51期の裁判官

新井紅亜礼裁判官(51期)の経歴

生年月日 S47.7.15
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R19.7.15
R7.4.1 ~ 東京地裁15刑部総括
R6.4.1 ~ R7.3.31 千葉地裁1刑判事
R2.5.7 ~ R6.3.31 東京地家裁立川支部判事
H29.4.1 ~ R2.5.6 さいたま地裁2刑判事
H26.4.1 ~ H29.3.31 東京地裁1刑判事
H24.11.20 ~ H26.3.31 名古屋高裁2刑判事
H23.4.1 ~ H24.11.19 名古屋地裁判事
H21.4.11 ~ H23.3.31 千葉地家裁判事
H20.4.1 ~ H21.4.10 千葉地家裁判事補
H16.4.1 ~ H20.3.31 名古屋地家裁一宮支部判事補
H13.4.1 ~ H16.3.31 新潟地家裁長岡支部判事補
H11.4.11 ~ H13.3.31 東京地裁判事補

* 東京地裁立川支部令和5年12月14日判決(裁判長は51期の新井紅亜礼)は,東京都立川市のホテルで令和3年6月、風俗店店員の女性(当時31歳)らを殺傷したとして,殺人などの罪に問われた元少年の裁判員裁判で,懲役23年(求刑は懲役25年)を言い渡しました(産経新聞HPの「元少年に懲役23年 東京・立川のホテル殺傷」参照)。

國屋昭子裁判官(51期)の経歴

生年月日 S48.12.28
出身大学 東大
定年退官発令予定日 R20.12.28
R5.4.1 ~ 広島高裁岡山支部判事
R2.4.1 ~ R5.3.31 高松地家裁判事
H29.4.1 ~ R2.3.31 岡山地家裁判事
H26.4.1 ~ H29.3.31 神戸地家裁姫路支部判事
H23.4.1 ~ H26.3.31 東京地裁17民判事
H22.5.11 ~ H23.3.31 高松地家裁判事
H20.4.1 ~ H22.5.10 高松地家裁判事補
H18.7.1 ~ H20.3.31 さいたま地家裁越谷支部判事補
H15.8.1 ~ H18.6.30 東京地裁判事補
H14.6.30 依願退官
H13.4.1 ~ H14.6.29 横浜家地裁川崎支部判事補
H11.4.11 ~ H13.3.31 東京地裁判事補

* 香川大学法科大学院HPの「大野昭子」に,51期の國屋昭子裁判官の平成20年4月までの経歴が載っています。

下馬場直志裁判官(51期)の経歴

生年月日 S47.4.24
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R19.4.24
R5.4.1 ~ 東京高裁11民判事
R2.4.1 ~ R5.3.31 熊本家地裁判事
H29.4.1 ~ R2.3.31 東京地裁8民判事(商事部)
H26.4.1 ~ H29.3.31 福岡高裁宮崎支部判事
H23.4.1 ~ H26.3.31 東京地裁20民判事
H21.4.11 ~ H23.3.31 長崎地家裁大村支部判事
H20.4.1 ~ H21.4.10 長崎地家裁大村支部判事補
H16.4.1 ~ H20.3.31 京都地家裁判事補
H13.4.1 ~ H16.3.31 横浜地家裁川崎支部判事補
H11.4.11 ~ H13.3.31 大阪地裁判事補

升川智道裁判官(51期)の経歴

生年月日 S46.8.3
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R18.8.3
R5.4.1 ~ 名古屋高裁金沢支部判事
R2.10.16 ~ R5.3.31 津地家裁四日市支部判事
H31.4.1 ~ R2.10.15 名古屋高裁1民判事
H28.4.1 ~ H31.3.31 青森地家裁弘前支部長
H25.4.1 ~ H28.3.31 東京地裁43民判事
H22.4.1 ~ H25.3.31 岐阜地家裁高山支部判事
H21.4.11 ~ H22.3.31 岡山地家裁判事
H19.4.1 ~ H21.4.10 岡山地家裁判事補
H16.4.1 ~ H19.3.31 名古屋地裁判事補
H13.4.1 ~ H16.3.31 那覇地家裁判事補
H11.4.11 ~ H13.3.31 大阪地裁判事補

