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刑事再審事件の申立て・各種決定・再審無罪判決(榎井村事件以降の日弁連再審支援事件)(AIリライト)

第1 本記事の対象及び見方

1 掲載対象

本記事は,榎井村事件以降の日弁連再審支援事件について,再審請求の申立て,本案に関する決定,刑の執行停止に関する決定,請求人死亡による手続終了,再審公判の判決及び無罪判決の確定を,判明した範囲で年月日順に掲載するものである。

不服申立てに対する決定は,請求人と検察官のいずれが不服を申し立てたか,原判断が維持されたか取り消されたかをできる限り明記した。裁判所ウェブサイトで決定本文を確認できたものについては,事件番号及びリンクも付した。

2 現在の日弁連支援事件との区別

日弁連の公開ページは,令和8年8月16日現在,「無罪が確定していない事件」として,名張毒ぶどう酒事件,マルヨ無線事件,大崎事件,日野町事件,鶴見事件,恵庭殺人事件,姫路郵便局強盗事件,豊川事件,小石川事件及び難波ビデオ店放火殺人事件の10件を掲載している。

これに対し,日本弁護士連合会『令和7年度会務報告書』47頁~48頁が令和8年3月31日現在の支援事件として掲げる13件には,その後に無罪判決が確定した袴田事件及び福井女子中学生殺人事件並びに既に無罪判決が確定していた湖東事件も含まれている。両資料は基準日及び表示目的が異なるため,本記事では,過去に日弁連の支援対象となった事件の時系列と,現在の未確定事件の一覧を区別している。

3 榎井村事件以降を対象とする理由

日弁連の「えん罪被害者を一刻も早く救済するために再審法の速やかな改正を求める決議」(令和元年10月4日)は,1990年代の日弁連支援事件で再審開始に至ったのが榎井村事件1件にとどまった時期を,「再審冬の時代」又は「逆流現象」と説明している。本記事は,この時期以降の支援事件の経過を通覧できるよう,榎井村事件の再審請求が申し立てられた平成2年から掲載する。

第2 申立て・決定・再審無罪判決の時系列

1 令和8年

月日事件手続・結果
3月24日マルヨ無線事件第7次再審請求福岡地裁第2刑事部が再審請求を棄却する決定をした。
3月19日難波ビデオ店放火殺人事件第2次再審請求大阪地裁第12刑事部が再審請求を棄却する決定をした。
3月16日豊川事件再審請求最高裁第二小法廷が請求人の特別抗告を棄却した。
2月24日日野町事件第2次再審請求最高裁第二小法廷が検察官の特別抗告を棄却し,大津地裁の再審開始決定が確定した(最高裁令和5年(し)第155号)。

2 令和7年

月日事件手続・結果
8月1日福井女子中学生殺人事件検察官が上告せず,再審無罪判決が確定した。
7月18日福井女子中学生殺人事件の再審公判名古屋高裁金沢支部が検察官の控訴を棄却し,無罪判決を言い渡した。
3月26日姫路郵便局強盗事件第2次再審請求神戸地裁姫路支部に再審請求が申し立てられた。
3月21日鶴見事件第3次再審請求最高裁第三小法廷が請求人の特別抗告を棄却した。
2月25日大崎事件第4次再審請求最高裁第三小法廷が請求人の特別抗告を棄却した(最高裁令和5年(し)第412号)。

3 令和6年

月日事件手続・結果
10月23日福井女子中学生殺人事件第2次再審請求名古屋高裁金沢支部が再審開始決定をした。
10月9日袴田事件検察官が控訴せず,静岡地裁の再審無罪判決が確定した。
9月26日袴田事件の再審公判静岡地裁が無罪判決を言い渡した。
5月31日鶴見事件第3次再審請求東京高裁が請求人の即時抗告を棄却した。
1月29日名張毒ぶどう酒事件第10次再審請求最高裁が請求人の特別抗告を棄却した。

