASISの「袴田事件で「無罪を主張した」裁判官、熊本典道さんが逝去」(2020年12月9日公開)には以下の記載があります。
袴田さんは逮捕から起訴まで1日平均12時間、最長で16時間超もの取調べを受けており、自白の任意性に疑問を持った。刃渡り13㎝ほどの小刀だけで、しかも単独で、4人を殺害できるのか。これだけの事件を起こす動機があったのか。逃走経路とされる裏木戸は留め金がかかっていたのに通れたのか──。精査するほどに疑念は募り、3人の裁判官による合議で熊本さんは「無罪」を主張した。
しかし、他の2人は有罪を唱え、説得を試みたものの実らず、判決は「死刑」に決まる。その理由として、熊本さんは「マスコミの犯人視報道の影響」を挙げていた。
*2の3 Wikipediaの「熊本典道」には「2007年(平成19年)に袴田事件の第一審で死刑判決を出した他2人の裁判官が死亡したことを確認後、同年3月9日に衆議院議員会館で行われた「死刑廃止を推進する議員連盟」の院内集会に参加し、元担当判事として袴田巌の無実を訴える。」とか,「2018年(平成30年)1月9日、熊本が入院中の病院において、地裁の法廷以来約50年ぶりに袴田巌と対面する。」と書いてあります。
*2の4 袴田事件に関して,差戻審としての東京高裁令和5年3月13日決定(裁判長は38期の大善文男)は再審開始決定となりました(NHK静岡放送局HPの「【詳報】袴田事件 再審開始決定! 東京高裁」(2023年3月13日付)参照)ところ,同決定では証拠捏造の可能性にまで言及しています。
ついでにこれも見て。袴田さんが1966年8月18日に逮捕されてからの取調べ時間(正確には房を出てから帰ってきてまでの時間)。ほぼ連日10時間以上、真夏の暑いさなか、トイレにもいかせずに(取調室におまるを持ち込む)自白獲得のために追い込んだんです。#袴田事件 pic.twitter.com/MQLZwF6Z4Y
— 弁護士戸舘圭之 (@todateyoshiyuki) March 15, 2023
「本件捜査のあり方は、『実体真実の発見』という見地からはむろん、『適正手続の保障』という見地からも、厳しく批判され、反省されなければならない。」
一審判決は有罪、死刑判決なんですけど警察の捜査を痛烈に批判するこんな「付言」がついています。#袴田事件 #検察は特別抗告するな pic.twitter.com/Gz8DaDbsS8
— 弁護士戸舘圭之【袴田事件弁護団】 (@todateyoshiyuki) March 17, 2023
【臨時増刊】判例時報2566号臨時増刊が10月25日に発売。『特集 袴田事件』として、これまで公刊物未登載だった確定審1審(静岡地判昭43・9・11)から、第2次再審請求審差戻審(東京高決令5・3・13)までの判決・決定文11件を掲載するほか、令5決定の解説と3件の論文を掲載。 #袴田事件 #判例時報 pic.twitter.com/vpsc2OrsgK
— 判例時報・編集部 (@hanreijiho) October 23, 2023