光吉恵子裁判官(51期)の経歴

生年月日 S47.12.8
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R19.12.8
R5.4.1 ~ 徳島地裁民事部部総括
R2.4.1 ~ R5.3.31 京都地裁6民判事(労働部)
H31.4.1 ~ R2.3.31 松江家地裁判事
H29.4.1 ~ H31.3.31 広島高裁松江支部判事
H26.4.1 ~ H29.3.31 東京家裁家事第4部判事
H23.4.1 ~ H26.3.31 松山地家裁今治支部判事
H21.4.11 ~ H23.3.31 名古屋高裁1民判事
H20.7.16 ~ H21.4.10 名古屋地裁判事補
H16.4.1 ~ H20.7.15 大阪地家裁岸和田支部判事補
H14.4.11 ~ H16.3.31 富山地家裁判事補
H13.4.1 ~ H14.4.10 富山家地裁判事補
H11.4.11 ~ H13.3.31 大阪地裁判事補

鈴木紀子裁判官(51期)の経歴

生年月日 S47.12.27
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R19.12.27
R7.4.1 ~ 大阪地裁15民部総括(交通部)
R5.4.1 ~ R7.3.31 大阪高裁10民判事
R2.4.1 ~ R5.3.31 京都地裁4民判事(交通部)
H30.4.1 ~ R2.3.31 釧路地裁民事部部総括
H27.4.1 ~ H30.3.31 大阪高裁12民判事
H24.4.1 ~ H27.3.31 津地家裁松阪支部判事
H21.4.11 ~ H24.3.31 高知地家裁判事
H21.4.1 ~ H21.4.10 高知地家裁判事補
H19.4.1 ~ H21.3.31 大阪法務局訟務部付
H16.4.1 ~ H19.3.31 大阪地家裁判事補
H13.4.1 ~ H16.3.31 岡山家地裁判事補
H11.4.11 ~ H13.3.31 京都地裁判事補

梅澤利昭裁判官(51期)の経歴

生年月日 S43.12.19
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R15.12.19
R5.4.1 ~ 富山地裁刑事部部総括
R2.4.1 ~ R5.3.31 大阪地裁13刑判事
H29.4.1 ~ R2.3.31 富山家地裁高岡支部判事
H25.4.1 ~ H29.3.31 大阪地裁15民判事(交通部)
H22.4.1 ~ H25.3.31 名古屋高裁金沢支部判事
H21.4.11 ~ H22.3.31 福井地家裁敦賀支部判事
H19.4.1 ~ H21.4.10 福井地家裁敦賀支部判事補
H16.4.1 ~ H19.3.31 京都地家裁判事補
H13.4.1 ~ H16.3.31 津地家裁四日市支部判事補
H11.4.11 ~ H13.3.31 名古屋地裁判事補

布施雄士裁判官(51期)の経歴

生年月日 S48.6.27
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R20.6.27
R5.4.1 ~ 札幌地裁1民部総括
R2.4.1 ~ R5.3.31 東京地裁36民判事(労働部)
H30.4.1 ~ R2.3.31 函館地裁民事部部総括
H29.4.1 ~ H30.3.31 函館地家裁判事
H26.4.1 ~ H29.3.31 東京高裁11民判事
H23.4.26 ~ H26.3.31 福島家地裁判事
H21.4.11 ~ H23.4.25 東京地裁判事
H20.4.1 ~ H21.4.10 東京地裁判事補
H18.4.1 ~ H20.3.31 釧路家地裁北見支部判事補
H16.4.1 ~ H18.3.31 東京地検検事
H13.4.1 ~ H16.3.31 山形家地裁判事補
H11.4.11 ~ H13.3.31 横浜地裁判事補

* 札幌地裁令和6年2月6日判決(裁判長は51期の布施雄士)は,北海道雄武町(おうむちょう)の男性職員(当時45歳)が自殺したのは過重労働が原因であるとして,遺族が町に約8200万円の損害賠償を求めた訴訟において,雄武町に約6500万円の支払いを命じました(産経新聞HPの「男性職員過労死、北海道雄武町に6500万円賠償命令 札幌地裁」参照)。

加本牧子裁判官(51期)の経歴

生年月日 S48.7.28
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R20.7.28
R7.3.27 ~ 東京地裁23民部総括
R5.4.1 ~ R7.3.26 東京高裁14民判事
R1.9.27 ~ R5.3.31 東京地裁37民判事
H31.4.1 ~ R1.9.26 東京高裁23民判事
H28.4.1 ~ H31.3.31 横浜地裁8民判事
H24.4.1 ~ H28.3.31 最高裁民事調査官
H21.4.11 ~ H24.3.31 東京地裁37民判事
H21.4.1 ~ H21.4.10 東京地裁判事補
H18.8.1 ~ H21.3.31 仙台地家裁判事補
H16.7.31 依願退官(その後,二弁に登録)
H13.4.1 ~ H16.7.30 横浜家地裁小田原支部判事補
H11.4.11 ~ H13.3.31 東京地裁判事補