4 令和5年

月日事件手続・結果
11月7日鶴見事件第3次再審請求横浜地裁が再審請求を棄却する決定をした。
6月7日豊川事件再審請求名古屋高裁刑事第2部が請求人の異議申立てを棄却し,同高裁刑事第1部の再審請求棄却決定を維持した。
6月5日大崎事件第4次再審請求福岡高裁宮崎支部が請求人の即時抗告を棄却した。
3月20日袴田事件第2次再審請求東京高検が特別抗告をせず,再審開始決定が確定した。
3月13日袴田事件第2次再審請求の差戻後即時抗告審東京高裁が検察官の即時抗告を棄却し,静岡地裁の再審開始決定を維持した(東京高裁令和3年(く)第14号)。
2月27日日野町事件第2次再審請求大阪高裁が検察官の即時抗告を棄却し,大津地裁の再審開始決定を維持した。

5 令和4年

月日事件手続・結果
12月12日小石川事件再審請求最高裁が請求人の特別抗告を棄却した。
10月14日福井女子中学生殺人事件第2次再審請求再審請求が申し立てられた。
6月22日大崎事件第4次再審請求鹿児島地裁が再審請求を棄却する決定をした。
4月7日小石川事件再審請求東京高裁が請求人の即時抗告を棄却した。
3月30日姫路郵便局強盗事件再審請求最高裁が請求人の特別抗告を棄却した。
3月3日名張毒ぶどう酒事件第10次再審請求異議審の名古屋高裁が請求人の異議申立てを棄却した。

6 令和3年

月日事件手続・結果
12月24日鶴見事件第3次再審請求横浜地裁に再審請求が申し立てられた。
11月11日鶴見事件第2次再審請求請求人の死亡により手続が終了した。
6月30日姫路郵便局強盗事件再審請求大阪高裁が請求人の即時抗告を棄却した。
4月12日恵庭殺人事件第2次再審請求最高裁が請求人の特別抗告を棄却した。

7 令和2年

月日事件手続・結果
12月22日袴田事件第2次再審請求最高裁が東京高裁の再審請求棄却決定を破棄し,同高裁に差し戻した。
6月15日姫路郵便局強盗事件再審請求差戻審の神戸地裁が再審請求を棄却する決定をした。
3月31日湖東事件の再審公判大津地裁が無罪判決を言い渡した。
3月31日小石川事件再審請求東京地裁が再審請求を棄却する決定をした。
3月30日大崎事件第4次再審請求再審請求が申し立てられた。

8 平成31年・令和元年

年月日事件手続・結果
令和元年11月5日難波ビデオ店放火殺人事件第2次再審請求再審請求が申し立てられた。
令和元年7月17日難波ビデオ店放火殺人事件第1次再審請求最高裁が請求人の特別抗告を棄却した。
令和元年6月25日大崎事件第3次再審請求最高裁が原決定及び原々決定を取り消し,再審請求を棄却した。
平成31年3月28日松橋事件の再審公判熊本地裁が無罪判決を言い渡した。
平成31年3月18日湖東事件第2次再審請求最高裁が検察官の特別抗告を棄却し,再審開始決定が確定した。
平成31年1月25日豊川事件再審請求名古屋高裁刑事第1部が再審請求を棄却する決定をした。

9 平成30年

月日事件手続・結果
10月10日松橋事件再審請求最高裁が検察官の特別抗告を棄却し,再審開始決定が確定した。
10月9日難波ビデオ店放火殺人事件第1次再審請求大阪高裁が請求人の即時抗告を棄却した。
8月27日恵庭殺人事件第2次再審請求札幌高裁が請求人の即時抗告を棄却した。
7月11日日野町事件第2次再審請求大津地裁が再審開始決定をした。
6月11日袴田事件第2次再審請求東京高裁が静岡地裁の再審開始決定を取り消し,再審請求を棄却した。ただし,拘置の執行停止は取り消さなかった。
3月20日恵庭殺人事件第2次再審請求札幌地裁が再審請求を棄却する決定をした。
3月12日大崎事件第3次再審請求福岡高裁宮崎支部が検察官の即時抗告を棄却した。

