1 平成5年6月18日の衆議院解散(通称は嘘つき解散)に伴う平成5年7月18日施行の第40回衆議院議員総選挙(投票率は67.26%)の結果,55年体制が崩壊して細川政権が誕生しました。
2 平成2年2月18日施行の第39回衆議院議員総選挙の後に任命された,以下の9人の最高裁判所裁判官に対して国民審査が行われ,全員が信任されました。
(1) 平成元年8月10日発足の第1次海部内閣任命分
① 平成2年2月20日任命の佐藤庄市郎最高裁判所判事(2期・第三小法廷)
・ 東京大学法学部卒業であり,元 日弁連事務総長・元 第一東京弁護士会会長であり,平成6年2月15日に定年退官しました。
(2) 平成2年2月28日発足の第2次海部内閣任命分
② 平成2年5月10日任命の可部恒雄最高裁判所判事(4期・第三小法廷)
・ 東京大学法学部卒業であり,元 福岡高等裁判所長官であり,平成9年3月8日に定年退官しました。
③ 平成2年9月3日任命の木崎良平最高裁判所判事(3期・第二小法廷)
・ 京都大学法学部卒業であり,元 大阪弁護士会会長であり,平成6年7月24日に定年退官しました。
④ 平成2年12月10日任命の味村治最高裁判所判事(期外・第一小法廷)
・ 東京帝国大学法学部卒業であり,元 内閣法制局長官であり,平成6年2月6日に定年退官しました。
(3) 平成2年12月29日発足の第2次海部改造内閣任命分
⑤ 平成3年5月13日任命の大西勝也最高裁判所判事(5期・第二小法廷)
・ 東京大学法学部卒業であり,元 東京高等裁判所長官であり,平成10年9月9日に定年退官しました。
(4) 平成3年11月5日発足の宮澤内閣任命分
⑥ 平成4年2月13日任命の小野幹雄最高裁判所判事(7期・第一小法廷)
・ 中央大学法学部卒業であり,元 大阪高等裁判所長官であり,平成12年3月15日に定年退官しました。
・ 定年退官後の平成13年から平成27年6月までの間,日本会議会長をしていました。
⑦ 平成4年3月25日任命の三好達最高裁判所判事(7期・第一小法廷)
・ 東京大学法学部卒業であり,元 東京高等裁判所長官であり,平成9年10月30日に依願退官しました。
・ 平成7年11月7日に第13代最高裁判所長官に任命されました。
(5) 平成4年12月12日発足の宮澤改造内閣任命分
⑧ 平成5年4月1日任命の大野正男最高裁判所判事(6期・第三小法廷)
・ 東京大学法学部卒業であり,元 第二東京弁護士会所属弁護士・元 日弁連理事であり,平成9年9月2日に定年退官しました。
⑨ 平成5年4月13日任命の大白勝最高裁判所判事 (6期・第一小法廷)
・ 京都大学法学部卒業であり,元 神戸弁護士会会長であり,平成7年2月13日に依願退官しました。
4 「最高裁判所裁判官国民審査」も参照して下さい。