54期の裁判官

寺田利彦裁判官(54期)の経歴

生年月日 S48.3.23
出身大学 学習院大
定年退官発令予定日 R20.3.23
R7.4.1 ~ 前橋家地裁判事
R4.4.1 ~ R7.3.31 東京高裁20民判事
H31.4.1 ~ R4.3.31 松山家地裁判事
H28.4.1 ~ H31.3.31 知財高裁第3部判事
H25.4.1 ~ H28.3.31 岡山家地裁倉敷支部判事
H23.10.17 ~ H25.3.31 東京地裁判事
H22.4.1 ~ H23.10.16 東京地裁判事補
H19.4.1 ~ H22.3.31 札幌家地裁小樽支部判事補
H16.4.1 ~ H19.3.31 奈良地家裁判事補
H13.10.17 ~ H16.3.31 仙台地裁判事補

*0 54期の寺田利彦裁判官及び54期の寺田さや子裁判官の勤務場所は任官当初から似ています。
*1 以下の記事も参照してください。
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
*2 withnews HP「夫婦で裁判官、家族の「日常」聞いてみた 転勤は?子育ては?」には以下の記載があります。
松山地裁民事部の寺田さや子判事(43)と、松山家裁の寺田利彦判事(46)。中学1年生と4歳の息子さんと、家族4人で松山に住んでいます。
(中略)
――寺田さん夫婦は、どのような転勤をされてきましたか?
利彦さん「私たちは同期なので、2人とも2001年10月に任官し、私は初任地が仙台の民事部でした」
さや子さん「私は初任は仙台の刑事部でした」
利彦さん「初任地で知り合って、2005年、初任明けの次の任地で結婚しました。私は奈良地裁」
さや子さん「私は大阪地裁堺支部です」

寺田さや子裁判官(54期)の経歴

生年月日 S51.8.3
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R23.8.3
R7.4.1 ~ 東京地家裁立川支部判事
R4.4.1 ~ R7.3.31 横浜家裁判事
H31.4.1 ~ R4.3.31 松山地家裁判事
H29.4.1 ~ H31.3.31 東京家裁家事第5部判事(遺産分割部)
H25.4.1 ~ H29.3.31 岡山地家裁判事
H23.10.17 ~ H25.3.31 東京家地裁立川支部判事
H22.4.1 ~ H23.10.16 東京家地裁立川支部判事補
H19.4.1 ~ H22.3.31 札幌地家裁判事補
H16.4.1 ~ H19.3.31 大阪地家裁判事補
H13.10.17 ~ H16.3.31 仙台地裁判事補

*0 54期の寺田利彦裁判官及び54期の寺田さや子裁判官の勤務場所は任官当初から似ています。
*1 以下の記事も参照してください。
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
*2 withnews HP「夫婦で裁判官、家族の「日常」聞いてみた 転勤は?子育ては?」には以下の記載があります。
松山地裁民事部の寺田さや子判事(43)と、松山家裁の寺田利彦判事(46)。中学1年生と4歳の息子さんと、家族4人で松山に住んでいます。
(中略)
――寺田さん夫婦は、どのような転勤をされてきましたか?
利彦さん「私たちは同期なので、2人とも2001年10月に任官し、私は初任地が仙台の民事部でした」
さや子さん「私は初任は仙台の刑事部でした」
利彦さん「初任地で知り合って、2005年、初任明けの次の任地で結婚しました。私は奈良地裁」
さや子さん「私は大阪地裁堺支部です」

高杉昌希裁判官(54期)の経歴

生年月日 S47.9.8
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R19.9.8
R5.4.1 ~ 札幌高裁刑事部判事
R2.4.1 ~ R5.3.31 松山地裁刑事部部総括
H31.4.1 ~ R2.3.31 東京高裁5刑判事
H29.4.1 ~ H31.3.31 東京高裁1刑判事
H26.4.1 ~ H29.3.31 札幌地裁2刑判事
H23.10.17 ~ H26.3.31 大阪地家裁堺支部判事
H23.4.1 ~ H23.10.16 大阪地家裁堺支部判事補
H22.4.1 ~ H23.3.31 東京地裁判事補
H20.4.1 ~ H22.3.31 最高裁刑事局付
H19.4.1 ~ H20.3.31 旭川家地裁判事補
H17.7.19 ~ H19.3.31 旭川地家裁判事補
H16.4.1 ~ H17.7.18 千葉家地裁判事補
H13.10.17 ~ H16.3.31 千葉地裁判事補