10 平成29年

月日事件手続・結果
12月27日鶴見事件第1次再審請求が取り下げられ,同日,第2次再審請求が申し立てられた。
12月20日湖東事件第2次再審請求大阪高裁が再審開始決定をした。
12月8日名張毒ぶどう酒事件第10次再審請求名古屋高裁が再審請求を棄却する決定をした。
11月29日松橋事件再審請求福岡高裁が検察官の即時抗告を棄却した。
10月31日姫路郵便局強盗事件再審請求最高裁が検察官の特別抗告を棄却し,大阪高裁の破棄差戻決定が確定した。
6月28日大崎事件第3次再審請求鹿児島地裁が再審開始決定をした。
1月10日恵庭殺人事件第2次再審請求再審請求が申し立てられた。

11 平成28年

月日事件手続・結果
8月10日東住吉事件の各再審公判大阪地裁が請求人2名に無罪判決を言い渡した。
7月15日豊川事件再審請求名古屋高裁に再審請求が申し立てられた。
6月30日松橋事件再審請求熊本地裁が再審開始決定をした。
6月13日恵庭殺人事件第1次再審請求最高裁が請求人の特別抗告を棄却した。
3月30日難波ビデオ店放火殺人事件第1次再審請求大阪地裁が再審請求を棄却する決定をした。
3月15日姫路郵便局強盗事件再審請求大阪高裁が神戸地裁姫路支部の再審請求棄却決定を破棄し,同支部に差し戻した。

12 平成27年

月日事件手続・結果
11月6日名張毒ぶどう酒事件第10次再審請求再審請求が申し立てられた。
10月26日東住吉事件大阪高裁が刑の執行停止決定に対する検察官の異議申立てを棄却し,請求人2名が釈放された。
10月23日東住吉事件再審請求大阪高裁が検察官の即時抗告を棄却するとともに,刑の執行を停止する決定をした。
10月15日名張毒ぶどう酒事件第9次再審請求請求人の死亡により手続が終了した。
9月30日湖東事件第2次再審請求大津地裁が再審請求を棄却する決定をした。
7月17日恵庭殺人事件第1次再審請求札幌高裁が請求人の即時抗告を棄却した。
7月8日大崎事件第3次再審請求再審請求が申し立てられた。
6月24日小石川事件再審請求再審請求が申し立てられた。
5月15日名張毒ぶどう酒事件第8次再審請求の特別抗告が取り下げられ,同日,第9次再審請求が申し立てられた。
2月2日大崎事件第2次再審請求最高裁が請求人の特別抗告を棄却した。
1月9日名張毒ぶどう酒事件第8次再審請求異議審の名古屋高裁が請求人の異議申立てを棄却した。

13 平成26年

月日事件手続・結果
12月10日福井女子中学生殺人事件第1次再審請求最高裁第二小法廷が請求人の特別抗告を棄却した(最高裁平成25年(し)第133号)。
7月15日大崎事件第2次再審請求福岡高裁宮崎支部が請求人の即時抗告を棄却した。
5月28日名張毒ぶどう酒事件第8次再審請求名古屋高裁が再審請求を棄却する決定をした。
5月28日難波ビデオ店放火殺人事件第1次再審請求再審請求が申し立てられた。
4月21日恵庭殺人事件第1次再審請求札幌地裁が再審請求を棄却する決定をした。
3月28日姫路郵便局強盗事件再審請求神戸地裁姫路支部が再審請求を棄却する決定をした。
3月27日袴田事件第2次再審請求静岡地裁が再審開始決定をし,死刑及び拘置の執行を停止する決定をした。

14 平成25年

月日事件手続・結果
11月5日名張毒ぶどう酒事件第8次再審請求再審請求が申し立てられた。
10月16日名張毒ぶどう酒事件第7次再審請求最高裁第一小法廷が請求人の特別抗告を棄却した(最高裁平成24年(し)第268号)。
7月16日マルヨ無線事件第7次再審請求再審請求が申し立てられた。
6月26日マルヨ無線事件第6次再審請求最高裁が請求人の特別抗告を棄却した。
3月6日大崎事件第2次再審請求鹿児島地裁が再審請求を棄却する決定をした。
3月6日福井女子中学生殺人事件第1次再審請求名古屋高裁が名古屋高裁金沢支部の再審開始決定を取り消し,再審請求を棄却した。

