単位弁護士会別の,日弁連副会長の選出頻度


目次第1 単位弁護士会別の,日弁連副会長の選出頻度

1 毎年選出している単位弁護士会
2 ほぼ毎年選出している単位弁護士会
3 2年に1回,選出している単位弁護士会
4 3年に1回,選出している単位弁護士会
5 4年に1回,選出している単位弁護士会
6 6年に1回,選出している単位弁護士会
7 9年に1回,選出している単位弁護士会
8 不定期に選出している単位弁護士会
9 日弁連副会長を選出したことがない単位弁護士会
第2 代議員会による日弁連副会長選挙
第3 関連記事その他

第1 単位弁護士会別の,日弁連副会長の選出頻度
・ 女性枠の副会長2人(平成30年度以降)を除いて集計した場合,単位弁護士会別の,日弁連副会長の選出頻度は以下のとおりです。
1 毎年選出している単位弁護士会
(1) 日弁連副会長を毎年選出している単位弁護士会は,東京弁護士会第一東京弁護士会第二東京弁護士会大阪弁護士会及び愛知県弁護士会です(5会です。)。
(2) 愛知県弁護士会は,昭和24年9月1日の日弁連発足以来,中部弁護士会連合会に割り当てられている日弁連副会長ポストを常に獲得し続けています。

2 ほぼ毎年選出している単位弁護士会
(1) 日弁連副会長をほぼ毎年選出している単位弁護士会は,福岡県弁護士会仙台弁護士会及び札幌弁護士会です(3会です。)。
(2) 平成31年度の原田直子日弁連副会長(福岡県弁護士会)は女性枠です。

3 2年に1回,選出している単位弁護士会
(1) 日弁連副会長を2年に1回,選出している単位弁護士会は,神奈川県弁護士会だけです(日弁連副会長が13人となり,関東弁護士会連合会選出の日弁連副会長が5人となった平成14年度以降の取扱いです。)。
(2) 日弁連副会長を2年に1回ぐらいのペースで選出している単位弁護士会は,広島弁護士会だけです。

4 3年に1回,選出している単位弁護士会
(1)ア 日弁連副会長を3年に1回,選出している単位弁護士会は,京都弁護士会及び兵庫県弁護士会です(2会です。)。
イ 平成30年度の正木靖子日弁連副会長は女性枠です。
(2) 日弁連副会長を3年に1回ぐらいのペースで選出している単位弁護士会は,岡山弁護士会だけです。

5 4年に1回,選出している単位弁護士会
・ 日弁連副会長を4年に1回,選出している単位弁護士会は,香川県弁護士会徳島弁護士会高知弁護士会愛媛弁護士会です(四国弁護士会連合会管内の4会です。)。

6 6年に1回,選出している単位弁護士会
・ 日弁連副会長を6年に1回,選出している単位弁護士会は,埼玉弁護士会千葉県弁護士会茨城県弁護士会静岡県弁護士会栃木県弁護士会群馬弁護士会山梨県弁護士会長野県弁護士会及び新潟県弁護士会です(神奈川県弁護士会を除く関東十県会所属の9会です。)。

7 9年に1回,選出している単位弁護士会
(1) 日弁連副会長を9年に1回,選出している単位弁護士会は,奈良弁護士会滋賀弁護士会及び和歌山弁護士会です(近畿弁護士会連合会管内の3会です。)。
(2) 日弁連副会長を9年に1回ぐらいのペースで選出している単位弁護士会は,山口県弁護士会(昭和58年度,平成2年度,平成10年度,平成20年度及び平成27年度)だけです。

8 不定期に選出している単位弁護士会
・ 不定期に日弁連副会長を選出している単位弁護士会は,回数順及び着任順に並べると以下のとおりです。
(1) 日弁連副会長を3回選出した単位弁護士会
ア 秋田弁護士会(昭和50年度,昭和54年度及び平成10年度)
→ 令和2年度の狩野節子日弁連副会長は女性枠です。
イ 島根県弁護士会(昭和62年度,平成12年度及び平成22年度)
→ 平成30年度の岡崎由美子日弁連副会長は女性枠です。
(2) 日弁連副会長を2回選出した単位弁護士会
ア 鳥取県弁護士会(平成5年度及び平成18年度)
イ 釧路弁護士会(平成6年度及び平成13年度)
ウ 宮崎県弁護士会(平成23年度及び平成25年度)
(3) 日弁連副会長を1回選出した単位弁護士会
ア 山形県弁護士会(昭和48年度)
イ 旭川弁護士会(昭和50年度)
ウ 函館弁護士会(昭和52年度)
エ 岩手弁護士会(平成2年度)
オ 長崎県弁護士会(平成19年度)
カ 熊本県弁護士会(平成21年度)
キ 青森県弁護士会(平成25年度)
ク 大分県弁護士会(平成27年度)
ケ 沖縄弁護士会(平成29年度)
コ 鹿児島県弁護士会(平成31年度)
サ 福島県弁護士会(平成31年度)

9 日弁連副会長を選出したことがない単位弁護士会
(1) 女性枠を除き,日弁連副会長を選出したことがない単位弁護士会は,三重弁護士会岐阜県弁護士会福井弁護士会金沢弁護士会富山県弁護士会及び佐賀県弁護士会です(中部弁護士会連合会管内の5会,及び九州弁護士会連合会管内の1会です。)。
(2) 令和2年度の西村依子日弁連副会長(金沢弁護士会)は女性枠です。

第2 代議員会による日弁連副会長選挙
・ 昭和26年度以降,日弁連副会長は10人となった関係で,代議員会による日弁連副会長選挙は以下の2回だけと思います(日本弁護士沿革史356頁ないし359頁参照)。
昭和24年度
水野東太郎(東  京):189票(当選)
柴田  武(第二東京):228票(当選)
大西 耕三(大  阪):196票(当選)
大山 幸夫(名  古  屋):160票(当選)
三原 道也(福  岡):185票(当選)
中野 忠治(仙  台):124票
昭和25年度
三根谷実蔵(東  京):125票(当選)
椎名良一郎(第二東京):148票(当選)
白井  誠(大  阪):134票(当選)
滝沢 政二(名  古  屋):130票(当選)
永井  貢(広  島):105票(当選)
成田 篤郎(仙  台): 78票

第3 関連記事その他
1 昭和24年9月1日の日弁連の設立以来の日弁連副会長
・ 以下の記事を参照して下さい。
① 関東弁護士会連合会管内の単位弁護士会別の,日弁連の歴代副会長
② 近畿弁護士会連合会管内の単位弁護士会別の,日弁連の歴代副会長
③ 中部弁護士会連合会管内の単位弁護士会別の,日弁連の歴代副会長
④ 中国地方弁護士会連合会管内の単位弁護士会別の,日弁連の歴代副会長
⑤ 九州弁護士会連合会管内の単位弁護士会別の,日弁連の歴代副会長
⑥ 東北弁護士会連合会管内の単位弁護士会別の,日弁連の歴代副会長
⑦ 北海道弁護士会連合会管内の単位弁護士会別の,日弁連の歴代副会長
⑧ 四国弁護士会連合会管内の単位弁護士会別の,日弁連の歴代副会長
2 その他関連記事
・ 日弁連の会長及び副会長
・ 日弁連の歴代正副会長(昭和57年度以降)
・ 日弁連の歴代副会長の担当会務
・ 日弁連副会長の人数の推移
・ 日弁連の女性副会長
・ 日弁連の代議員会
・ 日弁連役員に関する記事の一覧


広告
スポンサーリンク