ケーブル及びUSB等に関するメモ書き


目次

1 ディスプレイケーブル関係
2 LANケーブル関係
3 充電ケーブル関係
4 USBケーブル関係
5 コンセント関係
6 関連記事

1 ディスプレイケーブル関係
(1) ディスプレイケーブルの種類
    ディスプレイケーブルとしては以下のものがあります(ELECOM HPの「映像の出力・入力はケーブル選びが重要!ディスプレイケーブルの種類と選び方」参照)。
① DisplayPort
・ デジタル式であり,1本のケーブルで映像・音声・制御信号を伝送できます。
・ パソコンモニターを中心に搭載されています。
・ 端子が小型のミニDisplayPortもあります。
② HDMI
・ デジタル式であり,1本のケーブルで映像と音声を伝送できます。
・ 通常サイズのタイプAのほか,ミニHDMI(タイプC)及びマイクロHDMI(タイプD)があります(ELECOM HPの「Q.【HDMI】HDMIケーブルのタイプA、C、Dとは何のことですか?」参照)。
③ DVI
・ デジタル・アナログ両方の信号に対応しているのがDVI-Iであり,デジタル信号にのみ対応しているのがDVI-Dであり,アナログ信号にのみ対応しているのがDVI-Aでありますところ,単にDVIと書いてある場合,DVI-Dを意味していることが多いです。
・ 映像しか伝送できません。
・ DVI端子は3種類ですが,DVIケーブルは5種類あります(penpenのパソコン入門HP「DVI-I・DVI-D・DVI-Aの違い」参照)。
④ VGA
・ アナログ式のディスプレイケーブルです。
・ D-subには9ピン,15ピン,25ピン,37ピン及び50ピンがありますところ,15ピンのD-subがVGAになります。
・ 映像しか伝送できません。
⑤ MHL
・ microUSBポートを使ってモニターに映像や音声信号を出力できます。
⑥ USB Type-C
・ 上下左右対称のシンメトリーデザインであり,映像及び音声信号を伝送できますし,「USB Power Delivery」という高速給電規格に対応しています。
⑦ Thunderbolt3/4
・ 端子の形状はUSB Type-Cと同じであり,Thunderbolt接続に対応したUSB Type-Cケーブルの上位互換というイメージです。
・ 稲妻マークに数字の3又は4が書いてあります。
(2) その他メモ書き
ア uzurea.net「AVケーブルの種類とその端子(コネクタ)形状一覧。コンポジットからHDMIまで」が載っています。
イ サンワダイレクトHP「Type-C変換アダプタのおすすめ12選|HDMI、VGA、displayport、LANに変換」が載っています。
ウ モニターの電源を切った場合,DisplayPortのときはパソコンとの接続が失われるのに対し,HDMIのときはパソコンとの接続が失われません(けしろぐブログ「HDMIとDisplayPort どっちが良い?→迷ったらHDMIがいいよ」参照)。
エ さっさん部ログ「キャプチャーボードとは?今更人に聞けないキャプチャーボードの役割について解説します」(2021年3月31日付)には以下の記載があります。
キャプチャーボードとは、一言でいうとPS4やNintendo Switchなどのゲームプレイ画面をPCに取り込むために必要なものです。
つまりこれを使うことでゲーム画面を録画したり、YouTubeなどでライブ配信することができます。
▼最近のPCにはHDMI端子が搭載されているものがほとんどですが、それはPC画面をモニターに出力するためのもの(HDMI OUT)で、他の機器からの映像入力(HDMI IN)に対応したものではありません。
オ PC WATCH「「USB Type-C」と「Thunderbolt」って同じもの?よく分かる最新コネクタ解説」には以下の記載があります。
(山中注:2020年に登場した)Thunderbolt 4ケーブルが1本あれば、現行のUSB Type-Cケーブルでできる、あらゆることができてしまう。正確には1つだけ「USB 3.2 Gen 2×2での転送をサポートしている場合とそうでない場合がある」という例外はあるのだが、これが問題になるのはかなりのレアケースだ。


2 LANケーブル関係
(1) イーサプライ本店HP「LANケーブル、正しく選べていますか?」が載っています。
(2) PoEとは「Power over Ethernet」の略であり,電源コンセントやアダプタを必要とせずにネットワークケーブルから電子機器に電力供給ができるシステムのことをいいます(PANDUIT HP「PoEをより快適に|ケーブルの選び方で環境を変えよう」参照)。

3 充電ケーブル関係
(1) 充電ケーブルとしては,以下のものがあります。
① USB Micro-B(USBマイクロB)
② USB Type-C(USBタイプC)
③ Lightning(ライトニング)
(2) 充電ケーブルには「充電専用」と,「充電・データ転送対応」のものがありますところ,パソコンとスマートフォンやタブレット端末を接続してデータの同期や転送を行なう場合,「充電・データ転送対応」の充電ケーブルが必要となります(チエネッタHP「Q. スマートフォンやタブレット端末につなぐ充電ケーブルの選び方がわかりません」参照)。
(3) 充電ケーブルではありませんが,置くだけで充電ができる,ワイヤレス充電の規格としてQi(チー)がありますところ,「Qi」という規格に対応したスマートフォン及びタブレット端末が対象です。