15 平成24年

月日事件手続・結果
11月7日東京電力女性社員殺害事件の再審公判東京高裁が確定第一審の無罪判決に対する検察官の控訴を棄却した。
10月5日恵庭殺人事件第1次再審請求再審請求が申し立てられた。
9月28日湖東事件第2次再審請求再審請求が申し立てられた。
9月18日東住吉事件最高裁が,大阪高裁による刑の執行停止決定取消しに対する請求人の特別抗告を棄却した。
7月31日東京電力女性社員殺害事件東京高裁が再審開始決定及び刑の執行停止決定に対する検察官の異議申立てをいずれも棄却した。
6月7日東京電力女性社員殺害事件東京高裁が再審開始決定及び刑の執行停止決定をした。
5月25日名張毒ぶどう酒事件第7次再審請求差戻審の名古屋高裁が再審請求を棄却する決定をした。
4月13日鶴見事件第1次再審請求横浜地裁が再審請求を棄却する決定をした。
4月2日東住吉事件大阪高裁が大阪地裁の刑の執行停止決定を取り消した。
3月30日日野町事件第2次再審請求再審請求が申し立てられた。
3月29日マルヨ無線事件第6次再審請求福岡高裁が請求人の即時抗告を棄却した。
3月29日東住吉事件大阪地裁が刑の執行を停止する決定をした。
3月12日松橋事件再審請求再審請求が申し立てられた。
3月7日東住吉事件再審請求大阪地裁が再審開始決定をした。
3月2日姫路郵便局強盗事件再審請求再審請求が申し立てられた。

16 平成23年

月日事件手続・結果
11月30日福井女子中学生殺人事件第1次再審請求名古屋高裁金沢支部が再審開始決定をした。
8月24日湖東事件第1次再審請求最高裁が請求人の特別抗告を棄却した。
5月24日布川事件の再審公判水戸地裁土浦支部が無罪判決を言い渡した。
5月23日湖東事件第1次再審請求大阪高裁が請求人の即時抗告を棄却した。
3月30日湖東事件第1次再審請求大津地裁が再審請求を棄却する決定をした。
3月30日日野町事件第1次再審請求即時抗告事件が請求人の死亡により終了した。

17 平成22年

月日事件手続・結果
9月21日湖東事件第1次再審請求大津地裁に再審請求が申し立てられた。
8月30日大崎事件第2次再審請求再審請求が申し立てられた。
4月5日名張毒ぶどう酒事件第7次再審請求最高裁第三小法廷が名古屋高裁の再審請求棄却決定を破棄し,同高裁に差し戻した(最高裁平成19年(し)第23号)。
3月26日足利事件の再審公判宇都宮地裁が無罪判決を言い渡した。

18 平成21年

月日事件手続・結果
12月14日布川事件第2次再審請求最高裁第二小法廷が検察官の特別抗告を棄却し,再審開始決定が確定した(最高裁平成20年(し)第281号)。
8月7日東住吉事件女性受刑者が再審請求を申し立てた。
7月7日東住吉事件男性受刑者が再審請求を申し立てた。
6月23日足利事件再審請求東京高裁が再審開始決定をした。

19 平成20年

月日事件手続・結果
7月14日布川事件第2次再審請求東京高裁が検察官の即時抗告を棄却した。
4月25日袴田事件第2次再審請求再審請求が申し立てられた。
3月26日マルヨ無線事件第6次再審請求福岡地裁が再審請求を棄却する決定をした。
3月24日袴田事件第1次再審請求最高裁第二小法廷が請求人の特別抗告を棄却した(最高裁平成16年(し)第258号)。
2月13日足利事件再審請求宇都宮地裁が再審請求を棄却する決定をした。

20 平成18年

月日事件手続・結果
12月26日名張毒ぶどう酒事件第7次再審請求異議審の名古屋高裁が再審開始決定を取り消し,再審請求を棄却した。
4月16日鶴見事件第1次再審請求再審請求が申し立てられた。
3月27日日野町事件第1次再審請求大津地裁が再審請求を棄却する決定をした。
1月30日大崎事件第1次再審請求最高裁が請求人の特別抗告を棄却した。