*1 以下の記事も参照してください。
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 最高裁判所調査官
・ 最高裁判所判例解説
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
*2の1 東京地裁令和4年5月19日判決(裁判長は51期の加本牧子)は,女性や浪人生を不利に扱った順天堂大医学部の不正入試問題を巡り,元受験生の女性13人が大学側に計約5400万円の損害賠償を求めた訴訟において,差別的な取扱いによる精神的苦痛があったとして13人に合計約805万円の支払を命じました(日経新聞HPの「医学部入試「女性差別」、順天堂大に賠償命令 東京地裁」参照)。
*2の2 全日本病院協会HPに載ってある「病院のあり方に関する報告書」(2021年版)には,「現在勤務環境が十分整備されていないことを考慮する必要はあるが、女性医師は、当直業務への関与が少ない、地方勤務者が少ない、選択診療科の偏重もあり、現状では医師不足解消への寄与度は低い。」と書いてあります。
*3 東京地裁令和4年10月13日判決は,乗客乗員520人が犠牲となった昭和60年の日本航空ジャンボ機墜落事故で、乗客の遺族が日航に事故機のボイスレコーダー(操縦室音声記録装置)とフライトレコーダー(飛行記録装置)のデータの開示を求めた訴訟において,原告の請求を棄却しました(産経新聞HPの「日航機墜落事故 乗客遺族のデータ開示請求棄却 東京地裁」参照)。

堀内有子裁判官(51期)の経歴

生年月日 S47.2.19
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R19.2.19
R5.4.1 ~ 司研第一部教官
R3.4.1 ~ R5.3.31 横浜地裁7民判事(労働部)
R2.4.1 ~ R3.3.31 東京高裁5民判事
H28.4.1 ~ R2.3.31 最高裁民事調査官
H26.4.1 ~ H28.3.31 横浜地裁7民判事(労働部)
H23.11.1 ~ H26.3.31 大阪高裁13民判事
H21.4.11 任期終了退官
H19.4.1 ~ H21.4.10 静岡地家裁判事補
H16.4.1 ~ H19.3.31 千葉地家裁判事補
H13.4.1 ~ H16.3.31 浦和家地裁熊谷支部判事補
H11.4.11 ~ H13.3.31 横浜地裁判事補

山下博司裁判官(51期)の経歴

生年月日 S48.5.3
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R20.5.3
R5.4.1 ~ 前橋地裁2刑部総括
R2.4.1 ~ R5.3.31 宇都宮地家裁判事
H29.4.1 ~ R2.3.31 東京地裁17刑判事
H25.4.1 ~ H29.3.31 岐阜地家裁判事
H22.4.1 ~ H25.3.31 千葉地裁4刑判事
H21.4.11 ~ H22.3.31 広島家地裁呉支部判事
H19.4.1 ~ H21.4.10 広島家地裁呉支部判事補
H16.4.1 ~ H19.3.31 東京地検検事
H13.4.1 ~ H16.3.31 長野家地裁判事補
H11.4.11 ~ H13.3.31 東京地裁判事補

山本健一裁判官(51期)の経歴

生年月日 S39.1.14
出身大学 早稲田大
退官時の年齢 60歳
R6.3.31 依願退官
R5.4.1 ~ R6.3.30 名古屋地家裁豊橋支部判事
R2.4.1 ~ R5.3.31 津地家裁判事
H29.4.1 ~ R2.3.31 静岡地家裁浜松支部判事
H27.4.1 ~ H29.3.31 名古屋地裁6民判事
H25.10.1 ~ H27.3.31 名古屋高裁4民判事(弁護士任官・二弁)

*1 山本 健一 (Kenichi Yamamoto)と題するフェイスブックアカウントがあります。
*2 毎日新聞HPに「残業代なし、まるでブラック企業? 疲弊する裁判官 なり手も減少」が載っています。
*3 海城中学高等学校HP「海城入学の理由は「将来は法律に携わる職業に就きたい」だった 」と題する記事を寄稿しています。