* 学校法人済美学園 済美高等学校HP「裁判所の仕事と裁判員裁判」(講師 松山地方裁判所 判事  高杉 昌希 氏 )に54期の高杉昌希裁判官の顔写真が載っています。

足立堅太裁判官(54期)の経歴

生年月日 S46.5.25
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R18.5.25
R6.4.1 ~ 東京地裁32民判事
R3.4.1 ~ R6.3.31 那覇地家裁沖縄支部長
H30.4.1 ~ R3.3.31 千葉地裁5民判事(建築部)
H27.4.1 ~ H30.3.31 静岡家地裁浜松支部判事
H24.4.1 ~ H27.3.31 東京地裁15民判事
H23.10.17 ~ H24.3.31 長野地家裁厳原支部判事
H22.4.1 ~ H23.10.16 長崎地家裁厳原支部判事補
H19.4.1 ~ H22.3.31 大阪地家裁判事補
H16.4.1 ~ H19.3.31 横浜家地裁判事補
H13.10.17 ~ H16.3.31 岡山地裁判事補

* 以下の記事も参照して下さい。
・ 地方裁判所の専門部及び集中部
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部

大橋弘治裁判官(54期)の経歴

生年月日 S49.10.4
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R21.10.4
R5.4.1 ~ 最高裁刑事調査官室上席補佐
R4.4.1 ~ R5.3.31 最高裁刑事調査官
H31.4.1 ~ R4.3.31 那覇地裁刑事部部総括
H28.4.1 ~ H31.3.31 東京高裁6刑判事
H25.4.1 ~ H28.3.31 福岡地裁3刑判事
H23.10.17 ~ H25.3.31 高知地家裁判事
H22.7.7 ~ H23.10.16 高知地家裁判事補
H21.4.1 ~ H22.7.6 東京地裁判事補
H19.4.1 ~ H21.3.31 最高裁総務局付
H16.4.1 ~ H19.3.31 京都地裁判事補
H13.10.17 ~ H16.3.31 名古屋地裁判事補

倉成章裁判官(54期)の経歴

生年月日 S45.10.14
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R17.10.14
R5.4.1 ~ 大阪地裁14刑判事
H31.4.1 ~ R5.3.31 岡山地裁1刑部総括
H30.4.1 ~ H31.3.31 岡山地家裁判事
H27.4.1 ~ H30.3.31 神戸地裁2刑判事
H24.4.1 ~ H27.3.31 福岡高裁3刑判事
H23.10.17 ~ H24.3.31 岡山地家裁判事
H21.4.1 ~ H23.10.16 岡山地家裁判事補
H18.4.1 ~ H21.3.31 青森地家裁八戸支部判事補
H13.10.17 ~ H18.3.31 東京地裁判事補

* 以下の記事も参照してください。
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部

世森ユキコ裁判官(54期)の経歴

生年月日 S51.5.1
出身大学 早稲田大
定年退官発令予定日 R23.5.1
R6.4.1 ~ 横浜地裁2刑判事
R2.4.1 ~ R6.3.31 東京地裁10刑判事
H31.4.19 ~ R2.3.31 東京地裁14刑判事(令状部)
H28.4.1 ~ H31.4.18 神戸地家裁姫路支部判事
H25.4.1 ~ H28.3.31 大分地家裁判事
H23.10.17 ~ H25.3.31 岡山家地裁倉敷支部判事
H22.4.1 ~ H23.10.16 岡山家地裁倉敷支部判事補
H19.4.1 ~ H22.3.31 大阪地家裁判事補
H16.4.1 ~ H19.3.31 名古屋地家裁豊橋支部判事補
H13.10.17 ~ H16.3.31 東京地裁判事補