21 平成17年

月日事件手続・結果
9月21日布川事件第2次再審請求水戸地裁土浦支部が再審開始決定をした。
4月5日名張毒ぶどう酒事件第7次再審請求名古屋高裁が再審開始決定をした。
3月24日東京電力女性社員殺害事件再審請求再審請求が申し立てられた。

22 平成16年

月日事件手続・結果
12月9日大崎事件第1次再審請求福岡高裁宮崎支部が検察官の即時抗告を認め,鹿児島地裁の再審開始決定を取り消して再審請求を棄却した。
8月26日袴田事件第1次再審請求東京高裁が請求人の即時抗告を棄却した。
7月15日福井女子中学生殺人事件第1次再審請求再審請求が申し立てられた。

23 平成14年

月日事件手続・結果
12月25日足利事件再審請求再審請求が申し立てられた。
4月10日名張毒ぶどう酒事件第7次再審請求再審請求が申し立てられた。
4月8日名張毒ぶどう酒事件第6次再審請求最高裁が請求人の特別抗告を棄却した。
3月26日大崎事件第1次再審請求鹿児島地裁が再審開始決定をした。

24 平成13年

月日事件手続・結果
12月6日布川事件第2次再審請求再審請求が申し立てられた。
11月14日日野町事件第1次再審請求大津地裁に再審請求が申し立てられた。

25 平成11年

月日事件手続・結果
9月10日名張毒ぶどう酒事件第6次再審請求異議審の名古屋高裁が請求人の異議申立てを棄却した。

26 平成10年

月日事件手続・結果
10月30日マルヨ無線事件第6次再審請求再審請求が申し立てられた。
10月27日マルヨ無線事件第5次再審請求最高裁が請求人の特別抗告を棄却した。
10月8日名張毒ぶどう酒事件第6次再審請求名古屋高裁が再審請求を棄却する決定をした。

27 平成9年

月日事件手続・結果
1月30日名張毒ぶどう酒事件第6次再審請求再審請求が申し立てられた。
1月28日名張毒ぶどう酒事件第5次再審請求最高裁が請求人の特別抗告を棄却した。

28 平成7年

月日事件手続・結果
4月19日大崎事件第1次再審請求再審請求が申し立てられた。
3月28日マルヨ無線事件第5次再審請求福岡高裁が請求人の即時抗告を棄却した。

29 平成6年

月日事件手続・結果
8月9日袴田事件第1次再審請求静岡地裁が再審請求を棄却する決定をした。
3月22日榎井村事件の再審公判高松高裁が無罪判決を言い渡した。

30 平成5年

月日事件手続・結果
11月1日榎井村事件再審請求高松高裁が再審開始決定をした。
3月31日名張毒ぶどう酒事件第5次再審請求異議審の名古屋高裁が請求人の異議申立てを棄却した。

31 平成4年

月日事件手続・結果
9月9日布川事件第1次再審請求最高裁が請求人の特別抗告を棄却した。
4月27日榎井村事件再審請求における裁判官忌避申立て最高裁第一小法廷が特別抗告を棄却した(最高裁平成3年(し)第125号)。

32 平成2年

月日事件手続・結果
3月19日榎井村事件再審請求再審請求が申し立てられた。

33 昭和63年

月日事件手続・結果
12月14日名張毒ぶどう酒事件第5次再審請求名古屋高裁が再審請求を棄却する決定をした。
10月5日マルヨ無線事件第5次再審請求福岡地裁が再審請求を棄却する決定をした。
2月22日布川事件第1次再審請求東京高裁が請求人の即時抗告を棄却した。