野村武範裁判官(51期)の経歴

生年月日 S48.10.29
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R20.10.29
R5.4.1 ~ 大阪地裁24民部総括
R2.5.11 ~ R5.3.31 東京地裁48民判事
R2.4.1 ~ R2.5.10 東京高裁民事部判事
H29.4.1 ~ R2.3.31 名古屋地裁1民判事(労働部)
H25.4.1 ~ H29.3.31 最高裁民事調査官
H22.4.1 ~ H25.3.31 東京地裁16民判事
H21.4.11 ~ H22.3.31 大分地家裁判事
H18.4.1 ~ H21.4.10 大分地家裁判事補
H16.4.1 ~ H18.3.31 総務省自治行政局
H16.3.1 ~ H16.3.31 最高裁総務局付
H13.4.1 ~ H16.2.29 函館家地裁判事補
H11.4.11 ~ H13.3.31 東京地裁判事補

*1 以下の記事も参照してください。
・ 地方裁判所の専門部及び集中部
・ 最高裁判所調査官
・ 最高裁判所判例解説
・ 判事補の外部経験の概要
・ 行政機関等への出向裁判官
*2 東京地裁令和5年2月28日判決(担当裁判官は51期の野村武範)は,愛媛県を拠点に活動していた農業アイドル「愛の葉Girls」元メンバー(当時16歳)の自殺を巡り,遺族らが記者会見で所属会社「Hプロジェクト」(松山市)によるパワハラが原因だと発言し,名誉を傷つけられたとして,会社側が計約3700万円の損害賠償を求めた訴訟において,名誉毀損の成立を認めて合計567万円の支払を命じました(産経新聞HPの「アイドル遺族側に賠償命令 会見発言で名誉毀損認定 東京地裁」参照)。

平山馨裁判官(51期)の経歴

生年月日 S48.8.13
出身大学 不明
定年退官発令予定日 R20.8.13
R6.4.1 ~ 静岡地裁2民部総括
R3.4.1 ~ R6.3.31 東京地裁27民判事(交通部)
H30.4.1 ~ R3.3.31 那覇地裁2民部総括
H27.4.1 ~ H30.3.31 東京地裁38民判事(行政部)
H23.4.1 ~ H27.3.31 福岡地家裁小倉支部判事
H22.4.1 ~ H23.3.31 東京家裁判事
H20.4.1 ~ H22.3.31 最高裁家庭局付
H18.4.1 ~ H20.3.31 長崎地家裁厳原支部判事補
H15.4.1 ~ H18.3.31 名古屋地裁判事補
H11.4.11 ~ H15.3.31 横浜地裁判事補

*1 以下の記事も参照してください。
・ 部の事務を総括する裁判官の名簿(昭和37年度以降)
・ 地方裁判所の専門部及び集中部
・ 東京地裁民事第27部(交通部)
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
*2 交通事故の赤い本2023(令和5年)の下巻に,「いわゆる人傷一括払における代位に関する協定の効力」(最高裁令和4年3月24日判決を踏まえたものです。)を寄稿しています。
*3 東京地裁令和5年10月27日判決(裁判長は51期の平山馨)は,平成31年4月19日の東京・池袋の乗用車暴走事故で妻子を亡くした遺族9人が,車を運転していた旧通産省工業技術院元院長の飯塚幸三受刑者(92歳。禁錮5年の実刑確定)らに合計約1億7千万円の損害賠償を求めた訴訟において,飯塚受刑者に合計約1億4000万円の損害賠償を命じました(産経新聞HPの「池袋暴走、元院長に賠償命令 約1億4千万円、遺族提訴 「過失重大」と東京地裁」参照)。
*4 静岡地裁令和7年3月6日判決(裁判長は51期の平山馨)は,公立小学校教諭の原告が同僚との飲酒後に運転代行サービスを利用して自宅近くまで帰宅したにもかかわらず,再び自動車を運転して物損事故を起こしたとして静岡県教育委員会から令和元年8月20日付けで懲戒免職処分を受けた事案につき,原告が当時アレルギー薬の服用とアルコール摂取の相互作用によるせん妄状態で酒気帯び運転を認識できなかった可能性を検討し,その点を十分に考慮しなかった被告の処分決定が裁量権を逸脱又は濫用したとみなし,飲酒運転における故意や過失の度合いを見極めずに行われた懲戒処分は非難可能性の程度を十分考慮したとはいえないと指摘した上で,本件懲戒免職処分を取り消すとともに訴訟費用を被告の負担とする主文を示し,さらに原告が代行業者の離脱後に不可解な経路を走行していた事実からも,単純な酩酊とは異なるせん妄特有の注意障害や記憶障害の存在をうかがわせ,なお,判決時には別件行政訴訟の確定判決を踏まえた判断も参照されたものの,懲戒事由を認定するに当たり原告の事理弁識能力を十分に検討しなかった点が重大な欠缺とされ,詐病の可能性は低いとして原告の主張を排斥しなかったものです。(ChatGPT o1 pro作成の要約をベースにした記載です。)。

