平成17年9月11日執行の第20回最高裁判所裁判官国民審査

Pocket

1 平成17年8月8日の衆議院解散(通称は郵政解散)に伴う平成17年9月11日施行の第44回衆議院議員総選挙(投票率は67.51%)では,自民党が大勝しました。

2   平成15年11月9日施行の第43回衆議院議員総選挙の後に任命された,以下の6人の最高裁判所裁判官に対して国民審査が行われ,全員が信任されました。
(1) 平成15年11月19日発足の第2次小泉内閣任命分
① 平成16年1月6日任命の才口千晴最高裁判所判事(18期・第一小法廷)
・ 中央大学卒業であり,元 日弁連倒産法改正問題検討委員会委員長であり,平成20年9月2日に定年退官しました。
・ 平成18年10月発行の「司法の窓」第69号の「15のいす」に,才口千晴最高裁判所判事のエッセイが載っています。
・ 投票行動.comの「才口千晴」に,関与した裁判例への投票行動が載っています。
・ 罷免を可とする率は7.88%でした。
・ 東弁リブラ2008年12月号に,退官後の記事が載っています。

② 平成16年2月26日任命の津野修最高裁判所判事(期外・第二小法廷)
・ 京都大学卒業であり,元 内閣法制局長官であり,平成20年10月19日に定年退官しました。
・ 平成19年5月発行の「司法の窓」第70号の「15のいす」に,津野修最高裁判所判事のエッセイが載っています。
・ 投票行動.comの「津野修」に,関与した裁判例への投票行動が載っています。
・ 罷免を可とする率は7.63%でした。

(2) 平成16年9月27日発足の第2次小泉改造内閣任命分
③ 平成16年12月27日任命の今井功最高裁判所判事(16期・第二小法廷)
・ 京都大学卒業であり,元 東京高等裁判所長官であり,平成21年12月25日に定年退官しました。
・ 平成20年10月発行の「司法の窓」第73号の「15のいす」に,今井功最高裁判所判事のエッセイが載っています。
・ 投票行動.comの「今井功」に,関与した裁判例への投票行動が載っています。
・ 罷免を可とする率は7.64%でした。
・ 退官後の平成24年6月,みずほ銀行監査役に就任しました。

④ 平成17年1月19日任命の中川了滋最高裁判所判事(16期・第二小法廷)
・ 金沢大学卒業であり,元 第一東京弁護士会会長であり,平成21年12月22日に定年退官しました。
・ 平成20年5月発行の「司法の窓」第72号に,中川了滋最高裁判所判事のエッセイが載っています。
・ 投票行動.comの「中川了滋」に,関与した裁判例への投票行動が載っています。
・ 罷免を可とする率は7.75%でした。

⑤ 平成17年5月17日任命の堀籠幸男最高裁判所判事(19期・第三小法廷)
・ 東京大学卒業であり,元 大阪高等裁判所長官であり,平成22年6月15日に定年退官しました。
・ 平成22年5月発行の「司法の窓」第75号の「15のいす」に,堀籠幸男最高裁判所判事のエッセイが載っています。
・ 投票行動.comの「堀籠幸男」に,関与した裁判例への投票行動が載っています。
・ 罷免を可とする率は8.01%でした。

⑥ 平成17年8月2日任命の古田佑紀最高裁判所判事(21期・第二小法廷)
・ 東京大学卒業であり,元 次長検事であり,平成24年4月7日に定年退官しました。
・ 平成23年5月発行の「司法の窓」第76号の「15のいす」に,古田佑紀最高裁判所判事のエッセイが載っています。
・ 投票行動.comの「古田佑紀」に,関与した裁判例への投票行動が載っています。
・ 罷免を可とする率は8.02%でした。
・ 退官後の平成27年9月,株式会社東芝の社外取締役に就任しました。
・   株式会社東芝については,平成27年7月20日,粉飾決算を調査した第三者委員会の報告書全文が公表されました。
それによれば,平成20年4月から平成26年12月までの約7年間で,合計1518億円の利益を水増ししていましたが,東京地検の了解を得られなかったため,証券取引等監視委員会による告発には至りませんでした(外部HPの「「証券界の鬼平」退任 東芝立憲は持ち越し」(平成28年12月の記事)参照)し,歴代3社長が逮捕されることもありませんでした。

4 「最高裁判所裁判官国民審査」も参照して下さい。