34 昭和62年

月日事件手続・結果
3月31日布川事件第1次再審請求水戸地裁土浦支部が再審請求を棄却する決定をした。

35 昭和58年

月日事件手続・結果
12月23日布川事件第1次再審請求再審請求が申し立てられた。

36 昭和56年

月日事件手続・結果
4月20日袴田事件第1次再審請求再審請求が申し立てられた。

37 昭和54年

月日事件手続・結果
2月1日マルヨ無線事件第5次再審請求再審請求が申し立てられた。

38 昭和52年

月日事件手続・結果
5月18日名張毒ぶどう酒事件第5次再審請求再審請求が申し立てられた。

第3 再審制度及び関連情報

再審請求の要件,不服申立ての仕組みその他の制度説明については,「刑事の再審事件」を参照されたい。

捜査・公判活動の公式検証資料を事件横断で比較する場合は,「冤罪事件の検証報告書から見る捜査・公判活動の問題点(AIリライト)」を参照されたい。

刑事訴訟法の一部を改正する法律は,令和8年7月17日に成立し,同月24日に令和8年法律第67号として公布された。同法は段階的に施行される。成立法の内容,施行日の区分及び未施行の本体部分については,令和8年の再審制度改正――証拠開示,検察官抗告,施行日及び残された論点を参照されたい。本記事の時系列は各事件で実際にされた申立て及び裁判を記録するものであり,改正法の施行状況とは区別している。

なお,再審請求とは別の不服申立てについては,「刑事事件の上告棄却決定に対する異議の申立て」も参照されたい。

第4 出典

1 裁判所及び法務省の資料

最高裁第二小法廷令和8年2月24日決定(令和5年(し)第155号,裁判所ウェブサイト)

最高裁第三小法廷令和7年2月25日決定(令和5年(し)第412号,裁判所ウェブサイト)

東京高裁令和5年3月13日決定(令和3年(く)第14号,裁判所ウェブサイト)

最高裁第三小法廷平成22年4月5日決定(平成19年(し)第23号,裁判所ウェブサイト)

最高裁第一小法廷平成25年10月16日決定(平成24年(し)第268号,裁判所ウェブサイト)

最高裁第二小法廷平成21年12月14日決定(平成20年(し)第281号,裁判所ウェブサイト)

最高裁第二小法廷平成26年12月10日決定(平成25年(し)第133号,裁判所ウェブサイト)

最高裁第二小法廷平成20年3月24日決定(平成16年(し)第258号,裁判所ウェブサイト)

最高裁第一小法廷平成4年4月27日決定(平成3年(し)第125号,裁判所ウェブサイト)

⑩法務省「本人等の再審請求に基づく再審開始決定に対する検察官の不服申立て状況等」

⑪法務省袴田事件の再審無罪判決確定に関する令和6年10月11日法務大臣記者会見要旨

⑫法務省福井女子中学生殺人事件の再審無罪判決確定に関する令和7年8月5日法務大臣記者会見要旨

⑬法務省「刑事訴訟法の一部を改正する法律案」

2 日弁連及び弁護士会の資料

①日本弁護士連合会「日弁連が支援している再審事件」

②日本弁護士連合会『令和7年度会務報告書』47頁~48頁

③日本弁護士連合会『第62回人権擁護大会シンポジウム第3分科会基調報告書・冤罪被害の救済と再審法の改正』(令和元年)9頁~73頁

④日本弁護士連合会「えん罪被害者を一刻も早く救済するために再審法の速やかな改正を求める決議」(令和元年10月4日)

⑤日本弁護士連合会「『豊川事件』異議申立棄却決定に関する会長声明」(令和5年6月7日)及び「『豊川事件』特別抗告棄却決定に関する会長声明」(令和8年3月26日)

⑥日本弁護士連合会「『難波ビデオ店放火殺人事件』第2次再審請求棄却決定に関する会長声明」(令和8年3月23日)

⑦日本弁護士連合会「『マルヨ無線事件』第7次再審請求棄却決定に関する会長声明」(令和8年3月25日)

⑧日本弁護士連合会「『鶴見事件』第3次再審請求棄却決定に関する会長声明」(令和5年11月29日)

⑨令和8年3月16日の豊川事件,同月19日の難波ビデオ店放火殺人事件及び同月24日のマルヨ無線事件については,決定本文及び事件番号を裁判所HPで確認できなかったため,前記の日弁連会長声明及び日本弁護士連合会『令和7年度会務報告書』47頁~48頁により,決定日,裁判所及び結論を確認した。

⑩近畿弁護士会連合会『第37回近畿弁護士会連合会大会第2分科会基調報告書』(令和7年)199頁以下

3 文献

①日弁連人権擁護委員会『再審通信』第91号(平成29年11月1日)

②日本弁護士連合会『自由と正義』令和5年10月号10頁~19頁