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第73期司法修習の日程―採用から二回試験・一斉登録・任官までの確定記録(AI作成)

第1 第73期の日程の全体像

1 本記事の対象と資料

本記事は,令和元年度に採用された第73期司法修習生について,令和元年11月27日の採用から,令和2年12月16日の修習終了,弁護士の一斉登録及び判事補の任官までの日程を,原資料で確認できた範囲で整理したものである。
第73期の司法修習は既に終了しているため,本記事に掲げる日付は,修習日程表,司法修習生考試委員会の決定,最高裁判所の証明文書その他の資料で確認した日付であり,過去の期の日程から推測した日付は含めていない。
資料の確認日は令和8年10月17日である。

第73期は,分野別実務修習の期間中に緊急事態宣言が出され,集合修習がオンラインで実施された期である(第3及び第4)。
第73期の資料に記載された期限や運用は第73期に限ったものであり,他の期の手続には,当該期の正式な案内を確認する必要がある。

2 日程一覧

次の表の「修習日程」は,平成31年3月14日付の司法研修所事務局長の書簡の別紙「第73期修習日程」を指す。
各資料の名称と該当頁は第8に掲げる。

区分日付主な根拠
採用(予定)令和元年11月27日(水)司法研修所事務局長の書簡
導入修習令和元年12月5日(木)~12月25日(水)修習日程
分野別実務修習令和2年1月6日(月)~8月13日(木)修習日程
A班の集合修習令和2年8月17日(月)~9月29日(火)修習日程,司法研修所事務局長の通知
A班の選択型実務修習令和2年10月5日(月)~11月17日(火)修習日程
B班の選択型実務修習令和2年8月14日(金)~9月30日(水)修習日程
B班の集合修習令和2年10月6日(火)~11月13日(金)最高裁判所裁判官会議の資料,集合修習日程予定表
二回試験令和2年11月19日(木)~26日(木)司法修習生考試委員会の決定
不合格者受験番号の発表令和2年12月15日(火)裁判所HPへの掲載
修習の終了令和2年12月16日(水)最高裁判所の証明文書
弁護士の一斉登録令和2年12月17日(木)大阪弁護士会の案内
判事補の任命令和3年1月16日(土)最高裁判所の事務連絡

第2 採用から導入修習まで

1 採用と導入修習

司法研修所事務局長の平成31年3月14日付の書簡は,平成31年度採用予定司法修習生(第73期)を平成31年11月27日に採用する予定であるとしていた。
書簡は改元前の文書であり,この採用予定日は令和元年11月27日に当たる。

修習日程によれば,令和元年11月27日(水)から12月4日(水)までの8日間が移動日とされ,導入修習は令和元年12月5日(木)から12月25日(水)まで,実日数15日で行われた。
令和元年12月26日(木)及び27日(金)の2日間が,実務修習地への移動日とされた。
採用選考の申込みから採用までの手続と,司法試験の合格発表後に開かれた就職説明会等の日程は,第73期司法修習開始前の日程に掲載している。

2 修習給付金の届出期限

司法研修所事務局の「修習給付金案内(第73期)」は,住居届(新規)の提出期限を要件を具備した日から7日以内(必着),移転届の提出期限を移転を伴う各修習開始の日から7日以内(必着)としていた。
同案内は,令和元年11月27日(水)に住居給付金の要件を具備している者は,導入修習開始日の前日である12月4日(水)までに住居届を出すよう求め,12月5日(木)以降に届け出た場合には第1回(11月27日~12月26日)の住居給付金は支給されないとしていた。

住居給付金と移転給付金の要件は,司法修習生の住居給付金――支給要件,7日以内の住居届,寮・実家・親名義及び二重家賃及び司法修習生の移転給付金―対象となる転居,路程別の支給額,7日以内の移転届及び対象外例で扱っている。

第3 分野別実務修習

1 四つのクール

修習日程によれば,分野別実務修習は次の四つのクールで行われ,各クールの実日数はいずれも37日であった。
①第1クール:令和2年1月6日(月)~3月1日(日)
②第2クール:令和2年3月2日(月)~4月22日(水)
③第3クール:令和2年4月23日(木)~6月18日(木)
④第4クール:令和2年6月19日(金)~8月13日(木)

この日程はA班とB班に共通である。
令和2年7月29日の最高裁判所裁判官会議の資料「第73期司法修習日程」も,各クールを同じ期間で表示している。

2 緊急事態宣言の期間中の修習

同じ裁判官会議の資料は,分野別実務修習の期間中の緊急事態宣言に伴い,課題を与えての自宅学修を行ったことを示している。
同資料は,実際の事件記録等に基づいて作成した模擬記録等に基づいて実務的・実践的な検討を行わせる等の課題と,実地での指導とを組み合わせることにより,分野別実務修習の目的を相当程度達成できるとしている。