*1 54期の世森亮次裁判官54期の世森ユキコ裁判官の勤務場所は似ています。
*2 以下の記事も参照してください。
・ 法科大学院派遣裁判官名簿(平成16年度以降)
→ 令和2年度及び令和3年度につき,早稲田大学法科大学院に派遣されています(早稲田大学研究者データベース「世森 ユキコ (ヨモリ ユキコ)」参照)。
 地方裁判所の専門部及び集中部
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
*3の1 54期の世森ユキコ裁判官は,大川原化工機事件(令和2年3月11日に逮捕があったものの,令和3年7月30日に検察官が公訴取消しの申立てをしたため,同年8月2日に公訴棄却決定により終了した冤罪事件)において,令和2年3月13日,3人の被告人について勾留する旨の決定をするとともに,接見等禁止決定を付けました(季刊刑事弁護116号・91頁)。
*3の2 ヤフーニュースの「命を削る「人質司法」~がん診断されても保釈は認めず・大川原化工機事件」(令和5年9月6日付)には以下の記載があります。
    その同社(山中注:大川原化工機株式会社)に大きな災難が降ってきたのは、2018年10月3日朝だった。
    「令状が出てます」
    大川原正明社長が出勤しようと自宅を出たところで、スーツ姿の男数人が現れた。男たちは家に入って、中を見て回り、大川原社長のかばん内の書類、古い文献、妻のパソコンなどを押収した。同じころ、本社や研究所、事業所、さらには6人の役員・社員の自宅にも、同様の家宅捜索が行われた。
    捜索を行ったのは、警視庁公安部外事課の捜査員らである。以後、大川原社長らは何度も都内の警察署や警視庁本部などに呼ばれ、事情聴取を受けた。その回数は、逮捕までの間に大川原社長が40回、島田順司取締役が35回、相嶋静夫顧問が18回。従業員ら関係者を含めると、計264回に及んだ。


*4 東京地裁令和5年10月5日判決(裁判長は54期の世森ユキコ)は,自社の未公表情報に基づき知人2人に株の売却を勧めたとして,金融商品取引法違反(取引推奨)の罪に問われた東証プライム上場の企業向けコンサルティング会社「アイ・アールジャパンホールディングス」(IRジャパン)元副社長に対し,懲役1年6月・執行猶予3年(求刑は懲役1年6月)を言い渡しました(産経新聞HPの「IRジャパン元副社長に有罪判決、東京地裁「役員の自覚なし」 株売却推奨」参照)。
*5 横浜地裁令和6年12月25日判決(担当裁判官は54期の世森ユキコ)は,横浜市等で遺棄動物の保護活動を行う一般社団法人Aと代表理事Bが,スタッフCやDによる棒や平手で犬の頭部を叩いたり足で蹴るなどの複数の暴行を令和2年頃から令和4年頃にかけて繰り返したとして動物の愛護及び管理に関する法律違反に問われた刑事事件において,警察への告発や捜索差押えを経て起訴されたが,ケージ内の犬を上から突き刺す行為や首輪を持って叩く場面などが動画に記録され,被告人らの行為はいずれも外傷のおそれがある暴行と認定され,捜査過程で撮影された動画の違法性や体罰の正当化などが争点となったものの,重大な違法性を否定し,被告人らの暴行が法律違反に当たるとの判断を示して法人とBに各罰金30万円を科したものです(ChatGPT o1 pro作成の要約をベースにした記載です。)。