杉原崇夫裁判官(51期)の経歴

生年月日 S45.12.24
出身大学 九州大
退官時の年齢 54歳
R7.3.31 依願退官
R5.7.1 ~ R7.3.30 福岡高裁2刑判事
R2.4.1 ~ R5.6.30 熊本地裁刑事部判事
H29.4.1 ~ R2.3.31 佐賀地家裁判事
H26.4.1 ~ H29.3.31 福岡地家裁小倉支部判事
H23.4.1 ~ H26.3.31 大阪地裁14刑判事
H21.4.11 ~ H23.3.31 福岡高裁2刑判事
H19.4.1 ~ H21.4.10 福岡地家裁判事補
H16.4.1 ~ H19.3.31 鹿児島地家裁判事補
H13.4.1 ~ H16.3.31 佐賀家地裁判事補
H11.4.11 ~ H13.3.31 福岡地裁判事補

*0 真和中学・高等学校HP「Career Guidance 真和が今の原点です」51期の杉原崇夫の顔写真が載っています。
*1 以下の記事も参照してください。
・ 地方裁判所支部及び家庭裁判所支部
*2の1 平成19年4月17日発生の長崎市長射殺事件に関する長崎地裁平成20年5月26日判決(39期の松尾嘉倫49期の安永武央及び56期の内藤寿彦)(判例秘書に掲載)は死刑を言い渡したものの,福岡高裁平成21年9月29日判決(26期の松尾昭一49期の今泉裕登及び51期の杉原崇夫)は原判決を破棄して無期懲役を言い渡し,最高裁平成24年1月16日決定で支持されました。
*2の2 最高裁平成24年1月16日決定は,以下のとおり判示して福岡高裁平成21年9月29日判決に対する検察官及び弁護人の上告を棄却しました(改行を追加しています。)。
    原判決は,これらの事情等に照らし,被告人の刑事責任は誠に重大であるとしつつも,本件においては殺害された者は1名であることを考慮する必要があるとした上で,本件犯行は,組織内で孤立していた被告人が,経済的に困窮し,自己の病気等により自暴自棄になる中,長崎市への不当要求等が思いどおりにならなかったことで思い詰めて,これがいわば暴発したという側面もあり,経済的利益等何らかの利益を得るために実行した事案とはいえず,本件犯行の動機,目的自体には利欲目的はなかったとし,さらに,何らかの政治的信条に基づき,その主義主張を実現する手段として,本件犯行に及んだものではなく,本件の主要な動機は被害者に対する恨みであり,選挙妨害そのものを目的としたものではないことなどを指摘する。
    そして,以上の事情は,本件犯行の量刑評価に当たって軽視できない犯情であり,これらの事情も総合考慮すると,被告人に対し,死刑を選択することについてはなおちゅうちょせざるを得ないと判示している。
    原判決のこのような判断は首肯し得ないではなく,第1審判決を破棄し,被告人を無期懲役に処した原判決が,刑の量定において甚だしく不当であるということはできない。
*3 令和2年11月15日に自宅の自室で双子を死産し,同月19日に死体遺棄容疑で逮捕されたベトナム人技能実習生は同年12月10日に死体遺棄罪で起訴されましたところ,その後の裁判経過は以下のとおりです。
① 熊本地裁令和3年7月20日判決(担当裁判官は51期の杉原崇夫)は,懲役8月・執行猶予3年の有罪判決となりました。
② 福岡高裁令和4年1月19日判決(担当裁判官は40期の辻川靖夫54期の武林仁美及び61期の倉知泰久)は,熊本地裁令和3年7月20日判決を破棄して,懲役3月・執行猶予2年の有罪判決となりました。
③ 最高裁令和5年3月24日判決福岡高裁令和4年1月19日判決を破棄して無罪判決となりました。


*4 熊本日日新聞HPの「熊本地裁の刑事裁判、特定の裁判官が〝即日判決〟連発 開廷30分で実刑も 「拙速では」と疑問の声」は,51期の杉原崇夫裁判官に関する記事です。