最高裁の既済事件一覧表(民事)

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目次
1 最高裁の既済事件一覧表
2 上告等をした場合に出てくる定型文の決定
3 「最高裁はなぜ上告を滅多に受理しないのか」と題するマンガ
4 不受理決定の効力
5 関連記事その他

1 最高裁の既済事件一覧表
(1) 最高裁の既済事件一覧表(民事の上告事件)を以下のとおり掲載しています。
(令和2年)
1月分2月分3月分4月分5月分6月分
7月分8月分9月分10月分,11月分,12月分
(平成31年→令和元年)
4月分5月分6月分7月分8月分9月分
10月分
11月分12月分
(2) 最高裁の既済事件一覧表(民事の上告受理申立事件)を以下のとおり掲載しています。
(令和2年)
1月分2月分3月分4月分5月分6月分
7月分8月分9月分10月分,11月分,12月分
(平成31年→令和元年)
4月分5月分6月分7月分8月分9月分
10月分
11月分12月分


2 上告等をした場合に出てくる定型文の決定
 上告及び上告受理申立てをした場合,以下のような定型文の決定が出ることがほとんどです(弁護士 阿部泰隆HP「☆『最高裁不受理事件の諸相Ⅱ』(信山社、2011年)」参照。1と2を①と②に変えています。)。
① 上告について
 民事事件について最高裁判所に上告することが許されるのは,民訴法312条1項又は2項所定の場合に限られるところ,本件上告理由は,違憲及び理由の不備・食違いをいうが,その実質は事実誤認若しくは単なる法令違反をいうもの又はその前提を欠くものであって,明らかに上記各項に規定する事由に該当しない。
② 上告受理申立てについて
 本件申立ての理由によれば,本件は,民訴法318条1項により受理すべきものとは認められない。

3 「最高裁はなぜ上告を滅多に受理しないのか」と題するマンガ
(1) ツンデレブログに「最高裁はなぜ上告を滅多に受理しないのか」と題するマンガが載っています。
① 最高裁はなぜ上告を滅多に受理しないのか   (平成26年5月28日付)
② 続最高裁はなぜ上告を滅多に受理しないのか(平成26年6月 6日付)
(2) リンク先のマンガにつき,著作権との関係で大丈夫かどうかはよく分かりません。

4 不受理決定の効力
・ 「最高裁判所に対する民事上訴制度の運用」には以下の記載があります(判例タイムズ1520号9頁)。
 不受理決定は,上告受理の申立ての理由中に法令の解釈に関する重要な事項が含まれているとは認められないという判断であり,その判断は,前記のように総合的なものであるから,最高裁として当該事件の法律問題に判断を示したものではなく,何ら判例としての意義,効力を有するものではない。例えば,貸金業者の債務者に対する取引履歴の開示義務を認めた最三小判平成17 年7 月19日(民集59 巻6 号1783 頁)の前に,貸金業者の取引履歴の不開示について不法行為の成立を否定した原判決に対する上告受理申立てが不受理とされたことがあり,この不受理決定について,最高裁は貸金業者について一般的な取引履歴の開示義務を認めなかったとの理解があったが,不受理決定は最高裁として当該事件の法律問題に判断を示したものではないのであるから,そのような理解ができないことは明らかである(詳しくは,上記最三小判平成17 年7 月19 日の判例解説〔福田剛久・法曹時報58 巻11 号274 頁〕参照)。

5 関連記事その他
(1) 今井功弁護士(平成16年12月から平成21年12月までの間,最高裁判所判事)は,自由と正義2013年6月号13頁において以下のとおり書いています。
 民事事件は,各小法廷で年間1,000件を超えているから,各事件につき,判決書を作成して署名押印し,いちいち法廷を開いて言渡しをすることは,大変な無駄である。旧法時代は,弁論が開かれない上告棄却判決の多くは,傍聴人のいない法廷で,言渡しがされており,当時多くの裁判官から何とかならないかといわれていたものである。
(2) 関連記事
・ 最高裁判所事件月表(令和元年5月以降)
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・ 最高裁判所調査官
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