高瀬保守裁判官(54期)の経歴

生年月日 S51.11.19
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R23.11.19
R7.4.1 ~ 仙台地裁1民部総括
R4.4.1 ~ R7.3.31 東京地裁11民判事(労働部)
H30.4.1 ~ R4.3.31 最高裁行政調査官
H27.10.16 ~ H30.3.31 名古屋地裁9民判事(行政部)
H24.4.1 ~ H27.10.15 東京地裁9民判事
H23.10.17 ~ H24.3.31 函館地家裁判事
H21.4.1 ~ H23.10.16 函館地家裁判事補
H19.7.1 ~ H21.3.31 東京地家裁八王子支部判事補
H18.8.1 ~ H19.6.30 東京地裁判事補
H18.4.1 ~ H18.7.31 東京地検検事
H18.3.10 ~ H18.3.31 最高裁行政局付
H16.4.1 ~ H18.3.9 釧路地家裁判事補
H13.10.17 ~ H16.3.31 東京地裁判事補

*1 以下の記事も参照してください。
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 地方裁判所の専門部及び集中部
・ 最高裁判所調査官
・ 最高裁判所判例解説
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
*2 東京地裁令和6年10月22日判決(担当裁判官は54期の高瀬保守)(労働経済判例速報2572号(2025年2月28日号))は,鹿島建設が行った令和3年12月14日付の解雇処分を無効とした上で,令和4年1月から判決確定の日まで毎月25日限り53万7700円及びこれらに対する各支払期日の翌日から支払済みまで法定利率(ただし,年3%を上限とする。)の割合による金員の支払を命じましたところ,例えば,裁判所の認定事実として以下の記載があります。
(4)ア 原告は、令和2年5月1日付けでA支店管理部現業グループ(B地区)課長に異動した(書証略)。
イ 原告は、令和2年12月頃、△△原発事務所において勤務していたところ、本件派遣従業員が、協力会社との間の単価契約書に押印する際に、他工事の所長の印を押印したことについて、本件派遣従業員に対し、他の職員がいる中で「馬鹿野郎」などと怒鳴った(書証略)。
ウ(ア) A支店管理部現業グループのグループ長であったb (以下「bグループ長」という。)は、令和2年12月22日、△△原発事務所において原告と面談した。 bグループ長は、原告に対し、①いかなる理由があろうとも「馬鹿野郎」と他の職員に怒声を浴びせることは論外であり、しかも他の所員がいる中で怒鳴るような言動は厳禁である、②業務とはいえないが、バーベキューや懇親会に参加し所員と溶け込むことも必要である、③業務を選り好みせず、雑用も率先して引き受けてほしい、雑用を引き受けることによって所長等からの信頼が積み重なる一面があるなどと述べて、原告の言動に対して注意をした。これに対し、原告は、 bグループ長に対し、感情的になって本件派遣従業員に怒声を浴びせてしまったが、本件派遣従業員には謝罪し、今は良好な関係にあるなどと述べた(証拠略)。
(イ) A支店管理部総務グループのグループ長であるc (以下「cグループ長」という。)は、令和3年1月7日、原告に対し、上記(ア)のbグループ長が行ったものと同様の内容の注意を行った。上記注意に先立ってA支店管理部総務グループが作成したメモにおいては、 「就業時間中の業務に関係のないWEB画面の閲覧、ネットサーフィン、居眠り」との記載が抹消されているとともに、 「ここまでは触れない」との記載の下に「EC調達、支払依頼などきちんと確認しているか疑問」、 「所長印を代印した場合の報告」、 「通勤の乗り合いをせずに一人で通勤している」、 「原価会計のチェックへの対応、振替えの内容」との記載があった(書証略)。
エ △△原発事務所のL所長は、令和3年4月下旬頃、原告に対し、負傷した作業員について、事務作業が可能であるということにして、事務作業を行わせることはできないのかという問い合わせをした。上記作業員が提出した診断書には自宅療養が必要である旨の記載があったところ、原告は、その頃、担当医師との間で、上記診断書について、事務作業が可能であるとの記載ができないかについて、相談するなどした(証拠略)。