第4 集合修習と選択型実務修習

1 A班とB班

分野別実務修習の後は,司法研修所での集合修習と実務修習地での選択型実務修習が,それぞれ約1か月半行われた。
修習日程は,先に集合修習を行う班をA班,先に選択型実務修習を行う班をB班としている。
令和2年7月29日の裁判官会議の資料によれば,A班は東京及び大阪並びにそれらの周辺の修習地,B班はA班以外の修習地である。

同資料は,集合修習をオンラインで実施し,クラス単位で双方向的な講義を行うこと,選択型実務修習では外部でのプログラムを取りやめ,分野別実務修習の深化と補完を図ることを示している。

2 A班の日程

修習日程によれば,A班の日程は次のとおりである。
①移動日:令和2年8月14日(金)~16日(日)の3日
②集合修習:令和2年8月17日(月)~9月29日(火)(実日数30日)
③移動日:令和2年9月30日(水)~10月4日(日)の5日
④選択型実務修習:令和2年10月5日(月)~11月17日(火)(実日数31日)

司法研修所事務局長の令和2年7月16日付の通知「集合修習の日程等について」は,A班の実務修習地の司法修習生に対し,集合修習のカリキュラムを8月17日(月)から9月29日(火)までとし,集合修習がオンライン方式で実施されることに伴い入寮に関する手続を中止すると伝えていた。

3 B班の日程

修習日程によれば,B班の日程は次のとおりである。
①選択型実務修習:令和2年8月14日(金)~9月30日(水)(実日数32日)
②移動日:令和2年10月1日(木)~5日(月)の5日
③集合修習:令和2年10月6日(火)~11月17日(火)(実日数30日)

もっとも,令和2年7月29日の裁判官会議の資料は,B班の集合修習を「10/6~11/13」と表示している。
最高裁判所が開示した「令和元年度(第73期)司法修習生B班集合修習日程予定表」も,10月6日(火)から11月13日(金)までにカリキュラムを置き,11月16日(月)から18日(水)までを自由研究日としている。

4 二回試験の直前

修習日程は,A班の選択型実務修習及びB班の集合修習をいずれも令和2年11月17日(火)までとし,翌11月18日(水)を自由研究日としている。
修習日程の注記は,A班の選択型実務修習及びB班の集合修習のカリキュラム終了後に5科目の筆記考試が行われる予定であるとしている。
選択型実務修習の内容は選択型実務修習とは―ホームグラウンド,個別・全国・自己開拓プログラムの案内で,集合修習の内容は集合修習とは―司法研修所における科目・クラス担任制,起案による指導及び後期修習からの変遷で扱っている。

第5 二回試験と修習の終了

1 二回試験の日程と会場

司法修習生考試委員会委員長は,令和2年7月16日付で,第73期の司法修習生考試(いわゆる二回試験)の期日を次のとおり定めた。
①令和2年11月19日(木):民事弁護
②11月20日(金):民事裁判
③11月24日(火):刑事弁護
④11月25日(水):刑事裁判
⑤11月26日(木):検察

同じ決定は,大阪,京都,神戸,奈良,大津及び和歌山で実務修習を行い,初めて考試を受験する者の会場を新梅田研修センター(大阪市福島区福島)とし,それ以外の応試者の会場を司法研修所とした。
前記の司法研修所事務局長の通知も,考試を令和2年11月19日(木)から26日(木)まで実施する予定であり,考試終了日の翌日から12月16日(水)の修習終了日までを自由研究日とするとしていた。
過去の期の試験日程は,二回試験の過去日程一覧―第65期から第78期までで扱っている。

2 不合格者受験番号の発表

最高裁判所が公表した「令和元年度(第73期)司法修習生考試不合格者受験番号」には,10人の受験番号が掲載された。
この資料自体には発表日の記載がないが,当ブログでは,令和2年12月15日(火)午後4時6分頃に裁判所HPに掲載されたことを記録している(二回試験の不合格発表がされる裁判所HP及び過去の不合格者受験番号)。
試験の最終日から発表までは19日であった。

3 修習の終了

最高裁判所事務総局人事局長は,令和2年12月16日付の「司法修習生の修習終了証明について」で,日本弁護士連合会事務総長に対し,令和元年度(第73期)司法修習終了者名簿に記載された者が12月16日付けで司法修習生の修習を終えた者であることを証明した。
修習の終了日は,不合格者受験番号の発表日の翌日である。
第73期では,この日とは別の日に修習を終えた者もいる。
その経緯は二回試験合格者と司法修習終了者の関係―72期・73期で終了日が分かれた例で扱っている。

第6 修習終了後の日程

1 弁護士の一斉登録

大阪弁護士会が令和2年10月に第73期新入会員予定者に宛てた「入会式及びガイダンス・委員会等説明会の開催時間短縮等について」は,「12月17日一斉登録予定の方」について,同年12月25日(金)の入会式の当日に弁護士記章等を交付する予定であるとしていた。
したがって,大阪弁護士会の第73期の一斉登録は,令和2年12月17日(木)に予定されていた。
登録の手続は弁護士登録の請求――手続,必要書類,費用及び登録拒絶で,修習終了の前後に確認する事項は司法修習生の修習終了前後チェックリスト―登録・就職・税保険・証明書の確認順序で扱っている。

