家庭裁判所調査官の役職

1(1) 家裁調査官は,①家庭裁判所においては,家事審判,家事調停,人事訴訟における付帯処分等の裁判及び少年審判に必要な調査等の事務を掌り,②高等裁判所においては,家事審判に係る抗告審の審理及び付帯処分等の裁判に係る控訴審の審理に必要な調査等を掌ります(裁判所法61条の2第2項)。
(2) 裁判所HPの「家庭裁判所調査官」に公式の説明があります。

2 家裁調査官の役職については,首席家庭裁判所調査官等に関する規則(昭和57年6月14日最高裁判所規則第4号)及び首席家庭裁判所調査官等に関する規則の運用について(平成7年7月14日付の最高裁判所事務総長依命通達)に詳しく書いてあります。

3 家裁調査官の役職としては,以下のものがあります。
(1) 高等裁判所
      上席の家裁調査官

(2) 家庭裁判所
① 首席家裁調査官(裁判所法61条の2第3項)

② 次席家裁調査官
③ 総括主任家裁調査官
④ 主任家裁調査官

4(1)ア 家庭裁判所調査官の役職と裁判所書記官の役職を比べた場合,①最高裁家庭審議官が最高裁大法廷首席書記官と,②首席家裁調査官が地家裁首席書記官と,③次席家裁調査官が地家裁次席書記官と,④総括主任家裁調査官が地家裁総括主任書記官と,⑤主任家裁調査官が地家裁主任書記官と,⑥家裁調査官が地家裁の裁判所書記官と大体,対応しています。
  ただし,東京,大阪,名古屋,広島,福岡,仙台及び札幌の家裁の首席家裁調査官は指定職俸給表2号が適用されています(指定職俸給表の準用を受ける職員の号棒について(平成26年5月26日最高裁判所裁判官会議議決)参照)から,指定職俸給表が適用されていない高裁首席書記官よりもランクが上であると思います。
イ 高松家裁の首席家裁調査官は指定職扱いされていません。
   ちなみに,法務局長の場合でも,高松法務局長は指定職扱いされていません(「出向裁判官の名簿及び判検交流」参照)。
(2) 高裁の上席の家裁調査官(首席家庭裁判所調査官等に関する規則5条参照)の位置づけはよく分かりません。

5 「裁判所職員採用試験」及び「裁判所書記官及び家庭裁判所調査官の役職」も参照してください。