オ(ア) 原告は、令和3年8月2日午後3時30分頃、本件工事事務所内において、C所長に対し、同日午前に立替払いした経費の精算処理の進行状況について尋ねた。C所長は、被告に対し、他の業務があることを理由に、上記処理を直ちに行うことができない旨を回答した。原告は、その後も、C所長に対し、 「早くやれ」などと上記処理をするよう強い言葉で求めたことなどから、C社長は、原告の言動について記録を残した方がよいと考えて、録音の準備をした。C所長は、業務で使用するICレコーダーを机上に置いた状態で、原告に対応した(証拠略)。
(イ) 原告は、令和3年8月2日午後6時30分頃、本件工事事務所内において、事務所内の椅子を蹴飛ばし、C所長に対し、 「やれっつってんだよてめえ。聞けよ俺のいうこと。」、 「暴れるぞ、お前。」、 「お前人間なのか。」、 「殺すぞ、お前、本当に。」などと語気鋭く申し向けた上で、C所長の頬に触るなどし、さらに「聞けよ。」などと怒鳴りながら、C所長の顔面を左手で1回叩き、これによって、C所長の眼鏡が床に落下した。また、原告は、C所長に対し、 「お前頭おかしいな本当に。」、 「バカじゃねえか、お前。」などと言い、その背後に回って頭を触り、肩をつかむなどした(証拠略)。
カ D管理部長は、原告に対し、原告による上記オのC所長に対する暴言、暴行等が本件就業規則12条に反するとして、本件就業規則14条3項に基づいて訓告に処することとし、令和3年8月6日、原告に対して訓告書を交付して、十分に反省をするとともに、職場の秩序の維持に努め、自身の言動に注意し、誠実に業務を行うことを求めた。上記訓告書には、原告の行為として、C所長の眼鏡が吹き飛ぶほどの力で顔を叩く、背後に回り頭を触る、肩をわしづかみにするなどの行為が挙げられていた(証拠略)。
キ 原告は、令和3年8月17日付けで、D管理部長宛てに顛末書を提出した。上記顛末書には、C所長に以前からお願いしていた事務を処理してもらえなかつたことに立腹し、C所長に対し、いかなる理由があっても許されない暴言、行為をした旨の記載等があった(書証略)。
ク D管理部長は、令和3年8月18日付けで、被告本社に原告の異動を願い出た(書証略)。
ケ 被告人事部は、令和3年9月1日付けで、原告を人事部付として自宅待機を命じた。被告人事部の人事グループ長であるd (以下「d人事グループ長」という。)らは、同年8月26日から同年10月12日までの間、 8回にわたって原告と面談した。d人事グループ長らは、同年9月16日の面談の際、原告に対し、再配属先の調整を行う旨を伝え、被告において、原告の異動が検討された。しかし、 d人事グループ長らは、同月29日の面談の際、原告に対し、原告の配属先が見付からず、自主退職又は解雇以外ない旨告げた。なお、被告が原告の異動先として検討したのはN支店のみであった(証拠略、弁論の全趣旨)。
コ A支店においては、令和2年8月7日、建築部の部長級又は次長級に相当する安全総括と安全環境部の課長代理が口論となり、課長代理が安全総括の顔の至近距離まで自分の顔を近づけて挑発したところ、安全総括が課長代理の頭を頭突きし、手で頭部右側を1回叩いた事案があり、当該事案においては、安全総括に対して「支店長による厳重注意」、課長代理に対して「支店長による注意」がされたが、訓告や懲戒処分はされていない(証拠略)。
サ 被告は、原告に対し、本件行為1-2について、訓告以外に別途懲戒処分をする可能性がある旨を伝えていたが、本件解雇までに懲戒処分はされなかった。被告においては、懲戒処分の処分基準はなく、事案ごとに個別に検討するものとされており、原告に対する処分等の検討に当たって、人事院が作成した公務員の懲戒処分の指針である「懲戒処分の指針について(平成12年3月31日職職68)」等の基準を考慮することもなかった。なお、上記基準においては、他の職員に対する暴行により職場の秩序を乱した職員は、停職又は減給とする旨及び他の職員に対する暴言により職場の秩序を乱した職員は、減給又は戒告とする旨が定められている(人証略、弁論の全趣旨)。