2 検事の任官

法務総合研究所の「令和2年度新任検事研修日程」によれば,第73期の新任検事を対象とする新任検事研修は,令和3年1月6日(水)から2月9日(火)までの35日間とされ,研修員は66名であった。

本記事では,第73期の新任検事の任官日と辞令交付式の実施の有無を,原資料で確認できていない。
法務省大臣官房秘書課公文書監理室情報公開係は,令和2年12月24日付の意思確認で,第73期新任検事に配布した案内文書,辞令交付式に関して作成した文書等について,法務省本省では作成又は保有していないと説明していた。
検事採用までの手続は,検事採用までの日程と手続―司法修習生の採用願・面接・過去資料で扱っている。

3 判事補の任命

第97回の下級裁判所裁判官指名諮問委員会の議事要旨によれば,同委員会は令和2年12月18日に開かれ,同月16日(水)に作業部会が開かれたことが説明された。
同委員会は,令和3年1月の新任判事補の指名候補者67人のうち,66人については指名することが適当であると,1人については指名することは適当でないと最高裁判所に答申することとした。

最高裁判所事務総局人事局任用課長の令和2年12月10日付の事務連絡「裁判官任命に関する日程等について」は,裁判官志望者に対し,次の日程を示していた。
①採否の通知:令和2年12月23日(水)午前11時以降,人事局職員が電話で行う。
②裁判官任命日:令和3年1月16日(土)
③辞令交付式:令和3年1月18日(月)午後3時開式(最高裁判所大会議室)
④研修:令和3年1月19日(火)から21日(木)まで(司法研修所別館)

開示された「新任判事補登庁日時・場所」によれば,第73期の新任判事補が補職庁とされた各地方裁判所に初めて登庁する日時は,令和3年1月25日(月)の午前9時から午前10時までの間とされていた。
第72期から第78期までの登庁日と補職庁の比較は,新任判事補の登庁日時・場所―72期から78期までの補職庁,初登庁日及び配属庁の周期で扱っている。

過去の期の判事補の採用日程は,新任判事補の採用内定通知から辞令交付式までの日程-69期から78期までで扱っている。

第7 関連記事

①司法修習の年間スケジュール―第79期・第80期,A班・B班と第70期以降の日程資料
②第74期司法修習の日程―採用から二回試験・一斉登録・任官までの確定記録
③第73期司法修習開始前の日程
④二回試験合格者と司法修習終了者の関係―72期・73期で終了日が分かれた例
⑤65期以降の二回試験の不合格発表と修習終了・任官の日程
⑥新60期以降の,新任検事辞令交付式及び判事補の採用内定の発令日
⑦司法修習生考試(二回試験)とは―5科目・日程・合格率の見方・勉強法・再受験
⑧新任判事補及び新任検事向けの記事一覧
⑨司法修習生とは―司法修習の期間・内容・給付金・修習地・身分・二回試験

第8 出典

①司法研修所事務局長「平成31年3月14日付の書簡(別紙「第73期修習日程」)」PDF2頁~3頁
②最高裁判所「第73期司法修習日程」(令和2年7月29日の最高裁判所裁判官会議資料2)
③司法研修所事務局長「集合修習の日程等について(通知)」(令和2年7月16日)PDF2頁
④司法研修所「令和元年度(第73期)司法修習生B班集合修習日程予定表」PDF3頁
⑤司法研修所事務局「修習給付金案内(第73期)」PDF2頁,24頁及び29頁
⑥司法修習生考試委員会委員長の令和2年7月16日付の文書(73期二回試験の実施日程を決定した際の文書)PDF2頁
⑦最高裁判所「令和元年度(第73期)司法修習生考試不合格者受験番号」(当ブログ掲載の保存写し)
⑧最高裁判所事務総局人事局長「司法修習生の修習終了証明について」(令和2年12月16日)PDF2頁
⑨大阪弁護士会「入会式及びガイダンス・委員会等説明会の開催時間短縮等について」(令和2年10月。インターネットアーカイブの令和3年6月12日の保存)
⑩法務総合研究所「令和2年度新任検事研修日程」PDF1頁
⑪法務省大臣官房秘書課公文書監理室情報公開係「行政文書開示請求について(意思確認)」(令和2年12月24日)PDF1頁
⑫最高裁判所「下級裁判所裁判官指名諮問委員会(第97回)議事要旨」(令和2年12月18日)1頁~2頁
⑬最高裁判所事務総局人事局任用課長「裁判官任命に関する日程等について」(令和2年12月10日付の事務連絡)PDF2頁~4頁