第1 任命資格と採用手続の全体像
司法修習の終了によって検事となる資格を得ることと,検事に採用されることとは,区別する必要がある。
検察庁の任官までの流れは,採用希望者に対する面接と,能力・適性・人格・識見等を踏まえた採用の流れを案内している。
具体的な締切,書類の交付・提出方法,面接場所は,自分の期・班に対する案内で確認する。
本記事は,過去の期別日程と手続上の段階を整理する資料案内である。
書類の記入方法は採用願・面接票の解説,推薦や採否に関する公的説明は採用面接と選考で扱う。
第2 期別の採用日程に関する資料
以下は当該期の記録であり,後の期の締切を予測するための固定的な年間日程ではない。
同じ期でもA班・B班や,通知日・提出日・面接日を取り違えないことが必要である。
– 71期
– 72期
– 73期
– 74期
– 75期
– 76期
– 77期
– 78期
第78期A班宛ての令和7年11月27日付け通知は,令和7年12月26日を採用願等の提出期限とし,司法研修所の検察教官への提出を指定していた(資料PDF1頁)。
書類交付の申出先として司法研修所事務局企画第二課が記載されているが,その手続だけから,交付前に事実上の内定が成立していたとは判断できない。
第3 第70期の例―書類提出から面接・任官まで
第70期の採用日程資料には,書類配布・提出,面接,修習終了,任官,辞令交付式が別の段階として記載されている。
以下は平成29年の過去の記録である。
| 段階 | 日付 | 読み方 |
|---|---|---|
| A班への書類配布・提出期限 | 8月24日・9月8日 | B班の日付と区別する。 |
| B班への書類配布・提出期限 | 10月3日・10月16日 | 当該期の予定表に基づく。 |
| 採用面接 | 12月7日・8日 | 書類提出後の選考段階である。 |
| 修習終了 | 12月13日 | 任官日とは別の日である。 |
| 任官 | 12月14日 | 辞令交付式の日とも異なる。 |
| 辞令交付式 | 12月18日 | 式・記念写真の資料は別記事で扱う。 |
原資料へのリンクは上の期別資料欄に掲げた。
式の関係文書と写真は新任検事の辞令交付式を参照。
第4 採用願等の提出書類と,記入方法の確認先
第78期の通知には,検事採用願1通,面接票No.1及びNo.2各1通,法科大学院の成績証明書1通(修了者のみ),写真3枚が列挙されている(PDF1頁)。
所定の勤務経歴がある場合の経歴証明書類,追完,訂正や提出後の変更申出は,同資料の作成要領に記載されている(PDF8頁)。
詳細は検事採用願・面接票の書き方にまとめた。
過去の様式は当該期の制度・運用を調べる資料であり,現在の提出用紙としてそのまま流用するものではない。
期別の採用願・面接票関係資料は,次のとおりである。
– 70期
– 71期
– 72期
– 73期
– 74期
– 75期
– 76期
– 77期
– 78期検事への採用希望時の書類(検事採用願,面接票等)
第5 面接・内定連絡・任官・辞令交付式を区別する
面接の実施,採用内定の連絡,修習終了後の任官,辞令交付式は同じ出来事ではない。
法務省は,採用願を提出した検事志望の司法修習生に対して面接選考を行い,採否を決すると説明している(平成30年度(行情)答申第222号PDF3頁)。
採用願提出時に必ず採用が決まっていると読むことはできない。
期別の面接関係資料は,次のとおりである。
– 68期
– 69期
– 70期
– 71期
– 72期
– 73期
– 74期
– 75期
– 76期
– 77期
– 78期
第72期については,令和元年12月10日付けの採用内定メールがある。
これは当該期の連絡資料であり,全ての期の内定通知日・通知方法を示すものではない。
第6 関連記事と資料の範囲
本記事の対象は司法修習生からの採用手続であり,弁護士からの検事任官・再任官や検察事務官の採用試験とは区別する。
期別資料の日付を比較するときは,文書作成日,提出期限,任官日,式の開催日を分けて読む必要がある。
– 検事採用願・面接票の書き方―必要書類・写真・成績証明書の注意点(AI作成)
– 検事の採用面接と選考―検察教官の推薦・採否に関する公式説明(AI作成)
– 検事の採用人数・任官者数の推移―期別・男女別と法務省公表資料(AI作成)
– 新任検事の辞令交付式―期別の日程・関係文書・記念写真(AI作成)
– 検事の研修日程
– 検察庁・検事採用情報