大竹敬人裁判官(54期)の経歴

生年月日 S50.12.12
出身大学 一橋大
定年退官発令予定日 R22.12.12
R6.4.1 ~ 名古屋地裁10民判事
R4.4.1 ~ R6.3.31 東京地裁26民判事
H28.12.14 ~ R4.3.31 最高裁行政調査官
H26.4.1 ~ H28.12.13 東京地裁3民判事(行政部)
H23.10.17 ~ H26.3.31 長崎地家裁大村支部判事
H23.4.1 ~ H23.10.16 長崎地家裁大村支部判事補
H22.4.1 ~ H23.3.31 東京地裁判事補
H20.7.11 ~ H22.3.31 最高裁民事局付
H16.4.1 ~ H20.7.10 前橋地家裁判事補
H13.10.17 ~ H16.3.31 東京地裁判事補

*1 以下の記事も参照して下さい。
・ 最高裁判所調査官
・ 最高裁判所判例解説
・ 地方裁判所の専門部及び集中部
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
*2の1 東京地裁令和5年4月12日判決(担当裁判官は54期の大竹敬人)は,2019年に愛知県で開かれた国際芸術祭の企画展「表現の不自由展・その後」を巡る投稿で名誉を傷つけられたとして,芸術監督を務めたジャーナリストの津田大介が作家の百田尚樹に400万円の損害賠償を求めた訴訟において,百田尚樹に30万円の支払を命じました(ヤフーニュースの「百田尚樹氏に30万円賠償命令 「不自由展」巡り津田大介さん中傷 東京地裁」参照)。

吉戒純一裁判官(54期)の経歴

生年月日 S51.5.16
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R23.5.16
R5.4.1 ~ 札幌地裁1刑部総括
H30.4.1 ~ R5.3.31 最高裁刑事調査官
H27.4.1 ~ H30.3.31 東京地裁13刑判事
H24.4.1 ~ H27.3.31 福岡地裁2刑判事
H21.4.1 ~ H24.3.31 最高裁刑事局付
H19.4.1 ~ H21.3.31 函館家地裁判事補
H18.8.1 ~ H19.3.31 函館地家裁判事補
H13.10.17 ~ H18.7.31 東京地裁判事補

* 以下の記事も参照してください。
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 最高裁判所調査官
・ 最高裁判所判例解説

能登謙太郎裁判官(54期)の経歴

生年月日 S52.4.7
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R24.4.7
R7.4.1 ~ 福岡地裁1民部総括
R6.4.1 ~ R7.3.31 最高裁民事調査官室上席補佐
R3.4.1 ~ R6.3.31 最高裁民事調査官
H31.4.1 ~ R3.3.31 東京地裁35民判事(医事部)
H28.4.1 ~ H31.3.31 名古屋高裁金沢支部判事
H25.4.1 ~ H28.3.31 東京地裁8民判事(商事部)
H23.10.17 ~ H25.3.31 仙台家地裁古川支部判事
H22.5.10 ~ H23.10.16 仙台家地裁古川支部判事補
H19.4.1 ~ H22.5.9 東京地裁判事補
H18.4.1 ~ H19.3.31 東京地家裁八王子支部判事補
H17.4.1 ~ H18.3.31 東京家地裁八王子支部判事補
H16.4.1 ~ H17.3.31 帝人(研修)
H16.3.22 ~ H16.3.31 東京地家裁八王子支部判事補
H13.10.17 ~ H16.3.21 仙台地裁判事補

鷹野旭裁判官(54期)の経歴

生年月日 S52.10.28
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R24.10.28
R7.4.1 ~ 大阪地裁25民部総括
R4.4.1 ~ R7.3.31最高裁民事調査官室上席補佐
H31.4.1 ~ R4.3.31 最高裁民事調査官
H28.4.1 ~ H31.3.31 札幌地家裁苫小牧支部長
H25.12.2 ~ H28.3.31 東京地裁11民判事(労働部)
H25.4.1 ~ H25.12.1 東京地裁判事補
H22.4.1 ~ H25.3.31 熊本地家裁判事補
H21.8.16 ~ H22.3.31 東京地裁判事補
H19.7.1 ~ H21.8.15 在ストラスブール日本国総領事館領事
H19.4.1 ~ H19.6.30 最高裁民事局付
H13.10.17 ~ H19.3.31 東京地裁判事補