4 USBケーブル関係
(1) USBケーブルの種類
    USBケーブルの形状としては以下のものがあります(ソフトバンクニュースの「【解説】USBケーブルの種類がまるわかり! ケーブルの見分け方や使い方を解説します」,及びTIME&SPACE「『USB』の違いってなに?Lightning、Type-C、USB3.0、micro USBなど各ケーブルと対応機種は…」参照)。
① USB Type-A(2.0)及びUSB Type-A(3.0)
・ パソコン側に接続されることが多いです。
・ 平べったい長方形をしていて,端子を見ると青や白の部分があります。
・ 形状的にはUSB(1.1)(最大転送速度は12Mbps)と同じです。
・ USB2.0の最大転送速度は480Mbpsであり,USB3.0の最大転送速度は5Gbpsです。
② USB Type-B(2.0)
・ プリンターなどパソコンに接続する周辺機器で多いです。
・ 2つの角が削られた六角形をしています。
③ mini USB Type-B
・ デジカメ,ICレコーダーなど比較的小型の機器で多いです。
・ 横の辺が少しくびれているのが特徴です。
④ Micro USB Type-B(2.0)
・ Androidスマートフォンやタブレットなどで多いです。
・ 台形を平たくつぶしたような形の端子が特徴です。
⑤ Micro USB Type-B(3.0)
・ ポータブルHDDや外付けDVDドライブなどで多いです。
・ 中央付近にへこみのある薄い長方形をしているのが特徴です。
⑥ USB Type-C(3.1)及びUSB Type-C(3.2)
・ Androidスマートフォン,ノートPCなどで多いほか,iPad Proで使われています。
・ 端子が楕円(だえん)形をしているのが特徴です。
・ USB3.1の最大転送速度は10Gbpsであり,USB3.2の最大転送速度は20Gbpsです。
⑦ Lightning
・  iPhone や iPad などApple製品で使われていますが,iPad Proの場合,USB Type-Cが使われています。
・ 形状は非常に薄型で,Type-Cのように上下の向きを気にせず挿すことができます。
(2) USB Type-C
ア USB Type-Cのメリットは以下のとおりです(「USB Type-C データ送信も電力供給もこれ1本の日が近づいている次世代コネクタ」参照)。
① 超高速データ転送が可能であること。
② USB Power Deliveryに対応していること。
③ オルタネートモードでUSB以外の信号が利用可能であること。
イ 急速充電にまつわる規格「USB PD(USB Power Delivery)」のケーブルは,両端がともにUSB Type-Cであることが原則です(PC Watchの「イマドキの急速充電機能「USB PD」って知ってる?スマホ/タブレット/ノートPCで即役立つ充電の必須知識」参照)。
ウ PC WATCHの「「USB 3.0」=「USB 3.1 Gen 1」=「USB 3.2 Gen 1」? すぐ分かるUSBの「Gen」表記ルール」には以下の記載があります。
    2008年に登場したUSB 3.0は転送速度5Gbpsの規格だが、2013年にはその2倍、10Gbpsで転送が可能なUSB 3.1が登場した。ここで「USB 3.0は5Gbps、USB 3.1は10Gbps」のまま終わらせておけば、恐らく大きな問題はなかった。
    この時、USB 3.0を「USB 3.1 Gen 1」という表記に変え、新しく登場した10Gbpsの方のUSB 3.1は「USB 3.1 Gen 2」という表記にしてしまった。「USB 3.1 Gen 1は5Gbps、USB 3.1 Gen 2は10Gbps」というわけである。USB 3.1に揃えたかった意図は分からなくはないが、今思えばこれが全ての元凶だ。
 そして4年後の2017年にUSB 3.2が登場した時にも同様の名前の付け直しが実行され、「USB 3.2 Gen 1は5Gbps、USB 3.2 Gen 2は10Gbps、USB 3.2 Gen 2×2は20Gbps」という、その筋の人以外には理解できない複雑怪奇な命名ルールになってしまった。
(中略)
    裏では涙ぐましい努力が繰り広げられているわけだが、朗報と言えるのが、現在の最新規格であるUSB4では、小数点以下の規格は将来的にも登場しないことになっているほか、Gen表記についても(ユーザーが目にするところでは)使われないと決まっていることだ。「USB4.1」や「USB4.1 Gen 1」の出現に怯える必要はもはやないというわけだ。

5 コンセントに関するメモ書き
(1) コンセントは差し込む穴であり,プラグは突起です(オリーブオイルをひとまわしブログ「コンセントとプラグの違いとは?種類や交換方法、費用など徹底解説!」参照)。
(2) ELECOM HPの「電源タップ選び方ガイド」では,14種類の電源タップ(延長コード)が紹介されています。
(3) TIME&SPACE HPに「USB充電機器をまとめて充電! 用途別『USB充電機能付き電源タップ』おすすめ7選」が載っています。

6 関連記事その他
(1) PANDUITの「イーサネットとLANケーブルは同じ?通信規格とその種類」には「「イーサネット対応機器」というのは一般的に、LANケーブルを差せるということです。そのため、イーサネットとLANケーブルはほぼ同義と考えても問題ありません。」と書いてあります。
(2) 以下の記事も参照してください。
・ IT関係のメモ書き


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