令和元年度以降の長官所長会同の資料及び議事概要


目次
第1 長官所長会同の資料
第2 長官所長会同の代わりに開催された高裁長官事務打合せ
第3 関連記事その他

第1 長官所長会同の資料
◯ 令和5年度長官所長会同の配布資料会同係シナリオ意見要旨長官挨拶及び議事概要
・ テーマ等は以下のとおりでした。
(協議事項)
1 裁判所の紛争解決機能を全体として高めていくための司法行政上の方策について
(1) これまで、裁判所の紛争解決機能を全体として高めていくための方策として、部の機能の活性化について取組が進められるとともに、各分野において審理運営の改善に向けた取組が継続的に行われてきた。他方で、実務を担う裁判官の中にはこれらの取組の効果を実感することができず、事件処理に負担を感じている者もいるのではないかとの指摘もある。各分野において裁判官が事件処理に負担を感じる状況にあるか、その内実・程度・原因をどのように分析するか。これまで裁判所全体で行われてきた部の機能の活性化の取組や各分野における審理運営改善に向けた取組は、日々の事件処理に負担を感じる状況の改善、あるいは取組自体に向けられた労力や負担といった観点からどのように評価すべきか。
(2) 事件処理に負担を感じる状況を改善するために、部、各庁及び裁判所全体で取り組むべきものとしてそれぞれどのようなものが考えられるか。
(事務的協議事項)
2 組織的に対応すべき事項に関する所長の役割
裁判所の将来を担う世代の裁判官・職員の活力を最大限発揮させる方策
裁判所においては、デジタル化を契機として、事務の合理化、効率化を図り、職員が本来の役割・職務に注力して専門性を活かすことのできる事務処理態勢を構築して、より活力のある組織作りを目指す様々な取組をすすめているところ、システム開発の場面はもとより、それ以外の場面においても、将来を担っていく世代の裁判官や職員の意見を十分に活用することが重要であると考えられるが、現状はどうか。仮に将来を担っていく世代の裁判官や職員の意見を十分に活用できていない実情があるとすれば、その背景・原因としてどのようなことが考えられるか。
これらの背景や原因を解消するために考えられる取組として、どのようなことが考えられるか。その際、所長や上級庁が果たすべき役割は何か。
・ 令和5年度長官所長会同に関する一件文書を掲載しています。

◯ 令和4年度長官所長会同の配布資料会同係シナリオ意見要旨長官挨拶及び議事概要
・ テーマ等は以下のとおりでした。
(協議事項)
1 裁判所の紛争解決機能を全体として高めていくための司法行政上の方策について
(1) 裁判所の紛争解決機能を高めていくため、部の機能の活性化や裁判官同士の議論の活性化の必要性や方策について議論や取組が進められてきたが、この1年間の取組により、各分野における審理運営改善及び部を超えた司法行政上の諸課題への対応の現状はどのような状況か。また、これまでの取組等の継続により、裁判現場(部)の在り様や裁判官の意識はどのように変化したか。今後取組を進めるに当たっての課題、あい路は何か。
(2) 部の機能の活性化の取組において中心的役割を担う部総括に期待される役割は、これまでどのように変化してきたか。変化しているとすれば、部総括に対し、変化している役割の下で部総括に何が期待されているかを伝えられているか。部総括の実情を踏まえ、これからの部総括に期待される役割に即した支援を行っていく上で、所長にはどのような役割が求められるか。
(事務的協議事項)
2 組織的に対応すべき事項に関する所長の役割
裁判所におけるデジタル化を進めていく上での課題
(1) 裁判所におけるデジタル化は、裁判手続のみならず、司法行政事務も含めた裁判所のあらゆる分野が対象となる上、裁判官や職員の執務の在り方にも関わる取組であり、デジタル化によって事務自体が変わるというデジタル化の本質を含め、全ての裁判官と職員が方向性を共有した上で取り組んでいく必要があると考えられるが、裁判官や職員の関心や意識の現状はどうか。これまで最高裁から発信した資料等は、各庁での議論や取組にどの程度の効果があるか。また、更に関心や意識を高めていくに当たって、どのような課題があるか。
(2) 中でも、裁判手続のデジタル化においては、裁判官や書記官の具体的な事務の在りようは大きく変わるとともに、一定の標準化(見直し)が必要になると想定されるが、裁判官がその検討に主体的かつ積極的に関わっていく必要がある。今後、裁判官による議論を通じて、裁判事務自体も一定程度の標準化(見直し)が必要になることについて裁判官の共通認識を得た上で、裁判手続のデジタル化に向けた更なる検討を進めていくことが考えられるが、このような取組をどのように進めていくべきか、取組に当たっての課題や留意点はどのようなものか。所長や上級庁の役割はどのようなものか。
・ 令和4年度長官所長会同に関する一件文書を掲載しています。



◯令和3年度長官所長会同の資料進行予定及び
議事概要
・ テーマ等は以下のとおりでした。
1 裁判所の紛争解決機能を全体として高めていくための司法行政上の方策について(協議テーマ)
2 組織的に対応すべき事項に対する所長の役割(事務的協議)
・ 令和3年度長官所長会同に関する一件文書を掲載しています。


◯新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により,令和2年度の開催はなし。

令和元年度長官所長会同の資料進行シナリオ及び議事概要
・ テーマは以下のとおりでした。
1 裁判所の紛争解決機能を全体として高めていくための司法行政上の方策について(広島地裁,富山地家裁,静岡家裁)
→ サブテーマは以下のとおりです。
(1) 各事件分野(民事・刑事・家裁)の裁判部門において,各部内での意見交換や議論は,どのように行われているか。
(2) 部内での議論を充実させ,部の機能を十分に発揮させるために,部総括裁判官や所長はどのような役割を果たしていくべきか。
2 組織的に対応すべき事項に対する所長の役割
→ サブテーマは,「(1)裁判手続のIT化について」及び「(2)裁判所と地域社会のつながりについて(裁判員制度10周年広報,成年後見制度における連携等を通じて)」でした。




第2 長官所長会同の代わりに開催された高裁長官事務打合せ
令和2年度高裁長官事務打合せの資料進行シナリオ及び結果概要
・ 「新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言前,緊急事態措置の実施期間中及び緊急事態解除宣言後における事件処理態勢の検討等に現れた諸問題について 」がテーマでした。
・ 新型コロナウイルス感染症の影響により,テレビ会議システムを用いて実施されました。
・ 下級裁判所からの出席者は高等裁判所長官及び高等裁判所事務局長だけでした。
・ 令和2年度高等裁判所長官事務打合せに関する一件文書を掲載しています。

第3 関連記事その他
1(1) Chatwork HPの「対面会議とオンライン会議の特徴とメリット・デメリットとは?」によれば,オンライン会議のデメリット及びデメリットは以下のとおりです。
(メリット)
・ 場所を選ばずに開催できるので出張経費や移動時間が不要
・ 会議室の確保や紙の会議資料の準備などの手間が不要
(デメリット)
・ 参加者の表情や雰囲気をつかみづらい
・ 通信状況や機器の調子の影響を受けやすい
・ ITリテラシーが必要になる
(2) PR TIMESに「WEB会議と対面会議どっちがいい?男女527人にアンケート調査」(2020年10月7日付)が載っています。
2 以下の記事も参照してください。
・ 毎年6月開催の長官所長会同
・ 平成17年度から平成30年度までの長官所長会同の資料等


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