* 54期の鷹野旭裁判官及び57期の和久一彦裁判官は,判例時報2563号(2023年10月1日号)に「最高裁民事破棄判決等の実情-令和4年度-」を寄稿しています。

神谷厚毅裁判官(54期)の経歴

生年月日 S52.12.3
出身大学 京大
定年退官発令予定日 R24.12.3
R6.4.1 ~ 東京地裁25民判事
R2.4.1 ~ R6.3.31 最高裁民事調査官
H31.4.1 ~ R2.3.31 東京地裁29民判事(知財部)
H29.4.1 ~ H31.3.31 福岡高裁那覇支部判事
H28.4.1 ~ H29.3.31 那覇地家裁判事
H25.4.1 ~ H28.3.31 知財高裁第3部判事
H23.10.17 ~ H25.3.31 岡山地家裁倉敷支部判事
H22.4.1 ~ H23.10.16 岡山地家裁倉敷支部判事補
H19.4.1 ~ H22.3.31 宮崎地家裁判事補
H13.10.17 ~ H19.3.31 東京地裁判事補

北村治樹裁判官(54期)の経歴

生年月日 S48.1.28
出身大学 京大
定年退官発令予定日 R20.1.28
R3.7.16 ~ 法務省民事局参事官
R1.8.9 ~ R3.7.15 農水省大臣官房法務支援室長
H30.4.1 ~ R1.8.8 法務省民事局参事官
H27.4.1 ~ H30.3.31 法務省民事局付
H24.4.1 ~ H27.3.31 大津地家裁長浜支部判事
H23.10.17 ~ H24.3.31 東京地裁判事
H22.7.1 ~ H23.10.16 東京地裁判事補
H19.4.1 ~ H22.6.30 法務省民事局付
H17.4.1 ~ H19.3.31 那覇地家裁判事補
H16.4.1 ~ H17.3.31 那覇家地裁判事補
H13.10.17 ~ H16.3.31 東京地裁判事補

*1 以下の記事も参照してください。
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
・ 行政機関等への出向裁判官
・ 判検交流に関する内閣等の答弁
*2の1 時の法令 令和2年5月15日号 No.2097に「戸籍制度における国民の利便性の向上及び行政事務の効率化――マイナンバー制度における戸籍関係情報の情報連携、戸籍証明書等の広域交付等」と題する論文を投稿しています。
*2の2 マイナンバー制度は憲法13条に違反しません(最高裁令和5年3月9日判決)。

渡邊英夫裁判官(54期)の経歴

生年月日 S47.12.4
出身大学 東大
定年退官発令予定日 R19.12.4
R6.4.1 ~ デジタル庁統括官付参事官
R5.8.2 ~ R6.3.31 東京高裁11民判事
R2.1.6 ~ R5.8.1 法務省大臣官房司法法制部参事官
H31.4.1 ~ R2.1.5 東京地裁30民判事(医事部)
H28.4.1 ~ H31.3.31 長崎地家裁佐世保支部民事部部総括
H25.4.1 ~ H28.3.31 東京地裁14民判事(医事部)
H24.4.1 ~ H25.3.31 鹿児島地家裁名瀬支部長
H23.10.17 ~ H24.3.31 鹿児島家地裁名瀬支部判事
H23.4.1 ~ H23.10.16 鹿児島家地裁名瀬支部判事補
H22.7.1 ~ H23.3.31 東京地裁判事補
H19.7.1 ~ H22.6.30 法務省司法法制部付
H17.4.1 ~ H19.6.30 横浜地家裁川崎支部判事補
H16.4.1 ~ H17.3.31 住友化学(研修)
H16.3.22 ~ H16.3.31 横浜地家裁川崎支部判事補
H13.10.17 ~ H16.3.21 大阪地裁判事補

* 「渡辺英夫」と表記されていることもあります。